JP2006256108A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録ヘッドと記録媒体とのギャップを短い距離に保ったままインク滴への電界の影響を軽減する。
【解決手段】ベルト帯電手段VC1及びVC2によって帯電された搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dの外周面に吸着させて搬送される記録媒体Pに記録を行うようにしたインクジェット記録装置であって、記録媒体搬送手段CVは、搬送ベルトV1a〜V1dを主走査方向Yに互いに所定間隔を保って併設した第1の搬送部CV1と、搬送方向Xで第1の搬送部CV1に連接し、搬送ベルトV2a〜V2dを、主走査方向Yに互いに所定間隔を保って且つ主走査方向Yに搬送ベルトV1a〜V1dとは交互に並ぶように併設した第2の搬送部CV2とで構成され、搬送ベルトV1a〜V1d間に対向する位置に第1のヘッドHD1を配設し、搬送ベルトV2a〜V2d間に対向する位置に第2のヘッドHD2を配設した。
【選択図】 図1
【解決手段】ベルト帯電手段VC1及びVC2によって帯電された搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dの外周面に吸着させて搬送される記録媒体Pに記録を行うようにしたインクジェット記録装置であって、記録媒体搬送手段CVは、搬送ベルトV1a〜V1dを主走査方向Yに互いに所定間隔を保って併設した第1の搬送部CV1と、搬送方向Xで第1の搬送部CV1に連接し、搬送ベルトV2a〜V2dを、主走査方向Yに互いに所定間隔を保って且つ主走査方向Yに搬送ベルトV1a〜V1dとは交互に並ぶように併設した第2の搬送部CV2とで構成され、搬送ベルトV1a〜V1d間に対向する位置に第1のヘッドHD1を配設し、搬送ベルトV2a〜V2d間に対向する位置に第2のヘッドHD2を配設した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録媒体を静電気の作用で搬送ベルトに吸着させて搬送し、この記録媒体に記録ヘッドからインク滴を吐出して記録を行うようにしたインクジェット記録装置に関する。
従来のインクジェット記録装置では、例えば、インクをインク滴として吐出させる記録ヘッドと、静電気の作用で搬送ベルトの外周面に吸着される記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段とを有し、記録ヘッドと記録媒体との間のギャップ近傍に電極を配設し、この電極に交流電圧を印加することにより、記録ヘッドから吐出されたインク滴内の電荷を強制的に中和して、記録媒体と記録ヘッドとの間にある電界の影響を受けずにインク滴を飛行させるようにした構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−83644号公報(第2頁、第3図(a)〜(c))
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例では、記録ヘッドと記録媒体との間に交流電圧を印加する電極を配設するようにしているので、記録ヘッドと記録媒体との間のギャップを適正距離に設定すると、電極と記録媒体との間の距離が狭くなり、電極と記録媒体とが接触して記録媒体の搬送が阻害されるおそれがある。
これを避けるために記録ヘッドと記録媒体との間のギャップを長い距離に設定すると、記録ヘッドから吐出されるインク滴の飛行距離が長くなるため、インク滴サイズの違いによる着弾位置のズレが目立つようになってしまう。つまり、高画質化するには、インク滴を2種類以上のサイズに打ち分けてドットサイズを変えるようにするのが一般的であるが、インク滴のサイズを変えると飛行速度も変わるため、飛行距離が長いと着弾位置のズレが目立つことになる。
これを避けるために記録ヘッドと記録媒体との間のギャップを長い距離に設定すると、記録ヘッドから吐出されるインク滴の飛行距離が長くなるため、インク滴サイズの違いによる着弾位置のズレが目立つようになってしまう。つまり、高画質化するには、インク滴を2種類以上のサイズに打ち分けてドットサイズを変えるようにするのが一般的であるが、インク滴のサイズを変えると飛行速度も変わるため、飛行距離が長いと着弾位置のズレが目立つことになる。
すなわち、上記特許文献1に記載された従来例では、記録ヘッドから吐出されたインク滴が電界の影響を受けることなく、記録ヘッドと記録媒体とのギャップを短い距離に保つことが困難であるという未解決の課題がある。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、記録ヘッドと記録媒体とのギャップを短い距離に保ちつつ、記録ヘッドから吐出されたインク滴が電界の影響を受けにくいインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、記録ヘッドと記録媒体とのギャップを短い距離に保ちつつ、記録ヘッドから吐出されたインク滴が電界の影響を受けにくいインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、無端状の搬送ベルトを帯電させるベルト帯電手段と、前記搬送ベルトを備えて前記ベルト帯電手段によって帯電された当該搬送ベルトの外周面に吸着させた記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、該記録媒体搬送手段で搬送される前記記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面にギャップを介して対向して配設されるとともに、インク滴を吐出する複数のノズルを前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に配列し、前記記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に1列に整列するドット列を移動することなく形成可能に構成された記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記記録媒体搬送手段は、複数本の前記搬送ベルトを前記主走査方向に互いに所定間隔を保って併設した第1の搬送部と、前記記録媒体の搬送方向で前記第1の搬送部に連接し、複数本の前記搬送ベルトを、前記主走査方向に互いに所定間隔を保って且つ前記主走査方向に前記第1の搬送部における前記複数の搬送ベルトとは交互に並ぶように併設した第2の搬送部とで構成され、前記記録ヘッドは、前記第1の搬送部における搬送ベルト間に対向する位置に配設された第1のヘッドと、前記第2の搬送部における搬送ベルト間に対向する位置に配設された第2のヘッドとで構成されていることを特徴とする。
この第1の発明では、記録ヘッドは、第1のヘッド及び第2のヘッドが、それぞれ第1の搬送部における搬送ベルト間及び第2の搬送部における搬送ベルト間に対向する位置に配設された構成を有している。つまり、記録ヘッドのノズルが形成されている面であるノズル面が搬送ベルトに対向していないため、搬送ベルトを帯電させても、この搬送ベルトとノズル面との間には電界が形成されにくい。
従って、記録ヘッドと記録媒体とのギャップを短い距離に保ったまま、ノズルから吐出されるインク滴を、電界の影響が小さく抑えられた状態で記録媒体に着弾させることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の搬送部は、駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の上流側に配設される第1の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを張設した構成を有し、前記第2の搬送部は、前記駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の下流側に配設される第2の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを、前記第1の搬送部における前記複数の搬送ベルトとは前記駆動軸上で交互に並ぶように張設した構成を有し、前記ベルト帯電手段は、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の両方の前記搬送ベルトを挟んで前記駆動軸と対向する位置に配設されて、当該両方の搬送ベルトを同時に帯電可能に構成されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の搬送部は、駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の上流側に配設される第1の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを張設した構成を有し、前記第2の搬送部は、前記駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の下流側に配設される第2の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを、前記第1の搬送部における前記複数の搬送ベルトとは前記駆動軸上で交互に並ぶように張設した構成を有し、前記ベルト帯電手段は、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の両方の前記搬送ベルトを挟んで前記駆動軸と対向する位置に配設されて、当該両方の搬送ベルトを同時に帯電可能に構成されていることを特徴とする。
この第2の発明では、第1の搬送部及び第2の搬送部は、それぞれの搬送ベルトが駆動軸と第1の従動軸との間及び駆動軸と第2の従動軸との間に、駆動軸上で交互に並ぶように張設されている。そして、第1の搬送部及び第2の搬送部の両方の搬送ベルトは、これら両方の搬送ベルトを挟んで駆動軸に対向する位置に配設されたベルト帯電手段によって、同時に帯電される。
従って、搬送ベルトごとにベルト帯電手段を設ける場合に比較して、ベルト帯電手段を最少の個数で構成することが可能となる。
本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)及び正面図である図1(b)に示すように、ゲートローラGRと、用紙搬送部CVと、第1の記録ヘッドHD1及び第2の記録ヘッドHD2と、第1のベルト帯電部VC1及び第2のベルト帯電部VC2とを備えている。なお、この図1(a)において、X方向は、図1(b)に示す記録用紙Pの搬送方向を示し、Y方向は、X方向と直交する主走査方向を示している。
本発明の第1実施形態におけるインクジェット記録装置1は、平面図である図1(a)及び正面図である図1(b)に示すように、ゲートローラGRと、用紙搬送部CVと、第1の記録ヘッドHD1及び第2の記録ヘッドHD2と、第1のベルト帯電部VC1及び第2のベルト帯電部VC2とを備えている。なお、この図1(a)において、X方向は、図1(b)に示す記録用紙Pの搬送方向を示し、Y方向は、X方向と直交する主走査方向を示している。
また、インクジェット記録装置1は、ブロック図である図2に示すように、給紙部KSと、第1の搬送部駆動モーターM1及び第2の搬送部駆動モーターM2と、用紙検出部PKと、排紙部EJと、外部機器からの記録情報を格納する記録情報格納部BFと、をさらに備えている。
ここで、上記の各構成の詳細を説明する。
ここで、上記の各構成の詳細を説明する。
用紙搬送部CVは、平面図である図3に示すように、第1の搬送部CV1と、第1の搬送部CV1のX方向下流側で第1の搬送部CV1に連接する第2の搬送部CV2とで構成されている。
第1の搬送部CV1は、第1の搬送部駆動モーターM1から動力が伝達される第1の駆動軸DS1と、第1の駆動軸DS1のX方向上流側に配設される第1の従動軸FS1との間に、搬送ベルトV1a〜V1dを張設した構成を有している。
第1の搬送部CV1は、第1の搬送部駆動モーターM1から動力が伝達される第1の駆動軸DS1と、第1の駆動軸DS1のX方向上流側に配設される第1の従動軸FS1との間に、搬送ベルトV1a〜V1dを張設した構成を有している。
搬送ベルトV1a〜V1dは、図3に示すように、第1の駆動軸DS1及び第1の従動軸FS1上に設けられたフランジ部FLによってY方向の位置が規制され、これら搬送ベルトV1a〜V1d同士の間が所定間隔H(以下、ベルト間隔Hと呼ぶ)に保たれている。
第2の搬送部CV2は、第1の搬送部CV1と同様に、第2の搬送部駆動モーターM2から動力が伝達される第2の駆動軸DS2と、第2の駆動軸DS2のX方向上流側に配設される第2の従動軸FS2との間に、搬送ベルトV2a〜V2dを、これら搬送ベルトV2a〜V2d同士間がフランジ部FLによってベルト間隔Hに保たれるように、且つ搬送ベルトV1a〜V1dとはY方向に交互に並ぶように張設した構成を有している。
第2の搬送部CV2は、第1の搬送部CV1と同様に、第2の搬送部駆動モーターM2から動力が伝達される第2の駆動軸DS2と、第2の駆動軸DS2のX方向上流側に配設される第2の従動軸FS2との間に、搬送ベルトV2a〜V2dを、これら搬送ベルトV2a〜V2d同士間がフランジ部FLによってベルト間隔Hに保たれるように、且つ搬送ベルトV1a〜V1dとはY方向に交互に並ぶように張設した構成を有している。
なお、フランジ部FLの厚みは、記録用紙Pの搬送が妨げられないように搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dの厚みより薄く設定されている。
第1及び第2の搬送部駆動モーターM1及びM2は、図2に示すように、それぞれCPUから搬送部駆動指令を受けたモーター制御部MDによって個別に駆動が制御され、第1及び第2の搬送部CV1及びCV2を駆動する。
第1及び第2の搬送部駆動モーターM1及びM2は、図2に示すように、それぞれCPUから搬送部駆動指令を受けたモーター制御部MDによって個別に駆動が制御され、第1及び第2の搬送部CV1及びCV2を駆動する。
すなわち、第1の搬送部CV1は、搬送ベルトV1a〜V1dが第1の搬送部駆動モーターM1の動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、記録用紙Pを第1の従動軸FS1から第1の駆動軸DS1を経て第2の搬送部CV2へ送り渡す。
また、第2の搬送部CV2は、搬送ベルトV2a〜V2dが第2の搬送部駆動モーターM2の動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、第1の搬送部CV1から送り渡された記録用紙Pを第2の従動軸FS2から第2の駆動軸DS2を経て後述する排紙部EJへ送り渡す。
また、第2の搬送部CV2は、搬送ベルトV2a〜V2dが第2の搬送部駆動モーターM2の動力によって、図1(b)で見て反時計方向に回転され、第1の搬送部CV1から送り渡された記録用紙Pを第2の従動軸FS2から第2の駆動軸DS2を経て後述する排紙部EJへ送り渡す。
第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、図1(a)及び図1(b)に示すように、それぞれY方向に整列する4つのヘッドユニットHUを備えている。
ここで、各ヘッドユニットHUに設けられているノズルの配列について説明する。
各ヘッドユニットHUは、第1の記録ヘッドHD1の底面図である図4に示すように、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及びブラック色のそれぞれのインク滴を吐出するノズルNZY、NZM、NZC及びNZKがX方向に所定間隔で形成されている。さらに、これらのノズルNZY、NZM、NZC及びNZKは、それぞれY方向に所定間隔で配列形成されて色ごとのノズル列を構成している。
ここで、各ヘッドユニットHUに設けられているノズルの配列について説明する。
各ヘッドユニットHUは、第1の記録ヘッドHD1の底面図である図4に示すように、イエロー色、マゼンタ色、シアン色及びブラック色のそれぞれのインク滴を吐出するノズルNZY、NZM、NZC及びNZKがX方向に所定間隔で形成されている。さらに、これらのノズルNZY、NZM、NZC及びNZKは、それぞれY方向に所定間隔で配列形成されて色ごとのノズル列を構成している。
なお、この図4において、構成をわかりやすく示すため、ノズルNZY、NZM、NZC及びNZKの大きさを誇張して且つ個数を減じて図示している。
第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、図1(a)及び(b)に示すように、それぞれ第1及び第2の搬送部CV1及びCV2上に4つのヘッドユニットHUを、これらヘッドユニットHUのノズルNZY、NZM、NZC及びNZKが形成されている面であるノズル面を記録用紙Pの記録面PPに向けて、ノズル面と記録面PPとの間に所定のギャップを保って配設した構成を有している。
第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、図1(a)及び(b)に示すように、それぞれ第1及び第2の搬送部CV1及びCV2上に4つのヘッドユニットHUを、これらヘッドユニットHUのノズルNZY、NZM、NZC及びNZKが形成されている面であるノズル面を記録用紙Pの記録面PPに向けて、ノズル面と記録面PPとの間に所定のギャップを保って配設した構成を有している。
そして、第1の記録ヘッドHD1は、図1(a)に示すように、搬送ベルトV1aとV1bとの間、搬送ベルトV1bとV1cとの間及び搬送ベルトV1cとV1dとの間にそれぞれヘッドユニットHUが1つずつ配設され、搬送ベルトV1dの外側に1つのヘッドユニットHUが配設されている。
また、第2の記録ヘッドHD2は、図1(a)に示すように、搬送ベルトV2aとV2bとの間、搬送ベルトV2bとV2cとの間及び搬送ベルトV2cとV2dとの間にそれぞれヘッドユニットHUが1つずつ配設され、搬送ベルトV2aの外側に1つのヘッドユニットHUが配設されている。
また、第2の記録ヘッドHD2は、図1(a)に示すように、搬送ベルトV2aとV2bとの間、搬送ベルトV2bとV2cとの間及び搬送ベルトV2cとV2dとの間にそれぞれヘッドユニットHUが1つずつ配設され、搬送ベルトV2aの外側に1つのヘッドユニットHUが配設されている。
ここで、各ヘッドユニットHUは、図4に示すように、Y方向における幅が所定の寸法H2に設定されている。そして、この寸法H2は、図3に示すベルト間隔Hとの間に、H>H2なる関係を有している。つまり、各ヘッドユニットHUのノズル面は、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dに対向していない。
また、これらのヘッドユニットHUは、図1(a)に示す第1の記録ヘッドHD1をX方向に平行移動して第1の記録ヘッドHD1と第2の記録ヘッドHD2とをY方向に整列させると、図5に示すように、各ヘッドユニットHUのノズル列がY方向に整列して、各色1本のノズル列を構成する。なお、この図5において、構成をわかりやすく示すため、第2の記録ヘッドHD2のヘッドユニットHUの外形線を二点鎖線で図示した。
また、これらのヘッドユニットHUは、図1(a)に示す第1の記録ヘッドHD1をX方向に平行移動して第1の記録ヘッドHD1と第2の記録ヘッドHD2とをY方向に整列させると、図5に示すように、各ヘッドユニットHUのノズル列がY方向に整列して、各色1本のノズル列を構成する。なお、この図5において、構成をわかりやすく示すため、第2の記録ヘッドHD2のヘッドユニットHUの外形線を二点鎖線で図示した。
また、これらのヘッドユニットHUとしては、圧電素子、加熱素子等によりインクに圧力を付与してインク滴を吐出するヘッドユニットを採用することができる。
上記の構成を有する第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、図2に示すように、それぞれCPUから記録指令を受けた記録ヘッド制御部HDDによって個別に制御され、外部機器からの記録情報に基づいて、多数のノズルNZY、NZM、NZC及びNZKから選択的にインク滴を吐出させて記録を行う。
上記の構成を有する第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、図2に示すように、それぞれCPUから記録指令を受けた記録ヘッド制御部HDDによって個別に制御され、外部機器からの記録情報に基づいて、多数のノズルNZY、NZM、NZC及びNZKから選択的にインク滴を吐出させて記録を行う。
第1及び第2のベルト帯電部VC1及びVC2は、例えば、コロナ放電を利用して誘電体を帯電させるコロトロンなどで構成され、図1(b)に示すように、それぞれ第1及び第2の搬送部CV1及びCV2の下側で、帯電側を搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dの外周面に向けて配設されている。
これらの第1及び第2のベルト帯電部VC1及びVC2は、図1(a)に示すように、第1のベルト帯電部VC1が搬送ベルトV1a〜V1dをまたぐ長さを有し、第2のベルト帯電部VC2が搬送ベルトV2a〜V2dをまたぐ長さを有している。そして、これらの第1及び第2のベルト帯電部VC1及びVC2は、図2に示すように、それぞれCPUからベルト帯電指令を受けたベルト帯電制御部VCDによって個別に制御され、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dを帯電させる。
これらの第1及び第2のベルト帯電部VC1及びVC2は、図1(a)に示すように、第1のベルト帯電部VC1が搬送ベルトV1a〜V1dをまたぐ長さを有し、第2のベルト帯電部VC2が搬送ベルトV2a〜V2dをまたぐ長さを有している。そして、これらの第1及び第2のベルト帯電部VC1及びVC2は、図2に示すように、それぞれCPUからベルト帯電指令を受けたベルト帯電制御部VCDによって個別に制御され、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dを帯電させる。
給紙部KSは、図2に示すように、CPUから給紙指令を受けた給紙制御部KSDによって動作が制御され、記録用紙Pが格納されている図示しない用紙カセット、用紙トレイ等から記録用紙Pを1枚ずつ後述するゲートローラGRに供給する。
ゲートローラGRは、図1(a)及び(b)に示すように、第1の搬送部CV1のX方向上流側に配設され、互いに外周を接し合って回転する一対のローラを備えた構成を有している。このゲートローラGRは、給紙部KSによって記録用紙Pが一対のローラ間に突き当てられるように供給されると、この記録用紙PのX方向に対する傾き及びY方向の位置ずれを矯正するスキュー補正を行う。
ゲートローラGRは、図1(a)及び(b)に示すように、第1の搬送部CV1のX方向上流側に配設され、互いに外周を接し合って回転する一対のローラを備えた構成を有している。このゲートローラGRは、給紙部KSによって記録用紙Pが一対のローラ間に突き当てられるように供給されると、この記録用紙PのX方向に対する傾き及びY方向の位置ずれを矯正するスキュー補正を行う。
そして、このゲートローラGRは、図2に示すように、所定のタイミングでCPUから用紙供給指令を受けたゲートローラ制御部GRDによって駆動が制御され、スキュー補正を行った記録用紙Pを第1の搬送部CV1に供給する。
図2に示す排紙部EJは、第2の搬送部CV2のX方向下流側に配設され、CPUから排紙指令を受けた排紙制御部EJDによって駆動が制御され、搬送ベルトV2a〜V2dによって搬送されてきた記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出する。
図2に示す排紙部EJは、第2の搬送部CV2のX方向下流側に配設され、CPUから排紙指令を受けた排紙制御部EJDによって駆動が制御され、搬送ベルトV2a〜V2dによって搬送されてきた記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出する。
上述した構成を有するインクジェット記録装置1は、図1(a)及び(b)に示すように、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2d上に吸着載置されて第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2下をX方向に搬送される記録用紙Pの記録面PPに向けてインク滴を吐出させて記録を行う。
このインクジェット記録装置1における記録の動作について、以下に説明する。
このインクジェット記録装置1における記録の動作について、以下に説明する。
インクジェット記録装置1は、外部機器から記録情報及び記録指令を受けると、図2に示すCPUが図6に示す記録処理を開始することによって記録の動作が開始される。
この記録処理では、まず、ステップS1において、モーター制御部MDに搬送部駆動指令を出力し、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dのそれぞれが図1(b)で見て反時計方向に回転するように第1及び第2の搬送部駆動モーターM1及びM2を駆動させてステップS2に移行する。
この記録処理では、まず、ステップS1において、モーター制御部MDに搬送部駆動指令を出力し、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dのそれぞれが図1(b)で見て反時計方向に回転するように第1及び第2の搬送部駆動モーターM1及びM2を駆動させてステップS2に移行する。
このステップS2において、給紙制御部KSDに給紙指令を出力し、給紙部KSに記録用紙PをゲートローラGRへ供給させてステップS3に移行する。
このステップS3において、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dの搬送速度が一定になったか否かを判定し、一定になった(YES)と判定されると、ステップS4に移行し、一定になっていない(NO)と判定されると、搬送速度が一定になるまで待機する。
このステップS3において、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dの搬送速度が一定になったか否かを判定し、一定になった(YES)と判定されると、ステップS4に移行し、一定になっていない(NO)と判定されると、搬送速度が一定になるまで待機する。
ステップS4において、ベルト帯電制御部VCDに第1ベルト帯電指令を出力し、第1のベルト帯電部VC1に搬送ベルトV1a〜V1dの帯電を開始させてステップS5に移行する。
このステップS5において、図2に示すCPUが備えているタイマーTmを起動して時間Tpの計測を開始し、ステップS6に移行する。
このステップS5において、図2に示すCPUが備えているタイマーTmを起動して時間Tpの計測を開始し、ステップS6に移行する。
このステップS6において、タイマーTmによって計測される時間Tpが用紙供給タイミングTsに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS7に移行し、達していない(NO)と判定されると、用紙供給タイミングTsに達するまで待機する。
ここで、用紙供給タイミングTsとは、ゲートローラGRに記録用紙Pの搬送ベルトV1a〜V1dへの供給を開始させるタイミングである。
ここで、用紙供給タイミングTsとは、ゲートローラGRに記録用紙Pの搬送ベルトV1a〜V1dへの供給を開始させるタイミングである。
ステップS7において、ゲートローラ制御部GRDに用紙供給指令を出力し、ゲートローラGRに記録用紙Pを搬送ベルトV1a〜V1dへ供給させてステップS8に移行する。
このステップS8において、計測時間Tpが所定時間T1に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS9に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T1に達するまで待機する。
このステップS8において、計測時間Tpが所定時間T1に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS9に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T1に達するまで待機する。
ここで、所定時間T1は、第1の記録ヘッドHD1に記録用紙Pへの記録を開始させるタイミングである。
ステップS9において、記録ヘッド制御部HDDに第1記録指令を出力し、第1の記録ヘッドHD1に、記録情報に基づく記録を開始させてステップS10に移行する。
このステップS10において、計測時間Tpが所定時間Tcに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS11に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tcに達するまで待機する。
ステップS9において、記録ヘッド制御部HDDに第1記録指令を出力し、第1の記録ヘッドHD1に、記録情報に基づく記録を開始させてステップS10に移行する。
このステップS10において、計測時間Tpが所定時間Tcに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS11に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Tcに達するまで待機する。
ここで、所定時間Tcは、第2のベルト帯電部VC2に搬送ベルトV2a〜V2dの帯電を開始させるタイミングである。
ステップS11において、ベルト帯電制御部VCDに第2ベルト帯電指令を出力し、第2のベルト帯電部VC2に搬送ベルトV2a〜V2dの帯電を開始させてステップS12に移行する。
ステップS11において、ベルト帯電制御部VCDに第2ベルト帯電指令を出力し、第2のベルト帯電部VC2に搬送ベルトV2a〜V2dの帯電を開始させてステップS12に移行する。
このステップS12において、計測時間Tpが所定時間T2に達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS13に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間T2に達するまで待機する。
ここで、所定時間T2は、第2の記録ヘッドHD2に記録用紙Pへの記録を開始させるタイミングである。
ここで、所定時間T2は、第2の記録ヘッドHD2に記録用紙Pへの記録を開始させるタイミングである。
ステップS13において、記録ヘッド制御部HDDに第2記録指令を出力し、第2の記録ヘッドHD2に、記録情報に基づく記録を開始させてステップS14に移行する。
このステップS14において、計測時間Tpが所定時間Teに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS15に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Teに達するまで待機する。
このステップS14において、計測時間Tpが所定時間Teに達したか否かを判定し、達した(YES)と判定されると、ステップS15に移行し、達していない(NO)と判定されると、所定時間Teに達するまで待機する。
ここで、所定時間Teは、排紙部EJに記録用紙Pのインクジェット記録装置1外への排出を開始させるタイミングである。
ステップS15において、排紙制御部EJDに排紙指令を出力し、排紙部EJに記録が終了した記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出させてステップS16に移行する。
ステップS15において、排紙制御部EJDに排紙指令を出力し、排紙部EJに記録が終了した記録用紙Pをインクジェット記録装置1外へ排出させてステップS16に移行する。
このステップS16において、タイマーTmをリセットしてステップS17に移行する。
このステップS17において、記録情報のすべてに対する記録が終了したか否かを判定し、終了した(YES)と判定されると、処理を終了し、終了していない(NO)と判定されると、ステップS2に移行する。
このステップS17において、記録情報のすべてに対する記録が終了したか否かを判定し、終了した(YES)と判定されると、処理を終了し、終了していない(NO)と判定されると、ステップS2に移行する。
なお、第1実施形態において、第1の記録ヘッドHD1及び第2の記録ヘッドHD2がそれぞれ第1のヘッド及び第2のヘッドに対応している。
第1実施形態のインクジェット記録装置1では、第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、それぞれヘッドユニットHUを、第1の搬送部CV1上で搬送ベルトV1a〜V1d間及び第2の搬送部CV2上で搬送ベルトV2a〜V2d間に配設した構成を有している。つまり、各ヘッドユニットHUのノズル面は、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dに対向していない。
第1実施形態のインクジェット記録装置1では、第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2は、それぞれヘッドユニットHUを、第1の搬送部CV1上で搬送ベルトV1a〜V1d間及び第2の搬送部CV2上で搬送ベルトV2a〜V2d間に配設した構成を有している。つまり、各ヘッドユニットHUのノズル面は、搬送ベルトV1a〜V1d及び搬送ベルトV2a〜V2dに対向していない。
すなわち、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを帯電させても、これら搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dと各ヘッドユニットHUのノズル面との間には電界が形成されにくい。
従って、ノズルNZY、NZM、NZC及びNZKから吐出されたインク滴を、電界の影響が極めて小さく抑えられた状態で記録用紙Pの記録面PPに着弾させることができ、ノズル面と記録用紙Pとのギャップを短い距離に保ったまま画質を損なうことなく記録を行うことが可能となる。
従って、ノズルNZY、NZM、NZC及びNZKから吐出されたインク滴を、電界の影響が極めて小さく抑えられた状態で記録用紙Pの記録面PPに着弾させることができ、ノズル面と記録用紙Pとのギャップを短い距離に保ったまま画質を損なうことなく記録を行うことが可能となる。
なお、第1実施形態では、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを、それぞれ第1の駆動軸DS1及び第1の従動軸FS1並びに第2の駆動軸DS2及び第2の従動軸FS2に直接かけ渡す構成としたが、これに限定されず、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dをタイミングベルトとし、それぞれタイミングベルト用滑車を介して第1の駆動軸DS1及び第1の従動軸FS1並びに第2の駆動軸DS2及び第2の従動軸FS2にかけ渡す構成としてもよい。
また、第1実施形態では、第1の搬送部CV1と第2の搬送部CV2とを、それぞれ第1の搬送部駆動モーターM1及び第2の搬送部駆動モーターM2で独立して駆動するように構成したが、これに限定されず、第1の搬送部CV1及び第2の搬送部CV2の一方をモーターで駆動し、その回転動力を、チェーン及びスプロケットやタイミングベルト及びタイミングベルト用滑車などで他方に伝達する構成としてもよい。
本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
第2実施形態におけるインクジェット記録装置10は、ブロック図である図7に示すように、第1及び第2の搬送部CV1及びCV2を同時に駆動する搬送部駆動モーターM0と、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを同時に帯電させるベルト帯電部VCとを備え、第1実施形態におけるインクジェット記録装置1の用紙検出部PK及び用紙検出制御部PKDが省略されている。
第2実施形態におけるインクジェット記録装置10は、ブロック図である図7に示すように、第1及び第2の搬送部CV1及びCV2を同時に駆動する搬送部駆動モーターM0と、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを同時に帯電させるベルト帯電部VCとを備え、第1実施形態におけるインクジェット記録装置1の用紙検出部PK及び用紙検出制御部PKDが省略されている。
このインクジェット記録装置10は、平面図である図8(a)に示すように、第1実施形態における第2の搬送部CV2において、第2の搬送部駆動モーターM2及び第2の駆動軸DS2が省略され、搬送ベルトV2a〜V2dが駆動軸DSと第2の従動軸FS2との間に、搬送ベルトV1a〜V1dとは駆動軸DS上でフランジ部FLによって隙間があけられて交互に並ぶように張設されている。
ベルト帯電部VCは、正面図である図8(b)に示すように、用紙搬送部CVの下側で搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを挟んで駆動軸DSに対向する位置に配設されている。このベルト帯電部VCは、底面図である図9に示すように、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dをまたぐ長さを有し、これら搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dをY方向にまたいで配設されている。
つまり、第2実施形態におけるインクジェット記録装置10は、上記の構成の違いを除いては第1実施形態におけるインクジェット記録装置1と同様の構成を有している。
従って、第1実施形態に対応する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
このインクジェット記録装置10における記録処理では、図6に示す第1実施形態での記録処理のステップS1において、モーター制御部MDに搬送部駆動指令を出力し、駆動軸DSが図8(b)で見て反時計方向に回転するように搬送部駆動モーターM0を駆動させる。このとき、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dは、それぞれ図8(b)で見て反時計方向に回転される。
従って、第1実施形態に対応する部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
このインクジェット記録装置10における記録処理では、図6に示す第1実施形態での記録処理のステップS1において、モーター制御部MDに搬送部駆動指令を出力し、駆動軸DSが図8(b)で見て反時計方向に回転するように搬送部駆動モーターM0を駆動させる。このとき、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dは、それぞれ図8(b)で見て反時計方向に回転される。
また、ステップS4において、ベルト帯電制御部VCDにベルト帯電指令を出力し、ベルト帯電部VCに搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dの帯電を開始させる。このとき、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dは、ベルト帯電部VCによって同時に帯電される。
また、インクジェット記録装置10における記録処理では、図6に示す記録処理のステップS10及びS11の処理が省略される。
また、インクジェット記録装置10における記録処理では、図6に示す記録処理のステップS10及びS11の処理が省略される。
第2実施形態におけるインクジェット記録装置10では、第1の搬送部CV1及び第2の搬送部CV2が共通の駆動軸DS及び搬送部駆動モーターM0によって同時に駆動され、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dがベルト帯電部VCによって同時に帯電される。
従って、インクジェット記録装置10では、第1実施形態におけるインクジェット記録装置1に比較して、用紙搬送部CVを簡易な構成とすることができるとともに、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを最少の個数のベルト帯電部VCで効率よく帯電させることができる。
従って、インクジェット記録装置10では、第1実施形態におけるインクジェット記録装置1に比較して、用紙搬送部CVを簡易な構成とすることができるとともに、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを最少の個数のベルト帯電部VCで効率よく帯電させることができる。
なお、第2実施形態では、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを、それぞれ駆動軸DS及び第1の従動軸FS1並びに駆動軸DS及び第2の従動軸FS2に直接かけ渡す構成としたが、これに限定されず、搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dをタイミングベルトとし、それぞれタイミングベルト用滑車を介して駆動軸DS及び第1の従動軸FS1並びに駆動軸DS及び第2の従動軸FS2にかけ渡す構成としてもよい。
また、第1及び第2実施形態では、第1の搬送部CV1及び第2の搬送部CV2がそれぞれ4本の搬送ベルトV1a〜V1d及びV2a〜V2dを備えた場合を例に説明したが、搬送ベルトの本数はこれに限定されず、1本以上の任意の本数とすることができる。また、第1の搬送部CV1の搬送ベルトV1a〜V1dと第2の搬送部CV2の搬送ベルトV2a〜V2dとの本数は、同数でなくてもよく、例えば、一方が2本で他方が3本など、それぞれ任意の本数とすることができる。
また、第1及び第2実施形態では、第1及び第2の記録ヘッドHD1及びHD2が、それぞれブラック色、シアン色、マゼンタ色及びイエロー色の4色のインク滴を吐出するヘッドユニットHUを備えた場合を例に説明したが、ヘッドユニットHUはこれに限定されず、これにライトシアン色及びライトマゼンタ色を加えた6色等、任意の色数のインク滴を吐出するヘッドユニットを適用することができる。
また、記録媒体は記録用紙Pに限らず、インク滴が付着してドットを形成できるものであれば、任意の記録媒体を適用することができる。
1,10…インクジェット記録装置、HD1…第1の記録ヘッド、HD2…第の記録ヘッド、CV…用紙搬送部、CV1…第1の搬送部、CV2…第2の搬送部、V1a〜V1d,V2a〜V2d…搬送ベルト、VC…ベルト帯電部、VC1…第1のベルト帯電部、VC2…第2のベルト帯電部
Claims (2)
- 無端状の搬送ベルトを帯電させるベルト帯電手段と、前記搬送ベルトを備えて前記ベルト帯電手段によって帯電された当該搬送ベルトの外周面に吸着させた記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、該記録媒体搬送手段で搬送される前記記録媒体の搬送面とは反対側の面である記録面にギャップを介して対向して配設されるとともに、インク滴を吐出する複数のノズルを前記記録媒体の搬送方向とは交差する方向に配列し、前記記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向に1列に整列するドット列を移動することなく形成可能に構成された記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体搬送手段は、複数本の前記搬送ベルトを前記主走査方向に互いに所定間隔を保って併設した第1の搬送部と、前記記録媒体の搬送方向で前記第1の搬送部に連接し、複数本の前記搬送ベルトを、前記主走査方向に互いに所定間隔を保って且つ前記主走査方向に前記第1の搬送部における前記複数の搬送ベルトとは交互に並ぶように併設した第2の搬送部とで構成され、
前記記録ヘッドは、前記第1の搬送部における搬送ベルト間に対向する位置に配設された第1のヘッドと、前記第2の搬送部における搬送ベルト間に対向する位置に配設された第2のヘッドとで構成されていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第1の搬送部は、駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の上流側に配設される第1の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを張設した構成を有し、
前記第2の搬送部は、前記駆動軸と該駆動軸の前記搬送方向の下流側に配設される第2の従動軸との間に前記複数の搬送ベルトを、前記第1の搬送部における前記複数の搬送ベルトとは前記駆動軸上で交互に並ぶように張設した構成を有し、
前記ベルト帯電手段は、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の両方の前記搬送ベルトを挟んで前記駆動軸と対向する位置に配設されて、当該両方の搬送ベルトを同時に帯電可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005076863A JP2006256108A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006256108A true JP2006256108A (ja) | 2006-09-28 |
Family
ID=37095844
Family Applications (1)
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JP2005076863A Withdrawn JP2006256108A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | インクジェット記録装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007038518A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録装置 |
JP2009096066A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Seiko Epson Corp | 媒体搬送装置、記録装置 |
JP2015182688A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 三桜工業株式会社 | 燃料給油装置のアース構造 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005076863A patent/JP2006256108A/ja not_active Withdrawn
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