JP4331303B2 - 投票用紙自動交付機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の選挙において所定の投票用紙を自動的に且つ次々と交付するための投票用紙自動交付機に関する。
【0002】
【従来の技術】
特公平6−51538号公報に、各種の選挙において所定の投票用紙を自動的に且つ次々と交付するための投票用紙自動交付機において、給紙部から送り出された投票用紙の搬送異常(重送)の有無を重送検出部で検知し、重送無しを検知した場合は、分離レバーを投票用紙送出口側に位置させるとともに、投票用紙を先端部が分離レバーと用紙引出し部との間となる位置まで搬送して、待機させ、一方、重送有りを検知した場合は、分離レバーを投票用紙排出側に位置させるようにしたものが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に示された投票用紙自動交付機は、重送有りを検知した場合に、分離レバーを投票用紙排出側に切り換えるが、その後、重送有りが検知された投票用紙を自動的に排除して、新たな投票用紙を待機位置へセットするものとはなっていない。
【0004】
効率の良い投票用紙の交付を行うためには、係員が交付スイッチを押すときに、予め正常な投票用紙が待機状態となっていることが必要である。
【0005】
搬送異常や用紙自体に異常のある投票用紙が混入している場合に、交付スイッチが押されてから、それら異常のある投票用紙を排出し、正常な投票用紙を待機位置まで搬送していたのでは、実際に投票用紙を交付するまでに時間がかかり過ぎる。
【0006】
また、上記公報に示された装置にように、重送無しを検知した投票用紙の待機位置が、分離レバーより手前というのでは、係員が交付スイッチを押すことにより投票用紙を待機位置から投票用紙送出口側に送り出す際の搬送距離が十分に短いとはいえず、投票用紙交付の処理時間を十分に短縮できない。
【0007】
そこで、交付スイッチを押してから実際に投票用紙が交付されるまでの時間を短縮し、効率の良い投票用紙の交付を行えるようにすることが課題である。
【0008】
本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、交付スイッチが押されるまでの待機の間に、搬送異常や用紙自体の異常の検知と、異常が検知された投票用紙の排出、および正常な投票用紙の待機位置へのセットを完了させ、交付スイッチを押した後、迅速かつ確実に投票用紙を交付できるようにしたものである。
【0010】
すなわち、本発明の投票用紙自動交付機は、投票用紙を収納するための、投票用紙自動交付機本体の本体ケースの内部に配置されたホッパーと、前記本体ケースの上面および背面上部を覆い、前端側が本体ケースに支持されて後端側から上下に開閉可能とされた透明体の上部カバーと、前記上部カバーの後端下部に設けられた、前記上部カバーを施錠するための錠と、交付する投票用紙を投出するための投票用紙投出口と、交付しない投票用紙を排出するための投票用紙排出部と、前記ホッパーと前記投票用紙投出口の間に設けられた搬送路と、前記ホッパーから前記搬送路に投票用紙を一枚ずつ送り込み、該搬送路に沿って前記投票用紙投出口まで搬送する搬送手段と、投票用紙の搬送異常および用紙自体の異常の少なくとも一方を検知する異常検知センサと、前記搬送路の途中に設けられ、前記異常が検知された投票用紙を前記搬送路から前記投票用紙排出部に導くよう前記搬送路側から前記投票用紙排出部側へ位置の切り換えが可能な切換手段と、投票用紙を交付させるための交付動作信号を送出するよう入力操作する操作手段とを具備し、前記異常検知センサによって、前記ホッパーから前記搬送路に送り込まれた投票用紙の異常が検知されないときは、前記切換手段を前記搬送路側の位置のままとし、その異常が検知されなかった投票用紙を、前記搬送手段により、少なくとも一部分が前記切換手段と前記投票用紙投出口の間に達する待機位置まで搬送して、前記操作手段の操作により前記交付動作信号が送出されるまで待機させ、一方、前記ホッパーから前記搬送路に送り込まれた投票用紙の搬送異常および用紙自体の異常の少なくとも一方が前記異常検知センサにより検知されたときは、前記切換手段を前記投票用紙排出部側の位置に切り換えて、異常が検知された投票用紙を前記搬送手段により前記投票用紙排出部へ排出するとともに、前記搬送手段により前記ホッパーから前記搬送路に新たな投票用紙を送り込み、さらに、前記錠が解錠されると、前記待機位置にある投票用紙の回収のため、前記搬送手段を逆回転させ、前記待機位置にある投票用紙の先端を前記切換手段の手前まで後退させた後、前記切換手段を前記投票用紙排出部側の位置に切り換えることにより、該投票用紙を前記投票用紙排出部に排出することを特徴とする。これによれば、異常が検知された投票用紙は排出されて、新たな投票用紙が搬送され、異常が検知されなくなるまでそれが繰り返されて、異常が検知されなかった投票用紙が、交付のための待機位置まで搬送されて、待機状態とされ、操作手段の操作により交付動作信号が送出されることによって交付される。
【0011】
この投票用紙自動交付機では、搬送手段によりホッパーから搬送路に投票用紙が一枚ずつ送り込まれ、その送り込まれた投票用紙が搬送手段によって搬送されて、搬送路の途中の異常検知センサを通過し、異常が検知されないときは、その投票用紙の少なくとも一部分が切換手段と投票用紙投出口の間に達する待機位置まで搬送されて、操作手段の操作により交付動作信号が送出されるまで待機状態とされる。また、異常検知センサにより搬送異常および用紙自体の異常の少なくとも一方が検知されたときは、切換手段が投票用紙排出部側へ切り換えられて、異常が検知された投票用紙は投票用紙排出部へ排出され、新たな投票用紙がホッパーから送り込まれる。そして、異常が検知されなくなるまでそれが繰り返されて、異常が検知されなかった投票用紙が、交付のための上記待機位置まで搬送され、待機状態とされる。こうして投票用紙は予め正常なものが待機位置で待機した状態となることにより、交付のためのスイッチ操作をした後、実際に投票用紙を交付するまでの時間が短くなる。また、待機位置において投票用紙は少なくとも一部分が切換手段を越えて投票用紙投出口との間に達しているので、待機位置から投票用紙送出口までの搬送距離が短く、投票用紙交付の処理時間を短縮できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は、本発明の実施の形態の一例に係るもので、図1は投票用紙自動交付機の外観を示し、図2は投票用紙自動交付機本体の内部構造を示し、図3は投票用紙自動交付機の制御系のブロック図を示し、図4は選挙種別および記入方法設定時の表示部の表示内容を示し、図5は音声設定時の表示部の表示内容を示している。
【0013】
この例に示す投票用紙自動交付機は、図1に示すように、投票用紙自動交付機本体1と操作盤2とからなり、これら投票用紙自動交付機本体1と操作盤2が接続ケーブル3で接続されている。
【0014】
投票用紙自動交付機本体1は、箱型の本体ケース11と、本体ケース11の前端部下面にヒンジ連結された開閉可能な前面カバー12と、本体ケース11の上面および背面上部を覆い、前端側が本体ケース11に支持されて後端側から上下に開閉可能とされた透明体の上部カバー13とで構成されている。
【0015】
前面カバー12は、投票用紙の紙詰まり等、トラブルが発生したときに開くことができるようにしたものであり、その正面下部中央にはスピーカ前面パネル12aが形成されている。また、上部カバー13の後端下部には、該カバー13を施錠するための錠14が設けられている。
【0016】
本体ケース11の内部には、図2に示すように、投票用紙を集積収納するホッパー41が、前端側が低くなるよう傾いた姿勢で配置されている。そして、ホッパー41上には、投票用紙(p)を側方からガイドするガイド板42が、投票用紙(p)の幅に合わせて位置を調整可能なよう、磁石(図示せず)によって取り付けられ、また、集積収納した投票用紙をバネ(図示せず)の作用でホッパー41前方の壁面43に押し当てるよう、押当板44が設けられている。
【0017】
本体ケース11内部のホッパー41前方には、搬送手段である給紙ローラ45が設けられるとともに、給紙ローラ45に後ろ斜め下方から当接する配置で、その当接面に摩擦部材を有する重送防止片46が設けられている。また、ホッパー41前方の壁面には、投票用紙(p)の重送を防止するため、投票用紙(p)を捌く偏心ローラ47が設けられている。ホッパー41に集積収納された投票用紙(p)は、給紙ローラ45が回転することによって最前端のものから繰り出され、その際、偏心ローラ47の回転による捌き作用と、重送防止片46の摩擦作用とによって重送が防止され、投票用紙(p)は一枚ずつ送り出される。
【0018】
投票用紙を投出する投票用紙投出口48は、本体ケース11の前面上端と前面カバー12との間に横長スリット状に設けられている。そして、ホッパー41から投票用紙投出口48までの間に搬送路49が形成されている。給紙ローラ45は搬送路49の入口に位置する。そして、投票用紙投出口48に至る搬送路49の途中には、給紙ローラ45によりホッパー41から繰り出された投票用紙(p)を投票用紙投出口48まで搬送するため、給紙ローラ45とともに搬送手段を構成する複数個(図示の例では3個であるが、これに限らない。)の搬送ローラ50a,50b,50cが設けられるとともに、これら搬送ローラ50a,50b,50cのそれぞれと対をなして付勢ローラ51a,51b,51cが配置されている。
【0019】
搬送ローラ50a,50b,50cは、いずれも本体ケース11に設けられ、付勢ローラ51a,51b,51cは、一部(51a)が本体ケース11に、他(51b,51c)は前面カバー12の背面に設けられている。搬送路49は、給紙ローラ45と重送防止片46の間から、搬送ローラ50aと付勢ローラ51aの間を経て本体ケース11の前面まで延び、次いで、本体ケース11の前面を下から上に、搬送ローラ50b,50cと付勢ローラ51b,51cの間を経て、投票用紙投出口48に至っている。
【0020】
給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47は、ベルト等で後述の駆動モータに連結されており、駆動モータにより回転駆動される。
【0021】
本体ケース11の内部には、また、搬送異常の投票用紙や規格外用紙を排出するための排出搬送路52が、搬送路49から分岐して設けられ、その分岐部分には、切換レバーソレノイド53によって投票用紙(p)の搬送を搬送路49側(実線位置)と排出搬送路52側(破線位置)とに切り換え可能な切換レバー54が設けられている。そして、本体ケース11の内部の、上部カバー13を通して見える前端部上方の位置に、投票用紙排出部として、切換レバー54により排出搬送路52に導かれた投票用紙を保留する投票用紙排出トレイ55が設けられている。
【0022】
そして、本体ケース11には、搬送路49の途中で、重送等の搬送異常や、規格外用紙等の用紙自体の異常を検知するための異常検知センサ56が設けられ、投票用紙投出口48の付近には、投出された投票用紙(p)が投票者によって抜き取られたかどうかを検知する抜取センサ57が設けられている。抜取センサ57は、ホッパー41から搬送路49に新たな投票用紙(p)を送り込むためのタイミングを計るものである。
【0023】
ホッパー41の後部下方には、上部カバー施錠センサ58が設けられている。また、上部カバー13後端下部の錠14の内端には、施錠に連動して回動するよう検知片59が取り付けられている。上部カバー施錠センサ58は、この検知片59によって施錠センサ58の施錠を検知する。
【0024】
また、前面カバー12の内部下方には、本体ケース11側に突出するようカバー開放検知用の検知片60が設けられている。そして、本体ケース11の内部には前面カバー開放センサ61が設けられている。開放センサ61は、検知片60によって前面カバー12の開放を検知する。
【0025】
また、この投票用紙自動交付機は、例えば投票者が投票用紙を抜き取ろうとして投票用紙投出口48に手を近づけたときに、その手の接近を検知して選挙種別や投票用紙の記入方法等の案内データを音声出力するようにしたものであって、本体ケース11の内部上方位置に、投票用紙投出口48に接近する手を検知するよう物体センサ62が配置され、そのセンサ開口部62aが、本体ケース11の前端部上面の投票用紙投出口48直背後に設けられている。これにより、投票者が投票用紙投出口48から投票用紙(p)を抜き取ろうとすると、その投票者の手が接近したことが物体センサ62により検知される。この物体センサ62は、投票者の手だけでなく、係員が手を近づけても検知し、また、用紙等を近づけても検知するものである。物体センサ62としては、手などの人体を検知するだけのもの(例えば赤外線センサ)であってもよい。
【0026】
前面カバー12の内部には、スピーカ前面パネル12aの後方に、上記案内データを音声出力する音声発生手段としてのスピーカ63が設けられている。
【0027】
操作盤2には、各種設定を行う選択モード,設定内容,投票率等を表示する表示部21と、設定モードや表示モードの選択を行うモード選択ボタン22と、各種設定を決定する決定ボタン23が設けられているほか、投票用紙(p)を交付させるための交付動作信号を送出するよう入力操作する操作手段として、投票用紙(p)を投票用紙投出口48に投出させるための一対の投出ボタン24a,24bが設けられている。一対の投出ボタン24a,24bは、投票者の性別によって使い分けることにより、性別による投票率の集計が可能となるようにしたものである。また、この一対の投出ボタン24a,24bは、各種設定を行う場合に画面の切り換えボタンとしても利用される。
【0028】
この投票用紙自動交付機には、マイクロコンピュータを用いた制御部70が設けられている。そして、図3に示すように、制御部70には、選挙種別や投票用紙の吸入方法等の案内データを記憶する記憶装置71と、時刻を計測する時計72が接続され、また、給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47を回転させるための駆動モータ73が接続され、スピーカ63,切換レバーソレノイド53,物体センサ62,異常検知センサ56,前面カバー開放センサ61,上部カバー施錠センサ58および抜取りセンサ57がそれぞれ接続され、また、各種設定及び操作を行う操作盤2が接続されている。制御部70は、物体センサ62,異常検知センサ56,前面カバー開放センサ61,上部カバー施錠センサ58および抜取りセンサ57からそれぞれのセンサ出力を受け、また、操作盤2からの各種入力を受けて、記憶装置71に記憶された各種案内データと、時計72により計測される時刻を読み出し、駆動モータ73の回転を制御し、スピーカ63の音声出力を制御し、切換レバーソレノイド53を制御し、また、操作盤2に表示用のデータを送出する。それにより、投票用紙自動交付機が所定の動作を行う。
【0029】
この投票用紙自動交付機の具体的動作はつぎのとおりである。
【0030】
ホッパー41に投票用紙(p)を収納し、電源を入れると、制御部70が給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47を回転させ、ホッパー41内の投票用紙(p)は、偏心ローラ47の捌き作用と重送防止片46の摩擦作用を受けて給紙ローラ45により最前端のものから一枚ずつ搬送路49に送り込まれる。
【0031】
搬送路49に送り込まれた投票用紙(p)は、異常検知センサ56により、重送等の搬送異常や規格外等の用紙自体の異常があるかどうかについてチェックが行われる。そして、異常が検知されなければ、投票用紙(p)は、搬送ローラ50a,50b,50cによって、先端が切換レバー54と投票用紙投出口48の間に達した位置(待機位置)まで搬送される。こうして投票用紙(p)が待機位置に達した状態(待機状態)になると、操作盤2の投出ボタン24a,24bの操作が有効な状態(入力可能な状態)となる。待機状態の投票用紙(p)は、操作盤2の投出ボタン24a,24bが操作されるまでその位置で待機する。投票用紙が待機状態となり、操作盤2の投出ボタン24a,24bが入力可能となると、投出ボタン24a,24bを点灯させるようにするのがよく、そうすることにより、投票用紙が待機状態となり、操作手段による交付動作信号の入力が可能になったことが直ちに判り、投票用紙を迅速かつ確実に交付できる。
【0032】
また、搬送路49に送り込まれた投票用紙(p)について、異常検知センサ56により異常が検知されると、切換レバーソレノイド53により切換レバー54が排出搬送路52側に切り換えられて、その投票用紙(p)は投票用紙排出トレイ55に排出され、ホッパー41から搬送路49に新たな投票用紙(p)が送り込まれる。そして、その新たに送り込まれた投票用紙(p)についても同様に異常検知センサ56によるチェックが行われ、異常が検知されなくなるまで同じ動作が繰り返される。そして、異常が検知されなくなると、切換レバーソレノイド53により切換レバー54が投票用紙投出口48側に切り換えられ、投票用紙(p)は上記待機位置まで搬送され、待機状態となる。
【0033】
ただし、前面カバー12が開放されていることが、前面カバー開放センサ61によって検知されたとき、また、上部カバー13が施錠されていないことが、上部カバー施錠センサ58により検知されたときには、異常検知センサ56によるチェックと、そのチェック結果による上記一連の動作は全てキャンセルとなる。
【0034】
そして、前面カバー12が開放されていることが、前面カバー開放センサ61によって検知されたときは、操作盤2による入力が禁止され、記憶装置71に記憶されている前面カバー開放報知の案内データがスピーカ63から音声出力されて、前面カバー12の開放が報知される。また、上部カバー13が施錠されていないことが、上部カバー施錠センサ58により検知されたときは、操作盤2による入力が禁止される。
【0035】
また、投票用紙(p)が上記待機状態にあるときに、カバー13の錠14が解錠されると、制御部70が駆動モータ73を逆回転させ、それにより、搬送ローラ50a,50b,50cが逆回転し、投票用紙(p)は切換レバー54より手前の位置まで戻される。そして、切換レバーソレノイド53を介して切換レバー53が排出搬送路52側に切り換えられ、次いで、駆動モータ73の回転が正回転に切り換えれて、搬送ローラ50a,50b,50cが正回転し、投票用紙(p)は投票用紙排出トレイ55へ排出される。
【0036】
投票用紙(p)が待機状態で、操作盤2の投出ボタン24a,24bが入力可能であるときに、操作盤8の投出ボタン24a,24bが操作されると、制御部70は搬送ローラ50b,50cを回転させ、それにより、投票用紙(p)は待機位置から投票用紙投出口48へと投出される。また、このとき、制御部70は、投出ボタン24a,24bの入力を禁止する。そして、投票用紙投出口48に投出された投票用紙(p)を抜き取ろうとして投票者が手を近付けると、その投票者の手が物体センサ62によって検知され、その検知信号を受けて、制御部70が、記憶装置71に記憶されている選挙種別や投票用紙の記入方法等についての案内データの中から、設定されている案内データを読み出し、その案内データがスピーカ63から音声出力される。
【0037】
そして、投票用紙投出口48に投出された投票用紙(p)が抜き取られると、投票用紙(p)が抜き取られたことが抜取センサ57によって検知され、その検知信号を受けて、制御部70が駆動モータ73を回転させ、給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47が回転して、ホッパー41から新たな投票用紙(p)が搬送路49内へと送り込まれる。その後の動作は上述の繰り返しとなる。
【0038】
記憶装置71には、案内データとして、選挙種別および投票用紙の記入方法が記憶され、かつ、それら案内データが、男声と女声の少なくとも2種類以上の声色で記憶されている。そして、操作盤2の操作により、音声出力する案内データの設定と、音声の設定が可能である。
【0039】
選挙種別および記入方法の設定では、操作盤2のモード選択ボタン22を押して、まず、選挙種別設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が図4に示す選挙種別設定モードの初期画面(S1)となる。図の例では、初期画面は「衆議院小選挙区」を表示するものとなっている。
【0040】
選挙種別を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、選挙種別表示が変更される(S2)。図の例では「最高裁国民審査」を表示するものに変わっている。
【0041】
表示された選挙種別でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その選挙種別が設定され、画面にOKの表示がでる(S3)。これで選挙種別設定モードが終了する。
【0042】
つぎに、モード選択ボタン22によって記入方法設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が記入方法設定モードの初期画面(S4)となる。図の例では、初期画面は「音声無し」(記入方法を音声出力しない)を表示するものとなっている。
【0043】
記入方法を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、記入方法表示が変更される(S5)。図の例では「記入欄に○を付けて下さい」にかわっている。
【0044】
表示された記入方法でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その記入方法が設定され、画面にOKの表示がでる(S6)。これで記入方法設定モードが終了する。
【0045】
また、音声設定では、やはり操作盤2のモード選択ボタン22を押し、音声設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が図5に示す音声設定モードの初期画面(S7)となる。図の例では、初期画面は「男性音声」を表示するものとなっている。
【0046】
音声を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、音声が変更される(S8)。図の例では、「女性音声」に変わっている。
【0047】
表示された音声でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その音声が設定され、画面にOKの表示がでる(S9)。これで音声設定モードが終了する。
【0048】
【発明の効果】
本発明による投票用紙自動交付機は、以上のとおりであって、交付のためのスイッチ操作に先立って、事前に、搬送異常や用紙自体の異常の検知と、異常が検知された投票用紙の排出、および正常な投票用紙の待機位置へのセットを完了させるので、迅速かつ確実に投票用紙を交付できる。また、投票用紙の少なくとも一部分が切換手段を越えて投票用紙投出口との間に達する位置で待機することにより、待機位置から投票用紙送出口までの投出の時間を短縮でき、迅速な交付が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の投票用紙自動交付機の外観図である。
【図2】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体の内部構造図である。
【図3】 同実施の形態の投票用紙自動交付機の制御系のブロック図である。
【図4】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体における選挙種別および記入方法の設定時の表示部の表示内容を示す説明図である。
【図5】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体における音声設定時の表示部の表示内容を示す説明図である。
【符号の説明】
1 投票用紙自動交付機本体
2 操作盤
3 接続ケーブル
21 表示部
24a,24b 投出ボタン(操作手段)
41 ホッパー
45 給紙ローラ
48 投票用紙投出口
49 搬送路
50a,50b,50c 搬送ローラ
52 排出搬送路
53 切換レバーソレノイド
54 切換レバー
55 投票用紙排出トレイ(投票用紙排出部)
56 異常検知センサ
70 制御部
71 記憶装置
72 時計
p 投票用紙

Claims (1)

  1. 投票用紙を収納するための、投票用紙自動交付機本体の本体ケースの内部に配置されたホッパーと、
    前記本体ケースの上面および背面上部を覆い、前端側が本体ケースに支持されて後端側から上下に開閉可能とされた透明体の上部カバーと、
    前記上部カバーの後端下部に設けられた、前記上部カバーを施錠するための錠と、
    交付する投票用紙を投出するための投票用紙投出口と、
    交付しない投票用紙を排出するための投票用紙排出部と、
    前記ホッパーと前記投票用紙投出口の間に設けられた搬送路と、
    前記ホッパーから前記搬送路に投票用紙を一枚ずつ送り込み、該搬送路に沿って前記投票用紙投出口まで搬送する搬送手段と、
    投票用紙の搬送異常および用紙自体の異常の少なくとも一方を検知する異常検知センサと、
    前記搬送路の途中に設けられ、前記異常が検知された投票用紙を前記搬送路から前記投票用紙排出部に導くよう前記搬送路側から前記投票用紙排出部側へ位置の切り換えが可能な切換手段と、
    投票用紙を交付させるための交付動作信号を送出するよう入力操作する操作手段とを具備し、
    前記異常検知センサによって、前記ホッパーから前記搬送路に送り込まれた投票用紙の異常が検知されないときは、前記切換手段を前記搬送路側の位置のままとし、その異常が検知されなかった投票用紙を、前記搬送手段により、少なくとも一部分が前記切換手段と前記投票用紙投出口の間に達する待機位置まで搬送して、前記操作手段の操作により前記交付動作信号が送出されるまで待機させ、
    一方、前記ホッパーから前記搬送路に送り込まれた投票用紙の搬送異常および用紙自体の異常の少なくとも一方が前記異常検知センサにより検知されたときは、前記切換手段を前記投票用紙排出部側の位置に切り換えて、異常が検知された投票用紙を前記搬送手段により前記投票用紙排出部へ排出するとともに、前記搬送手段により前記ホッパーから前記搬送路に新たな投票用紙を送り込み、
    さらに、前記錠が解錠されると、前記待機位置にある投票用紙の回収のため、前記搬送手段を逆回転させ、前記待機位置にある投票用紙の先端を前記切換手段の手前まで後退させた後、前記切換手段を前記投票用紙排出部側の位置に切り換えることにより、該投票用紙を前記投票用紙排出部に排出することを特徴とする投票用紙自動交付機。
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