JP4350222B2 - 強誘電体メモリ装置の動作方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,強誘電体メモリ装置の動作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年,強誘電体を用いたメモリへの関心が非常に高まっている。強誘電体メモリ装置は,強誘電体の自発分極を利用して情報を記憶するため,一旦強誘電体に電圧を印加し分極の方向を一方向に揃えれば,電源をオフした後にも分極が残留し(残留分極),不揮発性メモリとして利用することが可能である。
【0003】
さらに,一般的な不揮発性メモリは,データの書き込みに10V以上の高電圧が必要であり,書き込み速度もマイクロ秒オーダであるのに対して,強誘電体メモリ装置は,僅か数Vで分極反転が可能であり,反転速度もナノ秒オーダである。したがって,強誘電体メモリ装置は,低電圧/高速動作が可能な次世代の不揮発性メモリとして期待されている。
【0004】
強誘電体メモリ装置は,MOSトランジスタと強誘電体キャパシタから成るメモリセルによって構成されている。従来の強誘電体メモリ装置の構成およびその動作について説明する。
【0005】
図9は,従来の強誘電体メモリ装置の構成を示している。ここでは,複数あるメモリセルの1つを代表的に示している。
【0006】
メモリセル1は,トランジスタ3と強誘電体キャパシタ5から構成されている。トランジスタ3のゲートはワード線WLに接続され,ソースはビット線BLに接続され,ドレインは強誘電体キャパシタ5の一方の端子に接続されている。強誘電体キャパシタ5の他方の端子はプレート線PLに接続されている。また,ビット線BLは,センスアンプ7に接続されている。
【0007】
メモリセル1に対してデータを書き込む場合,ワード線WLによってトランジスタ3が選択される。そして,ビット線BLに0Vを印加し,プレート線PLに正の電圧を印加することによって,強誘電体キャパシタ5の分極が↑方向に揃い,この結果メモリセル1に対してデータ”0”が書き込まれる。これに対して,ビット線BLに正の電圧を印加し,プレート線PLに0Vを印加することによって,強誘電体キャパシタ5の分極が↓方向に揃い,この結果メモリセル1に対してデータ”1”が書き込まれる。
【0008】
メモリセル1に格納されているデータを読み出す場合,ビット線BLを例えば0Vにプリチャージし,プレート線PLに正の電圧を印加する。このとき,メモリセル1にデータ”1”が格納され,強誘電体キャパシタ5が↓方向に分極していれば,分極の方向は反転する。逆に,メモリセル1にデータ”0”が格納され,強誘電体キャパシタ5が↑方向に分極していれば,分極の方向は変化しない。この分極の方向の変化は,ビット線BLの電位変化に反映される。したがって,,メモリセル1に格納されているデータが”0”あるいは”1”であるかによってビット線BLの電位が異なることになる。そして,ビット線BLの電位変化はセンスアンプ7によってセンスされ,データ”0”あるいは”1”が読み出される。
【0009】
センスアンプ7において,メモリセル1から読み出されたデータの”0/1”判定にはリファレンス電圧Vrefが必要となる。従来,リファレンス電圧Vrefを得るために,読み出されるデータと逆のデータが格納されるダミーセルを用いる技術が提案されている。この場合,1つの情報につき,相補のデータ”0/1”を格納する2つのトランジスタおよび2つのキャパシタが必要となる。これを2トランジスタ2キャパシタ(2T2C)タイプという。
【0010】
メモリセル1からデータが読み出されたときのビット線BLの電位変化は,ビット線BLのビット線容量CBLに蓄えられた電荷量が変化することによって生じる。ここで,従来の強誘電体メモリ装置の読み出し動作について,図10を用いて説明する。
【0011】
図10は,図9に示した強誘電体キャパシタ5のヒステリシス特性図である。なお,ヒステリシス曲線を斜めに切る直線の傾きがビット線容量CBLを表す。
【0012】
メモリセル1にデータ”1”が格納されているとき,強誘電体キャパシタ5は状態A0にある。ここで,プレート線PLに所定の電圧を印加すると強誘電体キャパシタ5は状態A1に遷移し,ビット線BLには電位Vaが現れる。一方,メモリセル1にデータ”0”が格納されているとき,強誘電体キャパシタ5は状態B0にある。ここで,プレート線PLに所定の電圧を印加すると強誘電体キャパシタ5は状態B1に遷移し,ビット線BLには電位Vbが現れる。したがって,センスアンプ7がセンスしなければならない電位差ΔVは,Vb−Vaであり,メモリセル1から正確にデータを読み出すためには,電位差ΔVをできるだけ大きく,かつ,ばらつきを小さくする必要がある。
【0013】
実用化が進んでいる2T2Cタイプの強誘電体メモリ装置では,通常,図10に示した読み出し動作が行われている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
動作速度,動作電圧に関して従来にない優れた特性を示す強誘電体メモリ装置ではあるが,回路の集積度については2T2Cタイプを採用していることもあり,現在主流のDRAMのレベルまで至っていない。したがって,コンパクトな回路規模で構成される1T1Cタイプの強誘電体メモリ装置の実用化が待たれていた。
【0015】
しかしながら,従来の1T1Cタイプの強誘電体メモリ装置は,データの読み出し動作を繰り返すと強誘電体キャパシタの特性が変化してしまい,特にリファレンス電圧が固定されている場合には誤ったデータが読み出されるおそれがあった。強誘電体キャパシタの特性変化について,次の2つが知られている。
【0016】
(1)強誘電体キャパシタに対してバイポーラ(双極)パルスを繰り返し印加すると,強誘電体の分極量が小さくなってしまう現象(Fatigue:疲労)
【0017】
(2)強誘電体キャパシタに対してユニポーラ(単極)パルスを繰り返し印加する,または,直流電圧を継続して印加すると,分極が反転し難くなる現象(インプリント:擦り込み)
【0018】
現象(1)に関しては,近年,Fatigue現象がほとんど生じない強誘電体材料および電極材料が研究開発され,問題が解消されつつある。
【0019】
一方,現象(2)に関しては,未だ有効な手段が見いだされていない。しかも,強誘電体メモリ装置を例えばロジックICに搭載するためには,80℃程度の動作保証が要求されるが,この温度下でインプリントが著しくなることが明らかになっている。
【0020】
以上のように,インプリントによる特性劣化が1T1Cタイプの強誘電体メモリ装置の実用化を阻害する大きな要因であった。
【0021】
本発明は,上記のような問題点に鑑みてなされたものであり,その目的は,インプリントによる特性劣化を防止する強誘電体メモリ装置の動作方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第1の観点によれば,強誘電体キャパシタの分極によってデータを記憶する複数のメモリセルと,各メモリセルが接続されたビット線と,ビット線の一端に第1スイッチ部を介して接続され,プリチャージ電圧をビット線に供給するプリチャージ回路と,ビット線の他端に第2スイッチ部を介して接続された第1サブビット線と,各メモリセルに書き込まれるデータおよび各メモリセルから読み出されたデータが伝送されるデータ線と,データ線と第3スイッチ部を介して接続された第2サブビット線と,第1サブビット線および第2サブビット線が接続されたセンスアンプ部とを有し、センスアンプ部は,第1サブビット線の電圧を検出し検出結果に応じて第1サブビット線の電圧を所定レベルにラッチするラッチ型センスアンプと,第1サブビット線を接地することが可能な接地手段と,第1サブビット線に対して,第2サブビット線の電圧論理レベルを転送することが可能な第1転送手段と,第1サブビット線に対して,第2サブビット線の電圧論理レベルと逆の電圧論理レベルを転送することが可能な第2転送手段とを備えた強誘電体メモリ装置の動作方法において,各メモリセルに対する一のデータの書き込み動作期間に,各メモリセルに備えられた強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも高い電位を印加する第1工程と,強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも低い電位を印加する第2工程と,をそれぞれ同数回実行することを特徴としている。
【0023】
かかる動作方法によれば,センスアンプ部によって,第1サブビット線の電圧レベルを第2サブビット線の電圧論理レベルまたはその逆の電圧論理レベルとすることが可能となる。例えば,第2サブビット線がHレベルである場合,第1サブビット線は,第1転送手段によってHレベルとされ,第2転送手段によってLレベルとされる。そして,第1サブビット線は,第2スイッチ部によってビット線に電気的に接続されるため,ビット線の電圧レベルは,所定のタイミングでHレベルまたはLレベルに調整される。したがって,メモリセルに対するデータの書き込み動作中およびメモリセルからのデータの読み出し動作中,強誘電体キャパシタの両端子に印加する電圧の極性を適宜反転させることが可能となり,結果的に強誘電体メモリ装置におけるインプリント現象が防止されることになる。また、第1工程と第2工程とをそれぞれ同数回実行することで、従来,メモリセルへのデータの書き込み動作中に生じていたインプリント現象を防止することが可能となる。
【0024】
センスアンプ部は,第2サブビット線と相補の関係にある補第2サブビット線を有することが好ましい。そして,補第2サブビット線の電圧論理レベルを第1サブビット線に転送するように第2転送手段を構成することが可能である。なお,第2サブビット線と補第2サブビット線は相補の関係にあるため,第2サブビット線の論理電圧レベルが例えばHレベルの場合,補第2サブビット線の論理電圧レベルはLレベルとなる。
【0025】
プリチャージ回路をプリチャージ電圧として論理的高レベルの電圧または論理的低レベルの電圧のいずれか一方を選択的に出力するように構成すれば,メモリセルからのデータの読み出し動作において,ビット線の電位反転動作が容易に実現する。
【0026】
第2サブビット線にキャパシタを接続することによって,第2サブビット線の静電容量を調整することが可能となる。また、第1工程に要する時間と第2工程に要する時間は,略同一であってもよい。これによって,データ書き込み動作中,強誘電体キャパシタに対してバランスよく正負の電圧がそれぞれ印加されることになり,より効果的にインプリント現象が防止される。
【0027】
本発明の第2の観点によれば,強誘電体キャパシタの分極によってデータを記憶する複数のメモリセルと,各メモリセルが接続されたビット線と,ビット線の一端に第1スイッチ部を介して接続され,プリチャージ電圧をビット線に供給するプリチャージ回路と,ビット線の他端に第2スイッチ部を介して接続された第1サブビット線と,各メモリセルに書き込まれるデータおよび各メモリセルから読み出されたデータが伝送されるデータ線と,データ線に第3スイッチ部を介して接続された第2サブビット線と,第1サブビット線および第2サブビット線が接続されたセンスアンプ部と,を有し,センスアンプ部は,第1サブビット線の電圧を検出し検出結果に応じて第1サブビット線の電圧を所定レベルにラッチするラッチ型センスアンプと,第1サブビット線を接地することが可能な接地手段と,第1サブビット線に対して,第2サブビット線の電圧論理レベルを転送することが可能な第1転送手段と,第1サブビット線に対して,第2サブビット線の電圧論理レベルと逆の電圧論理レベルを転送することが可能な第2転送手段と,を備えた強誘電体メモリ装置の動作方法において,各メモリセルに格納されている一のデータの読み出し動作期間に,各メモリセルに備えられた強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも高い電位を印加する第3工程と,強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも低い電位を印加する第4工程と,をそれぞれ同数回実行することを特徴とすることを特徴としている。
【0028】
かかる動作方法によれば,センスアンプ部によって,第1サブビット線の電圧レベルを第2サブビット線の電圧論理レベルまたはその逆の電圧論理レベルとすることが可能となる。例えば,第2サブビット線がHレベルである場合,第1サブビット線は,第1転送手段によってHレベルとされ,第2転送手段によってLレベルとされる。そして,第1サブビット線は,第2スイッチ部によってビット線に電気的に接続されるため,ビット線の電圧レベルは,所定のタイミングでHレベルまたはLレベルに調整される。したがって,メモリセルに対するデータの書き込み動作中およびメモリセルからのデータの読み出し動作中,強誘電体キャパシタの両端子に印加する電圧の極性を適宜反転させることが可能となり,結果的に強誘電体メモリ装置におけるインプリント現象が防止されることになる。また,第3工程と第4工程とをそれぞれ同数回実行することで、従来,メモリセルからのデータの読み出し動作中に生じていたインプリント現象を防止することが可能となる。
【0029】
センスアンプ部は,第2サブビット線と相補の関係にある補第2サブビット線を有することが好ましい。そして,補第2サブビット線の電圧論理レベルを第1サブビット線に転送するように第2転送手段を構成することが可能である。なお,第2サブビット線と補第2サブビット線は相補の関係にあるため,第2サブビット線の論理電圧レベルが例えばHレベルの場合,補第2サブビット線の論理電圧レベルはLレベルとなる。
【0030】
プリチャージ回路をプリチャージ電圧として論理的高レベルの電圧または論理的低レベルの電圧のいずれか一方を選択的に出力するように構成すれば,メモリセルからのデータの読み出し動作において,ビット線の電位反転動作が容易に実現する。
【0031】
第2サブビット線にキャパシタを接続することによって,第2サブビット線の静電容量を調整することが可能となる。
【0032】
第3工程に要する時間と第4工程に要する時間は,略同一であることが好ましい。これによって,データ読み出し動作中,強誘電体キャパシタに対してバランスよく正負の電圧がそれぞれ印加されることになり,より効果的にインプリント現象が防止される。
【0033】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照しながら,本発明にかかる強誘電体メモリ装置およびその動作方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および添付された図面において,略同一の機能および構成を有する構成要素については,同一符号を付することによって重複説明を省略する。
【0034】
本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100を図1に示す。強誘電体メモリ100は,複数のメモリセル,プリチャージ回路111,センスアンプ部113,リファレンス電圧発生回路115,第1スイッチ部SW1,第2スイッチ部SW2,SW2’,第3スイッチ部SW3,SW3’,ワード線WL,プレート線PL,ビット線対BL,/BL,第1サブビット線対SBL,/SBL,第2サブビット線対SSBL,/SSBL,データ線対DL,/DL,およびキャパシタCb,Cb’を含む構成である。なお,図1には,複数あるメモリセルのうちメモリセル101を代表的に示している。
【0035】
メモリセル101は,トランジスタ103および強誘電体キャパシタ105から構成されている。トランジスタ103のゲートはワード線WLに接続され,ソースはビット線BLに接続され,ドレインは強誘電体キャパシタ105の一方の端子に接続されている。強誘電体キャパシタ105の他方の端子はプレート線PLに接続されている。
【0036】
第1スイッチ部SW1は,第1トランスファゲートTG1および第1インバータIV1から構成されている。第1トランスファゲートTG1は,第1制御信号Sおよび第1インバータIV1で生成された第1制御信号Sの論理反転信号によって,ビット線BLの一端とプリチャージ回路111を電気的に接続する。
【0037】
第2スイッチ部SW2は,第2トランスファゲートTG2および第2インバータIV2から構成されている。第2トランスファゲートTG2は,第2制御信号/Sおよび第2インバータIV2で生成された第2制御信号/Sの論理反転信号によって,ビット線BLの他端と第1サブビット線SBLの一端を電気的に接続する。
【0038】
第2スイッチ部SW2’は,第2トランスファゲートTG2’および第2インバータIV2’から構成されている。第2トランスファゲートTG2’は,第2制御信号/Sおよび第2インバータIV2’で生成された第2制御信号/Sの論理反転信号によって,一端がリファレンス電圧発生回路115に接続されているビット線/BLと第1サブビット線/SBLの一端を電気的に接続する。
【0039】
第1サブビット線対SBL,/SBLの各他端は,センスアンプ部113に接続されている。また,第1サブビット線SBLには容量を調節するため,他端が接地されているキャパシタCbの一端が接続されている。同様に,第1サブビット線/SBLには,他端が接地されているキャパシタCb’の一端が接続されている。
【0040】
第3スイッチ部SW3は,第3トランスファゲートTG3および第3インバータIV3から構成されている。第3トランスファゲートTG3は,第3制御信号SSおよび第3インバータIV3で生成された第3制御信号SSの論理反転信号によって,一端がセンスアンプ部113に接続されている第2サブビット線SSBLの他端とデータ線DLを電気的に接続する。
【0041】
第3スイッチ部SW3’は,第3トランスファゲートTG3’および第3インバータIV3’から構成されている。第3トランスファゲートTG3’は,第3制御信号SSおよび第3インバータIV3’で生成された第3制御信号SSの論理反転信号によって,一端がセンスアンプ部113に接続されている第2サブビット線/SSBLの他端とデータ線/DLを電気的に接続する。
【0042】
次に,センスアンプ部113の回路構成を図2を用いて説明する。このセンスアンプ部113は,ラッチ型センスアンプ120,第1〜6トランジスタ121,122,123,124,125,126,およびキャパシタCd,Cd’を含む構成である。
【0043】
ラッチ型センスアンプ120は,センスアンプイネーブル信号SAEによって活性化されるものであって,第1サブビット線対SBL,/SBLに接続されている。
【0044】
接地手段としての第1トランジス121および第2トランジスタ122は,ゲートに入力されるセンスアンプ制御信号SARによってオン/オフ制御されように構成されている。そして,第1トランジスタ121のドレインは,第1サブビット線SBLに接続されており,第2トランジスタ122のドレインは,第1サブビット線/SBLに接続されている。第1トランジスタ121および第2トランジスタ122のソースは,ともに接地されている。
【0045】
第2転送手段としての第3トランジス123および第4トランジスタ124は,ゲートに入力される第1切換制御信号SASW1によってオン/オフ制御されように構成されている。そして,第3トランジスタ123のドレインは,第1サブビット線SBLに接続されており,第4トランジスタ124のドレインは,第1サブビット線/SBLに接続されている。第3トランジスタ123のソースは,第2サブビット線/SSBLに接続されており,第4トランジスタ124ソースは,第2サブビット線SSBLに接続されている。
【0046】
第1転送手段としての第5トランジス125および第6トランジスタ126は,ゲートに入力される第2切換制御信号SASW2によってオン/オフ制御されように構成されている。そして,第5トランジスタ125のドレインは,第1サブビット線SBLに接続されており,第6トランジスタ126のドレインは,第1サブビット線/SBLに接続されている。第5トランジスタ125のソースは,第2サブビット線SSBLに接続されており,第6トランジスタ126ソースは,第2サブビット線/SSBLに接続されている。
【0047】
キャパシタCdの一端は第2サブビット線SSBLに接続され,キャパシタCdの他端は接地されている。キャパシタCd’の一端は第2サブビット線/SSBLに接続されており,キャパシタCd’の他端は接地されている。
【0048】
以上のように構成された本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100の動作について説明する。
【0049】
まず,図3および図4を用いて強誘電体メモリ100のデータ読み出し動作について説明する。データ読み出し動作に際し,ビット線BLは,プリチャージ回路111によってグランド電位にプリチャージされる。
【0050】
図3に示す時点t0(初期状態)において,メモリセル101にデータ”0”が格納されている場合,強誘電体キャパシタ105は図4に示す状態0にあり,メモリセル101にデータ”1”が格納されている場合,強誘電体キャパシタ105は状態0’にある。
【0051】
時点t1において,第1制御信号Sを論理的低レベル(以下,「Lレベル」という。)とし,第2制御信号/Sを論理的高レベル(以下,「Hレベル」という。)とする。これによって,第1スイッチ部SW1はオフ状態となり,第2スイッチ部SW2はオン状態となる。したがって,ビット線BLは,プリチャージ回路111から電気的に切り離され,第1サブビット線SBLに電気的に接続される。
【0052】
時点t2において,ワード線WLをHレベルとする。
【0053】
時点t3において,プレート線PLをHレベルとする。ここで,強誘電体キャパシタ105は,状態0にある場合は状態Aに遷移し,状態0’にある場合は状態A’に遷移する。
【0054】
時点t4において,第1制御信号SをHレベルとし,第2制御信号/SをLレベルとする。これによって,第1スイッチ部SW1はオン状態となり,第2スイッチ部SW2はオフ状態となる。したがって,ビット線BLは,第1サブビット線SBLから切り離され,プリチャージ回路111に電気的に接続され,グランド電位とされる。このとき,強誘電体キャパシタ105は,状態Aから状態Bに,あるいは,状態A’から状態B’に遷移する。
【0055】
時点t5において,センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとし,センスアンプ部113に備えられたラッチ型センスアンプ120をイネーブル状態とする。そして,センスアンプ部113は,第1サブビット線SBLの電圧と,リファレンス電圧発生回路115から出力され第1サブビット線/SBLに印加されているリファレンス電圧Vrefとを比較し,第1サブビット線SBLの電圧の方が高ければ,第1サブビット線SBLをHレベルにラッチし,第1サブビット線SBLの電圧の方が低ければ,第1サブビット線SBLをLレベルにラッチする。
【0056】
時点t6において,プリチャージ回路111から出力されるプリチャージ電圧prechをHレベルとする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Bにある場合は状態Cに遷移し,状態B’にある場合は状態C’に遷移する。
【0057】
時点t7において,プレート線PLをLレベル(グランド電位)とする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Cにある場合は状態Dに遷移し,状態C’にある場合は状態D’に遷移する。
【0058】
時点t8において,プリチャージ電圧prechをLレベル(グランド電位)とする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Dにある場合は状態Eに遷移し,状態D’にある場合は状態E’に遷移する。
【0059】
時点t9から時点t10の間に第1サブビット線SBLのラッチ電圧を反転させる(反転動作a:後述)。
【0060】
時点t11において,第2制御信号/SをHレベルとする。これによって第2スイッチ部SW2がオン状態となり,第1サブビット線SBLがビット線BLに電気的に接続され,第1サブビット線SBLのラッチ電圧がビット線BLに転送される。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Eにある場合は状態Fに遷移し,状態E’にある場合は状態F’に遷移する。
【0061】
時点t12から時点t13まで一旦第2制御信号/SをLレベルとし,第1サブビット線SBLのラッチ電圧を反転させる(反転動作b:後述)。
【0062】
時点t13において,第2制御信号/SをHレベルに戻すとともに,プレート線PLをHレベルとする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Fにある場合は状態Gに遷移し,状態F’にある場合は状態G’に遷移する。
【0063】
時点t14において,ワード線WLをLレベルとする。
【0064】
時点t15において,第1制御信号SをHレベルとし,第2制御信号/SをLレベルとする。これによって,第1スイッチ部SW1はオン状態となり,第2スイッチ部SW2はオフ状態となる。したがって,ビット線BLは,第1サブビット線SBLから電気的に切り離され,プリチャージ回路111に電気的に接続される。さらに,センスアンプイネーブル信号SAEをLレベルとし,センスアンプ部113に備えられたラッチ型センスアンプ120をディスエーブル状態とする。
【0065】
時点t16において,プレート線PLをLレベルとする。
【0066】
以上のようにして,メモリセル101からの一連のデータ読み出し動作が完了する。
【0067】
ここで,図4に示した本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100の読み出し動作における強誘電体キャパシタ105の状態遷移に注目する。
【0068】
まず,強誘電体キャパシタ105の初期状態が0の場合,その後の状態遷移は,
0→A→B→C→D→E→F→G
である。この状態遷移は,1回のデータ読み出し動作の期間,強誘電体キャパシタ105に対して,正パルスおよび負パルスがそれぞれ1回ずつ印加されたことになる。すなわち,状態0から状態Cまでの遷移は,負パルスが印加されたことによるものであり,状態Cから状態E,F,Gまでの遷移は,正パルスが印加されたことによるものである。
【0069】
対して,強誘電体キャパシタ105の初期状態が0’の場合,その後の状態遷移は,
0’→A’→B’→C’→D’→E’→F’→G’
である。この状態遷移は,この状態遷移は,1回のデータ読み出し動作の期間,強誘電体キャパシタ105に対して,正パルスおよび負パルスがそれぞれ2回ずつ印加されたことになる。すなわち,状態0’から状態C’までの遷移は,1回目の負パルスが印加されたことによるものであり,状態C’から状態E’までの遷移は,1回目の正パルスが印加されたことによるものであり,状態E’から状態F’を経て状態G’までの遷移は,2回目の正パルスおよび2回目の負パルスが印加されたことによるものである。
【0070】
このように,本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100によれば,所定のメモリセルからのデータ読み出し動作の際,このメモリセルに備えられた強誘電体キャパシタに対して,正負パルスが1回ずつまたは2回ずつバランスよく印加される。したがって,従来,読み出し動作が繰り返されることによって発生していたインプリント現象が完全に抑制される。
【0071】
次に,図5および図6を用いて強誘電体メモリ100のデータ書き込み動作について説明する。
【0072】
時点t1において,第1制御信号SをLレベルとし,第2制御信号/SをHレベルとする。これによって,第1スイッチ部SW1はオフ状態となり,第2スイッチ部SW2はオン状態となる。したがって,ビット線BLは,プリチャージ回路111から電気的に切り離され,第1サブビット線SBLに電気的に接続される。
【0073】
時点t2において,第3制御信号SSをHレベルとする。これによって,第3スイッチ部SW3はオン状態となる。この結果,第2サブビット線SSBLは,データ線DLと接続され,データ線DLからのデータ待ち状態となる。また,第2サブビット線/SSBLは,データ線/DLと接続され,データ線/DLからのデータ待ち状態となる。
【0074】
時点t3において,データ線DLに対して書き込みデータに応じた電圧(HレベルまたはLレベル)を印加する。また,データ線/DLには,データ線DLと相補の関係となる電圧を印加する。データ線対DL,/DLの電圧のレベル変化に応じて,ビット線対BL,/BLの電圧レベルが変化する。
【0075】
時点t4において,第3制御信号SSをLレベルとし,データ線DLをLレベルとする。さらに,センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとし,ラッチ型センスアンプ120をイネーブル状態とする。
【0076】
時点t5において,第2制御信号/SをLレベルとし,時点t5から時点t6まで第1サブビット線SBLのラッチ電圧を反転させる(反転動作a:後述)。
【0077】
時点t6において,再び第2制御信号/SをHレベルとする。これによって第2スイッチ部SW2がオン状態となり,第1サブビット線SBLがビット線BLに電気的に接続され,第1サブビット線SBLのラッチ電圧がビット線BLに転送される。ここで,ビット線BLがHレベルであった場合は,ビット線BLはLレベルにラッチされ,Lレベルであった場合は,Hレベルにラッチされる。
【0078】
時点t7において,ワード線WLをHレベルとする。メモリセル101に対してデータ”0”を書き込もうとしている場合には,強誘電体キャパシタ105は,状態0から状態Aに遷移する(分極の状態は,変化なし)。メモリセル101に対してデータ”1”を書き込もうとしている場合には,強誘電体キャパシタ105は,状態0から状態A’に遷移する。
【0079】
時点t8において,プレート線PLをHレベルとする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Aにある場合は状態Bに遷移し,状態A’にある場合は状態B’に遷移する。
【0080】
時点t9において,第2制御信号/SをLレベルとし,時点t9から時点t10まで第1サブビット線SBLのラッチ電圧を反転させる(反転動作b:後述)。
【0081】
時点t10において,第2制御信号/SをHレベルとする。これによって第2スイッチ部SW2がオン状態となり,第1サブビット線SBLがビット線BLに電気的に接続され,第1サブビット線SBLのラッチ電圧がビット線BLに転送される。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Bにある場合は状態Cに遷移し,状態B’にある場合は状態C’に遷移する。
【0082】
時点t11において,プレート線PLをLレベルとする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Cにある場合は状態Dに遷移し,状態C’にある場合は状態D’に遷移する。
【0083】
時点t12において,センスアンプイネーブル信号SAEをLレベルとする。このとき,強誘電体キャパシタ105が状態Dにある場合は状態Eに遷移し,状態D’にある場合は状態E’に遷移する。
【0084】
時点t13において,ワード線WLをLレベルとする。
【0085】
時点t14において,第1制御信号SをHレベルとし,第2制御信号/SをLレベルとする。これによって,第1スイッチ部SW1はオン状態となり,第2スイッチ部SW2はオフ状態となる。したがって,ビット線BLは,第1サブビット線SBLから電気的に切り離され,プリチャージ回路111に電気的に接続される。
【0086】
以上のようにして,メモリセル101に対する一連のデータ書き込み動作が完了する。
【0087】
ここで,図6に示した本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100の書き込み動作における強誘電体キャパシタ105の状態遷移に注目する。
【0088】
まず,強誘電体キャパシタ105に対してデータ”0”を書き込む場合,その状態遷移は,
0→A→B→C→D→E
である。この状態遷移は,1回のデータ読み出し動作の期間,強誘電体キャパシタ105に対して,正パルスおよび負パルスがそれぞれ1回ずつ印加されたことになる。すなわち,状態0,Aから状態Cまでの遷移は,負パルスが印加されたことによるものであり,状態Cから状態Eまでの遷移は,正パルスが印加されたことによるものである。
【0089】
対して,強誘電体キャパシタ105に対してデータ”1”を書き込む場合,その状態遷移は,
0→A’→B’→C’→D’→E’
である。この状態遷移は,この状態遷移は,1回のデータ読み出し動作の期間,強誘電体キャパシタ105に対して,正パルスおよび負パルスがそれぞれ1回ずつ印加されたことになる。すなわち,状態0から状態B’までの遷移は,正パルスが印加されたことによるものであり,状態B’から状態D’,E’までの遷移は,負パルスが印加されたことによるものである。
【0090】
このように,本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100によれば,所定のメモリセルへのデータ書き込み動作の際,このメモリセルに備えられた強誘電体キャパシタに対して,正負パルスが1回ずつバランスよく印加される。したがって,従来,書き込み動作が繰り返されることによって発生していたインプリント現象が完全に抑制される。
【0091】
次に,上述の反転動作a,bについて図7を用いて説明する。なお,データ読み出し動作における反転動作aは,図3における時点t9と時点t10の間に行われ,反転動作bは,図3における時点t12と時点t13の間に行われる。また,データ書き込み動作における反転動作aは,図5における時点t5と時点t6の間に行われ,反転動作bは,図5における時点t9と時点10の間に行われる。
【0092】
(反転動作a)
まず,第2制御信号/SをLレベルとする。また,第1切換制御信号SASW1は時点ts4までLレベルであり,センスアンプ部113に備えられた第3トランジスタ123および第4トランジスタ124はオフ状態を維持する。
【0093】
時点ts1において,第2切換制御信号SASW2をLレベルとする。これによって,第5トランジスタ125および第6トランジスタ126がオフ状態となる。したがって,第1サブビット線対SBL,/SBLと第2サブビット線対SSBL,/SSBLは電気的に切断される。
【0094】
時点ts2において,センスアンプイネーブル信号SAEをLレベルとし,ラッチ型センスアンプ120をディスエーブル状態とする。また,時点ts2から時点ts3まで,センスアンプ制御信号SARをHレベルとする。これによって,第1トランジスタ121および第2トランジスタ122がオン状態となり,第1サブビット線対SBL,/SBLはLレベルとなる。一方,第2サブビット線対SSBL,/SSBLには,それ以前の電圧レベルが保持される。
【0095】
時点ts4において,第1切換制御信号SASW1をHレベルとする。これによって,第3トランジスタ123および第4トランジスタ124がオン状態となる。そして,第1サブビット線SBLは,第2サブビット線/SSBLに電気的に接続され,第1サブビット線/SBLは,第2サブビット線SSBLに電気的に接続される。したがって,第2サブビット線SSBLにおける電圧(データ)は,第1サブビット線/SBLに転送され,第2サブビット線/SSBLにおける電圧(データ)は,第1サブビット線SBLに転送される。このとき,センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとし,ラッチ型センスアンプ120をイネーブル状態とする。これによって,第1サブビット線対SBL,/SBLにはそれぞれ,反転動作aの実行前と反対の電圧(データ)がラッチされる。
【0096】
(反転動作b)
まず,第2制御信号/SをLレベルとする。また,第2切換制御信号SASW2は時点ts4までLレベルであり,センスアンプ部113に備えられた第5トランジスタ125および第6トランジスタ126はオフ状態を維持する。
【0097】
時点ts1において,第1切換制御信号SASW1をLレベルとする。これによって,第3トランジスタ123および第4トランジスタ124がオフ状態となる。したがって,第1サブビット線対SBL,/SBLと第2サブビット線対SSBL,/SSBLは電気的に切断される。
【0098】
時点ts2において,センスアンプイネーブル信号SAEをLレベルとし,ラッチ型センスアンプ120をディスエーブル状態とする。また,時点ts2から時点ts3まで,センスアンプ制御信号SARをHレベルとする。これによって,第1トランジスタ121および第2トランジスタ122がオン状態となり,第1サブビット線対SBL,/SBLはLレベルとなる。一方,第2サブビット線対SSBL,/SSBLには,それ以前の電圧レベルが保持される。
【0099】
時点ts4において,第2切換制御信号SASW2をHレベルとする。これによって,第5トランジスタ125および第6トランジスタ126がオン状態となる。そして,第1サブビット線SBLは,第2サブビット線SSBLに電気的に接続され,第1サブビット線/SBLは,第2サブビット線/SSBLに電気的に接続される。したがって,第2サブビット線SSBLにおける電圧(データ)は,第1サブビット線SBLに転送され,第2サブビット線/SSBLにおける電圧(データ)は,第1サブビット線/SBLに転送される。このとき,センスアンプイネーブル信号SAEをHレベルとし,ラッチ型センスアンプ120をイネーブル状態とする。これによって,第1サブビット線対SBL,/SBLにはそれぞれ,反転動作bの実行前と反対の電圧(データ)がラッチされる。
【0100】
以上,メモリセル101からのデータ読み出し動作およびメモリセル101へのデータ書き込み動作に分けて説明したが,本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリ100によれば,データ読み出し動作およびデータ書き込み動作いずれであってもインプリント現象の発生が防止される。したがって,データの書き込み/読み出しを繰り返しても安定してデータを格納し読み出すことが可能な強誘電体メモリ装置,特に1T1Cタイプの強誘電体メモリ装置が実現可能となる。
【0101】
なお,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0102】
例えば,本発明の実施の形態では,1T1Cタイプの強誘電体メモリ100を用いて説明したが,本発明はこれに限定されるものではなく,図8に示すように2T2Cタイプの強誘電体メモリについても適用可能である。その場合,ダミーセル101’が接続されるビット線/BLには,図1に示した第1スイッチ部SW1と略同一の構成を有する第1スイッチ部SW1’を介してプリチャージ回路111から出力されるプリチャージ電圧prechが印加される。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,インプリントによる強誘電体キャパシタの特性劣化が防止される。したがって,回路規模の増大を最小限に抑えつつ,データの誤書き込みおよび誤読み出しのない安定した動作が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる強誘電体メモリの構成を示す回路図である。
【図2】図1の強誘電体メモリに備えられたセンスアンプ部の構成を示す回路図である。
【図3】図1の強誘電体メモリのデータ読み出し動作を示すタイミングチャートである。
【図4】図1の強誘電体メモリのデータ読み出し動作における強誘電体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図5】図1の強誘電体メモリのデータ書き込み動作を示すタイミングチャートである。
【図6】図1の強誘電体メモリのデータ書き込み動作における強誘電体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【図7】図1の強誘電体メモリのデータ読み出し動作およびデータ書き込み動作におけるサブビット線対の電圧反転動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施の形態にかかる他の強誘電体メモリの構成を示す回路図である。
【図9】一般的な強誘電体メモリの構成を示す回路図である。
【図10】従来の強誘電体メモリのデータ読み出し動作における強誘電体キャパシタのヒステリシス特性図である。
【符号の説明】
1:メモリセル
3:トランジスタ
5:強誘電体キャパシタ
7:センスアンプ
100:強誘電体メモリ
101:メモリセル
103:トランジスタ
105:強誘電体キャパシタ
111:プリチャージ回路
113:センスアンプ部
115:リファレンス電圧発生回路
120:ラッチ型センスアンプ
BL:ビット線
DL:データ線
PL:プレート線
S:第1制御信号
SAE:センスアンプイネーブル信号
SAR:センスアンプ制御信号
SASW1:第1切換制御信号
SASW2:第2切換制御信号
SBL:第1サブビット線
SS:第3制御信号
SSBL:第2サブビット線
SW1:第1スイッチ部
SW2:第2スイッチ部
SW3:第3スイッチ部
Vref:リファレンス電圧
WL:ワード線
/S:第2制御信号
Claims (14)
- 強誘電体キャパシタの分極によってデータを記憶する複数のメモリセルと,
前記各メモリセルが接続されたビット線及びプレート線と,
前記ビット線の一端に第1スイッチ部を介して接続され,プリチャージ電圧を前記ビット線に供給するプリチャージ回路と,
前記ビット線の他端に第2スイッチ部を介して接続された第1サブビット線と,
前記各メモリセルに書き込まれるデータおよび前記各メモリセルから読み出されたデータが伝送されるデータ線と,
前記データ線に第3スイッチ部を介して接続された第2サブビット線と,
前記第1サブビット線および前記第2サブビット線が接続されたセンスアンプ部と,
を有し,
前記センスアンプ部は,
前記第1サブビット線の電圧を検出し検出結果に応じて前記第1サブビット線の電圧を所定レベルにラッチするラッチ型センスアンプと,
前記第1サブビット線を接地することが可能な接地手段と,
前記第1サブビット線に対して,前記第2サブビット線の電圧論理レベルを転送することが可能な第1転送手段と,
前記第1サブビット線に対して,前記第2サブビット線の電圧論理レベルと逆の電圧論理レベルを転送することが可能な第2転送手段と,
を備えた強誘電体メモリ装置の動作方法において,
前記各メモリセルに対する一のデータの書き込み動作期間に,
前記センスアンプ部に対する信号の印加により生じる前記ビット線の電位と前記プレート線との電位差を用いて,前記各メモリセルに備えられた前記強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも高い電位を印加する第1工程と,
前記センスアンプ部に対する信号の印加により生じる前記ビット線の電位と前記プレート線との電位差を用いて,前記強誘電体キャパシタの前記一方の端子に対して,前記他方の端子の電位よりも低い電位を印加する第2工程と,
をそれぞれ同数回実行することを特徴とする,強誘電体メモリの動作方法。 - 前記センスアンプ部は,前記第2サブビット線と相補の関係にある補第2サブビット線を有し,前記第2転送手段は,前記補第2サブビット線の電圧論理レベルを前記第1サブビット線に対して転送するように構成されていることを特徴とする,請求項1に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記プリチャージ回路は,プリチャージ電圧として論理的高レベルの電圧または論理的低レベルの電圧のいずれか一方を選択的に出力することが可能であることを特徴とする,請求項1または2に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記第2サブビット線には,キャパシタが接続されていることを特徴とする,請求項1,2,または3に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記第1工程に要する時間と前記第2工程に要する時間は,略同一であることを特徴とする,請求項1に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記各メモリセルに0を書き込む場合には、前記第2工程から前記第1工程の順に実行することを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記各メモリセルに1を書き込む場合には、前記第1工程から前記第2工程の順に実行することを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 強誘電体キャパシタの分極によってデータを記憶する複数のメモリセルと,
前記各メモリセルが接続されたビット線及びプレート線と,
前記ビット線の一端に第1スイッチ部を介して接続され,プリチャージ電圧を前記ビット線に供給するプリチャージ回路と,
前記ビット線の他端に第2スイッチ部を介して接続された第1サブビット線と,
前記各メモリセルに書き込まれるデータおよび前記各メモリセルから読み出されたデータが伝送されるデータ線と,
前記データ線に第3スイッチ部を介して接続された第2サブビット線と,
前記第1サブビット線および前記第2サブビット線が接続されたセンスアンプ部と,
を有し,
前記センスアンプ部は,
前記第1サブビット線の電圧を検出し検出結果に応じて前記第1サブビット線の電圧を所定レベルにラッチするラッチ型センスアンプと,
前記第1サブビット線を接地することが可能な接地手段と,
前記第1サブビット線に対して,前記第2サブビット線の電圧論理レベルを転送することが可能な第1転送手段と,
前記第1サブビット線に対して,前記第2サブビット線の電圧論理レベルと逆の電圧論理レベルを転送することが可能な第2転送手段と,
を備えた強誘電体メモリ装置の動作方法において,
前記各メモリセルに格納されている一のデータの読み出し動作期間に,
前記プリチャージ回路から印加されるプリチャージ電圧及び前記センスアンプ部に対する信号の印加により生じる前記ビット線の電位と前記プレート線との電位差を用いて,前記各メモリセルに備えられた前記強誘電体キャパシタの一方の端子に対して,他方の端子の電位よりも高い電位を印加する第3工程と,
前記プリチャージ回路から印加されるプリチャージ電圧及び前記センスアンプ部に対する信号の印加により生じる前記ビット線の電位と前記プレート線との電位差を用いて,前記強誘電体キャパシタの前記一方の端子に対して,前記他方の端子の電位よりも低い電位を印加する第4工程と,
をそれぞれ同数回実行することを特徴とする,強誘電体メモリの動作方法。 - 前記センスアンプ部は,前記第2サブビット線と相補の関係にある補第2サブビット線を有し,前記第2転送手段は,前記補第2サブビット線の電圧論理レベルを前記第1サブビット線に対して転送するように構成されていることを特徴とする,請求項8に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記プリチャージ回路は,プリチャージ電圧として論理的高レベルの電圧または論理的低レベルの電圧のいずれか一方を選択的に出力することが可能であることを特徴とする,請求項8または9に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記第2サブビット線には,キャパシタが接続されていることを特徴とする,請求項8,9,または10に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記第3工程に要する時間と前記第4工程に要する時間は,略同一であることを特徴とする,請求項8に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記各メモリセルから0を読み出す場合には、前記第4工程から前記第3工程の順に実行することを特徴とする、請求項8に記載の強誘電体メモリの動作方法。
- 前記各メモリセルから1を読み出す場合には、前記第4工程、前記第3工程、前記第3工程、前記4工程の順に実行することを特徴とする、請求項8に記載の強誘電体メモリの動作方法。
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