JP4343719B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は逆流防止装置に関し、特に給湯装置からの温水を浴槽に導く配管の途中に設けられて給水圧が低下しても給湯装置よりも高い位置に設置された浴槽からの汚水が給水管の方へ逆流してしまうのを防止する逆流防止装置に関する。
風呂給湯システムは、給水管より給水された上水を給湯器にて加熱し、加熱された湯を風呂の浴槽に注湯するように構成されている。集合住宅あるいは給水圧が低いような場合には、ポンプで上水を汲み上げて各戸に給水することが行われている。ところが、停電あるいは断水によって、給水側が負圧になることがあるが、このような場合、負圧が浴槽内の汚水を吸引して給湯器、さらには給水管まで汚水が逆流してしまうことがある。
このような逆流を防ぐために、給湯器と浴槽との間の配管途中に逆止装置を設けて、浴槽からの汚水が給湯器の方へ逆流しないようにすることが行われている。しかも、安全のために、逆止装置は2個の逆止弁を直列に設けて逆止機能の信頼性を高めるようにしている。
また、逆止装置が機能不全に陥ってしまった場合においても、浴槽からの給湯器への逆流を防止するために、給湯器の手前の配管に負圧破壊装置を設け、給水圧の低下を感知した場合に、給湯器の手前で負圧破壊装置が配管を大気に開放し、空気を吸入させることにより、汚水を吸引するための負圧をなくすことが行われている。
さらに、浴槽が給湯器よりも高い階上に設置されているような場合、逆止装置は浴槽内の汚水の水頭圧により逆流方向へ常に加圧された状態になっている。そのため、給水側に負圧が発生したときに、逆止装置が機能不全に陥っているようなことがあると、逆止装置を介して給湯器の方へ汚水が逆流してしまうことがある。このような汚水の逆流を防ぐために、2個直列に設けた逆止弁の間の配管に大気開放弁を設け、給水圧の低下に応動して大気開放弁が逆止弁間の配管を大気に開放し、機能不全に陥っていた浴槽側の逆止弁を介して逆流してきた汚水を大気に排出させ、これによって逆流してきた汚水が給湯器の方へ逆流しないようにすることも行われている(たとえば、特許文献1参照。)。
この特許文献1では、給湯器から浴槽への配管を開放または遮断する電磁弁と、給水側の圧力低下に応じて配管を大気に開放するよう開閉動作する大気開放弁と、電磁弁と大気開放弁との間に配置されて大気開放弁から電磁弁の方向への流れを阻止する第1の逆止弁と、大気開放弁と浴槽との間に配置されて浴槽から大気開放弁の方向への流れを阻止する第2の逆止弁とを備えた逆流防止装置を開示している。
このような逆流防止装置によれば、第1および第2の逆止弁がたとえば異物の噛み込みなどにより完全に閉じていないときに、停電などで給水側が負圧になると、浴槽の汚水がその水頭圧により第2の逆止弁を介して大気開放弁まで逆流してくる。しかし、その汚水は給水側の負圧を受けて開弁した大気開放弁を介して大気に放出される。このとき、異物を噛み込んだ第1の逆止弁は、流れ絞り装置として働き、給湯器側の負圧によって大気開放弁まで逆流してきた汚水に対して給湯器の方へ吸引するだけの吸引力は発生せず、実質的に、浴槽の汚水が給湯器まで逆流することはない。このように、電磁弁と大気開放弁との間に第1の逆止弁を配置するだけで、給湯管側への汚水の逆流を実質的に完全に防止することができ、この逆流防止装置を適用した給湯システムの信頼性を向上させることが可能になる。
特開2003−254604号公報
従来の逆流防止装置では、階上に浴槽が設置された浴槽に残り湯があり、しかも、弁体がスティックしたり異物の噛み込みなどにより逆止弁が機能しなくなっているような状況のときに、水道が断水したり停電により汲み上げポンプが停止したりして給水配管内が負圧状態になると、大気開放弁が開いて浴槽から逆流してきた汚水を大気に放出するようにしている。しかしながら、そのとき同時に、給水配管内が負圧状態になることで大気開放弁の排水口から空気を吸い込んで負圧を破壊することも行われているため、吸い込まれる空気によって捨てられるべき汚水も一緒に吸い込んでしまう可能性があるという問題点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、さらに信頼性を向上させた逆流防止装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、給湯管から浴槽への配管の途中に設けられて前記浴槽から給水管への汚水の逆流を防止する逆流防止装置において、前記配管をそれぞれ独立して大気に開放または閉塞させるよう前記給湯管から前記浴槽へ向かって前記配管に順次設置された空気吸入弁および逆流水排出弁と、給水圧によって前記空気吸入弁および逆流水排出弁を同時に開閉駆動する1つの受圧部とを有する大気開放部を備え、前記空気吸入弁および逆流水排出弁は、給水圧の受圧による前記受圧部の変位方向に対して並列に配置され、それらの大気側にて、吸入される空気と排出される逆流水との干渉を避けるための壁が設けられていることを特徴とする逆流防止装置が提供される。
このような逆流防止装置によれば、大気開放部は、浴槽からの逆流水が大気に排出される部分と空気を吸入する部分とが分離された構造になっているため、給水圧の低下によって大気開放部が動作したときに逆流水の排出と空気の吸入とを互いに干渉することなく独立して同時に行うことが可能なため、空気の吸入による逆流水の吸い込みを確実に防止することができる。
本発明の逆流防止装置は、大気開放部が逆流水排出弁と空気吸入弁とを備え、給水圧を受圧する1つの受圧部で逆流水排出弁および空気吸入弁を同時に開閉制御するように構成したので、負圧破壊と逆流水排出とを同時かつ独立して行うことができ、浴槽からの汚水の逆流をより確実に防止することができる。
また、1つの受圧部で逆流水排出弁および空気吸入弁を同時に作動させる構造のため、これらを別個の装置で構成する場合に比較して、部品点数を削減でき、コストを低減できるだけでなく、小型化が可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は給湯システムに適用した逆流防止装置の第1の模式図である。
本発明による逆流防止装置を適用した給湯システムにおいて、上水道の給水管1は、流量センサ2を介して熱交換器3および水バイパス弁4の上流側に接続されており、熱交換器3および水バイパス弁4の下流側は合流した後、水比例弁5に接続されている。これら熱交換器3、水バイパス弁4および水比例弁5は給湯器を構成し、その出口である水比例弁5の下流側は、たとえば台所の蛇口などへ出湯する給湯管6に接続されている。
また、給湯器の出口である給湯管6は、逆流防止装置を介して風呂の浴槽7にも接続されている。この逆流防止装置は、給湯管6と風呂の浴槽7との間の配管に配置された流量センサ8、電磁弁9および2つの逆止弁10,11と、大気開放部12とを備えている。大気開放部12は、検圧管13を介して給水管の給水圧P1を受圧する受圧部12aと、一方が逆止弁10の上流側に接続され他方が大気に開放されていて受圧部12aにより開閉制御される空気吸入弁12bと、一方が逆止弁10の下流側に接続され他方が大気に開放されていて受圧部12aにより開閉制御される逆流水排出弁12cとを有し、これら空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cの大気側には、空気吸入弁12bによって吸入される空気と逆流水排出弁12cによって排出される逆流水との干渉を防止する壁12dが設けられている。この大気開放部12において、給水圧P1を受ける受圧部12aの受圧面積は、配管内の通水圧P2を受ける空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cの合計した受圧面積と略同一にして、給水圧P1が通水圧P2よりも低下したときに空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cが開くようにしている。
以上の構成の給湯システムにおいて、給水管1から給水された上水は、流量センサ2を通り、一部が熱交換器3にて加熱されて湯になり、一部は水バイパス弁4を通って熱交換器3から出てきた湯と混合される。このとき、水バイパス弁4により熱交換器3をバイパスする流量を制御することにより、湯水の混合比が変えられて出湯温度が制御される。所望の温度に制御された湯は、さらに、水比例弁5により出湯流量が制御されて給湯管6より給湯される。
また、浴槽7に湯張りを行う時には、電磁弁9を開けることにより、水比例弁5を出た湯が流量センサ8、電磁弁9、逆止弁10,11を介して風呂の浴槽7へ供給される。このとき、大気開放部12は、検圧管13を介して上水道の給水圧P1が導入されているため、その給水圧P1を受けている受圧部12aが空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cを閉弁方向に付勢している。一方、給湯器を通り、さらに逆流防止装置の電磁弁9を通過してきた水の通水圧P2は給水圧P1よりも低いので、それらの差圧によって、空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cは閉じられている。
ここで、断水などが発生して給水管1内に負圧が発生したときには、大気開放部12の受圧部12aが給水圧P1の低下に応動して空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cを開弁方向に付勢し、空気吸入弁12bおよび逆流水排出弁12cを開弁する。これにより、空気吸入弁12bが開弁することにより、空気を吸入して逆止弁10よりも上流側に発生した負圧を破壊する。これと同時に、逆流水排出弁12cが開弁することにより、逆止弁10と逆止弁11との間の配管内の水を大気に排出する。
もし、浴槽7が給湯器よりも高い位置にあり、給水圧P1が負圧になったときに、通常は通水圧によって開いている逆止弁11が浴槽7からの逆流水によって閉じようとしても異物の噛み込みなどにより閉じなくなっていた場合には、浴槽7内の汚水がその水頭圧により逆止弁11を介して逆止弁10まで逆流してくることになる。しかし、その汚水は大気開放部12の逆流水排出弁12cにより大気に排出されるため、浴槽7内の汚水が給湯管6の方まで逆流することはない。また、逆流水排出弁12cを介して大量の逆流水が流れ出ていると同時に、空気吸入弁12bを介して空気が吸入されるが、壁12dの存在によって吸入空気が逆流水を巻き込んで吸い込み、給湯管6の方まで逆流してしまうこともない。
図2は第1の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図、図3は空気吸入弁と逆流水排出弁との間の壁の第1の形状を例示した断面図、図4は空気吸入弁と逆流水排出弁との間の壁の第2の形状を例示した断面図である。
この第1の実施の形態に係る逆流防止装置20は、給湯管6に接続される接続部21と、浴槽7への配管が接続される接続部22とを有し、それらの間の通水路内に、水の流れ方向に沿って流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26が順次配置されている。逆流防止装置20は、また、第1の逆止弁25と並列に配置された大気開放部27を備えている。
流量センサ23は、通過する水に旋回流を与える整流器28と、着磁された複数枚の羽根を有する羽根車29と、この羽根車29に近接してボディ内に埋設された図示しない感磁センサとからなり、浴槽7に注湯される湯量を計測する。
電磁弁24は、ボディと一体に形成された筒状の弁座30とダイヤフラム31によって支持された弁体32とを含む主弁と、主弁の弁体32の中央に形成された弁座33とソレノイドのプランジャ34に保持された弁体35とを含むパイロット弁とからなっている。第1の逆止弁25は、ボディと一体に形成された弁座36と、この弁座36に下流側から対向して水の流れ方向に進退自在に配置された弁体37と、この弁体37を弁座36に対して着座する方向に付勢するスプリング38とを有している。第2の逆止弁26は、第1の逆止弁25の弁体37を芯決めするとともに水の流れ方向に進退自在に保持するホルダ39と一体に形成された弁座40と、この弁座40に下流側から対向して水の流れ方向に進退自在に配置された弁体41と、この弁体41を弁座40に対して着座する方向に付勢するスプリング42と、弁体41を芯決めするとともに水の流れ方向に進退自在に保持するホルダ43とを有している。
大気開放部27は、第1の逆止弁25の前後に連通する通路44,45と、空気吸入口46および逆流水排出口47とを有している。通路44と空気吸入口46との間には、空気吸入弁48が配置され、通路45と逆流水排出口47との間には、逆流水排出弁49が配置されている。空気吸入弁48および逆流水排出弁49は、通路44,45を開閉する弁体50,51を有している。弁体50,51は、保持部52によって保持され、この保持部52は、リテーナ53およびねじ54によってダイヤフラム55に固定されている。ダイヤフラム55の外周部は、ボディに固定されたリング状のプレート56とケース57とによって挟持されている。ケース57は、ダイヤフラム55とともに検圧室を構成し、検圧管13が接続される接続部58が一体に形成されている。接続部58と検圧室とは、小さな連通孔によって連通されている。そして、弁体50,51の間には、ボディに立設された壁59が配置されていて、この逆流防止装置20が図示の姿勢で取り付けられた場合に、通路45から逆流水排出弁49を介して下向きに設けられた逆流水排出口47へ流れていく逆流水が空気吸入口46から空気吸入弁48を介して通路44へ流れる空気によって引き込まれにくいようにしている。この壁59は、図3に示したように、弁体50,51が位置している空間を単に仕切るように弁座面を構成する通路44,45の開口端面に突設してボディと一体に形成されている。あるいは、図4に示したように、弁体50,51を取り囲むように通路44,45の開口端面に突設して壁59をボディと一体に形成してもよい。
以上の構成において、電磁弁24が通電されていない時には、図示のように、プランジャ34がスプリングの付勢力によって弁体35を弁座33に着座させることでパイロット弁を閉じている。これにより、主弁の弁体32の上面側の部屋には、その弁体32に穿設されたオリフィスを介して上流側の圧力が導入され、ダイヤフラム31の両側の部屋に圧力差がなくなることで、主弁はその上流側の圧力で閉じられ、浴槽7への配管が閉塞される。
電磁弁24が通電されると、プランジャ34が吸引されて図の上方へ移動することで、パイロット弁が開き、これにより主弁の弁体32の上面側の部屋にある水が弁座33の弁孔を介して下流側に流れることでダイヤフラム31の両側の部屋に圧力差が発生し、その圧力差で弁体32がその弁座30からリフトされて、主弁は全開状態になる。このとき、大気開放部27の検圧室には、接続部58を介して給水圧P1がかかっているため、空気吸入弁48および逆流水排出弁49の弁体50,51が着座して通路44,45は閉塞されている。したがって、電磁弁24を通過した水は、第1および第2の逆止弁25,26を通り、浴槽7へと流れることになる。
断水などにより、給水圧P1が低下した場合は、第1および第2の逆止弁25,26が閉じ、大気開放部27の検圧室内の圧力が低下することによって、弁体50,51がリフトされる。これにより、空気吸入口46から空気吸入弁48を介して空気が吸入され、第1の逆止弁25より給湯器側の負圧を破壊する。これと同時に、第1および第2の逆止弁25,26の間の配管内に溜まっていた水が逆流水排出弁49を介して逆流水排出口47から排出される。
このとき、第2の逆止弁26が完全に閉まらないという事故が起きた場合には、浴槽7から残り湯の汚水が第2の逆止弁26を介して逆流してくるが、その汚水は、逆流水排出弁49によって大気に排出されるため、給湯管6の方まで逆流していくことはない。また、第1の逆止弁25についても、たとえ完全に閉まらない事故が起きたとしても、その第1の逆止弁25は開口面積の小さなオリフィスとして機能するため、逆流水は開口面積の大きな逆流水排出弁49を介して大気に排出されることになり、浴槽7内の汚水が給湯管6まで逆流してしまうことはない。
図5は第2の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。この図5において、図2に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第2の実施の形態に係る逆流防止装置60は、第1の実施の形態に係る逆流防止装置20と比較して、空気吸入弁48および逆流水排出弁49の開弁をより確実にするように構成されている。すなわち、この逆流防止装置60は、空気吸入弁48および逆流水排出弁49を保持している保持部52と弁体50,51の着座面との間にスプリング61を備え、保持部52を弁体50,51の着座面から離れる方向に付勢している。これにより、給水圧P1が通水圧P2に近い水圧まで低下したときに、空気吸入弁48および逆流水排出弁49が開弁方向へ付勢されていることで、空気吸入弁48および逆流水排出弁49の開弁をより確実にすることができる。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第1の実施の形態に係る逆流防止装置20のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図6は第3の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図、図7は空気吸入弁および逆流水排出弁の弁孔の形状を例示した端面図である。この図6および図7において、図2に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第3の実施の形態に係る逆流防止装置70は、第1および第2の実施の形態に係る逆流防止装置20,60と比較して、空気吸入弁48および逆流水排出弁49の弁体50,51を一体に形成した点で異なる。すなわち、この逆流防止装置70の大気開放部27は、空気吸入弁48および逆流水排出弁49のための弁体として一体に形成した弁体71を有している。この弁体71は、保持部52を把持するように保持部52に取り付けられており、さらにその取り付け部はホルダ72によって固定されている。また、この大気開放部27では、ダイヤフラム55の外周部は、ボディとケース57とによって挟持されている。
この大気開放部27は、通路44,45の断面形状が図7に示したように、それぞれ半円に近い欠円形状を有している。したがって、これに合わせて、弁体71が持つ2つの弁リップの形状もそれぞれ欠円形状に形成されている。また、壁59は、図3に示した形状と同じ形状に形成されている。
このように、空気吸入弁48および逆流水排出弁49のそれぞれの弁体として一体構造にした弁体71を用いることにより、部品点数を削減することができ、逆流防止装置70のコストを低減することができる。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第2の実施の形態に係る逆流防止装置60のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図8は第4の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図、図9は空気吸入弁および逆流水排出弁の弁孔の形状を例示した端面図である。この図8および図9において、図6および図7に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第4の実施の形態に係る逆流防止装置80は、第3の実施の形態に係る逆流防止装置70の大気開放部27における空気吸入弁48および逆流水排出弁49がそれぞれ通水圧P2を受ける受圧面積を等しくしてあるのに対し、空気吸入弁48の受圧面積と逆流水排出弁49の受圧面積とを違えて構成した点で異なる。ここでは、通路44,45の合計の開口面積に対して、空気吸入弁48の通路44の開口面積をたとえば30%、逆流水排出弁49の通路45の開口面積を70%にして、空気吸入弁48の受圧面積よりも逆流水排出弁49の受圧面積の比率を大きくしている。逆流水排出弁49の受圧面積を空気吸入弁48よりも大きく、すなわち、通路45の開口面積を通路44の開口面積りも大きく構成したことにより、第2の逆止弁26が全開に近い状態で動かなくなって大量の汚水が逆流してきた場合でも、逆流水の通過によって逆流水排出弁49の前後に発生する差圧により逆流水が壁59を乗り越えて空気吸入弁48の方まで流れていくことがないようにしている。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第3の実施の形態に係る逆流防止装置70のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図10は本発明の関連技術に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。この図10において、図2および図5に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この関連技術に係る逆流防止装置90は、第1ないし第4の実施の形態に係る逆流防止装置20,60,70,80の大気開放部27が給水圧P1を感知する受圧部と空気吸入弁48および逆流水排出弁49とを並列に駆動できるように配置しているのに対し、受圧部と空気吸入弁48と逆流水排出弁49とを同軸上に配置して直列に駆動する構成を有している点で異なる。
この大気開放部27は、一端がねじ54によって受圧部のダイヤフラム55の中心に固定されたシャフト91を有している。そのシャフト91は、その他端に空気吸入弁48の弁体50が設けられ、かつ、ホルダ92によってダイヤフラム55の変位方向に進退自在に支持されている。ホルダ92のシャフト91が貫通している部分には、軸シール部が設けられて、空気吸入弁48および逆流水排出弁49が閉じられているときに、通水圧P2の水が大気に漏れないようにしている。
ホルダ92は、コップ形状を有し、その側面には、通路45と連通するよう穴が開けられている。また、ホルダ92の受圧部側の端面は、逆流水排出弁49の弁座面を構成している。その弁座面に対向して逆流水排出弁49の弁体51がシャフト91に取り付けられている。この弁体51は、ダイヤフラム55との間にばね受けを介して配置されたスプリング93によってシャフト91に形成された段差部に押圧されている。大気開放部27が受けている給水圧P1により、受圧部がシャフト91を介して空気吸入弁48および逆流水排出弁49を閉弁方向に駆動しているとき、空気吸入弁48については給水圧P1により閉弁状態が維持され、逆流水排出弁49については、スプリング93によって閉弁状態が維持されることになる。なお、ボディには、その製造上の理由で開口部が形成されているが、そのような開口部は、プラグ94,95によって閉止されている。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第4の実施の形態に係る逆流防止装置80のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図11は本発明の関連技術に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。この図11において、図10に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この関連技術に係る逆流防止装置100は、図10の逆流防止装置90の大気開放部27における空気吸入弁48および逆流水排出弁49がそれぞれ通水圧P2を受ける受圧面積を等しくしてあるのに対し、空気吸入弁48の受圧面積と逆流水排出弁49の受圧面積とを違えて構成した点で異なる。ここでは、逆流水排出弁49の受圧面積を空気吸入弁48よりも大きく構成して大量の逆流水を大気に排出できるようにしている。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、図10の逆流防止装置90のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図12は給湯システムに適用した逆流防止装置の第2の模式図である。この図12において、図1に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この模式図によれば、図1に示した第1の模式図と比較して、大気開放部12の受圧部は、給水圧P1の導入位置を変更している。すなわち、受圧部は、給水圧P1を給湯管6と流量センサ8との間の配管から検圧管13を介して導入するようにしている。停電または断水による給水管1の水圧低下は、その下流である給湯器の給湯管6においても検出することができるので、ここでは、給湯管6から導入された水圧を大気開放部12の受圧部が給水圧P1として受圧するようにしている。このシステム構成では、長い検圧管13を用いて給水管1と大気開放部12との配管を行う必要がなく、この逆流防止装置の入口から給水圧P1を導入できるので、検圧管13を短くすることができ、さらには、逆流防止装置に内蔵することもできる。それ以外の逆流防止装置の構成については、図1に示した第1の模式図のものと同じである。
図13は第の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。この図13において、図6に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第の実施の形態に係る逆流防止装置110は、大気開放部27における空気吸入弁48および逆流水排出弁49の弁体を一体に構成した第3の実施の形態に係る逆流防止装置70と基本的に同じ構成を有しているが、大気開放部27の受圧部には、この逆流防止装置110の入口の水圧を給水圧P1として導入するようにしている点で異なる。
すなわち、大気開放部27の受圧部においては、ダイヤフラム55の外周部をボディとプラグ111とによって挟持し、そのダイヤフラム55とプラグ111とプラグ112とによって囲まれた検圧室を流量センサ23の上流側のボディに形成された検圧孔113を介してこの逆流防止装置110の入口と連通させるようにしている。これにより、大気開放部27の受圧部に検圧孔113を介して流量センサ23の上流側の水圧を給水圧P1として導入することができるので、外付けの検圧管13を不要にすることができる。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第3の実施の形態に係る逆流防止装置70のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
図14は第の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図、図15は空気吸入弁および逆流水排出弁の弁座面を臨む方向から見た断面図である。この図14において、図13に示した構成要素と同じ構成要素については同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
この第の実施の形態に係る逆流防止装置120は、第の実施の形態に係る逆流防止装置110と同様に、大気開放部27が流量センサ23の上流側の水圧を給水圧P1として検圧する構成を有しているが、空気吸入口46の取り付けの向きを変更している点で異なる。
すなわち、この逆流防止装置120では、これを図示のように空気吸入弁48が逆流水排出弁49よりも上方に位置していて、逆流水排出口47が下方に向いた姿勢で取り付けられたとしたときに、空気吸入口46が、図15に示したように、横向きになるように形成されている。
その他の流量センサ23、電磁弁24、第1の逆止弁25および第2の逆止弁26については、第の実施の形態に係る逆流防止装置110のものと同じ構成であるので、それらの説明は省略する。
給湯システムに適用した逆流防止装置の第1の模式図である。 第1の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 空気吸入弁と逆流水排出弁との間の壁の第1の形状を例示した断面図である。 空気吸入弁と逆流水排出弁との間の壁の第2の形状を例示した断面図である。 第2の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 第3の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 空気吸入弁および逆流水排出弁の弁孔の形状を例示した端面図である。 第4の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 空気吸入弁および逆流水排出弁の弁孔の形状を例示した端面図である。 本発明の関連技術に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 本発明の関連技術に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 給湯システムに適用した逆流防止装置の第2の模式図である。 の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 の実施の形態に係る逆流防止装置の構成を示す断面図である。 空気吸入弁および逆流水排出弁の弁座面を臨む方向から見た断面図である。
符号の説明
1 給水管
2 流量センサ
3 熱交換器
4 水バイパス弁
5 水比例弁
6 給湯管
7 浴槽
8 流量センサ
9 電磁弁
10,11 逆止弁
12 大気開放部
12a 受圧部
12b 空気吸入弁
12c 逆流水排出弁
12d 壁
13 検圧管
20 逆流防止装置
21,22 接続部
23 流量センサ
24 電磁弁
25 第1の逆止弁
26 第2の逆止弁
27 大気開放部
28 整流器
29 羽根車
30 弁座
31 ダイヤフラム
32 弁体
33 弁座
34 プランジャ
35 弁体
36 弁座
37 弁体
38 スプリング
39 ホルダ
40 弁座
41 弁体
42 スプリング
43 ホルダ
44,45 通路
46 空気吸入口
47 逆流水排出口
48 空気吸入弁
49 逆流水排出弁
50,51 弁体
52 保持部
53 リテーナ
54 ねじ
55 ダイヤフラム
56 プレート
57 ケース
58 接続部
59 壁
60 逆流防止装置
61 スプリング
70 逆流防止装置
71 弁体
72 ホルダ
80 逆流防止装置
90 逆流防止装置
91 シャフト
92 ホルダ
93 スプリング
94,95 プラグ
100 逆流防止装置
110 逆流防止装置
111 プラグ
112 プラグ
113 検圧孔
120 逆流防止装置
P1 給水圧
P2 通水圧

Claims (11)

  1. 給湯管から浴槽への配管の途中に設けられて前記浴槽から給水管への汚水の逆流を防止する逆流防止装置において、
    前記配管をそれぞれ独立して大気に開放または閉塞させるよう前記給湯管から前記浴槽へ向かって前記配管に順次設置された空気吸入弁および逆流水排出弁と、給水圧によって前記空気吸入弁および逆流水排出弁を同時に開閉駆動する1つの受圧部とを有する大気開放部を備え
    前記空気吸入弁および逆流水排出弁は、給水圧の受圧による前記受圧部の変位方向に対して並列に配置され、それらの大気側にて、吸入される空気と排出される逆流水との干渉を避けるための壁が設けられていることを特徴とする逆流防止装置。
  2. 前記給水圧を受ける前記受圧部の受圧面積を、前記配管内の通水圧を受ける前記空気吸入弁の受圧面積と前記配管内の通水圧を受ける前記逆流水排出弁の受圧面積との和と略同一にしたことを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  3. 前記空気吸入弁の受圧面積と前記逆流水排出弁の受圧面積とを同一にしたことを特徴とする請求項2記載の逆流防止装置。
  4. 前記空気吸入弁の受圧面積よりも前記逆流水排出弁の受圧面積の比率を大きくしたことを特徴とする請求項2記載の逆流防止装置。
  5. 前記配管へ取り付けられた際に、前記空気吸入弁が上、前記逆流水排出弁が下になるよう配置され、前記逆流水排出弁の逆流水排出口が下向きに設けられていることを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  6. 前記受圧部は、前記給水圧を前記給水管から導入するようにしたことを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  7. 前記受圧部は、前記給湯管から導入された水圧を前記給水圧として受圧するようにしたことを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  8. 前記空気吸入弁および逆流水排出弁は、開弁方向に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  9. 前記空気吸入弁および逆流水排出弁の前記配管への取り付け位置の間に第1の逆止弁が設けられ、前記逆流水排出弁の前記配管への取り付け位置よりも前記浴槽の側の前記配管内に第2の逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の逆流防止装置。
  10. 前記空気吸入弁の前記配管への取り付け位置よりも前記給湯管側の前記配管内に前記給湯管から前記浴槽へ向かう水の流れを開放または遮断する電磁弁が設けられていることを特徴とする請求項9記載の逆流防止装置。
  11. 前記給湯管から前記浴槽へ向かう水量を検出する流量センサ、前記電磁弁、前記大気開放部、前記第1の逆止弁および第2の逆止弁を一体に構成したことを特徴とする請求項10記載の逆流防止装置。
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