JPH0111810Y2 - - Google Patents

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JPH0111810Y2
JPH0111810Y2 JP19202383U JP19202383U JPH0111810Y2 JP H0111810 Y2 JPH0111810 Y2 JP H0111810Y2 JP 19202383 U JP19202383 U JP 19202383U JP 19202383 U JP19202383 U JP 19202383U JP H0111810 Y2 JPH0111810 Y2 JP H0111810Y2
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water
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、寒冷地において不凍給水栓の下流側
の屋内配管に接続して使用する逆流防止弁に関す
る。
従来、例えばボイラー等の給湯器具の下流側配
管内には、断水等により水道本管に負圧が生じた
場合における熱湯の逆流によるメーター等のプラ
スチツク部品の熱変形を防止するため、逆流防止
弁をもうけることが良く行なわれる。また、給湯
器具を使用していない場合にあつても配管先端に
もうける蛇口から汚水を吸引して本管内を汚染す
るのを防止するため、やはり逆流防止弁を不凍給
水栓の下流側、屋内配管中にもうけることもあ
る。
しかし、いずれにしてもその場合には、凍結時
期に不凍給水栓を操作して水抜きをしようとして
も逆流防止弁が作動して配管内の水抜きができ
ず、そのため逆流防止弁の前後に蛇口を取りつ
け、不凍給水栓を操作した後で両方の蛇口を開
き、水抜操作をしていた。
そのためコストが高くつき、操作も複雑で、通
水時に蛇口を閉め忘れて水が噴出したり、あるい
は逆流防止弁は閉じた状態のままなので、弁が凍
結して通水時に水が出なくなる、という欠点もあ
つた。
本考案は、上記欠点を解消するとともに、従
来、上下に屈折部をもうけた、いわゆる門型配管
の水抜きに必要であつた吸気弁を逆流防止弁内に
組み込むことにより、配管途中に別体に吸気弁を
取りつけなくとも済むようにした、寒冷地用逆流
防止弁を提供することを目的としており、そのた
め、以下のような基本的構成を有するものであ
る。
すなわち、本考案の逆流防止弁は、排水時は弁
箱内に収容される弁体を押圧すべく押圧桿を弁体
に対して直角方向または斜め方向に位置してもう
け、押圧桿からの漏水を防止する2個のパツキン
間から弁箱外の大気に開口する連通孔を押圧桿内
に形成し、上記連通孔内に吸気弁座をもうけ、上
記吸気弁座に軽く押圧される吸気弁体を収容した
ものであり、そのため、不凍給水栓を水抜状態に
した後、操作桿を押圧するだけで弁体は流出口側
に移動して流入口、流出口間を開口し、従つて排
水が阻害されたり、流路が凍結して閉塞されるこ
ともなく、さらにその状態では上記連通孔を介し
て弁箱内は大気と導通可能となるため、配管の途
中に別体に吸気弁をもうける必要がなく、かつ、
再通水時には給水圧により操作桿は自動復帰する
ようにしたものである。
以下、本考案を図面に掲げた実施例に即して説
明する。
第1図において、1は本考案逆流防止弁の弁箱
であり、流入口2と流出口3を同一軸心上にもう
けている。流出口3側に、配管への接続、修理時
の容易さを考慮して取付金具4を接続する。流入
口2に隣接してシリンダ状の逆止面5を、やはり
流入口2、流出口3と同一軸心上にもうけ、逆止
面5の下流側に逆止面5よりも大径の弁室6を形
成し、内面を摺動面7とする。弁室6の上方を流
入口2方向に斜め45゜に大きく開口して操作室8
を形成し、上端に上蓋9を接続する。弁箱1内に
収容される弁体10は、先端に逆止パツキン11
を装着し、その下流側部分を大径に形成し、その
外周面12が上記摺動面7をガイドとして摺動す
るようにしている。さらに内部を穿つて通水路1
3を形成し、上記外周面12の上端部に出入口1
4を通水路13に開口してもうけている。弁体1
0はバネ15により常に流入口2方向に押圧され
ており、図の状態では外周面12の流入側先端部
が逆止面5の右端に当接してそれ以上の移動を防
止している。16は押圧桿であり、下端の操作室
8内に突出する部分を押圧部17、上端の大気に
開口される部分を操作部18とし、その中間部に
上蓋9内の密封面19に密着する2個のパツキン
20,21を装着する。内部に、上端から上記2
個のパツキン20,21間に開口する連通孔22
を穿ち、連通孔22内に吸気弁座23を形成し、
Oリング24を装着し、吸気バネ25により吸気
弁座23に軽く押圧される吸気弁体26を収容す
る。弁体10の逆止パツキン11、および押圧桿
16のパツキン20,21は断面Y状の一方向密
封性パツキンを使用しており、通状のOリングを
使用するよりも摩擦抵抗を少なくして弁の作動を
軽快・確実なものにしている。27はバネ押えの
ためのクリツプリングであり、弁体10の最大移
動時のストツパーにもなつている。
次に本考案の作動態様について説明する。
第1図は不凍給水栓が開栓状態で、配管末端の
蛇口等(図面省略)が閉じられた状態、すなわち
停水状態を示しているが、この状態から蛇口を開
くと、流入口2からの水はバネ15を圧縮して弁
体10を押し開き、操作室8、出入口14から通
水路13に入り込み、流出口3から下流側配管へ
と流れ出る。このとき、パツキン20が密封面1
9に密着しているため、そこから下流側への水の
流出はない。その状態から蛇口を閉じたとき、あ
るいは水道本管に負圧が生じたようなときには、
流入口2から流出口3側への水の流れがなくなる
ため、弁体10はバネ15に押圧されて直ちに左
方に移動し、図のように逆止パツキン11が逆止
面5に密着した状態で移動を停止する。すなわ
ち、本管側に負圧が生じたような場合にあつても
流出口3側から熱湯または汚水の逆流は起こら
ず、上述したような事故は完全に防止できる。
次に、不凍給水栓を操作して排水状態にしたと
きは、その後で図の状態から押圧桿16を押し下
げるとよく、押圧部17先端が弁体10の出入口
14右端部に当接し、その状態から更に押し下げ
ると、弁体10は摺動面7をガイドとして右方に
移動し、逆止パツキン11が逆止面5から離脱し
た状態で移動を停止する。そのため、流入口2と
流出口3間の通路が開放され、流出側配管内の水
は流入口2側へと排出され、排水終了後も残留水
滴により通路が閉塞されるようなこともなく、再
通水時、凍結して水が出なくなるというようなこ
ともない。また、このときには押圧桿16のパツ
キン20が上蓋9の密封面19から離脱している
が、パツキン21は密封面19に密着しており、
また吸気弁体26が吸気弁座23を閉塞している
ため、連通孔22から外部への漏水はない。上述
したように門型配管においては、配管中に別体に
吸気弁を取りつけ、管内の水を完全に排出するよ
うにしているが、本考案においては、押圧桿16
内に吸気装置をもうけているため、弁室6内が負
圧になつた場合には、大気圧との圧力差により吸
気バネ25を圧縮して吸気弁体26が下降し、弁
室6内には大気に開放されるため、排水もスムー
ズに行なわれ、水抜きを完全に行なうことができ
る。つまり、完全に従来の吸気弁としての仂きを
するわけである。なお、従来の吸気弁にあつて
は、弁部分には常時給水圧が作用しており、長期
間弁体が弁座に押圧されたままになつているた
め、パツキンが弁座に粘着して水抜時に弁が開か
ず、吸気しなかつたり、あるいは弁部分に溜つて
いた空気が水に溶け込んで弁部分が水に浸され、
それが凍結して、再通水時にそこから水が噴き出
す、という事故にもつながつていたが、本考案に
おいては、吸気弁体26には再通水時、一時的に
水圧が作用するのみで、常時はパツキン20によ
り連通孔22内に水が侵入しないようにしている
ため、上記のような事故も起こらない。また、従
来の吸気弁にあつては、弁部からの水漏れを防止
するため止水プラグを吸気弁に付属させていた
が、本考案においては、水抜後、パツキン20が
密封面19から離脱した状態で、再通水時、万一
水漏れがあつたような場合にも、押圧桿16を強
制的に引き上げれば、パツキン20により止水す
ることができるため、止水プラグのような特別の
装置をもうける必要がない、という利点がある。
次に、水抜後、不凍給水栓を開栓して再通水し
た場合には、その水圧力により弁体10は右方に
移動し、それとともに押圧桿16も水圧により自
動的に上昇し、旧位に復する。このとき、通常考
えられる低水圧においても充分押圧桿16が復帰
可能なように、密封面19およびパツキン20,
21の寸法を決めておく必要があり、場合によつ
てはパツキン21としてダイヤフラムのようなゴ
ム膜を使用して摩擦抵抗をより少なくすることも
できる。
第2図は本考案の他の実施例を示す要部縦断面
図であり、第1図のものとの相違点は以下のとお
りである。なお、第1図と同様な部分には同じ符
号を附している。
第2図において、弁体10は流出口3側に棒状
のガイド部28、および流入口2側に円筒状のガ
イド部29を形成し、それぞれ、数個所の通水路
13をもうけた案内板30内、および弁座状に形
成した逆止面5を移動するようにしている。その
ため流入口2からの水は弁体10の凹部31、出
入口14を通り、弁室6から通水路13を通つて
流出口3側へと流れる。操作室8は弁箱1の流入
側に、しかも弁箱1に対して直角方向にもうけて
おり、その中に、先端を図のごとき円錐状に形成
した押圧部17をもうけ、その下流側に板状のパ
ツキン20を装着した押圧桿16を突出させてい
る。連通孔22内にOリングを装着して吸気弁座
23を形成し、球状の吸気弁体26を吸気弁座2
3から離脱させて収容している。弁体10にも板
状の逆止パツキン11を装着しており、弁座状の
逆止面5を密封するようにしているので、通水
時、あるいは排水時においても弁体10の移動距
離をそれだけ小さくすることができる。なお、ガ
イドは必らずしも2箇所必要とするわけでなく、
ガイド部を長くして、どちらか一箇所にすること
も可能である。本実施例においては押圧桿16を
流入口2側にもうけているため、水道配管内に負
圧が生じたような場合、弁体10により流出口3
側の水の逆流が生じないのは勿論であるが、負圧
により押圧桿16が下降し、連通孔22を介して
管内に大気を供給することが可能となり、押圧桿
16がいわゆるバキユームブレーカーとしての仂
きをすることになる。そのため、従来、本管から
不凍給水栓に到る引込管が強い負圧状態になつた
場合には、引込管の材質によつては外圧により引
込管がつぶれたり、変形したりするとか、逆流防
止弁の効きが完全でない場合には、それだけ下流
側配管内の水の逆流が早く起こるようになる、と
いう事故につながつてきたが、本実施例によれば
引込管が強い負圧状態になることが避けられ、上
記のような事故を有効に防止することも可能とな
る。なお、負圧による押圧桿16の下降時、押圧
桿16が弁体10に当接して弁体10を流出口3
側に押圧しようとする力が仂くが、逆止面5を密
封面19より大径に形成しておけば負圧による吸
引力は弁体10により強く作用し、弁体10が移
動して流出口3側の水を吸引するようなことは起
こらない。その他、最近の建物においては、屋内
部分で凍結することはあまりないが、床下部分で
は凍結することが多く、このような所では、水抜
時に本考案の逆流防止弁を操作しなくとも逆流防
止弁の上流側の水だけは抜けるので、逆流防止弁
を屋内にさえ設置しておけば、例え水抜時に逆流
防止弁を操作し忘れたような場合にも凍結は起こ
らず、便利となる。
以上、本考案を図面に掲げた実施例に即して説
明してきたが、第1図に示したように弁体10に
一方向密封性のパツキンを使用すれば、第2図に
示したような板状のパツキンを使用したものに比
べて止水効果がより確実になるという利点があ
り、その他、例えば逆止パツキン11の上流側鍔
部の一部を切欠いて、水抜きを忘れて凍結させた
場合などにおける異常圧力上昇を逆止パツキン1
1を変形させて上流側に逃し、配管や継手類の破
損を防止する、ということも可能になる。なお、
本考案の逆流防止弁を配管に接続する場合には、
図のように横方向に接続しても、また縦方向に接
続してもよいが、横方向に接続する場合は、図の
ように操作室が上向きになるよう取付けるのが、
その部分に水残りが最も少なく、望ましいが、必
らずしもそうしなければならないということもな
い。
以上のように本考案においては、簡単な操作で
確実に水抜きができ、弁体が凍結して水の通路を
閉塞し、再通水時に水が出ない、ということもな
く、操作桿は通水時、自動復帰可能となり、従来
の逆流防止弁の前後に2個の蛇口をもうけていた
ものに比較してコストもずつと安くなり、蛇口を
閉め忘れて水が噴出するようなこともなく、さら
に門型配管においても、従来、配管に別体に取付
けていた吸気弁を省略することができ、常態にお
いては吸気弁体26に水が到達せず、また強い水
圧力も作用しないので、吸気弁体が凍結して再通
水時に水が噴き出したり、また吸気弁体が弁座に
粘着して弁が開かない、というようなこともな
く、従来の吸気弁に必要であつた止水プラグを省
略することができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
り、第2図は他の実施例を示す要部縦断面図であ
る。 1……弁箱、2……流入口、3……流出口、5
……逆止面、6……弁室、8……操作室、9……
上蓋、10……弁体、11……逆止パツキン、1
5……バネ、16……押圧桿、20,21……パ
ツキン、22……連通孔、23……吸気弁座、2
6……吸気弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入口、流出口および両者間に逆止面を同一軸
    心上にもうけ、側方に操作室を開口する弁箱と、
    上記弁箱内に収容され、上記逆止面に密着する逆
    止パツキンを装着する弁体と、上記弁体に流入口
    方向への押圧力を与えるバネと、上記操作室上端
    に接続する上蓋と、弁体を流出口方向に押圧すべ
    く、一方を操作室内に、他方を大気中に露出さ
    せ、上記上蓋内を摺動する押圧桿とを備え、上記
    上蓋と押圧桿とを2個のパツキンにより密封する
    とともに、一端を大気中に、他端を2個のパツキ
    ン間に開口する連通孔をもうけ、上記連通孔内に
    は、内部に吸気弁座を形成し、上記吸気弁座を閉
    塞する吸気弁体を収容したことを特徴とする寒冷
    地用逆流防止弁。
JP19202383U 1983-12-12 1983-12-12 寒冷地用逆流防止弁 Granted JPS6099367U (ja)

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JP19202383U JPS6099367U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 寒冷地用逆流防止弁

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JP19202383U JPS6099367U (ja) 1983-12-12 1983-12-12 寒冷地用逆流防止弁

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Publication Number Publication Date
JPS6099367U JPS6099367U (ja) 1985-07-06
JPH0111810Y2 true JPH0111810Y2 (ja) 1989-04-06

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JPH0716947Y2 (ja) * 1991-04-10 1995-04-19 株式会社光合金製作所 吸気弁付逆流防止弁
JP5662871B2 (ja) * 2011-05-23 2015-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 逆止弁
JP6309874B2 (ja) * 2014-10-21 2018-04-11 能美防災株式会社 リリーフ弁及び消火設備

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JPS6099367U (ja) 1985-07-06

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