JP2540969B2 - 紙幣帯封装置の紙幣送り制御方式 - Google Patents

紙幣帯封装置の紙幣送り制御方式

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JP2540969B2 JP2049241A JP4924190A JP2540969B2 JP 2540969 B2 JP2540969 B2 JP 2540969B2 JP 2049241 A JP2049241 A JP 2049241A JP 4924190 A JP4924190 A JP 4924190A JP 2540969 B2 JP2540969 B2 JP 2540969B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、紙幣を例えば100枚ずつ束ねて帯封結束す
る紙幣帯封装置において、この帯封すべき紙幣の送りを
制御するための方式に関するものである。
[従来の技術] 紙幣を例えば、所定枚数毎に束ねて帯封するために紙
幣帯封装置が用いられる(なお、以下においては、説明
を簡単にするために帯封結束すべき紙幣の枚数を100枚
とするが、この帯封紙幣の枚数は任意に設定することが
できる)。この紙幣帯封装置は、紙幣を積み重ねた状態
にして投入されるホッパと、該ホッパから紙幣を1枚ず
つ分離して送り出す分離送り込み手段と、該分離送り込
み手段から送り出された紙幣を搬送する搬送経路と、所
定枚数の紙幣を帯封結束する帯封スタッカとから構成さ
れている。そして、この搬送経路には上流側から順に紙
幣の通過を検出する紙幣通過検出機構と、このようにし
て搬送される紙幣が所定の種別のものであるか否かを判
別するための鑑別手段と、この鑑別結果に基づいて帯封
すべき紙幣を帯封スタッカに、またこれ以外の紙幣を別
の経路に送り込むように紙幣の行先を決定する行先決定
機構とが配設されている。
従って、ホッパに多数の紙幣を投入し、このようにし
て投入した紙幣を順次分離送り込み手段によって1枚ず
つ分離して搬送経路に送り込み、該搬送経路に沿って搬
送される間に、鑑別手段によってその金種等の鑑別が行
われて、行先決定機構により正規の紙幣は帯封スタッカ
に送り込まれ、この帯封スタッカに100枚の紙幣がスタ
ックされると、帯封テープをもって帯封結束される。
ここで、ホッパに投入される紙幣はすべて同じ金種の
ものであれば、紙幣通過検出手段によって分離送り込み
手段による紙幣の送り数が100枚になったときにその送
り出しを一旦停止させ、帯封スタッカにおいて帯封結束
が終了して次の紙幣の送り込みが可能となったときに、
次回の紙幣送り込みを行わせればよい。しかしながら、
帯封すべき金種の紙幣だけでなく、それとは異種類の紙
幣が混在している場合には、分離送り込み手段の作動を
一定枚数送り出す毎に停止させるようにしたのでは、帯
封スタッカにスタックされる紙幣に不足が生じることが
ある。
このために、従来は、分離送り込み手段を連続的に作
動させておき、帯封スタッカに所定枚数の紙幣がスタッ
クされたときには、帯封すべき種類の紙幣が搬送されて
も、この紙幣を排除用のスタッカに送り込むようにな
し、帯封スタッカにおける紙幣の帯封が終了した後に、
次回の紙幣の帯封スタッカへのスタックを再開するよう
にしていた。
[発明が解決しようとする課題] 前述した従来技術の方式のように、帯封すべき正規の
紙幣であるにも拘らず、帯封スタッカにおいて帯封結束
作業が行われている間は、排除スタッカに送り込むよう
にすると、この排除スタッカに排出される紙幣の数が著
しく多くなり、この紙幣は再度ホッパに投入し直さなけ
ればならないために、その作業が煩わしく、効率が悪い
という欠点がある。
本発明は叙上の点に鑑みてなされたものであって、帯
封すべき正規の紙幣が排除スタッカに排出されるのを実
質的に防止することができるようにすることを目的とす
るものである。
[課題を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本発明は、紙幣が投
入されるホッパと、該ホッパから紙幣を1枚ずつ分離し
て搬送経路に送り出す分離送り込み手段と、前記ホッパ
の紙幣搬出口の近傍に設けた紙幣通過検出手段と、前記
搬送経路の途中位置に設けた紙幣の種類を判別する鑑別
手段と、該鑑別手段からの信号に基づいて、帯封スタッ
カかこれ以外の他スタッカに送り込むかを決定する行先
決定機構とを有し、前記ホッパから送り出された紙幣が
前記行先決定機構を通過して帯封スタッカに送り込まれ
た紙幣の枚数と、前記ホッパから出て行先決定機構に至
らない紙幣の枚数との合計数が帯封すべき数になったと
きに、前記ホッパからの紙幣の送り出しを一時停止さ
せ、未着紙幣が行先決定機構において他スタッカに送り
込まれるべく判定されたときに、その数だけ前記ホッパ
から紙幣を送り出すようにしたことをその特徴とするも
のである。
[作用] このような方式を採用することによって、ホッパに投
入された紙幣が分離送り込み手段によって順次1枚ずつ
搬送経路に送り込まれ、紙幣通過検出手段によって紙幣
の通過を検出して通過枚数を計数する。このようにして
紙幣通過検出手段を通過した紙幣は鑑別手段においてそ
の金種等の判別が行われ、行先決定機構を介することに
よって、その行先が帯封スタッカか他スタッカかの決定
がなされる。そこで、帯封すべき金種の紙幣以外の紙幣
や損券,汚れ券等のように他スタッカに送り込まれるべ
く決定がなされると、その分を通過枚数から差し引く。
このようにして、紙幣通過検出手段の通過枚数が100
枚になったとき、即ち行先決定機構を介して帯封スタッ
カに送り込まれた紙幣の枚数と、分離送り込み手段から
紙幣通過検出手段を通過したが、行先決定機構には未到
着の紙幣の数との合計数が100枚となったときに、分離
送り込み手段の作動を、前述した未到着紙幣が行先決定
機構を通過するまで一時停止させる。
そこで、この未到着紙幣が行先決定機構によってすべ
て帯封すべき紙幣であるとされたときには、これらを帯
封スタッカに送り込んで、帯封結束を行い、この帯封結
束が終了すると、次回の帯封を行うために紙幣の送り込
みを再開する。
然るに、前述した未到着紙幣のうちの1枚乃至数枚が
帯封スタッカ以外のスタッカに送り込まれるものと決定
された場合には、分離送り込み手段の作動を再開させ
て、その不足数だけ紙幣を送り込み、この追加送り込み
紙幣の判別を行ってその行先を決定する。そして、帯封
スタッカに所定枚数の紙幣がスタックするまでこの操作
を繰り返して、所定枚数のスタックが行われたときに、
その帯封結束を行う。
紙幣帯封装置をこのように制御することによって、帯
封すべき紙幣がやむを得ず帯封スタッカ以外のスタッカ
に送り込まれるという不都合を防止することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図に紙幣帯封装置の概略構成を示す。
図中において、1はホッパ、2は搬送コンベアを示
し、ホッパ1の下部には紙幣Bを1枚ずつ分離して紙幣
搬出口1aから搬送コンベア2に送り出すための繰り出し
ローダ3aを有する分離送り込み手段3が設けられてい
る。また、搬送コンベア2におけるホッパ1の紙幣搬出
口1aの近傍位置には透過センサ(または反射センサ)か
らなる紙幣通過検出手段4が装着されている。この紙幣
通過検出手段4は紙幣Bが2枚以上重複して搬送されて
いるか否かの検出を行う機構を併せ有するようにしても
よい。
また、この紙幣通過検出手段4の下流側の位置には、
紙幣Bの鑑別手段5が設置されており、該鑑別手段5に
より当該位置を通過する紙幣Bの金種の判別が行われ、
またこれ以外にもその真偽,損傷や汚れの有無,搬送状
態等の鑑別が行われる。
さらに、この鑑別手段5の下流側には行先決定機構6
が設けられており、この行先決定機構6の下流側には排
除スタッカ7,第1の異種券スタッカ8,第2の異種券スタ
ッカ9及び帯封スタッカ10が設置されている。行先決定
機構6は、紙幣Bの通過を検出する行先判定タイミング
センサ6aと、3つの方向切換手段6b,6c,6dを有し、鑑別
手段5からの信号に基づいて、紙幣Bをいずれのスタッ
カに送り込むかの決定を行って、この決定によって紙幣
Bは排除スタッカ7,第1の異種券スタッカ8,第2の異種
券スタッカ9,帯封スタッカ10のいずれかに送り込まれる
ことになる。方向切換手段6bは紙幣Bを搬送コンベア2
から排除スタッカ7に移行させるためのものであり、ま
た方向切換手段6cは搬送コンベア2から第1の異種券ス
タッカ8に移行させるためのもので、さらに方向切換手
段6dは第2の異種券スタッカ9に紙幣Bを移行させるた
めのものである。さらに、方向切換手段6dの下流側位置
に帯封スタッカ10が設けられている。この帯封スタッカ
10は紙幣Bをスタックさせて、帯封テープで帯封結束す
ることができるように構成されている。
次に、紙幣帯封装置の動作制御機構は第2図に示すよ
うに構成される。同図において、11はホッパからの紙幣
の送り出し動作,各種センサ類(検出手段)による紙幣
の計数・鑑別及び搬送状態等の監視動作、排除紙幣の所
定スタッカへの送り込み動作並びに所要紙幣に対する帯
封動作等、系全体の一連の動作について監視及び制御す
るための制御部である。また、12は紙幣通過検出手段4
からの紙幣の通過信号をカウントするための紙幣通過カ
ウンタであり、この紙幣通過カウンタ12が100枚の紙幣
をカウントすると、制御部11から一時停止信号が分離送
り込み制御回路15に入力されて、分離送り込み手段3の
作動が一時停止されるようになっている。そして、この
一時停止の回数は一時停止回数カウンタ13によって計数
されるようになっている。
紙幣通過カウンタ12は、前述したように、紙幣通過検
出手段4からの紙幣通過信号をカウントするだけでな
く、紙幣Bが鑑別手段5によって鑑別されて、行先決定
機構6によって帯封スタッカ10以外のスタッカに向かう
ように指示された場合には、紙幣通過カウンタ12のカウ
ント値からその分が差し引かれる。
また、紙幣Bが鑑別手段5を経て、その金種等の鑑別
が行われ、この鑑別信号が行先決定機構6に入力され
て、帯封スタッカ10に向かうように指示されたときに
は、帯封紙幣カウンタ16によりその数がカウントされ、
該帯封紙幣カウンタ16のカウント値が100になるので、
制御部11から帯封機構制御回路17に帯封開始信号が入力
されて、帯封スタッカ10にスタックされた100枚の紙幣
が帯封テープで帯封結束されるように構成されている。
前述のように構成することによって、ホッパ1から送
り出される紙幣を帯封スタッカ10に送り込んで、100枚
毎に束ねて帯封結束する作業が行われるが、この紙幣の
帯封作業は、第3図に示したように、紙幣通過検出動作
と、紙幣行先判定動作及び分離送り込み制御動作の3種
類の動作によって制御されることになる。
ここで、ホッパ1に投入される紙幣は、一般に、一万
円券,五千円券,千円券の3種類の紙幣であって、この
3種類の紙幣は一緒に投入されるようになっている。た
だし、この帯封作業を行う段階では、通常は、これら3
種類の紙幣はランダムに混じり合っているのではなく、
例えば、ホッパ1の下方には一万円券、中程に五千円
券、上方に千円券というようにある程度纏った状態とな
っている。しかしながら、この一万円券の集まりの中に
は千円券や五千円券が入り込んでいることがあり、また
一万円券であったとしても損券,汚れ券等も入ってい
る。従って、この帯封装置において、一万円券の帯封を
行う際においては、この一万円の集まりの中に混入して
いる千円券を、例えば第1の異種券スタッカ8に、また
五千円券を第2の異種券スタッカ9に送り込み、さらに
損券,汚れ券等帯封するのに適当ではない紙幣は排除ス
タッカ7に送り込むようにして排除し、適正な状態の一
万円券を100枚ずつ帯封結束する。
而して、ホッパ1内に紙幣Bを投入し、分離送り込み
手段3を作動させて、搬送コンベア2に紙幣Bを1枚ず
つ分離して搬送させる。
これによって、搬送コンベア2における紙幣搬出口1a
に近接する位置に紙幣通過検出手段4が配設されている
ので、この紙幣通過検出手段4によって紙幣の通過が検
出される。この紙幣通過信号は、紙幣送り制御部11を介
して紙幣通過カウンタ12に入力されて、順次加算(+
1)されて行く。即ち、第3図に紙幣通過検出動作とし
て示した動作が行われる。
これと共に、紙幣行先き判定動作が実行され、搬送コ
ンベア2に送り出された紙幣Bが鑑別手段5によってそ
の金種等の鑑別が行われ、この鑑別結果に基づき紙幣B
が行先判定タイミングセンサ6aを通過した後に、行先決
定機構6によってその行先が決定される。即ち、一万円
券であれば帯封スタッカ10に、これ以外の異種券、例え
ば千円券であれが第1の異種券スタッカ8に、五千円券
であれば、第2の異種券スタッカ9に送り込まれる。ま
た、損券,汚れ券等帯封に適さないものは排除スタッカ
7に送り込まれる。
そして、帯封スタッカ10以外のスタッカが行先として
選択されたときには、この行先決定機構6からの信号が
紙幣通過カウンタ12に入力されて、その都度該紙幣通過
カウンタ12のカウント値が減算(−1)される。
また、行先決定機構6によって行先が帯封スタッカ10
とされた場合には、帯封紙幣カウンタ16によってその枚
数がカウントされるようになっている。ただし、帯封紙
幣カウンタ16のカウント値が0である場合には、当該の
帯封作業における最初にスタックされる紙幣であるか
ら、前回、即ち100枚通過後少なくとも帯封結束作業を
行うのに必要な時間T1が経過したか否かの判断を行う。
そして、この時間T1が経過しておれば、既に帯封スタッ
カ10は空の状態となっているので、その紙幣を該帯封ス
タッカ10に送り込む。一方、この時間T1内に紙幣が帯封
スタッカ10に送り込まれると、101枚目の紙幣となるの
で、この場合には、当該の紙幣は排除スタッカ7に送る
ようにする。ただし、かかる事態は分離送り込み手段3
の誤作動等による異常事態であるので、この紙幣の排除
スタッカ7への排出はやむを得ない。
このようにして紙幣Bが紙幣通過検出手段4を通過す
る毎に紙幣通過カウンタ12が加算され、また行先決定機
構6から帯封スタッカ10以外のスタッカに行先が決定さ
れると、このカウント値から差し引きながら紙幣Bの送
りを継続し、この紙幣通過カウンタ12のカウント値が10
0になると、一時停止要求のセットが行われ、この信号
が制御部11から分離送り込み制御回路15に入力されて、
分離送り込み手段3による紙幣Bの送り込みを一時停止
させる。そして、この一時停止信号は一時停止回数カウ
ンタ13にも入力されて、そのカウントが行われる。
ここで、この分離送り込み手段3を作動状態と一時停
止状態との間に容易に切り換えを行うようにするには、
該分離送り込み手段3を構成する分離ローラ3aをクラッ
チ機構を介して駆動手段と接続するように構成すればよ
い。
ところで、この制御部11から分離送り込み制御手段15
に一時停止信号が入力される時点においては、ホッパ1
の紙幣搬出口1aの近傍における紙幣通過検出手段4を通
過しているが、未だ行先決定機構6には到達せず、その
行先の決定が行われていないものが数枚残っている。従
って、分離送り込み手段3の作動の一時停止は少なくと
も前述した未着紙幣が行先決定機構6を通過して、その
行先が確定するまでの時間T2分だけは継続するように設
定されている。
而して、この未着紙幣が順次鑑別手段5を通過して、
行先決定機構6によってその行先が決定されるが、この
決定の如何によっては、分離送り込み制御動作が行われ
る。
即ち、前述した未着紙幣のすべての行先が帯封スタッ
カ10であると、帯封紙幣カウンタ16によって帯封スタッ
カ10に100枚の紙幣Bが送り込まれたことが検出され、
今回の分の紙幣スタッカ10への紙幣の供給が完了したこ
とになり、紙幣通過カウンタ12から初期値の100を差し
引くことによって0となすと共に、一時停止回数カウン
タ13のカウント値をクリアする。これと共に、少なくと
も帯封結束を行うために必要な時間T1を経過した後に、
次回の帯封作業のための紙幣Bの供給を開始するように
なし、かつ一時停止要求をクリアする。
また、このときには、帯封紙幣カウンタ16のカウント
値が100となるので、帯封機構制御回路17に帯封開始信
号が入力されて、帯封スタッカ10にスタックされている
紙幣が帯封テープによって帯封結束される。
一方、前述した未着紙幣のうち、1枚乃至数枚のもの
が帯封スタッカ10以外のスタッカに送り込まれると、行
先決定機構6から紙幣通過カウンタ12にその数分だけ減
算すべき旨の信号が送り込まれる。そして、この減算信
号は紙幣通過カウンタ12に入力されるので、該紙幣通過
カウンタ12のカウント値が100以下となる。また、この
とき制御部11から分離送り込み制御回路15に送り出し再
開信号を出力して、一時停止要求をクリアする。これに
よって、紙幣分離送り込み手段3の作動が再開せしめら
れて、他のスタッカに送り込まれた枚数分の紙幣がホッ
パ1から送り出される。
この不足枚数の紙幣が送り出されると、紙幣通過検出
手段4によりその検出が行われて、この信号が紙幣通過
カウンタ12に入力され、該紙幣通過カウンタ12のカウン
ト値が100となる。この状態で、制御部11から分離送り
込み制御回路15に再び一時停止信号が伝送されて、分離
送り込み手段3の作動が停止する。そして、一時停止回
数カウンタ13によってこの一時停止をカウントする。
このようにして追加した紙幣が搬送コンベア2に沿っ
て搬送され、鑑別手段5により鑑別された後、行先決定
機構6によってその行先となるスタッカが決定される。
そして、この追加の紙幣が帯封スタッカ10に送り込まれ
るように指定されたときには、帯封紙幣カウンタ16が10
0枚の計数を終了するので、前述したと同様、紙幣通過
カウンタ12を初期値の0にし、また一時停止回数カウン
タ13のカウント値をクリアする。これと同時に、帯封ス
タッカ10内にスタックされた紙幣の帯封が行われる。
これに対して、追加の紙幣が他のスタッカに向かうべ
く決定されたときには、再び分離送り込み手段3を作動
させて、その不足分の紙幣の送り込みを行う。そして、
帯封スタッカ10内に100枚の紙幣がスタックされるま
で、順次このようにして不足分の紙幣の追加操作が繰り
返される。
ところで、既に説明したように、ホッパ1内には、一
万円券,五千円券,千円券がある程度纏った状態にして
投入されている関係から、異種券の紙幣が連続して送り
出される場合には、不足分の紙幣を何度繰り返し送り込
んだとしても無意味である。このために、一時停止回数
カウンタ13には、例えば3〜5回というように、予め設
定値を決めておき、一時停止回数がこの設定値となった
ときには、ホッパ1内には帯封すべき金種の紙幣が残っ
ていないものと判断して、この金種の帯封作業を中止す
る。これによって、不足分紙幣の追加作業が長時間化す
るのを防止することができる。そして、この時には、紙
幣通過カウンタ12のカウント値は100以下であるから、
初期値から差し引くと、100−xとなり、(−x)とし
て帯封スタッカ10内に残存する紙幣の枚数を適宜の手段
で表示することができる。
このような方式を採用することによって、分離送り込
み手段3の誤動作等で、やむを得ず排除スタッカ7に送
り込まれる場合を除き、本来帯封結束すべく設定された
金種の紙幣が該排除スタッカ7等に排除されるのを確実
に防止することができるようになる。
なお、前述した実施例においては、帯封スタッカ及び
排除スタッカの他に、第1,第2の異種券スタッカを設け
るように構成したものを示したが、異種券を排除スタッ
カに送り込むように構成することもでき、この場合には
異種券スタッカを設ける必要はない。また、一万円券、
五千円券、千円券の各金種の紙幣がある程度纏った状態
でホッパに投入されるものだけでなく、これら各種の紙
幣がランダムに投入されている場合にも、前述した制御
を行うようにすることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明は、ホッパから送り出さ
れた紙幣が帯封スタッカに送り込まれるべく行先が決定
された紙幣の枚数と、前記ホッパから出てその行先決定
機構まで到達していない紙幣の枚数の合計数が帯封すべ
き数に相当する数となったときに、前記ホッパからの紙
幣の送り出しを一旦停止させ、未着紙幣が行先決定機構
において他スタッカに送り込まれるべく判定されたとき
に、その数だけホッパから紙幣を送り出すようにしたの
で、帯封すべき紙幣は確実に帯封スタッカに送り込まれ
て、帯封結束が行われ、排除スタッカ等帯封スタッカ以
外のスタッカに送り込まれるのを防止することができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、第1図は
紙幣帯封装置の概略構成図、第2図は紙幣帯封動作の制
御機構のブロック図、第3図は紙幣帯封作業のフローチ
ャート図である。 1:ホッパ、1a:紙幣搬出口、2:搬送コンベア、3:分離送
り込み手段、4:紙幣通過検出手段、5:鑑別手段、6:行先
決定機構、7:排除スタッカ、8:第1の異種券スタッカ、
9:第2の異種券スタッカ、10:帯封スタッカ、11:制御
部、12:紙幣通過カウンタ、13:一時停止回数カウンタ、
15:分離送り込み制御回路、16:帯封紙幣カウンタ、17:
帯封機構制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−201190(JP,A) 特開 昭63−219092(JP,A) 実開 平3−45805(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙幣が投入されるホッパと、該ホッパから
    紙幣を1枚ずつ分離して搬送経路に送り出す分離送り込
    み手段と、前記ホッパの紙幣搬出口の近傍に設けた紙幣
    通過検出手段と、前記搬送経路の途中位置に設けた紙幣
    の種類を判別する鑑別手段と、該鑑別手段からの信号に
    基づいて、帯封スタッカかこれ以外の他スタッカに送り
    込むかを決定する行先決定機構とを有し、前記ホッパか
    ら送り出された紙幣が前記行先決定機構を通過して帯封
    スタッカに送り込まれた紙幣の枚数と、前記ホッパから
    出て行先決定機構に至らない紙幣の枚数との合計数が帯
    封すべき数になったときに、前記ホッパからの紙幣の送
    り出しを一時停止させ、未着紙幣が行先決定機構におい
    て他スタッカに送り込まれるべく判定されたときに、そ
    の数だけ前記ホッパから紙幣を送り出すようにしたこと
    を特徴とする紙幣帯封装置の紙幣送り制御方式。
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