JP2005164129A - 流量制御ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 給湯システムの出湯温度及びその出湯流量を制御するための機能部品の部品点数の削減と、管路における省スペース化を実現する流量制御ユニットを提供する。
【解決手段】 本発明にかかる流量制御ユニットにおいては、流量センサ2,水バイパス弁4及び水比例弁等の機能部品がボディ11に一体的に組み付けられて一つの独立したユニットを構成している。このため、個々の機能部品を独立して構成した場合と比較して、各機能部品毎の部品点数が少なくなるとともに、各機能部品間を接続するための継手やシール部材を削減することができる。その結果、流量制御ユニット1ひいては給湯システム全体としての部品点数を大幅に削減してコストを低減することができるとともに、省スペース化を実現することができる。
【選択図】 図6
【解決手段】 本発明にかかる流量制御ユニットにおいては、流量センサ2,水バイパス弁4及び水比例弁等の機能部品がボディ11に一体的に組み付けられて一つの独立したユニットを構成している。このため、個々の機能部品を独立して構成した場合と比較して、各機能部品毎の部品点数が少なくなるとともに、各機能部品間を接続するための継手やシール部材を削減することができる。その結果、流量制御ユニット1ひいては給湯システム全体としての部品点数を大幅に削減してコストを低減することができるとともに、省スペース化を実現することができる。
【選択図】 図6
Description
本発明は流量制御ユニットに関し、特に熱交換器を経由した湯とバイパス通路を経由した水との混合比を変えて出湯温度を制御するとともに、その出湯流量を制御する給湯システムへの適用が好適な流量制御ユニットに関する。
従来より、熱交換器を経由した湯とバイパス通路を経由した水との混合比を変えて出湯温度を制御するとともに、その出湯流量を制御する給湯システムが知られている(例えば特許文献1)。
このような給湯システムは、例えば図12に示すように、上水道の給水管101は、流量センサ102を介して熱交換器103及び水バイパス弁104の上流側に接続されており、熱交換器103及び水バイパス弁104の下流側が合流した後、水比例弁105に接続されている。この水比例弁105の下流側は、例えば台所の蛇口などへ出湯する出湯管106に接続される。
また、水比例弁105の下流側は、出湯管106と分岐した配管107にも接続され、流量センサ108,電磁弁109,及び直列に2つ配置した逆止弁110,111を介して風呂の浴槽112に接続されており、さらに、逆止弁110と逆止弁111との間に接続された配管113を介して大気開放弁120が配設されている。
このような給湯システムにおいて、給水管101から給水された上水は、流量センサ102を通り、一部が熱交換器103にて加熱されて湯になり、一部は水バイパス弁104を通って熱交換器103から出てきた湯と混合される。このとき、流量センサ102の入口付近に設置されたサーミスタ131,熱交換器103の出口付近に設置されたサーミスタ132,水比例弁105の出口付近に設置されたサーミスタ133によりそれぞれ検出された水温に基づいて、水バイパス弁104により熱交換器103をバイパスする流量を制御することにより、湯水の混合比が変えられて出湯温度が制御される。所望の温度に制御された湯は、さらに、水比例弁105により出湯流量が制御されて出湯管106より給湯される。
また、浴槽112に湯張りを行う時には、電磁弁109を開けることにより、水比例弁105を出た湯が流量センサ108、電磁弁109及び逆止弁110,111を介して風呂の浴槽112へ供給される。このとき、大気開放弁120は、検圧管114を介して上水道の元圧(1次圧)が導入されている。
さらに、停電により上水を汲み上げているポンプが停止したり、断水が発生するなどして給水管101内に負圧が発生した場合には、大気開放弁120は、1次圧の低下を感知して内部弁機構を作動させて配管107内の水を大気に放出して、浴槽112内の汚水が出湯管106の方まで逆流するのを防止する。
特開2003−254604号公報
しかしながら、上述した給湯システムでは、給水管101につながる管路に、水バイパス弁104,水比例弁105,流量センサ102,サーミスタ131,132,133などの機能部品がそれぞれ独立して設けられている。このため、各機能部品を接続する複数の継手やその継手の接続部をシールするためのOリングなどのシール部材が必要となり、給湯システム全体としての部品点数が多くなってコストが嵩むとともに、配管スペースを広く占有してしまうといった問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、給湯システムの出湯温度及びその出湯流量を制御するための機能部品の部品点数の削減と、管路における省スペース化を実現する流量制御ユニットを提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、熱交換器を経由した湯と、その熱交換器を経由しない水との混合比を変えて出湯温度を制御するとともに、その出湯流量を制御する給湯システムに配設される流量制御ユニットにおいて、給水管に接続される給水管接続部と、前記熱交換器の入口側に接続される往き配管接続部と、前記熱交換器の出口側に接続される戻り配管接続部と、出湯管に接続される出湯管接続部と、前記給水管接続部と前記往き配管接続部とを接続する第1の通路と、前記戻り配管接続部と前記出湯管接続部とを接続する第2の通路と、前記第1の通路と前記第2の通路とを連通し、その一端に前記第1の通路を流れる水の一部を導入する分岐点を形成し、他端にその導入した水を前記第2の通路を流れる湯と混合させる合流点を形成するバイパス通路と、が一体成形されたボディに、前記第1の通路に配置され、前記給水管を介して供給された水の流量を検出する流量センサと、前記バイパス通路に配置され、前記流量センサの出力値に基づいて前記分岐点を介して前記バイパス通路に導入する水の流量を制御する第1の弁と、前記第2の通路の前記合流点より下流側に配置され、前記合流点にて混合された湯の前記出湯管接続部からの出湯流量を制御する第2の弁と、を一体的に組み付けて構成されたことを特徴とする流量制御ユニットが提供される。
このような流量制御ユニットによれば、流量センサ,第1の弁,第2の弁等の機能部品がボディに一体的に組み付けられており、その一体成形されたボディが各機能部品のケーシングを兼ねている。
このため、個々の機能部品を独立して構成した場合と比較して、各機能部品毎の部品点数が少なくなるとともに、各機能部品間を接続するための継手やシール部材を削減することができる。また、このように継手及びそのシール部が減少するため、水漏れに対する信頼性の向上が期待でき、その水漏れの検査工程の時間を削減することもできる。
本発明の流量制御ユニットによれば、流量センサ,第1の弁,第2の弁等の機能部品がボディに一体的に組み付けられて構成されるため、流量制御ユニットひいては給湯システム全体としての部品点数を大幅に削減してコストを低減することができるとともに、省スペース化を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態は、本発明の流量制御ユニットを給湯システムに適用したものであり、図1はその給湯システムを表す説明図である。尚、当該給湯システムの全体構成については、図12で示した構成とほぼ同様であるため、同様の構成部分については必要に応じて同一の符号を付す等してその説明を省略する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。本実施の形態は、本発明の流量制御ユニットを給湯システムに適用したものであり、図1はその給湯システムを表す説明図である。尚、当該給湯システムの全体構成については、図12で示した構成とほぼ同様であるため、同様の構成部分については必要に応じて同一の符号を付す等してその説明を省略する。
図1に示すように、本実施の形態の給湯システムには、熱交換器103を介して出湯温度及びその出湯流量を制御する流量制御ユニット1が配設されている。この流量制御ユニット1は、流量センサ2,水バイパス弁4(第1の弁)及び水比例弁5(第2の弁)を一つのユニットとして一体に構成したものである。
給水管101は、流量制御ユニット1の入口側に接続され、流量センサ2を介した後、内部で二股に分岐して、一方は熱交換器103に接続され、他方はバイパス通路となって水バイパス弁4に接続されている。この水バイパス弁4の下流側は、熱交換器103の下流側と合流し、水比例弁5に接続され、この水比例弁5の下流側は、出湯管106に接続されている。
この構成の給湯システムにおいて、流量センサ2を介して流量制御ユニット1に供給された水は、一部が熱交換器103にて加熱されて湯になり、一部は水バイパス弁4を通って熱交換器103から出てきた湯と混合され、水比例弁5を経由した後、流量制御ユニット1の出口側に接続された出湯管106より出湯される。
ここで、出湯温度は、水バイパス弁4の開度を制御することによって行われ、出湯水量は水比例弁5の開度を制御することによって行われる。すなわち、水バイパス弁4の開度を大きく制御することで、熱交換器103に向かう水量が減るとともに熱交換器103をバイパスする水量が増え、これによって水バイパス弁4及び熱交換器103の下流側で混合された混合水の水温を低く制御でき、逆に、水バイパス弁4の開度を小さく制御することで、熱交換器103に向かう水量が増えるとともに熱交換器103をバイパスする水量が減り、これによって水バイパス弁4及び熱交換器103の下流側で混合された混合水の水温を高く制御できる。また、このようにして温度制御された混合水は、水比例弁5の開度を大きくすることで、流量を増加でき、開度を小さくすることで、流量を絞ることができる。
図2は流量制御ユニットの平面図、図3は図2のA方向矢視図、図4は図2のB方向矢視図、図5は流量制御ユニットの底面図である。また、図6は図2のC−C矢視断面図であり、図7は図2のD−D矢視断面図である。
図2〜図5に示したように、この流量制御ユニット1は、樹脂材を一体成形して構成されたボディ11を備え、このボディ11に、上述した流量センサ2,水バイパス弁4及び水比例弁5を一体的に組み付けて構成されている。このボディ11は、給水管101に接続される給水管接続部12と、熱交換器103の入口側である上流側配管に接続される往き配管接続部13と、熱交換器103の出口側である下流側配管に接続される戻り配管接続部14と、出湯管106に接続される出湯管接続部15とを有している。
図6及び図7に示したように、ボディ11の内部において、給水管接続部12は、水通路16に連通しており、この水通路16は、一方では、熱交換器103への往き配管接続部13に連通し、他方は、水バイパス弁4及び水比例弁5を介して混合水通路17及び出湯管接続部15に連通している。熱交換器103からの戻り配管接続部14は、湯通路18(図2参照)に連通し、この湯通路18は、水比例弁5を介して混合水通路17及び出湯管接続部15に連通している。
ボディ11は、水通路16の往き配管接続部13が設けられている側と反対の側に、水バイパス弁4の機構部を挿設する開口部19を有し、混合水通路17の出湯管接続部15が設けられている側と反対の側には、水比例弁5の機構部を挿設する開口部20を有している。
流量センサ2は、給水管101の分岐点よりも上流側に配設され、図6に示したように、ボディ11の内部において、給水管101に接続される給水管接続部12と水通路16とを連通させる水通路28に設けられている。この流量センサ2は、着磁された複数枚の羽根を有する羽根車2aと、この羽根車2aに近接してボディ11内に埋設された感磁センサ2bと、上流側に配置されて通過する水に渦流を生起させる整流器2cとを有している。
水バイパス弁4の機構部は、図6に示したように、水バイパス弁用モータ21と、この水バイパス弁用モータ21の出力軸に設けられたウォーム22と、このウォーム22と噛合する出力ギヤ23と、この出力ギヤ23に固定されて回転軸をなす軸24と、この軸24に外挿されつつ保持された円筒状の弁体25とを有し、これらは下部ケース26と上部ケース27とによって収容されている。下部ケース26は、ボディ11の開口部19の蓋を兼ねて一体に形成されている。
出力ギヤ23は、その上端面に円弧状の上部ストッパ30が突設され、下端面には、下部ストッパ(図には現れていない)が形成されている。出力ギヤ23の上部ストッパ30は、上部ケース27の内側に突設されたストッパ33と協働して、出力ギヤ23が回動できる可動範囲の一方、すなわち、弁体25のリフト上限を規制し、出力ギヤ23の下部ストッパは、下部ケース26の内側に突設されたストッパ34と協働して、出力ギヤ23が回動できる可動範囲の他方、すなわち、弁体25のリフト下限を規制する。
出力ギヤ23のネジ部29は、下部ケース26に形成されたネジ部35と螺合されており、出力ギヤ23は、これが回動することにより、その回転中心の軸線方向に往復運動し、弁体25を水通路16に形成された弁座36に対して接離するよう動作される。
弁体25は、軸24の下端側に設けられたストッパ37にて軸24からの脱落が防止され、下部ケース26との間に配置されたスプリング38によって軸24の下端側へ付勢されている。
また、図4及び図6に示したように、弁体25の下端面からはその周縁に沿って等間隔で下方に延出した3本の足片25aが設けられており、各足片25aが通水路16の内壁に沿って摺動可能に構成されている。一方、本体11の水通路16における弁座36の近傍には、これら3本の足片25aの隣接する2本の間で内径方向に突出し、足片25aをその軸回りに係止する2つの係止部11aが形成されている。このため、弁体25は、これら足片25aと係止部11aとの係合によってその軸回りの回転が規制されつつ、係止部11aによってその軸方向にガイドされながら動作する。尚、同図に示したように、ここでは係止部11aを周方向の2箇所に設けた例を示したが、3箇所、つまり係止部11aが隣接する間の全ての箇所に設け、各足片25aがそれぞれ軸方向のスリットに沿ってガイドされるような態様としてもよい。
さらに、下部ケース26の下部は、筒状になっていて、弁体25が軸線方向に移動するのを案内し、弁体25との間は、Oリング39によってシールされている。また、下部ケース26は、ボディ11の開口部19に嵌め込まれており、Oリング40によってシールされている。さらに、軸24が挿設されている下部ケース26の弁体25側の位置に二重のOリング41が配置されており、この二重のOリング41の中間位置には、外部に連通する排水口61が設けられており、この二重のOリング41で水漏れが発生しても、漏れた水を排水口61より排出させて水バイパス弁用モータ21の側へ水漏れすることがないようにしている。
水比例弁5の機構部も、水バイパス弁4の機構部と同様の構成を有している。すなわち、水比例弁5の機構部は、図7に示したように、水比例弁用モータ42と、この水比例弁用モータ42の出力軸に設けられたウォーム43と、このウォーム43と噛合する出力ギヤ44と、この出力ギヤ44に固定されて回転軸をなす軸45と、この軸45に外挿されつつ保持された円筒状の弁体46とを有し、これらは下部ケース47と上部ケース48とによって収容されている。下部ケース47は、ボディ11の開口部20の蓋を兼ねて一体に形成されている。
出力ギヤ44も、水バイパス弁4の出力ギヤ23と同じ構成を有し、上部ストッパ49と下部ストッパ(図には現れていない)を有している。上部ストッパ49に対応して上部ケース48はその内側に突設されたストッパ50を有し、下部ストッパに対応して下部ケース47はその内側に突設されたストッパ62を有している。
出力ギヤ44のネジ部51は、下部ケース47に形成されたネジ部52と螺合されており、出力ギヤ44は、これが回動することにより、その回転中心の軸線方向に往復運動し、弁体46を混合水通路17に形成された弁座53に対して接離するよう動作させる。
弁体46は、軸45の下端側に設けられたストッパ54にて軸45からの脱落が防止され、下部ケース47との間に配置されたスプリング55によって軸45の下端側へ付勢されている。
また、図5及び図7に示したように、弁体46の下端面からはその周縁に沿って等間隔で下方に延出した3本の足片46aが設けられており、各足片46aが混合水通路17の内壁に沿って摺動可能に構成されている。一方、本体11の混合水通路17における弁座53の近傍には、これら3本の足片46aの隣接する2本の間で内径方向に突出し、足片46aをその軸回りに係止する2つの係止部11bが形成されている。このため、弁体46は、これら足片46aと係止部11bとの係合によってその軸回りの回転が規制されつつ、係止部11bによってその軸方向にガイドされながら動作する。尚、同図に示したように、ここでは係止部11bを周方向の2箇所に設けた例を示したが、3箇所、つまり係止部11bが隣接する間の全ての箇所に設け、各足片46aがそれぞれ軸方向の溝に沿ってガイドされるような態様としてもよい。
さらに、下部ケース47の下部は、筒状になっていて、弁体46が軸線方向に移動するのを案内し、弁体46との間は、Oリング56によってシールされている。また、下部ケース47は、ボディ11の開口部20に嵌め込まれており、Oリング57によってシールされている。さらに、軸45が挿設されている下部ケース47の弁体46側の位置に二重のOリング58が配置されており、この二重のOリング58の中間位置には、外部に連通する排水口59が設けられており、水漏れが発生した場合に、漏れた水を排水口59より排出させて水比例弁用モータ42の側へ水漏れすることがないようにしている。
次に、この流量制御ユニット1の動作について説明する。尚、水バイパス弁4と水比例弁5は同じ構成を有しているので、ここでは、代表して水比例弁5の動作について説明する。
図7を参照して、水比例弁5は、水比例弁用モータ42が回転し、出力ギヤ44が降下して軸45に保持された弁体46が弁座53に着座することによって全閉状態になる。弁体46は、軸45の降下とともに降下して弁座53に着座するが、そのときは、まだ水比例弁用モータ42は回転していて、軸45をさらに降下させている。出力ギヤ44の下部ストッパ(図には現れていない)が下部ケース47のストッパ62に当接することによって出力ギヤ44の回転が機械的に強制停止されることにより、軸45の降下が停止される。このとき、スプリング55によって付勢されている弁体46は、弁座53の着座位置に取り残され、軸45だけが僅かに降下してから強制停止される。
次に、水比例弁用モータ42を逆回転すると、それに伴って出力ギヤ44が回転し、軸45とともに上昇していく。これにより、軸45に保持された弁体46は、弁座53から離れていき、弁開する。さらに、出力ギヤ44が上昇していって、その上部ストッパ49が上部ケース48に設けられたストッパ50に当接すると、出力ギヤ44の回転が強制的に停止され、軸45及びこれに保持された弁体46の上昇が停止されて水比例弁5は全開状態になる。
以上に説明したように、本実施の形態の流量制御ユニット1においては、流量センサ2,水バイパス弁4及び水比例弁5等の機能部品がボディ11に一体的に組み付けられて一つの独立したユニットを構成している。
このため、個々の機能部品を独立して構成した場合と比較して、各機能部品毎の部品点数が少なくなるとともに、各機能部品間を接続するための継手やシール部材を削減することができる。その結果、流量制御ユニット1ひいては給湯システム全体としての部品点数を大幅に削減してコストを低減することができるとともに、省スペース化を実現することができる。
また、このように継手及びそのシール部が減少するため、水漏れに対する信頼性の向上が期待でき、その水漏れの検査工程の時間を削減することもできる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。尚、本実施の形態に係る流量制御ユニットは、流量センサの設置位置が異なる以外は上記第1の実施の形態の構成と同様であるため、同様の構成部分については同一の符号を付す等してその説明を省略する。図8は、本実施の形態の流量制御ユニットが適用される給湯システムを表す説明図であり、図9はその流量制御ユニットの図6に対応した断面矢視図である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。尚、本実施の形態に係る流量制御ユニットは、流量センサの設置位置が異なる以外は上記第1の実施の形態の構成と同様であるため、同様の構成部分については同一の符号を付す等してその説明を省略する。図8は、本実施の形態の流量制御ユニットが適用される給湯システムを表す説明図であり、図9はその流量制御ユニットの図6に対応した断面矢視図である。
図8に示すように、本実施の形態の給湯システムでは、流量制御ユニット201において、給水管101の分岐点よりも下流の熱交換器103側に流量センサ202を配設しており、熱交換器103を経由する給水流量を検出して、水バイパス弁4及び水比例弁5のそれぞれの開度を制御する。
図9に示すように、流量制御ユニット201では、ボディ211の内部において、水通路16の往き配管接続部13近傍に流量センサ202が設けられている。この流量センサ202は、第1の実施の形態の流量センサ2と同様の羽根車2a,感磁センサ2b,整流器2cを備えている。
本実施の形態の流量制御ユニット201においも、流量センサ202,水バイパス弁4及び水比例弁5等の機能部品がボディ211に一体的に組み付けられて一つの独立したユニットを構成している。
このため、第1の実施の形態と同様に、流量制御ユニット1ひいては給湯システム全体としての部品点数を大幅に削減してコストを低減することができるとともに、省スペース化を実現することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の精神の範囲内での変化変形が可能であることはいうまでもない。
例えば、上記各実施の形態の流量制御ユニットにおいては、その入口側、つまり給水管101側に設けた流量センサを一体化した構成を示したが、図10に示したように、その出口側、つまり出湯管106側に流量センサ303を設け、これをも一体化した流量制御ユニット301として構成してもよい。
具体的には、例えば図7に示した流量制御ユニット1の混合水通路17を同図よりも長く形成し、出湯管接続部15の近傍に図6に示した流量センサ2と同様の構成の流量センサを配設することにより実現される。尚、その具体的構造については、図6の流量センサ2や図9の流量センサ202の配置構成を参照すれば容易に類推できるため、その図示等を省略する。
この場合、流量制御ユニット301のボディには、風呂の浴槽112につながる配管107に接続するための配管接続部と、出湯管と分岐する分岐点が形成されることになる。
その際、図10に示したように、温度センサとしての各サーミスタをボディに一体に組み付けるようにしてもよい。この場合、サーミスタ131は給水管接続部12の近傍に配設され、サーミスタ132は戻り配管接続部14の近傍に配設され、サーミスタ133は出湯管接続部15の近傍に配設される。尚、管路におけるサーミスタの配設構造については公知の技術を適用するため、その説明については省略する。
その際、図10に示したように、温度センサとしての各サーミスタをボディに一体に組み付けるようにしてもよい。この場合、サーミスタ131は給水管接続部12の近傍に配設され、サーミスタ132は戻り配管接続部14の近傍に配設され、サーミスタ133は出湯管接続部15の近傍に配設される。尚、管路におけるサーミスタの配設構造については公知の技術を適用するため、その説明については省略する。
また、図11に示したように、上記第1の実施の形態の流量制御ユニット1において、各サーミスタ131,132,133をボディ11に一体に組み付けた流量制御ユニット401として構成してもよい。
また、上記実施の形態では、弁体25及び46をそれぞれ本体11側に形成した係止部11a,11bによって軸回りに係止する構成としたが、弁体25及び46をそれぞれ軸24,45に回転しないように嵌合固定して、これらの軸24,45を回転不能に構成してもよい。例えば、これらの軸24,45が、それぞれ出力ギヤ23,44に固定されずに内挿され、所定の介在物(各軸に周設したストッパ等)を介してこれら出力ギヤ23,44に軸方向に押されながら往復運動するように構成することができる。
流体の供給システムにおいて、その流路を一旦分岐した後に再び合流させ、流路に配置した一又は複数の流量センサの出力に基づいて複数の制御弁を制御するタイプのものに適用することができる。
1,201,301,401 流量制御ユニット
2,202,303 流量センサ
4 水バイパス弁
5 水比例弁
11,211 ボディ
12 給水管接続部
13 往き配管接続部
14 戻り配管接続部
15 出湯管接続部
101 給水管
103 熱交換器
107 配管
131,132,133 サーミスタ
2,202,303 流量センサ
4 水バイパス弁
5 水比例弁
11,211 ボディ
12 給水管接続部
13 往き配管接続部
14 戻り配管接続部
15 出湯管接続部
101 給水管
103 熱交換器
107 配管
131,132,133 サーミスタ
Claims (4)
- 熱交換器を経由した湯と、その熱交換器を経由しない水との混合比を変えて出湯温度を制御するとともに、その出湯流量を制御する給湯システムに配設される流量制御ユニットにおいて、
給水管に接続される給水管接続部と、
前記熱交換器の入口側に接続される往き配管接続部と、
前記熱交換器の出口側に接続される戻り配管接続部と、
出湯管に接続される出湯管接続部と、
前記給水管接続部と前記往き配管接続部とを接続する第1の通路と、
前記戻り配管接続部と前記出湯管接続部とを接続する第2の通路と、
前記第1の通路と前記第2の通路とを連通し、その一端に前記第1の通路を流れる水の一部を導入する分岐点を形成し、他端にその導入した水を前記第2の通路を流れる湯と混合させる合流点を形成するバイパス通路と、
が一体成形されたボディに、
前記第1の通路に配置され、前記給水管を介して供給された水の流量を検出する流量センサと、
前記バイパス通路に配置され、前記流量センサの出力値に基づいて前記分岐点を介して前記バイパス通路に導入する水の流量を制御する第1の弁と、
前記第2の通路の前記合流点より下流側に配置され、前記合流点にて混合された湯の前記出湯管接続部からの出湯流量を制御する第2の弁と、
を一体的に組み付けて構成されたことを特徴とする流量制御ユニット。 - 前記流量センサを、前記第1の通路における前記分岐点よりも下流側に配設したことを特徴とする請求項1記載の流量制御ユニット。
- 前記ボディの前記第2の弁よりも下流側に、さらに、前記出湯流量を検出するための第2の流量センサを一体的に組み付けて構成されたことを特徴とする請求項1記載の流量制御ユニット。
- 前記ボディに、さらに、前記給水管から前記給水管接続部に導入された水の温度を検出する第1の温度センサと、前記熱交換器から前記戻り配管接続部に導入された湯の温度を検出する第2の温度センサと、前記第2の弁から流出した湯の温度を検出する第3の温度センサとの少なくとも一つを、一体的に組み付けて構成されたことを特徴とする請求項1記載の流量制御ユニット。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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