JPH10311446A - 排水式逆止弁 - Google Patents
排水式逆止弁Info
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- JPH10311446A JPH10311446A JP9116614A JP11661497A JPH10311446A JP H10311446 A JPH10311446 A JP H10311446A JP 9116614 A JP9116614 A JP 9116614A JP 11661497 A JP11661497 A JP 11661497A JP H10311446 A JPH10311446 A JP H10311446A
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Abstract
作動する、排水式逆止弁を提供することを目的とする。 【解決手段】逆止弁体を介して流入口から流出口へ流れ
る水の主流路とは別体に、弁箱側方に流入口、流出口を
連通するバイパスを形成し、その中間に、上流側の大径
受圧シリンダと、下流側の、排水口に隣接する小径排水
弁座を有する排水室を形成し、その内部に、受圧シリン
ダを摺動する受圧部と排水弁座を閉塞する止水パッキン
を有する排水弁を収容してなる。
Description
される排水式逆止弁に関し、特に同一出願人による実願
昭63ー14391号の改良に関する。
防止機能の解除が必要なため、それを不必要とした逆止
弁が望まれており、そのために提案されたのが上記引用
例のものであり、逆止弁解除のための操作を必要とせ
ず、逆止弁以降の管内の水または湯を不凍給水栓側に排
出しないという特徴を有していた。
いては、逆止弁以降の配管の縦長さ(ヘッド)が大きい
とき、排水弁に作用する閉方向の水圧力(ヘッド圧)も
それだけ大きくなり、排水時に一定のヘッド圧になるま
で排水弁が浮上せず、逆流を許してしまう、という問題
があり、そのため、ヘッドを制限しなければならず、実
際の使用時にあっては、非常に不便なものになってい
た。この事は、通常の逆止弁に比してより安全性が高い
として寒冷地以外で使用される排水式逆止弁にも言える
ことであり、いずれにしても、早期な解決が望まれてい
た。
するために提案されたものであり、逆止弁体を介して流
入口から流出口へ流れる水の主流路とは別体に、弁箱側
方に流入口、流出口を連通するバイパスを形成し、その
中間に、上流側の大径受圧シリンダと、下流側の、排水
口に隣接する小径排水弁座を有する排水室を形成し、そ
の内部に、受圧シリンダを摺動する受圧部と排水弁座を
閉塞する止水パッキンを有する排水弁を収容したもので
あり、常態においては、止水パッキンが排水弁座に密着
して排水口を閉塞し、水抜き時あるいは逆流時には、受
圧部と止水パッキンの面積差により排水弁が移動して排
水口を開き、流出側配管内の水を排出するようにしたも
のである。
排水終了後、ばねにより逆止弁体を逆止弁座から離脱さ
せた状態にしているが、これは残留水滴により弁が氷結
して、再通水時、水が出ないという事態を回避するため
のものであり、寒冷地以外の地域や寒冷地であっても室
内が凍結しない、あるいは多少の凍結であれば溶かして
使用しても構わないという場所にあっては、ばねを省略
して自重で逆止弁座に着座するようにしたり、逆に、ば
ねで逆止弁座に押圧するようにしてもよい。
口と軸心を一致させてもうけているが、図2のように軸
心をずらしてもうけてもよく、逆止弁体の修理、点検時
などに、配管を分解しないで済むという利点がある。ま
た、吸気弁は、水抜き時あるいは逆流時に、確実に開い
て、大気を吸入するものであれば、その種類、形状を問
わない。さらに、寒冷地以外の上流側に水抜き装置がな
い場合には、吸気弁をもうけなくても済み、設けた場合
は、負圧を軽減するバキュームブレーカーとしての働き
をすることになる。
状の一方向密封性パッキンを装着してできるだけ摺動抵
抗を少なくしており、特に排水時、逆流時など、流入口
側が圧力低下したとき密封性を減じて摩擦抵抗を減少さ
せ、流出口側の低いヘッド圧でも充分作動するようにし
ているが、市販のOリングでも実現でき、さらには図2
のように環状パッキンを省略することもできる。
図1において、1は弁箱であり、下端に流入口2を、上
端に流出口3を、その中間部に上向きテーパー状の逆止
弁座4を同一軸心上にもうけ、側方に流入口2から流出
口3に連通するバイパス5をもうける。バイパス5の中
間には、上流側に大径の受圧シリンダ6とその下流側に
小径の排水弁座7を有する排水室8を形成し、排水弁座
7に隣接して排水口9をもうける。排水口9の先端部に
はホースをとりつけ、排水管まで導かれる。弁箱1のバ
イパス路5の反対側側方に、吸気弁体10を有する吸気
弁11を横向きにねじ接続する。
座4を閉塞するOリング状の逆止パッキン13を装着
し、上端部にEリング14をもうけて、逆止弁ガイド1
5に係止される弱いばね16により逆止弁座4から離脱
する程度に上向きに保持されている。逆止弁ガイド15
には数個の流路17を形成し、Cリング18により上方
に離脱しないようにしている。
は上記受圧シリンダ6を摺動する環状パッキン21を装
着し、先端に上記排水弁座7を閉塞するOリング状の止
水パッキン22を装着する。23は抜け止め用のOリン
グであり、組み立てる際は吸気弁10を接続する前に、
排水弁18を挿入し、抜け止め用のOリング23を装着
すればよい。勿論,Oリングの代わりにCリング等の抜
け止め部材を使用することもできる。
ない状態、すなわち停水状態をを示しているが、ばね1
6により逆止弁体12は逆止弁座4から離脱しており、
シリンダ6は排水弁座7より大径を有しているので、そ
の径差に基づく水圧力により排水弁19は排水弁座7に
押圧され、流出口3から排水口8への通路を遮断してい
る。
逆止弁座4を通って逆止弁体12を押し上げ、逆止弁ガ
イド15の流路17を通って流出口3から下流側配管へ
と流れ込み、蛇口から流出する。この時にも勿論排水弁
19は排水口8を閉塞したままになっている。
て水を抜いたときには、逆止弁体12は水流により直ち
に下降して逆止パッキン13が逆止弁座4に密着し、流
出側配管内の水の流入側への流れ込みを防止し、同時に
吸気弁体10が開いて、外気を吸入しながら流入側配管
内の水は不凍給水栓の排水口から地中に排出される。そ
のため、流入口2側の圧力は大気圧かそれ以下になり、
流出口3側のヘッド圧により排水弁19は抜け止め用の
Oリング23に当接するまで移動し、流出側配管内の水
は排水口8から排出されることになる。
ときにも、同様に流出側配管内の水は排水口8から排出
され、本管側に吸引されることはない。すなわち、引用
例のもののように、ヘッドが高くなった場合は一定の水
位に低下するまで排水口8から排出せず、流入口2側に
逆流してしまうという事故は生じない。
り上昇し、逆止弁座4から完全に離脱しているため、再
通水時、凍結により通路が閉塞して水が流れないという
事故は生じない。なお、環状パッキン21は一方向密封
性のパッキンを使用しているとはいえ、ヘッド圧程度で
は流出側の水がその部分から流入側へ流れることはな
い。
が、本図においては、逆止弁体12は弁箱1に、流入口
2、流出口3の軸心に対して45゜傾けて収容され、弁
箱1内壁摺動面24をガイドとして上下動するようにし
ており、下端に、やはり45゜傾斜してもうけられた半
球状の逆止弁座4を閉塞する平パッキン状の逆止パッキ
ン13を装着し、逆止弁座4外周部に係止される弱いば
ね16により逆止弁座4から離脱している。その上端部
に、弁蓋25を接続し、逆止弁体12の上昇時のストッ
パにしている。
で半球状の排水弁座7を形成し、排水弁19に装着する
平パッキン状の止水パッキン22により密封するように
している。排水口8を下向きに45゜傾斜させて形成
し、その下方に排水弁19と同軸上に吸気弁11をねじ
接続する。吸気弁10の上端部にCリング26を装着し
て吸気弁体9の抜け止めとしている。
リンダ6を摺動する環状パッキンを装着しておらず、排
水時または負圧発生時には自重と面積差により排水弁1
9は直ちに下降し、排水口を開口するが、このとき、O
リング23により、流出口3側の水の逆流は阻止され
る。すなわち、Oリング23はストッパと止水の役目を
兼ねているわけであるが、受圧部20に環状パッキンを
装着するときは、Oリング23を省略して吸気弁上端部
をストッパにしても良い。
弁以降の配管のヘッドが大きくなった場合に、その水が
排水口から排出せず、本管側に逆流してしまうという事
故を未然に防止できる排水式逆止弁を提供できるもので
あり、流出側配管内の水は逆止弁から排出されるので、
通常の逆止弁に比して、本管への汚水混入という点に関
してはより安全であり、さらに、引用例のものに比して
流路の形状がはるかに単純になり、それだけ大流量が得
られる、という効果がある。
断面図である。
おける縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】弁箱の流入口、流出口間に、逆止弁座を閉
塞する逆止弁体を収容するとともに、流入口と流出口を
連通するバイパス中間に、上流側の大径受圧シリンダ
と、下流側の、排水口に隣接する小径排水弁座を有する
排水室を形成し、上記排水室内に、受圧シリンダを摺動
する受圧部と、排水弁座を閉塞する止水パッキンを有す
る排水弁を収容してなる排水式逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11661497A JP3918225B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 排水式逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11661497A JP3918225B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 排水式逆止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311446A true JPH10311446A (ja) | 1998-11-24 |
JP3918225B2 JP3918225B2 (ja) | 2007-05-23 |
Family
ID=14691549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11661497A Expired - Fee Related JP3918225B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 排水式逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3918225B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-05-07 JP JP11661497A patent/JP3918225B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3918225B2 (ja) | 2007-05-23 |
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