JP4319728B2 - 投票用紙自動交付機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の選挙において所定の投票用紙を自動的に且つ次々と交付するための投票用紙自動交付機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば実公平7−41733号公報に示されているように、交付スイッチを操作することにより、ホッパーに収納された投票用紙を一枚ずつ交付する投票用紙自動交付機において、交付スイッチを操作した時に、あるいは、交付スイッチを操作した後の投票用紙の抜き取りや所定位置における通過を検知して、音声発生装置を作動させ、選挙内容等の音声表示を行うようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の投票用紙自動交付機は、交付スイッチを操作した時に、あるいは、交付スイッチを操作した後の投票用紙の抜き取りや所定位置における通過を検知して、音声発生装置を作動させるもので、いずれにしても投票用紙を交付する動作に連動して選挙内容等の音声表示を行うものであるため、スイッチ操作が早すぎた場合など、投票者が近くに居ないタイミングで音声表示を行ってしまって、投票者が音声表示の内容を聞き取れないことがあり、また、1回の交付動作で1回しか音声表示を行わないため、投票者が聞き損なえばそれまでで、音声表示を再度行う等の対応はできなかった。
【0004】
そこで、常に投票者が確実に聞き取れるタイミングで音声出力を行うことができ、また、聞き損なった場合には再度音声出力を行うことができるようにすることが課題である。
【0005】
本発明は上記課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、投票用紙を交付する動作に連動させるのではなく、投票者等の接近を検知して、音声出力された案内データの内容を確実に聞き取れるタイミングで音声出力を行い、かつ、接近を繰り返すことにより何度でも音声出力を繰り返せるようにしたものである。これにより、例えば投票者が投票用紙を抜き取ろうとして手を近づけたときに、その手の接近を検知して案内データを音声出力し、投票者に確実に案内音声を聞かせるようにできる。また、たとえ聞き損ねたとしても、センサに例えば手を近づけるだけで何度でも案内音声を出力させることができ、確実に案内音声を聞かせることができる。
【0007】
請求項1に係る発明は、投票用紙を収納するホッパーと、投票用紙を投出するための投票用紙投出口と、前記ホッパーから前記投票用紙投出口まで投票用紙を一枚ずつ搬送する搬送手段とを具備し、前記投票用紙投出口が投票用紙交付機本体の本体ケースの前端部上面に設けられた投票用紙交付機において、該投票用紙交付機に外部から物体が接近したことを検知する物体センサを、そのセンサ開口部が前記投票用紙投出口の直背後に位置するように設けるとともに、投票のための案内データを記憶させる記憶手段と、前記記憶手段に記憶された案内データを音声出力する音声発生手段を設け、前記物体センサにより、前記投票用紙投出口に接近する投票者等の手を検知したときに、前記記憶手段に記憶された案内データを前記音声発生手段から音声出力させることを特徴とする。これによれば、投票用紙投票口に接近する投票者等の手を物体センサが検知したときに、記憶手段に記憶されている案内データが音声発生手段により音声出力される。そのため、投票者は投票用紙を抜き出すときに確実に案内音声を聞くことができ、聞き損ねた場合は、センサに再度手を近づけるか、あるいは、係員が手を近づけることにより、何度でも案内音声を聞くことができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の投票用紙自動交付機において、前記記憶手段に前記案内データが少なくとも2種類以上の声色で記憶され、前記音声発生手段から音声出力される案内データの声色が切換え可能とされたものである。これにより、上記請求項1に係る発明の作用に加え、男声と女声等、声色の選択が可能となる。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の投票用紙自動交付機において、前記案内データが、選挙種別および投票用紙の記入方法を含み、これら選挙種別および記入方法が前記記憶手段に複数種ずつ記憶され、該記憶手段に記憶されたこれら複数種の選挙種別および複数種の記入方法の中から特定の選挙種別および特定の記入方法を選択することにより、前記音声発生手段から選択された選挙種別および記入方法が音声出力されるようにしたものである。これにより、上記請求項1または2に係る発明の作用に加え、選挙種別および記入方法に応じた音声案内が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図5は、本発明の実施の形態の一例に係るもので、図1は投票用紙自動交付機の外観を示し、図2は投票用紙自動交付機本体の内部構造を示し、図3は投票用紙自動交付機の制御系のブロック図を示し、図4は選挙種別および記入方法設定時の表示部の表示内容を示し、図5は音声設定時の表示部の表示内容を示している。
【0011】
この例に示す投票用紙自動交付機は、図1に示すように、投票用紙自動交付機本体1と操作盤2とからなり、これら投票用紙自動交付機本体1と操作盤2が接続ケーブル3で接続されている。
【0012】
投票用紙自動交付機本体1は、箱型の本体ケース11と、本体ケース11の前端部下面にヒンジ連結された開閉可能な前面カバー12と、本体ケース11の上面および背面上部を覆い、前端側が本体ケース11に支持されて後端側から上下に開閉可能とされた透明体の上部カバー13とで構成されている。
【0013】
前面カバー12は、投票用紙の紙詰まり等、トラブルが発生したときに開くことができるようにしたものであり、その正面下部中央にはスピーカ前面パネル12aが形成されている。また、上部カバー13の後端下部には、該カバー13を施錠するための錠14が設けられている。
【0014】
本体ケース11の内部には、図2に示すように、投票用紙を集積収納するホッパー41が、前端側が低くなるよう傾いた姿勢で配置されている。そして、ホッパー41上には、投票用紙(p)を側方からガイドするガイド板42が、投票用紙(p)の幅に合わせて位置を調整可能なよう、磁石(図示せず)によって取り付けられ、また、集積収納した投票用紙をバネ(図示せず)の作用でホッパー41前方の壁面43に押し当てるよう、押当板44が設けられている。
【0015】
本体ケース11内部のホッパー41前方には、搬送手段である給紙ローラ45が設けられるとともに、給紙ローラ45に後ろ斜め下方から当接する配置で、その当接面に摩擦部材を有する重送防止片46が設けられている。また、ホッパー41前方の壁面には、投票用紙(p)の重送を防止するため、投票用紙(p)を捌く偏心ローラ47が設けられている。ホッパー41に集積収納された投票用紙(p)は、給紙ローラ45が回転することによって最前端のものから繰り出され、その際、偏心ローラ47の回転による捌き作用と、重送防止片46の摩擦作用とによって重送が防止され、投票用紙(p)は一枚ずつ送り出される。
【0016】
投票用紙を投出する投票用紙投出口48は、本体ケース11の前面上端と前面カバー12との間に横長スリット状に設けられている。そして、ホッパー41から投票用紙投出口48までの間に搬送路49が形成されている。給紙ローラ45は搬送路49の入口に位置する。そして、投票用紙投出口48に至る搬送路49の途中には、給紙ローラ45によりホッパー41から繰り出された投票用紙(p)を投票用紙投出口48まで搬送するため、給紙ローラ45とともに搬送手段を構成する複数個(図示の例では3個であるが、これに限らない。)の搬送ローラ50a,50b,50cが設けられるとともに、これら搬送ローラ50a,50b,50cのそれぞれと対をなして付勢ローラ51a,51b,51cが配置されている。
【0017】
搬送ローラ50a,50b,50cは、いずれも本体ケース11に設けられ、付勢ローラ51a,51b,51cは、一部(51a)が本体ケース11に、他(51b,51c)は前面カバー12の背面に設けられている。搬送路49は、給紙ローラ45と重送防止片46の間から、搬送ローラ50aと付勢ローラ51aの間を経て本体ケース11の前面まで延び、次いで、本体ケース11の前面を下から上に、搬送ローラ50b,50cと付勢ローラ51b,51cの間を経て、投票用紙投出口48に至っている。
【0018】
給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47は、ベルト等で後述の駆動モータに連結されており、駆動モータにより回転駆動される。
【0019】
本体ケース11の内部には、また、搬送異常の投票用紙や規格外用紙を排出するための排出搬送路52が、搬送路49から分岐して設けられ、その分岐部分には、切換レバーソレノイド53によって投票用紙(p)の搬送を搬送路49側(実線位置)と排出搬送路52側(破線位置)とに切り換え可能な切換レバー54が設けられている。そして、本体ケース11の内部の、上部カバー13を通して見える前端部上方の位置に、切換レバー54により排出搬送路52に導かれた投票用紙を保留する投票用紙排出トレイ55が設けられている。
【0020】
そして、本体ケース11には、搬送路49の途中に、重送等の搬送異常や、規格外用紙等の用紙自体の異常を検知するための異常検知センサ56が設けられ、投票用紙投出口48の付近には、投出された投票用紙(p)が投票者によって抜き取られたかどうかを検知する抜取センサ57が設けられている。
【0021】
ホッパー41の後部下方には、上部カバー施錠センサ58が設けられている。また、上部カバー13後端下部の錠14の内端には、施錠に連動して回動するよう検知片59が取り付けられている。上部カバー施錠センサ58は、この検知片59によって施錠センサ58の施錠を検知する。
【0022】
また、前面カバー12の内部下方には、本体ケース11側に突出するようカバー開放検知用の検知片60が設けられている。そして、本体ケース11の内部には前面カバー開放センサ61が設けられている。開放センサ61は、検知片60によって前面カバー12の開放を検知する。
【0023】
また、この投票用紙自動交付機は、例えば投票者が投票用紙を抜き取ろうとして投票用紙投出口48に手を近づけたときに、その手の接近を検知して選挙種別や投票用紙の記入方法等の案内データを音声出力するようにしたものであって、本体ケース11の内部上方位置に、投票用紙投出口48に接近する手を検知するよう物体センサ62が配置され、そのセンサ開口部62aが、本体ケース11の前端部上面の投票用紙投出口48直背後に設けられている。これにより、投票者が投票用紙投出口48から投票用紙(p)を抜き取ろうとすると、その投票者の手が接近したことが物体センサ62により検知される。この物体センサ62は、投票者の手だけでなく、係員が手を近づけても検知し、また、用紙等を近づけても検知するものである。物体センサ62としては、手などの人体を検知するだけのもの(例えば赤外線センサ)であってもよい。
【0024】
前面カバー12の内部には、スピーカ前面パネル12aの後方に、上記案内データを音声出力する音声発生手段としてのスピーカ63が設けられている。
【0025】
操作盤2には、各種設定を行う選択モード,設定内容,投票率等を表示する表示部21と、設定モードや表示モードの選択を行うモード選択ボタン22と、各種設定を決定する決定ボタン23が設けられているほか、投票用紙(p)を投票用紙投出口48に投出させるための一対の投出ボタン24a,24bが設けられている。一対の投出ボタン24a,24bは、投票者の性別によって使い分けることにより、性別による投票率の集計が可能となるようにしたものである。また、この一対の投出ボタン24a,24bは、各種設定を行う場合に画面の切り換えボタンとしても利用される。
【0026】
この投票用紙自動交付機には、マイクロコンピュータを用いた制御部70が設けられている。そして、図3に示すように、制御部70には、選挙種別や投票用紙の吸入方法等の案内データを記憶する記憶装置71と、時刻を計測する時計72が接続され、また、給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47を回転させるための駆動モータ73が接続され、スピーカ63,切換レバーソレノイド53,物体センサ62,異常検知センサ56,前面カバー開放センサ61,上部カバー施錠センサ58および抜取りセンサ57がそれぞれ接続され、また、各種設定及び操作を行う操作盤2が接続されている。制御部70は、物体センサ62,異常検知センサ56,前面カバー開放センサ61,上部カバー施錠センサ58および抜取りセンサ57からそれぞれのセンサ出力を受け、また、操作盤2からの各種入力を受けて、記憶装置71に記憶された各種案内データと、時計72により計測される時刻を読み出し、駆動モータ73の回転を制御し、スピーカ63の音声出力を制御し、切換レバーソレノイド53を制御し、また、操作盤2に表示用のデータを送出する。それにより、投票用紙自動交付機が所定の動作を行う。
【0027】
この投票用紙自動交付機の具体的動作はつぎのとおりである。
【0028】
ホッパー41に投票用紙(p)を収納し、電源を入れると、制御部70が給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50および偏心ローラ47を回転させ、ホッパー41内の投票用紙(p)は、偏心ローラ47の捌き作用と重送防止片46の摩擦作用を受けて給紙ローラ45により最前端のものから一枚ずつ搬送路49に送り込まれる。
【0029】
搬送路49に送り込まれた投票用紙(p)は、異常検知センサ56により、重送等の搬送異常や規格外等の用紙自体の異常があるかどうかについてチェックが行われる。そして、異常が検知されなければ、投票用紙(p)は、搬送ローラ50a,50b,50cによって、先端が切換レバー54と投票用紙投出口48の間に達した位置(待機位置)まで搬送される。こうして投票用紙(p)が待機位置に達した状態(待機状態)になると、操作盤2の投出ボタン24a,24bの操作が有効な状態(入力可能な状態)となる。待機状態の投票用紙(p)は、操作盤2の投出ボタン24a,24bが操作されるまでその位置で待機する。投票用紙が待機状態となり、操作盤2の投出ボタン24a,24bが入力可能となると、投出ボタン24a,24bを点灯させるようにしてもよい。
【0030】
また、搬送路49に送り込まれた投票用紙(p)について、異常検知センサ56により異常が検知されると、切換レバーソレノイド53により切換レバー54が排出搬送路52側に切り換えられて、その投票用紙(p)は投票用紙排出トレイ55に排出され、ホッパー41から搬送路49に新たな投票用紙(p)が送り込まれる。そして、その新たに送り込まれた投票用紙(p)についても同様に異常検知センサ56によるチェックが行われ、異常が検知されなくなるまで同じ動作が繰り返される。そして、異常が検知されなくなると、切換レバーソレノイド53により切換レバー54が投票用紙投出口48側に切り換えられ、投票用紙(p)は上記待機位置まで搬送され、待機状態となる。
【0031】
ただし、前面カバー12が開放されていることが、前面カバー開放センサ61によって検知されたとき、また、上部カバー13が施錠されていないことが、上部カバー施錠センサ58により検知されたときには、異常検知センサ56によるチェックと、そのチェック結果による上記一連の動作は全てキャンセルとなる。
【0032】
そして、前面カバー12が開放されていることが、前面カバー開放センサ61によって検知されたときは、操作盤2による入力が禁止され、記憶装置71に記憶されている前面カバー開放報知の案内データがスピーカ63から音声出力されて、前面カバー12の開放が報知される。また、上部カバー13が施錠されていないことが、上部カバー施錠センサ58により検知されたときは、操作盤2による入力が禁止される。
【0033】
また、投票用紙(p)が上記待機状態にあるときに、カバー13の錠14が解錠されると、制御部70が駆動モータ73を逆回転させ、それにより、搬送ローラ50a,50b,50cが逆回転し、投票用紙(p)は切換レバー54より手前の位置まで戻される。そして、切換レバーソレノイド53を介して切換レバー53が排出搬送路52側に切り換えられ、次いで、駆動モータ73の回転が正回転に切り換えれて、搬送ローラ50a,50b,50cが正回転し、投票用紙(p)は投票用紙排出トレイ55へ排出される。
【0034】
投票用紙(p)が待機状態で、操作盤2の投出ボタン24a,24bが入力可能であるときに、操作盤8の投出ボタン24a,24bが操作されると、制御部70は搬送ローラ50b,50cを回転させ、それにより、投票用紙(p)は待機位置から投票用紙投出口48へと投出される。また、このとき、制御部70は、投出ボタン24a,24bの入力を禁止する。そして、投票用紙投出口48に投出された投票用紙(p)を抜き取ろうとして投票者が手を近付けると、その投票者の手が物体センサ62によって検知され、その検知信号を受けて、制御部70が、記憶装置71に記憶されている選挙種別や投票用紙の記入方法等についての案内データの中から、設定されている案内データを読み出し、その案内データがスピーカ63から音声出力される。
【0035】
そして、投票用紙投出口48に投出された投票用紙(p)が抜き取られると、投票用紙(p)が抜き取られたことが抜取センサ57によって検知され、その検知信号を受けて、制御部70が駆動モータ73を回転させ、給紙ローラ45,搬送ローラ50a,50b,50cおよび偏心ローラ47が回転して、ホッパー41から新たな投票用紙(p)が搬送路49内へと送り込まれる。その後の動作は上述の繰り返しとなる。
【0036】
この投票用紙自動交付機によれば、選挙種別や投票用紙の記入方法等の案内データをタイミング良く音声出力して、投票者に確実に聞き取らせることができる。すなわち、この投票用紙自動交付機は、投票用紙投出口48に投出された投票用紙を抜き取ろうとして投票者が手を近づけたときに、その手の接近を物体センサ62が検知して、その検知信号を受けた制御部70が、記憶装置71に記憶されている案内データの中から設定されている案内データを読み出して、スピーカ63から音声出力する。通常、このタイミングで音声出力されると、投票者は確実に音声案内を聞き取ることができるものである。また、制御部70は、物体センサ62の検知信号を随時受け付ける。そして、検知信号が入ると、記憶装置71に記憶されている案内データの中から、設定されている案内データを読み出して、スピーカ63から音声出力する。したがって、たとえ投票用紙を抜き取る時に出力された音声案内を投票者が聞き損ねたとしても、投票者が再度手を近づけることにより、あるいは係員が手を近づけることにより、再度案内音声を出力することができ、投票者が確実に聞き取るまで音声案内を繰り返すことができる。また、物体センサ62の種類によっては、投票者が聞き損ねた場合に、例えば投票用紙等を接近させることによって再度案内音声を出力させることもできる。
【0037】
また、記憶装置71には、案内データとして、選挙種別および投票用紙の記入方法が記憶され、かつ、それら案内データが、男声と女声の少なくとも2種類以上の声色で記憶されている。そして、操作盤2の操作により、音声出力する案内データの設定と、音声の設定が可能である。
【0038】
選挙種別および記入方法の設定では、操作盤2のモード選択ボタン22を押して、まず、選挙種別設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が図4に示す選挙種別設定モードの初期画面(S1)となる。図の例では、初期画面は「衆議院小選挙区」を表示するものとなっている。
【0039】
選挙種別を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、選挙種別表示が変更される(S2)。図の例では「最高裁国民審査」を表示するものに変わっている。
【0040】
表示された選挙種別でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その選挙種別が設定され、画面にOKの表示がでる(S3)。これで選挙種別設定モードが終了する。
【0041】
つぎに、モード選択ボタン22によって記入方法設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が記入方法設定モードの初期画面(S4)となる。図の例では、初期画面は「音声無し」(記入方法を音声出力しない)を表示するものとなっている。
【0042】
記入方法を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、記入方法表示が変更される(S5)。図の例では「記入欄に○を付けて下さい」にかわっている。
【0043】
表示された記入方法でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その記入方法が設定され、画面にOKの表示がでる(S6)。これで記入方法設定モードが終了する。
【0044】
また、音声設定では、やはり操作盤2のモード選択ボタン22を押し、音声設定モードを選択する。すると、表示部21の画面が図5に示す音声設定モードの初期画面(S7)となる。図の例では、初期画面は「男性音声」を表示するものとなっている。
【0045】
音声を変更する場合は、投出ボタン24a,24bを押す。すると、音声が変更される(S8)。図の例では、「女性音声」に変わっている。
【0046】
表示された音声でOKの場合は、決定ボタン23を押す。すると、その音声が設定され、画面にOKの表示がでる(S9)。これで音声設定モードが終了する。
【0047】
ここに説明した例では、選挙種別と記入方法が記憶装置71に個々に記憶されており、選挙種別と記入方法のそれぞれを個別に一から操作盤2で設定するようにしているが、他に、選挙種別を設定した後、記入方法を設定するときに、既に設定されている選挙種別に対応する記入方法だけが候補として表示され、その中から選択し設定するようにしてもよい。
【0048】
また、ここに説明した例は、それぞれの案内データが記憶装置71に男声と女声の2種類ずつ記憶されていて、音声設定は、選挙種別と記入方法に共通して男声あるいは女声を設定し、制御部70がその設定された同じ声色の案内データを読み出して音声出力するというものであるが、他に、選挙種別,記入方法といった案内データのそれぞれについて個々に音声を設定し、案内データ毎に音声を変えて出力するようにしてもよい。
【0049】
また、音声設定は、記憶装置71に例えば男声あるいは女声の少なくとも一方について複数の声色の音声で記憶しておいて、それら多数の音声の中から選択して設定するようにしてもよい。
【0050】
また、物体センサは、例えば装置前面等に取り付け、手以外の部分でも投票者を検知できるようにしてもよい。
【0051】
図6に示す例は、装置前面に接近する投票者を検知するよう、物体センサが前面カバー12内に設けられた場合である。この場合、センサ開口部62aは図示のとおり前面カバー12の表面に設けられる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりであって、投票者等の接近を検知したときに音声出力を行うので、タイミング良く音声案内をしてその音声案内の内容を投票者に確実に聞き取れらせるようにでき、また、接近を繰り返すことにより何度でも音声出力を繰り返せるので、聞き損ねた場合に何度でも案内音声を聞かせるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の投票用紙自動交付機の外観図である。
【図2】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体の内部構造図である。
【図3】 同実施の形態の投票用紙自動交付機の制御系のブロック図である。
【図4】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体における選挙種別および記入方法の設定時の表示部の表示内容を示す説明図である。
【図5】 同実施の形態の投票用紙自動交付機本体における音声設定時の表示部の表示内容を示す説明図である。
【図6】 本発明の実施の形態の他の例を示す投票用紙自動交付機の外観図である。
【符号の説明】
1 投票用紙自動交付機本体
2 操作盤
3 接続ケーブル
11 本体ケース
12 前面カバー
13 上部カバー
21 表示部
22 モード選択ボタン
23 決定ボタン
24a,24b 投出ボタン
41 ホッパー
45 給紙ローラ
48 投票用紙投出口
49 搬送路
50a,50b,50c 搬送ローラ
62 物体センサ
62a センサ開口部
63 スピーカ
70 制御部
71 記憶装置
72 時計

Claims (3)

  1. 投票用紙を収納するホッパーと、投票用紙を投出するための投票用紙投出口と、前記ホッパーから前記投票用紙投出口まで投票用紙を一枚ずつ搬送する搬送手段とを具備し、前記投票用紙投出口が投票用紙交付機本体の本体ケースの前端部上面に設けられた投票用紙交付機において、
    該投票用紙交付機に外部から物体が接近したことを検知する物体センサを、そのセンサ開口部が前記投票用紙投出口の直背後に位置するように設けるとともに、
    投票のための案内データを記憶させる記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された案内データを音声出力する音声発生手段を設け、
    前記物体センサにより、前記投票用紙投出口に接近する投票者等の手を検知したときに、前記記憶手段に記憶された案内データを前記音声発生手段から音声出力させることを特徴とする投票用紙自動交付機。
  2. 前記記憶手段に前記案内データが少なくとも2種類以上の声色で記憶され、前記音声発生手段から音声出力される案内データの声色が切換え可能とされた請求項1記載の投票用紙自動交付機。
  3. 前記案内データは、選挙種別および投票用紙の記入方法を含み、これら選挙種別および記入方法が前記記憶手段に複数種ずつ記憶され、該記憶手段に記憶されたこれら複数種の選挙種別および複数種の記入方法の中から特定の選挙種別および特定の記入方法を選択することにより、前記音声発生手段から選択された選挙種別および記入方法が音声出力される請求項1または2記載の投票用紙自動交付機。
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