JP4329808B2 - 液体供給装置及び液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンタなどの液体噴射装置及び該液体噴射装置に備えられる液体供給装置に関する。
液体噴射装置の一種であるインクジェット式プリンタ(以下、「プリンタ」という。)は、インクカートリッジから可撓性を有するチューブを介して供給されるインク(液体)を噴射する記録ヘッド(液体噴射ヘッド)を備えており、この記録ヘッドに設けられたノズルから記録媒体(ターゲット)にインクを噴射することで印刷を行うようになっている。
このようなプリンタの多くは、記録ヘッドが往復移動するキャリッジに搭載されている。そして、通常、チューブは、その一端部がインクカートリッジ側に固定されるとともに、その他端部が記録ヘッド側に固定された状態で、プリンタ内部において湾曲するように引き回されている(例えば、特許文献1)。
すなわち、この特許文献1のプリンタでは、チューブ、スポンジ層、バネ性を有するステンレス板、及びフレキシブルフラットケーブルが順次積層されている。そして、これらが積層状態のまま結束具によって全て一緒に結束されて湾曲するように引き回されている。
特開2001−171145号公報
ところで、特許文献1のプリンタでは、チューブ、スポンジ層、ステンレス板、及びフレキシブルフラットケーブルが積層状態のまま湾曲するように引き回されているため、それらの湾曲部分における曲率が互いに異なることになる。したがって、キャリッジが往復移動した場合には、チューブが湾曲部分において結束具やスポンジ層と擦れ合うため、チューブやスポンジ層の削れ屑が発生することがあるという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、液体噴射ヘッドへ液体を供給するための可撓性を有するチューブの湾曲部分が、該チューブに沿って延びるように配置されたフレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板とチューブとを結束する結束具と擦れて屑が発生することを抑制することが可能な液体供給装置及び液体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体供給装置は、液体をターゲットに向けて噴射する液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために中途部分が湾曲するように配置される可撓性を有するチューブと、該チューブに沿って延びるように配置される弾性を有するフレキシブルプリント配線板と、該フレキシブルプリント配線板及び前記チューブ両者間を擦れ合わないように間隔を維持して結束する結束具とを備えた液体供給装置であって、前記結束具は、本体部と、該本体部に対して近接または離間するように揺動可能な揺動部とを備え、前記本体部と前記揺動部とで前記チューブを挟んだ状態で該揺動部を該本体部に係止することで前記チューブに固定されるとともに前記フレキシブルプリント配線板を摺動可能に支持し、前記結束具には、該結束具が前記チューブに固定された状態において該チューブに食い込む固定片が設けられている。
この発明によれば、結束具がフレキシブルプリント配線板及びチューブ両者間を擦れ合わないように間隔を維持した状態でチューブに固定されるとともにフレキシブルプリント配線板を摺動可能に支持している。このため、液体噴射ヘッドが移動することによりチューブ及びフレキシブルプリント配線板の湾曲部分が移動して該チューブ及びフレキシブルプリント配線板の形態が変化したとしても、該チューブの湾曲部分が結束具及びフレキシブルプリント配線板と擦れ合うことがない。したがって、液体噴射ヘッドへ液体を供給するための可撓性を有するチューブの湾曲部分が、該チューブに沿って延びるように配置されたフレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板とチューブとを結束する結束具と擦れて削れ屑が発生することを抑制することが可能となる。
発明の液体供給装置において、前記チューブは、複数本のチューブを並列に一体形成してなる。
本発明の液体供給装置は、前記結束具が、前記チューブの長手方向に沿って複数設けられている。
この発明によれば、フレキシブルプリント配線板及びチューブの両者間を擦れ合わないように間隔を維持した状態で、これらフレキシブルプリント配線板及びチューブを安定して結束することが可能となる。
本発明の液体供給装置は、前記各結束具が、互いに等間隔になるように配置される。
この発明によれば、フレキシブルプリント配線板及びチューブの両者間を擦れ合わないように間隔を維持した状態で、これらフレキシブルプリント配線板及びチューブをバランスよく安定して結束することが可能となる。
本発明の液体噴射装置は、液体をターゲットに向けて噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに前記液体を供給するための液体供給手段とを備えた液体噴射装置において、前記液体供給手段を上記構成の液体供給装置により構成した。
この発明によれば、液体噴射ヘッドが移動することによりチューブ及びフレキシブルプリント配線板の湾曲部分が移動して該チューブ及びフレキシブルプリント配線板の形態が変化したとしても、該チューブの湾曲部分が結束具及びフレキシブルプリント配線板と擦れ合うことがなくなる。したがって、液体噴射ヘッドへ液体を供給するための可撓性を有するチューブの湾曲部分が、該チューブに沿って延びるように配置されたフレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板とチューブとを結束する結束具と擦れて削れ屑が発生することを抑制することが可能となる。
以下、本発明を液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」をいう場合は、特に説明がない限り、図1を基準とした場合の「前後方向」、「上下方向」及び「左右方向」と一致するものとする。
図1に示すように、本実施形態における液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、略直方体形状をなすフレーム12を備えている。フレーム12の後面には給紙トレイ13が設けられるとともに、フレーム12の前面には排紙トレイ14が設けられている。さらに、フレーム12の上面にはプリンタカバー15が設けられている。排紙トレイ14及びプリンタカバー15は、図示しないヒンジ機構により、それぞれフレーム12に対して折り畳み収容可能になっている。
フレーム12内の下部には、左右方向に沿ってプラテン16が延設されている。このプラテン16は、ターゲットとしての記録用紙Pを支持する支持台であり、図示しない紙送り機構によって、給紙トレイ13から給送される記録用紙Pを排紙トレイ14からフレーム12外へ排送するようになっている。
また、フレーム12内におけるプラテン16の上方には、左右方向に延びるガイド軸17が架設されている。ガイド軸17には、キャリッジ18が該ガイド軸17に沿って往復移動可能に支持されている。フレーム12の後壁内面におけるガイド軸17の両端部と対応する位置には、図示しない駆動プーリ及び従動プーリが回転自在に支持されている。
駆動プーリにはキャリッジ18を往復移動させる際の駆動源となるキャリッジモータ(図示略)の出力軸が連結されるとともに、これら両プーリ間にはキャリッジ18に連結された無端状のタイミングベルト(図示略)が掛装されている。従って、キャリッジ18は、ガイド軸17にガイドされながら、キャリッジモータの駆動力により無端状のタイミングベルトを介して左右方向に移動可能となっている。キャリッジ18の下面には液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド19が設けられており、該記録ヘッド19の下面には該記録ヘッド19に供給された液体としてのインクを噴射するための複数のノズル(図示略)が形成されている。
また、キャリッジ18内には上側が開口した収容部が凹設されており、該収容部内には複数(本実施形態では5つ)のバルブユニット20が収容されている。このバルブユニット20は、一時貯留したインクを圧力調整して記録ヘッド19側へ供給するものであり、記録ヘッド19の各ノズルに供給針(図示略)を介して接続されている。なお、キャリッジ18の上面には、収容部の開口を閉塞するキャリッジカバー21が取着されている。
そして、記録ヘッド19内に設けられた図示しない圧電素子を駆動することにより、記録ヘッド19の下方に至った記録用紙Pに向けて各ノズルからインクが噴射されて印刷が行われるようになっている。
また、フレーム12内の左端部における前寄りの位置には、カートリッジホルダ22が固設されている。カートリッジホルダ22上には、互いに異なる色のインクが収容された複数(本実施形態では5つ)のインクカートリッジ23が着脱可能に装着されている。この点で、本実施形態のインクジェット式プリンタ11は、インクカートリッジ23がキャリッジ18と共に移動する所謂オンキャリッジタイプのプリンタではなく、インクカートリッジ23がフレーム12内においてキャリッジ18と共に移動しない所謂オフキャリッジタイプのプリンタとして構成されている。
また、フレーム12内におけるカートリッジホルダ22の上方位置には加圧ポンプ24が設けられるとともに、カートリッジホルダ22上における各インクカートリッジ23の後方側の位置には該各インクカートリッジ23とそれぞれ接続される複数(本実施形態では5つ)の液体流路(図示略)を備えた流路形成体25が設けられている。流路形成体25は、カートリッジホルダ22上から真上に延びた後、途中から右方向に直角に屈曲した横L字板状をなしている。
すなわち、流路形成体25は、カートリッジホルダ22上に取着される略四角板状の取着部25aと、該取着部25aの上端部からフレーム12内の左右方向におけるほぼ中央位置まで延出するように一体形成された延出部25bとを備えている。流路形成体25の取着部25a及び延出部25bには、複数(本実施形態では5つ)のインク流路(図示略)が形成されている。
そして、加圧ポンプ24が駆動された場合には、該加圧ポンプ24から各インクカートリッジ23内にそれぞれ加圧空気が送り込まれることで、各インクカートリッジ23内にそれぞれ収容されたインクパックが加圧空気によって押し潰され、該各インクパック内のインクが流路形成体25の各インク流路へ圧送されるようになっている。
図1及び図2に示すように、流路形成体25の延出部25bの先端部には液体供給手段としての帯状の液体供給装置26の基端部が接続されるとともに、該液体供給装置26の先端部がキャリッジ18の右側に形成された挿通孔18aから該キャリッジ18内に挿入支持されている。この場合、液体供給装置26は、その中途部分に湾曲部26aが形成されるように引き回されて配置されている。そして、液体供給装置26は、可撓性を有するチューブとしてのインク供給チューブ27と、該インク供給チューブ27の外側(前側)に沿って延びるとともに該インク供給チューブ27を保持する弾性を有する沿設部材としての帯状の保持部材28とを備えている。
さらに、液体供給装置26は、インク供給チューブ27に沿って延びるとともに該インク供給チューブ27と保持部材28との間に配置された弾性を有する沿設部材としての帯状のフレキシブルプリント配線板29と、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を互いに間隔を維持した状態で結束する結束具30とを備えている。
図2及び図3に示すように、インク供給チューブ27は、ゴムなどのエラストマよりなり、上下方向に並列した複数(本実施形態では5本)のチューブを一体形成することによって構成されている。したがって、インク供給チューブ27は、5つのインク供給路27aを備えている。そして、インク供給チューブ27の基端部は、流路形成体25の延出部25bの先端部に、該延出部25bの5つのインク流路(図示略)とインク供給チューブ27の5つのインク供給路27aとがそれぞれ連通するように、接続されている。
一方、インク供給チューブ27の先端部は、キャリッジ18内の5つのバルブユニット20に、該各バルブユニット20とインク供給チューブ27の5つのインク供給路27aとがそれぞれ連通するように、接続されている。そして、インク供給チューブ27の各インク供給路27aは、各バルブユニット20を介して記録ヘッド19と連通している。
したがって、インクカートリッジ23内のインクは、加圧ポンプ24から供給される加圧空気の加圧力により、流路形成体25の対応する各インク流路からインク供給チューブ27の各インク供給路27a、各バルブユニット20を介して記録ヘッド19にそれぞれ供給されるようになっている。
保持部材28は、金属により構成されているが、弾性を有する合成樹脂により構成してもよい。保持部材28を合成樹脂により構成する場合には、雰囲気温度が保管場所や輸送時の環境などによって高温(最大約60℃程度)になりうることを考慮して、耐熱性のものを採用することが好ましい。このような耐熱性の合成樹脂としては、例えば、高耐熱性ポリエチレンテレフタレートなどが挙げられる。そして、保持部材28は、その基端部が流路形成体25の延出部25bの先端部に固定されるとともに、その先端部がキャリッジ18内に固定されている。
フレキシブルプリント配線板29は、その基端部がフレーム12内の図示しない制御部と電気的に接続されるとともに、その先端部が記録ヘッド19内に設けられた図示しない圧電素子と電気的に接続されている。したがって、制御部からフレキシブルプリント配線板29を介して圧電素子に駆動電流が供給されることにより、該圧電素子が制御部によって駆動制御されるようになっている。
結束具30は、インク供給チューブ27(液体供給装置26)の長手方向に沿って等間隔(例えば、5〜10cm間隔)となるように複数配設されており、インク供給チューブ27を構成するエラストマよりも耐摩耗性の高い材料により構成されている。このような材料としては、合成樹脂や金属などが挙げられるが、本実施形態では、結束具30を構成する材料に、耐摩耗性が高いこと、加工性が良いこと、金属よりも軽量であることを考慮してポリアミド(ナイロン)を用いている。
図3及び図4に示すように、結束具30は、上下に長い平板状の本体部31と、該本体部31の後方側に該本体部31に対向するように配置された上下に長い平板状の揺動部32と、本体部31と揺動部32とをこれらの上端部において連結するヒンジ部33とを備えている。揺動部32の左右の両端縁には、上下方向全体にわたってそれぞれリブ32aが設けられている。そして、揺動部32は、ヒンジ部33を基準として本体部31に対して近接または離間するように揺動可能になっている。
本体部31の下端部には略四角板状の支持片34が後方に向かって突設されており、該支持片34の下面中央部には楔状の係止片34aが設けられている。一方、揺動部32の下端部には略四角板状の係止部35が前方に向かって突設されており、該係止部35の中央部には該係止部35を上下に貫通する係止孔35aが形成されている。
そして、揺動部32を本体部31側に揺動させると、係止片34aと係止孔35aとが係合し、揺動部32の揺動が係止されるようになっている。また、本体部31の後面における上下両端部には先端が尖った固定片31aがそれぞれ突設されており、揺動部32の前面における両固定片31aと対向する位置にはそれぞれ固定片31aと同様の固定片32bが突設されている。
そして、本体部31の後面上にインク供給チューブ27を配置した状態で揺動部32を本体部31側に揺動させて係止片34aと係止孔35aとを係合させると、インク供給チューブ27に両固定片31a及び両固定片32bが食い込んだ状態で揺動部32が係止されるようになっている。すなわち、本体部31と揺動部32とによりインク供給チューブ27を挟んだ状態で該揺動部32を揺動不能にロックすることで、該インク供給チューブ27に結束具30が固定されるようになっている。したがって、結束具30は、インク供給チューブ27に対して着脱可能になっている。
本体部31の前面における中央部分には、フレキシブルプリント配線板29を支持するとともに、左右両側及び前方側が開口した支持凹部36が形成されている。支持凹部36の前端部における上下両側には、フレキシブルプリント配線板29の前後方向の移動を規制する一対の規制凸部37が突設されている。したがって、フレキシブルプリント配線板29が支持凹部36によって支持された状態においては、フレキシブルプリント配線板29は、その前後方向の移動が規制されつつ、その左右方向(長手方向)の摺動が許容されるようになっている。
本体部31の前面における上下両端には一対のL字状の挟持片38が突設されており、該両挟持片38により保持部材28が挟持されるようになっている。したがって、両挟持片38により保持部材28が挟持された状態においては、保持部材28は、その前後方向の移動が規制されつつ、その左右方向(長手方向)の摺動が許容されるようになっている。この場合、保持部材28の後面は、両規制凸部37の前面に摺接している。
このように、結束具30は、本体部31によりインク供給チューブ27と、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29とを隔絶するようにインク供給チューブ27に固定されるとともに、保持部材28とフレキシブルプリント配線板29とを両規制凸部37により間隔を維持した状態で支持している。
次に、液体供給装置26の作用について説明する。
図5に示すように、印刷を行う際にキャリッジ18が左右方向に移動すると、このキャリッジ18の移動に追従して液体供給装置26の湾曲部26aが移動し、液体供給装置26は、その形態が変化する。このとき、湾曲部26aにおいて、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29は、互いに曲率が異なるため、これらの間隔がばらついて互いに擦れるように干渉しようとする。
この点、本実施形態の液体供給装置26では、結束具30が、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を互いに間隔を維持した状態で長手方向における複数箇所を等間隔で結束しているため、インク供給チューブ27が保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29と擦れ合うことがない。加えて、結束具30は、インク供給チューブ27に対して固定されているため、インク供給チューブ27と結束具30とが擦れ合うこともない。
したがって、インク供給チューブ27の結束具30、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29との擦れによる削れ屑の発生が抑制されるので、この削れ屑が印刷中の記録用紙P上に落下し難くなり、印刷品質が向上される。さらに、インク供給チューブ27と、結束具30、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29とが擦れる際に発生する音(摺動音)の発生も抑制される。
また、結束具30は、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を摺動可能に支持しているため、キャリッジ18の移動及び該キャリッジ18の移動に伴う液体供給装置26の形態変化を妨げない。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)液体供給装置26では、結束具30が、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を互いに間隔を維持した状態で結束しているため、インク供給チューブ27が保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29と擦れ合うことを抑制することができる。加えて、結束具30は、インク供給チューブ27に対して固定されているため、インク供給チューブ27と結束具30とが擦れ合うことも抑制することができる。
したがって、インク供給チューブ27の結束具30、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29との擦れによる削れ屑の発生を抑制することができるので、この削れ屑が印刷中の記録用紙P上に落下し難くなり、印刷品質を向上することができる。さらに、インク供給チューブ27と、結束具30、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29とが擦れる際に発生する音(摺動音)の発生も抑制することができる。
また、結束具30は、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を摺動可能に支持しているため、キャリッジ18の移動及び該キャリッジ18の移動に伴う液体供給装置26の形態変化を妨げないようにすることができる。
(2)液体供給装置26は、結束具30がインク供給チューブ27を構成するエラストマよりも耐摩耗性の高い材料であるポリアミドにより構成されているため、結束具30の耐久性を向上することができる。
(3)液体供給装置26は、結束具30がインク供給チューブ27の長手方向に沿って複数設けられているため、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を互いに間隔を維持した状態で安定して結束することができる。
(4)液体供給装置26は、各結束具30が、互いに等間隔になるように配置されているため、インク供給チューブ27、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29を互いに間隔を維持した状態でバランスよく安定して結束することができる。
(5)結束具30は、インク供給チューブ27に対して着脱可能に構成されているため、インク供給チューブ27に対する固定位置を容易に変更することができる。
(6)結束具30をインク供給チューブ27に対して固定する際に、インク供給チューブ27に両固定片31a及び両固定片32bが食い込んだ状態で揺動部32が係止されるため、結束具30をインク供給チューブ27に対して強固に固定することができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は上記の効果を有する範囲内において以下のように変更してもよい。
・液体供給装置26における各結束具30の配置位置は、状況に応じて適宜変更してもよい。
・液体供給装置26における各結束具30の配置間隔は、インク供給チューブ27の長手方向に沿って必ずしも等間隔にする必要はない。
・液体供給装置26における結束具30の数は、状況に応じて適宜変更してもよい(例えば、1つでもよい)。
・結束具30の幅(結束具30におけるインク供給チューブ27の長手方向の距離)は、状況に応じて適宜変更してもよい。
・液体供給装置26において、保持部材28の外側(前側)にフレキシブルプリント配線板29を配置するようにしてもよい。
・結束具30を構成する材料は、インク供給チューブ27を構成するエラストマよりも耐摩耗性の高い材料でなくてもよい。
・液体供給装置26において、結束具30によりインク供給チューブ27とともに結束される沿設部材は、保持部材28及びフレキシブルプリント配線板29のうちいずれか一方でもよい。
・上記実施形態においては、液体噴射装置として、インクを噴射するインクジェット式プリンタ(ファクス、コピア等を含む印刷装置)11について説明したが、他の液体を噴射する液体噴射装置であってもよい。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとしての試料噴射装置であってもよい。
本実施形態のインクジェット式プリンタの概略斜視図。 同プリンタの液体供給装置の平面図。 図2の3−3線断面図。 図3において、本体部に対して揺動部が離間する方向に揺動したときの結束具の状態を示す断面図。 液体供給装置の動作を示す平面図。
符号の説明
11…液体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、19…液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、26…液体供給手段としての液体供給装置、27…チューブとしてのインク供給チューブ、28…沿設部材としての保持部材、29…沿設部材としてのフレキシブルプリント配線板、30…結束具、ターゲットとしての記録用紙。

Claims (5)

  1. 液体をターゲットに向けて噴射する液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために中途部分が湾曲するように配置される可撓性を有するチューブと、該チューブに沿って延びるように配置される弾性を有するフレキシブルプリント配線板と、該フレキシブルプリント配線板及び前記チューブの両者間を擦れ合わないように間隔を維持して結束する結束具とを備えた液体供給装置であって、
    前記結束具は、
    本体部と、該本体部に対して近接または離間するように揺動可能な揺動部とを備え、
    前記本体部と前記揺動部とで前記チューブを挟んだ状態で該揺動部を該本体部に係止することで前記チューブに固定されるとともに前記フレキシブルプリント配線板を摺動可能に支持し
    前記結束具には、該結束具が前記チューブに固定された状態において該チューブに食い込む固定片が設けられていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記チューブは、複数本のチューブを並列に一体形成してなることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記結束具は、前記チューブの長手方向に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記各結束具は、互いに等間隔になるように配置されることを特徴とする請求項3に記載の液体供給装置。
  5. 液体をターゲットに向けて噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドに前記液体を供給するための液体供給手段とを備えた液体噴射装置において、
    前記液体供給手段を請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体供給装置により構成したことを特徴とする液体噴射装置。
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