JP3918225B2 - 排水式逆止弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に寒冷地で使用される排水式逆止弁に関し、特に同一出願人による実願昭63ー14391号の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寒冷地用の逆止弁は排水時に逆流防止機能の解除が必要なため、それを不必要とした逆止弁が望まれており、そのために提案されたのが上記引用例のものであり、逆止弁解除のための操作を必要とせず、逆止弁以降の管内の水または湯を不凍給水栓側に排出しないという特徴を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述のものにおいては、逆止弁以降の配管の縦長さ(ヘッド)が大きいとき、排水弁に作用する閉方向の水圧力(ヘッド圧)もそれだけ大きくなり、排水時に一定のヘッド圧になるまで排水弁が浮上せず、逆流を許してしまう、という問題があり、そのため、ヘッドを制限しなければならず、実際の使用時にあっては、非常に不便なものになっていた。この事は、通常の逆止弁に比してより安全性が高いとして寒冷地以外で使用される排水式逆止弁にも言えることであり、いずれにしても、早期な解決が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために提案されたものであり、逆止弁体を介して流入口から流出口へ流れる水の主流路とは別体に、弁箱側方に流入口、流出口を連通するバイパスを形成し、その中間に、上流側の大径受圧シリンダと、下流側の、排水口に隣接する小径排水弁座を有する排水室を形成し、その内部に、受圧シリンダを摺動する受圧部と排水弁座を閉塞する止水パッキンを有する排水弁を収容したものであり、常態においては、止水パッキンが排水弁座に密着して排水口を閉塞し、水抜き時あるいは逆流時には、受圧部と止水パッキンの面積差により排水弁が移動して排水口を開き、流出側配管内の水を排出するようにしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1、図2の実施例においては、排水終了後、ばねにより逆止弁体を逆止弁座から離脱させた状態にしているが、これは残留水滴により弁が氷結して、再通水時、水が出ないという事態を回避するためのものであり、寒冷地以外の地域や寒冷地であっても室内が凍結しない、あるいは多少の凍結であれば溶かして使用しても構わないという場所にあっては、ばねを省略して自重で逆止弁座に着座するようにしたり、逆に、ばねで逆止弁座に押圧するようにしてもよい。
【0006】
図1においては、逆止弁体を流入口、流出口と軸心を一致させてもうけているが、図2のように軸心をずらしてもうけてもよく、逆止弁体の修理、点検時などに、配管を分解しないで済むという利点がある。また、吸気弁は、水抜き時あるいは逆流時に、確実に開いて、大気を吸入するものであれば、その種類、形状を問わない。さらに、寒冷地以外の上流側に水抜き装置がない場合には、吸気弁をもうけなくても済み、設けた場合は、負圧を軽減するバキュームブレーカーとしての働きをすることになる。
【0007】
図1においては、排水弁の受圧部に断面Y状の一方向密封性パッキンを装着してできるだけ摺動抵抗を少なくしており、特に排水時、逆流時など、流入口側が圧力低下したとき密封性を減じて摩擦抵抗を減少させ、流出口側の低いヘッド圧でも充分作動するようにしているが、市販のOリングでも実現でき、さらには図2のように環状パッキンを省略することもできる。
【0008】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明すると、図1において、1は弁箱であり、下端に流入口2を、上端に流出口3を、その中間部に上向きテーパー状の逆止弁座4を同一軸心上にもうけ、側方に流入口2から流出口3に連通するバイパス5をもうける。バイパス5の中間には、上流側に大径の受圧シリンダ6とその下流側に小径の排水弁座7を有する排水室8を形成し、排水弁座7に隣接して排水口9をもうける。排水口9の先端部にはホースをとりつけ、排水管まで導かれる。弁箱1のバイパス5の反対側側方に、吸気弁体10を有する吸気弁11を横向きにねじ接続する。
【0009】
12は逆止弁体であり、下端に上記逆止弁座4を閉塞するOリング状の逆止パッキン13を装着し、上端部にEリング14をもうけて、逆止弁ガイド15に係止される弱いばね16により逆止弁座4から離脱する程度に上向きに保持されている。逆止弁ガイド15には数個の流路17を形成し、Cリング18により上方に離脱しないようにしている。
【0010】
19は排水弁であり、大径の受圧部20には上記受圧シリンダ6を摺動する環状パッキン21を装着し、先端に上記排水弁座7を閉塞するOリング状の止水パッキン22を装着する。23は抜け止め用のOリングであり、組み立てる際は吸気弁11を接続する前に、排水弁19を挿入し、抜け止め用のOリング23を装着すればよい。勿論,Oリングの代わりにCリング等の抜け止め部材を使用することもできる。
【0011】
図は配管末端の蛇口を閉じて水を流していない状態、すなわち停水状態を示しているが、ばね16により逆止弁体12は逆止弁座4から離脱しており、受圧シリンダ6は排水弁座7より大径を有しているので、その径差に基づく水圧力により排水弁19は排水弁座7に押圧され、流出口3から排水口9への通路を遮断している。
【0012】
蛇口を開いたときは、流入口2からの水は逆止弁座4を通って逆止弁体12を押し上げ、逆止弁ガイド15の流路17を通って流出口3から下流側配管へと流れ込み、蛇口から流出する。この時にも勿論排水弁19は排水口9を閉塞したままになっている。
【0013】
この状態で、上流側の不凍給水栓を操作して水を抜いたときには、逆止弁体12は水流により直ちに下降して逆止パッキン13が逆止弁座4に密着し、流出側配管内の水の流入側への流れ込みを防止し、同時に吸気弁体10が開いて、外気を吸入しながら流入側配管内の水は不凍給水栓の排水口から地中に排出される。そのため、流入口2側の圧力は大気圧かそれ以下になり、流出口3側のヘッド圧により排水弁19は抜け止め用のOリング23に当接するまで移動し、流出側配管内の水は排水口9から排出されることになる。
【0014】
断水工事等により本管側に負圧が発生したときにも、同様に流出側配管内の水は排水口9から排出され、本管側に吸引されることはない。すなわち、引用例のもののように、ヘッドが高くなった場合は一定の水位に低下するまで排水口9から排出せず、流入口2側に逆流してしまうという事故は生じない。
【0015】
排水終了後、逆止弁体12はばね16により上昇し、逆止弁座4から完全に離脱しているため、再通水時、凍結により通路が閉塞して水が流れないという事故は生じない。なお、環状パッキン21は一方向密封性のパッキンを使用しているとはいえ、ヘッド圧程度では流出側の水がその部分から流入側へ流れることはない。
【0016】
図2に本発明の他の実施例を示しているが、本図においては、逆止弁体12は弁箱1に、流入口2、流出口3の軸心に対して45゜傾けて収容され、弁箱1内壁摺動面24をガイドとして上下動するようにしており、下端に、やはり45゜傾斜してもうけられた半球状の逆止弁座4を閉塞する平パッキン状の逆止パッキン13を装着し、逆止弁座4外周部に係止される弱いばね16により逆止弁座4から離脱している。その上端部に、弁蓋25を接続し、逆止弁体12の上昇時のストッパにしている。
【0017】
バイパス5内の排水室8上端部に、下向きで半球状の排水弁座7を形成し、排水弁19に装着する平パッキン状の止水パッキン22により密封するようにしている。排水口9を下向きに45゜傾斜させて形成し、その下方に排水弁19と同軸上に吸気弁11をねじ接続する。吸気弁11の上端部にCリング26を装着して吸気弁体10の抜け止めとしている。
【0018】
本実施例においては、排水弁19に受圧シリンダ6を摺動する環状パッキンを装着しておらず、排水時または負圧発生時には自重と面積差により排水弁19は直ちに下降し、排水口9を開口するが、このとき、Oリング23により、流出口3側の水の逆流は阻止される。すなわち、Oリング23はストッパと止水の役目を兼ねているわけであるが、受圧部20に環状パッキンを装着するときは、Oリング23を省略して吸気弁11上端部をストッパにしても良い。
【0019】
【発明の効果】
上述したように本発明においては、逆止弁以降の配管のヘッドが大きくなった場合に、その水が排水口から排出せず、本管側に逆流してしまうという事故を未然に防止できる排水式逆止弁を提供できるものであり、流出側配管内の水は逆止弁から排出されるので、通常の逆止弁に比して、本管への汚水混入という点に関してはより安全であり、さらに、引用例のものに比して流路の形状がはるかに単純になり、それだけ大流量が得られる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す、停水状態に於ける縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す、同じく停水状態における縦断面図である。
【符号の説明】
1 弁箱
2 流入口
3 流出口
4 逆止弁座
5 バイパス
6 受圧シリンダ
7 排水弁座
8 排水室
9 排水口
10 吸気弁体
11 吸気弁
12 逆止弁体
13 逆止パッキン
16 ばね
19 排水弁
20 受圧部
21 環状パッキン
22 止水パッキン
23 Oリング

Claims (1)

  1. 弁箱の流入口、流出口間に、逆止弁座を閉塞する逆止弁体を収容するとともに、流入口と流出口を連通するバイパス中間に、上流側の大径受圧シリンダと、下流側の、排水口に隣接する小径排水弁座を有する排水室を形成し、上記排水室内に、受圧シリンダを摺動する受圧部と、排水弁座を閉塞する止水パッキンを有する排水弁を収容してなる排水式逆止弁。
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