JP4358135B2 - ボイスコイルモータ用ヨークおよび記録ディスク駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばハードディスク駆動装置(HDD)といった記録ディスク駆動装置に組み込まれるボイスコイルモータ用ヨークに関する。
HDDにはヘッドアクチュエータが組み込まれる。ヘッドアクチュエータはボイスコイルモータ(VCM)に連結される。VCMは磁性体のヨークを備える。ヨークは、相互に結合される上ヨーク部材と下ヨーク部材とを備える。下ヨーク部材はベース上の第1基準面に受け止められる。上ヨーク部材は、ベースから立ち上がるボス上に規定される第2基準面に受け止められる。上ヨーク部材は第2基準面にねじ留めされる。2つのヨーク部材の間にはボイスコイルが配置される。ボイスコイルはヘッドアクチュエータに固着される。
磁束は2つのヨーク部材を循環する。ボイスコイルでは電流の流通に基づき磁束が生成される。ボイスコイルの磁束とヨークの磁束との相互作用に基づきボイスコイルの変位は実現される。ヘッドアクチュエータの揺動は引き起こされる。
前述のようにベース上の第1基準面で下ヨーク部材が位置決めされると、例えばヨークの寸法誤差などに基づき上ヨーク部材は必ずしも第基準面に接触することができない。上ヨーク部材はボスに支持されることができない。その結果、ボイスコイルが高速度で移動すると、その反動でヨークには振動が発生してしまう。例えば振動に基づきヘッドアクチュエータではヘッドスライダの位置決め精度は低下してしまう。振動に基づき下ヨーク部材とベースとの接触に基づき騒音は発生する。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたもので、振動や騒音の発生を回避することができるボイスコイルモータ用ヨークおよび記録ディスク駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1発明によれば、支持体の第1基準面に受け止められて、第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、第1ヨーク部材に結合されて、第1ヨーク部材と協働でボイスコイルの収容空間を区画し、第1基準面から相違する支持体上の第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、第2ヨーク部材にねじ込まれ、前記第2ヨーク部材と前記第2基準面との間に配置されるねじ頭の面で前記第2基準面に受け止められるねじ部材とを備えることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨークが提供される。
こうしたボイスコイルモータ用ヨークの固定にあたって、第1ヨーク部材は支持体の第1基準面に受け止められる。こうして第1ヨーク部材は支持体に確実に支持される。同時に、第2ヨーク部材はねじ部材の進退移動に基づきねじ部材で支持体の第2基準面に受け止められることができる。たとえ第2ヨーク部材の寸法誤差に基づき第2ヨーク部材と第2基準面との間に隙間が形成されても、第2ヨーク部材は支持体に確実に支持される。第1および第2ヨーク部材に外力が作用しても、第1および第2ヨーク部材では振動や騒音の発生は回避される。
こうしたボイコイルモータ用ヨークでは、ねじ部材は高透磁率の磁性材料から構成されればよい。こうしてねじ部材が磁性材料から構成されれば、ねじ部材は第2ヨーク部材の一部として機能することができる。第2ヨーク部材では磁性体の体積の減少は回避されることができる。第2ヨーク部材では磁束の循環は十分に確保されることができる。
ボイコイルモータ用ヨークでは、ねじ部材は、第2ヨーク部材に区画される受け入れ穴に受け入れられればよい。こうしてねじ部材が受け入れ穴に受け入れられれば、ボイコイルモータ用ヨークでは厚みの増大は回避されることができる。例えばボイコイルモータ用ヨークが記録ディスク駆動装置に組み込まれても、記録ディスク駆動装置の収容空間で余分な空間の占有は回避されることができる。
第2発明によれば、相互に異なる第1および第2基準面を規定する支持体と、支持体の第1基準面に受け止められて、第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、第1ヨーク部材に結合されて、第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、第2ヨーク部材にねじ込まれ、前記第2ヨーク部材と前記第2基準面との間に配置されるねじ頭の面で前記第2基準面に受け止められるねじ部材と、少なくとも第1および第2ヨーク部材のいずれかに向き合わせられるコイルとを備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置は提供される。
以上のような記録ディスク駆動装置では、第1ヨーク部材の固定にあたって、第1ヨーク部材は第1基準面に受け止められる。こうして第1ヨーク部材は支持体に確実に支持される。同時に、第2ヨーク部材はねじ部材の進退移動に基づきねじ部材で第2基準面に受け止められることができる。たとえ第2ヨーク部材の寸法誤差に基づき第2ヨーク部材と第2基準面との間に隙間が形成されても、第2ヨーク部材は支持体に確実に支持される。コイルの変位に基づき例えば第1ヨーク部材や第2ヨーク部材に反動力が作用しても、第1および第2ヨーク部材では振動や騒音の発生は回避される。
記録ディスク駆動装置は、ねじ部材に向き合わせられる位置で第2基準面から支持体を貫通し、ねじ部材のねじ頭よりも小径の貫通孔をさらに備えればよい。こうした貫通孔にはねじ部材を回すねじ回しが受け入れられることができる。第1および第2ヨーク部材が記録ディスク駆動装置に組み込まれた後に、ねじ回しに基づきねじ部材は第2基準面に対して進退移動することができる。こうしてねじ部材の位置は調整されることができる。その一方で、貫通孔の径はねじ部材のねじ頭よりも小さく規定されることから、ねじ部材の支持体からの抜け落ちは回避される。ねじ部材は第2基準面に確実に受け止められることができる。
ねじ部材は高透磁率の磁性材料から構成されればよい。こうしてねじ部材が磁性材料から構成されれば、ねじ部材は第2ヨーク部材の一部として機能することができる。第2ヨーク部材では磁性体の体積の減少は回避されることができる。第2ヨーク部材では磁束の循環は十分に確保されることができる。
ねじ部材は、第2ヨーク部材に区画される受け入れ穴に受け入れられればよい。こうしてねじ部材が受け入れ穴に受け入れられれば、ボイコイルモータ用ヨークでは厚みの増大は回避されることができる。記録ディスク駆動装置の収容空間で余分な空間の占有は回避されることができる。
以上のように本発明によれば、振動や騒音の発生を回避することができるボイスコイルモータ用ヨークおよび記録ディスク駆動装置が提供されることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の一実施形態を説明する。
図1は本発明に係る記録ディスク駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)11の外観を概略的に示す。このHDD11は箱形の筐体すなわちハウジング12を備える。ハウジング12は、例えば平たい直方体の内部空間すなわち収容空間を区画する箱形の支持体すなわちベース13を備える。ベース13は例えばアルミニウムといった金属材料から鋳造に基づき成形されればよい。
ベース13には蓋体すなわちカバー(図示されず)が結合される。カバーとベース13との間で収容空間は密閉される。カバーは例えばプレス加工に基づき1枚の板材から成形されればよい。板材には例えばステンレス鋼の金属板が用いられればよい。板材は例えば積層材から構成されてもよい。
収容空間には、記録ディスクとしての1枚以上の磁気ディスク14が収容される。磁気ディスク14はスピンドルモータ15の回転軸に装着される。スピンドルモータ15は例えば5400rpmや7200rpm、10000rpm、15000rpmといった高速度で磁気ディスク14を回転させることができる。
収容空間にはヘッドアクチュエータ16がさらに収容される。ヘッドアクチュエータ16はアクチュエータブロック17を備える。アクチュエータブロック17は、垂直方向に延びる支軸18に回転自在に連結される。アクチュエータブロック17には、支軸18から水平方向に延びる複数のアクチュエータアーム19が区画される。アクチュエータブロック17は例えば押し出し成形に基づきアルミニウムから成型されればよい。
個々のアクチュエータアーム19の先端には、アクチュエータアーム19から前方に延びるヘッドサスペンション21が取り付けられる。ヘッドサスペンション21の先端にはいわゆるジンバルばね(図示されず)が接続される。ジンバルばねの表面に浮上ヘッドスライダ22は固定される。こうしたジンバルばねの働きで浮上ヘッドスライダ22はヘッドサスペンション21に対してその姿勢を変化させることができる。
浮上ヘッドスライダ22にはいわゆる磁気ヘッドすなわち電磁変換素子(図示されず)が搭載される。この電磁変換素子は、例えば、薄膜コイルパターンで生成される磁界を利用して磁気ディスク14に情報を書き込む薄膜磁気ヘッドといった書き込み素子と、スピンバルブ膜やトンネル接合膜の抵抗変化を利用して磁気ディスク14から情報を読み出す巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル接合磁気抵抗効果(TMR)素子といった読み出し素子とで構成されればよい。
磁気ディスク14の回転に基づき磁気ディスク14の表面で気流が生成されると、気流の働きで浮上ヘッドスライダ22には正圧すなわち浮力および負圧が作用する。浮力および負圧とヘッドサスペンション21の押し付け力とが釣り合うことで磁気ディスク14の回転中に比較的に高い剛性で浮上ヘッドスライダ22は浮上し続けることができる。
こういった浮上ヘッドスライダ22の浮上中にアクチュエータアーム19が支軸18回りで回転すると、浮上ヘッドスライダ22は磁気ディスク14の半径線に沿って移動することができる。その結果、浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は最内周記録トラックと最外周記録トラックとの間でデータゾーンを横切ることができる。こうして浮上ヘッドスライダ22上の電磁変換素子は目標の記録トラック上に位置決めされる。
アクチュエータブロック17にはボイスコイルモータ(VCM)23が連結される。VCM23は例えば3本のねじ24に基づきベース13に固定される。その一方で、アクチュエータブロック17には、支軸18から水平方向に延びるボイスコイル25が結合される。ボイスコイル25は、後述されるように、VCM23の永久磁石に向き合わせられる。電流の供給に応じてボイスコイル25で磁界が生成されると、アクチュエータブロック17の回転は実現される。
図2に示されるように、VCM2はヨーク29を備える。ヨーク29は、第1および第2ヨーク部材から構成される。第1ヨーク部材上ヨーク31は区画される。上ヨーク31に結合される第2ヨーク部材下ヨーク32は区画される。上ヨーク31および下ヨーク32は内向き面同士で向き合わせられる。下ヨーク32には、下ヨーク32から垂直方向に立ち上がる1対の側ヨーク33、33が一体に形成される。側ヨーク33の頂上面には上ヨーク31が結合される。上ヨーク31や下ヨーク32、側ヨーク33は例えば鉄といった磁性体から構成される。
ベース13には、底板の表面から直立するボス34が区画される。ボス34はベース13に一体化される。ボス34の頂上面には1水平面内に規定される第1基準面35が規定される。第1基準面35には上ヨーク31の内向き面が受け止められる。ボス34には前述のねじ24がねじ込まれる。こうして上ヨーク31は第1基準面35に連結される。上ヨーク31はベース13に固定される。
その一方で、下ヨーク32の外向き面は、ベース13の底板の表面に規定される第2基準面37に向き合わせられる。ここでは、下ヨーク32の外向き面と第2基準面37との間には隙間が区画される。第2基準面37は第1基準面35に相違する。ここでは、HDD11の厚み方向で第1基準面35は第2基準面37よりもカバー側に規定される。第2基準面37は第1基準面35に平行に規定されればよい。
下ヨーク32の外向き面には受け入れ穴すなわちねじ孔38が区画される。ねじ孔38内には雌ねじが形成される。ここでは、ねじ孔38は下ヨーク32の外向き面から下ヨーク32を貫通すればよい。ねじ部材39はねじ孔38に完全に受け入れられることができる。ねじ部材39がねじ孔38にねじ込まれると、ねじ部材39は第2基準面37に対して進退移動することができる。
前述されるように、下ヨーク32の外向き面とベース13の底板の表面との間には隙間が区画される。ねじ部材39の位置は進退移動に基づき第2基準面37に対して調整されることができる。こうしてねじ部材39のねじ頭はベース13の底板の表面に受け止められることができる。その結果、下ヨーク32はねじ部材39に基づきベース13の底板に支持されることができる。こういったねじ部材39は高透磁率の磁性材料から構成されればよい。
その一方で、ベース13の底板には第2基準面37から底板を貫通する貫通孔41が形成される。貫通孔41は、ベース13の底板でねじ部材39に向き合わせられる位置に形成される。貫通孔41とねじ孔38とは同軸に規定される。貫通孔41はねじ部材39のねじ頭よりも小径に規定される。後述されるように、貫通孔41にはねじ部材39を回すねじ回しが受け入れられることができる。貫通孔41の開口にはシール部材42が貼り付けられる。シール部材42は貫通孔41を密閉する。
上ヨーク31および下ヨーク32は協働で収容空間を区画する。収容空間には1対の永久磁石43、43が配置される。一方の永久磁石43は上ヨーク31の内向き面に固定される。他方の永久磁石43は下ヨーク32の内向き面に固定される。永久磁石43で生成される磁束は上ヨーク31や下ヨーク32、側ヨーク33内を循環する。
その一方で、収容空間では、永久磁石43同士の間に前述のボイスコイル25が配置される。ボイスコイル25は上ヨーク31側の永久磁石43および下ヨーク32側の永久磁石43に向き合わせられる。ボイスコイル25および永久磁石43の間には隙間が形成される。ボイスコイル25には導線(図示されず)が接続される。導線を介して流通する電流に基づきボイスコイル25では磁束が生成される。
いま、ボイスコイル25に電流が流通する場面を想定する。前述されるように、ボイスコイル25では電流の流通に基づき磁束が生成される。同様に、永久磁石43では磁束が生成される。ボイスコイル25の磁束と永久磁石43の磁束との相互作用でボイスコイル25は収容空間内で変位する。ボイスコイル25は支軸18回りで揺動する。こうしてアクチュエータアーム19の揺動は引き起こされる。
以上のようなHDD11では、ヨーク29の固定にあたって、上ヨーク31は内向き面で第1基準面35に受け止められる。上ヨーク31はベース1に確実に支持される。同時に、下ヨーク32はねじ部材39で第2基準面37に受け止められる。たとえ下ヨーク32の寸法誤差に基づき下ヨーク32の外向き面と第2基準面37との間に隙間が形成されても、下ヨーク32はベース13に確実に支持される。ボイスコイル25の変位に基づき下ヨーク32に反動力が作用しても、ヨーク29では振動や騒音の発生は回避される。浮上ヘッドスライダ22の位置決め精度の低下は回避される。
さらに、ねじ部材39は、下ヨーク32に形成されるねじ孔38に受け入れられる。HDD11の薄型化に伴ってHDD11の厚みが減少しても、収容空間で余分な空間の占有は回避されることができる。加えて、ねじ部材39は高透磁率の磁性材料から構成されることから、ねじ部材39は下ヨーク32の一部として機能することができる。下ヨーク32では磁性体の体積の減少は回避されることができる。下ヨーク32では磁束の循環は十分に確保されることができる。
以上のようなHDD11の組み立てにあたって、例えば図3に示されるように、ベース13およびヨーク29は用意される。ヨーク29では、下ヨーク32のねじ孔38にねじ部材39がねじ込まれる。ねじ部材39はねじ孔38に完全に受け入れられる。その後、下ヨーク32は外向き面で第2基準面37に向き合わせられると同時に、上ヨーク31は内向き面で第1基準面35に受け止められる。ねじ部材39はベース13の貫通孔41に向き合わせられる。ねじ24はボス34にねじ込まれる。上ヨーク31は第1基準面37に連結される。こうして上ヨーク31はベース13に固定される。
続いて、例えば図4に示されるように、貫通孔41からねじ回し45の先端が差し込まれる。ねじ回し45に基づきねじ部材39は緩められる。こうしてねじ部材39は下ヨーク32から第2基準面37に向かって移動する。ねじ部材39のねじ頭の径は貫通孔41の径よりも大きいことから、ねじ部材39のねじ頭は第2基準面37に受け止められる。こうしてねじ部材39に基づき下ヨーク32はベース13に支持される。その後、貫通孔41の開口にはシール部材42が貼り付けられればよい。こうしてヨーク29はベース13に固定される。
(付記1) 支持体の第1基準面に受け止められて、第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、第1ヨーク部材に結合されて第1ヨーク部材と協働でボイスコイルの収容空間を区画し、第1基準面から相違する支持体上の第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、第2ヨーク部材にねじ込まれ、第2基準面に対して進退移動するねじ部材とを備えることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
(付記2) 付記1に記載のボイスコイルモータ用ヨークにおいて、前記ねじ部材は高透磁率の磁性材料から構成されることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
(付記3) 付記1に記載のボイスコイルモータ用ヨークにおいて、前記ねじ部材は、前記第2ヨーク部材に区画される受け入れ穴に受け入れられることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
(付記4) 相互に異なる第1および第2基準面を規定する支持体と、支持体の第1基準面に受け止められて、第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、第1ヨーク部材に結合されて、第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、第2ヨーク部材にねじ込まれ、第2基準面に対して進退移動するねじ部材と、少なくとも第1および第2ヨーク部材のいずれかに向き合わせられ、ヘッドアクチュエータに結合されるコイルとを備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記5) 付記4に記載の記録ディスク駆動装置において、前記ねじ部材に向き合わせられる位置で前記第2基準面から前記支持体を貫通し、前記ねじ部材のねじ頭よりも小径の貫通孔をさらに備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記6) 付記4に記載の記録ディスク駆動装置において、前記ねじ部材は高透磁率の磁性材料から構成されることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
(付記7) 付記4に記載の記録ディスク駆動装置において、前記ねじ部材は、前記第2ヨーク部材に区画される受け入れ穴に受け入れられることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
本発明に係る記録ディスク駆動装置の一具体例すなわちハードディスク駆動装置(HDD)の外観を概略的に示す斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図2に対応し、ヨークをベースに固定する様子を概略的に示す断面図である。 図2に対応し、ヨークをベースに固定する様子を概略的に示す断面図である。
符号の説明
11 記録ディスク駆動装置(ハードディスク駆動装置)、13 支持体(ベース)、16 ヘッドアクチュエータ、25 ボイスコイル(コイル)、29 ボイスコイルモータ用ヨーク(ヨーク)、31 第1ヨーク部材(上ヨーク)、32 第2ヨーク部材(下ヨーク)、35 第1基準面、37 第2基準面、38 受け入れ穴(ねじ孔)、39 ねじ部材、41 貫通孔。

Claims (5)

  1. 支持体の第1基準面に受け止められて、前記第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、前記第1ヨーク部材に結合されて、前記第1ヨーク部材と協働でボイスコイルの収容空間を区画し、前記第1基準面から相違する前記支持体上の第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、前記第2ヨーク部材にねじ込まれ、前記第2ヨーク部材と前記第2基準面との間に配置されるねじ頭の面で前記第2基準面に受け止められるねじ部材とを備えることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
  2. 請求項1に記載のボイスコイルモータ用ヨークにおいて、前記ねじ部材は高透磁率の磁性材料から構成されることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
  3. 請求項1に記載のボイスコイルモータ用ヨークにおいて、前記ねじ部材は、前記第2ヨーク部材に区画される受け入れ穴に受け入れられることを特徴とするボイスコイルモータ用ヨーク。
  4. 相互に異なる第1および第2基準面を規定する支持体と、前記支持体の前記第1基準面に受け止められて、前記第1基準面に連結される第1ヨーク部材と、前記第1ヨーク部材に結合されて、前記第2基準面に向き合わせられる第2ヨーク部材と、前記第2ヨーク部材にねじ込まれ、前記第2ヨーク部材と前記第2基準面との間に配置されるねじ頭の面で前記第2基準面に受け止められるねじ部材と、少なくとも前記第1および第2ヨーク部材のいずれかに向き合わせられるコイルとを備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
  5. 請求項4に記載の記録ディスク駆動装置において、前記ねじ部材に向き合わせられる位置で前記第2基準面から前記支持体を貫通し、前記ねじ部材のねじ頭よりも小径の貫通孔をさらに備えることを特徴とする記録ディスク駆動装置。
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