JPH11139620A - 紙質判定装置 - Google Patents
紙質判定装置Info
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- JPH11139620A JPH11139620A JP32540197A JP32540197A JPH11139620A JP H11139620 A JPH11139620 A JP H11139620A JP 32540197 A JP32540197 A JP 32540197A JP 32540197 A JP32540197 A JP 32540197A JP H11139620 A JPH11139620 A JP H11139620A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、低コストの簡単な構成で紙葉類の
紙質を判定することのできる紙質判定装置の提供を目的
とする。 【解決手段】この発明は、紙葉類を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段で搬送される紙葉類の搬送時間を計測
する計測手段と、予め設定された紙質判定基準時間と、
上記計測手段で計測した紙葉類の搬送時間とを比較し
て、搬送所要時間で紙質判定を出力する紙質判定手段と
を備えた紙質判定装置であって、紙葉類の紙質により搬
送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離間を搬送
する所要搬送時間、または、紙葉類を検出するセンサを
通過する所要搬送時間の違いにより紙質を判定すること
を特徴とする。
紙質を判定することのできる紙質判定装置の提供を目的
とする。 【解決手段】この発明は、紙葉類を搬送する搬送手段
と、上記搬送手段で搬送される紙葉類の搬送時間を計測
する計測手段と、予め設定された紙質判定基準時間と、
上記計測手段で計測した紙葉類の搬送時間とを比較し
て、搬送所要時間で紙質判定を出力する紙質判定手段と
を備えた紙質判定装置であって、紙葉類の紙質により搬
送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離間を搬送
する所要搬送時間、または、紙葉類を検出するセンサを
通過する所要搬送時間の違いにより紙質を判定すること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、金融機
関で使用される紙幣のような紙葉類の硬さや柔らかさと
いったような紙質を判定する紙質判定装置に関する。
関で使用される紙幣のような紙葉類の硬さや柔らかさと
いったような紙質を判定する紙質判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙幣の紙質を判定する手段として
は、図1に示すような装置がある。すなわち、紙幣を繰
出し処理する繰出し装置であって、該繰出し装置10
は、繰出し側に付勢した紙幣11を送出すタッチローラ
12および繰出しローラ13と、繰出した紙幣11を1
枚出しに制御するゲートローラ14を備え、タッチロー
ラ12が紙幣11を半分程度送出すと、繰出しローラ1
3がこれを受け継いで繰出し、ゲートローラ14が1枚
出しの制御を行って紙幣11を次段に接続された搬送装
置15側に送出す。
は、図1に示すような装置がある。すなわち、紙幣を繰
出し処理する繰出し装置であって、該繰出し装置10
は、繰出し側に付勢した紙幣11を送出すタッチローラ
12および繰出しローラ13と、繰出した紙幣11を1
枚出しに制御するゲートローラ14を備え、タッチロー
ラ12が紙幣11を半分程度送出すと、繰出しローラ1
3がこれを受け継いで繰出し、ゲートローラ14が1枚
出しの制御を行って紙幣11を次段に接続された搬送装
置15側に送出す。
【0003】前述のゲートローラ14は支軸16で軸支
されたレバー17の上端に軸支され、繰出し方向には回
転せず、反繰出し方向のみ回転可能に軸支されている。
上述のレバー17はスプリング18によりゲートローラ
14が繰出しローラ13側に向かうように付勢され、調
節ネジ19によりゲートローラ14と繰出しローラ13
との間隔を所定の間隔になるように調整されている。
されたレバー17の上端に軸支され、繰出し方向には回
転せず、反繰出し方向のみ回転可能に軸支されている。
上述のレバー17はスプリング18によりゲートローラ
14が繰出しローラ13側に向かうように付勢され、調
節ネジ19によりゲートローラ14と繰出しローラ13
との間隔を所定の間隔になるように調整されている。
【0004】また、上述のレバー17には、紙幣11の
繰出し時に、該紙幣11の硬さや柔らかさの紙質に対応
して生じるレバー17の物理的変化を電気信号に変換し
て取出す歪みセンサ20が取付けられ、この歪みセンサ
20の信号に基づいて、紙幣11の紙質、例えば、硬さ
や柔らかさによる新札、流通頻度を判定する。
繰出し時に、該紙幣11の硬さや柔らかさの紙質に対応
して生じるレバー17の物理的変化を電気信号に変換し
て取出す歪みセンサ20が取付けられ、この歪みセンサ
20の信号に基づいて、紙幣11の紙質、例えば、硬さ
や柔らかさによる新札、流通頻度を判定する。
【0005】上述の判定では、歪みセンサ20の信号を
波形処理してその波形から特徴量を抽出するが、この処
理はソフト的に容易ではなく、また、歪みセンサの実装
コストも高くつく問題点を有する。
波形処理してその波形から特徴量を抽出するが、この処
理はソフト的に容易ではなく、また、歪みセンサの実装
コストも高くつく問題点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、低コスト
の簡単な構成で紙葉類の紙質を判定することのできる紙
質判定装置の提供を目的とする。
の簡単な構成で紙葉類の紙質を判定することのできる紙
質判定装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、紙葉類を搬送する搬送手段と、上記搬送手段
で搬送される紙葉類の搬送時間を計測する計測手段と、
予め設定された紙質判定基準時間と、上記計測手段で計
測した紙葉類の搬送時間とを比較して、搬送所要時間で
紙質判定を出力する紙質判定手段とを備えた紙質判定装
置であることを特徴とする。
の発明は、紙葉類を搬送する搬送手段と、上記搬送手段
で搬送される紙葉類の搬送時間を計測する計測手段と、
予め設定された紙質判定基準時間と、上記計測手段で計
測した紙葉類の搬送時間とを比較して、搬送所要時間で
紙質判定を出力する紙質判定手段とを備えた紙質判定装
置であることを特徴とする。
【0008】この発明の請求項2記載の発明は、前記請
求項1記載の発明の構成に併せて、前記紙質判定手段の
出力に基づいて紙葉類を振分ける振分け手段を備えた紙
質判定装置であることを特徴とする。
求項1記載の発明の構成に併せて、前記紙質判定手段の
出力に基づいて紙葉類を振分ける振分け手段を備えた紙
質判定装置であることを特徴とする。
【0009】この発明の請求項3記載の発明は、前記請
求項1または2記載の発明の構成に併せて、前記紙質判
定手段の紙質の判定を紙葉類の柔らかさまたは/および
硬さに設定し紙質判定装置であることを特徴とする。
求項1または2記載の発明の構成に併せて、前記紙質判
定手段の紙質の判定を紙葉類の柔らかさまたは/および
硬さに設定し紙質判定装置であることを特徴とする。
【0010】
【発明の作用・効果】この発明によれば、紙葉類の紙質
により搬送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離
間を搬送する所要搬送時間、または、紙葉類を検出する
センサを通過する所要搬送時間の違いにより紙質を判定
するので、その構成が搬送時間を計測する計測手段、お
よび計測した搬送時間を基準時間と比較して判定する判
定手段といった簡単な構成を採用することができ、従来
の歪みセンサを採用する手段と比較して低コストで構成
することができる。
により搬送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離
間を搬送する所要搬送時間、または、紙葉類を検出する
センサを通過する所要搬送時間の違いにより紙質を判定
するので、その構成が搬送時間を計測する計測手段、お
よび計測した搬送時間を基準時間と比較して判定する判
定手段といった簡単な構成を採用することができ、従来
の歪みセンサを採用する手段と比較して低コストで構成
することができる。
【0011】さらに、紙葉類繰出し装置のように紙葉類
を繰出し搬送する装置では、紙葉類の搬送状態を検知す
るために、紙葉類の搬送ライン上には紙葉類の通過を検
知する検知センサを複数個配設しており、また、繰出し
制御を行うためにCPUやメモリ等を備えるので、これ
らを利用して計測手段や紙質判定手段を構成すること
で、より低コストで構成することができる。
を繰出し搬送する装置では、紙葉類の搬送状態を検知す
るために、紙葉類の搬送ライン上には紙葉類の通過を検
知する検知センサを複数個配設しており、また、繰出し
制御を行うためにCPUやメモリ等を備えるので、これ
らを利用して計測手段や紙質判定手段を構成すること
で、より低コストで構成することができる。
【0012】さらに、紙質判定で判定した紙葉類を振分
けることで、この紙葉類をさらに運用する場合、運用不
可の紙葉類を運用から排除することができ、例えば、爾
後に使用される紙葉類処理装置での紙葉類搬送のジャム
を防止することができる。さらに、紙質の判定を紙葉類
の柔らかさや硬さに設定することにより、紙葉類の運用
時の搬送でジャムの恐れのある、例えば、運用頻度の高
い紙葉類を予め排除することができる。
けることで、この紙葉類をさらに運用する場合、運用不
可の紙葉類を運用から排除することができ、例えば、爾
後に使用される紙葉類処理装置での紙葉類搬送のジャム
を防止することができる。さらに、紙質の判定を紙葉類
の柔らかさや硬さに設定することにより、紙葉類の運用
時の搬送でジャムの恐れのある、例えば、運用頻度の高
い紙葉類を予め排除することができる。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面と共に説明す
る。図面は紙質判定装置を示し、図2は、その紙質判定
の原理を説明し、適宜の搬送用ベルトや搬送用ローラで
形成する搬送ライン30に所定の距離Lを隔てて紙葉類
31の通過を検出する光電センサで形成された光学セン
サa,bを配置し、この間に搬送される紙葉類31の搬
送時間を計測する。
る。図面は紙質判定装置を示し、図2は、その紙質判定
の原理を説明し、適宜の搬送用ベルトや搬送用ローラで
形成する搬送ライン30に所定の距離Lを隔てて紙葉類
31の通過を検出する光電センサで形成された光学セン
サa,bを配置し、この間に搬送される紙葉類31の搬
送時間を計測する。
【0014】この計測にあたって、予め未使用の紙葉
類、通常の使用頻度の紙葉類、使用頻度の高い紙葉類の
ように硬い紙質、通常の紙質、および柔らかい紙質の3
種類の紙質を持った紙葉類の基準搬送時間を計測してお
く。なお、これらの紙葉類は、その柔らかさや硬さによ
り搬送摩擦が異なるため、その搬送において、未使用の
紙葉類の搬送時間が短く(速く)、使用頻度が高くなる
にしたがってスリップ量が上がり搬送時間が長く(遅
く)なる。
類、通常の使用頻度の紙葉類、使用頻度の高い紙葉類の
ように硬い紙質、通常の紙質、および柔らかい紙質の3
種類の紙質を持った紙葉類の基準搬送時間を計測してお
く。なお、これらの紙葉類は、その柔らかさや硬さによ
り搬送摩擦が異なるため、その搬送において、未使用の
紙葉類の搬送時間が短く(速く)、使用頻度が高くなる
にしたがってスリップ量が上がり搬送時間が長く(遅
く)なる。
【0015】図3は、紙質判定装置の制御回路ブロック
図を示し、タイマ32は発振器33から連続的に発振さ
れるパルスを計数してその計数値を時間の代替えとして
出力し、紙葉類31を検知した光学センサaと光学セン
サbとの信号入力間のパルスを計数して、その計数値を
紙葉類31の搬送時間として出力する。
図を示し、タイマ32は発振器33から連続的に発振さ
れるパルスを計数してその計数値を時間の代替えとして
出力し、紙葉類31を検知した光学センサaと光学セン
サbとの信号入力間のパルスを計数して、その計数値を
紙葉類31の搬送時間として出力する。
【0016】比較回路34は上述の計数値と設定回路3
5に設定された判定基準時間としての基準値とを比較し
て、その判定結果を紙質判定として出力する。前述の設
定回路35の基準値は次ぎのようにして設定している。
すなわち、硬い紙質の紙葉類と判定する値αと、柔らか
い紙質の紙葉類と判定する値βであって、例えば、1m
の距離L(図2参照)間を搬送したとき、硬い紙質の紙
葉類の値αが250パルス、柔らか紙質の紙葉類の値β
が255パルスとしたとき、 α=250 β=255 が設定回路35に設定される。
5に設定された判定基準時間としての基準値とを比較し
て、その判定結果を紙質判定として出力する。前述の設
定回路35の基準値は次ぎのようにして設定している。
すなわち、硬い紙質の紙葉類と判定する値αと、柔らか
い紙質の紙葉類と判定する値βであって、例えば、1m
の距離L(図2参照)間を搬送したとき、硬い紙質の紙
葉類の値αが250パルス、柔らか紙質の紙葉類の値β
が255パルスとしたとき、 α=250 β=255 が設定回路35に設定される。
【0017】さらに、比較回路34では計測したパルス
nとの比較を行う。すなわち、 n≦α(250パルス) n≧β(255パル
ス) であって、硬い紙質の紙葉類か、柔らかい紙質の紙葉類
かを判定し、その結果、 α<n<β を通常の紙質の紙葉類として判定し、前述の例でいえ
ば、n=251〜254パルスの搬送紙葉類を通常の紙
質の紙葉類として判定する。したがって、比較回路34
からの判定出力は、硬い紙質の紙葉類、柔らかい紙質の
紙葉類、および通常の紙質の紙葉類の3つの判定が出力
される。
nとの比較を行う。すなわち、 n≦α(250パルス) n≧β(255パル
ス) であって、硬い紙質の紙葉類か、柔らかい紙質の紙葉類
かを判定し、その結果、 α<n<β を通常の紙質の紙葉類として判定し、前述の例でいえ
ば、n=251〜254パルスの搬送紙葉類を通常の紙
質の紙葉類として判定する。したがって、比較回路34
からの判定出力は、硬い紙質の紙葉類、柔らかい紙質の
紙葉類、および通常の紙質の紙葉類の3つの判定が出力
される。
【0018】図4は、上述の紙質判定装置を利用した入
出金装置を示し、入出金口40は入金紙幣の投入および
出金紙幣の放出を行い、内部には入金紙幣は内部に取込
み出金紙幣は該入出金口40に放出する機能を有した取
込み放出装置を内蔵している。
出金装置を示し、入出金口40は入金紙幣の投入および
出金紙幣の放出を行い、内部には入金紙幣は内部に取込
み出金紙幣は該入出金口40に放出する機能を有した取
込み放出装置を内蔵している。
【0019】上述の入出金口40には搬送ライン41が
接続しており、該搬送ライン41は鑑別部42、および
それぞれに設定した金種の紙幣Aを収納する各スタッカ
43,44,45,46に接続し、さらに、最後段のス
タッカ46から鑑別部42に回帰搬送されるように接続
している。
接続しており、該搬送ライン41は鑑別部42、および
それぞれに設定した金種の紙幣Aを収納する各スタッカ
43,44,45,46に接続し、さらに、最後段のス
タッカ46から鑑別部42に回帰搬送されるように接続
している。
【0020】前述の搬送ライン41は適宜の搬送ベルト
や搬送ローラなどで形成し、前述の鑑別部42は紙幣の
読取りパターンから真偽判別、金種判別を行い、スタッ
カ43は運用を除外した紙幣Aを収納する運用除外用で
あって、この実施例では、硬い紙幣(新札)と柔らかい
紙幣(使用頻度が高い紙幣)が搬送ジャムの発生率が高
いことから、これらを運用から除外するように設定して
いる。また、他のスタッカ44,45,46は千円札、
五千円札、万円札のように設定された金種別の紙幣Aを
収納する。
や搬送ローラなどで形成し、前述の鑑別部42は紙幣の
読取りパターンから真偽判別、金種判別を行い、スタッ
カ43は運用を除外した紙幣Aを収納する運用除外用で
あって、この実施例では、硬い紙幣(新札)と柔らかい
紙幣(使用頻度が高い紙幣)が搬送ジャムの発生率が高
いことから、これらを運用から除外するように設定して
いる。また、他のスタッカ44,45,46は千円札、
五千円札、万円札のように設定された金種別の紙幣Aを
収納する。
【0021】上述の各スタッカ43〜46の紙幣Aの入
出部分には紙幣Aの収納を振分けたり、また、紙幣の送
出しを許容するために適宜のソレノイドで駆動されて振
分け動作をするフラッパ47,48,49,50を備え
ている。
出部分には紙幣Aの収納を振分けたり、また、紙幣の送
出しを許容するために適宜のソレノイドで駆動されて振
分け動作をするフラッパ47,48,49,50を備え
ている。
【0022】前述の鑑別部42の前段と、運用除外よう
スタッカ43の前段の搬送ライン41には、所定の距離
L(例えば1mの距離)となるような位置に光学センサ
a,bを配設して、取込まれる紙幣Aの搬送時間を計測
するために紙幣Aの搬送を検出する。
スタッカ43の前段の搬送ライン41には、所定の距離
L(例えば1mの距離)となるような位置に光学センサ
a,bを配設して、取込まれる紙幣Aの搬送時間を計測
するために紙幣Aの搬送を検出する。
【0023】図5は、上述の入出金装置の制御回路ブロ
ック図を示し、CPU60はROM61に格納されたプ
ログラムに沿って各回路装置を駆動制御し、RAM62
は動作に必要なデータの他、紙幣Aの紙質を判定するた
めの判定基準時間としての基準値α,βを記憶してい
る。
ック図を示し、CPU60はROM61に格納されたプ
ログラムに沿って各回路装置を駆動制御し、RAM62
は動作に必要なデータの他、紙幣Aの紙質を判定するた
めの判定基準時間としての基準値α,βを記憶してい
る。
【0024】タイマ63は紙幣Aの搬送時間をパルスの
計数値に代替えして出力し、光学センサa,bは紙幣A
の検出信号を出力する。搬送駆動部64は搬送ライン4
1を入金処理時には取込み方向に、出金処理時には放出
方向に駆動制御する。
計数値に代替えして出力し、光学センサa,bは紙幣A
の検出信号を出力する。搬送駆動部64は搬送ライン4
1を入金処理時には取込み方向に、出金処理時には放出
方向に駆動制御する。
【0025】取込み放出装置65は入金紙幣Aの取込お
よび出金紙幣Aの放出を行い、鑑別部42は紙幣のパタ
ーンを読取って真偽判別、金種判別を行う。運用除外用
スタッカ43は運用を除外する紙幣の取込機能を有し、
他の各金種別スタッカ44〜46はそれぞれに設定され
た金種の入金紙幣Aの収納およひ出金紙幣の送出しの機
能を有し、さらに、各スタッカ43〜46に対応するフ
ラッパ47〜50は適宜のソレノイドに接続されてそれ
ぞれのスタッカの収納および送出しの処理に対応して駆
動制御される。
よび出金紙幣Aの放出を行い、鑑別部42は紙幣のパタ
ーンを読取って真偽判別、金種判別を行う。運用除外用
スタッカ43は運用を除外する紙幣の取込機能を有し、
他の各金種別スタッカ44〜46はそれぞれに設定され
た金種の入金紙幣Aの収納およひ出金紙幣の送出しの機
能を有し、さらに、各スタッカ43〜46に対応するフ
ラッパ47〜50は適宜のソレノイドに接続されてそれ
ぞれのスタッカの収納および送出しの処理に対応して駆
動制御される。
【0026】次に、CPU60により入金処理時の紙幣
Aの紙質判別処理動作を、図6のフローチャートを参照
して説明する。入出金口40に入金紙幣Aが投入される
と、搬送駆動部64が駆動されて搬送ライン61が取込
み方向に駆動され、さらに、取込み放出装置65が駆動
されて紙幣Aを内部に取込む。
Aの紙質判別処理動作を、図6のフローチャートを参照
して説明する。入出金口40に入金紙幣Aが投入される
と、搬送駆動部64が駆動されて搬送ライン61が取込
み方向に駆動され、さらに、取込み放出装置65が駆動
されて紙幣Aを内部に取込む。
【0027】光学センサaがこれを検知すると(ステッ
プn1)、タイマ63が計時を開始し(ステップn
2)、紙幣Aが鑑別部42を通過すると、該鑑別部42
が該紙幣Aを鑑別して、真偽判別、金種判別を行い(ス
テップn3)、光学センサbが紙幣Aを検知すると(ス
テップn4)、タイマ63は計時動作を停止し、紙幣A
の搬送時間の代替えとしてパルス数の計数値が読出され
る(ステップn5)。
プn1)、タイマ63が計時を開始し(ステップn
2)、紙幣Aが鑑別部42を通過すると、該鑑別部42
が該紙幣Aを鑑別して、真偽判別、金種判別を行い(ス
テップn3)、光学センサbが紙幣Aを検知すると(ス
テップn4)、タイマ63は計時動作を停止し、紙幣A
の搬送時間の代替えとしてパルス数の計数値が読出され
る(ステップn5)。
【0028】次いで、紙幣Aの搬送時間を示すパルス計
数値から紙幣Aの紙質が、硬い紙質か、柔らかい紙質か
を判定し、すなわち、 n≦α (ステップn6) n≧β (ステップn7) を判定し、それぞれがNOの判定であるときは、通常の
紙質の紙幣A、すなわち α<n<β (ステップn8) を判定し、金種に対応する金種別スタッカ44〜46に
フラッパ48〜50を介して収納され(ステップn
9)、処理はリターンされる。
数値から紙幣Aの紙質が、硬い紙質か、柔らかい紙質か
を判定し、すなわち、 n≦α (ステップn6) n≧β (ステップn7) を判定し、それぞれがNOの判定であるときは、通常の
紙質の紙幣A、すなわち α<n<β (ステップn8) を判定し、金種に対応する金種別スタッカ44〜46に
フラッパ48〜50を介して収納され(ステップn
9)、処理はリターンされる。
【0029】前述のステップn6で、n≦αの判定がY
ESであるときは、搬送時間が速く硬い紙幣A、即ち、
新札であることを示し、また、前述のステップn7で、
n≧βの判定がYESであるときは、搬送時間が遅く柔
らかい紙幣A、即ち、流通頻度が高い紙幣Aであること
を示し、これらの紙幣Aは爾後の処理でジャムの発生率
が高いので、運用除外用スタッカ43にフラッパ47を
介して収納し(ステップn10)、処理はリターンされ
る。なお、上述の実施例で新札(硬い紙質の紙幣A)を
運用する時は、判定基準値の設定から基準値αを外すこ
とで、新札を運用紙幣に入れることができる。
ESであるときは、搬送時間が速く硬い紙幣A、即ち、
新札であることを示し、また、前述のステップn7で、
n≧βの判定がYESであるときは、搬送時間が遅く柔
らかい紙幣A、即ち、流通頻度が高い紙幣Aであること
を示し、これらの紙幣Aは爾後の処理でジャムの発生率
が高いので、運用除外用スタッカ43にフラッパ47を
介して収納し(ステップn10)、処理はリターンされ
る。なお、上述の実施例で新札(硬い紙質の紙幣A)を
運用する時は、判定基準値の設定から基準値αを外すこ
とで、新札を運用紙幣に入れることができる。
【0030】上述の実施例によれば、紙幣Aの紙質によ
り搬送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離間を
搬送する所要搬送時間の違いにより紙質を判定するの
で、その構成が搬送時間を計測する光学センサa,b、
タイマ63、および計測した搬送時間を基準時間と比較
して判定するCPU60の判定処理といった簡単な構成
を採用することができ、従来の歪みセンサ(図1参照)
を採用する手段と比較して低コストで構成することがで
きる。
り搬送時の摩擦が異なることを利用して、所定距離間を
搬送する所要搬送時間の違いにより紙質を判定するの
で、その構成が搬送時間を計測する光学センサa,b、
タイマ63、および計測した搬送時間を基準時間と比較
して判定するCPU60の判定処理といった簡単な構成
を採用することができ、従来の歪みセンサ(図1参照)
を採用する手段と比較して低コストで構成することがで
きる。
【0031】さらに、前述例の図4で示す入出金装置で
は、図示では省略しているが、搬送ライン41上には、
紙幣Aのジャムを検出するために紙幣Aの通過を検知す
るために複数の光学センサを配設しており、また、入出
金紙幣の取込や放出処理を実行するためのCPUやメモ
リ等を備えるので、これらを利用して紙質判定装置を構
成することで、より低コストで構成することができる。
は、図示では省略しているが、搬送ライン41上には、
紙幣Aのジャムを検出するために紙幣Aの通過を検知す
るために複数の光学センサを配設しており、また、入出
金紙幣の取込や放出処理を実行するためのCPUやメモ
リ等を備えるので、これらを利用して紙質判定装置を構
成することで、より低コストで構成することができる。
【0032】さらに、紙質判定で判定した硬い紙質の紙
幣や柔らかい紙質の紙幣を運用除外用スタッカ43に回
収して、運用から除外することで、これらの紙幣が出金
紙幣として繰出される時のジャムの発生を予め防止する
ことができる。なお、上述の実施例において、紙幣Aの
搬送時間を所定の距離L間の搬送で計測したが、他の手
段としては、光学センタaまたはbの通過時間を計測し
て搬送時間とすることもできる。
幣や柔らかい紙質の紙幣を運用除外用スタッカ43に回
収して、運用から除外することで、これらの紙幣が出金
紙幣として繰出される時のジャムの発生を予め防止する
ことができる。なお、上述の実施例において、紙幣Aの
搬送時間を所定の距離L間の搬送で計測したが、他の手
段としては、光学センタaまたはbの通過時間を計測し
て搬送時間とすることもできる。
【0033】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の紙葉類は、実施例の紙幣Aに対応
し、以下同様に、搬送手段は、搬送ライン30,41に
対応し、計測手段は、光学センサa,b、タイマ32,
63に対応し、紙質判定手段は、比較回路34、設定回
路35、CPU60、メモリ62に対応し、振分け手段
は、フラッパ47〜50に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載した技術的思想に沿って応用することがで
きる。
において、この発明の紙葉類は、実施例の紙幣Aに対応
し、以下同様に、搬送手段は、搬送ライン30,41に
対応し、計測手段は、光学センサa,b、タイマ32,
63に対応し、紙質判定手段は、比較回路34、設定回
路35、CPU60、メモリ62に対応し、振分け手段
は、フラッパ47〜50に対応するも、この発明は、上
述の実施例の構成に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載した技術的思想に沿って応用することがで
きる。
【図1】 従来の紙質判定手段を備えた繰出し装置の概
略構成図。
略構成図。
【図2】 紙質判定の原理を説明するための説明図。
【図3】 紙質判定装置の制御回路ブロック図。
【図4】 紙質判定装置を利用した入出金装置の構成ブ
ロック図。
ロック図。
【図5】 入出金装置の制御回路ブロック図。
【図6】 紙質判定の動作フローチャート。
30,41…搬送ライン 32,63…タイマ 34…比較回路 35…設定回路 47〜50…フラッパ 60…CPU 62…RAM
Claims (3)
- 【請求項1】紙葉類を搬送する搬送手段と、上記搬送手
段で搬送される紙葉類の搬送時間を計測する計測手段
と、予め設定された紙質判定基準時間と、上記計測手段
で計測した紙葉類の搬送時間とを比較して、搬送所要時
間で紙質判定を出力する紙質判定手段とを備えた紙質判
定装置。 - 【請求項2】前記紙質判定手段の出力に基づいて紙葉類
を振分ける振分け手段を備えた請求項1記載の紙質判定
装置。 - 【請求項3】前記紙質判定手段の紙質の判定を紙葉類の
柔らかさまたは/および硬さに設定した請求項1または
2記載の紙質判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32540197A JPH11139620A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 紙質判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32540197A JPH11139620A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 紙質判定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11139620A true JPH11139620A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18176441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32540197A Pending JPH11139620A (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 紙質判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11139620A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6730911B2 (en) | 2001-02-15 | 2004-05-04 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for paper material discrimination with two near-infrared lights |
US7167247B2 (en) | 2002-04-22 | 2007-01-23 | Hitachi, Ltd. | Paper quality discriminating machine |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP32540197A patent/JPH11139620A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6730911B2 (en) | 2001-02-15 | 2004-05-04 | Hitachi, Ltd. | Method and apparatus for paper material discrimination with two near-infrared lights |
US7167247B2 (en) | 2002-04-22 | 2007-01-23 | Hitachi, Ltd. | Paper quality discriminating machine |
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