JP4366312B2 - 度目調整機能付きの横編機と、編成方法、及び編成プログラム - Google Patents

度目調整機能付きの横編機と、編成方法、及び編成プログラム Download PDF

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Description

この発明は横編機を用いた編地の編成に関し、特に編地の端部で編目サイズが他の部分と異なって不揃いになることを防止することに関する。
特許文献1,2は、1コースの編成の途中で度目を変更することを開示している。そしてこれによって得られる利点は、編目のサイズを1コースの中で変更することにより、多様な編地を得ることができる点である。ところでこれとは別に発明者は、筒状編地では編み入部(1コースの編成を開始する編地内の部分)側の端部で編目が大きくなり、編み出部(1コースの編成を終了する編地内の部分)側の端部で編目が小さくなることを見出した。このため編地の端部で編目サイズが不統一になり、しかも前編地と後編地で編目サイズの変化が逆向きなので、編目サイズの不揃いが目立ち易い。また編み入部側の編地が、編目サイズの小さな編み出部側に回り込もうとして、筒状編地が捻れることを見出した。
平編地では逆に、編み入部側の端部で編目が小さくなり、編み出部側の端部で編目が大きくなる。編目サイズを揃えることができれば、編地の品質が向上する。
特公平7−26294 特許2631837
この発明の課題は、編地の端部で編目サイズが他の部分に対して不揃いになることを防止することにある。
この発明の課題はまた、追加のハードウェア無しで、上記の課題を達成することにある。
この発明は、少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて編成する横編機において、編地の編み入部及び編み出部を特定区域として、編成する編地の種類に応じて、前記特定区域における針の度目を補正する度目補正手段を設けて、編み中に比べて、編み入部の度目を小さくまたは大きくし、編み出部の度目を大きくまたは小さくするように、編み入部と編み出部の度目を互いに逆方向に補正することを特徴とする。特定区域での度目は例えば一定とするが、これに限るものではない。
好ましくは、度目補正手段は、筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み中に比べて、編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、度目を補正する。
また好ましくは、度目補正手段は、平編地を編成する際に、編み中に比べて、編み入部の度目を大きく、編み出部の度目を小さくするように、度目を補正する。
特に好ましくは、現コースの編み出で形成した編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合に、編み中に比べて編み入部の度目を大きく、編み出部の度目を小さくし、現コースの編み出で形成した編目とは異なる編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合に、編み中に比べて編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、前記度目補正手段を構成する。
好ましくは、編み中に対する編み入と編み出への度目の補正値を、編成条件を変数として記憶するための度目補正データ記憶手段を設ける。
またこの発明は、少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて横編機で編地を編成する方法において、筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み入部の度目を小さく編み出部の度目を大きくするように度目を補正することを特徴とする。
さらにこの発明は、少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて編成する横編機のためのプログラムにおいて、横編機に、編地の編み入部及び編み出部を特定区域として、編成する編地の種類に応じて、前記特定区域における針の度目を、編み中に比べて、編み入部の度目を小さくまたは大きくし、編み出部の度目を大きくまたは小さくするように、編み入部と編み出部とで逆方向に補正する度目補正機能を実現させるプログラムにある
好ましくは、度目補正機能では、筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み中に比べて、編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、度目を補正する。
なおこの明細書において、横編機に関する開示は編成方法やプログラムにも当てはまり、同様に編成方法に関する開示は横編機やプログラムにも当てはまる。またキャリッジの編目サイズを調整するカムが度山カムで度山と呼ぶこともあり、度山カムの状態が度目で、度目を大きくすると編目が大きくなり、度目を小さくすると編目も小さくなるものとする。
この発明では、編み入部や編み出部からなる特定区域で度目を補正するので、編地端部の編目が他の部分とは異なるサイズになることを防止できる。編目サイズの補正は度目の補正で行われ、横編機の既存の度山カムやその調整機構で行うことができ、追加のハードウェアを必要としない。
特に筒状編地を一方向に周回編成する場合、編み入部の編目が筒の端部での渡り糸を吸収したり、反対側の編み出部の編目から糸を引き出して大きくなるのを防止でき、また編み出部の編目が、反対側の編み入部の編目に糸を引き込まれて小さくなるのを防止できる。筒状編地の場合、編み入部と編み出部が向き合うため、編目サイズの不揃いが目立ち易く、また編地が捻れやすいが、請求項2,8の発明ではこのような不都合を防止できる。
請求項3の発明では、平編の場合、編み出部でキャリッジが反転する時のノックオーバーで針が引き込まれる際に、編み出側の旧コースの編目が糸を引き込んで大きくなり、これと共に編み入部で編目が小さくなるなどにより、編み出側の編目が大きくなり、編み入側の編目が小さくなることを防止できる。
筒状編成と平編とでは度目の補正値が正負反転する。またカーディガンなどに用いられるC編みの場合、”C”の開いた部分の両側に平編の端部が表れ、筒の左右の端部に筒状編成の端部が表れる。筒状編成か平編かは、現コースの編み出で形成した編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合が平編で、編み中に比べて編み入部の度目を大きく、編み出部の度目を小さくする。また現コースの編み出で形成した編目とは異なる編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合が筒状編成で、編み中に比べて編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくする。このようにすると、端部で度目を大きくするか、小さくするかを、編成データから自動的に定めることができる。
度目の最適な補正値は、用いる糸の種類、編成速度、糸の給糸条件、コース当たりの編目の数などに依存する。度目の補正値をマニュアルで一々入力するのは不便なので、好ましくは編み中に対する編み入と編み出への度目の補正値を、編成条件を変数として記憶するための度目補正データ記憶手段を設ける。すると度目の補正データを自動的に発生させることができる。度目補正データ記憶手段は例えばデータベースとして構成するが、その実現形態自体は任意である。
以下に本発明を実施するための最適実施例を示す。
図1〜図8に、実施例を示す。これらの図において、2は横編機で、2枚あるいは4枚などのニードルベッド4を備え、キャリッジ6がニードルベッド4上を往復走行して編成する。キャリッジ6は公知のカムシステムを1〜複数備え、カムシステムは例えば編目サイズを調整するための度山カムと、その調整機構とを備えている。8は転換レールで、複数のヤーンフィーダ10をガイドするレールであり、例えばキャリッジ6によりヤーンフィーダ10を連行して、ニードルベッド4の針に糸を供給する。横編機2にはこれ以外に、キャリッジ6の走行制御部などがあるが、説明を省略する。
12は横編機のコントローラで、横編機2と一体である。コントローラ12のROMなどには、端部度目補正命令14を記憶し、これは編地の両端部に対し、編地の中央部(編み中)を基準として、度目を補正する命令である。可変度目発生命令16は、編地の両端部と中央部との間の所定本数の針に対して、度目を端部の値から中央部の値へと徐々に変更する命令である。またこの命令の対象となる区間を可変度目区間という。速度制限命令18は可変度目区間の幅が狭く、かつ端部に対する度山の補正値が大きいため、度目の調整速度がキャリッジの走行速度以下となる場合に、キャリッジの走行速度を制限するための命令である。具体的には、可変度目区間に含まれる針の本数と、編み入部や編み出部と編地中央部との度目との差との割合が、所定値以下の場合にキャリッジの走行速度を制限する。走行速度を制限する範囲は、可変度目区間としても編幅全体としても良い。
筒/平判別命令20は、編成データから編地の端部が筒状編地の端部か平編地の端部かを判別する。例えば平編地では現コースの編み出と次コースの編み入とが同じニードルベッドになり、一方向への周回筒状編成では現コースの編み出と次コースの編み入とが別のニードルベッドになる。現コースと次コースとの間に目移しなどがある場合を想定すると、平編地では、現コースの編み出で形成した編目上に、途中に目移しなどのコースがあるにせよ、次コースの編み入で編目を形成することになる。筒状編成では、現コースの編み出で形成したのとは異なる編目上に、編成以外のコースを無視すると、次コースの編み入で編目を形成することになる。このように編成データから、筒状編地の端部か平編地の端部かを判別する。端部度目補正命令14〜筒/平判別命令20を、例えばコントローラ12の図示しないROMに記憶させる。あるいはこれらをROM上の命令とはせずに、端部度目補正手段などの具体的な制御手段として構成しても良い。
データベース22は、端部での度目補正を行うのに必要な各種のデータを記憶し、糸の種類や編成速度、糸の給糸条件、1コース当たりの編目の数などを変数として、編地の端部が筒状編成での端部か平編での端部かが判明すると、端部での度目補正に関するデータを出力する。度目補正に必要なデータは、編み入部に対してどれだけ度目を補正し、かつ度目を補正する区間の幅をどのようにするか、また編み出部に対してどれだけ度目を補正し、さらに度目を補正する区間の幅をどのようにするかである。度目の補正量は、例えば編地の両端間の区間、例えば編地の中央部に対する度目の変化分で表す。また編み入や編み出と編地中央部との間に、可変度目区間を設け、その幅を定める必要がある。さらにキャリッジに対して、走行速度の制限を行う必要があるかどうかのためのいき値も、好ましくはデータベース22に記憶させる。度目補正に関するデータは、筒状編地か平編地かの編成の種類の他に、糸の種類や編成速度、ニードルベッド4の右側から給糸するのか左側から給糸するのかの給糸条件などにも依存するので、これらが定まると、度目の補正データが定まるように、データベース22を構成する。
データベース22のデータは、横編機の出荷時に標準値を書き込んでおいて、横編機を使用しながらユーザがデータを変更しても良く、あるいは固定のデータとしても良い。さらに度目補正データは、その都度マニュアル入力24から入力しても良い。さらに度目補正データは、編成データなどに書き込んでコントローラ12に供給するようにしても良い。
24はマニュアル入力で、横編機2の操作に必要なデータをマニュアルで入力し、26はディスクドライブで、ディスクなどに記憶した編成データなどを読み取るために用いる。28はLANインターフェースで、LANなどから編成データなどを入力するために用いる。コントローラ12は、キャリッジのカムを制御するための信号と、キャリッジの走行速度を制御するための信号を出力し、これによりキャリッジ6の度山カムなどを制御すると共に、キャリッジ6の走行速度を制御する。キャリッジの走行速度を制限する場合、可変度目区間の針に対して度山カムを操作する際の、キャリッジの走行速度を制限する。
図2に、一方向への周回筒状編成する編地における度山補正のモデルを示す。キャリッジは図の左から右へと走行し、左側が編み入部、右側が編み出部で、中央部の編中部が編地中央部である。Bは編中部での度目の値を示し、Siは編み入側での度目の調整値、S0は編み出側での編地の調整値である。NSiは、編み入側で度目を一定の値に補正する区間であり、Niは編み入側での可変度目区間である。NS0は編み出側で度目を一定値に補正する区間であり、N0は編み出側での可変度目区間である。度目を一定にする区間NSi、NS0(特定区域)の幅や可変度目区間Ni,N0の幅は例えば各0.5インチ〜2インチ(12mm〜50mm)程度とし、S0やSiの値はBの値の例えば5%程度で、8%〜2%程度の範囲とすると良い。
これらの区間での針数は編機のゲージによって異なり、区間の幅を長さで定めるか、針数で定めるかは任意である。またこれらの区間の幅や度目の調整値は、編成速度、糸の種類などに依存して定めることが好ましく、特にデータベース22のデータベースにより定めることが好ましい。
図3に、筒状編地の場合の度目補正を模式的に示す。図の矢印のようにキャリッジが周回編成すると、編み入や編み出の位置は図のようになり、編み入側で度目を減少させ、編み出側で度目を増大させる。編み入側や編み出側で編目サイズが不揃いになる原因として、例えば編み入側では、反対側のニードルベッドとの間の渡り糸を吸収して編目サイズが増加することが考えられる。またこの時反対側のベッドの糸を引き出して編目サイズが増加することが考えられる。これに対して編み出側では、編み入側での編成を開始した際に、編み入側に糸を引き出されて編目サイズが小さくなることが考えられる。なお図3〜図7での度目補正値Δは、度目を増すか(+)度目を小さくするか(−)を示すもので、例えば+Δと−Δは度目補正値の絶対値が同じであることを意味するものではない。
図4に、平編での度目補正を示す。図の矢印はキャリッジの走行方向である。平編で、編み入側で編目サイズが小さくなる原因として、キャリッジが反転し、編み入側の編成を開始する際に、編み出側の前のコースの編目を針からノックオーバーさせる。ノックオーバー時に針が引き込まれ、これに伴って前のコースの編み出側の編目へ糸が引き込まれることが考えられる。これに伴い編み入側では編目が小さくなり、編み出側では編目が大きくなると考えられる。
図5にカーディガンなどで用いられるC編みの場合の度目補正を示す。図の下から上へと編成するものとして、編地の両端に筒状編成の端部があり、編地の中央のCの開いた部分に平編の端部がある。
図6に、インターシャでの筒状編地の編成を示す。インターシャではコースの途中でヤーンフィーダを変更し、例えばヤーンフィーダA〜Dの4つが用いられるとする。筒状編成の端部の他に、インターシャ編成での区間の境界があり、これは平編の編み出部と平編の編み入部とがインターシャの境界に有るのと同じである。なおインターシャ区間の境界は、編成データ上でヤーンフィーダを変更することから検出できる。
図7に、右袖、身頃、左袖の3つのパーツを、各々1方向に周回筒状編成する場合の度目補正を示す。この編成は、各パーツを独立して周回筒状編成するのと同じで、各パーツの前編地と後編地毎に編み入部と編み出部とがある。ここで身頃をインターシャ編成するような場合、身頃の端部を図6のように解釈すると良い。図5〜図7のいずれの場合も、筒/平判別命令20により、端部の種類が筒状端部か平編の端部かを判別できる。
図8に両端部の度目補正アルゴリズムを示す。筒/平判別部で、編成データから端部が筒状編地の端部か平編地の端部かを判別し、糸の種類や編成速度、給糸条件などを編成データから読み出す。なお糸の種類が編成データから不明な場合、糸の種類を例えばデフォールトのものと仮定して、糸の種類の影響を無視するとよい。
続いてデータベース22から度目補正データを読み出す。読み出すデータは、Si,NSi,Ni,S0,NS0,N0である。これらのデータをマニュアルで入力する場合、マニュアル入力24からの入力値などを利用する。続いてNiとSiとの比やN0とS0との比を用いて、速度制限の要否を判定する。そしてこのようにして両端部に対する度目補正データが得られると、これに従って編成を実行する。
実施例では以下の効果が得られる。
(1) 既存の横編機の機構を用いて、筒状編地に対しても平編地に対して、編地端部で編目サイズが不揃いになることを防止できる。
(2) C編みやインターシャなどを含む筒状編成などのように、平編の端部と筒状編地の端部とが混在する場合も、これらの端部の種類を編成データから自動的に認識できる。
(3) 端部の種類を判別すると、データベース22から度目補正データを自動的に発生させることができる。
(4) 編地端部と編地の中央部との間に、度目を徐々に補正する可変度目区間を設けるので、編目サイズが編地端部と中央部との間で不自然に変化することがない。
(5) 可変度目区間の幅が狭い場合や、編地端部での度目補正値が大きく、度目の調整速度がキャリッジの走行速度に追いつかない場合、キャリッジの速度を制限して、可変度目区間で度目の変更を完了することができる。
実施例では、特定区域では度目を一定値だけ補正し、これに加えて可変度目区間を設けて、キャリッジの走行速度を制限するか否かを判定している。しかしキャリッジの走行速度の制限は行わなくても良く、また可変度目区間は設けなくても良い。
実施例の横編機のブロック図 実施例の、端部での度目補正のモデルを示す図 筒状編成の場合の度目補正を模式的に示す図 平編の場合の度目補正を模式的に示す図 筒状編成と平編とが混在したC編みの度目補正を模式的に示す図 筒状編成とインターシャ編成と混在した場合の度目補正を模式的に示す図 左右の袖と身頃からなる3つの筒状編成の場合の度目補正を模式的に示す図 実施例での度目補正アルゴリズムを示すフローチャート
符号の説明
2 横編機
4 ニードルベッド
6 キャリッジ
8 転換レール
10 ヤーンフィーダ
12 コントローラ
14 端部度目補正命令
16 可変度目発生命令
18 速度制限命令
20 筒/平判別命令
22 データベース
24 マニュアル入力
26 ディスクドライブ
28 LANインターフェース

Claims (8)

  1. 少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて編成する横編機において、
    編地の編み入部及び編み出部を特定区域として、編成する編地の種類に応じて、
    前記特定区域における針の度目を補正する度目補正手段を設けて、編み中に比べて、編み入部の度目を小さくまたは大きくし、編み出部の度目を大きくまたは小さくするように、編み入部と編み出部の度目を互いに逆方向に補正することを特徴とする、度目調整機能付きの横編機。
  2. 前記度目補正手段は、筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み中に比べて、
    編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、度目を補正することを特徴とする、請求項1の度目調整機能付きの横編機。
  3. 前記度目補正手段は、平編地を編成する際に、編み中に比べて、編み入部の度目を大きく、編み出部の度目を小さくするように、度目を補正することを特徴とする、請求項1の度目調整機能付きの横編機。
  4. 現コースの編み出で形成した編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合に、
    編み中に比べて編み入部の度目を大きく、編み出部の度目を小さくし、
    現コースの編み出で形成した編目とは異なる編目に、次コースの編み入で編目を形成する場合に、編み中に比べて編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、 前記度目補正手段を構成したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかの度目調整機能付きの横編機。
  5. 編み中に対する編み入と編み出への度目の補正値を、編成条件を変数として記憶するための度目補正データ記憶手段を設けたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかの度目調整機能付きの横編機。
  6. 少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて横編機で編地を編成する方法において、
    筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み入部の度目を小さく編み出部の度目を大きくするように度目を補正することを特徴とする編成方法。
  7. 少なくとも一対のニードルベッドに対して、度山カムを備えたキャリッジを往復させて編成する横編機のためのプログラムにおいて、
    前記横編機に、
    編地の編み入部及び編み出部を特定区域として、編成する編地の種類に応じて、前記特定区域における針の度目を、編み中に比べて、編み入部の度目を小さくまたは大きくし、編み出部の度目を大きくまたは小さくするように、編み入部と編み出部とで逆方向に補正する度目補正機能を実現させる、横編機のプログラム。
  8. 前記度目補正機能では、筒状編地を一方向に周回編成する際に、編み中に比べて、
    編み入部の度目を小さく、編み出部の度目を大きくするように、度目を補正することを特徴とする、請求項7の横編機のプログラム。
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