JPH0628541A - 紙葉類取扱装置の厚み検知方法 - Google Patents
紙葉類取扱装置の厚み検知方法Info
- Publication number
- JPH0628541A JPH0628541A JP4107333A JP10733392A JPH0628541A JP H0628541 A JPH0628541 A JP H0628541A JP 4107333 A JP4107333 A JP 4107333A JP 10733392 A JP10733392 A JP 10733392A JP H0628541 A JPH0628541 A JP H0628541A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 紙葉類取扱装置に使用される厚み検知機構の
異常を検出することにより、厚み検知機構に、紙葉類が
２枚以上搬送されたにも拘らず、１枚と誤判断すること
を防止する。 【構成】 紙葉類取扱装置において、厚み検知機構に紙
葉類が搬送された時、厚み検知機構の判定結果が１枚の
場合と２枚以上の場合とで異なる信号を制御部へ送信す
る。制御部は、厚み検知機構に紙葉類が搬送されたにも
拘らず、厚み検知機構から何の信号も受けない場合（１
０１，１０２）、故障が発生したものと判断する（１０
３）。
異常を検出することにより、厚み検知機構に、紙葉類が
２枚以上搬送されたにも拘らず、１枚と誤判断すること
を防止する。 【構成】 紙葉類取扱装置において、厚み検知機構に紙
葉類が搬送された時、厚み検知機構の判定結果が１枚の
場合と２枚以上の場合とで異なる信号を制御部へ送信す
る。制御部は、厚み検知機構に紙葉類が搬送されたにも
拘らず、厚み検知機構から何の信号も受けない場合（１
０１，１０２）、故障が発生したものと判断する（１０
３）。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、紙葉類取扱装置の厚み
検知方法に関し、特に厚み検知機構の故障を検知するこ
とにより、紙葉類の鑑別・計数の精度を向上させる紙葉
類取扱装置の厚み検知方法に関する。
検知方法に関し、特に厚み検知機構の故障を検知するこ
とにより、紙葉類の鑑別・計数の精度を向上させる紙葉
類取扱装置の厚み検知方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の紙葉類取扱装置における厚み検知
方法装置では、例えば、特開平１−２０４１９８号公報
に記載されているように、紙葉類が１枚または２枚以上
搬送されているか否かを検知していた。すなわち、紙葉
類が１枚搬送されている時は、何れの信号も出力せず、
２枚以上搬送されている場合のみ、特別な信号を出力す
ることにより、２枚以上搬送されているか否かを検知し
ていた。
方法装置では、例えば、特開平１−２０４１９８号公報
に記載されているように、紙葉類が１枚または２枚以上
搬送されているか否かを検知していた。すなわち、紙葉
類が１枚搬送されている時は、何れの信号も出力せず、
２枚以上搬送されている場合のみ、特別な信号を出力す
ることにより、２枚以上搬送されているか否かを検知し
ていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、厚
み検知機構が故障し、信号出力が無くなった場合、紙葉
類が２枚以上搬送されているにも拘らず、誤って１枚と
判断するという故障検出不能の問題があった。本発明の
目的は、このような問題点を改善し、紙葉類が厚み検知
機構を通過した時に、厚み検知機構の故障を検知するこ
とが可能な紙葉類取扱装置の厚み検知方法を提供するこ
とにある。
み検知機構が故障し、信号出力が無くなった場合、紙葉
類が２枚以上搬送されているにも拘らず、誤って１枚と
判断するという故障検出不能の問題があった。本発明の
目的は、このような問題点を改善し、紙葉類が厚み検知
機構を通過した時に、厚み検知機構の故障を検知するこ
とが可能な紙葉類取扱装置の厚み検知方法を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の紙葉類取扱装置の厚み検知方法は、紙葉類
（紙幣）を１枚ずつ繰り出す手段（分離機構）と、繰り
出された紙幣が１枚か２枚以上かを判定する厚み検知手
段（厚み検知機構）と、紙幣を集積する手段（スタッ
カ、金庫等）と、紙幣を搬送する手段（搬送ベルト、プ
ーリ等）と、装置全体を制御する手段（制御部）とを備
えた紙幣取扱装置において、厚み検知機構には、搬送さ
れてきた紙葉類が１枚の場合と２枚以上の場合とで異な
る信号を出力する手段（カムＡＳＳＹ、２枚検知ロー
ラ、センサ等）を備え、制御部は、紙幣が厚み検知機構
を通過する際に出力される信号を識別して、スタッカ、
金庫等への搬送を指示し、信号出力のない場合は厚み検
知機構が故障したと判断することに特徴がある。
め、本発明の紙葉類取扱装置の厚み検知方法は、紙葉類
（紙幣）を１枚ずつ繰り出す手段（分離機構）と、繰り
出された紙幣が１枚か２枚以上かを判定する厚み検知手
段（厚み検知機構）と、紙幣を集積する手段（スタッ
カ、金庫等）と、紙幣を搬送する手段（搬送ベルト、プ
ーリ等）と、装置全体を制御する手段（制御部）とを備
えた紙幣取扱装置において、厚み検知機構には、搬送さ
れてきた紙葉類が１枚の場合と２枚以上の場合とで異な
る信号を出力する手段（カムＡＳＳＹ、２枚検知ロー
ラ、センサ等）を備え、制御部は、紙幣が厚み検知機構
を通過する際に出力される信号を識別して、スタッカ、
金庫等への搬送を指示し、信号出力のない場合は厚み検
知機構が故障したと判断することに特徴がある。
【０００５】
【作用】本発明においては、紙葉類取扱装置で紙幣等の
紙葉類を搬送する時、繰り出された紙幣を、繰り出され
た単位で厚み検知機構に通す。厚み検知機構は、通過し
た紙幣が１枚か２枚以上かの判定を行い、１枚の場合と
２枚以上の場合とでそれぞれ異なる信号を制御部へ送信
する。制御部は、紙幣が搬送されたにも拘らず、厚み検
知機構より何の信号も受けなかった場合、厚み検知機構
の故障と判断する。これにより、紙幣の厚み検知時に厚
み検知機構の異常を検出することができるため、紙幣が
２枚以上搬送されているにも拘らず、誤って１枚と判断
することはない。
紙葉類を搬送する時、繰り出された紙幣を、繰り出され
た単位で厚み検知機構に通す。厚み検知機構は、通過し
た紙幣が１枚か２枚以上かの判定を行い、１枚の場合と
２枚以上の場合とでそれぞれ異なる信号を制御部へ送信
する。制御部は、紙幣が搬送されたにも拘らず、厚み検
知機構より何の信号も受けなかった場合、厚み検知機構
の故障と判断する。これにより、紙幣の厚み検知時に厚
み検知機構の異常を検出することができるため、紙幣が
２枚以上搬送されているにも拘らず、誤って１枚と判断
することはない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図２は、本発明の一実施例における紙幣取扱装置の
構成図である。図２において、１は入金口、２は金庫、
３はスタッカＡ、４はスタッカＢ、５はスタッカＣ、６
は出金口、７は鑑別部、８は厚み検知機構、９は制御
部、１８は紙幣である。本実施例の入金系処理では、入
金口１の紙幣１８が分離機構により一枚ずつ分離されて
繰り出され、厚み検知機構８と鑑別部７を通過する。こ
の際、厚み検知機構８および鑑別部７の判定結果によっ
て、紙幣は出金口６、金庫２、スタッカＡ３、スタッカ
Ｂ４、およびスタッカＣ５の何れかへスタックされる。
る。図２は、本発明の一実施例における紙幣取扱装置の
構成図である。図２において、１は入金口、２は金庫、
３はスタッカＡ、４はスタッカＢ、５はスタッカＣ、６
は出金口、７は鑑別部、８は厚み検知機構、９は制御
部、１８は紙幣である。本実施例の入金系処理では、入
金口１の紙幣１８が分離機構により一枚ずつ分離されて
繰り出され、厚み検知機構８と鑑別部７を通過する。こ
の際、厚み検知機構８および鑑別部７の判定結果によっ
て、紙幣は出金口６、金庫２、スタッカＡ３、スタッカ
Ｂ４、およびスタッカＣ５の何れかへスタックされる。
【０００７】ここで、厚み検知機構８の詳細な構成およ
び動作について述べる。図１は、本発明の一実施例にお
ける厚み検知方法を示すフローチャート、図３は本発明
の一実施例における厚み検知機構の構成図である。図３
において、９は厚み検知機構８の動作を制御する制御
部、１０は２枚検知ローラ、１１はカムＡＳＳＹ、１２
はセンサ、１３はバネ、１４はセンサ取付けＢＫ、１５
は紙幣１８を挟持・搬送するための搬送ベルト、１６は
プーリ、１７は信号線、１９はカムＡＳＳＹ１１の先端
部に穿たれた先端穴、２０はカムプレートＡ部、２１は
カムＡＳＳＹ１１に穿たれたカムプレート穴、２２はカ
ムプレートＢ部である。本実施例では、紙幣１８は、プ
ーリ１６に掛けられた搬送ベルト１５の間を通り、２枚
検知ローラ１０とカムＡＳＳＹ１１の隙間を通る際、カ
ムＡＳＳＹ１１を押してセンサ１２を遮光する。このと
きのカムＡＳＳＹ１１の動作量（＝センサの遮光量）
は、紙幣１８の通過枚数によって変わり、カムＡＳＳＹ
１１の動作とセンサ１２の出力する信号との関係は、次
表に示す通りである。
び動作について述べる。図１は、本発明の一実施例にお
ける厚み検知方法を示すフローチャート、図３は本発明
の一実施例における厚み検知機構の構成図である。図３
において、９は厚み検知機構８の動作を制御する制御
部、１０は２枚検知ローラ、１１はカムＡＳＳＹ、１２
はセンサ、１３はバネ、１４はセンサ取付けＢＫ、１５
は紙幣１８を挟持・搬送するための搬送ベルト、１６は
プーリ、１７は信号線、１９はカムＡＳＳＹ１１の先端
部に穿たれた先端穴、２０はカムプレートＡ部、２１は
カムＡＳＳＹ１１に穿たれたカムプレート穴、２２はカ
ムプレートＢ部である。本実施例では、紙幣１８は、プ
ーリ１６に掛けられた搬送ベルト１５の間を通り、２枚
検知ローラ１０とカムＡＳＳＹ１１の隙間を通る際、カ
ムＡＳＳＹ１１を押してセンサ１２を遮光する。このと
きのカムＡＳＳＹ１１の動作量（＝センサの遮光量）
は、紙幣１８の通過枚数によって変わり、カムＡＳＳＹ
１１の動作とセンサ１２の出力する信号との関係は、次
表に示す通りである。
【表１】 こうして、センサ１２の出力信号が制御部９へ送信され
ると、制御部９は、その信号に従って厚み検知機構８の
故障判定および紙幣１８のスタック先の決定を行う。
ると、制御部９は、その信号に従って厚み検知機構８の
故障判定および紙幣１８のスタック先の決定を行う。
【０００８】すなわち、図１に示すように、紙幣１８が
厚み検知機構８を通過したことをセンサ（図２、図３に
は示さず）が検知すると（１０１）、センサ１２からの
信号をチェックする（１０２）。その結果、センサ１２
より信号を受信しなかった場合には、厚み検知機構８の
故障と判断して（１０３）、その旨を表示したり、装置
を停止させる等の処理を行う。また、センサ１２からの
信号を受信すると、その信号が紙幣１枚の通過を示すか
（信号レベルがＨからＬへと切り替わるか）、２枚以上
の通過を示すか（信号レベルがＨ→Ｌ→Ｈ→Ｌというよ
うに切り替わるか）をチェックする（１０４）。そし
て、通過紙幣が１枚の場合、鑑別部７からの情報（金
種、破損の有無等）により、出金口６、金庫２、スタッ
カ３〜５への搬送を指示する（１０５）。また、通過紙
幣が２枚以上の場合には、出金口６への搬送を指示する
（１０６）。
厚み検知機構８を通過したことをセンサ（図２、図３に
は示さず）が検知すると（１０１）、センサ１２からの
信号をチェックする（１０２）。その結果、センサ１２
より信号を受信しなかった場合には、厚み検知機構８の
故障と判断して（１０３）、その旨を表示したり、装置
を停止させる等の処理を行う。また、センサ１２からの
信号を受信すると、その信号が紙幣１枚の通過を示すか
（信号レベルがＨからＬへと切り替わるか）、２枚以上
の通過を示すか（信号レベルがＨ→Ｌ→Ｈ→Ｌというよ
うに切り替わるか）をチェックする（１０４）。そし
て、通過紙幣が１枚の場合、鑑別部７からの情報（金
種、破損の有無等）により、出金口６、金庫２、スタッ
カ３〜５への搬送を指示する（１０５）。また、通過紙
幣が２枚以上の場合には、出金口６への搬送を指示する
（１０６）。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類が２枚以上搬送
されているにも拘らず、誤って１枚と判断することを防
止できる。従って、紙葉類の鑑別・計数の精度を向上さ
せることができる。
されているにも拘らず、誤って１枚と判断することを防
止できる。従って、紙葉類の鑑別・計数の精度を向上さ
せることができる。
【００１０】
【図１】本発明の一実施例における厚み検知方法を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図２】本発明の一実施例における紙幣取扱装置の構成
図である。
図である。
【図３】本発明の一実施例における厚み検知機構の構成
図である。
図である。
１ 入金口 ２ 金庫 ３ スタッカＡ ４ スタッカＢ ５ スタッカＣ ６ 出金口 ７ 鑑別部 ８ 厚み検知機構 ９ 制御部 １０ ２枚検知ローラ １１ カムＡＳＳＹ １２ センサ １３ バネ １４ センサ取付けＢＫ １５ 搬送ベルト １６ プーリ １７ 信号線 １８ 紙幣 １９ 先端穴 ２０ カムプレートＡ部 ２１ カムプレート穴 ２２ カムプレートＢ部
Claims (1)
- 【請求項１】 紙葉類を１枚ずつ繰り出す手段と、繰り
出された紙葉類が１枚か２枚以上かを判定する厚み検知
手段と、紙葉類を集積する手段と、紙葉類を搬送する手
段と、装置全体を制御する手段とを備えた紙葉類取扱装
置の厚み検知方法において、上記厚み検知手段には、搬
送されてきた紙葉類が１枚の場合と２枚以上の場合とで
異なる信号を出力する手段を備え、上記制御手段は、紙
葉類が該厚み検知手段を通過する際、該厚み検知手段か
ら出力される信号を識別して、上記集積手段への搬送を
指示し、信号出力のない場合は該厚み検知手段の故障と
判断することを特徴とする紙葉類取扱装置の厚み検知方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107333A JPH0628541A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 紙葉類取扱装置の厚み検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4107333A JPH0628541A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 紙葉類取扱装置の厚み検知方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0628541A true JPH0628541A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=14456397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4107333A Pending JPH0628541A (ja) | 1992-04-27 | 1992-04-27 | 紙葉類取扱装置の厚み検知方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0628541A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030025187A (ko) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | 오므론 가부시키가이샤 | 지엽류 계수장치 및 거래 처리장치 |
| KR100421717B1 (ko) * | 2000-03-16 | 2004-03-10 | 오므론 가부시키가이샤 | 지엽류 계수장치 및 그 방법과 거래 처리장치 |
-
1992
- 1992-04-27 JP JP4107333A patent/JPH0628541A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100421717B1 (ko) * | 2000-03-16 | 2004-03-10 | 오므론 가부시키가이샤 | 지엽류 계수장치 및 그 방법과 거래 처리장치 |
| KR20030025187A (ko) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | 오므론 가부시키가이샤 | 지엽류 계수장치 및 거래 처리장치 |
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