JP4355405B2 - ニンヒドリン含有粘着剤組成物、及び指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニンヒドリン含有粘着剤組成物、及び指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートに関する。本発明による前記粘着剤組成物及び指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートは、例えば、刑事事件の現場などにおいて、指紋の検出に有効に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の指紋検出方法としては、アルミニウム系の銀色粉末や銅系の金色粉末、カーボン系の黒色粉末、あるいはその他の白色粉末や有色粉末を、検体に付着した分泌物中の水分及び脂肪分に付着させ、検体の背景色と粉末の色との色相差を利用して検出する方法や、検体を乾燥させた後に分泌物中の脂肪分をヨウ素ガスと反応させ、呈色させて検出する方法があった。また、こうして検出した指紋を、ゼラチン膜や粘着フィルム、硬化性被膜などに転写して固定化していた。しかしながら、これらの方法は、指紋を検出する前に煩雑な前処理を必要としたり、その作業に熟練を要するだけでなく、検体を汚すなどの欠点があるので、改善が求められていた。
また、黄色色素粉末を検体に付着させ、水を噴霧してからレーザ光などを照射して蛍光を発生させ、指紋隆起線像を得る方法も知られている(特開昭62−127032号公報)。しかしながら、この方法もレーザ光照射装置などが必要であり、簡便な方法ではない。
更に、手形や足形の採取方法としては、特開昭61−8380号公報に、ニンヒドリンを主成分とする呈色液を塗布して乾燥させた紙に、アミノ化合物などを混入したペースト状物質を塗った手の平や足の裏を押し付け、アミノ基とニンヒドリンとの呈色反応により手形や足形を紫青色などに発色させる方法が記載されている。しかしながら、この方法は、例えば、刑事事件の現場において、検体に付着しているが肉眼では見えない潜像的指紋を肉眼で見えるように顕在化させる用途に適用することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、手形や足形を簡単に採取することができるだけでなく、例えば、刑事事件の現場などで検体(指紋付着対象物)から指紋を検出するにあたり、煩雑な前処理を必要せず、特殊な訓練や長年の経験もいらず、検体を汚すこともなく、特殊な機器も使用せず、更に簡便な操作で指紋を検出することのできる手段を提供することにある。
本発明者は、前記の課題について鋭意研究した結果、ニンヒドリン又はその誘導体を含有する粘着剤組成物を基材シート表面上に塗布して製造したシートにより、前記の課題を解決することができることを見出した。このようなラベル化した指紋検出用シートは、従来、全く知られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明は、一般式(I):
【化2】
(式中、Rは水素原子又はアルキル基である)
で表されるニンヒドリン化合物を含有し、窒素含有化合物を実質的に含まない、指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用の粘着剤組成物に関する。
本発明の好ましい態様では、上記の粘着剤組成物は更に吸湿保湿剤を含有する。
また、本発明は、前記粘着剤組成物の層を基材シート上に有することを特徴とする、指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートにも関する。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるニンヒドリン化合物は、前記一般式(I)においてRが水素原子である場合に相当するニンヒドリンであるか、あるいは前記一般式(I)においてRがアルキル基である場合に相当するO−アルキル化ニンヒドリンであることができる。前記のアルキル基としては、特に限定されるものではないが、好ましくは炭素数1〜10の直鎖若しくは分岐状アルキル基、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、3−メチル−1−ブチル基、2−メチル−1−ペンチル基、2,2−ジエチルエチル基、3,5,5−トリメチル−1−ヘキシル基、又は2−エチルヘキシル基などを挙げることができる。前記のアルキル基としては、前記O−アルキル化ニンヒドリンの有機溶媒溶解性が一層向上する点で、炭素数4〜8の直鎖若しくは分岐状アルキル基が好ましい。
前記のO−アルキル化ニンヒドリンは、ニンヒドリンと、式:
R1−OH
(式中、R1はアルキル基である)
で表される化合物とを反応させることにより容易に製造することができる。
【0006】
本発明による粘着剤組成物において、前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の粘着剤組成物に含まれる粘着性ポリマー(後述する)固形分100重量部に対し、好ましくは0.1重量部〜10重量部、より好ましくは0.5重量部〜5.0重量部の量で含有されている。含有量が0.1重量部未満であると、検出した指紋隆起線の呈色が薄くなることがあり、また、10重量部を越えるとニンヒドリン化合物を粘着剤組成物中に均一に溶解することが困難となったり、粘着物性を損なう可能性がある。0.5重量部〜5.0重量部の範囲において、呈色が鮮明な指紋隆起線が得られ、粘着物性も良好であるため、特に好ましい。
【0007】
本発明による粘着剤組成物は、窒素含有化合物を実質的に含まない。ここで、「実質的に含まない」とは、粘着剤組成物内にて前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物との間でニンヒドリン反応を引き起こして呈色する量以上の量で窒素含有化合物を含んでいないことを意味する。
通常の粘着剤組成物には窒素含有化合物が含まれていることがあるが、本発明による粘着剤組成物中に含有させるとニンヒドリン反応を引き起こして呈色する可能性のある窒素含有化合物としては、例えば、アンモニアや各種アンモニウム塩、各種アミン化合物、各種アミド化合物、各種アジリジン化合物、各種イソシアナート化合物、各種ウレタン化合物、各種イミン化合物、各種イミド化合物、及び/又は各種尿素誘導体などのように、アンモニアやアミノ基含有化合物に変換するおそれのある化合物を挙げることができる。このような窒素含有化合物を本発明の粘着剤組成物に含有させることはできない。
【0008】
本発明による粘着剤組成物は、粘着性ポリマーを含有する。粘着性ポリマーとしては、実質的に窒素含有化合物を含まないものであれば、アクリル系重合体やゴム系重合体を使用することができるが、透明性や耐候性に優れる点でアクリル系重合体が好ましい。本発明において用いられる粘着性ポリマーの例としては、(メタ)アクリル酸エステルモノマーを主たる構成単位とする単独重合体及び共重合体から選ばれたアクリル系重合体、(メタ)アクリル酸エステルモノマーと(メタ)アクリル酸エステルモノマー以外の官能基含有モノマー(後述する)との共重合体、又はこれら(共)重合体の混合物を挙げることができる。前記の(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル酸アルキルエステル、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、若しくは2−エチルヘキシルアクリレート等や、一般式(II):
【化3】
〔式中、R11は水素原子又はメチル基であり、R12は水素原子又は炭素数1〜8のアルキル基であり、nは1以上(好ましくは1〜3)の整数である〕
で表される(メタ)アクリル酸エステル、例えば、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチル(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
【0009】
また、前記の官能基含有モノマー〔(メタ)アクリル酸エステルモノマー以外の官能基含有モノマー〕とは、官能基としてニンヒドリン化合物と呈色反応を起こさないカルボキシル基、カルボン酸塩基、水酸基、エポキシ基、スルホン酸基、及び/又はスルホン酸塩基などを有し、しかも前記(メタ)アクリル酸エステルモノマーと共重合可能なモノマーである。その例としては、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸ナトリウム、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ビニルスルホン酸、又は3−アクリロイルオキシプロパン−1−スルホン酸カリウム等を挙げることができる。
【0010】
また、上記粘着性ポリマーを合成する際に、粘着剤組成物自体がニンヒドリン反応を起こさないように注意することが必要である。粘着性ポリマーを合成するにはラジカル重合やアニオン重合、カチオン重合、配位重合などの付加重合が好ましく用いられ、中でもラジカル溶液重合が簡便で好ましく用いられている。これらの重合を実施する際には、上記モノマー以外に重合開始剤や重合溶媒などの化合物を同時に用いるので、これらの化合物も粘着剤組成物中に残留又は存在することになる。従って、重合を実施する際にもニンヒドリン反応を起こさない化合物を用いる必要がある。具体的には、上記のニンヒドリン反応を引き起こして呈色する可能性のある窒素化合物が有する官能基を持たない重合開始剤や重合溶媒を用いる必要があり、重合開始剤としては過硫酸カリウムや過硫酸ナトリウムなど過硫酸塩系重合開始剤(過硫酸アンモニウムは含まない)や2,2'−アゾビスイソブチロニトリルや4,4'−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などのアゾ系重合開始剤又は過酸化ベンゾイルやtert−ブチルパーオキシイソブチレートなどの有機過酸化物系重合開始剤を用いることができる。前記重合開始剤の含有量は、粘着剤組成物の粘度や粘着性ポリマーの分子量を調節するために任意に調整することができるが、一般的に、使用される前記粘着性モノマー100重量部に対して0.01重量部〜0.5重量部の量である。同様に、重合溶媒としても、例えば、水、アルコール(例えばエタノール)、エステル類(例えば、酢酸エチルなど)、ケトン類(例えば、アセトンやメチルエチルケトンなど)、又は芳香族炭化水素類(例えば、トルエンなど)を用いることができる。
【0011】
本発明による粘着剤組成物において、前記粘着性ポリマーの含有量は、特に限定されるものではないが、本発明による粘着剤組成物100重量部に対して、好ましくは10重量部〜90重量部、より好ましくは30重量部〜70重量部の量で含有されている。含有量が10重量部未満であると、粘着物性が損なわれる可能性があり、90重量部を越えると粘着剤組成物の加工適性(配合する際の)や塗工適性に支障を来す恐れがある。40重量部〜60重量部の範囲においては、粘着剤組成物の加工適性や粘着剤組成物層の粘着物性が良好であるため、特に好ましい。
【0012】
本発明の粘着剤組成物に、或る程度の耐熱性を付与したり、粘着物性を調節するために、前記粘着性ポリマーの官能基を利用して、これらと反応性を有する多官能化合物を適宜配合することができる。この目的に用いる多官能化合物としては、例えば、エポキシ化合物、金属キレート化合物、金属塩、及び/又は反応性フェノール樹脂などを挙げることができ、これらの化合物の中から、ニンヒドリン反応を起こさない化合物を、前記粘着性ポリマーが有する官能基の種類に応じて、一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。前記多官能化合物の含有量は特に限定されるものではないが、本発明の粘着剤組成物に含まれる前記粘着性ポリマー固形分100重量部に対し、一般的に0.01重量部〜25重量部の量である。
【0013】
本発明による粘着剤組成物は、ニンヒドリンを含有する水性系又は水/有機溶媒混合系組成物として調製するか、あるいは前記O−アルキル化ニンヒドリンを含有する有機溶媒系組成物として調製することができる。
水性系又は水/有機溶媒混合系組成物は、溶媒として水、又は水と極性有機溶媒、例えば、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、又はイソプロパノール等)、エステル類(例えば、酢酸エチル等)、及び/又はケトン類(例えば、アセトン、又はメチルエチルケトン等)との混合物を用いることができる。水と極性有機溶媒との混合比率は、粘着性ポリマーの重合処方や粘着剤組成物の塗工適性を考慮して任意に設定することができる。
【0014】
また、有機溶媒系組成物は、溶媒として、上記の極性有機溶媒又は非極性有機溶媒、例えば、脂肪族炭化水素類(例えば、n−ヘキサン、又はn−ヘプタン等)、又は芳香族炭化水素類(例えば、トルエン、又はキシレン等)を単独で又はこれらの混合物を用いて調製することができる。各有機溶媒の混合比率は、粘着性ポリマーの重合処方や粘着剤組成物の塗工適性を考慮して任意に設定することができる。
本発明による粘着剤組成物において、前記溶媒の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の粘着剤組成物に含まれる前記粘着性ポリマー固形分100重量部に対し、好ましくは10重量部〜900重量部、より好ましくは40重量部〜250重量部の量で含有されている。含有量が10重量部未満であると、粘着剤組成物の塗工適性に問題を生ずることがあり、900重量部を越えると粘着剤組成物塗膜の乾燥性が不良になることがある。
【0015】
本発明による粘着剤組成物にて、ニンヒドリン反応を進行させるためには、水分が必要である。ニンヒドリン反応に必要な水分は、粘着剤組成物それ自体に含有させるか、あるいは粘着剤組成物に吸湿保湿剤を含有させ、大気中の水分を吸収して利用することもできる。ここで大気中の水分とは、特に温度や湿度を調整していない雰囲気空気に含まれる水分であることも、あるいは特定の温度や特定の湿度に制御した雰囲気空気に含まれる水分であることもできる。本発明による粘着剤組成物が有機溶媒系組成物である場合には、吸湿保湿剤を含有させるのが好ましい。
吸湿保湿剤としては、一般に、保湿性及び/又は吸湿性を有することが知られている任意の化合物を用いることができ、具体的には、多価アルコール類(グリコール類、又はグリセリン等)、糖類(グルコース、又はソルビトール等)、有機酸類(アクリル酸、マレイン酸、又はイタコン酸等)、乳酸塩類(乳酸ナトリウム、又は乳酸カルシウム等)、乳酸エステル類(乳酸ドデシル、又は乳酸オクタデシル等)を用いることができる。これら吸湿保湿剤は、単独で又は混合物として粘着剤組成物中に溶解又は分散させることによって利用することができる。また、前記の粘着性ポリマーを重合する際に、これら吸湿保湿剤が有している官能基(すなわち、水酸基及び/又はカルボキシル基)を有するオレフィン類を官能基含有モノマーとして共重合させることにより、粘着性ポリマーそれ自体に保湿性及び/又は吸湿性を付与することができる。
【0016】
本発明による粘着剤組成物において、前記吸湿保湿剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の粘着剤組成物に含まれる粘着性ポリマー固形分100重量部に対し、好ましくは0.1重量部〜30重量部、より好ましくは1.0重量部〜20重量部の量で含有されている。含有量が0.1重量部未満であると、十分な保湿性又は吸湿性が得られないことがあり、30重量部を越えると粘着物性を損なうことがある。
【0017】
本発明による粘着剤組成物は、前記の配合成分の他に、還元剤又は抗酸化剤を含有することができる。これら還元剤又は抗酸化剤は、一連のニンヒドリン反応工程における中間体の酸化分解を抑制し、呈色物質の生成を促進する働きがある。但し、前記ニンヒドリン反応を阻害したり、それ自体がニンヒドリン反応を生起するおそれのある化合物を用いることは好ましくない。
還元剤又は抗酸化剤としては、例えば、L−アスコルビン酸、L−アスコルビルステアラート、L−アスコルビルパルミタート、2,6−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン(BHT)、2,2’−メチレン−bis−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、又は2−tert−ブチル−6−(3’−tert−ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル アクリレート等を用いることができる。その他にも、フェノール系、有機硫黄系、又はホスファイト系の公知の還元剤又は抗酸化剤を用いることができる。
【0018】
本発明による粘着剤組成物は、前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物によってニンヒドリン反応を起こす任意のアミノ化合物の検出に用いることができる。ここで「アミノ化合物」とは、前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物によってニンヒドリン反応を起こす任意の化合物が含まれ、例えば、アミノ酸、オリゴペプチド、ポリペプチド、又はタンパク質を挙げることができる。本発明による粘着剤組成物は、特に指紋検出用シートの粘着剤組成物層として用いるのが好ましい。
【0019】
本発明による前記粘着剤組成物の層を、公知の任意の方法(例えば、ナイフコーター、グラビアコーター、ダイコーター、ロールコーター、リバースコーター、又はスクリーンコーター等を用いる塗工法)によって基材シートの一方又は両方の表面に設けることにより、本発明の指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートを得ることができる。また、剥離材の剥離処理面に前記公知の方法で、本発明による前記粘着剤組成物の層を設け、基材シートと貼り合わせて本発明の指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートを得ることもできる。
【0020】
本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートは、前記粘着剤組成物の層を基材シートの一方の表面上又は両方の表面上に有する。また、前記粘着剤組成物層の上に、剥離材を設け、使用時まで前記粘着剤組成物層を保護するのが好ましい。従って、本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートの構造は、基材シートの一方の表面上に粘着剤組成物層を有し、その粘着剤組成物層の上に剥離材を有するか、あるいは基材シートの両方の表面上に粘着剤組成物層を有し、それらの各粘着剤組成物層の上に更に剥離材を有する。
【0021】
基材シートは、その少なくとも片側表面上に前記粘着剤組成物の層を形成することのできるシートである限り特に限定されるものではなく、例えば、紙、フィルム若しくはシート、天然若しくは合成繊維材料(例えば、織編物布、又は不織布)フィルム若しくはシート、あるいは合成樹脂フィルム若しくはシートであることができる。合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、ポリブテン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸エステル、ポリメタクリル酸エステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラール、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリビニルアセタール、エチルセルロース、トリ酢酸セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、又はアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体などの各種樹脂を挙げることができる。また、これらの紙、フィルム、又はシートは、単独で又はこれらの積層体として使用する。
【0022】
剥離材としては、従来公知の粘着シート、又は粘着ラベルに使用されているものをそのまま使用することができる。例えば、シリコーン系、アルキッド系、又はフッ素系等の剥離剤を剥離材の基材であるポリラミ紙(ポリマー又は樹脂をラミネートした紙)、グラシン紙、コート紙、ポリエステルフィルム、又はポリプロピレンフィルムに塗布したものが好ましく用いられ、また、剥離材の基材として発泡体を使用することもできる。透明な基材シートを使用した場合は、剥離剤の基材を発泡体にすると、ニンヒドリン反応による呈色形状が一層見やすくなる。
本発明によるアミノ化合物検出用シートの各層の厚さは、特に限定されるものではないが、通常、基材シートが約10〜300μmであり、粘着剤組成物層が約5〜100μmであり、剥離材が約20〜500μmであるのが好ましい。
【0023】
本発明によるシートは、例えば、指紋検出用シートとして用いるのに適している。特に、刑事事件の現場において、検体に付着しているが肉眼では見えない(又は見えにくい)潜像的指紋を肉眼で見えるように顕在化させる用途に用いるのが好ましい。この場合には、剥離材を粘着剤組成物層の表面から剥離し、検体表面の指紋付着部位に前記粘着剤組成物層を押圧し、指紋の隆起線を形成する残留物(又はその一部)を検体表面から前記粘着剤組成物層へ転写させる。指紋の隆起線を形成する残留物には、タンパク質やペプチド、アミノ酸が含まれているので、それらのタンパク質などが、前記粘着剤組成物層に含まれている前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物と反応し、発色する。こうして、検体表面に潜像的に存在する指紋を、本発明によるシート上に転写させ、その上で肉眼で見えるように顕在化させることができる。
【0024】
また、検体表面に前記粘着剤組成物層を圧着したまま、検体表面上でニンヒドリン反応を行い、検体表面の潜像的指紋を検体表面上で顕在化させることもできる。
近年、犯罪捜査に紙類が関与することがあり、例えば、犯行現場の遺留品や脅迫状などの紙から指紋を検出する必要の生じることがある。ところが、特に感熱紙の場合には、ワープロ用紙、旅券用紙、又はレシート用紙などとして広く出回っているにもかかわらず、遺留指紋を検出することが困難であった。本発明による指紋検出用シートでは、常温でも検体から遺留指紋を検出することが可能であるため、従来法では指紋検出が困難であった感熱紙類からも遺留指紋を採取することができる。
【0025】
また、本発明によるシートは、例えば、手形や足形の採取に用いることもできる。この場合には、剥離材を剥離した後で、手形や足形を採取すべき手の平や足の裏を直接前記粘着剤組成物層へ接触させる。手の平や足の裏の隆起線には、タンパク質やペプチド、アミノ酸が付着しているので、それらのタンパク質などが、前記粘着剤組成物層に含まれている前記一般式(I)で表されるニンヒドリン化合物と反応し、発色する。こうして、本発明によるシート上に手形や足形を採取することができる。また、グラシン紙やコート紙などの紙類の表面に手や足を直接に押し付けて、手形や足形の潜像を付着させ、紙類の手形潜像または足形潜像の付着面に前記粘着剤組成物層を接触させることによっても、手形や足形を採取することもできる。
【0026】
更に、ニンヒドリン反応を用いて呈色させる際に、本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートを加熱して、呈色反応の進行を促進させることができる。例えば、加熱可能な検体については、本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートを貼付した検体を90℃に保温された恒温槽に数分間放置したり、前記のシートを貼付した検体においてシートの基材側から120℃に加熱されたアイロンを当てることにより発色を容易にさせることができる。
【0027】
本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートは、曲面を有する検体表面に貼付して使用されることもあるので、基材シートが柔軟性を有することが好ましい。また、本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートを検体表面に貼付した際に、残留指紋の転写を促進する目的で軽く圧着することがあるので、発泡体からなる基材シートを用いて、圧着時の圧力を調整可能にするのが好ましい。また、基材シートとして非発泡層と発泡層とからなる積層体を用いることもできる。更に、前記粘着剤組成物層におけるニンヒドリン反応は一般的に青紫色に発色するので、その呈色による形状を見易くするために、基材シートの色相を透明若しくは白色などに調整したものを用いるのが好ましい。また、基材シートの前記粘着剤組成物層の形成面側にコロナ処理やオゾン処理を施すか、又は易接着層を設けるなどして基材シートと前記粘着剤組成物層の密着性を高めることもできる。
【0028】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
(1)指紋検出用シートの製造
以下の配合成分から感圧性接着剤組成物を調製した(以下の単位は重量部である)。
2−(2−エトキシエトキシ)エチル アクリレート 41
2−メトキシエチル アクリレート 38
3−アクリロイルオキシプロパン−1−スルホン酸カリウム 16
アクリル酸 5.0
水 123
エタノール 70
過硫酸カリウム 0.10
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.10
具体的には、500mlの四つ口フラスコ中にて前記の各化合物を混合し、窒素雰囲気下において60℃で12時間重合させた。こうして、粘着性ポリマーを約35重量%含有する感圧性接着剤組成物を得た。
剥離材としては、片面にシリコーン樹脂で剥離処理されたグラシン紙(厚さ=100μm)を用意し、基材シートとしては、片面側にコロナ処理を施したポリエチレンフィルム(厚さ=80μm)を用意した。
前記の感圧性接着剤組成物100重量部にニンヒドリン〔東京化成工業(株)製,東京化成特級試薬;純度98%以上〕0.5重量部及びL−アスコルビン酸〔和光純薬工業(株)製,試薬特級〕0.1重量部を溶解させて得た溶液を、乾燥後の厚みが35μmになるように、前記剥離材の剥離処理側表面に塗布し、100℃で2分間乾燥処理した。続いて、前記基材シートのコロナ処理側表面を感圧性接着剤組成物に貼り合わせて、本発明による指紋検出用シートを製造した。
【0029】
(2)指紋検出用シートによる指紋検出
市販の白色感熱紙を検体として、この白色感熱紙に指紋を押印した。前記指紋検出用シートの剥離材を剥がし、感圧接着性組成物層を前記検体の指紋押印面に貼付した。検体と前記指紋検出用シートとを貼付した状態で、全体を23℃、相対湿度65%の環境下で20分間放置したところ、青紫色に呈色した鮮明な指紋隆起線像が得られた。
【0030】
【実施例2】
(1)指紋検出用シートの製造
以下の配合成分から感圧性接着剤組成物を調製した(以下の単位は重量部である)。
2−エチルヘキシルアクリレート 67
メチルアクリレート 30
アクリル酸 2.7
グリシジルメタクリレート 0.30
酢酸エチル 200
過酸化ベンゾイル 0.20
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル 0.15
具体的には、前記の各化合物を混合し、500mlの四つ口フラスコ中で窒素雰囲気下、70℃で12時間重合した。こうして、粘着性ポリマーを約40重量%含有する溶液を感圧性接着剤組成物として合成した。
剥離材としては、片面にシリコーン樹脂で剥離処理された発泡ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ=50μm)を用意し、基材シートとしては、片面側にコロナ処理を施したポリプロピレンフィルム(厚さ=70μm)を用意した。
前記の感圧性接着剤組成物100重量部に、アセトン10重量部とニンヒドリン〔東京化成工業(株)製,東京化成特級試薬;純度98%以上〕0.20重量部、更にアルミニウムキレート系架橋剤〔商品名:M−5A;綜研化学(株)製;多官能化合物濃度:5重量%〕5.0重量部とを溶解させて得た溶液を、乾燥後の厚みが10μmになるように、前記剥離材の剥離処理側表面に塗布し、乾燥処理してから、前記基材シートのコロナ処理側表面と貼り合わせて、本発明による指紋検出用粘着シートを作成した。
(2)指紋検出用シートによる指紋検出
市販のパイレックス製500mlガラスビーカーを洗浄して十分に乾燥させて、室温まで徐冷して検体とした。この検体に指紋を押印した。前記指紋検出用シートの剥離材を剥がし、感圧接着剤組成物層を前記の指紋押印面に貼付した。貼付した指紋検出用シートを検体から静かに剥離して押印指紋を感圧接着剤組成物層表面に転写し、感圧接着剤組成物層側を白色上質紙に貼り付けた。全体を23℃、相対湿度65%の環境下で18時間放置したところ、青紫色に呈色した鮮明な指紋隆起線像が得られた。
【0031】
【実施例3】
(1)指紋検出用シートの製造
以下の配合成分から感圧性接着剤を調製した(以下の単位は重量部である)。
n−ブチル アクリレート 90
アクリル酸 10
酢酸エチル 200
トルエン 30
過酸化ベンゾイル 0.20
具体的には、500mlの四つ口フラスコ中にて前記の各化合物を混合し、窒素雰囲気下において70℃で10時間重合させた。こうして、粘着性ポリマーを約40重量%含有する感圧性接着剤組成物を得た。
剥離材としては、片面にシリコーン樹脂で剥離処理された発泡ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ=50μm)を用意し、基材シートとしては、片面側にコロナ処理を施したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ=38μm)を用意した。
前記の感圧性接着剤組成物100重量部にO−2−エチルヘキシルニンヒドリン0.5重量部及びアルミニウムキレート系架橋剤〔商品名:M−5A;綜研化学(株)製;多官能化合物濃度:5重量%〕1.5重量部を添加し、乾燥後の厚みが30μmになるように、前記剥離材の剥離処理側表面に塗布し、100℃で1分間乾燥処理した。続いて、前記基材シートのコロナ処理側表面に感圧性接着剤組成物を貼り合わせて、本発明による指紋検出用シートを製造した。
【0032】
(2)指紋検出用シートによる指紋検出
ポリエチレンを片面にラミネートした市販の白色グラシン紙を検体とした。この検体のポリエチレンがラミネートされていない面に指紋を押印した。前記指紋検出用シートの剥離材を剥がし、感圧性接着剤層を前記検体の指紋押印面に貼付した。これを100℃の環境下で2分間放置したところ、青紫色に呈色した鮮明な指紋隆起線が得られた。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、刑事事件の現場などで指紋付着対象物から指紋を検出するにあたり、従来法とは異なり、煩雑な前処理を必要とせず、特殊な訓練や長年の経験もいらず、検体を汚すこともなく、特殊な機器も使用せず、更に簡便な操作で指紋を検出することができる。また、本発明による指紋検出用、又は手形若しくは足形採取用のシートは、指紋付着対象物上に指紋を顕在化させる従来法とは異なり、検体から指紋を転写させ、シート上で指紋を顕在化させることができるので、検体を汚すこともなく、工程が簡単になる。
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