JP6183648B2 - 逆流防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給湯装置から風呂追い焚き回路への注湯用の配管経路など、逆流水の防止が要請される配管部に取り付けて用いるのに好適な逆流防止装置に関する。
逆流防止装置の一例として、特許文献1に記載のものがある。
同文献に記載の逆流防止装置は、1次側流水路および2次側流水路をそれぞれ内部に形成している第1および第2の管体部が、略L字状に交差して繋がったケーシングを備えており、このケーシングに電磁式の開閉弁が取り付けられている。この開閉弁よりも下流側の2次側流水路には、逆止弁が設けられ、さらには逃がし弁(大気開放弁)が接続されている。
このような構成によれば、開閉弁の開閉動作によって1次側流水路から2次側流水路への通水のオン・オフ制御が可能である。また、断水が生じるなどして、1次側流水路に負圧を生じ、2次側流水路に逆流水が生じたとしても、この逆流水を逆止弁や逃がし弁を利用して適切に阻止することができ、逆流水が1次側流水路側に流れないようにすることが可能である。したがって、たとえば給湯装置から風呂追い焚き回路などへの注湯動作機器として用いるのに好適である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき余地があった。
すなわち、逃がし弁は、2次側流水路を内部に形成する第2の管体部の外面から、たとえば下向きに突出した状態に設けられているが、この逃がし弁の配置は、第1の管体部から離間した配置とされている。このため、第2の管体部の長手方向においては、第1の管体部が繋がっている部分のみならず、逃がし弁が設けられた箇所も嵩張った状態となってしまい、第2の管体部の長手方向の広範囲領域が嵩張った状態となる。逆流防止装置を給湯用配管に組み込む場合などにおいては、その設置スペースを余り大きくとることができない場合が多いため、逆流防止装置の各部が大きく嵩張ることをできる限り抑制し、全体の小サイズ化を促進することが要望されるが、従来においては、そのような要望に十分に応え得るとは言い難く、この点において未だ改善の余地があった。
また、第2の管体部の外面部に逃がし弁が部分的に突出して設けられていたのでは、逆流防止装置の運搬やその他の取り扱い時において、この逃がし弁に他の部材などが引っ掛かりを生じ易くなるといった不具合もある。さらに、逃がし弁やその周辺部の強度を確保すべく、これらの部分の厚肉化を図るといった必要も生じる。
特開2009−270698号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、全体が大きく嵩張ることを抑制し、小型化などを好適に図ることが可能な逆流防止装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される逆流防止装置は、1次側流水路が内部に形成された第1の管体部と、少なくとも1つの逆止弁が設けられ、かつ前記1次側流水路に連通する2次側流水路が内部に形成された第2の管体部とを有し、これら第1および第2の管体部が略L字状に交差して一体的に繋がっているケーシングと、前記1次側流水路から前記2次側流水路への通水動作のオン・オフ切り替えを行なうための開閉弁と、前記2次側流水路に連通した排水路が形成されたハウジング部を有し、かつ前記2次側流水路に逆流水が生じた際にこの逆流水を前記排水路を介して外部に排出可能に構成された逃がし弁と、を備えている、逆流防止装置であって、前記逃がし弁のハウジング部は、前記ケーシングのうち、前記第1および第2の管体部が互いに交差して形成された隅部に位置し、かつ前記第1および第2の管体部のそれぞれに一体的に繋がっており、前記逃がし弁には、逆流水の排水用ホースを接続するためのホース接続用の管体部が設けられており、このホース接続用の管体部は、前記第1および第2の管体部のそれぞれの軸長方向に対して斜めに傾斜した方向に延び、かつ前記ハウジング部から前記第1および第2の管体部どうしの中間方向に向けて突出していることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、逃がし弁は、第1および第2の管体部が互いに交差して形成された隅部に設けられているために、第2の管体部の一端側に第1の管体部と逃がし弁とが集約して設けられた構造となる。したがって、第2の管体部のうち、第1の管体部から離間した位置に逃がし弁が設けられていた従来技術と比較すると、逆流防止装置の広範囲領域が大きく嵩張らないようにし、全体の小サイズ化を図ることができる。
第2に、逃がし弁が第2の管体部の外面部から部分的に突出した状態となることが解消されるために、逆流防止装置の運搬やその他の取り扱い時において、逃がし弁に他の部材が引っ掛かりを生じるといった不具合も生じ難くすることができる。
第3に、第1および第2の管体部と、逃がし弁のハウジング部とは、一体的に繋がっているために、これらが互いに補強し合う作用が得られる。第1および第2の管体部が互いに繋がっている部分、逃がし弁、およびその周辺部については、さほどの厚肉化を図ることなく、強度向上を図ることができる。
さらにこのような構成によれば、ホース接続用の管体部に排水用ホースを接続する作業を行なう際に、この排水用ホースや作業者の手が、第1および第2の管体部、ならびにこれら第1および第2の管体部に配管接続された他の機器や部材などに対して、容易に干渉しないようにする効果が得られる。したがって、ホース接続作業の容易化ならびに迅速化を図るのに好適である。
本発明において、好ましくは、前記逃がし弁のハウジング部には、弁体によって一面が塞がれるチャンバと、このチャンバ内に設けられて先端部が弁座とされ、かつ前記弁体によって先端開口部が開閉される筒状部とが設けられ、前記チャンバおよび前記筒状部の内部は、前記弁体の開状態時に互いに連通し、かつ前記排水路を構成しており、前記チャンバおよび前記筒状部の中心軸は、前記第1および第2の管体部のそれぞれの軸長方向に対して交差する方向に延び、かつ前記第1の管体部の軸長方向において前記2次側流水路から離間していることにより、前記2次側流水路に対するねじれ配置とされ、前記2次側流水路と前記排水路とを連通させるための手段として、前記チャンバの内周壁部に、前記チャンバを前記2次側流水路に連通させる切欠開口部が設けられている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、2次側流水路と逃がし弁の排水路とは、2次側流水路に対して中心軸がねじれ配置とされたチャンバの内周壁部に設けられた切欠開口部を介して直接連通している。こ
のため、2次側流水路と逃がし弁との相互間の位置に、これらを互いに接続するための流路を長い寸法(第1の管体部の軸長方向に長い寸法)で設ける必要はない。したがって、逃がし弁を2次側流水路に接近させた配置とし、逃がし弁が管体部の外面から大きく突出することを抑制し、全体の小型化をより促進することができる。
第2に、逃がし弁の排水路を構成するチャンバや筒状部は、これらの軸長方向が第1および第2の管体部のそれぞれの軸長方向とは交差する方向となるように設けられている。したがって、逃がし弁自体が、第1の管体部の軸長方向に大型化することも適切に回避され、全体の小型化をより的確に図ることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
(a)は、本発明に係る逆流防止装置の一例を示す正面断面図であり、(b)は、(a)のIb−Ib断面図である。 図1(b)の分解断面図である。 図1に示す逆流防止装置のケーシングの要部構造の断面図である。 (a)は、図1に示す逆流防止装置の正面図であり、(b)は、(a)の一部分解正面図である。 図1に示す逆流防止装置の背面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す逆流防止装置Aは、正面視略L字のパイプ状に形成された樹脂製のケーシングC、パイロット式の開閉弁V1、第1および第2の逆止弁2A,2B、ならびに逃がし弁V2を備えている。ケーシングCは、上下方向に延び、かつ1次側流水路11を内部に形成している第1の管体部1Aと、略水平方向に延び、かつ2次側流水路12を内部に形成している第2の管体部1Bとを一体成形したものである。
なお、図面には、x,y,z方向が適宜示されている。これらのうち、x方向は、第2の管体部1Bの軸長方向としての水平方向であり、y方向は、x方向に交差する水平方向であり、z方向は、第1の管体部1Aの軸長方向としての上下方向である。
1次側流水路11には、流量センサ97やフィルタ(図示略)などが適宜設けられる。2次側流水路12には、第1および第2の逆止弁2A,2Bが直列に並んだ状態で設けられている。これらの逆止弁2A,2Bは、2次側流水路12における下流側への通水を許容しつつ、上流側への逆流を阻止するものである。逃がし弁3の詳細については後述するが、この逃がし弁V2は、第2の逆止弁2Bに異物の噛み込みを生じるなどして、第2の逆止弁2Bよりも上流の位置に逆流水が進行してきた場合に、2次側流水路12内に空気を送り込みつつ、前記逆流水を外部に排出させるものである。
逆流防止装置Aは、たとえば給湯装置から風呂追い焚き回路への湯水供給経路途中に設けられて使用される。このような使用態様においては、1次側流水路11は給湯装置側に配管接続され、2次側流水路12は、風呂追い焚き回路側に配管接続される。風呂追い焚き回路は、浴槽の湯水をポンプによって汲み上げてから追い焚き用の熱交換器によって加熱した後に浴槽に戻す回路である。したがって、このような風呂追い焚き回路から給湯装置側(上水道側)に逆流を生じることは適切に防止する必要がある。
開閉弁V1は、1次側流水路11と2次側流水路12との連通部分である弁開口部13をダイヤフラムタイプの弁体40によって開閉し、1次側流水路11から2次側流水路1
2への通水のオン・オフを切り替えるためのものである。弁体40には、パイロット孔41、ブリード孔42、およびこのブリード孔42の一端開口部を開閉するブリード用弁体43が設けられている。開閉弁V1は、電磁駆動方式であり、電磁ソレノイド44を駆動源とするプランジャ45を備えている。プランジャ45を前進させた場合には、図1(a)に示すように、パイロット孔41の一端をプランジャ45によって閉塞した状態で弁体40を弁開口部13の周縁の弁座14に当接させて、弁開口部13を閉塞することが可能である。図示説明は省略するが、プランジャ45を後退させた際には、パイロット孔41の一端開口部が開状態となって背圧室16と2次側流水路12とが連通するため、弁体40を後退させて弁開口部13を開放させることが可能である。
ブリード用弁体43は、開閉弁V1の閉状態において、1次側流水路11が正圧の場合には開状態となり、背圧室16を正圧とするものである。したがって、この正圧を利用して弁体40を弁座14に圧接させることができる。一方、1次側流水路11の上流側に断水を生じるなどして、1次側流水路11が負圧となった場合には、ブリード用弁体43は閉状態となり、ブリード孔42の一端開口部は閉塞され、背圧室16が負圧になることが阻止される。1次側流水路11の負圧は、弁体40のうち、弁座14からはみ出した部分に作用し、弁体40を弁座14に圧接させる力として作用する。このため、この開閉弁V1においては、弁閉時における止水シール性能がよく、逆流水を阻止する上で好ましい性能を発揮する。ただし、開閉弁としては、本実施形態のものに限らず、たとえばブリード孔やブリード用弁体を具備しないタイプの開閉弁を用いてもよい。
逃がし弁V2は、ケーシングCと一体成形されたハウジング部5、ダイヤフラムタイプの弁体6、バネ69、およびカバー体68を利用して構成されている。ハウジング部5は、後述する排水路50やその他の所定部位を形成するための部分であり、第1および第2の管体部1A,1Bが交差して形成された隅部19に位置し、かつ第1および第2の管体部1A,1Bの双方に一体的に繋がっている。ハウジング部5には、チャンバ51、このチャンバ51内に位置する筒状部52、および排水ホース接続用の管体部53が設けられている(図2も参照)。ホース接続用の管体部53の先端には、逆流水用の排水口53aが開口している。
逃がし弁V2のチャンバ51は、ハウジング部5に凹部を形成し、かつこの凹部の側面開口部を弁体6によって閉塞して構成されており、後述する切欠開口部54を介して2次側流水路12と連通している。チャンバ51および筒状部52は、これらの中心軸CLが水平方向であるy方向に延びる横向きに設けられている。中心軸CLは、上下方向において2次側流水路12から離間しており、2次側流水路12に対するねじれ配置となっている。筒状部52の先端部は、弁座52aとされており、この筒状部52の先端開口部52bが弁体6によって開閉される。筒状部52の先端開口部52bが開状態にある際には、筒状部52の内部とチャンバ51とは互いに連通する。筒状部52の内部の後端側は、排水ホース接続用の管体部53の内部に連通している。切欠開口部54、チャンバ51、および筒状部52の内部は、2次側流水路12に生じた逆流水を排水口53aに導くための排水路50を構成している。
2次側流水路12とチャンバ51とを連通させる切欠開口部54は、次のように形成されている。
すなわち、図3において、チャンバ51の正面視の基本形状(切欠開口部54の形成箇所は除く意)は、所定の半径r1の円形状である。これに対し、2次側流水路12のうち、チャンバ51に隣接する領域の流路断面基本形状(切欠開口部54の形成箇所は除く意)は、所定の半径r2の円形状である。ただし、チャンバ51と2次側流水路12との中心間距離L1は、L1<(r1+r2)の関係とされており、チャンバ51として本来形成される箇所と、2次側流水路12として本来形成される箇所とがオーバラップする寸法
関係とされている。このオーバラップ部分に相当する箇所が、切欠開口部54として形成されており、この切欠開口部54は、チャンバ51の内周壁部に設けられて、チャンバ51の内部を2次側流水路12に直接対面させて連通させる部位となっている。
切欠開口部54の開口面積は、好ましくは、排水路50の各部の流路面積と同等程度、またはそれ以上とされる。また、切欠開口部54は、図1(a)に示すように、第1の逆止弁2Aのうち、弁座20よりも下流側であって、弁体21の下方に設けられている。このような構成によれば、たとえば第1および第2の逆止弁2A,2Bの相互間の位置に切欠開口部54を配置させる場合と比較すると、切欠開口部54を第1の管体部1A側により接近させることができ、逃がし弁V2を隅部19に配置させて全体の小サイズ化を図る上で好ましい。また、第1および第2の逆止弁2A,2Bの相互間隔を小さくすることもできるために、第2の管体部1Bの短寸化を図る上でも好ましいものとなる。ただし、切欠開口部54は、本実施形態とは異なる配置とすることができる。
弁体6は、可撓性を有するダイヤフラム60に、このダイヤフラム60をバックアップするための比較的硬質のダイヤフラムプレート61を重ね合わせた構成を有している。弁体6は、カバー体68を利用してハウジング部5の前面側に装着されており、カバー体68はビスなどのネジ体67を用いてハウジング部5に固定されている(図4も参照)。カバー体68は、弁体6の軸部60aがスライド可能に嵌入されるガイド孔68aを有する他、弁体6の背面側に1次圧P1を受ける圧力室62を形成する役割も果たす。具体的には、このカバー体68の一側面部には、短寸の受圧用の管体部68bが設けられている。この管体部68bは、1次側流水路11の適当な箇所と配管接続されており(図示略)、1次圧P1を圧力室62に導入させるように構成されている。1次圧P1が正圧である場合には、弁体6は圧力室62の圧力によって前進し、筒状部52の先端開口部52bを閉塞する。これに対し、1次圧P1が低下すると、弁体6はバネ69の力によって後退し、先端開口部52bが開放する。このことにより、逆流水が排水路50を通過して排水口53aに到達し、外部に排出される。
図5に示すように、管体部53には、排水用のホース98が接続される。管体部53は、ハウジング部5から適当な角度θで斜めに傾斜しており、第1および第2の管体部1A,1Bどうしの中間方向に延びている。角度θは、たとえば45°前後である。
次に、前記した逆流防止装置Aの作用について説明する。
まず、逃がし弁V2は、第1および第2の管体部1A,1Bが互いに交差して形成された隅部19に設けられており、第2の管体部1Bの一端側に第1の管体部1Aと逃がし弁V2とが集約して設けられた構造となっている。このため、第2の管体部1Bの略全長域が大きく嵩張った状態になることが回避され、全体の小サイズ化を図ることができる。また、第1および第2の管体部1Bと、逃がし弁V2のハウジング部5とは、一体的に繋がっているために、これらが互いに補強し合う効果も得られる。したがって、第1および第2の管体部1A,1Bが互いに繋がっている部分、逃がし弁V2のハウジング部5、およびその周辺部については、厚肉化を回避しつつ、強度向上を図ることができる。
図5を参照して説明したように、管体部53は所定方向に傾斜した角度で設けられているために、管体部53にホース98を接続する作業の容易化などが図られる。たとえば、第1の管体部1Aには電動式などの水量調整弁V3が接続され、この接続に使用される止め具99や、水量調整弁V3の一部などが逃がし弁V2の下方に位置する場合がある。管体部53に対するホース98の接続方向は、所定の斜め方向であるために、ホース98の接続作業時において、ホース98や作業者の手が止め具99や水量調整弁V3に当たらないようにすることが可能であり、前記作業を手際良く行なうことができる。
逃がし弁V2の排水路50は、チャンバ51の内周壁部に設けられた切欠開口部54を介して2次側流水路12に直接連通しており、2次側流水路12と逃がし弁V2との間に、これらを互いに接続するための流路を上下方向に長く延びた状態に形成する必要はない。とくに、本実施形態においては、図3を参照して説明したとおり、チャンバ51と2次側流水路12との中心間距離L1は、L1<(r1+r2)とされており、2次側流水路12に逃がし弁V2を隣接させることができる。このため、逃がし弁V2を第2の管体部1Bの下方に大きく突出しないように設けることができる。
逃がし弁V2は、既述したように、2次側流水路12の下側に設けられているが、逃がし弁V2のチャンバ51や筒状部52の軸長方向は水平方向であり、これらの部分の上下方向の寸法は比較的小さくすることが可能である。また、弁体6やカバー体68は、チャンバ51や筒状部52に対して上下方向に重なった配置には設けられていない。したがって、逃がし弁V2の全体の上下幅が大きくなることを抑制し、逃がし弁V2が第2の管体部1Bの下方に大きく突出することは、より合理的に抑制される。
1次側流水路11に負圧が生じ、2次側流水路12に逆流水が生じる状況になると、逃がし弁V2の弁体6が開状態となる。この状況において、2次側流水路12に生じた逆流水が切欠開口部54の位置に到達すると、この逆流水は、チャンバ51から筒状部52内を通過して排水口53aに導かれ、外部に円滑に排出される。したがって、逃がし弁V2の逆流水排出性能も優れたものとすることが可能である。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る逆流防止装置の具体的な構成は、本発明の意図する範囲内において種々に設計変更自在である。
上述した実施形態においては、第1の管体部1Aの軸長方向が上下方向とされ、第2の管体部1Bの軸長方向が水平方向とされているが、これら第1および第2の管体部1A,1Bの軸長方向はこれに限定されない。逆流防止装置Aの設置条件などに応じて、第1および第2の管体部1A,1Bの軸長方向を前記とは異なる方向に適宜変更することができる。2次側流水路12には、複数の逆止弁を設けることが望まれるが、これに限定されず、逆止弁の数を1つとすることもできる。
本発明に係る逆流防止装置は、給湯装置と風呂追い焚き回路とを接続する配管部に設けて、浴槽側から給湯装置(上水道側)に逆流が生じることを防止する用途に好適であるが、使用用途はこれに限定されるものではない。
A 逆流防止装置
C ケーシング
CL 中心軸(逃がし弁のチャンバおよび筒状部の)
V1 開閉弁
V2 逃がし弁
1A 第1の管体部
1B 第2の管体部
2A,2B 第1および第2の逆止弁(逆止弁)
5 ハウジング部(逃がし弁の)
6 弁体(逃がし弁の)
11 1次側流水路
12 2次側流水路
19 隅部
50 排水路(逃がし弁の)
51 チャンバ(逃がし弁の)
52 筒状部
52a 弁座(逃がし弁の)
52b 先端開口部(筒状部の)
53a 排水口
54 切欠開口部

Claims (2)

  1. 1次側流水路が内部に形成された第1の管体部と、少なくとも1つの逆止弁が設けられ、かつ前記1次側流水路に連通する2次側流水路が内部に形成された第2の管体部とを有し、これら第1および第2の管体部が略L字状に交差して一体的に繋がっているケーシングと、
    前記1次側流水路から前記2次側流水路への通水動作のオン・オフ切り替えを行なうための開閉弁と、
    前記2次側流水路に連通した排水路が形成されたハウジング部を有し、かつ前記2次側流水路に逆流水が生じた際にこの逆流水を前記排水路を介して外部に排出可能に構成された逃がし弁と、
    を備えている、逆流防止装置であって、
    前記逃がし弁のハウジング部は、前記ケーシングのうち、前記第1および第2の管体部が互いに交差して形成された隅部に位置し、かつ前記第1および第2の管体部のそれぞれに一体的に繋がっており、
    前記逃がし弁には、逆流水の排水用ホースを接続するためのホース接続用の管体部が設けられており、
    このホース接続用の管体部は、前記第1および第2の管体部のそれぞれの軸長方向に対して斜めに傾斜した方向に延び、かつ前記ハウジング部から前記第1および第2の管体部どうしの中間方向に向けて突出していることを特徴とする、逆流防止装置。
  2. 請求項1に記載の逆流防止装置であって、
    前記逃がし弁のハウジング部には、弁体によって一面が塞がれるチャンバと、このチャンバ内に設けられて先端部が弁座とされ、かつ前記弁体によって先端開口部が開閉される筒状部とが設けられ、
    前記チャンバおよび前記筒状部の内部は、前記弁体の開状態時に互いに連通し、かつ前記排水路を構成しており、
    前記チャンバおよび前記筒状部の中心軸は、前記第1および第2の管体部のそれぞれの軸長方向に対して交差する方向に延び、かつ前記第1の管体部の軸長方向において前記2次側流水路から離間していることにより、前記2次側流水路に対するねじれ配置とされ、
    前記2次側流水路と前記排水路とを連通させるための手段として、前記チャンバの内周壁部に、前記チャンバを前記2次側流水路に連通させる切欠開口部が設けられている、逆流防止装置
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