JP2914083B2 - 紙幣識別装置 - Google Patents

紙幣識別装置

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JP2914083B2
JP2914083B2 JP5084548A JP8454893A JP2914083B2 JP 2914083 B2 JP2914083 B2 JP 2914083B2 JP 5084548 A JP5084548 A JP 5084548A JP 8454893 A JP8454893 A JP 8454893A JP 2914083 B2 JP2914083 B2 JP 2914083B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコの台間機や自
動販売機などに使用される紙幣等の識別装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、客に対するサービス向上のため、
高額紙幣も使用できる紙幣識別装置を搭載するパチンコ
の台間機や自動販売機が増加しつつある。
【0003】この種のパチンコの台間機は、図3のシス
テム図に示した構成になっている。図3において、40
は紙幣識別装置であり、この紙幣識別装置40の前面に
設けられた紙幣の挿入口1には通路2が連結されてお
り、この通路2の後端には紙幣の出口3が連設されてい
る。また、41はパチンコ台であり、このパチンコ台4
1は複数台設置されており、その各々の台の間に紙幣識
別装置40が配設されている。そしてこの紙幣識別装置
40の全ての後面に近接して、紙幣搬送ベルト42が設
けられている。また43は紙幣を搬送するためのローラ
であり、44は紙幣の収納部である。
【0004】ここで紙幣を挿入口1から挿入すると、紙
幣は通路2を通過中に識別されて出口3から流出する。
この流出された紙幣は、紙幣搬送ベルト42と搬送ロー
ラ43により搬送されて、収納部44に収納されるよう
になっている。
【0005】従来のこの種の紙幣識別装置は、図2の断
面図に示すような構成になっていた。図2において、1
は紙幣識別装置の前面に設けられた紙幣の挿入口であ
り、この挿入口1には紙幣の通路2が連結されており、
この通路2の後端には紙幣の出口3が連設されている。
そして前記通路2の挿入口1側の側壁には、紙幣の挿入
を検知する入口センサ4が配設されている。またこの通
路2の側壁には、前記入口センサ2まで挿入された紙幣
を出口3に向けて搬送する搬送ベルト5と、この搬送ベ
ルト5によって搬送される紙幣の識別を行うための識別
センサ6が敷設されている。そして紙幣の出口3の近傍
には、終端センサ7が配設されている。なお、識別セン
サ6と終端センサ7は、識別しようとする最も短い紙幣
よりも短い距離に配置されている。
【0006】また、図6は従来の紙幣識別装置のブロッ
ク図である。図6において、4は挿入口の紙幣の検知を
行う入口センサであり、この出力は入口センサ4の信号
状態で紙幣の有りまたは無し信号を発生する入口紙幣検
知手段9を介して、紙幣識別装置の全体を制御する制御
手段10に接続されている。7は出口3の近傍に配置さ
れた終端センサであり、この出力は出口センサ7の信号
状態で紙幣の有り、あるいは無し信号を発生する終端紙
幣検知手段11を介して、制御手段10に接続されてい
る。
【0007】また、6は紙幣を識別するための識別セン
サであり、この識別センサ6の出力はその測定を行う測
定手段12に接続されている。この測定手段12の出力
やあらかじめ定められた判定の基準値を記憶する記憶手
段13は、測定手段12に接続されると共に、挿入され
た紙幣がどの種類に該当するかを判定する手段14にも
接続されている。また測定手段12は識別センサ6の信
号状態で紙幣の有りまたは無し信号を発生し、制御手段
10と該当する種類を判定する手段14に出力する。該
当する種類を判定する手段14の出力は制御手段10に
接続されている。
【0008】つぎに、搬送モータ15を正転させる搬送
モータ正転手段16と、搬送モータ15を逆転させる搬
送モータ逆転手段17のそれぞれの入力は前記制御手段
10に接続され、その出力はそれぞれ搬送モータ15に
接続されている。18はこの搬送モータ15による紙幣
の搬送量を検知する搬送量検知手段であり、この搬送量
検知手段18は前記測定手段12にも接続されている。
【0009】19は、挿入された紙幣の真偽や種類を示
す信号、並びに取り込みが発生した場合などの異常を示
す信号を出力する信号出力手段であり、その入力は制御
手段10に接続されている。
【0010】以上のように構成された紙幣識別装置につ
いて、以下その動作を図7のフローチャートに従って説
明する。
【0011】まず、挿入口1から紙幣を挿入することに
より、入口センサ4で紙幣が検知20されると、搬送モ
ータ15を正転21させる。この搬送モータ15の動力
で搬送ベルト5を駆動し、この搬送ベルト5によって、
紙幣を紙幣通路2内に導く。紙幣の先端が識別センサ6
に到達した時点22で、測定手段12は前記識別センサ
6の出力の測定を開始23し、紙幣終端が識別センサ6
を通過するまで紙幣の測定23を行う。次に紙幣の終端
が識別センサ6を通過した時点24で紙幣の測定23を
終了し、搬送モータ15を停止25する。
【0012】次に、紙幣の判定26を行い、その結果紙
幣がいずれかの種類に該当27すれば、真券信号と該当
する種類を示す信号を出力28する。そして搬送モータ
15を再び正転29して、紙幣を出口3に向けて搬送
し、紙幣の終端が終端センサ7を通過した時点30で搬
送モータ15を停止31する。
【0013】また、紙幣がどの種類にも該当しない場合
には、搬送モータ15を逆転32して紙幣を挿入口1側
へ返却する。この場合、識別センサ6を通過したところ
で停止している紙幣を、その終端が終端センサ7を通過
33するまで搬送する。そして、この時点で識別センサ
6に紙幣があるかどうか確認34する。終端センサ7と
識別センサ6は識別しようとする最も短い紙幣よりも短
い距離に配置されているため、正常に紙幣が挿入口1側
に搬送されていれば、この時点で識別センサ6に紙幣が
あるはずである。識別センサ6に紙幣があれば、そのま
ま紙幣を挿入口1に向けて搬送し、紙幣の終端が入口セ
ンサ4を通過した時点35で、搬送モータ15を停止3
6する。
【0014】紙幣の終端が終端センサ7を通過した時点
33で、識別センサ6に紙幣がない場合には、紙幣が挿
入口1側に搬送されておらず、出口3側への取り込みが
発生したと考えられる。そのため搬送モータ15を停止
37して、異常信号を出力38する。
【0015】このような紙幣の取り込みは、パチンコの
台間機の構成上完全に防止することは困難である。なぜ
ならば配置スペースの関係で、紙幣の終端が紙幣識別装
置40の識別センサ6を通過した時点で、紙幣の先端が
台間機の搬送ベルト42と搬送ローラ43に到達する位
置関係になっているからである。ここで紙幣識別装置4
0側の紙幣保持力は、台間機側の保持力により大幅に強
く設計しているため、紙幣識別装置40側で紙幣を出口
3側へ搬送しない限り、紙幣は台間機の中に引き込まれ
ないようになっている。ところが、搬送ベルト5の汚れ
などにより紙幣識別装置40側の保持力が低下すると、
取り込みが発生する可能性が生じるのである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、取り込み等の異常が発生した場合、挿入
された紙幣の種類が不明であるため、その種類をめぐる
トラブルのもとになるという課題があった。
【0017】本発明はこのような課題を解決するもの
で、挿入された紙幣の種類を示す信号を出力することに
より、トラブルを防止可能な紙幣識別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の紙幣識別装置は、識別センサと、この識別セ
ンサの出力を測定する測定手段と、この測定手段からの
出力により紙幣がどの種類に該当するかを判定する手段
と、前記測定手段からの出力により紙幣がどの種類に近
いかを判定する手段、及び紙幣がどの種類に該当する
か、またはどの種類に近いかを示す信号を出力する信号
出力手段を備え、異常発生時、紙幣がいずれかの種類に
該当すると判定した場合にはその種類を示す信号を出力
し、どの種類にも該当しないと判定した場合にはどの種
類に近いかを示す信号を出力する構成としたものであ
る。
【0019】
【作用】この構成により、挿入された紙幣がいずれかの
種類に該当する場合にはその種類を示す信号を出力し、
どの種類にも該当しない場合にはどの種類に近いかを示
す信号を出力することにより、トラブルを防止すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0021】図2に示した紙幣識別装置の断面図におい
て、本実施例の装置と従来の装置は同じ構成であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0022】また、図3に示した紙幣識別装置を組み込
んだ全体のシステム図においても、本実施例の装置と従
来の装置は同じ構成であるので、詳細な説明を省略す
る。
【0023】図1は本発明の一実施例による紙幣識別装
置40のブロック図である。図1において、4は挿入口
1に挿入された紙幣の検知を行う入口センサであり、こ
の出力は入口センサ4の信号状態で紙幣の有りまたは無
し信号を発生する入口紙幣検知手段9を介して、紙幣識
別装置40の全体を制御する制御手段50に接続されて
いる。7は出口3近傍に設置された終端センサであり、
この出力は出口センサ7の信号状態で紙幣の有りあるい
は無し信号を発生する終端紙幣検知手段11を介して、
制御手段50に接続されている。
【0024】また、6は紙幣を識別するための識別セン
サであり、この識別センサ6の出力の測定を行う測定手
段12に接続されている。この測定手段12からの出力
と、あらかじめ定められた判定の基準値を記憶する記憶
手段53は、測定手段12に接続されると共に、挿入さ
れた紙幣がどの種類に該当するかを判定する手段54
と、どの種類に近いかを判定する手段55にも接続され
ている。また、測定手段12は識別センサ6の信号状態
で紙幣の有りまたは無し信号を発生し、制御手段50と
該当する種類を判定する手段54に出力する。該当する
種類を判定する手段54の出力は制御手段50と近い種
類を判定する手段55に接続されている。また、近い種
類を判定する手段55の出力は制御手段50に接続され
ている。
【0025】つぎに、搬送モータ15を正転させる搬送
モータ正転手段16と、搬送モータ15を逆転させる搬
送モータ逆転手段17のそれぞれの入力は前記制御手段
50に接続され、その出力はそれぞれ搬送モータ15に
接続されている。18はこの搬送モータ15による紙幣
の搬送量を検知する搬送量検知手段であり、前記測定手
段12にも接続されている。
【0026】59は、挿入された紙幣の真偽や種類を示
す信号、並びに取り込みが発生した場合などの異常を示
す信号を出力する信号出力手段であり、その入力は制御
手段50に接続されている。
【0027】以上のように構成された紙幣識別装置につ
いて、以下その動作を図1及び図2を参照しながら、図
4のフローチャートに基づいて説明する。
【0028】まず、挿入口1から紙幣を挿入することに
より、入口センサ4で紙幣が検知60されると、入口紙
幣検知手段9から制御手段50へ紙幣有り信号が出力さ
れる。次に制御手段50は搬送モータ正転手段16によ
り、搬送モータ15を正転61させる。この搬送モータ
15の動力で搬送ベルト5を駆動し、この搬送ベルト5
によって、紙幣を紙幣通路2内に導く。紙幣の先端が識
別センサ6に到達した時点62で、測定手段12は前記
識別センサ6の出力の測定63を開始し、前記搬送ベル
ト5で紙幣の搬送を行うのと平行して、紙幣終端が識別
センサ6を通過するまで紙幣測定63を行う。次に紙幣
の終端が識別センサ6を通過した時点64で紙幣の測定
63を終了し、前記測定手段12は、制御手段50と該
当する種類を判定する手段54に紙幣無し信号を出力す
る。これを受けて、制御手段50は搬送モータ正転手段
16に停止信号を送り、搬送モータ15を停止65す
る。
【0029】また、該当する種類を判定する手段54は
紙幣の真偽及び種類の判定66を行い、その結果紙幣が
いずれかの種類に該当67すれば、真券信号と該当する
種類を示す信号を制御手段50に出力し、制御手段50
は信号出力手段59を介して真券信号と該当する種類を
示す信号を出力68する。そして制御手段50は搬送モ
ータ正転手段16により搬送モータ15を再び正転69
して、紙幣を出口3に向けて搬送し、紙幣の終端が終端
センサ7を通過した時点70で搬送モータ15を停止7
1して、待機状態に戻る。
【0030】どの種類にも該当しない場合には、該当す
る種類を判定する手段54は偽券信号を制御手段50と
近い種類を判定する手段55に出力する。近い種類を判
定する手段55は偽券信号を入力すると、挿入された紙
幣がどの種類に近いかを判定し、制御手段50にその種
類を示す信号を出力する。制御手段50は搬送モータ逆
転手段17により搬送モータ15を逆転72して紙幣を
挿入口1側へ返却する。この場合、識別センサ6を通過
したところで停止している紙幣を、まずその終端が終端
センサ7を通過33するまで搬送する。そして、この時
点で識別センサ6に紙幣があるかどうか確認74する。
終端センサ7と識別センサ6は識別しようとする最も短
い紙幣よりも短い距離に配置されているため、正常に紙
幣が挿入口1側に搬送されていれば、この時点で識別セ
ンサ6に紙幣があるはずである。識別センサ6に紙幣が
あれば、そのまま紙幣を挿入口1に向けて搬送し、紙幣
の終端が入口センサ4を通過した時点75で搬送モータ
15を停止76して、待機状態に戻る。
【0031】紙幣の終端が終端センサ7を通過した時点
73で、識別センサ6に紙幣がない場合には、紙幣が挿
入口1側に搬送されておらず、出口3側への取り込みが
発生したと考えられる。そのため、制御手段50は搬送
モータ15を停止77して、信号出力手段59を介して
異常信号及び近いと判定した種類を示す信号を出力78
する。
【0032】つぎに、測定手段12と該当する種類を判
定する手段54及び近い種類を判定する手段55の詳細
な動作を、図5と(表1)に基づいて説明する。図5は
記憶手段53内の基準値と測定値の配置図で、図6は近
い種類の判定の手順を示すフローチャートである。
【0033】
【表1】
【0034】仮に2種類の紙幣の基準値が(表1)のよ
うに記憶されているとすると、測定手段12は搬送量検
知手段18の出力が測定を行う搬送量のいずれかに一致
した時、識別センサ6の出力の測定を行い、記憶手段5
3に出力して搬送量に対応した測定値として記憶する。
【0035】該当する種類を判定する手段54は、判定
毎に測定値があらかじめ定められた範囲内(上限値以下
でかつ下限値以上)であるかどうか判定する。いずれか
の種類の全ての判定で範囲内であれば、その種類に該当
すると判定し、真券信号とその種類を示す信号を制御手
段50に出力する。どの種類にも該当しないと判定した
場合には、制御手段50と近い種類を判定する手段55
に偽券信号を出力する。
【0036】近い種類を判定する手段55は図5の手順
で、挿入された紙幣がどの種類に近いか判定を行う。ま
ず挿入された紙幣と種類1との近さの度合いを記憶する
SIをクリア80する。つぎに、搬送量P11における
測定値V11があらかじめ定めらた範囲内(上限値U1
1以下でかつ下限値L11以上)であるかどうか判定8
1する。範囲内であればS1にS11を加算82する、
同様に搬送量P12、P13における測定値V12、V
13の判定83、85を行い、範囲内であればそれぞれ
S12、S13をS1に加算84、86する。次に、種
類2との近さの度合いS2を種類1と同様の手順90〜
96で求める。
【0037】点数S11〜S13、S21〜S23は各
判定に対する重みづけを示し、その種類に特徴的な(例
えば別の種類の紙幣ではほとんど満足されないような)
判定には高い点数を設定している。
【0038】そして、種類1との近さの度合いS1を種
類1の下限得点S10と比較100する。S1がS10
以上であれば、さらに種類2との近さの度合いS2と種
類2の下限得点S20の比較101を行う。S2がS2
0未満であれば挿入された紙幣は種類1に近いと判定し
て、種類1を示す信号を制御手段50に出力102し、
判定を終了する。
【0039】S1がS10以上でかつS2がS20以上
であれば、種類1と種類2の両方に近いということにな
る。しかしこのような場合、誤判定の可能性が高いた
め、どちらにも近くないと判定し、どの種類にも近くな
いことを示す信号を出力103する。
【0040】S1がS10未満の場合には、続いてS2
とS20の比較104を行う。S2がS20以上であれ
ば、種類2に近いと判定して、種類2を示す信号を出力
105する。S2がS20未満であれば、どちらにも近
くないと判定し、どの種類にも近くないことを示す信号
を出力103する。
【0041】以上のように本実施例によれば、挿入され
た紙幣がどの種類に該当するかを判定する手段と、どの
種類に近いかを判定する手段を備えたことにより、取り
込み等の異常発生時、挿入された紙幣がいずれかの種類
に該当する場合にはその種類を示す信号を出力し、紙幣
の汚れ等によりどの種類にも該当しないと判定した場合
にはどの種類に近いかを示す信号を出力することができ
る。
【0042】また、例えば白紙のような偽造紙幣が挿入
された場合や、真券でも誤判定等により複数の種類に近
いと判定した場合、どの種類にも近くないと判定するこ
とにより、この機能の悪用や誤動作を防止できる。
【0043】なお、本実施例では判定毎にあらかじめ点
数を定め、満足する判定の点数の合計得点を、その金種
に対する近さの度合いとしている。しかし、満足する判
定の点数の合計得点(本実施例の種類1ではS1)の、
その種類の全ての判定の点数の合計得点(本実施例の種
類1ではS11+S12+S13)に対する割合を、近
さの度合いとしてもよい。
【0044】また、満足する判定の数や、満足する所定
の数の、その種類の全ての判定の数に対する割合を、近
さの度合いとすることもできる。
【0045】さらに、本実施例では種類毎に近いかどう
かの判定を行っているが、近さの度合いが最も高い種類
に近いと判定することも可能である。
【0046】その他、各判定毎に狭い範囲と広い範囲の
2通りの範囲をあらかじめ設けておき、ある種類の全て
の判定で測定値が狭い範囲内であればその種類に該当
し、全ての判定で測定値が広い範囲内であればその種類
に近いと判定する方法なども考えられる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、挿入された紙幣
がどの種類に該当するかを判定する手段と、どの種類に
近いかを判定する手段を備え、異常発生時、挿入された
紙幣がいずれかの種類に該当する場合にはその種類を示
す信号を出力し、どの種類にも該当しないと判定した場
合にはどの種類に近いかを示す信号を出力することがで
きる。そのため、挿入された紙幣の種類をめぐるトラブ
ルを防止可能な紙幣識別装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における紙幣識別装置のブロ
ック図
【図2】同、紙幣識別装置の断面図
【図3】同、紙幣識別装置を組み込んだシステムを示す
構成図
【図4】同、紙幣識別装置の動作を示すフローチャート
【図5】同、紙幣識別装置の近い種類の判定の手順を示
すフローチャート
【図6】従来の紙幣識別装置のブロック図
【図7】同、紙幣識別装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
6 識別センサ 12 測定手段 50 制御手段 53 記憶手段 54 該当する種類を判定する手段 55 近い種類を判定する手段 59 信号出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 7/00 G07F 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別センサと、この識別センサの出力を
    測定する測定手段と、この測定手段からの出力により紙
    幣がどの種類に該当するかを判定する手段と、前記測定
    手段からの出力により紙幣がどの種類に近いかを判定す
    る手段、及び紙幣がどの種類に該当するか、またはどの
    種類に近いかを示す信号を出力する信号出力手段を備
    、異常発生時、紙幣がいずれかの種類に該当すると判
    定した場合にはその種類を示す信号を出力し、どの種類
    にも該当しないと判定した場合にはどの種類に近いかを
    示す信号を出力することを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 【請求項2】 紙幣の近さの度合いが、どの種類に対し
    ても低い場合には、どの種類にも近くないことを示す信
    号を出力する請求項1記載の紙幣識別装置。
  3. 【請求項3】 紙幣が複数の種類に近い場合には、どの
    種類にも近くないことを示す信号を出力する請求項1記
    載の紙幣識別装置。
  4. 【請求項4】 紙幣の種類毎に複数の判定を行い、満足
    する判定の数をもとにして、どの種類に近いかを判定す
    る請求項1記載の紙幣識別装置。
  5. 【請求項5】 紙幣の種類毎に行う判定に対して、その
    判定の各々にあらかじめ点数を定めておき、満足する判
    定の点数の合計得点をもとにして、どの種類に近いかを
    判定する請求項1記載の紙幣識別装置。
  6. 【請求項6】 紙幣の種類毎に行う判定において、その
    種類に該当すると判定する範囲と、その種類に近いと判
    定する範囲を別々に設けた請求項1記載の紙幣識別装
    置。
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