JP4334620B2 - ヒアルロン酸の局所麻酔剤との塩からなる医薬品 - Google Patents

ヒアルロン酸の局所麻酔剤との塩からなる医薬品 Download PDF

Info

Publication number
JP4334620B2
JP4334620B2 JP51916298A JP51916298A JP4334620B2 JP 4334620 B2 JP4334620 B2 JP 4334620B2 JP 51916298 A JP51916298 A JP 51916298A JP 51916298 A JP51916298 A JP 51916298A JP 4334620 B2 JP4334620 B2 JP 4334620B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
hyaluronic acid
benzydamine
shaken
prepared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51916298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001503042A (ja
Inventor
ロメオ,アウレリオ
シルヴェストリーニ,ブルーノ
キルスクネル,グンテル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fidia Farmaceutici SpA
Original Assignee
Fidia Farmaceutici SpA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fidia Farmaceutici SpA filed Critical Fidia Farmaceutici SpA
Publication of JP2001503042A publication Critical patent/JP2001503042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4334620B2 publication Critical patent/JP4334620B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/70Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
    • A61K31/715Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
    • A61K31/726Glycosaminoglycans, i.e. mucopolysaccharides
    • A61K31/728Hyaluronic acid
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/41Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
    • A61K31/4151,2-Diazoles
    • A61K31/4161,2-Diazoles condensed with carbocyclic ring systems, e.g. indazole
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/44Non condensed pyridines; Hydrogenated derivatives thereof
    • A61K31/445Non condensed piperidines, e.g. piperocaine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P23/00Anaesthetics
    • A61P23/02Local anaesthetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

発明の分野
本発明は、局所麻酔剤の分野における新規な医薬品、より正確には、脂肪族及び/又は芳香族アミノ基を含む、局所作用を有する塩基性の麻酔剤とのヒアルロン酸の化学量論的に中性の塩からなり、ヒアルロン酸のカルボキシ基の一部はアルカリ又はアルカリ土類金属で塩化され得る医薬製品に関する。
本発明は、以下に記載する特別の医薬としての性質により、インフィルトレーション及び注入物としての使用、そしてまた表面使用に適する前述のタイプのいくつかの新規組成物にも関する。
発明の分野
1993年12月15日に発行された欧州特許第0197718B1は、眼への用途の医薬物質の担体としてヒアルロン酸及びその分子分画の有利な使用を記載し、様々な医薬品分野においてヒアルロン酸を公知の医薬と組み合わせると、それ自体で投与した同じ医薬より良好な作用を与えることを示す。その特許は、特に、過去に用いられた医薬製剤で得られるよりも大きい生物適合性を強調する。この利点は特に眼科の分野で説明され、角膜上皮との顕著な適合性が観察され、感作作用がなく、続いての優れた許容性を有し、完全に透明であり、優れた接着性を有し、薬剤の延長された生物適合性を保証する、均一かつ安定なフイルムを形成する。
上記特許は、化学療法剤の投与に関して獣医学の分野におけるその完全な生物適合性の重要性を議論する。その特許はまた獣及びヒト薬剤の分野における眼科使用についての瞳孔縮小、抗炎症性、創傷治癒及び抗菌作用をも挙げている。
発明の詳細な記述
局所麻酔剤、より正確には、塩基性の、アミノ基を有する有機麻酔剤を、ヒアルロン酸とのそれらの化学量論的に中性の塩の形で、又はヒアルロン酸の該アミン性物質による部分的塩化及び該酸の残存カルボキシ基のアルカリ又はアルカリ土類金属由来の無機塩基による塩化から生ずる、そのような麻酔剤とのヒアルロン酸の化学量論的に中性の塩の形で用いると、高められた生物適合性及び優れた許容性と言う利点を与えるばかりでなく、麻酔効果の非常な増加をも与えることが今発見された。この結果は眼科の分野において非常に重要であるが、他の分野でも同様に用い得る。それは上述の特許に報告された利益を越える特別の技術的効果を与える。
本願明細書において、「ヒアルロン酸」と言う語は、動物又は発酵から抽出されたもの、バイオテクノロジー源のもののような、既に市場ににあり、又は文献又は特許に記載されたもののような精製されたヒアルロン酸、又は欧州特許第0138572(Hyalastine及びHyalectinとして知られた商業用製品を記載する)に記載されたもののような同様に精製されたヒアルロン酸の分子分画、EP0535200A1に記載されたHyaloftiとして知られた高分子量のヒアルロン酸、又は他の市場で入手できる製品を指す。上記のヒアルロン酸の外にEP0216453B1に記載の方法により得られる部分的エステルも使用できる。
本発明によるヒアルロン酸との塩の製造に用いる局所麻酔剤は、本質的には、文献に報告され、及び/又は市場に見出され、又は臨床目的で使用されたものであり、酸で塩化できる脂肪属及び/又は芳香属アミノ基(12〜30の炭素原子を有する)を含む。上述の欧州特許第0197718B1に記載されているように、ヒアルロン酸とリドカイン、ディブカイン、ベンゾカインとの塩は知られているが、本発明に従い使用すべき以下のアミンタイプの局所麻酔剤とのヒアルロン酸の塩は新規であり、本発明の特別の態様を構成する:テトラカイン、アミロカイン、ブクリカイン、ブピバカイン、ブタカイン硫酸塩、ブタニリカイン、ブトキシカイン、カルチカイン、クロロプロカイン、クリブカイン、クロルメカイン、シクロメチカイン、ジメチソキン塩酸塩、ジペロドン、ジクロカイン、エチルp−ピペリジンアセチルアミンベンゾエート、エチドカイン、ヘキシルカイン、フェナカイン、フォモカイン、ヒドロキシプロカイン、ヒドロキシテトラカイン、ケトカイン、オキセサザイン、オキシブプロカイン、パレトキシカイン、ピペロカイン、ピリドカイン、ピロカイン、プラモキシン、プリロカイン、プロカイン、プロパノカイン、プロピポカイン、プロポキシカイン、プロキシメタカイン、ロピバカイン、トリカイン、トリメカイン、バトカイン、及び特に、抗炎症性及び局所麻酔性により特徴づけられ薬剤であるベンジダミン。
本発明による強力な麻酔作用を有するヒアルロン酸の塩は、特に上述のアミン性塩基との化学量論的に中性の塩、即ち、該多糖のアミン性塩基との全塩である。該多糖のアミン性塩基との部分的な塩においては、塩化の程度は、例えば10%〜90%、好ましくは20%〜80%、特には50%〜75%のアンプル範囲で変化し、該多糖の残りのカルボキシ基はアルカリ又はアルカリ土類金属の上述のイオンの1つで塩化される。
本発明の好ましい態様は、上述のようにベンジダミンのヒアルロン酸との全又は部分塩により表される。この種の塩はベンジダミン又はその塩酸塩よりもずっと大きく長く続く麻酔作用を与えるばかりでなく、抗炎症作用を高め、そして驚くべきことに刺激作用を減じ、従って活性及び刺激濃度又は用量間のギャップを広げる。実際、ベンジダミンは、麻酔剤又は抗炎症剤として、該薬剤が適用部位から系へ早く通過する等の局所作用の短さ、及び所望の作用に必要な用量から遠くない用量で生じる刺激作用の開始等のいくつかの欠点を示ことが知られている。
麻酔剤とのヒアルロン酸塩の活性はヒアルロン酸の分子量により変化し得ることが本発明により更に見出された。好ましい麻酔剤の1つであるベンジダミンについては、ヒアルロン酸の低分子量分画で塩化された場合、製品は最も改良された性質を有することが見出された。他の好ましい麻酔剤であるブピバカインについては、ヒアルロン酸の高分子量分画で塩化された場合、製品は最も改良された性質を有することが見出された。アルカリ又はアルカリ土類金属について、ナトリウム塩は好ましい1価塩であり、カルシウム塩は好ましい2価塩であることも見出された。
本発明の新規なベンジダミンの塩は、上述の他の麻酔剤塩基と同様に、眼科におけるその有利な利用に加えて、非常に広範囲な利用分野を有する新規な薬剤であることが証明された。例えば、様々な原因の口内炎、扁桃炎、気管炎等の口又は気道における炎症性過程、放射又は化学療法により、気管支鏡法等の外科的又は診断的挿管により起こる粘膜炎、赤ん坊における生歯障害を含め一般に歯科及び歯肉障害、鼻炎、耳道に影響する炎症性の過程、様々な原因の結膜炎、直腸肛門状態、関節における外傷性及び変性の炎症過程、放射又は化学療法、外科手術、診断操作、出産によって起されるものを含む様々な種類の外陰膣炎及び尿道炎、及び一般的にいずれかの種類のいずれかの炎症性障害における利用である。
本発明による新規なヒアルロン酸の技術的効果は、ラビットの眼の乾燥性炎症における、それ自体で用いた麻酔剤成分のそれに比較してより大きい麻酔作用に関する以下の実験結果により証明される(表1−6)。ベンジダミン塩は物質の刺激発生作用の減少を示す(表7)。
生物学的試験
A.局所麻酔剤とのヒアルロン酸塩のラビットの角膜に及ぼす麻酔効果の評価
方法
角膜麻酔
角膜麻酔を、ラッビットにおけるまたたき反射を測定することにより、Camougis及びTankman(Camougis等(1971),”Methods in Pharmacology”,Vol.1,A.Schwartz編,Appleton-Century-Crofts,New York,p.1)の方法により評価した。50mlの溶液を結膜嚢に注ぎ込んだ。剛毛で試験して、またたき反射を、注ぎ込みの前及び処置後1時間まで5−10分ごとに測定した。各試験時間に、麻酔の程度を、眼のまたたき反射が得られる前の刺激の数により与えられる10までのスコアにより表した。各化合物についての全体の麻酔効果は、時間にわたる麻酔の程度の曲線(AUC)の下の面積により定量化した。
結果
表1に示すように、リドカイン、ブピバカイン及びベンジダミンのヒアルロン酸塩は、それぞれの塩酸塩より大きい局所活性を示す。観察されるように、麻酔剤の作用を増加させる効果は、アルカリ又はアルカリ/土類イオンにより変化する。ナトリウムとは異なり、カルシウムの存在は、ブピバカイン及びベンジダミンよりむしろリドカインを選択的に助ける。
Figure 0004334620
このイオン選択性は用いたヒアルロン酸の分子量に依存することをも示す。表2からわかるように、イオン選択性は、低分子量ヒアルロン酸、特に50−350kDa(誘導体FID6020XX)の分子量範囲にのみ存在し、高分子量ヒアルロン酸、500−730kDa及び750−1200(誘導体FID61.20XX及びFID62.20XX)の分子量範囲には存在しない。
Figure 0004334620
更に、表3に示すように、活性の程度は用いたヒアルロン酸の分子量に依存する。
Figure 0004334620
1価アルカリ塩のうち、最も活性な誘導体は表4に示すようにナトリウムによる塩化により得られる。表4には50−350kDaの分子量範囲を有するヒアルロン酸とのリドカインのの誘導体を報告する。
Figure 0004334620
表5からわかるように、塩化の程度は誘導体の生物学的活性に影響する。表5において、500−730kDaの分子量範囲を有するヒアルロン酸のブピバカイン及びナトリウムによる部分塩を、塩酸塩及び全塩と比較して報告する。表6において、50−350kDaの分子量範囲を有するヒアルロン酸のベンジダミン及びナトリウムによる部分塩を、塩酸塩と比較して報告する。
Figure 0004334620
Figure 0004334620
B.ラットの足におけるベンジダミン塩の刺激作用の減少の評価
方法
刺激
試験溶液(1%、重量/重量、塩酸塩で)の各々の0.1mlをラットの後足に注入した。足の容積を注入前及び30−60−120−240分後にプレシスメーターで測定した。浮腫及びその結果の刺激発生作用を足の容積の増加に基づいて測定した。刺激作用を様々な測定時間における容積の増加の和により表す。
結果
該ヒアルロン酸塩は、そのより小さい浮腫形成作用により示されるように、塩酸塩より刺激発生性が小さい(表7)。
Figure 0004334620
製造方法
出発物として使用すべきヒアルロン酸および塩基性麻酔薬は既に知られており、以下に記載するような既知の方法により製造することができる。本発明は、次の実施例により説明することができる。
実施例1
ヒアルロン酸ナトリウム塩(分子量50−350kDa)を16mg/mlの濃度で水に溶解する。ジャケット(この内部では、4℃で流体の流動がある)が取り付けられたガラスカラムを使用して、カラムをHCl 1Nで予め処理しておいた酸性樹脂Bio−Rad AG50W−X8で充填する;そのカラムに酸性型の樹脂5mlを充填して、中性のpHとなるまで水で洗浄する。この時点で、その樹脂にヒアルロン酸ナトリウム塩の溶液を通過させて、その結果得られた溶液を、4℃に設定した恒温槽を備えた容器に集める。
カラム内での流動は、そのカラムの出口に取り付けられた臑動ポンプにより調節する。そのカラムに溶液を全部通過させたら、樹脂を水で洗浄して、生成物の損失を最小限に抑えて、これらの洗浄物をヒアルロン酸溶液に加え、このようにして、ヒアルロン酸として表される最終溶液を11.8mg/mlの濃度で得る。
実施例2
ヒアルロン酸ナトリウム塩(分子量500−730kDa)を5.0mg/mlの濃度で水に溶解する。ジャケット(この内部では、流体が4℃の温度で流動する)が取り付けられたガラスカラムを使用して、カラムをHCl 1Nで予め処理しておいた酸性樹脂Bio−Rad AG50W−X8で充填する;そのカラムに酸性型の樹脂5mlを充填して、中性のpHに達するまで水で洗浄する。この時点で、その樹脂にヒアルロン酸ナトリウム塩溶液を通過させて、その結果得られた溶液を、4℃の温度に設定した容器に集める。
カラム内の流体は、そのカラムの出口に取り付けられた臑動ポンプにより調節する。そのカラムに溶液を通過させたら、樹脂を水で洗浄して、生成物の損失を最小限に抑えて、これらの洗浄物をヒアルロン酸溶液に加え、このようにして、ヒアルロン酸として表される最終溶液を3.78mg/mlの濃度で得る。
実施例3
ヒアルロン酸ナトリウム塩(分子量750−1200kDa)を3.0mg/mlの濃度で水に溶解する。ジャケット(これを通して、流体が4℃の温度で流動する)が取り付けられたガラスカラムを使用して、カラムをHCl 1Nで予め処理しておいた酸性樹脂Bio−Rad AG50W−X8で充填する;そのカラムに酸性型の樹脂5mlを充填して、中性のpHとなるまで水で洗浄する。この時点で、その樹脂にヒアルロン酸ナトリウム塩を通過させて、その結果得られた溶液を、4℃に設定した恒温槽を備えた容器に集める。
カラムを通しての流動は、そのカラムの出口に取り付けられた臑動ポンプにより調節する。そのカラムに溶液を通過させたら、樹脂を水で洗浄して、生成物の損失を最小限に抑えた後、洗浄物をヒアルロン酸溶液に加え、このようにして、ヒアルロン酸として表される最終溶液を2.36mg/mlの濃度で得る。
実施例4
実施例1に記載したように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.77gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch 4フィルターで濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、ベンジダミンとの化学量論的に中性のヒアルロン酸塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、次のように製造することができる:ベンジダミン塩酸塩3.0gを50mg/mlの濃度で水に溶解する。その水溶液のpHが10〜11の間となるよう、等モル量のNaOH 1Nを5%過剰に足して加える。
これらの条件で、ベンジダミン塩基が解離して、油状物質として水から分離する。それをエチルエーテルで分配して(50mlで2回分配する)、塩基を完全に抽出する。エーテル相をプールし、無水硫酸ナトリウムで脱水した後、乾燥状態となるまで蒸発させて、油状の残留物を減圧乾燥させる。このようにして得られた生成物をTLC(溶離液:酢酸エチル/メタノール70:30;Rf=0.14)で純度に関して試験する。
実施例5
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.58gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.62mlを加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。ヒアルロン酸を、一部(75%)はベンジダミンで塩化して、一部(25%)はナトリウムで塩化する。
出発物として使用すべきベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例6
実施例1に記載したように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える。白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中に存在する沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、その混合物をもう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例7
実施例1に記載したように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、そのヒアルロン酸溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 92.6mgを加えて、その混合物を数時間振盪する。その溶液中にこれ以上沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例8
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える。白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート10mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、そのヒアルロン酸溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを加えて、その混合物をもう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例9
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 92.6mgを加えて、その混合物を数時間振盪する。その溶液中にこれ以上沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例10
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える。白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート10mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを加えて、その混合物をもう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例11
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.39gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える。白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 92.6mgを加えて、その混合物をもう数時間振盪する。その溶液中にこれ以上全く沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がベンジダミンで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例12
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.72gを固体形で加えて、数時間振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、ブピバカインとの化学量論的に中性のヒアルロン酸塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、次のように製造することができる:ブピバカイン塩酸塩3.0gを25mg/mlの濃度で水に溶解する。その水溶液のpHが10〜11の間となるよう、等モル量のNaOH 1Nを5%過剰に足して徐々に加える。これらの条件で、ブピバカイン塩基が解離して、沈殿として水から分離する。その沈殿をGooch G4フィルターを通して濾過し、水で数回洗浄した後、減圧乾燥させる。このようにして得られた生成物を、その融点(107°−108°)およびTLC(溶離液:酢酸エチル/メタノール70:30;Rf=0.79)を評価することにより、純度に関して試験する。
実施例13
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。
その溶液にブピバカイン塩基0.54gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.62mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(75%)がブピバカインで塩化されて、一部(25%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例14
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。
その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例15
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 1N 46.3mgを加えて、振盪する。その溶液中にこれ以上全く沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例16
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.72gを固体形で加えて、数時間振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、ブピバカインとの化学量論的に中性のヒアルロン酸塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例17
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.54gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.62mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch 4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(75%)がブピバカインで塩化されて、一部(25%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例18
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例19
実施例2でのように3.78mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液250mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 46.3mgを加えて、振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例20
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.72gを固体形で加えて、数時間振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、ブピバカインとの化学量論的に中性のヒアルロン酸塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例21
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.54gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.62mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(75%)がブピバカインで塩化されて、一部(25%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例22
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例23
実施例3でのように2.36mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液400mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にブピバカイン塩基0.36gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 46.3mgを徐々に加えて、振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がブピバカインで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
実施例24
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.59gを固体形で加えて、数時間振盪する。その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、リドカインとの化学量論的に中性のヒアルロン酸塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、次のように製造することができる:リドカイン塩酸塩3.0gを25mg/mlの濃度で水に溶解する。その水溶液のpHが10〜11の間となるよう、等モル量のNaOHを5%過剰に足して徐々に加える。これらの条件で、リドカイン塩基が解離して、これを沈殿の形で水から分離する。その沈殿をGooch G4フィルターを通して濾過し、水で数回洗浄した後、減圧乾燥させる。このようにして得られた生成物の純度を、その融点(68°−69°)およびTLC(溶離液:酢酸エチル/メタノール70:30;Rf=0.81)によって試験する。
実施例25
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.44gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.62mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(75%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
製造例26
実施例3でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.29gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例27
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを500mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.44gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 23mgを加えて、振盪する。その溶液中にこれ以上全く沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(75%)がリドカインで塩化されて、一部(25%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例28
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.29gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Ca(OH)2 46.3mgを徐々に加えて、振盪する。その溶液中にこれ以上全く沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がカルシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例29
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.29gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、Mg(OH)2 36.5mgを加えて、振盪する。その溶液中にこれ以上全く沈殿がなくなったら、塩化反応は完了であると考えられる。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がマグネシウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例30
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.29gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、LiOH 1N 1.25mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がリチウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例31
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液にリドカイン塩基0.29gを固体形で加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、KOH 1N 1.25mlを加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(50%)がリドカインで塩化されて、一部(50%)がカリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するリドカインは、実施例24に記載したように製造することができる。
実施例32
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.69gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 0.25mlを加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(90%)がベンジダミンで塩化されて、一部(10%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用すべきベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例33
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.19gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.87mlを加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(25%)がベンジダミンで塩化されて、一部(75%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用すべきベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例34
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。ベンジダミン塩基0.08gをtert−ブタノール10mlで希釈して、その溶液をヒアルロン酸溶液に1滴ずつ徐々に加える:白色の沈殿が形成され、この沈殿は数時間以内に消失する。ベンジダミンの重量を量るために使用する容器をtert−ブタノールのアリコート5mlで2回洗浄した後、このtert−ブタノールをヒアルロン酸溶液に加える。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上縣濁しなくなったら、NaOH 1N 2.24mlを加えて、もう30分間振盪する。
この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(10%)がベンジダミンで塩化されて、一部(90%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用すべきベンジダミンは、実施例4に記載したように製造することができる。
実施例35
実施例1でのように11.8mg/mlの濃度で製造したヒアルロン酸の水溶液80mlを100mlのフラスコに入れる。その溶液を4℃に設定した恒温槽浴中で振盪する。その溶液に固体形のブピバカイン塩基0.18gを加えて、振盪する。数時間後、その溶液中の沈殿がこれ以上全く縣濁しなくなったら、NaOH 1N 1.87mlを徐々に加えて、もう30分間振盪する。この時点で、その溶液をGooch G4フィルターを通して濾過し、黄色のガラス瓶に小分けして、凍結乾燥させる。このようにして、一部(25%)がブピバカインで塩化されて、一部(75%)がナトリウムで塩化された中性塩を得る。
出発物として使用するブピバカインは、実施例12に記載したように製造することができる。
医薬品製剤
製剤例1
ベンジダミン ヒアルロン酸塩(75%)を含む口嗽剤の製造
溶液100ml中に以下のものを含む:
−ベンジダミン ヒアルロン酸塩 357 mg
(ベンジダミン塩基134.4mgに匹敵する)
賦形剤
−グリセロール 5000 mg
−エチルアルコール95° 7926 mg
−サッカリン 30 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸メチル 180 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸プロピル 20 mg
−ハッカ香味料 42.62mg
−キノリン黄色着色料(E104) 0.87mg
−青色パテントV着色料(E131) 0.14mg
−精製水 適量加えて、100mlとする。
製剤例2
ベンジダミン ヒアルロン酸塩(75%)を含むスプレー剤の製造
溶液100ml中に以下のものを含む:
−ベンジダミン ヒアルロン酸塩 357 mg
(ベンジダミン塩基134.4mgに匹敵する)
賦形剤
−グリセロール 5000 mg
−エチルアルコール95° 7926 mg
−サッカリン 30 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸メチル 180 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸プロピル 20 mg
−ハッカ香味料 42.62mg
−精製水 適量加えて、100mlとする。
製剤例3
ベンジダミン ヒアルロン酸塩(75%)を含む肛門病用クリーム剤の製造
クリーム100ml中に以下のものを含む:
−ベンジダミン ヒアルロン酸塩 1190 mg
(ベンジダミン塩基448mgに匹敵する)
賦形剤
−ワセリン 8000 mg
−ワセリン油 4000 mg
−ラノリン 12000 mg
−ポリソルベート80 5000 mg
−ポリエチレングリコール 6000 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸メチル 93.5 mg
−p−ヒドロキシ安息香酸プロピル 34 mg
−ラベンダー精 42 mg
−精製水 適量加えて、100mlとする。
製造例4
ベンジダミン ヒアルロン酸塩(75%)を含む婦人科用溶液剤の製造
溶液100ml中に以下のものを含む:
−ベンジダミン ヒアルロン酸塩 238 mg
賦形剤
−トリメチルアセチルアンモニウム−p−トルエン スルホン酸塩 100 mg
−赤バラ香料 0.1ml
−精製水 適量加えて、100mlとする。
本発明をこのように記載することで、これらの方法を様々な点で変更することができることは明らかである。該変更は、本発明の精神および目的から逸脱するものとして考慮されるべきものではなく、当業者に明白であろういずれの変更も次の請求の範囲内である。

Claims (4)

  1. ヒアルロン酸のベンジダミンまたはブピバカインとの化学量論的中性塩であって、ヒアルロン酸のカルボキシ基の50〜75%はベンジダミンまたはブピバカインで塩化され、残りのカルボキシ基はナトリウムで塩化され、ヒアルロン酸は、50〜350kDaの分子量を有する
  2. ヒアルロン酸のカルボキシ基がベンジダミンで75%塩化されている請求項1に記載の
  3. 医薬の製造のための眼科学における請求項1または2に記載のの使用。
  4. ベンジダミンとのヒアルロン酸の塩を麻酔剤として用いる医薬の製造のための請求項に記載のの使用。
JP51916298A 1996-10-17 1997-10-17 ヒアルロン酸の局所麻酔剤との塩からなる医薬品 Expired - Fee Related JP4334620B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT96PD000254A IT1287967B1 (it) 1996-10-17 1996-10-17 Preparazioni farmaceutiche per uso anestetico locale
IT96A000254 1996-12-06
PCT/IB1997/001288 WO1998017285A1 (en) 1996-10-17 1997-10-17 Pharmaceutical preparations comprised of salts of hyaluronic acid with local anaesthetics

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001503042A JP2001503042A (ja) 2001-03-06
JP4334620B2 true JP4334620B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=11391550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51916298A Expired - Fee Related JP4334620B2 (ja) 1996-10-17 1997-10-17 ヒアルロン酸の局所麻酔剤との塩からなる医薬品

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6224857B1 (ja)
EP (1) EP0956026B1 (ja)
JP (1) JP4334620B2 (ja)
KR (1) KR20000049281A (ja)
AT (1) ATE285241T1 (ja)
AU (1) AU712927B2 (ja)
BR (1) BR9713486A (ja)
CA (1) CA2268967C (ja)
DE (1) DE69732049T2 (ja)
ES (1) ES2235254T3 (ja)
HK (1) HK1023518A1 (ja)
IT (1) IT1287967B1 (ja)
TR (1) TR199900860T2 (ja)
WO (1) WO1998017285A1 (ja)

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7338433B2 (en) 2002-08-13 2008-03-04 Allergan, Inc. Remotely adjustable gastric banding method
ATE458445T1 (de) 2002-08-28 2010-03-15 Allergan Inc Ermüdungsfeste magenbandvorrichtung
DE10246340A1 (de) * 2002-10-04 2004-04-29 Wohlrab, David, Dr. Kombinationspräparat aus Hyaluronsäure und mindestens einem Lokalanästhetikum und dessen Verwendung
US7238677B2 (en) * 2003-03-28 2007-07-03 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Prevention of urogenital infections
FR2861734B1 (fr) 2003-04-10 2006-04-14 Corneal Ind Reticulation de polysaccharides de faible et forte masse moleculaire; preparation d'hydrogels monophasiques injectables; polysaccharides et hydrogels obtenus
JP4672302B2 (ja) * 2003-08-05 2011-04-20 天藤製薬株式会社 安定な局所麻酔組成物
US20050095219A1 (en) * 2003-10-29 2005-05-05 Shu-Ping Yang Compositions for promoting vaginal cell proliferation and maturation
AU2005208721B2 (en) 2004-01-23 2010-09-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Releasably-securable one-piece adjustable gastric band
WO2005087147A1 (en) 2004-03-08 2005-09-22 Endoart S.A. Closure system for tubular organs
ATE517652T1 (de) 2004-03-18 2011-08-15 Allergan Inc Vorrichtung zur volumeneinstellung intragastraler ballons
US8251888B2 (en) 2005-04-13 2012-08-28 Mitchell Steven Roslin Artificial gastric valve
US20070110788A1 (en) * 2005-11-14 2007-05-17 Hissong James B Injectable formulation capable of forming a drug-releasing device
US7798954B2 (en) 2006-01-04 2010-09-21 Allergan, Inc. Hydraulic gastric band with collapsible reservoir
US8043206B2 (en) 2006-01-04 2011-10-25 Allergan, Inc. Self-regulating gastric band with pressure data processing
US7959943B2 (en) * 2006-05-10 2011-06-14 Medtronics Xomed, Inc. Solvating system and sealant for medical use in the middle or inner ear
US7976873B2 (en) * 2006-05-10 2011-07-12 Medtronic Xomed, Inc. Extracellular polysaccharide solvating system for treatment of bacterial ear conditions
US7993675B2 (en) * 2006-05-10 2011-08-09 Medtronic Xomed, Inc. Solvating system and sealant for medical use in the sinuses and nasal passages
US20070264296A1 (en) * 2006-05-10 2007-11-15 Myntti Matthew F Biofilm extracellular polysachharide solvating system
US8088095B2 (en) * 2007-02-08 2012-01-03 Medtronic Xomed, Inc. Polymeric sealant for medical use
AU2008256819A1 (en) * 2007-05-23 2008-12-04 Allergan, Inc. Cross-linked collagen and uses thereof
US8318695B2 (en) * 2007-07-30 2012-11-27 Allergan, Inc. Tunably crosslinked polysaccharide compositions
US8697044B2 (en) * 2007-10-09 2014-04-15 Allergan, Inc. Crossed-linked hyaluronic acid and collagen and uses thereof
ES2709120T3 (es) 2007-11-16 2019-04-15 Aclaris Therapeutics Inc Composiciones y métodos para tratar la púrpura
US20090143348A1 (en) * 2007-11-30 2009-06-04 Ahmet Tezel Polysaccharide gel compositions and methods for sustained delivery of drugs
US8394784B2 (en) * 2007-11-30 2013-03-12 Allergan, Inc. Polysaccharide gel formulation having multi-stage bioactive agent delivery
US8394782B2 (en) * 2007-11-30 2013-03-12 Allergan, Inc. Polysaccharide gel formulation having increased longevity
ES2759373T3 (es) 2008-06-12 2020-05-08 Medtronic Xomed Inc Producto para el tratamiento de heridas crónicas con un sistema extracelular de solvatación de sustancias poliméricas
US8450475B2 (en) * 2008-08-04 2013-05-28 Allergan, Inc. Hyaluronic acid-based gels including lidocaine
JP5722217B2 (ja) 2008-09-02 2015-05-20 アラーガン・ホールディングス・フランス・ソシエテ・パール・アクシオン・サンプリフィエAllergan Holdings France S.A.S. ヒアルロン酸および/またはその誘導体の糸、その作製方法、ならびにその使用
WO2010042493A1 (en) 2008-10-06 2010-04-15 Allergan, Inc. Mechanical gastric band with cushions
EP2346324A4 (en) 2008-10-06 2012-10-10 Microbial Defense Systems Llc ANTIMICROBIAL COMPOSITION AND METHODS OF MAKING AND USING
US20100305397A1 (en) * 2008-10-06 2010-12-02 Allergan Medical Sarl Hydraulic-mechanical gastric band
US20100185049A1 (en) 2008-10-22 2010-07-22 Allergan, Inc. Dome and screw valves for remotely adjustable gastric banding systems
US8390326B2 (en) * 2009-05-05 2013-03-05 William Marsh Rice University Method for fabrication of a semiconductor element and structure thereof
WO2011049958A2 (en) 2009-10-21 2011-04-28 Otonomy, Inc. Modulation of gel temperature of poloxamer-containing formulations
US20110171311A1 (en) * 2010-01-13 2011-07-14 Allergan Industrie, Sas Stable hydrogel compositions including additives
US9114188B2 (en) 2010-01-13 2015-08-25 Allergan, Industrie, S.A.S. Stable hydrogel compositions including additives
US20110172180A1 (en) 2010-01-13 2011-07-14 Allergan Industrie. Sas Heat stable hyaluronic acid compositions for dermatological use
US20110171286A1 (en) * 2010-01-13 2011-07-14 Allergan, Inc. Hyaluronic acid compositions for dermatological use
US8758221B2 (en) 2010-02-24 2014-06-24 Apollo Endosurgery, Inc. Source reservoir with potential energy for remotely adjustable gastric banding system
US8840541B2 (en) * 2010-02-25 2014-09-23 Apollo Endosurgery, Inc. Pressure sensing gastric banding system
WO2011110894A2 (en) 2010-03-12 2011-09-15 Allergan Industrie Sas Fluid composition for improving skin conditions
HUE043344T2 (hu) 2010-03-22 2019-08-28 Allergan Inc Térhálósított hidrogélek lágy szövet növelésére
US20110270024A1 (en) 2010-04-29 2011-11-03 Allergan, Inc. Self-adjusting gastric band having various compliant components
US9044298B2 (en) 2010-04-29 2015-06-02 Apollo Endosurgery, Inc. Self-adjusting gastric band
US9028394B2 (en) 2010-04-29 2015-05-12 Apollo Endosurgery, Inc. Self-adjusting mechanical gastric band
US20110270025A1 (en) 2010-04-30 2011-11-03 Allergan, Inc. Remotely powered remotely adjustable gastric band system
US8517915B2 (en) 2010-06-10 2013-08-27 Allergan, Inc. Remotely adjustable gastric banding system
US9005605B2 (en) 2010-08-19 2015-04-14 Allergan, Inc. Compositions and soft tissue replacement methods
US8883139B2 (en) 2010-08-19 2014-11-11 Allergan Inc. Compositions and soft tissue replacement methods
US8889123B2 (en) 2010-08-19 2014-11-18 Allergan, Inc. Compositions and soft tissue replacement methods
US8697057B2 (en) 2010-08-19 2014-04-15 Allergan, Inc. Compositions and soft tissue replacement methods
US20120059216A1 (en) 2010-09-07 2012-03-08 Allergan, Inc. Remotely adjustable gastric banding system
US8961393B2 (en) 2010-11-15 2015-02-24 Apollo Endosurgery, Inc. Gastric band devices and drive systems
EP3456200B1 (en) 2011-05-10 2023-05-03 Next Science IP Holdings Pty Ltd Article having an antimicrobial solid and use thereof
US9408797B2 (en) 2011-06-03 2016-08-09 Allergan, Inc. Dermal filler compositions for fine line treatment
KR102015676B1 (ko) 2011-06-03 2019-10-21 알러간, 인코포레이티드 항산화제를 포함하는 피부 충전제 조성물
US9393263B2 (en) 2011-06-03 2016-07-19 Allergan, Inc. Dermal filler compositions including antioxidants
US20130096081A1 (en) 2011-06-03 2013-04-18 Allergan, Inc. Dermal filler compositions
US20130244943A1 (en) 2011-09-06 2013-09-19 Allergan, Inc. Hyaluronic acid-collagen matrices for dermal filling and volumizing applications
US9662422B2 (en) 2011-09-06 2017-05-30 Allergan, Inc. Crosslinked hyaluronic acid-collagen gels for improving tissue graft viability and soft tissue augmentation
EP2581079B1 (en) 2011-10-11 2016-12-07 BioPolymer GmbH & Co. KG Combination of hyaluronic acid and prilocaine
US8876694B2 (en) 2011-12-07 2014-11-04 Apollo Endosurgery, Inc. Tube connector with a guiding tip
US8961394B2 (en) 2011-12-20 2015-02-24 Apollo Endosurgery, Inc. Self-sealing fluid joint for use with a gastric band
EP2985019B1 (en) 2014-08-16 2021-10-20 Church & Dwight Co., Inc. Nasal composition having anti-viral properties
EP2985027B1 (en) 2014-08-16 2021-03-31 Church & Dwight Co., Inc. Nasal composition comprising mixture of hyaluronic acids and saline solution
EP3620184A1 (en) 2014-09-30 2020-03-11 Allergan Industrie, SAS Stable hydrogel compositions including additives
WO2016128783A1 (en) 2015-02-09 2016-08-18 Allergan Industrie Sas Compositions and methods for improving skin appearance
CN106187864B (zh) * 2016-07-11 2018-11-23 江苏天和制药有限公司 一种由盐酸布比卡因制备高纯度布比卡因碱的方法
IT201800001890A1 (it) * 2018-01-25 2019-07-25 Fidia Farm Spa Composizioni farmaceutiche per il trattamento del dolore postoperatorio
EP3977881B1 (en) 2020-09-04 2024-06-19 Bert Raf Celis Sports clothing for cycling and accompanying cooling methods

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1229075B (it) * 1985-04-05 1991-07-17 Fidia Farmaceutici Medicamenti per uso topico, ottenuti tramite l'impiego dell'acido ialuronico
NO169637C (no) * 1983-10-11 1992-07-22 Fidia Spa Fremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktive hyaluronsyre-fraksjoner
US4851521A (en) 1985-07-08 1989-07-25 Fidia, S.P.A. Esters of hyaluronic acid
IT1247175B (it) 1991-04-19 1994-12-12 Fidia Spa Procedimento per la purificazione di acido ialuronico e frazione di acido ialuronico puro per uso oftalmico.
US5942241A (en) * 1995-06-09 1999-08-24 Euro-Celtique, S.A. Formulations and methods for providing prolonged local anesthesia

Also Published As

Publication number Publication date
KR20000049281A (ko) 2000-07-25
WO1998017285A1 (en) 1998-04-30
US6224857B1 (en) 2001-05-01
ATE285241T1 (de) 2005-01-15
BR9713486A (pt) 2000-04-11
IT1287967B1 (it) 1998-09-10
HK1023518A1 (en) 2000-09-15
AU712927B2 (en) 1999-11-18
DE69732049T2 (de) 2006-03-02
DE69732049D1 (de) 2005-01-27
JP2001503042A (ja) 2001-03-06
ITPD960254A1 (it) 1998-04-17
AU4470097A (en) 1998-05-15
TR199900860T2 (xx) 1999-06-21
CA2268967A1 (en) 1998-04-30
EP0956026A1 (en) 1999-11-17
EP0956026B1 (en) 2004-12-22
ES2235254T3 (es) 2005-07-01
CA2268967C (en) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4334620B2 (ja) ヒアルロン酸の局所麻酔剤との塩からなる医薬品
CA1341418C (en) Substantially-pure non-inflammatory hyaluronic acid
CN110420211A (zh) 治疗炎症、自身免疫性疾病和疼痛的方法
CN105307498A (zh) 用于治疗眼病的组合物、制剂和方法
JP2002534400A (ja) 血管損傷剤としてのコルヒノール誘導体
TWI781296B (zh) 含有迪夸弗索(Diquafosol)及陽離子性聚合物之眼科用組合物
JP3597333B2 (ja) 急性鼻炎を処置するための医薬製剤
KR910005885B1 (ko) 염화리소짐 및 글리치르히진산 디칼륨 함유 수용액제제
WO2001074400A1 (fr) Transporteurs et systeme de distribution de medicament les utilisant
CN115279731A (zh) 带电的离子通道阻滞剂及其使用方法
WO2014180356A1 (en) A sustained releasing pharmaceutical composition
ES2203889T3 (es) Tratamiento de infecciones protozoarias.
JPS58131962A (ja) 新規アミノ酸誘導体の製法
WO2017098396A1 (en) Synergistic combination of pyrrolidone carboxylic acid and/or salts thereof and hyaluronic acid and/or salts thereof, for use in the treatment and/or prevention of dryness and irritation of the mucosae, and related pharmaceutical formulations
EP2758031A1 (en) Ophthalmic gel compositions
RU2481835C2 (ru) Ранозаживляющее средство для местного применения
KR100963611B1 (ko) 알긴산류 화합물을 포함하는 점안용 조성물 및 그의제조방법
WO2004075906A1 (ja) 抗炎症剤及び抗炎症性医療材料
PT93897A (pt) Processo para a preparacao de uma composicao farmaceutica de cromoglicato de sodio e carboxi-polimetileno
MXPA99003616A (en) Pharmaceutical preparations comprised of salts of hyaluronic acid with local anaesthetics
JPH11279205A (ja) ヒアルロン酸類製剤の分解抑制方法
JP4732784B2 (ja) パンテノール含有口腔内粘膜付着製剤
US5093348A (en) Pharmaceutical composition for topical ophthalmic use having improved local tolerability
JPS63101352A (ja) 眼科治療用組成物
PL190385B1 (pl) Lek zawierający sól kwasu hialuronowego ze środkiem znieczulającym do podawania miejscowego

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041014

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20041014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090312

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090403

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20090521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090624

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees