JP3599924B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、あるいは、各種物品の自動販売機に組込まれる紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動券売機に組込まれる紙幣処理装置は、挿入口から挿入された紙幣を検銭部において真偽と種別とを判定し、真正と判定された紙幣を金種毎の金庫に一時的に収納し、また、必要に応じてその金庫から釣銭として排出口に返却するように構成されている。
【0003】
挿入口から各金種毎の金庫までの紙幣の移動、各金種毎の金庫から排出口までの紙幣の移動、あるいは、各金種毎の金庫から回収金庫までの紙幣の移動は、ベルトコンベア、搬送ローラ、ウイング等から構成される搬送路により行われ、また、この紙幣の搬送位置は、光電素子等からなるセンサで検出されるように構成されている。
【0004】
したがって、例えば、挿入口から挿入された紙幣が所定時間経過しても所定位置に達しない場合は、その紙幣はジャムが発生したと判定され、係員処理に付される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の紙幣処理装置において、ジャムが発生した場合は、係員が利用者との対話によって、そのジャムの発生した紙幣が利用者へ返却されるものであれば、その紙幣は利用者へ返却され、また、紙幣処理装置本体(以下、「本体」という)内に受入れられるべき紙幣であけば、その紙幣は回収される。
【0006】
ところが、ジャムの位置によっては、そのジャムの紙幣が本体に受入れられるべきものなのか、あるいは、本体から釣銭として返却しようとしているものなのか不明な場合があり、利用者の申告に頼るしか判定ができないことがあった。
【0007】
また、このような不都合は、本体が停電により稼働停止となり、紙幣の搬送が途中で中断された場合も起こることがあった。
【0008】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、ジャムあるいは搬送が途中で中断した紙幣が本体に受入れられるべきものなのか、あるいは、本体から排出しようとしているものなのかを明確に区別できる紙幣処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、本体の挿入口に挿入された紙幣を検銭し、正常と判定された紙幣を搬送路を介して金種毎の金庫に収納し、必要に応じてその金種毎の金庫から、又は別途用意された釣銭用の金庫からその本体の排出口にその搬送路を介して排出する紙幣処理装置において、前記本体に挿入された紙幣の記番号を読取る読取手段と、前記搬送路における紙幣の搬送位置を検出する検出手段と、ジャム又は停電等により紙幣の搬送が途中で中断した場合に必要に応じて、紙幣のフローの示されている表示画面に紙幣の記番号及び搬送位置を対応させて表示させるとともに、その紙幣を返却すべきか否かを表示させる表示手段とを有することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、自動券売機等のような駅務機器に組込まれている本体aの概略構成図である。
【0011】
本体aに設けられている挿入口1から挿入された図示しない紙幣は、搬送路Lを介して本体a内に取込まれるが、この際、先ず、CCDカメラから構成される本発明の読取手段を担う撮像器Vにより紙幣が撮像されるように構成されている。
【0012】
ここで撮像されたデータは、後述する制御器Cにおいて解析され、すなわち、撮像データのうち、紙幣の識別データである記番号が切出されて処理され、その記番号が抽出されて制御器Cのメモリ(後述のRAM11)に記憶されるように構成されている。
【0013】
撮像器Vで撮像された紙幣は、周知の構成からなる検銭部2において、真偽と金種が判定され、この判定において真正でない紙幣(紙幣が汚損しているなどして判定不能な紙幣も含む)は、挿入口1に返却され、真正と判定された紙幣は、図示しないモータにより駆動される搬送路L及び図示しないソレノイドで駆動されるウイングW1 〜W3 を介して金種毎の金庫3〜5に収納されるように構成されている。
【0014】
ここで、金庫3は千円札を収納する金庫であり、金庫4(図示では5千円還流部)は5千円札を収納する金庫であり、金庫5(図示では収納金庫)は1万円札を収納するとともに、必要に応じて金庫3からの千円札及び金庫4からの5千円札を回収できるように構成されている。
【0015】
この本体aでは、本体aの稼働開始に当たって、金庫3に釣銭用の千円札が予め収納されるように構成されている。なお、釣銭としての5千円札は、本体aに受入れられた5千円札が使用されるように構成されている。
【0016】
図1中、Cは制御器であって、本体aを統括的に制御するように構成されているとともに、この本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機をも制御できるように構成されている。
【0017】
図2は、制御器Cのブロック図であって、ROM10に格納されているシステムプログラム及びRAM11に格納されているワーキングデータを用いて演算処理する中央処理部(CPU)12を有している。
【0018】
このCPU12は、I/Oユニット13を介して搬送路Lを駆動させるモータ(図示せず)のモータドライバ14、搬送路Lの所定の複数の箇所に設けられた紙幣の搬送位置を検出する図示しないセンサのセンサアンプ15、撮像器V及びその撮像データを処理する撮像ユニット16、各ウイングW1 〜W3 を駆動するためのソレノイドのソレノイドドライバ17、及び図1では図示されていない係員処理ユニット18が接続されている。この係員処理ユニット18は、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機の係員処理ユニット18を兼用したもので、テンキーや表示画面(後述する図4参照)を含んで構成されている。
【0019】
図3のフローチャートを用いて、紙幣がジャムを起こしたときの表示制御動作について説明する。
【0020】
今、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機が稼働され、本体aも稼働状態に置かれ、この状態で挿入口1に紙幣(図示せず)が挿入されたとする(ステップ100肯定。以下、ステップをSとする。)。
【0021】
挿入された紙幣は、撮像器Vで撮像され、その撮像データが解析されて記番号が抽出されてRAM11内に記憶される。そして、正常と判定された紙幣は、金種毎の金庫3〜5のいずれかにウイングW1 〜W3 を介して収納される(S102)。この際、真正でないと判定された紙幣は、本体aに取込まれることなく挿入口1に返却される。
【0022】
なお、RAM11内に予め記番号を記憶しておき、その記番号の紙幣が挿入されたときに係員に報知できるようにしてその紙幣の使用者を特定できるようにすることもできる。この場合は、例えば、盗難にあった紙幣をこの本体aで抽出できる特長がある。
【0023】
さて、何らかの理由により紙幣のジャムが発生したとする(S104肯定)。この際、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機は稼働停止となり、本体aも新たな紙幣の挿入が禁止される(S106)。
【0024】
ところで、本体aの搬送路Lには、図示しないがセンサが設けられていて、挿入された紙幣がどの位置に存在するかが、すなわち、どの記番号の紙幣がどの位置に存在するかがRAM11内に記憶されている。したがって、係員はジャム発生時に、係員操作ユニット18(図2参照)を操作してジャム位置を表示画面18aに表示させる表示モードの設定を行うことができる(S108肯定)。
【0025】
図4は、図1では図示しない係員処理ユニット18の表示画面18aの表示例を示すものであって、上述の表示モードに設定されたときの表示例が表されている。
【0026】
この表示画面18aには、本体a内の紙幣のフローが示されているとともに、センサの出力を基にしたジャム位置(図面の×印)が表示され、さらに、そのジャムの紙幣の記番号(No. …)が表示されるように構成されている。また、このジャムの紙幣は、本体a内に取込むべき紙幣か、または、利用者へ返却すべき紙幣か否かの区別が表示できるように構成されている(S110。なお、図中の(返)は、返却すべき紙幣であることを表している。)。
【0027】
したがって、係員は、本体aの筐体を開けて取出した紙幣を利用者の申告に基づくことなく返却又は回収の処理を適切に行うことが可能となる。
【0028】
なお、上述の例では、ジャム発生箇所を搬送路Lとしたが、紙幣のジャム発生箇所としては、例えば、金庫3,4の繰出部の場合もある。したがって、本発明で搬送位置というときは、検銭部2及び各金庫3〜5の位置をも含んでいる。さらに、表示は、ジャム発生時に行うようにしたが、例えば、金庫4に保留されている5千円札の記番号を表示させるようにしてもよい。
【0029】
このように、本体aに受入れられた紙幣は、記番号によって管理することができるので、適切な紙幣の管理が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る紙幣処理装置は、本体に挿入された紙幣の記番号を読取る読取手段と、搬送路における紙幣の搬送位置を検出する検出手段と、ジャム又は停電等により紙幣の搬送が途中で中断した場合に必要に応じて、紙幣のフローの示されている表示画面に紙幣の記番号及び搬送位置を対応させて表示させるとともに、その紙幣を返却すべきか否かを表示させる表示手段とからなるので、本体に受入れられた紙幣を記番号で管理することができるとともに、紙幣の搬送が途中で中断した場合にその紙幣を利用者に返却すべきか否かを明確に区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体の概略構成図である。
【図2】制御器のブロック図である。
【図3】表示制御動作を示すフローチャートである。
【図4】表示画面の表示例である。
【符号の説明】
1 挿入口
2 検銭部
3〜5 金庫
6 排出口
V 撮像器
L 搬送路
W1 〜W3 ウイング
C 制御器
a 紙幣処理装置本体(本体)
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動券売機や自動精算機等の駅務機器、あるいは、各種物品の自動販売機に組込まれる紙幣処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、自動券売機に組込まれる紙幣処理装置は、挿入口から挿入された紙幣を検銭部において真偽と種別とを判定し、真正と判定された紙幣を金種毎の金庫に一時的に収納し、また、必要に応じてその金庫から釣銭として排出口に返却するように構成されている。
【0003】
挿入口から各金種毎の金庫までの紙幣の移動、各金種毎の金庫から排出口までの紙幣の移動、あるいは、各金種毎の金庫から回収金庫までの紙幣の移動は、ベルトコンベア、搬送ローラ、ウイング等から構成される搬送路により行われ、また、この紙幣の搬送位置は、光電素子等からなるセンサで検出されるように構成されている。
【0004】
したがって、例えば、挿入口から挿入された紙幣が所定時間経過しても所定位置に達しない場合は、その紙幣はジャムが発生したと判定され、係員処理に付される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の紙幣処理装置において、ジャムが発生した場合は、係員が利用者との対話によって、そのジャムの発生した紙幣が利用者へ返却されるものであれば、その紙幣は利用者へ返却され、また、紙幣処理装置本体(以下、「本体」という)内に受入れられるべき紙幣であけば、その紙幣は回収される。
【0006】
ところが、ジャムの位置によっては、そのジャムの紙幣が本体に受入れられるべきものなのか、あるいは、本体から釣銭として返却しようとしているものなのか不明な場合があり、利用者の申告に頼るしか判定ができないことがあった。
【0007】
また、このような不都合は、本体が停電により稼働停止となり、紙幣の搬送が途中で中断された場合も起こることがあった。
【0008】
そこで、本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、ジャムあるいは搬送が途中で中断した紙幣が本体に受入れられるべきものなのか、あるいは、本体から排出しようとしているものなのかを明確に区別できる紙幣処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る紙幣処理装置は、上記目的を達成するために、本体の挿入口に挿入された紙幣を検銭し、正常と判定された紙幣を搬送路を介して金種毎の金庫に収納し、必要に応じてその金種毎の金庫から、又は別途用意された釣銭用の金庫からその本体の排出口にその搬送路を介して排出する紙幣処理装置において、前記本体に挿入された紙幣の記番号を読取る読取手段と、前記搬送路における紙幣の搬送位置を検出する検出手段と、ジャム又は停電等により紙幣の搬送が途中で中断した場合に必要に応じて、紙幣のフローの示されている表示画面に紙幣の記番号及び搬送位置を対応させて表示させるとともに、その紙幣を返却すべきか否かを表示させる表示手段とを有することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、自動券売機等のような駅務機器に組込まれている本体aの概略構成図である。
【0011】
本体aに設けられている挿入口1から挿入された図示しない紙幣は、搬送路Lを介して本体a内に取込まれるが、この際、先ず、CCDカメラから構成される本発明の読取手段を担う撮像器Vにより紙幣が撮像されるように構成されている。
【0012】
ここで撮像されたデータは、後述する制御器Cにおいて解析され、すなわち、撮像データのうち、紙幣の識別データである記番号が切出されて処理され、その記番号が抽出されて制御器Cのメモリ(後述のRAM11)に記憶されるように構成されている。
【0013】
撮像器Vで撮像された紙幣は、周知の構成からなる検銭部2において、真偽と金種が判定され、この判定において真正でない紙幣(紙幣が汚損しているなどして判定不能な紙幣も含む)は、挿入口1に返却され、真正と判定された紙幣は、図示しないモータにより駆動される搬送路L及び図示しないソレノイドで駆動されるウイングW1 〜W3 を介して金種毎の金庫3〜5に収納されるように構成されている。
【0014】
ここで、金庫3は千円札を収納する金庫であり、金庫4(図示では5千円還流部)は5千円札を収納する金庫であり、金庫5(図示では収納金庫)は1万円札を収納するとともに、必要に応じて金庫3からの千円札及び金庫4からの5千円札を回収できるように構成されている。
【0015】
この本体aでは、本体aの稼働開始に当たって、金庫3に釣銭用の千円札が予め収納されるように構成されている。なお、釣銭としての5千円札は、本体aに受入れられた5千円札が使用されるように構成されている。
【0016】
図1中、Cは制御器であって、本体aを統括的に制御するように構成されているとともに、この本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機をも制御できるように構成されている。
【0017】
図2は、制御器Cのブロック図であって、ROM10に格納されているシステムプログラム及びRAM11に格納されているワーキングデータを用いて演算処理する中央処理部(CPU)12を有している。
【0018】
このCPU12は、I/Oユニット13を介して搬送路Lを駆動させるモータ(図示せず)のモータドライバ14、搬送路Lの所定の複数の箇所に設けられた紙幣の搬送位置を検出する図示しないセンサのセンサアンプ15、撮像器V及びその撮像データを処理する撮像ユニット16、各ウイングW1 〜W3 を駆動するためのソレノイドのソレノイドドライバ17、及び図1では図示されていない係員処理ユニット18が接続されている。この係員処理ユニット18は、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機の係員処理ユニット18を兼用したもので、テンキーや表示画面(後述する図4参照)を含んで構成されている。
【0019】
図3のフローチャートを用いて、紙幣がジャムを起こしたときの表示制御動作について説明する。
【0020】
今、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機が稼働され、本体aも稼働状態に置かれ、この状態で挿入口1に紙幣(図示せず)が挿入されたとする(ステップ100肯定。以下、ステップをSとする。)。
【0021】
挿入された紙幣は、撮像器Vで撮像され、その撮像データが解析されて記番号が抽出されてRAM11内に記憶される。そして、正常と判定された紙幣は、金種毎の金庫3〜5のいずれかにウイングW1 〜W3 を介して収納される(S102)。この際、真正でないと判定された紙幣は、本体aに取込まれることなく挿入口1に返却される。
【0022】
なお、RAM11内に予め記番号を記憶しておき、その記番号の紙幣が挿入されたときに係員に報知できるようにしてその紙幣の使用者を特定できるようにすることもできる。この場合は、例えば、盗難にあった紙幣をこの本体aで抽出できる特長がある。
【0023】
さて、何らかの理由により紙幣のジャムが発生したとする(S104肯定)。この際、本体aを組込んでいる自動券売機等の処理機は稼働停止となり、本体aも新たな紙幣の挿入が禁止される(S106)。
【0024】
ところで、本体aの搬送路Lには、図示しないがセンサが設けられていて、挿入された紙幣がどの位置に存在するかが、すなわち、どの記番号の紙幣がどの位置に存在するかがRAM11内に記憶されている。したがって、係員はジャム発生時に、係員操作ユニット18(図2参照)を操作してジャム位置を表示画面18aに表示させる表示モードの設定を行うことができる(S108肯定)。
【0025】
図4は、図1では図示しない係員処理ユニット18の表示画面18aの表示例を示すものであって、上述の表示モードに設定されたときの表示例が表されている。
【0026】
この表示画面18aには、本体a内の紙幣のフローが示されているとともに、センサの出力を基にしたジャム位置(図面の×印)が表示され、さらに、そのジャムの紙幣の記番号(No. …)が表示されるように構成されている。また、このジャムの紙幣は、本体a内に取込むべき紙幣か、または、利用者へ返却すべき紙幣か否かの区別が表示できるように構成されている(S110。なお、図中の(返)は、返却すべき紙幣であることを表している。)。
【0027】
したがって、係員は、本体aの筐体を開けて取出した紙幣を利用者の申告に基づくことなく返却又は回収の処理を適切に行うことが可能となる。
【0028】
なお、上述の例では、ジャム発生箇所を搬送路Lとしたが、紙幣のジャム発生箇所としては、例えば、金庫3,4の繰出部の場合もある。したがって、本発明で搬送位置というときは、検銭部2及び各金庫3〜5の位置をも含んでいる。さらに、表示は、ジャム発生時に行うようにしたが、例えば、金庫4に保留されている5千円札の記番号を表示させるようにしてもよい。
【0029】
このように、本体aに受入れられた紙幣は、記番号によって管理することができるので、適切な紙幣の管理が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係る紙幣処理装置は、本体に挿入された紙幣の記番号を読取る読取手段と、搬送路における紙幣の搬送位置を検出する検出手段と、ジャム又は停電等により紙幣の搬送が途中で中断した場合に必要に応じて、紙幣のフローの示されている表示画面に紙幣の記番号及び搬送位置を対応させて表示させるとともに、その紙幣を返却すべきか否かを表示させる表示手段とからなるので、本体に受入れられた紙幣を記番号で管理することができるとともに、紙幣の搬送が途中で中断した場合にその紙幣を利用者に返却すべきか否かを明確に区別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体の概略構成図である。
【図2】制御器のブロック図である。
【図3】表示制御動作を示すフローチャートである。
【図4】表示画面の表示例である。
【符号の説明】
1 挿入口
2 検銭部
3〜5 金庫
6 排出口
V 撮像器
L 搬送路
W1 〜W3 ウイング
C 制御器
a 紙幣処理装置本体(本体)
Claims (1)
- 紙幣処理装置本体の挿入口に挿入された紙幣を検銭し、正常と判定された紙幣を搬送路を介して金種毎の金庫に収納し、必要に応じてその金種毎の金庫から、又は別途用意された釣銭用の金庫からその紙幣処理装置本体の排出口にその搬送路を介して排出する紙幣処理装置において、
前記紙幣処理装置本体に挿入された紙幣の記番号を読取る読取手段と、
前記搬送路における紙幣の搬送位置を検出する検出手段と、
ジャム又は停電等により紙幣の搬送が途中で中断した場合に必要に応じて、紙幣のフローの示されている表示画面に紙幣の記番号及び搬送位置を対応させて表示させるとともに、その紙幣を返却すべきか否かを表示させる表示手段と、
を有することを特徴とする紙幣処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29625896A JP3599924B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 紙幣処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29625896A JP3599924B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 紙幣処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10143718A JPH10143718A (ja) | 1998-05-29 |
JP3599924B2 true JP3599924B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17831249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29625896A Expired - Fee Related JP3599924B2 (ja) | 1996-11-08 | 1996-11-08 | 紙幣処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1996
- 1996-11-08 JP JP29625896A patent/JP3599924B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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