JP2000187760A - 紙葉類識別装置 - Google Patents

紙葉類識別装置

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JP2000187760A
JP2000187760A JP10364230A JP36423098A JP2000187760A JP 2000187760 A JP2000187760 A JP 2000187760A JP 10364230 A JP10364230 A JP 10364230A JP 36423098 A JP36423098 A JP 36423098A JP 2000187760 A JP2000187760 A JP 2000187760A
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Yoichi Mizoi
陽一 溝井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、真の悪戯行為が実行されたことを
判定した場合にのみ装置を中止状態とする紙葉類識別装
置を提供することを課題とする。 【解決手段】 識別用センサの信号により紙葉の真偽を
判定する判定手段28と、真正でないと判定した場合に
は搬送用ベルトを逆回転させ、その紙葉を投入口へ排出
する紙葉返却手段32と、真正であると判定した場合に
は識別センサにより紙葉後端に異物があるか否かを検知
する異物検知手段29と、該異物検知手段により異物を
検知しない場合には適正信号を送出する適正信号送出手
段30と、該異物検知手段により紙葉後端の異物を検知
した場合に、その検知信号が一定時間内に一定回数を越
えたか否かを判定する判定手段31と、該判定手段によ
りその検知信号が一定時間内に一定回数を越えたと判定
された場合には紙葉を収納し、装置を中止状態とする装
置中止手段33と、該検知信号が一定回数を越えないと
判定された場合は、搬送用ベルトを逆回転させその紙葉
を投入口へ排出する紙葉返却手段32とより構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機や両替
機などに内蔵される紙葉類識別装置に関し、詳しくは、
投入後の紙葉類の引き抜き等の悪戯行為の判定可能な紙
葉類識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機等に組み込まれた従来の紙葉
類識別装置にあっては、投入された紙葉類の有無を検知
する紙葉有無検知センサと、紙葉類を搬送する搬送用ベ
ルトと、搬送されてきた紙葉を識別する識別用センサと
により、紙葉の真偽を識別し、真正と識別した紙葉類を
識別用センサの先方の保留位置に搬送して保留状態に
し、自動販売機で商品の販売が完了すると紙葉は紙葉収
納部に収容され、真正でないと識別した場合は搬送用ベ
ルトを逆回転させて紙葉を排出するようになっている。
【0003】一方、紙葉にテープ等を付けて真偽識別後
に紙葉を引き抜く等の悪戯行為のための各種の防止装置
が工夫されている。例えば、紙葉類後端にテープ等異物
が付着していることを検知し、直ちにその紙葉を装置内
の紙葉類収納部に収納し、装置全体を即時に中止状態と
することが実施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紙葉類後端に
テープ等異物が付着していることを検知し、直ちにその
紙葉を装置内の紙葉類収納部に収納し、装置全体を中止
状態とする場合においては、たとえば紙葉が斜めに挿入
されたような場合に異物ありと判定され装置が中止状態
となることがしばしば生じる。
【0005】特に、装置に対し連続して紙葉を挿入する
場合に、1枚目は正常で、2枚目が斜めに挿入口に入り
込んで検知器により異物と判定された場合、装置全体が
中止(休止)状態となり、1枚目の紙葉に対する適正信
号も送出されないので、1枚目はただ取りになってしま
い、たとえ紙葉類を引き抜くつもりの無い者でも、その
紙葉を装置にただ取りされてしまう確立が高くなり、消
費者に不足の損害を与えてしまうという問題があった。
【0006】また、装置を一旦中止状態(休止状態)と
すると約30分は復帰することがなく、その間の商品販
売ができず、自動販売機等の稼働率の低下を招くという
問題があった。
【0007】そこで本発明は、前記問題点に鑑み、紙葉
類などの引き抜き行為は一度で成功することは難しく、
通常複数回行なって成功する場合があることに着目し、
紙葉類後端にテープ等異物が付着していることを検出し
てもいきなり装置を中止(休止)状態とするのではな
く、真に引き抜き等の悪戯行為が実行された場合にのみ
装置を中止状態とすることにより、適正は消費者を保護
すると共に稼働率の高い紙葉類識別装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記従来技術の問題点を
解決するため、本発明の紙葉類識別装置は、投入された
紙葉類の有無を検知する紙葉有無検知センサと、紙葉類
を搬送する搬送用ベルトと、搬送されてきた紙葉を識別
する識別用センサとにより構成され、識別用センサの信
号により紙葉の真偽を判定し、真正と判定した場合には
適正信号を送出する紙葉類識別装置において、識別用セ
ンサにより紙葉後端の異物を検知し、その検知信号が一
定時間内に一定回数を越えた場合にのみ悪戯行為と判定
する判定手段を備えていることを特徴としている。
【0009】更に、本発明の紙葉類識別装置は、前記特
徴に加えて、前記識別センサにより検知した紙葉後端の
異物検知信号が、一定時間内に一定回数を越えない場合
には、搬送用ベルトを逆回転させ、その紙葉を投入口へ
排出する紙葉返却手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0010】更に、本発明の紙葉類識別装置は、投入さ
れた紙葉類の有無を検知する紙葉有無検知センサと、紙
葉類を搬送する搬送用ベルトと、搬送されてきた紙葉を
識別する識別用センサとを有する紙葉類識別装置におい
て、識別用センサの信号により紙葉の真偽を判定する判
定手段と、真正でないと判定した場合には搬送用ベルト
を逆回転させ、その紙葉を投入口へ排出する紙葉返却手
段と、真正であると判定した場合には識別センサにより
紙葉後端に異物があるか否かを検知する異物検知手段
と、該異物検知手段により異物を検知しない場合には適
正信号を送出する適正信号送出手段と、該異物検知手段
により紙葉後端の異物を検知した場合に、その検知信号
が一定時間内に一定回数を越えたか否かを判定する判定
手段と、該判定手段によりその検知信号が一定時間内に
一定回数を越えたと判定された場合にはその紙葉を収納
し、装置を中止状態とする装置中止手段と、該検知信号
が一定回数を越えないと判定された場合は、搬送用ベル
トを逆回転させその紙葉を投入口へ排出する紙葉返却手
段とを備えていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の紙葉類識別装置は、投入
された紙葉類の有無を検知する紙葉有無検知センサと、
紙葉類を搬送する搬送用ベルトと、搬送されてきた紙葉
を識別する識別用センサとにより構成され、識別用セン
サの信号により紙葉の真偽を判定し、真正と判定した場
合には適正信号を送出する紙葉類識別装置において、識
別用センサにより紙葉後端の異物を検知し、その検知信
号が一定時間内に一定回数を越えた場合にのみ悪戯行為
と判定する判定手段を備えているので、その判定信号に
より装置を休止状態とすれば、紙葉類などの引き抜き行
為を複数回繰り返し行なった場合のみ悪戯行為と判定さ
れるので、たまたま紙葉後端の異物を検知したことのみ
で装置を休止状態とすることによる不利益を回避できる
ものである。
【0012】更に、本発明の紙葉類識別装置は、前記特
徴に加えて、前記識別センサにより検知した紙葉後端の
異物検知信号が、一定時間内に一定回数を越えない場合
には、搬送用ベルトを逆回転させ、その紙葉を投入口へ
排出する紙葉返却手段を備えているので、複数枚の紙葉
を投入した場合にたまたま最後の1枚から異物検知信号
が発せられても、その紙葉が返却されるのみで、それ以
前の適正な紙葉がただで取り込まれるような不都合が生
じない。
【0013】更に、本発明の紙葉類識別装置は、投入さ
れた紙葉類の有無を検知する紙葉有無検知センサと、紙
葉類を搬送する搬送用ベルトと、搬送されてきた紙葉を
識別する識別用センサとを有する紙葉類識別装置におい
て、識別用センサの信号により紙葉の真偽を判定する判
定手段と、真正でないと判定した場合には搬送用ベルト
を逆回転させ、その紙葉を投入口へ排出する紙葉返却手
段と、真正であると判定した場合には識別センサにより
紙葉後端に異物があるか否かを検知する異物検知手段
と、該異物検知手段により異物を検知しない場合には適
正信号を送出する適正信号送出手段と、該異物検知手段
により紙葉後端の異物を検知した場合に、その検知信号
が一定時間内に一定回数を越えたか否かを判定する判定
手段と、該判定手段によりその検知信号が一定時間内に
一定回数を越えたと判定された場合には紙葉を収納し、
装置を中止状態とする装置中止手段と、該検知信号が一
定回数を越えないと判定された場合は、搬送用ベルトを
逆回転させその紙葉を投入口へ排出する紙葉返却手段と
を備えていることにより、真に引き抜き等の悪戯行為が
実行された場合にのみ装置を中止状態とすることによ
り、複数枚の紙葉を投入した場合にたまたま最後の1枚
から異物検知信号が発せられても、その紙葉が返却され
るのみで、それ以前の適正な紙葉がただで取り込まれる
ような不都合が生じず、適正な消費者を保護できる共
に、1回の異物検知信号によりしばしば装置を中止状態
とすることがなく、稼働率の高い紙葉類識別装置を提供
することができる。
【0014】
【実施例】本発明の実施例を図1〜図3について説明す
る。
【0015】以下、添付の図1〜図3を参照して、本発
明の一実施例に係る紙葉類識別装置について説明する。
紙葉類識別装置(以下、「本装置」という)1は自動販
売機等に内蔵されるタイプであり、図1にその断面側面
図を示す。
【0016】本装置1は、正面に紙幣等の紙葉を投入す
るための紙葉投入口2が設けられ、それに続いて紙葉搬
送路3が斜め上方へ向かって延び、それから垂直に下方
へ垂直紙葉搬送路3vが連なっている。
【0017】該垂直紙葉搬送路3vの他端は下方に設け
られている紙葉収納部11に開口されている。該紙葉搬
送路3、3vに沿って、紙葉投入口2の直後には、紙葉
類の有無を検知する紙葉有無検知センサ4が設けられ、
それに続いて紙葉類を搬送する紙葉搬送用ベルト5が、
斜めの上昇部分と垂直部分とに亘って配置されており、
搬送用駆動モータ6と複数のローラ7とにより正転・逆
転できるように設けられている。
【0018】前記搬送路紙葉の上昇部分の中間には、引
き抜きなどの悪戯に対応して、通路を遮断するように引
き抜き防止レバー8が設けられ、その上部には、引き抜
き防止レバー8を上下に移動する引き抜き防止レバー用
ソレノイド9が連結されている。
【0019】前記紙葉の搬送路の垂直部分3vには、紙
葉類を搬送する紙葉搬送用ベルト5の終点付近に、搬送
されてきた紙葉の真偽を識別する識別用センサ10が配
置されており、該紙葉の搬送路の垂直部分3vの下端は
本装置1の下方に設けられた紙葉を収納する紙葉収納部
11に開口されている。
【0020】紙葉を収納する紙葉収納部11の前方部分
には紙葉収納動作を行なう紙葉収納板12が紙葉収納板
を駆動する紙葉収納板駆動用モータ13により、紙葉収
納部11の奥方向に向かって移動できるように設けられ
ている。これらの各部分を制御する制御用マイコン15
が本装置の上方部に備えられている。
【0021】次に、図3に示すブロック図を参照して本
装置1の制御を行う電気回路の具体的な構成について説
明する。
【0022】同図に示す符号15は、本装置1の全体を
制御するマイコン(マイクロコンピュータ)であり、こ
のマイコンの入力ポートには、制御用マイコン15をコ
ントロールするためのプログラムや後述する基準数を記
憶するROM16と、前述した紙葉類の有無を検知する
紙葉有無検知センサ4と、紙葉を識別する識別用センサ
10とが接続されている。
【0023】また、制御用マイコン15の入出力ポート
には、制御用マイコン15のプログラムの運営や一時的
なデータを記憶する揮発性メモリであるRAM17が接
続され、制御用マイコン15の出力ポートには、紙葉搬
送用駆動モータ6と、紙葉収納板を駆動する紙葉収納板
用駆動モータ13と、引き抜き防止レバーを駆動する引
き抜き防止レバー用ソレノイド9とがそれぞれ接続され
ている。
【0024】次に、本装置1は、悪戯行為の判定を行う
機能を有しており、それら機能は制御用マイコン15及
びそれに接続されている各制御機器により、夫々の機能
実現手段を構成することにより実現されるものであり、
そのための動作の流れを図2のフローチャートに基づい
て説明する。
【0025】先ず、ステップ21において電源投入と同
時に初期動作により、紙葉類投入待機状態となり、ステ
ップ22において紙葉が投入されたことが検知されると
ステップ23で、引き抜き防止ソレノイドを動作して引
き抜き防止レバーを引き上げる。
【0026】ステップ24で紙葉搬送用モータを正回転
させ紙葉を紙葉搬送路3、3vに沿って奥に搬送し、紙
葉が識別用センサ10の位置に達したとき、ステップ2
5で紙葉の識別を行い、ステップ26で搬送用モータを
停止し、ステップ27で引き抜き防止ソレノイドを下降
方向に作動して引き抜き防止レバーを下げる。
【0027】ステップ28において、識別用センサーの
信号に基づいて適正紙葉であるか否かを判定する。ここ
で適正でないと判定されるとステップ32に進み、紙葉
返却動作すなわち、引き抜き防止ソレノイドを動作して
引き抜き防止レバーを引き上げ、搬送用駆動モータ6を
逆回転させて紙葉搬送用ベルト5を逆転することにより
紙葉を紙葉投入口2から外に排出する。
【0028】ステップ28で、紙葉が適正であると判定
した場合、ステップ29で、紙葉後端に異物が付着して
いるか否かを判定する。
【0029】紙葉後端に異物が付着していた場合はステ
ップ31へ進み、そこで、異物検知のある一定時間内の
連続回数をカウントし、その回数があらかじめ設定され
たある一定の回数と比較し、その一定の回数より小さい
場合、例えば1回目であった場合にはステップ32に進
み前記と同様の紙葉返却動作をして、その紙葉を紙葉投
入口2へ戻すが、装置自体は中止状態とはしない。
【0030】一定時間内の連続異物検知回数が一定回数
を越えた場合には、紙葉引き抜きの悪戯行為であると判
定してステップ33に進み、該当紙葉を紙葉収納部11
まで搬送し、紙葉収納板駆動用モータ13を正転して、
紙葉収納板12を紙葉収納部11内部に押し出し、該当
紙葉を収納し、装置全体を中止状態とする。
【0031】ステップ29で紙葉後端に異物がないと判
定された場合には、ステップ30で適正信号を送出し、
本装置が付属されている機械、例えば自動販売機の商品
販売行為が遂行され、紙葉は紙葉収納部に収納されるこ
とになる。
【0032】本装置1は全体的に次のように作動する。
【0033】本装置1は電源投入により準備動作を経
て、紙葉類挿入待機状態となり、その状態で、紙葉が紙
葉投入口2に投入されると、紙葉有無センサ4により紙
葉が検知され、引き抜き防止レバー8が、引き抜き防止
レバー用ソレノイド9の動作により引き上げられ、その
後、紙葉搬送用駆動モータ6が正転動作することによ
り、紙葉搬送用ベルト5を正転させる。
【0034】この動作によって、紙葉は装置の中へ、紙
葉搬送路3、を通って進む。紙葉は、識別用センサ10
の位置で識別が行われ、紙葉が識別用センサ10を通過
終了した時点で、適正紙葉か、または適正でない紙葉か
の結果をプログラム上での演算により判定する。
【0035】紙葉が適正でないと判定された場合は搬送
用駆動モータ6を逆回転して、紙葉搬送用ベルト5を逆
転することにより紙葉を紙葉投入口2から外に排出す
る。紙葉が適正であると判定された場合、紙葉保留位置
まで紙葉を搬送し、そこで紙葉搬送を停止して紙葉が適
正である信号を送出し、自動販売機等での商品販売の遂
行を可能とする。
【0036】また、紙葉後端が識別用センサ10を通過
する時点において、紙葉後端に異物が付着しているか否
かを同じ識別用センサ10により検知し、紙葉後端に異
物がないと判定された場合には、適正信号を送出し、本
装置が付属されている機械、例えば自動販売機の商品販
売行為が遂行され、紙葉は紙葉収納部に収納される。
【0037】識別用センサ10により紙葉後端に異物が
付着していると判定された場合において、紙葉後端に異
物が付着されていると判定が、一定時間内に、一定回数
以下であった場合には、紙葉を搬送用駆動モータ6の逆
転動作により、紙葉搬送用ベルト5を逆回転させ紙葉投
入口2から外に紙葉を排出する。
【0038】紙葉後端に異物が付着されていると判定
が、一定時間内に、一定回数以上、連続して繰り返され
た場合、本装置は悪戯行為が行われたと判定し、該当紙
葉を紙葉収納部11まで搬送し、紙葉収納板駆動用モー
タ13を正転して、紙葉収納板12を紙葉収納部11内
部に押し出し、該当紙葉を紙葉収納部11内に収納し、
本装置全体を中止(休止)状態とする。
【0039】なお、本実施例においては、紙葉の真偽を
判定すための紙葉を識別する識別用センサと、紙葉後端
の異物を検知する識別用センサは、1つの識別センサに
より兼用しているが、それぞれ別の識別センサを設けて
もよい。
【0040】また、本実施例では、紙葉後端の異物の存
否の判定は、紙葉の真偽の判定後に行っているが、それ
らの判定は同時に行うようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の紙葉類識別装置は、紙葉類後端
に異物が付着していることを検出してもいきなり装置を
中止(休止)状態とするのではなく、紙葉後端に異物が
付着されていると判定された回数が、一定時間内に一定
回数以上になった場合にのみ、悪戯行為が行われたと判
定するようにしたので、その判定信号により、装置を中
止状態とするようにすれば、異物有りと誤って検知され
た場合にも、いちいち中止状態とすることによる稼働率
の低下を防ぐことができる。
【0042】また、たとえば連続して2枚を投入しよう
とした時、1枚目が正常で、その2枚目が斜めに入り込
んで検出器により異物と判定された場合のように善意の
消費者に対しては、2枚目の紙葉のみが排出されるのみ
で、従来例のように、装置全体が中止(休止)状態とさ
れ、適正と判断された1枚目をも含めてその紙葉を装置
にただ取りされてしまうことがなくなり、善意の消費者
が保護されるものである。
【0043】一方、紙葉類後端にテープ等を付着させ
て、紙葉類などの引き抜き行為を行う真の悪戯行為に対
しては、一定時間内に複数回行われたことを判定して、
その紙葉を没収して、装置を休止状態とすることによ
り、真の悪戯行為を防止することができるものである。
【0044】更に、引き抜き行為等の真の悪戯行為が行
われた場合にのみ、装置を休止状態とし、その他の単な
る付着物や、紙葉の折れ、汚れ等による異物判定に対し
ては、紙葉を排出するのみで、装置を休止状態とはしな
いので、不必要に装置を休止状態として稼働率の低下を
招くことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の紙葉類識別装置の側面断面図
である。
【図2】本発明の実施例の紙葉類識別装置の悪戯行為判
定処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例の紙葉類識別装置の電気回路ブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 紙葉類識別装置 2 紙葉投入口 3 紙葉搬送路 3v 垂直紙葉搬送路 4 紙葉有無検知センサ 5 紙葉搬送用ベルト 6 搬送用駆動モータ 7 ローラ 8 引き抜き防止レバー 9 引き抜き防止レバー用ソレノイド 10 識別用センサ 11 紙葉収納部 12 紙葉収納板 13 紙葉収納板駆動用モータ 15 制御用マイコン 16 ROM 17 RAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された紙葉類の有無を検知する紙葉
    有無検知センサと、 紙葉類を搬送する搬送用ベルトと、 搬送されてきた紙葉を識別する識別用センサとにより構
    成され、 識別用センサの信号により紙葉の真偽を判定し、真正と
    判定した場合には適正信号を送出する紙葉類識別装置に
    おいて、 識別用センサにより紙葉後端の異物を検知し、その検知
    信号が一定時間内に一定回数を越えた場合にのみ悪戯行
    為と判定する判定手段を備えていることを特徴とする紙
    葉類識別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類識別装置におい
    て、 前記識別センサにより検知した紙葉後端の異物検知信号
    が、一定時間内に一定回数を越えない場合には、搬送用
    ベルトを逆回転させ、その紙葉を投入口へ排出する紙葉
    返却手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    紙葉類識別装置。
  3. 【請求項3】 投入された紙葉類の有無を検知する紙葉
    有無検知センサと、 紙葉類を搬送する搬送用ベルトと、 搬送されてきた紙葉を識別する識別用センサとを有する
    紙葉類識別装置において、 識別用センサの信号により紙葉の真偽を判定する判定手
    段と、 真正でないと判定した場合には搬送用ベルトを逆回転さ
    せ、その紙葉を投入口へ排出する紙葉返却手段と、 真正であると判定した場合には識別センサにより紙葉後
    端に異物があるか否かを検知する異物検知手段と、 該異物検知手段により異物を検知しない場合には適正信
    号を送出する適正信号送出手段と、 該異物検知手段により紙葉後端の異物を検知した場合
    に、その検知信号が一定時間内に一定回数を越えたか否
    かを判定する判定手段と、 該判定手段によりその検知信号が一定時間内に一定回数
    を越えたと判定された場合にはその紙葉を収納し、装置
    を中止状態とする装置中止手段と、 該検知信号が一定回数を越えないと判定された場合は、
    搬送用ベルトを逆回転させその紙葉を投入口へ排出する
    紙葉返却手段とを備えていることを特徴とする紙葉類識
    別装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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