JP2016089428A - 湯水混合水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる湯水混合水栓装置を提供する。
【解決手段】本発明の湯水混合水栓装置1は、給湯源から供給された湯と給水源から供給された水とが混合される湯水混合部16を備えた水栓本体2と、この水栓本体2に設けられ、水栓本体の上流側の水圧により開閉し、給水源から水栓本体への給水が停止される水抜き操作により開いた状態となり、水栓本体に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁34と、を有し、吸気排水弁は、水抜き操作により開弁し、湯水混合部の上流側の湯及び水のそれぞれの流路に対して吸気が自動的に行われ、且つ、湯水混合部の下流側の湯水の流路に対して吸気又は排水が自動的に行われるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、湯水混合水栓装置に関し、特に、寒冷地で用いられ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置に関する。
まず、寒冷地で用いられ、給水源から供給された水を吐止水する単水栓装置として、例えば、特許文献1には、この水道用蛇口は、水道管に接続される接続部と、吐水、止水を切り換える栓機能部と、接続部と栓機能部の間に設けられた吸気弁を備えた水道用蛇口が記載されている。
この水道用蛇口が寒冷地に設置された場合、夜間に、蛇口本体内や水道管内の水が凍結するのを防止するために水抜きを行う必要があり、水道管の途中に設けた水抜き栓を水抜き側に操作することにより、流路に滞留している水が排出されるようになっている。すなわち、吸気弁から流路内に外気が吸入されることにより、水抜き栓の下流側から水道用蛇口の栓機能部の上流側までの流路に滞留している水が排出されるようになっている。
一方、栓機能部の下流側では、残水一部が吐水口から排出されることもあるが、残水が滞留する可能性も高く、すべての残水を吐水口から完全に排出することが難しいという問題がある。
また、特許文献2には、寒冷地での水道配管の途中に接続され、管内に空気を導入して、排水を行わせるための吸気弁について記載されている。この吸気弁には、水配管からの水圧と、ばねにより吸気弁の上流の吸気口を開閉するピストンが設けられ、水抜き操作時以外の通常時には、水の圧力が湯の圧力とばねの復元力を上回ることによってピストンが吸気口を閉鎖し、水抜き操作時には、水の圧力がばねの復元力を下回ることによってピストンが吸気口を開放し、吸気弁から外気が吸入されるようになっている。
さらに、特許文献3には、寒冷地の給水設備に設けられ、水抜き栓を操作するのみで配管内の水を自動的に排水することができる自動水抜き弁について記載されている。この自動水抜き弁が設けられた給水設備は、水道本管に連結された1次配管と、この1次配管に連結された水抜き栓と、この水抜き栓に連結されて給湯器まで延びる冷水用2次配管と、この冷水用2次配管に連結された冷水用ヘッダーと、給湯器と温水用ヘッダーとを連結する温水用2次配管と、冷水用ヘッダーと湯水混合水栓装置とを連結する給水配管と、温水用ヘッダーと湯水混合水栓装置とを連結する給湯配管とを備えており、湯水混合水栓装置よりも上流側の冷水用1次配管と給湯器との間には、第1の自動水抜き弁が設けられ、湯水混合水栓装置よりも上流側の冷水用ヘッダーと温水用ヘッダーとの間には、第2の自動水抜き弁が設けられている。
しかしながら、例えば、温度調節機能付きの湯水混合水栓装置の本体の内部には、その上流側から供給される湯及び水のそれぞれを混合し、吐水させる湯水の温度を調節したり、吐水部における吐止水を切り替える機能部等が設けられており、このような機能部に流入する湯及び水のそれぞれの流路や、機能部で混合された湯水が吐水部に流れる流路が複雑に形成されているが、湯水混合水栓装置の本体自体には自動水抜き弁が設けられていないため、水抜き栓を操作しただけでは、湯水混合水栓装置の本体内の流路に湯や水が滞留し、湯水混合水栓装置の本体内の残水を完全に排出することが難しいという問題がある。
また、寒冷地における水抜きについて、温度調節機能付きの湯水混合水栓装置について行う場合には、操作が煩雑になるという問題がある。
つぎに、図19を参照して、従来の温度調節機能付きの湯水混合水栓装置における水抜きについて説明する。
図19は、従来の温度調節機能付きの湯水混合水栓装置を示す概略図である。
図19に示すように、従来の湯水混合水栓装置500は、水栓本体502と、この水栓本体502に給湯器(図示せず)からの湯を供給する湯供給脚504と、水栓本体502に水道水を供給する水供給脚506を備えている。水栓本体502には、その左端部に取り付けられた湯温調節用ダイヤル508と、右端部に取り付けられた吐止水切替ハンドル510が設けられている。
また、水栓本体502の下流側には、温度調節された湯水を吐出させるカラン512及びシャワーヘッド514がそれぞれ設けられている。
さらに、水栓本体502には、カラン512からの吐水及び止水、並びに、シャワーヘッド514からの吐水及び止水を切り替え可能な切替ユニット516が内蔵されており、湯供給脚504及び水供給脚506のそれぞれから水栓本体502に供給された湯及び水は、水栓本体502内の通湯路502a及び通水路502bのそれぞれを通過し、温度調節部518で湯温調節用ダイヤル508によって設定された温度になるように混合され、吐止水切替ハンドル510が操作されることにより、カラン512から吐水されるか、シャワーヘッド514から吐水されるか、或いは双方からの吐水が停止されるように切り替えられるようになっている。したがって、湯水混合水栓装置500においては、止水状態であっても温度調節部518内に水が充満し、温度調節部518内には湯及び水の供給圧力が作用している。
さらに、温度調節部518の上流側の、通湯路502a及び通水路502bのそれぞれには、逆流防止弁520a,520bがそれぞれ設けられている。すなわち、通湯路502a及び通水路502bは、止水状態においても、温度調節部518を介して連通しているため、給湯圧力と給水圧力に差がある場合、供給圧力の高い側から低い側へ逆流が発生する恐れがあるため、逆流防止弁520a,520bを設けることにより、温度調節部518から通湯路502a及び通水路502bへの湯水の逆流を防止している。
また、寒冷地において、このような従来の湯水混合水栓装置500について水抜きを行う場合、各逆流防止弁520a,520bの上流側の湯供給脚504及び水供給脚506のそれぞれに設けられた水抜き用のコック522a,522bを水抜き側に操作して開放し、各水抜き用のコック522a,522bから外気が取り込まれ、各逆流防止弁520a,520bの上流側に滞留している湯及び水のそれぞれが排出されるようになっている。
実開平4−108656号公報 特開2004−52288号公報 特開2003−96835号公報
しかしながら、従来の湯水混合水栓装置500においては、各逆流防止弁520a,520bの下流側から、温度調節部518内、及び切替ユニット516内に滞留している湯水は、逆流防止弁520a,520bに阻止され、排出されることがないため、逆流防止弁520a,520bの下流側の通湯路502a又は通水路502bのいずれかの箇所に水抜き用のコック524が設けられている。
したがって、従来の湯水混合水栓装置500について水抜きを行う場合には、湯供給脚504及び水供給脚506のそれぞれの水抜き用のコック522a,522bを水抜き側に操作して開放すると同時に、切替ユニット516の開閉弁516aが開弁するように吐止水切替ハンドル510を操作して、カラン512又はシャワーヘッド514と連通させた状態で、湯温調節用ダイヤル508を回転操作し、各逆流防止弁520a,520bの下流側や温度調節部518内等に滞留している湯水を排出するという追加の作業が必要になるため、水抜き操作が煩雑になるという問題がある。
また、各水抜き用のコック522a,522b,524や吐止水切替ハンドル510のいずれかの操作を忘れた場合には、水栓本体内に滞留している水が凍結して、温度調節部518等を損傷する恐れがあるという問題もある。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる湯水混合水栓装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、給湯源から供給された湯と給水源から供給された水とが混合される湯水混合部を備えた水栓本体と、上記水栓本体に設けられ、上記水栓本体の上流側の水圧により開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により開いた状態となり、上記水栓本体に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、上記吸気排水弁は、上記水抜き操作により開弁し、上記湯水混合部の上流側の湯及び水のそれぞれの流路に対して吸気が自動的に行われ、且つ、上記湯水混合部の下流側の湯水の流路に対して吸気又は排水が自動的に行われるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、水抜き操作により給水源から水栓本体への給水が停止され、水栓本体の上流側の水圧が低下することにより、吸気排水弁が開いた状態となり、水栓本体の湯水混合部の上流側の湯及び水のそれぞれの流路に対して吸気を自動的に行うことができると共に、湯水混合部の下流側の湯水の流路に対して吸気又は排水を自動的に行うことができるため、湯水混合水栓装置自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体内に対して水抜きをすることができる。また、1回の水抜き操作で吸気排水弁を開弁させることにより、水栓本体に対して吸気及び排水を同時に行うことができるため、効率よく且つ確実に水栓本体内の水抜きを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記吸気排水弁は、単一の吸気排水弁である。
このように構成された本発明においては、水抜き操作により給水源から水栓本体への給水が停止されると、単一の吸気排水弁が自動的に開弁し、水栓本体に対して自動的に吸気及び排水が可能になるため、簡易な単一の吸気排水弁の構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記給水源から上記水栓本体に給水された水が流入する圧力室を有し、上記吸気排水弁は、上記圧力室内に設けられて上記圧力室内の水圧が作用する弁体を備え、この弁体及び上記水栓本体の上記弁体近傍には、上記弁体を介して上記圧力室と上記水栓本体の外部とを連通させる連通部が設けられ、この連通部は、上記水抜き操作により上記給水源から上記水栓本体への給水が停止されることにより上記圧力室内の水圧が低下して上記弁体が開弁したときに、上記連通部から上記圧力室内に吸気がなされ、上記圧力室内の水を上記連通部を介して上記水栓本体の外部に排出するように構成されている。
このように構成された本発明においては、給水源から水栓本体に給水された水が流入する圧力室を有しており、吸気排水弁が、この圧力室内に設けられて圧力室内の水圧が作用する弁体を備え、この弁体及び水栓本体の弁体近傍には、弁体を介して圧力室と水栓本体の外部とを連通させる連通部が設けられており、水抜き操作により給水源から水栓本体への給水が停止されることにより圧力室内の水圧が低下して弁体が開弁したときに、連通部から圧力室内に吸気を行うことにより、圧力室内の水を連通部を介して水栓本体の外部に排出することができる。したがって、圧力室内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、上記弁体は、上記圧力室内に水圧により開閉するダイヤフラム式の弁体である。
このように構成された本発明においては、吸気排水弁の弁体が、圧力室内に水圧により開閉するダイヤフラム式の弁体であるため、圧力室内の水圧により滑らかに開閉移動させることができ、吸気排水弁の開閉性能を向上させることができる。
本発明において、好ましくは、上記連通部は、上記弁体に形成されて上記給水源から上記水栓本体に給水された水を上記圧力室内に通過させる連通穴を含み、上記弁体は、上記連通穴を通過して上記圧力室内に流入した水の圧力により開閉する。
このように構成された本発明においては、給水源から水栓本体に給水された水は、弁体に形成された連通部の連通穴を通過して圧力室内に流入することができ、この圧力室に流入した水の圧力により、弁体が閉弁する方向に容易に移動することができる。一方、水抜き操作により、給水源から水栓本体への給水が停止されると、水栓本体の上流側の水圧が低下することにより、弁体の連通穴を通過して圧力室内に流入する水の圧力が低下するため、弁体が開弁する方向に容易に移動することができる。したがって、圧力室内に水を供給するための連通穴を弁体に設けた簡易な構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記吸気排水弁に設けられて且つこの吸気排水弁を手動で操作可能な手動操作部を有する。
このように構成された本発明においては、吸気排水弁を手動で操作可能な手動操作部を有するため、水抜き操作により、給水源から水栓本体への給水が停止されて吸気排水弁を開弁させようとした際に、万一、吸気排水弁が閉弁したままの状態になっていても、手動操作部を手動で操作して吸気排水弁を強制的に開弁させることができるため、確実に水抜きをすることができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記湯水混合部の上流側から湯及び水のそれぞれが流入する湯流入部及び水流入部と、これらの湯流入部及び水流入部のそれぞれから流入する湯及び水の量を調節して混合することにより温度調節した湯水を流出させる湯水流出部と、を備えた温度調節機能部を有し、この温度調節機能部は、上記湯流入部及び上記水流入部から上記湯水流出部に向かって下方に傾斜するように上記水栓本体内に傾斜して配置されている。
このように構成された本発明においては、湯水混合部の上流側から湯及び水のそれぞれが流入する湯流入部及び水流入部と、これらの湯流入部及び水流入部のそれぞれから流入する湯及び水の量を調節して混合することにより温度調節した湯水を流出させる湯水流出部と、を備えた温度調節機能部を有しており、この温度調節機能部が、湯流入部及び水流入部から湯水流出部に向かって下方に傾斜するように水栓本体内に傾斜して配置されているため、水抜き操作により、給水源から水栓本体への給水が停止された際に、温度調節機能部内の残水を排出しやすくすることができる。したがって、温度調節機能部内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができ、凍結による温度調節機能部の破損を防ぐことができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記湯水混合部で混合された湯水を吐出させるシャワーヘッドが先端部に設けられたシャワーホース部と、このシャワーホース部と上記水栓本体とを接続するシャワーホース接続部と、を有し、このシャワーホース接続部は、上記吸気排水弁により開閉される排水部の最低位置よりも上方に位置している。
このように構成された本発明においては、湯水混合部で混合された湯水を吐出させるシャワーヘッドが先端部に設けられたシャワーホース部と、このシャワーホース部と水栓本体とを接続するシャワーホース接続部を有しており、このシャワーホース接続部が吸気排水弁により開閉される排水部の最低位置よりも上方に位置しているため、水抜き操作により、給水源から水栓本体への給水が停止された際に、シャワーホース部内からシャワーホース接続部内に流れ込んだ残水を吸気排水弁により開放される排水部から確実に排水することができ、シャワーホース接続部内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができる。
つぎに、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路に設けられて湯の逆流を防止する湯用逆流防止弁と、上記通水路に設けられて水の逆流を防止する水用逆流防止弁と、上記湯用逆流防止弁及び上記水用逆流防止弁よりも下流側に設けられて、上記通湯路から供給された湯の量と上記通水路から供給された水の量を調節して混合することにより湯水の温度調節を行う温度調節機能部と、を備えた水栓本体と、上記水栓本体の下流側に設けられ、上記温度調節機能部で混合された湯水を吐出させるカラン吐水部と、上記水栓本体の下流側に設けられ、上記温度調節機能部で混合された湯水を吐出させるシャワー吐水部と、上記水栓本体の上記温度調節機能部の下流側に設けられ、上記カラン吐水部及び上記シャワー吐水部のそれぞれに湯水を供給する湯水混合路を開閉する開閉弁を備え、上記カラン吐水部からの吐水及び止水、並びに、上記シャワー吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能な切替部と、上記水栓本体に設けられ、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により外気を吸入可能な吸気部と、上記水栓本体に設けられ、上記水抜き操作により上記水栓本体内の残水を排水可能な排水部と、上記水栓本体の上流側の水圧により開閉し、上記水抜き操作により開いた状態となり、上記吸気部による吸気を可能にすると共に、上記排水部による排水を可能にする吸気排水弁と、を有し、上記吸気部は、上記水用逆流防止弁よりも上流側の上記通水路である第1の流路に設けられた第1の吸気部と、上記湯用逆流防止弁よりも上流側の上記通湯路である第2の流路に設けられた第2の吸気部と、上記水用逆流防止弁及び上記湯用逆流防止弁のそれぞれから上記開閉弁までの第3の流路に設けられた第3の吸気部と、上記開閉弁から上記カラン吐水部までの第4の流路に設けられた第4の吸気部と、上記開閉弁から上記シャワー吐水部までの第5の流路に設けられた第5の吸気部と、を備え、上記排水部は、上記第3の流路に設けられた第1の排水部と、上記第5の流路に設けられた第2の排水部と、を備えていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、給水源から水栓本体への給水が停止される水抜き操作を行うと、吸気排水弁を開閉させる水圧が低下し、吸気排水弁が閉弁した状態から吸気部及び排水部を自動的に開放する。そして、水用逆流防止弁よりも上流側の通水路である第1の流路に第1の吸気部から吸気されることにより、この第1の流路内の水が通水路の上流側へ排水される。これと同時に、湯用逆流防止弁よりも上流側の通湯路である第2の流路に第2の吸気部から吸気されることにより、この第2の流路内の湯が通湯路の上流側へ排水される。また、これらと同時に、水用逆流防止弁及び湯用逆流防止弁のそれぞれから開閉弁までの第3の流路に第3の吸気部から吸気されることにより、この第3の流路内の湯と水が第1の排水部から水栓本体の外部に排水される。さらに、これらと同時に、開閉弁からカラン吐水部までの第4の流路に第4の吸気部から吸気されることにより、第4の流路内の湯水がカラン吐水部から水栓本体の外部に排水される。さらに、これらと同時に、開閉弁からシャワー吐水部までの第5の流路に第5の吸気部から吸気されることにより、第5の流路内の湯水が第2の排水部から水栓本体の外部に排水される。すなわち、水抜き操作により給水源から水栓本体への給水が停止され、水栓本体の上流側の水圧が低下することにより、吸気排水弁が開いた状態となり、水栓本体に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。したがって、湯水混合水栓装置自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体内に対して水抜きをすることができる。また、1回の水抜き操作で吸気排水弁が開弁することにより、水栓本体に対して吸気及び排水が同時に行われるため、効率よく且つ確実に水栓本体内の水抜きを行うことができる。
本発明において、好ましくは、上記第3の流路は、上記水用逆流防止弁から上記温度調節機能部までの第6の流路と、上記湯用逆流防止弁から上記温度調節機能部までの第7の流路と、上記温度調節機能部から上記開閉弁までの第8の流路と、を備え、上記第3の吸気部は、上記第6の流路に設けられた第6の吸気部と、上記第7の流路に設けられた第7の吸気部と、備え、上記第1の排水部は、上記第6の流路に設けられた第3の排水部と、上記第7の流路に設けられた第4の排水部と、上記第8の流路に設けられた第5の排水部と、を備えている。
このように構成された本発明においては、給水源から水栓本体への給水が停止される水抜き操作を行うと、吸気排水弁を開閉させる水圧が低下し、吸気排水弁が閉弁した状態から吸気部及び排水部を自動的に開放したときに、さらに、水用逆流防止弁から温度調節機能部までの第6の流路に第6の吸気部から吸気されることにより、この第6の流路内の水が第3の排水部から排水される。これと同時に、湯用逆流防止弁から温度調節機能部までの第7の流路に第7の吸気部から吸気されることにより、この第7の流路内の湯が第4の排水部から排水される。また、これらと同時に、温度調節機能部から上記開閉弁までの第8の流路に第8の吸気部から吸気されることにより、この第8の流路内の湯及び水が第5の排水部から排水される。したがって、さらに効率よく且つ確実に水栓本体内の水抜きを行うことができる。
つぎに、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路から供給された湯と上記通水路から供給された水とが混合される湯水混合部と、この湯水混合部で混合された湯水が通過する湯水混合路と、を備えた水栓本体と、上記水栓本体の下流側に設けられ、上記湯水混合路を通過した湯水を吐出させる吐水部と、上記水栓本体に設けられ、上記通湯路、上記通水路及び上記湯水混合路を開閉することにより上記吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能である共に、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから上記湯水混合部に流入する湯及び水のそれぞれの量を調節する開閉弁と、上記水栓本体に設けられ、上記湯水混合部よりも上流側の上記通水路及び上記通湯路のそれぞれと上記湯水混合部よりも下流側の上記湯水混合路とを連通させる連通部と、この連通部に形成された圧力室内に設けられ、上記水栓本体の上流側から上記圧力室内に流入する水圧により上記連通部を開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により上記連通部が開放された状態となり、上記水栓本体内に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、上記連通部は、上記通水路から上記吸気排水弁までの第1の連通部と、上記通湯路から上記吸気排水弁までの第2の連通部と、上記湯水混合路と上記吸気排水弁とを連通させる第3の連通部と、を備え、上記水栓本体における上記吸気排水弁の近傍には、上記第3の連通部から排水された湯水を上記水栓本体の外部に排水する排水部が上記吸気排水弁により開閉可能に設けられ、上記第3の連通部及び上記排水部は、上記水抜き操作により上記通水路から上記連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下して上記吸気排水弁が開弁すると、上記吐水部から上記湯水混合路を経て上記第3の連通部に吸気され、上記湯水混合路内の湯水が上記第3の連通部を経て上記排水部から上記水栓本体の外部に排水されるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、湯水混合部よりも上流側の通水路及び通湯路のそれぞれと湯水混合部よりも下流側の湯水混合路とを連通させる連通部に形成された圧力室内に設けられた吸気排水弁が、水栓本体の上流側から圧力室内に流入する水圧により連通部を開閉し、給水源から水栓本体への給水が停止される水抜き操作により、通水路から連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下すると、吸気排水弁が開弁して連通部が開放された状態となる。これにより、吐水部から湯水混合路に吸気され、湯水混合路から第3の連通部を経て排水部に吸気され、湯水混合路内の湯水が第3の連通部を経て排水部から水栓本体の外部に排水されるため、水栓本体内に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。したがって、湯水混合水栓装置自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体内に対して水抜きをすることができる。また、1回の水抜き操作で吸気排水弁が開弁することにより、水栓本体に対して吸気及び排水が同時に行われるため、効率よく水栓本体内の水抜きを行うことができる。
つぎに、本発明は、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路から供給された湯と上記通水路から供給された水とが混合される湯水混合部と、この湯水混合部で混合された湯水が通過する湯水混合路と、を備えた水栓本体と、上記水栓本体の下流側に設けられ、上記湯水混合路を通過した湯水を吐出させる吐水部と、上記水栓本体に設けられ、上記通湯路、上記通水路及び上記湯水混合路を開閉することにより上記吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能である共に、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから上記湯水混合部に流入する湯及び水のそれぞれの量を調節する開閉弁と、上記水栓本体に設けられ、上記湯水混合部よりも上流側の上記通水路及び上記通湯路のそれぞれと上記湯水混合部よりも下流側の上記湯水混合路とを連通させる連通部と、この連通部に形成された圧力室内に設けられ、上記水栓本体の上流側から上記圧力室内に流入する水圧により上記連通部を開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により上記連通部が開放された状態となり、上記水栓本体内に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、上記連通部は、上記通水路から上記吸気排水弁までの第1の連通部と、上記通湯路から上記吸気排水弁までの第2の連通部と、上記湯水混合路と上記吸気排水弁とを連通させる第3の連通部と、を備え、上記水抜き操作により上記通水路から上記連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下して上記吸気排水弁が開弁すると、上記吐水部から上記湯水混合路に吸気され、上記湯水混合路から上記第3の連通部を経て上記第1の連通部及び上記第2の連通部のそれぞれに吸気され、上記湯水混合路内の湯水が上記第3の連通部を経て上記第1の連通部及び上記第2の連通部のそれぞれから上記通水路及び上記通湯路のそれぞれに排水されるように構成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、湯水混合部よりも上流側の通水路及び通湯路のそれぞれと湯水混合部よりも下流側の湯水混合路とを連通させる連通部に形成された圧力室内に設けられた吸気排水弁が、水栓本体の上流側から圧力室内に流入する水圧により連通部を開閉し、給水源から水栓本体への給水が停止される水抜き操作により、通水路から連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下すると、吸気排水弁が開弁して連通部が開放された状態となる。これにより、吐水部から湯水混合路に吸気され、湯水混合路から第3の連通部を経て第1の連通部及び第2の連通部のそれぞれに吸気され、湯水混合路内の湯水が第3の連通部を経て第1の連通部及び第2の連通部のそれぞれから通水路及び通湯路のそれぞれに排水されるため、水栓本体内に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。したがって、湯水混合水栓装置自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体内に対して水抜きをすることができる。また、1回の水抜き操作で吸気排水弁が開弁することにより、水栓本体に対して吸気及び排水が同時に行われるため、効率よく且つ確実に水栓本体内の水抜きを行うことができる。
本発明において、好ましくは、更に、上記水栓本体における上記吸気排水弁の近傍に上記吸気排水弁により開閉可能に設けられて、上記第3の連通部から排水された湯水を上記水栓本体の外部に排水する排水部を有する。
このように構成された本発明においては、水抜き操作を行い、吸気排水弁が開弁した際に、水栓本体における吸気排水弁の近傍に吸気排水弁により開閉可能に設けられた排水部によって、第3の連通部から排水された湯水を水栓本体の外部に排水することもできるため、より効率よく且つ確実に水栓本体内の水抜きを行うことができる。
本発明の湯水混合水栓装置によれば、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置を斜め上方且つ前方から見た斜視図である。 図2のIII−III線に沿った斜視断面図である。 図2のIV−IV線に沿った斜視断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 図2のVI−VI線に沿った斜視断面図である。 本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の水栓本体及び吸気排水弁ユニットの分解斜視図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の閉弁状態の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の開弁状態の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置を斜め後方から見た斜視図である。 図10のXI−XI線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における通湯路及び通水路の正面断面を含む正面断面図である。 図11のXII−XII線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における通水路の右側側面断面を含む側面断面図である。 図11のXIII−XIII線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における中央側面断面図である。 図11のXIV−XIV線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置におけるバルブユニットの平面断面を含む平面断面図である。 本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットの分解斜視図である。 図12に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 図13に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置における通水路の右側側面断面に沿った側面断面図である。 従来の温度調節機能付きの湯水混合水栓装置を示す概略図である。
つぎに、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。
まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置を示す概略図であり、図2は、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置を示す斜視図である。また、図3は、図2のIII−III線に沿った斜視断面図であり、図4は、図2のIV−IV線に沿った斜視断面図である。さらに、図5は、図2のV−V線に沿った断面図であり、図6は、図2のVI−VI線に沿った斜視断面図である。
まず、図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置1は、水栓本体2を備えており、この水栓本体2の背面側には、給湯源である給湯器(図示せず)からの湯を供給する湯供給脚4と、水栓本体2に上水道等の給水源(図示せず)からの水道水を供給する水供給脚6がそれぞれ設けられている。
また、湯供給脚4は、壁面に設けられた給湯管(図示せず)と水栓本体2とを連結し、水栓本体2に湯を供給するようになっている。
さらに、水供給脚6は、壁面に設けられた水道管(図示せず)と水栓本体2とを連結し、水栓本体2に水を供給するようになっている。また、この水供給脚6の上流側の流路には、寒冷地等において湯水混合水栓装置1に対して水抜きを行う際に操作される水抜き栓(図示せず)が設けられている。
つぎに、図1に示すように、水栓本体2内には、湯供給脚4から供給された湯が通過する通湯路8と、水供給脚6から供給された水が通過する通水路10がそれぞれ形成されている。
また、図1〜図4及び図6に示すように、通湯路8及び通水路10のそれぞれには、湯用逆流防止弁12及び水用逆流防止弁14のそれぞれが設けられており、湯用逆流防止弁12により湯用逆流防止弁12の下流側の湯が湯供給脚4側に逆流することを防ぐと共に、水用逆流防止弁14により水用逆流防止弁14の下流側の水が水供給脚6側に逆流することを防ぐことができるようになっている。
つぎに、図1〜図3及び図5に示すように、水栓本体2内の通湯路8及び通水路10の下流側には、通湯路8から供給された湯の量と通水路10から供給された水の量を調節して混合する湯水混合部であり且つ混合した湯水の温度調節を行う温度調節機能部であるサーモユニット16が設けられている。
また、図1及び図2に示すように、水栓本体2の下流側には、サーモユニット16により温度調節された湯水を吐出させるカラン18及びシャワーヘッド20がそれぞれ設けられている。
さらに、図1〜図3及び図5に示すように、水栓本体2内のサーモユニット16の下流側には、カラン18からの吐水及び止水、並びに、シャワーヘッド20からの吐水及び止水を切り替え可能な切替部である切替ユニット22が設けられている。この切替ユニット22は、サーモユニット16で混合されて温度調節された湯水が通過する湯水混合路24を開閉する開閉弁である切替バルブ26を備えており、この切替バルブ26の開閉により、カラン18からの吐水及び止水、並びに、シャワーヘッド20からの吐水及び止水が切り替えられるようになっている。
また、図1〜図5に示すように、水栓本体2の正面側から見てサーモユニット16の左端部には、取り付けられた湯温調節用ダイヤル28が設けられており、水栓本体2の正面側から見て切替ユニット22の右端部には、吐止水切替ハンドル30が設けられている。
湯温調節用ダイヤル28は、これを廻すことによって水栓本体2に内蔵されたサーモユニット16を操作し、このサーモユニット16によって調節される湯の温度を変化させることができるようになっている。
吐止水切替ハンドル30は、これを回転操作することによって、切替ユニット22に内蔵された切替バルブ26を切り替え、止水状態、カラン18からの吐水状態、シャワーヘッド20からの吐水状態が切り替えられるようになっている。
また、吐止水切替ハンドル30をカランの側に回転させると、サーモユニット16によって適温に混合された湯水がカラン18から吐水され、吐止水切替ハンドル30をシャワーの側に回転させると、適温に混合された湯水が、シャワーヘッド20から吐水されるようになっている。
さらに、図1〜図3に示すように、水栓本体2の背面側には、水供給脚6の上流側の水圧により開閉する吸気排水弁本体32を備えた吸気排水弁ユニット34(詳細は後述する)が設けられている。水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)から水栓本体2への給水が停止され、水供給脚6の上流側の流路内の水圧が低下することにより負圧が発生し、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32が開弁するようになっている。これにより、吸気排水弁ユニット34により開放される吸気部I(詳細は後述する)から水栓本体内の複数の流路に対して外気が自動的に吸気されると共に、この水栓本体2内の複数の流路内の湯及び/又は水が、吸気排水弁ユニット34により開放される排水部O(詳細は後述する)から水栓本体2の外部に自動的に排水されるようになっている。
つぎに、図1〜図9を参照して、本実施形態の湯水混合水栓装置における吸気排水弁ユニット、吸気排水弁ユニットにより吸気される吸気部、及び、吸気排水弁ユニットにより排水される排水部の詳細について説明する。
図7は、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の水栓本体及び吸気排水弁ユニットの分解斜視図であり、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の開弁状態の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図9は、図7のVIII−VIII線に沿った断面図であり、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置の開弁状態の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。
まず、図7に示すように、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32は、水栓本体2の背面側に設けられた吸気排水弁ユニット取付部Aに形成される、吸気部Iの常時開口する連通口36以外の5つの連通口(吸気口)38,40,42,44,46及び4つの連通口(排水口)48,50,52,54に対して同時に開閉する単一のダイヤフラム式の弁体56を備えている。
また、図7に示すように、吸気排水弁ユニット34は、水栓本体2の背面の吸気部Iの連通口(吸気口)36,38,40,42,44,46及び排水部Oの連通口(排水口)48,50,52,54の中心のばね取付穴58に取り付けられるコイルばね60を備え、このコイルばね60が弁体56を前方側から後方側に向かって弁体56を付勢するようになっている。
さらに、図7〜図9に示すように、吸気排水弁ユニット34は、弁体56の背面側に取り付けられて弁体56を保持する保持部材62を備えている。この保持部材62は、これと対向する水栓本体2の背面にボルト64によって固定され、保持部材62の前方側には、弁体56が収容される弁室66(図9参照)が形成されている。この弁室66は、弁体56の後方側に形成されて弁体56に背面側から水圧を作用させる圧力室(背圧室)66aと、この弁体56の前方側に形成されて且つ弁体56が開弁している状態で吸気部Iの各連通口(吸気口)36,38,40,42,44,46及び排水部Oの各連通口(排水口)48,50,52,54と連通する連通室66bから構成されている。
つぎに、図1、図3、図4及び図6〜図9に示すように、水栓本体2内には、水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aと水栓本体2の背面の連通口36とを連通させる連通路68が設けられている。
また、図7〜図9に示すように、弁体56には、水栓本体2の連通路68と圧力室66a及び連通室66bとを連通させる第1の連通穴70が前後方向に貫くように形成されており、水供給脚6から水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aに供給された水の一部は、連通路68を通過し、連通室66b及び弁体56の第1の連通穴70を経て圧力室(背圧室)66aに流入するようになっている。そして、圧力室(背圧室)66a内の水圧が、弁体56を背面側から押圧し、その押圧力がコイルばね60の付勢力を上回ることにより弁体56が閉弁し、水栓本体2の背面の吸気部Iの各連通口(吸気口)38,40,42,44,46及び排水部Oの各連通口(排水口)48,50,52,54が同時に閉鎖されるようになっている。
つぎに、図7に示すように、弁体56には、前後方向に貫いて第1の連通穴70よりも小さい穴径を有する第2の連通穴72が形成されており、この第2の連通穴72は、弁体56が閉弁している状態では、閉鎖されている。
また、図4及び図7〜図9に示すように、水栓本体2の吸気排水弁ユニット取付部Aにおける弁体56の上側近傍には、保持部材62を前後方向に貫く通気穴62aと連通する連通路(吸気路)74が形成されており、この連通路(吸気路)74及び保持部材62の通気穴62aを介して、連通室66bと水栓本体2の外部とが連通するようになっている。
さらに、弁体56の下側近傍には、連通室66bと水栓本体2の外部とを連通させる3つの連通路(排水路)76,78,80が形成されている。
また、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)からの給水が停止され、水供給脚6の上流側の流路内の水圧が低下し、大気圧以下となることにより負圧が発生し、この負圧によって、水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10a内の水が水供給脚6内を通じて水供給脚6の上流側へ排出されるようになっている。したがって、水栓本体2の上流側の流路内の圧力が大気圧以下になるため、連通路68を通じて圧力室66a内に水が供給されなくなり、圧力室66a内の圧力が低下する。これにより、弁体56を背面側から押す力がなくなり、コイルばね60の付勢力によって、弁体56は、図8に示す閉弁状態から開弁する方向(図8の左側方向)に移動し、図9に示すように開弁し、水栓本体2の背面の吸気部Iの連通口(吸気口)36,38,40,42,44,46及び排水部Oの各連通口(排水口)48,50,52,54が同時に開放されるようになっている。
なお、この際に弁体56がコイルばね60の付勢力によって完全に開弁されるため、圧力室66aが最小化され、圧力室66a内の水をより確実に排出することが可能となる。
さらに、図7に示すように、吸気排水弁ユニット34は、吸気排水弁本体32の弁体56の中央部に固定して設けられて保持部材62を介して背面側に突出する手動操作用のつまみ部材81を備えており、この手動操作用のつまみ部材81は、保持部材62に対して弁体56と共に前後方向に摺動可能となっている。
また、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作され、水栓本体2への給水が停止されて吸気排水弁本体32の弁体56を開弁させようとした際に、万一、吸気排水弁本体32の弁体56が固着して閉弁したままの状態になっていても、手動操作用のつまみ部材81を背面側に引っ張るように手動で操作することにより、吸気排水弁本体32の弁体56を強制的に開弁させることができるため、確実に水抜きをすることができるようになっている。
なお、本実施形態では、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32の弁体56については、単一のダイヤフラム式の弁体56を採用し、この単一のダイヤフラム式の弁体56が吸気部Iの各連通口(吸気口)36,38,40,42,44,46及び排水部Oの各連通口(排水口)48,50,52,54を同時に開閉するような形態について説明するが、このような形態に限られず、他の形態の弁体についても適用可能である。例えば、弁体として、ダイヤフラム式の弁体以外にも、前後方向に摺動するピストン式の弁体を採用してもよいし、複数の弁体によって吸気部Iの連通口(吸気口)36,38,40,42,44,46及び排水部Oの各連通口(排水口)48,50,52,54を同時に開閉するようにしてよい。
つぎに、図1〜図9を参照して、吸気排水弁ユニット34により吸気される吸気部I、及び吸気排水弁ユニット34により排水される排水部Oの詳細について説明する。
まず、図1、図3、図4及び図6〜図9に示すように、吸気部Iの連通口36は、水栓本体2内の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aと連通路68を介して連通している。
また、この連通路68は、弁体56が閉弁している状態では、水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aから供給された水が通過する通水路となっている。
さらに、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作され、吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、連通口36が第1の吸気口36となり、この第1の吸気口36から連通路(吸気路)68を介して水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aに吸気され、この水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10a及び水供給脚6内の水が水供給脚6の上流側へ排水されるようになっている。
つぎに、図1、図3、図4及び図7に示すように、吸気部Iの第2の吸気口38は、水栓本体2内の湯用逆流防止弁12よりも上流側の通湯路8aと連通路(吸気路)82を介して連通している。
水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第2の吸気口38から連通路(吸気路)82を介して湯用逆流防止弁12よりも上流側の通湯路8aに吸気され、この湯用逆流防止弁12よりも上流側の通湯路8a及び湯供給脚4内の湯が湯供給脚4の上流側へ排水されるようになっている。
つぎに、図1、図3、図4、図6及び図7に示すように、吸気部Iの第3の吸気口40は、水栓本体2内の水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bと連通路(吸気路)84を介して連通している。
一方、排水部Oの第1の排水口48は、水栓本体2内の水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bと連通路(排水路)86を介して連通している。
水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第3の吸気口40から連通路(吸気路)84を介して水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bに吸気されるようになっている。
同時に、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10b内の残水が、図4及び図6に示すように、連通路(排水路)86を経て第1の排水口48から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。
つぎに、図1、図3、図4、図6及び図7に示すように、吸気部Iの第4の吸気口42は、水栓本体2内の湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bと連通路(吸気路)88を介して連通している。
一方、排水部Oの第2の排水口50は、水栓本体2内の湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bと連通路(排水路)90を介して連通している。
水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第4の吸気口42から連通路88を介して湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bに吸気されるようになっている。
同時に、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8b内の残湯が、図4及び図6に示すように、連通路(排水路)90を経て第2の排水口50から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。
つぎに、図1及び図5に示すように、サーモユニット16は、その上流側の通湯路8bの湯が流入する湯流入部16aと、サーモユニット16の上流側の通水路10bの水が流入する水流入部16bと、これらの湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから流入する湯及び水の量を調節して混合することにより温度調節した湯水を流出させる湯水流出部16cを備えており、湯流入部16a及び水流入部16bから湯水流出部16cに向かって下方に傾斜するように水栓本体2内に傾斜して配置されている。
また、図1、図4、図6及び図7に示すように、排水部Oの第3の排水口52は、連通路(排水路)92を介して、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24と連通している。
水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第3の吸気口40から連通路(吸気路)84を介して水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bに吸気されると共に、第4の吸気口42から連通路88を介して湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bに吸気され、これらの吸気された外気がサーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれからサーモユニット16内に流入した後、切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24に流入するようになっている。
同時に、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24内に残された湯水が、連通路(排水路)92を経て第3の排水口52から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。
つぎに、図1、図3、図4及び図7に示すように、吸気部Iの第5の吸気口44は、切替ユニット22の切替バルブ26からカラン18までの流路94と連通路(吸気路)96を介して連通している。
水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第5の吸気口44から連通路(吸気路)96を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からカラン18までの流路94に吸気されるようになっている。
同時に、切替ユニット22の切替バルブ26からカラン18までの流路94内に残された湯水が、カラン18から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。
つぎに、図6に示すように、水栓本体2において、正面側から見て吐止水切替ハンドル30の後方且つ下方の右側端部には、先端部にシャワーヘッド20が設けられたシャワーホース20aを接続する接続部材98が取り付けられている。
また、図1、図3、図4、図6及び図7に示すように、吸気部Iの第6の吸気口46は、切替ユニット22の切替バルブ26から接続部材98を経てシャワーヘッド20までの流路100と、連通路(吸気路)102を介して連通している。
一方、排水部Oの第4の排水口54は、切替ユニット22の切替バルブ26から接続部材98を経てシャワーヘッド20までの流路100と、連通路(排水路)104を介して連通している。
さらに、図6に示すように、シャワーホース接続部材98の内部に形成されている流路100は、排水部Oの第4の排水口54及び連通路(排水路)104よりも上方に位置しており、排水部Oの最低位置よりも上方に位置している。
図1、図3、図4、図6及び図7に示すように、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)が水栓本体2よりも上方に位置している場合には、水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)から流路100内に吸気されると共に、第6の吸気口46から連通路(吸気路)102を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100に吸気されるようになっている。
同時に、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100内に残された湯水が、連通路(排水路)104を経て第4の排水口54から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。
一方、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)が水栓本体2よりも下方に位置している場合には、水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第6の吸気口46から連通路(吸気路)102を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100に吸気されるようになっている。
同時に、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100内に残された湯水が、連通路(排水路)104を経て第4の排水口54から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水されるようになっている。このとき、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)を床置きした状態や下向きに配置した状態では、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)からも残水が排水されるようになっている。
なお、本実施形態においては、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bと、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24とが、互いに構造的に連通しており、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bと、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24とについても、互いに構造的に連通しているため、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bを吸気するための第3の吸気口40及び連通路(吸気路)84を省略した場合、或いは、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bを吸気するための第4の吸気口42及び連通路(吸気路)88を省略した場合であっても、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24に対して十分に吸気することができるため、第3の吸気口40及び連通路(吸気路)84、又は、第4の吸気口42及び連通路(吸気路)88のいずれか一方については省略してもよい。
また、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bと、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24とが、互いに構造的に連通しており、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bと、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24とについても、互いに構造的に連通している。したがって、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10b内の残水を排水するための第1の排水口48及び連通路(排水路)86が少なくとも設けられているか、或いは、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8b内の残湯を排水するための第2の排水口50及び連通路(排水路)90が少なくとも設けられているか、或いは、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれから切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24内に残された湯水を排水するための第3の排水口52及び連通路(排水路)92が少なくとも設けられていればよい。
上述した本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)からの給水が停止され、水供給脚6の上流側の流路内の水圧が低下し、大気圧以下となることにより負圧が発生し、この負圧によって、水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10内の水が水供給脚6内を通じて水供給脚6の上流側へ排出される。これにより、水栓本体2の上流側の流路内の圧力が大気圧以下になるため、連通路68を通じて圧力室66a内に水が供給されなくなり、圧力室66a内の圧力が低下する。したがって、弁体56を背面側から押す力がなくなり、コイルばね60の付勢力によって、弁体56は、図8に示す閉弁状態から開弁する方向(図8の左側方向)に移動し、図9に示すように開弁し、図7に示す水栓本体2の背面の連通口36、各吸気口38,40,42,44,46及び各排水口48,50,52,54を同時に開放することができる。なお、この際に弁体56がコイルばね60の付勢力によって完全に開弁されるため、連通室66aが最小化され、圧力室66a内の水をより確実に排出することが可能となる。
また、水抜き操作により吸気排水弁ユニット34の弁体56が開弁すると、第1の吸気口36から連通路(吸気路)68を介して水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aに吸気され、この水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10a及び水供給脚6内の水が水供給脚6の上流側へ排水される。
同時に、第2の吸気口38から連通路(吸気路)82を介して湯用逆流防止弁12よりも上流側の通湯路8aに吸気され、この湯用逆流防止弁12よりも上流側の通湯路8a及び湯供給脚4内の湯が湯供給脚4の上流側へ排水される。
さらに、同時に、第3の吸気口40から連通路(吸気路)84を介して水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bに吸気されることにより、水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10b内の残水が、図4、図6及び図9に示すように、連通路(排水路)86を経て第1の排水口48から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水される。
さらに、同時に、第4の吸気口42から連通路88を介して湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bに吸気されることにより、湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8b内の残湯が、図4及び図6に示すように、連通路(排水路)90を経て第2の排水口50から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水される。
さらに、同時に、第3の吸気口40から連通路(吸気路)84を介して水用逆流防止弁14からサーモユニット16までの通水路10bに吸気された外気と、第4の吸気口42から連通路88を介して湯用逆流防止弁12からサーモユニット16までの通湯路8bに吸気された外気が、サーモユニット16の湯流入部16a及び水流入部16bのそれぞれからサーモユニット16内に流入した後、切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24に流入し、切替ユニット22の切替バルブ26までの湯水混合路24内に残された湯水が、連通路(排水路)92を経て第3の排水口52から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水される。
さらに、同時に、第5の吸気口44から連通路(吸気路)96を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からカラン18までの流路94に吸気されることにより、切替ユニット22の切替バルブ26からカラン18までの流路94内に残された湯水が、カラン18から水栓本体2の外部へ排水される。
さらに、同時に、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)が水栓本体2よりも上方に位置している場合には、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)から流路100内に吸気されると共に、第6の吸気口46から連通路(吸気路)102を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100に吸気されることにより、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100内に残された湯水が、連通路(排水路)104を経て第4の排水口54から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)76,78,80から水栓本体2の外部へ排水される。一方、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)が水栓本体2よりも下方に位置している場合には、第6の吸気口46から連通路(吸気路)102を介して、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100に吸気されることにより、切替ユニット22の切替バルブ26からシャワーヘッド20までの流路100内に残された湯水が、連通路(排水路)104を経て第4の排水口54から下方の連通路(排水路)76,78,80に排出され、この連通路(排水路)78から水栓本体2の外部へ排水される。このとき、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)を床置きした状態や下向きに配置した状態では、シャワーヘッド20の吐水口(図示せず)からも残水が排水される。
これらの結果、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作するだけで、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32の弁体56を自動的に開弁させることができ、水栓本体2に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。よって、湯水混合水栓装置1自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体2内に対して水抜きをすることができる。また、1回の水抜き操作で吸気排水弁本体32が開弁することにより、水栓本体2に対して吸気及び排水が同時に行われるため、効率よく且つ確実に水栓本体2内の水抜きを行うことができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32により開閉される各吸気口36,38,40,42,44,46や排水口48,50,52,54が水栓本体2自体に集約して設けられているため、寒冷地以外の一般地で使用されている水供給脚及び湯供給脚と、これらに接続されている一般地用の水栓本体について、一般地で使用されている水供給脚及び湯供給脚をそのまま使用し、一般地用の水栓本体のみを本実施形態の湯水混合水栓装置1の水栓本体2に交換するだけで、寒冷地に対応することができ、使い勝手がよい。
また、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、水抜き操作により給水源(図示せず)から水栓本体2への給水が停止されると、吸気排水弁ユニット34の単一の吸気排水弁本体32の弁体56が自動的に開弁し、水栓本体2に対して自動的に吸気及び排水が可能になるため、簡易な単一の吸気排水弁本体32の弁体56の構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aと水栓本体2の背面の連通口36とを連通させる連通路68が、吸気排水弁ユニット34の圧力室(背圧室)66a及び連通室66bと連通しており、給水源(図示せず)から給水され、水供給脚6から水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10aに供給された水の一部が、連通路68を通過し、連通室66b及び弁体56の第1の連通穴70を経て圧力室(背圧室)66aに流入する。そして、圧力室(背圧室)66a内の水圧が、弁体56を背面側から押圧し、その押圧力がコイルばね60の付勢力を上回ることにより弁体56が閉弁し、水栓本体2の背面の各吸気口38,40,42,44,46及び各排水口48,50,52,54が同時に閉鎖される。
一方、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)からの給水が停止され、水供給脚6の上流側の流路内の水圧が低下し、大気圧以下となることにより負圧が発生し、この負圧によって、水栓本体2の水用逆流防止弁14よりも上流側の通水路10内の水が水供給脚6内を通じて水供給脚6の上流側へ排出される。したがって、水栓本体2の上流側の流路内の圧力が大気圧以下になるため、連通路68から連通路66b及び弁体56の第1の連通穴70を経て圧力室66a内に水が供給されなくなり、圧力室66a内の圧力が低下する。これにより、弁体56を背面側から押す力がなくなり、コイルばね60の付勢力によって、弁体56は、図8に示す閉弁状態から開弁する方向(図8の左側方向)に移動し、図9に示すように開弁し、水栓本体2の背面の連通口36、各吸気口38,40,42,44,46及び各排水口48,50,52,54が同時に開放される。
また、弁体56が開弁したときに、連通路(吸気路)74等から圧力室66a及び連通室66b内に吸気が行われ、圧力室66a及び連通室66b内の水が連通路(排水路)76,78,80等を介して水栓本体2の外部に排出することもできるため、圧力室66a及び連通室66b内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32の弁体56が、圧力室66a内に水圧により開閉するダイヤフラム式の弁体であるため、圧力室66a内の水圧により滑らかに開閉移動させることができ、吸気排水弁本体32の開閉性能を向上させることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、給水源(図示せず)から水栓本体2に給水された水は、吸気排水弁ユニット34の吸気排水弁本体32の弁体56に形成された弁体56の第1の連通穴70を通過して弁体56の背圧側の圧力室66a内に流入することができ、この圧力室66aに流入した水の圧力により、弁体56が閉弁する方向に容易に移動することができる。
一方、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作される水抜き操作により、給水源(図示せず)から水栓本体2への給水が停止されると、水栓本体2の上流側の水圧が低下することにより、弁体56の第1の連通穴70を通過して背圧側の圧力室66a内に流入する水の圧力が低下するため、弁体56が開弁する方向に容易に移動することができる。
したがって、背圧側の圧力室66a内に水を供給するための第1の連通穴70を弁体56に設けた簡易な構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、吸気排水弁ユニット34が弁体56を前後方向に摺動可能な手動操作用のつまみ部材81を備えている。したがって、水供給脚6の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作され、水栓本体2への給水が停止されて吸気排水弁本体32の弁体56を開弁させようとした際に、万一、吸気排水弁本体32の弁体56が固着して閉弁したままの状態になっていても、手動操作用のつまみ部材81を背面側に引っ張るように手動で操作することにより、吸気排水弁本体32の弁体56を強制的に開弁させることができるため、確実に水抜きをすることができる。
さらに、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、サーモユニット16が、湯流入部16a及び水流入部16bから湯水流出部16cに向かって下方に傾斜するように水栓本体2内に傾斜して配置されているため、水抜き操作により、給水源(図示せず)から水栓本体2への給水が停止された際に、サーモユニット16内の残水を湯水流出部16cから排出しやすくすることができる。したがって、サーモユニット16内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができ、凍結によるサーモユニット16の破損を防ぐことができる。
また、本実施形態による湯水混合水栓装置1によれば、シャワーホース接続部材98の内部に形成されている流路100は、排水部Oの第4の排水口54及び連通路(排水路)104よりも上方に位置しており、排水部Oの最低位置よりも上方に位置している。したがって、水抜き操作により、給水源(図示せず)から水栓本体2への給水が停止された際に、シャワーホース20aの流路100内からシャワーホース接続部材98の流路100内に流れ込んだ残水を連通路(排水路)104を経て吸気排水弁本体32の弁体56により開閉される排水部Oの第4の排水口54から確実に排水することができ、シャワーホース接続部材98の流路100内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施形態においては、水栓本体2の内部の水を連通路(排水路)76,78,80を通じて直接的に水栓本体2の外部へと排水する形態について説明したが、連通路(排水路)76,78,80をカラン18及び/又はシャワーヘッド20の吐水部と接続することで、これらの吐水部を通じて間接的に水栓本体2の外部に排水する形態にしても良い。
つぎに、図10〜図17を参照して、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置について説明する。
まず、図10は、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置を斜め後方から見た斜視図である。
図10に示すように、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200は、給湯源(図示せず)から供給される湯と給水源(図示せず)から供給される水を混合し、単一の操作ハンドル202を操作することにより湯水の流量と温度を調整した湯水をスパウト204の先端部の吐水口206から吐止水することができる、いわゆる、シングルレバー式の湯水混合水栓装置である。
すなわち、本実施形態の湯水混合水栓装置200は、台所のシンク又は洗面台のカウンターB上に配置された水栓本体208と、この水栓本体208の上部に設けられた操作ハンドル202を備えている。
操作ハンドル202は、水栓本体208に対して水平左右方向に延びる所定の操作軸線A1を中心に鉛直平面内で所定の回動角度θ(以下「流調操作角度θ」)まで回動操作が可能であり、流調操作角度θに応じて湯水混合水栓装置200を止水状態から最大流量の吐水状態まで湯水の吐水流量を調節する流調操作が可能となっている。
また、操作ハンドル202は、水栓本体208に対して上下方向に延びる所定の操作軸線A2を中心に水平平面内で所定の回動角度φ(以下「温調操作角度φ」)で回動操作が可能であり、温調操作角度φに応じて湯水混合水栓装置200のスパウト204の吐水口206から吐水される湯水の温度を調節する温調操作が可能となっている。
すなわち、操作ハンドル202を所定の操作軸線A1を中心に所定の流調操作角度θで上方(図10に示す「開」の方向)に回動操作した場合には、スパウト204の吐水口206から吐出される湯水が吐水状態に設定されるようになっており、操作ハンドル202を回動させる流調操作角度θを大きく設定する程、スパウト204の吐水口206から吐出される湯水の流量が大きく設定されるようになっている。
一方、例えば、流調操作角度θが0°になるように、操作ハンドル202を下方(図10に示す「閉」の方向)に回動操作した場合には、スパウト204の吐水口206から吐出される湯水が止水状態に設定されるようになっている。
さらに、操作ハンドル202を所定の操作軸線A2を中心に所定の温調操作角度φで図10に示す「C」の方向に回動させた場合には、温調操作角度φの大きさが大きい程、スパウト204の吐水口206から吐出される湯水の温度がより低温側に設定されるようになっている。
一方、操作ハンドル202を所定の操作軸線A2を中心に所定の温調操作角度φで図10に示す「H」の方向に回動操作した場合には、温調操作角度φの大きさが大きい程、スパウト204の吐水口206から吐出される湯水の温度がより高温側に設定されるようになっている。
つぎに、図10に示すように、水栓本体208の下方には、水道管等の給水源(図示せず)からの給水される水を水栓本体208内に供給する給水管210と、給湯源である給湯器(図示せず)からの湯を供給する給湯管212がそれぞれ設けられている。
また、この給水管210の上流側の流路には、寒冷地等において湯水混合水栓装置200に対して水抜きを行う際に操作される水抜き栓(図示せず)が設けられている。
さらに、水栓本体208の背面側には、給水管210の上流側の水圧により開閉する吸気排水弁本体214を備えた吸気排水弁ユニット216(詳細は後述する)と、この吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁することにより吸気及び排水が可能となる連通部C(詳細は後述する)と、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁することにより排水が可能となる排水部D(詳細は後述する)が設けられている。
給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)から水栓本体208への給水が停止され、給水管210の上流側の流路内の水圧が低下することにより負圧が発生し、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁するようになっている。
これにより、スパウト204の吐水口206から詳細は後述する水栓本体208内の流路に対して外気が吸気された後、連通部Cに自動的に吸気されるようになっている。
さらに、この連通部C内の湯及び/又は水は、給水管210及び給湯管212のそれぞれの上流側に自動的に排水されると共に、詳細は後述する吸気排水弁ユニット214により開放される排水部Dから水栓本体208の外部に自動的に排水されるようになっている。
つぎに、図10〜図14を参照して、本実施形態の湯水混合水栓装置の水栓本体の内部構造について説明する。
図11は、図10のXI−XI線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における通湯路及び通水路の正面断面を含む正面断面図である。
また、図12は、図11のXII−XII線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における通水路の右側側面断面を含む側面断面図である。
さらに、図13は、図11のXIII−XIII線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置における中央側面断面図である。
また、図14は、図11のXIV−XIV線に沿った断面図であり、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置におけるバルブユニットの平面断面を含む平面断面図である。
まず、図11、図12及び図14に示すよう、水栓本体208内には、その下方(上流)の給水管210から供給された水が通過する通水路218が上下方向に延びるように形成されると共に、下方(上流)給湯管212から供給された湯が通過する通湯路220が上下方向に延びるように形成されている。これらの通水路218及び通湯路220のそれぞれの上端部(下流側端部)は、水栓本体208内の上方に内蔵されているバルブユニット222の固定弁体224の通水路224a及び通湯路224bのそれぞれに接続されている。
つぎに、図11〜図13に示すように、バルブユニット222は、下方に配置されて固定弁体224と、この固定弁体224の上面に対して摺動可能に且つ回転可能に取り付けられる可動弁体226と、可動弁体226と操作ハンドル202とを接続する接続レバー228を備えている。操作ハンドル202による流量操作角度θの操作により、接続レバー228が可動弁体226を固定弁体224の上面に沿って前後方向に摺動させることができるようになっており、操作ハンドル202による温調操作角度φの操作により、接続レバー228が可動弁体226を固定弁体224の上面内で回転することができるようになっている。
また、図13及び図14に示すように、可動弁体226の中央部には、可動弁体226が開弁した状態で、固定弁体224の通水路224aから供給された水と固定弁体224の通湯路224bから供給された湯とが混合される混合室226aが形成されている。
この可動弁体226は、開弁している状態では、その混合室226aと固定弁体224の通水路224a及び通湯路224bの少なくとも一方とが連通するようになっており、混合室226で混合された湯水は、可動弁体226の混合室226aの下方(下流側)の固定弁体224の湯水混合路224cに流入するようになっている。
さらに、図11、図13及び図14に示すように、水栓本体208内における、通水路218及び通湯路220の背面側には、湯水混合路230が形成されており、この湯水混合路230の上端部(上流側端部)は、固定弁体224の湯水混合路224cに接続され、湯水混合路230の下流側は、スパウト204内の流路204a(図13参照)と連通している。
これらの構成により、操作ハンドル202による流量操作角度θの操作に応じて、可動弁体226が固定弁体224の通水路224a及び通湯路224bを開閉する開閉弁として機能し、スパウト204の吐水口206からの吐水及び止水を切り替え可能である共に、操作ハンドル202による温調操作角度φの操作に応じて、固定弁体224の通水路224a及び通湯路224bのそれぞれから固定弁体224の湯水混合路224cに流入する湯及び水のそれぞれの量が調節されることにより湯水の温度が調節され、この温度調節された湯水は、水栓本体208の湯水混合路230からスパウト204内の流路204aを経て、スパウト204の吐水口206から吐水されるようになっている。
つぎに、図10〜図17を参照して、本実施形態の湯水混合水栓装置200の吸気排水弁ユニット216、この吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁することにより吸気及び排水が可能となる連通部C、及び、吸気排水弁ユニット216によりの吸気排水弁本体214が開弁することにより吸気及び排水が可能となる排水部Dの詳細について説明する。
図15は、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットの分解斜視図であり、図16は、図12に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図であり、図17は、図13に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置の吸気排水弁ユニットを部分的に拡大して示す部分拡大断面図である。
まず、図15〜図17に示すように、吸気排水弁ユニット216が取り付けられる水栓本体208の背面の吸気排水弁ユニット取付部Aには、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁することにより吸気及び排水が可能となる連通部Cとして、吸気排水弁本体214の開閉にかかわらず常時開口する第1の連通口232と、吸気排水弁本体214により開閉される第2の連通口234及び第3の連通口236がそれぞれ形成されている。
また、水栓本体208の背面の吸気排水弁ユニット取付部Aには、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が開弁することにより吸気及び排水が可能となる排水部Dとして、排水口238が形成されている。
つぎに、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214は、水栓本体208の背面の吸気排水弁ユニット取付部Aの常時開口する連通口232以外の連通口234,236及び排水口238に対して同時に開閉する単一のダイヤフラム式の弁体240を備えている。
また、図15に示すように、吸気排水弁ユニット216は、水栓本体208の背面の連通口232,234,236及び排水口238の中心のばね取付穴242に取り付けられるコイルばね244を備え、このコイルばね244が弁体240を前方側から後方側に向かって弁体240を付勢するようになっている。
さらに、図15〜図17に示すように、吸気排水弁ユニット216は、弁体240の背面側に取り付けられて弁体240を保持する保持部材246を備えており、この保持部材246と対向する水栓本体208の背面にボルト248によって固定されている。
また、保持部材246の前方側には、弁体240が収容される弁室250(図17参照)が、連通部Cの一部として形成されており、この弁室250は、弁体240に対して背面側から水圧を作用させる圧力室(背圧室)250aと、この弁体240の前方側に形成されて且つ弁体240が開弁している状態で連通部Cの各連通口232,234,236及び排水部Dの排水口238と連通する連通室250bから構成されている。
なお、図16及び図17に示す弁体240については、閉弁している状態を示している。
つぎに、図11、図12、図15及び図16に示すように、水栓本体208内には、可動弁体226よりも上流側の通水路218と水栓本体208の背面の第1の連通口232とを連通させる第1の連通路252が連通部Cの一部として形成されている。また、連通室250bは、弁体240の開閉にかかわらず、連通部Cの第1の連通口232及び第1の連通路252と常時連通している。
同様に、図11及び図16に示すように、可動弁体226よりも上流側の通湯路220についても、水栓本体208の背面の第2の連通口234と連通させる第2の連通路254が連通部Cの一部として形成されている。また、連通室250bは、弁体240が開弁している状態では、連通部Cの第2の連通口234及び第2の連通路254と連通するようになっている。
さらに、図15及び図16に示すように、弁体240には、水栓本体208の第1の連通路252及び第1の連通口232と圧力室250a及び連通室250bとを常時連通させる連通穴256が形成されており、給水管210から水栓本体208の通水路218に供給された水の一部は、連通路252を通過し、連通室250b及び弁体240の連通穴256を経て圧力室(背圧室)250aに流入するようになっている。そして、圧力室(背圧室)250a内の水圧が、弁体240を背面側から押圧し、その押圧力がコイルばね244の付勢力を上回ることにより弁体240が閉弁し、水栓本体208の背面の各連通口234,236及び排水口238が同時に閉鎖されるようになっている。
つぎに、図15及び図17に示すように、水栓本体208内には、湯水混合路230の途中と水栓本体208の背面の第3の連通口236及び連通室250bとを連通する第3の連通路258が形成されている。また、連通室250bは、弁体240が開弁している状態では、連通部Cの第3の連通口236及び第3の連通路258と連通するようになっている。
また、図15及び図17に示すように、水栓本体208には、吸気排水弁ユニット216の下方近傍に排水口260が排水部Dの一部として設けられている。
さらに、水栓本体208内の排水口260と排水口238との間には、排水口238から前方側に所定距離延びた後、下方側に屈曲して所定距離下方に延び、再び後方側に屈曲して所定距離後方に延びる排水路262が排水部Dの一部として形成されている。
給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水管210から水栓本体208の通水路218への給水が停止され、給水管210の上流側の流路内の水圧が低下することにより負圧が発生し、この負圧によって、水栓本体208の通水路218内の水が給水管210内を通じて給水管210の上流側へ排出されるようになっている。
したがって、水栓本体208の上流側の流路内の圧力が大気圧以下になることにより、通水路218から第1の連通路252、第1の連通口232、及び弁体240の連通穴256を経て圧力室(背圧室)250a内に水が供給されなくなり、圧力室250a内の圧力が低下するようになっている。これにより、弁体240を背面側から押す力がなくない、コイルばね244の付勢力によって、弁体240は、図16に示す閉弁状態から開弁する方向(図16の右側方向)に移動して開弁し、水栓本体208の背面の第2の連通口234、第3の連通口236及び排水口238についても、同時に開放されるようになっている。
なお、本実施形態では、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214の弁体240については、単一のダイヤフラム式の弁体240を採用した形態について説明するが、このような形態に限られず、前後方向に摺動するピストン式の弁体を採用してもよいし、複数の弁体によって連通口234,236及び排水口238を同時に開閉するようにしてよい。
上述した本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通水路218と連通室250bとを連通する連通部Cの第1の連通路252及び第1の連通口232が水栓本体208に形成されている。また、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通湯路220と連通室250bとを連通する連通部Cの第2の連通路254及び第2の連通口234が水栓本体208に形成されている。さらに、可動弁体226の混合室226aよりも下流側の湯水混合路230と連通室250bとを連通させる連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236が水栓本体208に形成されている。また、弁室250内に設けられた吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が、水栓本体208の通水路218から、連通部Cの第1の連通路252、第1の連通口232、連通室250b、弁体240の連通穴256、及び圧力室250a内に流入する水圧により連通部Cの第2の連通路254及び第2の連通口234を開閉し、連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を開閉し、排水部Dの排水口238を開閉する。
したがって、給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)から水栓本体208への給水が停止され、水栓本体208の通水路218から連通部Cの圧力室250a内に流入する水の圧力が低下すると、吸気排水弁本体214が自動的に開弁し、連通部Cの各連通口232,234,236及び排水口238が開放された状態となる。
これにより、スパウト204の吐水口206から、その上流側の湯水混合路230に吸気され、湯水混合路230から連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を経て、連通室250b内に吸気されることにより、湯水混合路230内の湯水が連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を経て、連通室250b内に排水される。
そして、連通室250b内の排水が、排水部Dの排水口238から排水路262を経て、下方の排水口260から水栓本体208の外部に排水される。
この結果、給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作される水抜き操作により、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が自動的に開弁し、水栓本体208内に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。
したがって、湯水混合水栓装置200自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体208内に対して水抜きをすることができる。
また、1回の水抜き操作で吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が自動的に開弁することにより、水栓本体208に対して吸気及び排水が同時に行われるため、効率よく且つ確実に水栓本体208内の水抜きを行うことができる。
また、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、水栓本体208には、吸気排水弁ユニット216の下方近傍に排水口260が排水部Dの一部として設けられている。したがって、給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作され、給水管210から水栓本体208の通水路218への給水が停止され、吸気排水弁本体214の弁体240が開弁した際に、湯水混合路230内から連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を経て排水された連通室250b内の排水について、排水部Dの排水口238から排水路262を経て、下方の排水口260から水栓本体208の外部に排水することができるため、より効率よく水栓本体208内の水抜きを行うことができる。
さらに、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、水抜き操作により給水源(図示せず)から水栓本体208の給水路218への給水が停止されると、吸気排水弁ユニット216の単一の吸気排水弁本体214の弁体240が自動的に開弁し、水栓本体208の連通部Cに対して自動的に吸気及び排水が可能となり、水栓本体208の排水部Dに対して自動的に排水が可能となるため、簡易な単一の吸気排水弁本体214の弁体240の構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
また、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、可動弁体226の混合室226aの上流側の通水路218と可動弁体226の混合室226aの下流側の湯水混合路230との間には、給水源(図示せず)から水栓本体208の通水路218に給水された水が流入する圧力室250aが設けられ、吸気排水弁本体214が、この圧力室250a内に設けられて圧力室(背圧室)250a内の水圧が作用する弁体240を備えている。
そして、この弁体240には、水栓本体208の第1の連通路252及び第1の連通口232と圧力室250a及び連通室250bとを常時連通させる連通穴256が形成されており、水栓本体208の吸気排水弁ユニット216の近傍には、吸気排水弁本体214が開弁することにより圧力室250a及び連通室250bに対して吸気及び排水が可能となる連通部Cが設けられている。
したがって、水抜き操作により給水源(図示せず)から水栓本体208の給水路218への給水が停止され、圧力室(背圧室)250a内の水圧が低下して弁体240が開弁したときに、スパウト204の吐水口206から吸気された外気が、湯水混合路230から連通部Cの第3の連通路258を経て、第3の連通口236から連通室250b内に吸気されることにより、連通室250b内の湯及び/又は水が、排水部Dの排水口238から排水路262を経て、下方の排水口260から水栓本体208の外部に排水される。したがって、圧力室250a及び連通室250b内に水が残されて凍結してしまうことを防ぐことができる。
さらに、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、吸気排水弁本体214の弁体240が、圧力室(背圧室)250a内に水圧により開閉するダイヤフラム式の弁体240であるため、圧力室(背圧室)250a内の水圧により滑らかに開閉移動させることができ、吸気排水弁本体214の開閉性能を向上させることができる。
また、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200によれば、給水源(図示せず)から水栓本体208の給水路218に給水された水は、連通部Cの第1の連通路252、第1の連通口232、及び連通室250bを経て、弁体240の連通穴256を通過して圧力室(背圧室)250a内に流入することができ、この圧力室(背圧室)250aに流入した水の圧力により、弁体240が閉弁する方向に容易に移動することができる。
一方、水抜き操作により、給水源(図示せず)から水栓本体208の給水路218への給水が停止されると、水栓本体208の通水路218の上流側の水圧が低下することにより、連通部Cの第1の連通路252、第1の連通口232、及び連通室250bを経て、弁体240の連通穴256を通過して圧力室(背圧室)250a内に流入する水の圧力が低下するため、弁体240が開弁する方向に容易に移動することができる。したがって、圧力室(背圧室)250a内に水を供給するための連通穴256を弁体240に設けた簡易な構造で、煩雑な操作を要することなく、簡単に水抜きをすることができる。
なお、上述した本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200では、吸気排水弁ユニット216において、上述した本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置1の吸気排水弁ユニット34の手動操作用のつまみ材部81が設けられていない形態について説明したが、このような形態に限られず、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置1の吸気排水弁ユニット34の手動操作用のつまみ部材81と同様な手動操作部を設け、水抜き操作時に、万一、吸気排水弁本体216の弁体240が固着して閉弁したままの状態になっていても、手動操作用のつまみ部材81を背面側に引っ張るように手動で操作することにより、吸気排水弁本体214の弁体240を強制的に開弁させることができようにしてもよい。
つぎに、図18を参照して、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置について説明する。
図18は、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置における通水路の右側側面断面に沿った側面断面図である。
なお、図18に示す本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置300において、図16及び図17に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200と同一部分については同一の符号を付し、これらの説明については省略する。
図18に示すように、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置300については、吸気排水弁ユニット216が取り付けられる水栓本体306の背面の吸気排水弁ユニット取付部Aに、連通部Cの第1の連通口232及び第1の連通路252、第2の連通口234及び第2の連通路254、並びに、第3の連通口236及び第3の連通路258が形成されている点で、上述した本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200と共通するが、本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200の排水部Cの排水口238、排水口260及び排水路262が設けられていない点で異なった構成となっている。
また、図18では、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214の弁体240については、開弁している状態を示しており、水抜き操作時における連通部Cの吸気及び排水の流れを矢印で示している。
上述した本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置300によれば、給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作されると、給水源(図示せず)から水栓本体308への給水が停止され、水栓本体308の通水路218から連通部Cの圧力室250a内に流入する水の圧力が低下すると、吸気排水弁本体214が自動的に開弁し、連通部Cの各連通口232,234,236が開放された状態となる。
これにより、スパウト204の吐水口206から、その上流側の湯水混合路230に吸気され、湯水混合路230から連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を経て、連通室250b内に吸気されることにより、湯水混合路230内の湯水が連通部Cの第3の連通路258及び第3の連通口236を経て、連通室250b内に排水される。
そして、連通室250bから連通部Cの第1の連通口232及び第1の連通路252に吸気されることにより、連通室250b内の排水の一部が、連通部Cの第1の連通口232及び第1の連通路252を経て、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通水路218に排水された後、給水管210の上流側へ排水される。
同時に、連通室250bから連通部Cの第2の連通口234及び第2の連通路254に吸気されることにより、連通室250b内の排水の一部が、連通部Cの第2の連通口234及び第2の連通路254を経て、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通湯路220に排水された後、給湯管212の上流側へ排水される。
これらの結果、給水管210の上流側の水抜き栓(図示せず)が水抜き側に操作される水抜き操作により、吸気排水弁ユニット216の吸気排水弁本体214が自動的に開弁し、水栓本体208内に対して吸気及び排水を自動的に行うことができる。
したがって、湯水混合水栓装置300自体に触れたり、煩雑な操作を要することなく、簡単に水栓本体308内に対して水抜きをすることができる。
なお、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置300においては、例として、図10〜図17に示す本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置200の排水部Cの排水口238、排水口260及び排水路262のような排水手段を省略した形態について説明したが、このような形態に限られず、本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置の変形例として、これらの排水手段238,260,262を省略しない形態を採用してもよい。
このような本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置の変形例によれば、水抜き操作により給水源(図示せず)から水栓本体308の給水路218への給水が停止され、圧力室(背圧室)250a内の水圧が低下して弁体240が開弁したときに、スパウト204の吐水口206から吸気された外気が、湯水混合路230から連通部Cの第3の連通路258を経て、第3の連通口236から連通室250b内に吸気される。これにより、連通室250b内の湯及び/又は水の一部について、連通部Cの第1の連通口232及び第1の連通路252を経て、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通水路218に排水した後、給水管210の上流側へ排水することができる。
また、同時に、連通室250b内の湯及び/又は水の一部について、連通部Cの第2の連通口234及び第2の連通路254を経て、可動弁体226の混合室226aよりも上流側の通湯路220に排水した後、給湯管212の上流側へ排水することができる。
さらに、同時に、連通室250b内の排水の一部について、排水部Dの排水口238から排水路262を経て、下方の排水口260から水栓本体308の外部に排水することもできるため、より効率よく且つ確実に水栓本体308内の水抜きを行うことができる。また、圧力室250a及び連通室250b内に水が残されて凍結してしまうことを確実に防ぐことができる。
1 本発明の第1実施形態による湯水混合水栓装置
2 水栓本体
4 湯供給脚
6 水供給脚
8 通湯路
8a 湯用逆流防止弁よりも上流側の通湯路(第2の流路)
8b 湯用逆流防止弁からサーモユニットまでの通湯路
(第3の流路、第7の流路)
10 通水路
10a 水用逆流防止弁よりも上流側の通水路(第1の流路)
10b 水用逆流防止弁からサーモユニットまでの通水路
(第3の流路、第6の流路)
12 湯用逆流防止弁
14 水用逆流防止弁
16 サーモユニット(湯水混合部、温度調節機能部)
16a サーモユニットの湯流入部(温度調節機能部の湯流入部)
16b サーモユニットの水流入部(温度調節機能部の水流入部)
16c サーモユニットの湯水流出部(温度調節機能部の湯水流出部)
18 カラン(カラン吐水部)
20 シャワーヘッド(シャワー吐水部)
20a シャワーホース
22 切替ユニット(切替部)
24 湯水混合路(第8の流路)
26 切替バルブ(開閉弁)
28 湯温調節用ダイヤル
30 吐止水切替ハンドル
32 吸気排水弁本体(吸気排水弁)
34 吸気排水弁ユニット(吸気排水弁)
36 連通口、第1の吸気口(第1の吸気部)
38 第2の吸気口(第2の吸気部)
40 第3の吸気口(第3の吸気部、第6の吸気部)
42 第4の吸気口(第3の吸気部、第6の吸気部)
44 第5の吸気口(第5の吸気部)
46 第6の吸気口(第6の吸気部)
48 第1の排水口(第1の排水部、第3の排水部)
50 第2の排水口(第1の排水部、第4の排水部)
52 第3の排水口(第1の排水部、第5の排水部)
54 第4の排水口(第2の排水部)
56 ダイヤフラム式の弁体(吸気排水弁)
58 ばね取付穴
60 コイルばね
62 保持部材
62a 通気穴
64 ボルト
66 弁室
66a 圧力室(背圧室)
66b 連通室
68 連通路(第1の吸気部)
70 弁体の第1の連通穴(連通部、連通穴)
72 弁体の第2の連通穴(連通部)
74 連通路(連通部、吸気部)
76 連通路(連通部、排水部)
78 連通路(排水部)
80 連通路(排水部)
81 手動操作用のつまみ部材(手動操作部)
82 連通路(第2の吸気部)
84 連通路(第3の吸気部、第6の吸気部)
86 連通路(第1の排水部、第3の排水部)
88 連通路(第3の吸気部、第7の吸気部)
90 連通路(第1の排水部、第4の排水部)
92 連通路(第1の排水部、第5の排水部)
94 切替ユニットの切替バルブからカランまでの流路(第4の流路)
96 連通路(第4の吸気部)
98 接続部材(シャワーホース接続部)
100 切替ユニットの切替バルブからシャワーヘッドまでの流路(第5の流路)
102 連通路(第5の吸気部)
104 連通路(第2の排水部)
A 吸気排水弁ユニット取付部
I 吸気排水弁ユニットにより開放される吸気部
O 吸気排水弁ユニットにより開放される排水部
200 本発明の第2実施形態による湯水混合水栓装置
202 操作ハンドル
204 スパウト
204a スパウト内の流路
206 スパウトの吐水口(吐水部)
208 水栓本体
210 給水管
212 給湯管
214 吸気排水弁本体
216 吸気排水弁ユニット
218 通水路
220 通湯路
222 バルブユニット
224 固定弁体
224a 固定弁体の通水路
224b 固定弁体の通湯路
224c 固定弁体の湯水混合路
226 可動弁体(開閉弁)
226a 可動弁体の混合室(湯水混合部、湯水混合路)
228 接続レバー
230 湯水混合路
232 第1の連通口(第1の連通部)
234 第2の連通口(第2の連通部)
236 第3の連通口(第3の連通部)
238 排水口(排水部)
240 ダイヤフラム式の弁体
242 ばね取付穴
244 コイルばね
246 保持部材
248 ボルト
250 弁室
250a 圧力室(背圧室)
250b 連通室
252 第1の連通路(第1の連通部)
254 第2の連通路(第2の連通部)
256 弁体の連通穴(連通部)
258 第3の連通路(第3の連通部)
260 排水口(排水部)
262 排水路(排水部)
A1 操作軸線
A2 操作軸線
B カウンター
C 吸気排水弁ユニットにより吸気及び排水が可能となる連通部
D 吸気排水弁ユニットにより吸気及び排水が可能となる排水部
θ 流調操作角度
φ 温調操作角度
300 本発明の第3実施形態による湯水混合水栓装置
308 水栓本体

Claims (13)

  1. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、
    給湯源から供給された湯と給水源から供給された水とが混合される湯水混合部を備えた水栓本体と、
    上記水栓本体に設けられ、上記水栓本体の上流側の水圧により開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により開いた状態となり、上記水栓本体に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、
    上記吸気排水弁は、上記水抜き操作により開弁し、上記湯水混合部の上流側の湯及び水のそれぞれの流路に対して吸気が自動的に行われ、且つ、上記湯水混合部の下流側の湯水の流路に対して吸気又は排水が自動的に行われるように構成されていることを特徴とする湯水混合水栓装置。
  2. 上記吸気排水弁は、単一の吸気排水弁である請求項1記載の湯水混合水栓装置。
  3. 更に、上記給水源から上記水栓本体に給水された水が流入する圧力室を有し、上記吸気排水弁は、上記圧力室内に設けられて上記圧力室内の水圧が作用する弁体を備え、この弁体及び上記水栓本体の上記弁体近傍には、上記弁体を介して上記圧力室と上記水栓本体の外部とを連通させる連通部が設けられ、この連通部は、上記水抜き操作により上記給水源から上記水栓本体への給水が停止されることにより上記圧力室内の水圧が低下して上記弁体が開弁したときに、上記連通部から上記圧力室内に吸気がなされ、上記圧力室内の水を上記連通部を介して上記水栓本体の外部に排出するように構成されている請求項1又は2に記載の湯水混合水栓装置。
  4. 上記弁体は、上記圧力室内に水圧により開閉するダイヤフラム式の弁体である請求項3記載の湯水混合水栓装置。
  5. 上記連通部は、上記弁体に形成されて上記給水源から上記水栓本体に給水された水を上記圧力室内に通過させる連通穴を含み、上記弁体は、上記連通穴を通過して上記圧力室内に流入した水の圧力により開閉する請求項3又は4に記載の湯水混合水栓装置。
  6. 更に、上記吸気排水弁に設けられて且つこの吸気排水弁を手動で操作可能な手動操作部を有する請求項1乃至5の何れか1項に記載の湯水混合水栓装置。
  7. 更に、上記湯水混合部の上流側から湯及び水のそれぞれが流入する湯流入部及び水流入部と、これらの湯流入部及び水流入部のそれぞれから流入する湯及び水の量を調節して混合することにより温度調節した湯水を流出させる湯水流出部と、を備えた温度調節機能部を有し、この温度調節機能部は、上記湯流入部及び上記水流入部から上記湯水流出部に向かって下方に傾斜するように上記水栓本体内に傾斜して配置されている請求項1乃至6の何れか1項に記載の湯水混合水栓装置。
  8. 更に、上記湯水混合部で混合された湯水を吐出させるシャワーヘッドが先端部に設けられたシャワーホース部と、このシャワーホース部と上記水栓本体とを接続するシャワーホース接続部と、を有し、このシャワーホース接続部は、上記吸気排水弁により開閉される排水部の最低位置よりも上方に位置している請求項1乃至7の何れか1項に記載の湯水混合水栓装置。
  9. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、
    給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路に設けられて湯の逆流を防止する湯用逆流防止弁と、上記通水路に設けられて水の逆流を防止する水用逆流防止弁と、上記湯用逆流防止弁及び上記水用逆流防止弁よりも下流側に設けられて、上記通湯路から供給された湯の量と上記通水路から供給された水の量を調節して混合することにより湯水の温度調節を行う温度調節機能部と、を備えた水栓本体と、
    上記水栓本体の下流側に設けられ、上記温度調節機能部で混合された湯水を吐出させるカラン吐水部と、
    上記水栓本体の下流側に設けられ、上記温度調節機能部で混合された湯水を吐出させるシャワー吐水部と、
    上記水栓本体の上記温度調節機能部の下流側に設けられ、上記カラン吐水部及び上記シャワー吐水部のそれぞれに湯水を供給する湯水混合路を開閉する開閉弁を備え、上記カラン吐水部からの吐水及び止水、並びに、上記シャワー吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能な切替部と、
    上記水栓本体に設けられ、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により外気を吸入可能な吸気部と、
    上記水栓本体に設けられ、上記水抜き操作により上記水栓本体内の残水を排水可能な排水部と、
    上記水栓本体の上流側の水圧により開閉し、上記水抜き操作により開いた状態となり、上記吸気部による吸気を可能にすると共に、上記排水部による排水を可能にする吸気排水弁と、を有し、
    上記吸気部は、上記水用逆流防止弁よりも上流側の上記通水路である第1の流路に設けられた第1の吸気部と、上記湯用逆流防止弁よりも上流側の上記通湯路である第2の流路に設けられた第2の吸気部と、上記水用逆流防止弁及び上記湯用逆流防止弁のそれぞれから上記開閉弁までの第3の流路に設けられた第3の吸気部と、上記開閉弁から上記カラン吐水部までの第4の流路に設けられた第4の吸気部と、上記開閉弁から上記シャワー吐水部までの第5の流路に設けられた第5の吸気部と、を備え、
    上記排水部は、上記第3の流路に設けられた第1の排水部と、上記第5の流路に設けられた第2の排水部と、を備えていることを特徴とする湯水混合水栓装置。
  10. 上記第3の流路は、上記水用逆流防止弁から上記温度調節機能部までの第6の流路と、上記湯用逆流防止弁から上記温度調節機能部までの第7の流路と、上記温度調節機能部から上記開閉弁までの第8の流路と、を備え、
    上記第3の吸気部は、上記第6の流路に設けられた第6の吸気部と、上記第7の流路に設けられた第7の吸気部と、備え、
    上記第1の排水部は、上記第6の流路に設けられた第3の排水部と、上記第7の流路に設けられた第4の排水部と、上記第8の流路に設けられた第5の排水部と、を備えている請求項9記載の湯水混合水栓装置。
  11. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、
    給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路から供給された湯と上記通水路から供給された水とが混合される湯水混合部と、この湯水混合部で混合された湯水が通過する湯水混合路と、を備えた水栓本体と、
    上記水栓本体の下流側に設けられ、上記湯水混合路を通過した湯水を吐出させる吐水部と、
    上記水栓本体に設けられ、上記通湯路、上記通水路及び上記湯水混合路を開閉することにより上記吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能である共に、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから上記湯水混合部に流入する湯及び水のそれぞれの量を調節する開閉弁と、
    上記水栓本体に設けられ、上記湯水混合部よりも上流側の上記通水路及び上記通湯路のそれぞれと上記湯水混合部よりも下流側の上記湯水混合路とを連通させる連通部と、
    この連通部に形成された圧力室内に設けられ、上記水栓本体の上流側から上記圧力室内に流入する水圧により上記連通部を開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により上記連通部が開放された状態となり、上記水栓本体内に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、
    上記連通部は、上記通水路から上記吸気排水弁までの第1の連通部と、上記通湯路から上記吸気排水弁までの第2の連通部と、上記湯水混合路と上記吸気排水弁とを連通させる第3の連通部と、を備え、
    上記水栓本体における上記吸気排水弁の近傍には、上記第3の連通部から排水された湯水を上記水栓本体の外部に排水する排水部が上記吸気排水弁により開閉可能に設けられ、上記第3の連通部及び上記排水部は、上記水抜き操作により上記通水路から上記連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下して上記吸気排水弁が開弁すると、上記吐水部から上記湯水混合路を経て上記第3の連通部に吸気され、上記湯水混合路内の湯水が上記第3の連通部を経て上記排水部から上記水栓本体の外部に排水されるように構成されていることを特徴とする湯水混合水栓装置。
  12. 給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合水栓装置であって、
    給湯源から供給された湯が通過する通湯路と、給水源から供給された水が通過する通水路と、上記通湯路から供給された湯と上記通水路から供給された水とが混合される湯水混合部と、この湯水混合部で混合された湯水が通過する湯水混合路と、を備えた水栓本体と、
    上記水栓本体の下流側に設けられ、上記湯水混合路を通過した湯水を吐出させる吐水部と、
    上記水栓本体に設けられ、上記通湯路、上記通水路及び上記湯水混合路を開閉することにより上記吐水部からの吐水及び止水を切り替え可能である共に、上記通湯路及び上記通水路のそれぞれから上記湯水混合部に流入する湯及び水のそれぞれの量を調節する開閉弁と、
    上記水栓本体に設けられ、上記湯水混合部よりも上流側の上記通水路及び上記通湯路のそれぞれと上記湯水混合部よりも下流側の上記湯水混合路とを連通させる連通部と、
    この連通部に形成された圧力室内に設けられ、上記水栓本体の上流側から上記圧力室内に流入する水圧により上記連通部を開閉し、上記給水源から上記水栓本体への給水が停止される水抜き操作により上記連通部が開放された状態となり、上記水栓本体内に対して吸気及び排水を行う吸気排水弁と、を有し、
    上記連通部は、上記通水路から上記吸気排水弁までの第1の連通部と、上記通湯路から上記吸気排水弁までの第2の連通部と、上記湯水混合路と上記吸気排水弁とを連通させる第3の連通部と、を備え、上記水抜き操作により上記通水路から上記連通部の圧力室内に流入する水の圧力が低下して上記吸気排水弁が開弁すると、上記吐水部から上記湯水混合路に吸気され、上記湯水混合路から上記第3の連通部を経て上記第1の連通部及び上記第2の連通部のそれぞれに吸気され、上記湯水混合路内の湯水が上記第3の連通部を経て上記第1の連通部及び上記第2の連通部のそれぞれから上記通水路及び上記通湯路のそれぞれに排水されるように構成されていることを特徴とする湯水混合水栓装置。
  13. 更に、上記水栓本体における上記吸気排水弁の近傍に上記吸気排水弁により開閉可能に設けられて、上記第3の連通部から排水された湯水を上記水栓本体の外部に排水する排水部を有する請求項12記載の湯水混合水栓装置。
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