JP4329528B2 - スクロールコンプレッサ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、空調装置の冷凍回路を構成する冷媒圧縮用のスクロールコンプレッサに関する。
この種のスクロールコンプレッサにおいては、ハウジング内に、固定側基板及び該固定側基板の前面に立設された固定側渦巻壁からなる固定側スクロール部材と、固定側渦巻壁に噛み合わされる可動側渦巻壁が可動側基板の前面に立設されてなる可動側スクロール部材とが備えられている。そして、可動側スクロール部材の自転運動不能状態での公転運動により、固定側渦巻壁と可動側渦巻壁と間に区画された圧縮室が容積を減少しながら移動することで冷媒ガスの圧縮が行われる。
ところで、近年、冷凍回路の冷媒として二酸化炭素を用いることが一般化されつつある。二酸化炭素冷媒を用いた場合には、フロン冷媒を用いた場合よりも冷凍回路内の圧力が非常に高くなる。従って、スクロールコンプレッサにおいては、可動側スクロール部材に対して、圧縮室の高圧力に基づく非常に大きなスラスト力が作用されることとなる。よって、可動側スクロール部材の摺動環境が厳しくなり、スクロールコンプレッサの耐久性が低下する問題を生じてしまう。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1の技術においては、可動側スクロール部材の可動側基板の背面に凹部が形成されている。凹部がハウジング内に設けられた背面側固定壁で塞がれることで、背圧室が区画されている。容積減少途中にある圧縮室と背圧室とは、導入通路を介して接続されている。背圧室には、圧縮室から導入通路を介して高圧冷媒ガスが導入されている。可動側スクロール部材において導入通路の途中には、背圧室から圧縮室への冷媒ガスの逆流を阻止する逆止弁が配設されている。
従って、前記背圧室内の圧力によって、圧縮室内の圧力に基づく力(スラスト力)に対抗する力(背圧力)が、可動側スクロール部材に作用される。よって、可動側スクロール部材の可動側基板と、該可動側基板の背面が摺動される背面側固定壁との間の摺動抵抗が低下される。
前記背圧室内の圧力つまりは可動側スクロール部材に作用する背圧力は、該可動側スクロール部材の可動側基板と背面側固定壁との間のクリアランス(冷媒ガスの通過断面積)が変動することで、好適に調節される。すなわち、例えば、圧縮室内の圧力が上昇すると可動側スクロール部材に作用するスラスト力が増大し、可動側基板と背面側固定壁との間のクリアランスが最小(ゼロ)となる。従って、該クリアランスを介した背圧室から吸入圧領域への冷媒ガスの導出が阻止され、背圧室内の圧力つまりは可動側スクロール部材に作用する背圧力は上昇傾向となる。
逆に、前記圧縮室内の圧力が低下すると可動側スクロール部材に作用するスラスト力が減少し、可動側基板と背面側固定壁との間のクリアランスが増大される。従って、該クリアランスを介した、背圧室から吸入圧領域への冷媒ガスの導出量が増大し、背圧室内の圧力つまりは可動側スクロール部材に作用する背圧力は下降傾向となる。
その際、前記逆止弁の開弁力によって、圧縮室の高圧冷媒ガスが背圧室へと導入される前に該背圧室の冷媒ガスは吸入圧領域へと導出される。従って、可動側スクロール部材は、スラスト力によって瞬時に可動側基板が背面側固定壁に対して接触されるため、圧縮室の高圧冷媒ガス言い換えれば圧縮仕事を与えた冷媒ガスが、導入通路及び背圧室を介して無駄に吸入圧領域へと流出されることを防止できる。これはスクロールコンプレッサの性能向上につながる。
特開2000−249086号公報(第4−5頁、第1図)
ところが、前記特許文献1の技術においては、可動側基板と背面側固定壁との間のクリアランス(弁機能部分)以外にも、可動側スクロール部材において導入通路の途中に逆止弁が配設されており、特に該逆止弁を可動側スクロール部材に対して組み付けるのに手間がかかる問題があった。つまり、特許文献1の技術においては、背圧力の調節のための弁構成が複雑となっており、スクロールコンプレッサの製造コストや製造工数がかかる問題があった。
本発明の目的は、背圧力の調節のための弁構成が簡単なスクロールコンプレッサを提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1及び2に記載の発明のスクロールコンプレッサは、ハウジング内に、可動側スクロール部材の前面を摺動可能に支持する前面側固定壁が設けられている。ハウジング内において可動側基板の背面側には、背圧室が区画されている。背圧室と吐出圧領域とは導入通路を介して接続されている。導入通路は可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分を経由されている。そして、該摺動部分のクリアランス(隙間)が、前面側固定壁に対する可動側スクロール部材の接離方向への変位に応じて変化することで、該クリアランスにおけるガスの通過断面積が変更されて背圧室内の圧力が調節される。
すなわち、例えば、前記圧縮室の圧力が低下して、可動側スクロール部材に作用するスラスト力が背圧力を下回ると、該可動側スクロール部材は背圧力によって、前面側固定壁に接近する方向へと変位される。従って、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分のクリアランスが最小となり、該クリアランスにおける高圧ガスの通過断面積つまり導入通路の開度が最小となる。よって、吐出圧領域から背圧室への高圧ガスの導入が妨げられて背圧室内の圧力は下降傾向となり、可動側スクロール部材に作用する背圧力は減少される。
逆に、前記圧縮室の圧力が上昇して、可動側スクロール部材に作用するスラスト力が背圧力を上回ると、該可動側スクロール部材はスラスト力によって、前面側固定壁から離間する方向へと変位される。従って、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分のクリアランスが最大となり、該クリアランスにおける高圧ガスの通過断面積つまり導入通路の開度が最大となる。よって、吐出圧領域から背圧室へと高圧ガスが導入されて背圧室内の圧力は上昇傾向となり、可動側スクロール部材に作用する背圧力は増大される。
以上のように、本発明において前記背圧室内の圧力調節つまり可動側スクロール部材に作用させる背圧力の調節には、導入通路の開度を、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分のクリアランスの変更によって調節する手法が採用されている。従って、可動側スクロール部材に作用する背圧力を低下させる際には、吐出圧領域から背圧室への高圧ガスの導入を、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分のクリアランスが最小となることで妨げることができる。よって、導入通路の開度を減少させるために、例えば特許文献1のような逆止弁を必要とせず、背圧力の調節のための弁構成を簡単とすることができる。
とくに、請求項の発明は、前記「可動側スクロール部材の前面」とは、可動側基板の前面のことである。前面側固定壁は、固定側基板の前面において固定側渦巻壁とは異なる位置に立設されている。つまり、前面側固定壁は、固定側スクロール部材において固定側基板及び固定側渦巻壁とは別に、導入通路の専用として設けられている。従って、例えば、薄い固定側渦巻壁を前面側固定壁として用いる場合と比較して、或いは、固定側基板において可動側渦巻壁との摺動領域を前面側固定壁として用いる場合(この場合、可動側渦巻壁の先端面が「可動側スクロール部材の前面」をなす)と比較して、導入通路を、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分を経由させること、つまり導入通路の配設が容易となる。
とくに、請求項2の発明は、前記ハウジング内には、圧縮室より吐出されたガスから潤滑油を分離するためのオイルセパレータと、該オイルセパレータで分離された潤滑油が貯留される貯留部とが設けられている。貯留部が吐出圧領域をなし、該貯留部が導入通路を介して背圧室へと接続されている。従って、貯留部の潤滑油は、導入通路を介して背圧室へと導入される。従って、例えば、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分に対して十分な量の潤滑油を供給することができ、該摺動部分の潤滑状態を良好とすることができる。
請求項3の発明は請求項1又は2において、前記ハウジング内には、可動側基板の背面を摺動可能に支持する背面側固定壁が設けられている。可動側基板と背面側固定壁との間には、背圧室が区画されている。可動側スクロール部材の公転運動を許容しかつ該可動側スクロール部材の自転運動を阻止する自転阻止機構は、可動側基板と固定側基板との間に配設されている。
このように、前記自転阻止機構を可動側基板と固定側基板との間に配設することで、可動側基板の背面側のスペースが自転阻止機構の配設によって混雑することを防止できる。従って、可動側基板と背面側固定壁との間に区画される背圧室の配置位置や形状を、比較的自由に設定することができる。
請求項4の発明は請求項1において、前記ハウジング内には、圧縮室より吐出されたガスから潤滑油を分離するためのオイルセパレータと、該オイルセパレータで分離された潤滑油が貯留される貯留部とが設けられている。貯留部が吐出圧領域をなし、該貯留部が導入通路を介して背圧室へと接続されている。従って、貯留部の潤滑油は、導入通路を介して背圧室へと導入される。従って、例えば、可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分に対して十分な量の潤滑油を供給することができ、該摺動部分の潤滑状態を良好とすることができる。
請求項5の発明は請求項2又は4において、前記貯留部内には、導入通路の開口にフィルタが配設されている。従って、貯留部内の異物が導入通路へと入り込むことを防止でき、該異物が、例えば可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分に入り込むことを防止できる。
請求項6の発明は請求項1〜5のいずれか一項において、前記ガスは冷凍回路の冷媒であって、該冷媒としては二酸化炭素が用いられている。つまり、請求項1〜5のいずれか一項の発明は、可動側スクロール部材に対して大きなスラスト力が作用する、二酸化炭素冷媒の場合に特に有効となる。
上記構成の請求項1〜6の発明によれば、背圧力の調節のための弁構成が簡単となり、スクロールコンプレッサの製造コストや製造工数を削減することができる。
以下、本発明のスクロールコンプレッサを、車両空調装置の冷凍回路に用いられる電動コンプレッサにおいて具体化した一実施形態について詳述する。なお、冷凍回路の冷媒としては、二酸化炭素が用いられている。
図1に示すように、電動コンプレッサのハウジング11は、第1ハウジング構成体12と第2ハウジング構成体13とを接合し固定することで構成されている。第1ハウジング構成体12は、図面左方側が底となる有底円筒状をなしている。第2ハウジング構成体13は、図面右方側が蓋となる有蓋円筒状をなしている。
前記第1ハウジング構成体12において底部の内壁面の中央部には、円筒状の軸支部12aが一体に突設されている。第1ハウジング構成体12内において開口端側には、軸支部材14が収容固定されている。軸支部材14は、挿通孔15aを有する中央部の円筒部15と、該円筒部15において図面右方側の端部に形成されたフランジ状の円盤部16とからなっている。
前記第1ハウジング構成体12内には回転軸18が収容されている。回転軸18の左端部は、軸支部12a内に収容配置されたベアリング19によって回転可能に支持されている。回転軸18の右端部は、軸支部材14の円筒部15の挿通孔15a内に収容されている。回転軸18の右端部は、軸支部材14の挿通孔15a内において、ベアリング20によって回転可能に支持されている。
前記ハウジング11内には、軸支部材14よりも図面左方側の領域にモータ室22が区画されている。モータ室22内において第1ハウジング構成体12の円筒内面には、ステータ25が取り付けられている。モータ室22内において回転軸18には、ステータ25の径方向内側に位置するようにしてロータ26が固定されている。これらステータ25及びロータ26によって電動モータが構成されている。従って、外部からのステータ25への電力供給によって、ロータ26と回転軸18とが一体的に回転される。
前記第1ハウジング構成体12内において開口端側には、軸支部材14よりも外側に固定側スクロール部材31が収容配置されている。固定側スクロール部材31は、円盤状をなす固定側基板32を備えている。固定側基板32において前面32aの最外周部には、円筒状の外周壁33が立設されている。固定側基板32の前面32aにおいて外周壁33よりも径方向内側には、固定側渦巻壁34が立設されている。固定側渦巻壁34の先端面にはチップシール35が取り付けられている。固定側スクロール部材31は、外周壁33の先端面を以て、軸支部材14の円盤部16の最外周部に接合されている。
前記回転軸18において軸支部材14側の右端面には、該回転軸18の軸線Lに対して偏心した位置に偏心軸36が設けられている。偏心軸36にはブッシュ37が外嵌固定されている。ブッシュ37の外側にはベアリング49が支持されている。ベアリング49の外側には可動側スクロール部材38が支持されている。ブッシュ37においてベアリング20側の端部には、バランサ37aが設けられている。バランサ37aは、可動側スクロール部材38が軸線L周りで偏在されることによる回転軸18の回転アンバランスを緩和するためのものである。
前記可動側スクロール部材38は、円盤状をなす可動側基板40を備えている。可動側基板40において固定側基板32に向かう前面40aには、可動側渦巻壁41が立設されている。可動側渦巻壁41の先端面にはチップシール44が取り付けられている。可動側基板40において背面40bの中央部には、円筒部43が立設されている。円筒部43は、ブッシュ37のベアリング49に外嵌されている。可動側基板40において背面40bの外周部は、背面側固定壁たる軸支部材14の円盤部16の背面16aに対して摺動可能に当接されている。
前記固定側スクロール部材31と可動側スクロール部材38とは、渦巻壁34,41を以って互いに噛み合わされている。固定側スクロール部材31と可動側スクロール部材38とは、各渦巻壁34,41の先端面が相手のスクロール部材31,38の基板32,40に対して摺動可能に当接されている。従って、固定側スクロール部材31と可動側スクロール部材38との間には、各基板32,40及び各渦巻壁34,41によって圧縮室47が区画されている。
前記可動側スクロール部材38の可動側基板40の前面40aと、固定側スクロール部材31の固定側基板32の前面32aとの間には、自転阻止機構48が複数配設されている(図面には一つのみ示す)。各自転阻止機構48は、一対のピン48a,48bとリング48cとからなっている。一方のピン48aは、可動側基板40において前面40aの最外周部に植設されている。他方のピン48bは、固定側基板32において前面32aの外周部(外周壁33よりも内側)に植設されている。リング48cは、両ピン48a,48bの径方向への相対離間を拘束すべく、両ピン48a,48bの外側に配置されている。
前記固定側スクロール部材31の外周壁33と、可動側スクロール部材38の可動側渦巻壁41の最外周部との間には、吸入室51が区画されている。軸支部材14の円盤部16の外周部には、吸入室51とモータ室22とを連通する吸入通路39が形成されている。第1ハウジング構成体12には、モータ室22と連通する吸入口50が形成されている。吸入口50には、図示しない外部冷媒回路の蒸発器の出口につながる外部配管が接続されている。従って、外部冷媒回路からの低圧冷媒ガスは、吸入口50、モータ室22及び吸入通路39を介して吸入室51へと導入される。
前記ハウジング11内において、第2ハウジング構成体13と固定側スクロール部材31との間には、吐出室52が区画されている。固定側スクロール部材31において固定側基板32の中心部には、吐出孔31aが貫通形成されている。吐出室52内において固定側スクロール部材31の固定側基板32の背面32bには、吐出孔31aの開口を開閉するフラッパ弁よりなる吐出弁58が取り付けられている。中心側の圧縮室47と吐出室52とは、吐出孔31aを介して接続されている。第2ハウジング構成体13には、吐出室52に連通する吐出口53が形成されている。
前記吐出室52内において吐出口53の開口には、分離パイプ68が取り付けられている。分離パイプ68は、吐出室52内の潤滑油(冷凍機油)が、例えば該吐出室52の内壁面等を伝って吐出口53へと移動され難くする、一種のオイルセパレータとしての機能を有している。第2ハウジング構成体13の外側において吐出口53には、図示しない外部冷媒回路のガスクーラの入口につながる外部配管が接続されている。従って、吐出室52内の冷媒ガスは、分離パイプ68及び吐出口53を介して外部冷媒回路へと導出される。
前記回転軸18が回転駆動されると、可動側スクロール部材38が偏心軸36を介して固定側スクロール部材31の軸心(回転軸18の軸線L)の周りで公転運動される。このとき、可動側スクロール部材38は、自転阻止機構48によって自転運動が阻止されて、公転運動のみが許容される。この可動側スクロール部材38の公転運動により、圧縮室47が両スクロール部材31,38の渦巻壁34,41の外周側から中心側へと容積を減少しつつ移動されることで、吸入室51から圧縮室47に取り込まれた低圧冷媒ガスの圧縮が行われる。圧縮済みの高圧冷媒ガスは、中心側の圧縮室47から吐出孔31a及び吐出弁58を介して吐出室52へと吐出される。
次に、前記可動側スクロール部材38に作用させる背圧力の調節機能について説明する。
図2及び図3に示すように、前記可動側スクロール部材38の可動側基板40において背面40bの外周部には、該可動側基板40の外形円に沿う円環状の領域に環状凹部55が形成されている。環状凹部55は、軸支部材14の円盤部16の背面16aによって閉塞されている。従って、可動側基板40の背面40bと、軸支部材14の円盤部16の背面16aとの間には、円盤部16で閉塞された環状凹部55の内空間によって、背圧室56が形成されている。
図2に示すように、前記軸支部材14において円盤部16の背面16aには、背圧室56よりも径方向内側に内側チップシール66が取り付けられている。可動側スクロール部材38において可動側基板40の背面40bには、背圧室56よりも径方向外側に外側チップシール67が取り付けられている。内側チップシール66が可動側基板40の背面40bに対して摺動可能に当接することで、また外側チップシール67が軸支部材14の円盤部16の背面16aに対して摺動可能に当接することで、背圧室56が周囲からシールされている。
前記軸支部材14には、背圧室56に対応して導出通路57が形成されている。導出通路57は、軸支部材14の円盤部16の背面16aで一端が開口されて(開口57a)背圧室56に連通されているとともに、軸支部材14の円筒部15の挿通孔15a内で他端が開口されている(開口57b)。円筒部15の挿通孔15a内は、モータ室22(図1参照)と連通されて該モータ室22と同じ圧力雰囲気つまり吸入圧雰囲気となっている。導出通路57において挿通孔15a側の開口57b付近には、固定絞り57cが配設されている。
前記可動側スクロール部材38において可動側基板40の最下部付近には、背圧室56に対応して可動側通路59が形成されている。可動側通路59は、背圧室56内で一端が開口されているとともに(開口59a)、可動側基板40の前面40aで他端が開口されている(59b)。固定側スクロール部材31において固定側基板32の最下部付近には、可動側通路59に対応して固定側通路60が形成されている。
前記固定側スクロール部材31の固定側基板32において前面32aの最下部付近には、外周壁33よりも径方向内側でかつ固定側渦巻壁34よりも径方向外側の位置に、可動側基板40の前面40a側に向かって前面側固定壁69が立設されている。つまり、前面側固定壁69は、固定側基板32の前面32aにおいて固定側渦巻壁34とは異なる位置に立設されている。前面側固定壁69の先端面69aと可動側基板40の前面40aとは摺動可能に当接されている(可動側スクロール部材と前面側固定壁との摺動部分)。つまり、本実施形態においては、可動側基板40の前面40aが「可動側スクロール部材の前面」をなしている。
前記固定側通路60は、前面側固定壁69内を、固定側基板32から可動側基板40に向かって延在されている。固定側通路60は、前面側固定壁69の先端面69aで一端が開口されているとともに(開口60a)、固定側基板32の背面32bの最下部付近つまりは吐出室52内の最下部付近で他端が開口されている(開口60b)。
前記吐出室52内の最下部付近には、分離パイプ68の作用によって冷媒ガスから分離された潤滑油が、落下し貯留されている。つまり、吐出室52内において最下部付近の領域は、分離パイプ68で分離された潤滑油を貯留する貯留部52aとして把握することができる。貯留部52a内において、固定側スクロール部材31の固定側基板32の背面32bには、固定側通路60の開口60bにフィルタ61が取り付けられている。フィルタ61は、貯留部52aから固定側通路60へと移動する潤滑油から異物を除去するためのものである。
前記固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aにおいて、固定側通路60の開口60aの周囲には、連通凹部62が形成されている。連通凹部62は、可動側スクロール部材38の公転運動により可動側通路59の開口59bが描く軌跡に沿う円環状をなしている。従って、可動側通路59の開口59bは、可動側スクロール部材38が何れの公転位置にあっても連通凹部62に対して常に臨むこととなる。固定側通路60及び連通凹部62並びに可動側通路59が、吐出圧領域としての吐出室52(貯留部52a)と背圧室56とを接続する導入通路をなしている。
前記固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aにおいて、連通凹部62の周囲には、可動側スクロール部材38の可動側基板40の前面40aに対して摺動可能に当接するチップシール63が配設されている。連通凹部62と可動側通路59の開口59bとは、チップシール63の内側つまり該チップシール63によって周囲からシールされた環境下において連通されている。これは、導入通路の途中部からの高圧冷媒ガスの漏れ、つまりは電動コンプレッサの効率低下を防止することにつながる。
前記固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aにおいて、固定側通路60の開口60aの周囲でかつ連通凹部62によって取り囲まれた領域は、弁座64をなしている。前面側固定壁69の先端面69aにおいて、可動側通路59の開口59bの周囲に位置する領域つまり弁座64に臨む領域は、弁部65をなしている。
前記回転軸18の軸線Lに沿う方向に関して、可動側スクロール部材38(可動側基板40)が固定側スクロール部材31(前面側固定壁69)から離間する側へと移動されると、弁部65が弁座64から離間して両者64,65間のクリアランス(隙間)が増大する。逆に、可動側スクロール部材38が固定側スクロール部材31に接近する側へと移動されると、弁部65が弁座64に接近して両者64,65間のクリアランスが減少する。
さて、前記電動コンプレッサの運転開始により、吐出室52内の圧力が上昇すると、該吐出室52の高圧冷媒ガスが、固定側通路60及び連通凹部62並びに可動側通路59を経由して背圧室56へと導入される。背圧室56の冷媒ガスは、導出通路57及び挿通孔15aを介してモータ室22へと導出される。背圧室56内の圧力は、吐出室52からの高圧冷媒ガスの導入量と、導出通路57を介した冷媒ガスの導出量とのバランスによって決定される。
前記可動側スクロール部材38には、背圧室56内の圧力に基づいて、固定側スクロール部材31へ向けて付勢する軸線Lに沿う方向への力(背圧力)が作用されている。また、可動側スクロール部材38には、圧縮室47内の圧力に基づく軸線Lに沿う方向への力(スラスト力)が、固定側スクロール部材31から離間する方向へと作用されている。従って、背圧力とスラスト力とのバランスに応じて、固定側スクロール部材31に対する可動側スクロール部材38の軸線Lに沿う方向への相対位置が決定される。
例えば、前記圧縮室47内の圧力が低下してスラスト力が背圧力を下回ると、可動側スクロール部材38は背圧力によって、可動側基板40の背面40bが軸支部材14の円盤部16の背面16aから離間する方向へと変位される。可動側スクロール部材38の可動側基板40が軸支部材14の円盤部16から離れて、該可動側基板40の前面40aが固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aに対して接触すると、弁座64と弁部65との間のクリアランスが最小(ゼロ)となる。
前記弁座64と弁部65との間のクリアランスが最小となると、固定側通路60と連通凹部62との間における冷媒ガスの通過断面積つまり導入通路の開度が最小(ゼロ)となる。従って、吐出室52から、固定側通路60及び連通凹部62並びに可動側通路59を経由した背圧室56への高圧冷媒ガスの導入が妨げられる。よって、背圧室56内の圧力は下降傾向となり、可動側スクロール部材38に作用する背圧力は減少される。
このように、前記可動側スクロール部材38に作用する背圧力を低下させる際には、吐出室52から背圧室56への高圧冷媒ガスの導入を、弁座64と弁部65との間のクリアランスが最小となることで妨げることができる。従って、吐出室52の高圧冷媒ガス言い換えれば圧縮仕事を与えた冷媒ガスが、導入通路及び背圧室56並びに導出通路57を介して無駄にモータ室22へと流出されることを防止できる。これは電動コンプレッサの性能向上につながる。
前記圧縮室47内の圧力が上昇してスラスト力が背圧力を上回ると、可動側スクロール部材38はスラスト力によって、可動側基板40の背面40bが軸支部材14の円盤部16の背面16aに接近する方向へと変位される。可動側スクロール部材38の可動側基板40が軸支部材14の円盤部16に接触して、該可動側基板40の前面40aと固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aとが離間すると、弁座64と弁部65との間のクリアランスが最大となる。
前記弁座64と弁部65との間のクリアランスが最大となると、固定側通路60と連通凹部62との間における冷媒ガスの通過断面積つまり導入通路の開度が最大となる。従って、吐出室52から、固定側通路60及び連通凹部62並びに可動側通路59を経由して背圧室56へと高圧冷媒ガスが導入される。よって、背圧室56内の圧力は上昇傾向となり、可動側スクロール部材38に作用する背圧力は増大される。
この時、前記導出通路57を介した背圧室56からモータ室22への冷媒ガスの導出は、該導出通路57が備える固定絞り57cによって緩慢となっている。従って、吐出室52の高圧冷媒ガス言い換えれば圧縮仕事を与えた冷媒ガスが、導入通路及び背圧室56並びに導出通路57を介して無駄にモータ室22へと流出されることを抑制できる。これは電動コンプレッサの性能向上につながる。
以上のように、前記可動側スクロール部材38は、背圧室56内の圧力に基づく背圧力が、圧縮室47内の圧力に基づくスラスト力に応じた好適な大きさとなるように、その可動側基板40の前面40aと固定側スクロール部材31の前面側固定壁69の先端面69aとの間のクリアランス(弁座64と弁部65との間のクリアランス)を変化させて、背圧室56内の圧力を内部自律的に調節する。背圧室56内の圧力が好適に調節されることで、可動側スクロール部材38の公転運動に伴う摺動抵抗の発生を低減できる。
上記構成の本実施形態においては次のような効果を奏する。
(1)背圧室56内の圧力の調節つまり可動側スクロール部材38に作用させる背圧力の調節には、導入通路(固定側通路60及び可動側通路59並びに連通凹部62)の開度を、可動側スクロール部材38と前面側固定壁69との摺動部分のクリアランスの変更によって調節する手法が採用されている。従って、可動側スクロール部材38に作用する背圧力を低下させる際には、吐出室52から背圧室56への高圧冷媒ガスの導入を、可動側スクロール部材38と前面側固定壁69との摺動部分のクリアランスが最小となることで妨げることができる。よって、導入通路の遮断のために、例えば特許文献1のような逆止弁を必要とせず、背圧力の調節のための弁構成を簡単とすることができ、電動コンプレッサの製造コストや製造工数を削減することができる。
(2)本実施形態においては、可動側基板40の前面40aが、特許請求の範囲で言うところの「可動側スクロール部材の前面」をなしており、前面側固定壁69は、固定側基板32の前面32aにおいて固定側渦巻壁34とは異なる位置に立設されている。つまり、前面側固定壁69は、固定側スクロール部材31において固定側基板32及び固定側渦巻壁34とは別に、導入通路の専用として設けられている。従って、例えば、薄い固定側渦巻壁34を前面側固定壁として用いる場合と比較して、或いは、固定側基板32において可動側渦巻壁41との摺動領域を前面側固定壁として用いる場合と比較して、導入通路を、可動側スクロール部材38と前面側固定壁69との摺動部分を経由させること、つまり導入通路の配設(特に弁座64及び弁部65の形成)が容易となる。
(3)背圧室56は、可動側基板40と軸支部材14の円盤部16との間に区画されている。自転阻止機構48は、可動側基板40と固定側基板32との間に配設されている。つまり、自転阻止機構48を可動側基板40と固定側基板32との間に配設することで、可動側基板40の背面40b側のスペースが自転阻止機構48の配設によって混雑することを防止できる。従って、可動側基板40と軸支部材14の円盤部16との間に区画される背圧室56は、その配置位置や形状の設定が比較的自由となる。よって、本実施形態においては、可動側基板40において背面40bの外周部に、該可動側基板40の外形に沿う円環状の背圧室56(環状凹部55)を配置することができた。
(4)背圧室56へは、吐出室52の最下部付近の領域からつまり潤滑油の貯留部52aから、高圧冷媒ガスとともに潤滑油が導入される。従って、例えば、可動側スクロール部材38の可動側基板40と軸支部材14の円盤部16との摺動部分や、可動側基板40と固定側スクロール部材31の前面側固定壁69との摺動部分に対して十分な量の潤滑油を供給することができ、該摺動部分の潤滑状態を良好とすることができる。
(5)貯留部52a内には、固定側通路60の開口60bにフィルタ61が配設されている。従って、貯留部52a内の異物が固定側通路60へと入り込むことを防止でき、該異物が、例えば可動側基板40と固定側スクロール部材31の前面側固定壁69との摺動部分や、可動側基板40と軸支部材14の円盤部16との摺動部分等に入り込むことを防止できる。よって、可動側基板40の前面40a及び背面40bや、前面側固定壁69の先端面69aや、円盤部16の背面16a等が異物によって損傷することを防止できる。
(6)冷凍回路の冷媒としては二酸化炭素冷媒が用いられている。本発明は、可動側スクロール部材38に対して大きなスラスト力が作用する、二酸化炭素冷媒の場合に特に有効となる。
なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で例えば以下の態様でも実施できる。
○上記実施形態から導出通路57を削除すること。この場合、背圧室56内の圧力の低下を、内側チップシール66又は外側チップシール67からの冷媒ガスの漏れに期待するようにしてもよい。または、内側チップシール66及び外側チップシール67の少なくとも一方を削除して、可動側スクロール部材38の可動側基板40の背面40bと軸支部材14の円盤部16の背面16aとの摺動部分のクリアランスから、背圧室56の冷媒ガスを漏らすようにしてもよい。さらには、内側チップシール66及び外側チップシール67の少なくとも一方において、一部のシール機能を切り欠きの形成等によって低下させ、該シール機能の低下部分を介して、背圧室56から冷媒ガスを漏らすようにしてもよい。何れにしても、背圧室56から冷媒ガスが導出される経路を、導出通路として把握することができる。
○上記実施形態において背圧室56へは、吐出室52から貯留部52aを経由して高圧冷媒ガスが導入されていた。これを変更し、吐出室52の上部(貯留部52a以外の領域)から背圧室56へ高圧冷媒ガスを導入するようにしてもよいし、吐出孔31aから背圧室56へ高圧冷媒ガスを導入するようにしてもよいし、吐出行程にある圧縮室47(吐出孔31aと連通された状態にある圧縮室47)から背圧室56へ高圧冷媒ガスを導入するようにしてもよい。或いは、電動コンプレッサ外の例えば吐出口53につながる外部配管内から、高圧冷媒ガスを背圧室56へと導入するようにしてもよい。
○上記実施形態において前面側固定壁69は、固定側スクロール部材31において固定側基板32及び固定側渦巻壁34とは別に、導入通路の専用として設けられていた。しかしこれに限定されるものではなく、上記実施形態から前面側固定壁69を削除して、固定側基板32が前面側固定壁を兼ねるようにしてもよいし(前者)、固定側渦巻壁34が前面側固定壁を兼ねるようにしてもよい(後者)。このようにすれば、導入通路の専用の前面側固定壁を設ける場合と比較して、固定側スクロール部材31の構成の簡素化を図り得る。
前者の場合、前記導入通路は、固定側スクロール部材31の固定側基板32の前面32aと、例えば可動側スクロール部材38の可動側渦巻壁41の先端面との摺動部分を経由されることとなる。この場合、可動側渦巻壁41の先端面が「可動側スクロール部材の前面」となる。また、後者の場合、導入通路は、固定側スクロール部材31の固定側渦巻壁34の先端面と、可動側スクロール部材38の可動側基板40の前面40aとの摺動部分を経由されることとなる。この場合、可動側基板40の前面40aが「可動側スクロール部材の前面」となる。
なお、前者の場合、前記可動側基板40の前面40aに導入通路専用の壁(可動側渦巻壁41以外の壁)を立設し、該壁の先端面と固定側基板32の前面32aとの摺動部分を導入通路が経由されるようにしてもよい。この場合、導入通路専用の壁においてその先端面が「可動側スクロール部材の前面」となる。
○上記実施形態において前面側固定壁69は、固定側スクロール部材31に設けられていた。しかしこれに限定されるものではなく、例えば前面側固定壁69に相当する部材を、固定側スクロール部材31とは別に備えるようにしてもよい。
○上記実施形態を変更し、軸支部材14の円筒部15内に回転軸18を封止するシール部材を配設することで、挿通孔15a内をモータ室22から遮断して該遮断空間を背圧室として用いること。この場合、上記実施形態の導出通路57から固定絞り57cを削除することで、該導出通路57及び背圧室56に相当する部分は、導入通路の一部として把握することができる。また、この場合、前記遮断空間と吸入圧領域(例えばモータ室22や吸入室51)とを接続するように、固定絞りを備えた導出通路を例えば軸支部材14に設けるとよい。
○上記実施形態において吸入通路39を削除するとともに、吸入口50を吸入室51へと直接開口させる。そして、軸支部材14の円筒部15の挿通孔15a内を、背圧室として用いること。従って、挿通孔15aに連通されたモータ室22は、背圧室の圧力雰囲気となる。この場合、上記実施形態の導出通路57から固定絞り57cを削除することで、該導出通路57及び背圧室56に相当する部分は、導入通路の一部として把握することができる。また、この場合、例えば、モータ室22と吸入圧領域(例えば吸入室51)とを接続するように、固定絞りを備えた導出通路を軸支部材14に設けるとよい。
○上記実施形態において自転阻止機構48は、可動側基板40に植設されたピン48aと、固定側基板32に植設されたピン48bと、両ピン48a,48bの外側に配置されたリング48cとからなっていた。しかしこれに限定されるものではなく、例えば、可動側基板40の前面40aにピンを植設するとともに、該ピンが挿入されかつ該ピンの旋回を案内する円形凹部を固定側基板32の前面32aに形成するようにしてもよい。
○上記実施形態において自転阻止機構48は、可動側基板40と固定側基板32との間に配設されていた。これを変更し、自転阻止機構48を、可動側基板40と軸支部材14の円盤部16との間に配設すること。この場合、背圧室56は、自転阻止機構48を避けるようにして形成する。
○本発明は、電動コンプレッサに具体化すること言い換えれば電動モータのみを駆動源とするスクロールコンプレッサに具体化することに限定されるものではなく、車両のエンジンを駆動源とするスクロールコンプレッサや、電動モータ及びエンジンを駆動源とする所謂ハイブリッド駆動タイプのスクロールコンプレッサに具体化してもよい。
○フロン冷媒を用いた冷凍回路のスクロールコンプレッサに本発明を適用すること。
○冷凍回路以外に用いられる、例えばエアコンプレッサに本発明を適用すること。
電動コンプレッサの縦断面図。 図1の要部拡大図。 可動側スクロール部材の背面図。
符号の説明
11…ハウジング、16…背面側固定壁としての円盤部、31…固定側スクロール部材、32…固定側基板(a…前面)、34…固定側渦巻壁、38…可動側スクロール部材、40…可動側基板(a…可動側スクロール部材の前面としての可動側基板の前面、b…背面)、41…可動側渦巻壁、47…圧縮室、48…自転阻止機構、52a…吐出圧領域としての吐出室内の貯留部、56…背圧室、59…導入通路を構成する可動側通路、60…同じく固定側通路(b…貯留部における導入通路の開口)、61…フィルタ、62…導入通路を構成する連通凹部、64…可動側基板と前面側固定壁との摺動部分において弁として機能する弁座、65…同じく弁部、68…オイルセパレータとしての分離パイプ、69…前面側固定壁。

Claims (6)

  1. ハウジング内には、固定側基板及び該固定側基板の前面に立設された固定側渦巻壁からなる固定側スクロール部材と、前記固定側渦巻壁に噛み合わされる可動側渦巻壁が可動側基板の前面に立設されてなる可動側スクロール部材とが配置されており、前記可動側スクロール部材の公転運動により、前記固定側渦巻壁と前記可動側渦巻壁との間に区画された圧縮室が容積を減少しながら移動されてガスの圧縮が行われるスクロールコンプレッサであって、
    前記ハウジング内には、前記可動側スクロール部材の前面を摺動可能に支持する前面側固定壁が設けられ、前記ハウジング内において前記可動側基板の背面側には背圧室が区画され、該背圧室と吐出圧領域とは導入通路を介して接続され、該導入通路は前記可動側スクロール部材と前記前面側固定壁との摺動部分を経由されており、該摺動部分のクリアランスが、前記前面側固定壁に対する前記可動側スクロール部材の接離方向への変位に応じて変化することで、該クリアランスにおけるガスの通過断面積が変更されて前記背圧室内の圧力が調節され、前記可動側スクロール部材の前面とは、前記可動側基板の前面のことであって、前記前面側固定壁は、前記固定側基板の前面において前記固定側渦巻壁とは異なる位置に立設されていることを特徴とするスクロールコンプレッサ。
  2. ハウジング内には、固定側基板及び該固定側基板の前面に立設された固定側渦巻壁からなる固定側スクロール部材と、前記固定側渦巻壁に噛み合わされる可動側渦巻壁が可動側基板の前面に立設されてなる可動側スクロール部材とが配置されており、前記可動側スクロール部材の公転運動により、前記固定側渦巻壁と前記可動側渦巻壁との間に区画された圧縮室が容積を減少しながら移動されてガスの圧縮が行われるスクロールコンプレッサであって、
    前記ハウジング内には、前記可動側スクロール部材の前面を摺動可能に支持する前面側固定壁が設けられ、前記ハウジング内において前記可動側基板の背面側には背圧室が区画され、該背圧室と吐出圧領域とは導入通路を介して接続され、該導入通路は前記可動側スクロール部材と前記前面側固定壁との摺動部分を経由されており、該摺動部分のクリアランスが、前記前面側固定壁に対する前記可動側スクロール部材の接離方向への変位に応じて変化することで、該クリアランスにおけるガスの通過断面積が変更されて前記背圧室内の圧力が調節され、前記ハウジング内には、前記圧縮室より吐出されたガスから潤滑油を分離するためのオイルセパレータと、該オイルセパレータで分離された潤滑油が貯留される貯留部とが設けられ、前記貯留部が前記吐出圧領域をなし、該貯留部が前記導入通路を介して前記背圧室へと接続されていることを特徴とするスクロールコンプレッサ。
  3. 前記ハウジング内には、前記可動側基板の背面を摺動可能に支持する背面側固定壁が設けられ、前記可動側基板と前記背面側固定壁との間に前記背圧室が区画されており、前記可動側スクロール部材の公転運動を許容しかつ該可動側スクロール部材の自転運動を阻止する自転阻止機構は、前記可動側基板と前記固定側基板との間に配設されている請求項1又は2に記載のスクロールコンプレッサ。
  4. 前記ハウジング内には、前記圧縮室より吐出されたガスから潤滑油を分離するためのオイルセパレータと、該オイルセパレータで分離された潤滑油が貯留される貯留部とが設けられ、前記貯留部が前記吐出圧領域をなし、該貯留部が前記導入通路を介して前記背圧室へと接続されている請求項1に記載のスクロールコンプレッサ。
  5. 前記貯留部内には、前記導入通路の開口にフィルタが配設されている請求項2又は4に記載のスクロールコンプレッサ。
  6. 前記ガスは冷凍回路の冷媒であって、該冷媒としては二酸化炭素が用いられている請求項1〜5のいずれか一項に記載のスクロールコンプレッサ。
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