JP4349168B2 - 衝突時衝撃吸収装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両衝突時の衝撃を吸収する装置に係り、特に、車両衝突時にフロントホイールが車両後方へ移動するのを抑制することにより、フロントホイールが車室内に侵入するのを回避することのできる衝突時衝撃吸収装置に関する。
従来は、RV車などサイドフレームを有する車両において、サイドフレームの外壁面にストッパを設けて、車両衝突時にフロントホイールをストッパで受け止めて衝撃エネルギーを吸収することにより、フロントホイールが車室内に侵入するのを防ぐようにした衝突時衝撃吸収装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−165652号公報
しかしながら、上記従来の技術では、車両衝突時にフロントホイールに衝撃エネルギーが加わったとき、その衝撃エネルギーを十分に吸収するには不十分である。すなわち、上記特許文献1では、ストッパがサイドフレームに固定されているので、車両衝突時に車両後方へ移動してきたフロントホイールがストッパに当たるまでの僅かな時間ではあるが、この時間は衝突エネルギーがまったく吸収されておらず、ストッパだけで衝撃エネルギーを十分に吸収することができるのか問題である。
本発明の課題は、車両衝突時にフロントホイールに加わった衝撃エネルギーを確実に吸収することのできる衝突時衝撃吸収装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、フロントホイールの外周後面に対向して配置され車両前方向へ移動可能なストッパと、車両衝突時に前記ストッパを前記フロントホイールの外周後面に向けて飛び出させて該外周後面に押し当てることにより、前記フロントホイールの車両後方への移動を抑制する移動抑制手段とを備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、車両衝突時に可動ストッパがフロントホイールの外周後面に向けてに飛び出しフロントホイールの外周後面に押し当てられるので、フロントホイールの車両後方への移動を抑制することができる。
本発明によれば、車両衝突時には、可動ストッパがフロントホイールの外周後面に向けて直ちに飛び出し、フロントホイールの外周後面に押し当てられるので、フロントホイールに加わった衝撃エネルギーを確実に吸収することができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
本発明に係る衝突時衝撃吸収装置は、図1に示すように、車両1左右のシル2に設けられている。この衝突時衝撃吸収装置は、フロントホイール3の外周後面3Aに対向して配置されたストッパ4と、ストッパ4の後方に配置されたインフレータ5と、車両1の衝突を検知する衝突検知センサ6と、衝突検知センサ6からの検知信号が入力されたときにインフレータ5を作動させる制御回路7とを備えている。また、この衝突時衝撃吸収装置にはロック機構8が設けられている。なお、本実施例では、インフレータ5および制御回路7は移動抑制手段を構成している。
図2は図1のA部の詳細を示す図であり、また図3は図2のB−B線に沿った断面図である。
ストッパ4は、図2および図3に示すように、有底円筒形状をなしたストッパ本体4Aと、このストッパ本体4Aの開放端側に段部4Bを介して設けられ、ストッパ本体4Aよりも径(外径および内径)が大きい円筒体4Cとを有する。
ストッパ4は収納ケース9内に収納されている。この収納ケース9は、全長が短い短円筒部9Aと、短円筒部9Aに段部9Bを介して設けられ、短円筒部9Aよりも全長が長く且つ径(外径および内径)が大きい長円筒部9Cとを有する。
ストッパ本体4Aの外径は短円筒部9Aの内径より僅かに小さく、また円筒体4Cの外径は長円筒部9Cの内径より僅かに小さく形成されている。このため、ストッパ4は、その段部4Bが収納ケース9の段部9Bに当接する位置まで、収納ケース9内を車両前方(矢印C方向)に移動可能である。
収納ケース9には、その長円筒部9Cの後端部に、ロック機構8が収納されたロック機構収納部9Dが設けられている。このロック機構収納部9Dは、ストッパ4の円筒体4Cを挟んで上下に設けられ、その内部には、ストッパ4の円筒体4Cに接触した直方体形状の係止ブロック10が配設されている。また、ロック機構収納部9Dの内部にはコイルバネ11が収納され、係止ブロック10はコイルバネ11によってストッパ4の円筒体4C側に押圧されている。上記のように、ロック機構8は係止ブロック10とコイルバネ11からなっている。
また、収納ケース9は、その短円筒部9Aがフロントホイール3(図1参照)のホーイルハウス12に当接して配置されている。なお、ホーイルハウス12は樹脂で形成されている。
収納ケース9とインフレータ5との間には隔壁13が設けられ、この隔壁13には貫通孔14が形成されている。そして、ストッパ4とインフレータ5はそれぞれの中心軸が貫通孔14に一致しているとともに、貫通孔14を介して互いに連通されている。また、隔壁13には収納ケース9側に突出した円環状突条15が設けられ、この円環状突条15はストッパ4の円筒体4C内部に、その円筒体4Cとの間に隙間を持って嵌合されている。
また、制御回路7とインフレータ5は電気的に接続され、また制御回路7と衝突検知センサ6も電気的に接続されている。なお、本実施例では、衝突検知センサ6は乗員保護用エアバッグ(図示省略)を作動させるためのものである。
次に、上記構成の衝突時衝撃吸収装置の作用について説明する。
車両が衝突すると、衝突検知センサ6は、そのことを検知して制御回路7に検知信号を送る。制御回路7では衝突検知センサ6からの検知信号を取り込むとともに、インフレータ5に制御信号を送りインフレータ5を作動させる。
インフレータ5が作動すると、インフレータ5からの膨出ガスが隔壁13の貫通孔14を介して、ストッパ4のストッパ本体4A内部に向けて噴出する。すると、ストッパ4は図2の矢印C方向に直ちに移動して、図4に示すように、ホーイルハウス12を突き破り、フロントホイール3の外周後面3Aをめがけて飛び出す。そして、ストッパ4先端部のストッパ本体4Aがフロントホイール3の外周後面3Aに押し当てられる。
車両が衝突したとき、フロントホイール3には車両後方側へ移動させようとする大きな衝撃力が作用するが、上記のようにストッパ本体4Aがフロントホイール3の外周後面3Aに押し当てられ、フロントホイール3の車両後方への移動が抑制される。
しかし、車両衝突時の衝撃エネルギーは非常に大きく、上記のようにストッパ本体4Aをフロントホイール3の外周後面3Aに押し当てただけでは、衝撃エネルギーによってストッパ4全体が車両後方側へ押し返されてしまう。
そこで、本実施例では、ストッパ4がフロントホイール3の外周後面3Aに向けて飛び出したとき、ストッパ本体4Aと共に円筒体4Cが収納ケース9の長円筒部9C内に退避するので、係止ブロック10がコイルスプリング11の押圧力によって押されて移動し、円環状突条15にぶつかる。そして係止ブロック10が円環状突条15側に移動したときは、係止ブロック10の側面がストッパ4の円筒体4C端面に位置しており、ストッパ4の車両後方側への移動が規制されている。そのため、ストッパ4全体が衝撃エネルギーによって車両後方側へ押し返されてしまうことはなく、これにより、フロントホイール3の車両後方側への移動を確実に抑制することができ、フロントホイール3の車室内への侵入を防ぐことができる。
本実施例によれば、収納ケース9やインフレータ5がシル2の内部に配置され、外部からは見えないので、衝突時衝撃吸収装置を車両1に装着しても、見栄えが低下することはない。
また、収納ケース9の短円筒部9Aがフロントホイール3のホーイルハウス12によって覆われた構造であるから、収納ケース9内に水や異物が侵入するのを防ぐことができる。
また、フロントホイール3を樹脂で形成したので、車両衝突時にストッパ本体がフロントホイール3を容易に突き破ることができる。
また、円環状突条15を設けたので、インフレータ5からの膨出ガスを、貫通孔14からストッパ本体4Aに向けて効率よく噴出させることができる。
さらに、乗員保護用エアバッグを作動させるための衝突検知センサ6を利用しているので、新たに衝突検知センサを設ける必要がなく、コストアップを抑えることが可能である。
本発明に係る衝突時衝撃吸収装置が車両に設置された様子を示す概略図である。 本発明に係る衝突時衝撃吸収装置の全体構成図である。 図2のB−B線に沿った断面図である。 衝突時衝撃吸収装置が作動したときの様子を示す図である。
符号の説明
1 車両
2 シル
3 フロントホイール
3A フロントホイールの外周後面
4 ストッパ
5 インフレータ
6 衝突検知センサ
7 制御回路
8 ロック機構
9 収納ケース
12 ホーイルハウス

Claims (5)

  1. フロントホイールの外周後面に対向して配置され車両前方向へ移動可能なストッパと、車両衝突時に前記ストッパを前記フロントホイールの外周後面に向けて飛び出させて該外周後面に押し当てることにより、前記フロントホイールの車両後方への移動を抑制する移動抑制手段と、を備えたことを特徴とする衝突時衝撃吸収装置。
  2. 前記ストッパは、前記フロントホイールのホイールハウスの後方に配設され、車両衝突時に前記ホイールハウスを突き破って飛び出すことを特徴とする請求項1に記載の衝突時衝撃吸収装置。
  3. 前記移動抑制手段は、乗員保護用エアバッグを作動させるための衝突検知センサに電気的に接続され、該衝突検知センサからの検知信号が入力されたとき、前記ストッパを飛び出させることを特徴とする請求項1に記載の衝突時衝撃吸収装置。
  4. 前記移動抑制手段はインフレータを有し、前記衝突検知センサからの検知信号が入力されたとき、前記インフレータを作動させることを特徴とする請求項3に記載の衝突時衝撃吸収装置。
  5. 前記移動抑制手段は、前記ストッパを飛び出させて前記フロントホイールの外周後面に押し当てたときに、その押し当て位置に前記ストッパを保持するロック機構が設けられていることを特徴とする請求項1,3又は4に記載の衝突時衝撃吸収装置。

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