JPH1150359A - ダブル編み地の編成方法 - Google Patents
ダブル編み地の編成方法Info
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- JPH1150359A JPH1150359A JP21915197A JP21915197A JPH1150359A JP H1150359 A JPH1150359 A JP H1150359A JP 21915197 A JP21915197 A JP 21915197A JP 21915197 A JP21915197 A JP 21915197A JP H1150359 A JPH1150359 A JP H1150359A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｖ型の２つの針床を有する横編み機で、ダブ
ル編み地例えば総針ゴム編み地の成型品を編成する過程
で、編成工程、編成時間を少なくし、調整容易で編成ミ
スも少なく、ループ品質のよいダブル編み地の編成方法
を提供する。 【解決手段】 少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床３、４を
有し、各編み針１ごとに度目量を制御できる横編み機に
おいて、ダブル編み地の編成をする部位にあたる前後針
床３、４に糸２の掛かっていない空針１ｏを設けて少な
くとも前記空針１ｏを除く編み針１により給糸口から供
給される糸２で１コース編成するに際し、編み地として
編み針から外された状態において空針１ｏに隣接する編
み針１で編成された編み目の度目が他の編み針１で編成
された編み目の度目と同じとなるように、空針１ｏに隣
接する編み針１の度目量を他の編み針１の度目量より小
さく編成する。
ル編み地例えば総針ゴム編み地の成型品を編成する過程
で、編成工程、編成時間を少なくし、調整容易で編成ミ
スも少なく、ループ品質のよいダブル編み地の編成方法
を提供する。 【解決手段】 少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床３、４を
有し、各編み針１ごとに度目量を制御できる横編み機に
おいて、ダブル編み地の編成をする部位にあたる前後針
床３、４に糸２の掛かっていない空針１ｏを設けて少な
くとも前記空針１ｏを除く編み針１により給糸口から供
給される糸２で１コース編成するに際し、編み地として
編み針から外された状態において空針１ｏに隣接する編
み針１で編成された編み目の度目が他の編み針１で編成
された編み目の度目と同じとなるように、空針１ｏに隣
接する編み針１の度目量を他の編み針１の度目量より小
さく編成する。
Description
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、度目量を個別に制御でき
る横編み機でのダブル編み地の編成方法に関する。
る横編み機でのダブル編み地の編成方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】キャリッジによる駆動方式の横編み機で
は、編み針の動きがキャリッジの運動と同期しているた
め、個々の編み針の動き、特に度目量を個別に制御でき
ない。そこで、従来、前後のＶ型の２つの針床を有する
横編み機で、ダブル編み地例えば総針ゴム編み地の成型
品を編成する場合、目減らしすべきコースの編成は全編
み幅にわたって全ての針で編成せざるを得ず、そのため
編成工程が多く、編成時間もかかり、調整が困難、編成
ミスも多く、ループが不揃いで品質も悪いなどの多くの
問題があった。
は、編み針の動きがキャリッジの運動と同期しているた
め、個々の編み針の動き、特に度目量を個別に制御でき
ない。そこで、従来、前後のＶ型の２つの針床を有する
横編み機で、ダブル編み地例えば総針ゴム編み地の成型
品を編成する場合、目減らしすべきコースの編成は全編
み幅にわたって全ての針で編成せざるを得ず、そのため
編成工程が多く、編成時間もかかり、調整が困難、編成
ミスも多く、ループが不揃いで品質も悪いなどの多くの
問題があった。
【０００３】図１は、２つの針床３、４を有する従来の
キャリッジ式の横編み機で、ダブル編み地、特に総針ゴ
ム編み地の成型品の編成につき、内減らしの目減らし工
程を編成運動記号により示している。この図で、（１）
〜（１５）は、目減らしのステップを示し、左右方向の
矢印およびＰの前の数字は、後の針床４のラッキング方
向、ラッキングピッチを表し、さらに上下方向の矢印
は、目移しの方向および位置を示す。
キャリッジ式の横編み機で、ダブル編み地、特に総針ゴ
ム編み地の成型品の編成につき、内減らしの目減らし工
程を編成運動記号により示している。この図で、（１）
〜（１５）は、目減らしのステップを示し、左右方向の
矢印およびＰの前の数字は、後の針床４のラッキング方
向、ラッキングピッチを表し、さらに上下方向の矢印
は、目移しの方向および位置を示す。
【０００４】最初に、前後の針床３、４でゴム式針配列
の編み針１に対して、糸２を千鳥状に交互に編み目を形
成しながらニットの状態として掛け、この状態から目減
らし動作を開始する。目減らし動作は、（１）のステッ
プで、→０．５Ｐのラッキング、（２）のステップで、
↓の位置での目移し、（３）のステップで←１Ｐのラッ
キング、（４）のステップで↑の位置での目移し、
（５）のステップで→１Ｐのラッキング、（６）のステ
ップで２つの↓の位置での目移し、（７）のステップで
←１Ｐのラッキング、（８）のステップで、２つの↑位
置での目移し、（９）のステップで→１Ｐのラッキン
グ、（１０）のステップで２つの↓位置での目移し、
（１１）のステップで←１Ｐのラッキング、（１２）の
ステップで２つの↑の位置での目移し、（１３）のステ
ップで→１Ｐのラッキング、（１４）のステップで↓の
位置での目移し、（１５）のステップで←０．５Ｐのラ
ッキングにより、編み組織の縁よりやや内側に入った位
置で２針分の目減らしを完了する。すなわち最初に針１
ａ、１ｂ上に編成されていた編み目が針１ｃ上に移さ
れ、目減らしが完了する。
の編み針１に対して、糸２を千鳥状に交互に編み目を形
成しながらニットの状態として掛け、この状態から目減
らし動作を開始する。目減らし動作は、（１）のステッ
プで、→０．５Ｐのラッキング、（２）のステップで、
↓の位置での目移し、（３）のステップで←１Ｐのラッ
キング、（４）のステップで↑の位置での目移し、
（５）のステップで→１Ｐのラッキング、（６）のステ
ップで２つの↓の位置での目移し、（７）のステップで
←１Ｐのラッキング、（８）のステップで、２つの↑位
置での目移し、（９）のステップで→１Ｐのラッキン
グ、（１０）のステップで２つの↓位置での目移し、
（１１）のステップで←１Ｐのラッキング、（１２）の
ステップで２つの↑の位置での目移し、（１３）のステ
ップで→１Ｐのラッキング、（１４）のステップで↓の
位置での目移し、（１５）のステップで←０．５Ｐのラ
ッキングにより、編み組織の縁よりやや内側に入った位
置で２針分の目減らしを完了する。すなわち最初に針１
ａ、１ｂ上に編成されていた編み目が針１ｃ上に移さ
れ、目減らしが完了する。
【０００５】このように、従来の編成工程によると、８
回のラッキングと、７回の目移しによって、２針分の目
減らしが完了することになる。この結果、編成工程が多
く、編成時間がかかること、編成ミスが多くなり、ルー
プが不揃いで、品質が悪いなどの欠点がある。
回のラッキングと、７回の目移しによって、２針分の目
減らしが完了することになる。この結果、編成工程が多
く、編成時間がかかること、編成ミスが多くなり、ルー
プが不揃いで、品質が悪いなどの欠点がある。
【０００６】
【発明の目的】本発明の目的は、Ｖ型の２つの針床を有
する横編み機で、ダブル編み地例えば総針ゴム編み地の
成型品を編成する過程で、編成工程、編成時間を少なく
し、調整容易で編成ミスも少なく、ループ品質のよいダ
ブル編み地の編成方法を提供することである。
する横編み機で、ダブル編み地例えば総針ゴム編み地の
成型品を編成する過程で、編成工程、編成時間を少なく
し、調整容易で編成ミスも少なく、ループ品質のよいダ
ブル編み地の編成方法を提供することである。
【０００７】
【発明の解決手段】本発明は、少なくとも１つの給糸口
を有し、編成ラインに沿って対向して配置された前後２
つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制御できる横
編み機において、１コースを同一の糸で編成するに際し
て、各編み針の度目量を制御できる点に着目し、糸の掛
かっていない空針を設け、この空針に隣接する編み針で
編成されるループの長いレッグに対して編み針の位置制
御により、度目量を小さくすることで対処している。
を有し、編成ラインに沿って対向して配置された前後２
つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制御できる横
編み機において、１コースを同一の糸で編成するに際し
て、各編み針の度目量を制御できる点に着目し、糸の掛
かっていない空針を設け、この空針に隣接する編み針で
編成されるループの長いレッグに対して編み針の位置制
御により、度目量を小さくすることで対処している。
【０００８】請求項１の編成方法は、少なくとも１つの
給糸口を有し編成ラインに沿って対向して配置された前
後２つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制御でき
る横編み機において、ダブル編み地の編成をする部位に
あたる前後針床に糸の掛かっていない空針を設けて少な
くとも前記空針を除く編み針により給糸口から供給され
る糸で１コース編成するに際し、編み地として編み針か
ら外された状態において空針に隣接する編み針で編成さ
れた編み目の度目が他の編み針で編成された編み目の度
目と同じとなるように、空針に隣接する編み針の度目量
を他の編み針の度目量より小さく編成することにより、
ダブル編み地を編成している。
給糸口を有し編成ラインに沿って対向して配置された前
後２つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制御でき
る横編み機において、ダブル編み地の編成をする部位に
あたる前後針床に糸の掛かっていない空針を設けて少な
くとも前記空針を除く編み針により給糸口から供給され
る糸で１コース編成するに際し、編み地として編み針か
ら外された状態において空針に隣接する編み針で編成さ
れた編み目の度目が他の編み針で編成された編み目の度
目と同じとなるように、空針に隣接する編み針の度目量
を他の編み針の度目量より小さく編成することにより、
ダブル編み地を編成している。
【０００９】また、請求項３の編成方法は、少なくとも
１つの給糸口を有し編成ラインに沿って対向して配置さ
れた前後２つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制
御できる横編み機において、総針ゴム編み目列とその端
の目減らし部分よりさらに外側に位置する１×１の編み
目とからなる総針ゴム編み地の成型品の目減らしコース
を編成するに際し、１×１の編み目を編成する編み針の
度目量を総針ゴム編み目列を編成する編み針の度目量よ
り小さくして編成することにより、ダブル編み地を編成
している。
１つの給糸口を有し編成ラインに沿って対向して配置さ
れた前後２つの針床を有し、各編み針ごとに度目量を制
御できる横編み機において、総針ゴム編み目列とその端
の目減らし部分よりさらに外側に位置する１×１の編み
目とからなる総針ゴム編み地の成型品の目減らしコース
を編成するに際し、１×１の編み目を編成する編み針の
度目量を総針ゴム編み目列を編成する編み針の度目量よ
り小さくして編成することにより、ダブル編み地を編成
している。
【００１０】
【発明の実施の形態】図２は、本発明による編成方法す
なわち請求項１の編成方法および請求項３の編成方法を
同時に具体化した例を編成運動記号により示している。
この図でも（１）〜（９）は、目減らしのステップを示
し、左右方向の矢印およびＰの前の数字は、後の針床４
のラッキング方向、ラッキングピッチを表し、さらに上
下方向の矢印は、目移しの方向および位置を示す。本発
明の対象となる横編み機は、多数の編み針１に糸２を供
給するために、少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床３、４を
有し、各編み針１ごとに度目量を設定でき、かつ制御で
きるものである。
なわち請求項１の編成方法および請求項３の編成方法を
同時に具体化した例を編成運動記号により示している。
この図でも（１）〜（９）は、目減らしのステップを示
し、左右方向の矢印およびＰの前の数字は、後の針床４
のラッキング方向、ラッキングピッチを表し、さらに上
下方向の矢印は、目移しの方向および位置を示す。本発
明の対象となる横編み機は、多数の編み針１に糸２を供
給するために、少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床３、４を
有し、各編み針１ごとに度目量を設定でき、かつ制御で
きるものである。
【００１１】本発明の編成方法では、図２の一番下の位
置に示すように、ダブル編み地の編成をする部位にあた
る前後の針床３、４の編み針１について糸２の掛かって
いない空針１ｏを設けた状態で編成されている。すなわ
ち空針１ｏのない部分で糸２は、前後の編み針１に対し
てニットの状態で掛り、千鳥状となっているが、空針１
ｏを設けた部位では、空針１ｏを飛び越すように、千鳥
状として、空針１ｏに隣接する編み針１に編み目を形成
しながら、ニットの状態で掛り合っている。このため、
空針１ｏに隣接する編み針１の編み目（ループ）のレッ
グは、空針１ｏのない領域に位置する他の編み針１の編
み目（ループ）のレッグよりも長くなっている。
置に示すように、ダブル編み地の編成をする部位にあた
る前後の針床３、４の編み針１について糸２の掛かって
いない空針１ｏを設けた状態で編成されている。すなわ
ち空針１ｏのない部分で糸２は、前後の編み針１に対し
てニットの状態で掛り、千鳥状となっているが、空針１
ｏを設けた部位では、空針１ｏを飛び越すように、千鳥
状として、空針１ｏに隣接する編み針１に編み目を形成
しながら、ニットの状態で掛り合っている。このため、
空針１ｏに隣接する編み針１の編み目（ループ）のレッ
グは、空針１ｏのない領域に位置する他の編み針１の編
み目（ループ）のレッグよりも長くなっている。
【００１２】編み針１から外された編み上がり状態で、
全ての度目（ループ）が同一となっていなければ、きれ
いな編み地とはならない。このため、空針１ｏに隣接す
る編み針１は、他の編み針１よりも少ない度目量（引き
込み量）となる位置に設定されており、この結果、編み
針１から外された編み上がり時点で、空針１ｏに隣接す
る編み針１で編成された度目は、空針１ｏの設けられて
いない位置に位置する他の編み針１で編成された度目と
同じとなる。
全ての度目（ループ）が同一となっていなければ、きれ
いな編み地とはならない。このため、空針１ｏに隣接す
る編み針１は、他の編み針１よりも少ない度目量（引き
込み量）となる位置に設定されており、この結果、編み
針１から外された編み上がり時点で、空針１ｏに隣接す
る編み針１で編成された度目は、空針１ｏの設けられて
いない位置に位置する他の編み針１で編成された度目と
同じとなる。
【００１３】そして、ダブル編み地、特に総針ゴム編み
地の内減らしの目減らしコースを編成するに際し、すな
わち、総針ゴム編み目列とその端の目減らし部分よりさ
らに外側に１×１の編み目とを１コース編成するに際
し、１×１の編み目を編成する編み針１、すなわち、１
×１の編み目を編成するために設けられた空針１ｏに隣
接する編み針１の度目量を総針ゴム編み目列を編成する
編み針１の度目量より小さくして編成し、その空針１ｏ
に隣接する編み針１の度目量は成型編み地が編み針１か
ら外された状態において、１×１の編み目の度目と総ゴ
ム編み地の度目とが同じとなるように個々に設定されて
いる。
地の内減らしの目減らしコースを編成するに際し、すな
わち、総針ゴム編み目列とその端の目減らし部分よりさ
らに外側に１×１の編み目とを１コース編成するに際
し、１×１の編み目を編成する編み針１、すなわち、１
×１の編み目を編成するために設けられた空針１ｏに隣
接する編み針１の度目量を総針ゴム編み目列を編成する
編み針１の度目量より小さくして編成し、その空針１ｏ
に隣接する編み針１の度目量は成型編み地が編み針１か
ら外された状態において、１×１の編み目の度目と総ゴ
ム編み地の度目とが同じとなるように個々に設定されて
いる。
【００１４】なお、図２の一番下の位置に示された目減
らしされるコースの編成実施例においては、編み針１
Ａ、１Ｂ上の編み目が目減らし部分に相当し、それより
左側の４つの編み目が１×１の編み目に相当する。ま
た、空針１ｏは４個設けられている。そして、この編成
が完了してから目減らし工程が開始される。
らしされるコースの編成実施例においては、編み針１
Ａ、１Ｂ上の編み目が目減らし部分に相当し、それより
左側の４つの編み目が１×１の編み目に相当する。ま
た、空針１ｏは４個設けられている。そして、この編成
が完了してから目減らし工程が開始される。
【００１５】次に、図２にそって、目減らしの工程を具
体的に説明する。目減らし動作は、（１）のステップ
で、→０．５Ｐのラッキング、（２）のステップで↓の
位置での目移し、（３）のステップで←１Ｐのラッキン
グ、（４）のステップで３つの↑の位置での目移し、
（５）のステップで→１Ｐのラッキング、（６）のステ
ップで５つの↓の位置でのラッキング、（７）のステッ
プで←１Ｐのラッキング、（８）のステップで２つの↑
の位置での目移し、（９）のステップで→０．５Ｐのラ
ッキング、以上９工程により内側部分での２針分の目減
らしを完了する。すなわち、最初に編み針１Ａ、１Ｂ上
に編成された編み目が編み針１Ｃ上に目移しされたこと
になる。
体的に説明する。目減らし動作は、（１）のステップ
で、→０．５Ｐのラッキング、（２）のステップで↓の
位置での目移し、（３）のステップで←１Ｐのラッキン
グ、（４）のステップで３つの↑の位置での目移し、
（５）のステップで→１Ｐのラッキング、（６）のステ
ップで５つの↓の位置でのラッキング、（７）のステッ
プで←１Ｐのラッキング、（８）のステップで２つの↑
の位置での目移し、（９）のステップで→０．５Ｐのラ
ッキング、以上９工程により内側部分での２針分の目減
らしを完了する。すなわち、最初に編み針１Ａ、１Ｂ上
に編成された編み目が編み針１Ｃ上に目移しされたこと
になる。
【００１６】全ての編み針の度目量を同一にすれば、組
織上、１×１の編成部分の編み目が大きくなるが、この
ように空針１ｏに隣接する編み針１の度目量を他のもの
よりも小さくすることにより、結果的には、編み上がり
時点で一様な編み目の編み地が編成可能となる。以上の
ように、空針部分を作ることで、内減らし編成のステッ
プを少なく、生産効率の向上が図られることから、空針
部分を作っても度目量を個々に制御することで、一様の
編み目の編み地を編成できるのである。したがって、こ
のように、目減らしがバランスの取れた編み目の位置で
もきれいに、短時間にしかも安定して編成できる。この
ように、編成工程が少なくなるため、編成時間が短くな
り、しかも編成ミスが発生せず、ループ品質が向上す
る。
織上、１×１の編成部分の編み目が大きくなるが、この
ように空針１ｏに隣接する編み針１の度目量を他のもの
よりも小さくすることにより、結果的には、編み上がり
時点で一様な編み目の編み地が編成可能となる。以上の
ように、空針部分を作ることで、内減らし編成のステッ
プを少なく、生産効率の向上が図られることから、空針
部分を作っても度目量を個々に制御することで、一様の
編み目の編み地を編成できるのである。したがって、こ
のように、目減らしがバランスの取れた編み目の位置で
もきれいに、短時間にしかも安定して編成できる。この
ように、編成工程が少なくなるため、編成時間が短くな
り、しかも編成ミスが発生せず、ループ品質が向上す
る。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、ダブル編み地の編成を
する部位で空針を設け、空針に隣接する編み針上の編み
目が大きくなるが、これに対応して編み針の度目量（引
き込み量）を個別に制御し、空針に隣接する編み針の度
目量を他の編み針の度目量より小さくすることにより、
編み上がり時点で、編み目の揃ったきれいな編み地が編
成できる。そして、このような編成方式とすることによ
り、ダブル編み地の編成工程が少なくなり、編成時間が
短くなり、編成ミスも少なく、ループ品質が向上するた
め、ダブル編み地の編成、ダブル編み地の目減らしに有
効である。
する部位で空針を設け、空針に隣接する編み針上の編み
目が大きくなるが、これに対応して編み針の度目量（引
き込み量）を個別に制御し、空針に隣接する編み針の度
目量を他の編み針の度目量より小さくすることにより、
編み上がり時点で、編み目の揃ったきれいな編み地が編
成できる。そして、このような編成方式とすることによ
り、ダブル編み地の編成工程が少なくなり、編成時間が
短くなり、編成ミスも少なく、ループ品質が向上するた
め、ダブル編み地の編成、ダブル編み地の目減らしに有
効である。
【図１】従来の編成方法の編成運動機能による説明図で
ある。
ある。
【図２】従来の編成方法の編成運動機能による説明図で
ある。
ある。
【符号の説明】 １ 編み針 １ａ、１ｂ、１ｃ 針 １ｏ 空針 １Ａ、１Ｂ 目減らし部分の編み針 ２ 糸 ３ 針床 ４ 針床
Claims (3)
- 【請求項１】 少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床を有し、
各編み針ごとに度目量を制御できる横編み機において、 ダブル編み地の編成をする部位にあたる前後針床に糸の
掛かっていない空針を設けて、少なくとも前記空針を除
く編み針により給糸口から供給される糸で１コース編成
するに際し、編み地として編み針から外された状態にお
いて空針に隣接する編み針で編成された編み目の度目が
他の編み針で編成された編み目の度目と同じとなるよう
に、空針に隣接する編み針の度目量を他の編み針の度目
量より小さくして編成することを特徴とするダブル編み
地の編成方法。 - 【請求項２】 ダブル編み地を総針ゴム編み地とするこ
とを特徴とする請求項１記載のダブル編み地の編成方
法。 - 【請求項３】 少なくとも１つの給糸口を有し編成ライ
ンに沿って対向して配置された前後２つの針床を有し、
各編み針ごとに度目量を制御できる横編み機において、 総針ゴム編み目列とその端の目減らし部分よりさらに外
側に位置する１×１の編み目とからなる総針ゴム編み地
の成型品の目減らしコースを編成するに際し、１×１の
編み目を編成する編み針の度目量を総針ゴム編み目列を
編成する編み針の度目量より小さくして編成することを
特徴とするダブル編み地の編成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915197A JPH1150359A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ダブル編み地の編成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21915197A JPH1150359A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ダブル編み地の編成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150359A true JPH1150359A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16731012
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21915197A Pending JPH1150359A (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | ダブル編み地の編成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150359A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006070636A1 (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Shima Seiki Manufacturing, Ltd. | 度目調整機能付きの横編機と、編成方法、及び編成プログラム |
| CN103966746A (zh) * | 2014-04-10 | 2014-08-06 | 桐庐永盛针织机械有限公司 | 全自动双机头四系统针织横机的织造工艺 |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP21915197A patent/JPH1150359A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006070636A1 (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-06 | Shima Seiki Manufacturing, Ltd. | 度目調整機能付きの横編機と、編成方法、及び編成プログラム |
| US7643898B2 (en) | 2004-12-27 | 2010-01-05 | Shima Seiki Manufacturing, Ltd. | Weft knitting machine with density adjusting function, knitting method, and knitting program |
| KR101155982B1 (ko) | 2004-12-27 | 2012-06-18 | 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 | 밀도 조정기능을 구비하는 횡편기와 편성방법 및 편성프로그램 |
| CN103966746A (zh) * | 2014-04-10 | 2014-08-06 | 桐庐永盛针织机械有限公司 | 全自动双机头四系统针织横机的织造工艺 |
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