JP4327166B2 - コルゲートフィン製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱交換器に用いるコルゲートフィンを製造する際に用いられるコルゲートフィン製造装置に関する。
自動車用等のエアコンに用いられる熱交換器には、金属製の薄い板状体に複数の波形部12を形成してなるコルゲートフィン10(図20および図21参照)がチューブ内に配置される構成を採用しているものもある。
このようなチューブ内にコルゲートフィンを配置することで、チューブ内を流通する媒体の熱交換が効率よく行なわれる。
かかるコルゲートフィン10を製造するには、1度に全ての波形部12を成形しようとしても金属の引き込みがあるので製造できず、複数の波形部12を順次成形していく必要がある。
このため、プレスによって波形部を成形するには、1回の型閉じにつき1つの波形部しか成形することができず、生産効率が悪いという課題があった。
そこで、コルゲートフィンを製造する方法として、金属製の板状体を挟み込む歯車状の成形ロールを複数設け、各成形ロールを順次通過させて、複数の波形部を順次成形する方法が従来から良く知られている(例えば特許文献1参照)。
この方法によれば、プレス成形において1回の型閉じで1つの波形部を成形する場合と比較して生産効率は上昇する。しかし、この方法では曲線状の波形部は成形できても、矩形の波形部を成形することができないという課題があった。
なお、成形ロールを通過させる方法であっても、波形部の長手方向を板状体の成形ロールへの進入方向と平行にさせて成形させるものであれば、波形部を矩形に成形することができる。しかし、このような方法では波形部を半山ずつ成形していくために成形ロール数が多段になり、ラインの全長が長くなりすぎるという課題があった。
そこで、矩形の波形部をコンパクトなラインで且つ生産効率良く成形するために、プレス成形によって1工程で複数の波形部を同時に成形できるように、プレス1回につき、複数個設けたパンチが順次駆動して波形部を順次成形していく成形装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−223686号公報 特開2003−115567号公報
上述の特許文献2に示したように1回のプレスにより複数の波形部を順次成形可能な装置は、成形時間も短縮でき、コストダウンにも寄与できるので好ましい。
なお、特許文献2に開示された装置は、CPU等のヒートシンクに用いるコルゲートフィンを製造するものであるため、水平方向に駆動するシリンダを用いてパンチを駆動するようにしても十分成形することができていたが、エアコンの熱交換器に用いられるコルゲートフィンは、CPU等のヒートシンクに用いるものよりも遙かに大型であり、また強度も高く無ければならないので、特許文献2と同様の水平方向へのシリンダ駆動では、エアコンの熱交換器に用いられるコルゲートフィンを製造することができず、上型と下型との1回の型閉じにより複数の波形部を順次成形可能な装置が要求されているという課題があった。
また、特許文献2におけるパンチを駆動するカムは、水平面内で所定の一方方向に移動してパンチを押圧してパンチを上下動させている。この水平方向に移動するカムは、まずパンチの一方の端部に当接することとなるが、パンチの一方の端部にのみカムにより力がかかり、その後もパンチにはカムの移動方向に力がかかり続けてしまう。すなわち、パンチには、パンチの移動方向に対して傾いた力が常に加わっていることとなる。
このため、精度良く波形部の成形ができず、またパンチの移動方向に対して傾いた方向に力が加わり続けることにより、パンチやダイが偏摩耗するおそれがあるといった課題があった。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされ、その目的とするところは、複数の波形部が形成されたコルゲートフィンを成形する装置において、上型と下型の1回の型閉じによって複数の波形部を順次成形可能であって、且つパンチの移動方向に対して傾いた方向に力がかからないような製造装置を提供することにある。
本発明にかかるコルゲートフィンの製造装置によれば、金属製の板状体から、複数の波形部を有するコルゲートフィンを成形するコルゲートフィン製造装置において、下型と、該下型に対して接離動可能な上型と、前記下型に固定されているダイと、前記下型において前記ダイの上方に、付勢手段を介して上方に向けて付勢されて、それぞれ別個に前記ダイに向けて移動可能に取り付けられ、各上面には側壁がテーパ状に形成されて上方に向けて突出する被押圧突起が形成されている複数のパンチと、互いに水平方向に接離動可能に設けられており、下面に形成された押圧突起が各前記パンチ上面のテーパ状の側壁を乗り越被押圧突起の上面に乗り上げて各パンチを押圧し、該各パンチを前記付勢手段の付勢力に抗して前記ダイに向けて移動させる2個の押圧カムブロックと、前記上型に設けられ、前記上型を前記下型に接近させる動作に伴って、前記2個の押圧カムブロックを水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動させるカムプレートとを具備し、前記2個の押圧カムブロックが水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動した際に、押圧カムブロックの押圧突起が各パンチ毎の被押圧突起に順次当接するように、各前記パンチの被押圧突起における側壁の立ち上がり位置が、各パンチ毎に異なる位置に形成されており、各前記押圧カムブロックの押圧突起は、各押圧カムブロックが水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動することに伴って水平方向に自由に回転可能となるように各押圧カムブロックの下端部に保持された、各パンチの被押圧突起に当接するように長尺な円柱状のローラであり、前記上型と前記下型との1回の型閉じ動作によって、前記2個の押圧カムブロックが各前記パンチを順次前記ダイへ移動させることを特徴としている。
この構成を採用することによる作用は以下の通りである。
本発明による複数のパンチは2個の押圧カムブロックによって駆動する。2個の押圧カムブロックは、各パンチの上方に配置され、水平方向に互いに離間する方向または互いに接近する方向に移動することによって、押圧カムブロック下面の押圧突起が各パンチ上面に形成された被押圧突起を押圧する。このようにそれぞれ水平面内の直線方向上で異なる方向へ移動する2個の押圧カムブロックは、パンチに対してパンチの移動方向に対して傾いた方向への力を及ぼさない。このような押圧カムブロックによって押圧された各パンチは、移動方向に対して傾かないようにしてダイへ移動可能となる。つまり、パンチにかかる力の方向は一定の方向にはならず、パンチの駆動方向に対して傾くような力をはたらかせないようにすることができる。
また、各パンチの被押圧突起は、その立ち上がり位置が各パンチで異なっており、押圧カムブロックが水平方向に移動していくと押圧カムブロックの押圧突起が各パンチの被押圧突起に当接するタイミングがそれぞれ異なってくるので、1回の型閉じにより複数のパンチを順次動作させることができる。
さらに、この構成によれば、円柱状のローラが各パンチの被押圧突起に当接するので、各パンチをダイ方向に移動させる際の摩擦抵抗を減らし、スムーズな動作を実現できるとともに、各押圧カムブロックと各パンチとの間での焼き付きを防止できる。
本発明のコルゲートフィンの製造装置によれば、上型と下型との1回の型閉じによって複数のパンチを順次動作させるので、コルゲートフィンの複数の波形部を1回の型閉じで成形可能である。また、パンチを順次駆動させるための2個の押圧カムブロックが、上型と下型の型閉じ時には互いに接近するか、または互いに離間する方向に移動することによりパンチを押し下げるように駆動するので、パンチにはパンチの駆動方向に対して傾くような方向への力が加らず、精度良くコルゲートフィンの製造ができ、またパンチやダイの偏摩耗も防止できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1はコルゲートフィンの製造装置の全体構成を示す側面図であり、図2および図3は図1においてパンチを駆動させていったところを示している。
また、図4、図5は図1〜図3を正面からみたところを示している。
コルゲートフィンの製造装置30(以下、単に製造装置と称する場合がある)は、銅やアルミニウムといった金属の薄い板状体31に、プレスによって曲げ加工を施し、複数の波形部12が形成されたコルゲートフィン10(図20,図21参照)を成形する装置である。
製造装置30は、下型34と、下型34に対して接離動可能に設けられた上型32とを備えている。
下型34は、基台35上に固定されたダイ36と、複数のパンチ40,40・・と、複数のパンチ40,40・・の上方に配置された2個の押圧カムブロック42とを有している。
上型32は、上下動するカムプレート39と、図示しない駆動手段とを有している。駆動手段は、カムプレート39を上下方向に駆動させるためのものであり、例えば上下方向に駆動する油圧シリンダ等が用いられる。
まず、下型34の構成について詳細に説明する。
ダイ36は、基台35の上面に固定されており、成形するコルゲートフィンの波形部の形状に合わせて複数の凹凸を有している(図11〜図14参照)。ダイ36の凹部36a内に、後述するパンチ40の下端の曲げ部40aが侵入して板状体を曲げ加工し、ダイ36の凸部36bが波形部12の山部分を成形する。
ダイ36の上方には、複数のパンチ40,40・・が板状体31の搬送方向Aに沿って配置されている。
各パンチ40には、下端側にむけて徐々に幅狭となり、ダイ36との間で板状体31を挟み込んで波形部を成形する曲げ部40aが形成されている。曲げ部40aは、ダイ36の凹部36aにはまり込むように下方に突出する山型状に形成されている。
また、隣り合う各パンチ40の曲げ部40a同士の間には、ダイ36の凸部36bが侵入してはまり込むように段部40bが形成されている。段部40bには、ダイ36の凸部36bの先端が当接し、コルゲートフィン10の波形部12の山部分を形成する。
各パンチ40は、板状体31の搬送方向Aに直交する方向(以下、パンチの幅方向と称する)Cに沿って幅広に形成されている。
各パンチ40の幅方向Cの両端部は、下型34の基台35に取り付けるための取付部45として形成されており、基台35に設けられているパンチ支持部38との間で上方に向けて付勢する付勢手段44を介して取り付けられている。本実施例の付勢手段44としては、上下方向に圧縮可能なばねが複数本用いられている。
各パンチ40の上面には、パンチ40を駆動させるための押圧カムブロック42の下面に形成されている押圧突起49が当接する被押圧突起46が形成されている。この被押圧突起46は、側壁47がテーパ状に形成されており、押圧突起49が乗り上げやすくなっている。また、被押圧突起46は、1つのパンチ40で幅方向Cに沿って4箇所に形成されている。
各パンチ40は、板状体31に曲げ加工を施す順番に被押圧突起46の上面の幅が幅広になるように形成されている(図6参照:ただし図6は、パンチの数およびパンチの下端部については省略している)。
本実施例では、板状体31の搬送方向Aの先頭側から図2の矢印B方向に向けて順次波形部を形成している。このため、板状体31の搬送方向Aの先頭側に位置するパンチ40の被押圧突起46の上面が最も幅広であり、搬送方向Aの後端側に向かうにしたがって、パンチ40の被押圧突起46の上面が幅狭になるように形成されている。
これを図4、図5に基づいて説明すると、複数のパンチ40(ここでは8個のパンチ)
のうち、最初にダイ36方向へ下降するパンチ40については、被押圧突起46のテーパ状の側壁47が、押圧カムブロック42の押圧突起49にもっとも近い位置(位置a1)に形成されており、次にダイ36方向へ下降するパンチの被押圧突起46のテーパ状の側壁47が、押圧カムブロック42の押圧突起49に次に近い位置(位置a2)に形成されている。
そして、ダイ36方向へ下降する順番に、パンチ40のテーパ状の側壁47の位置が徐々に押圧カムブロック42の押圧突起49から遠ざかり、最後にダイ36方向へ下降するパンチ40の被押圧突起46のテーパ状の側壁47が押圧カムブロック42の押圧突起49から最も離れた位置(位置a8)に形成されている。
押圧カムブロック42は、各パンチ40の上方において各パンチ40の上面に常時当接する位置に配置されている。すなわち、上型32と下型34との型開き時においては押圧カムブロック42の押圧突起49は、被押圧突起46以外の部位に当接しており、型閉じ中には各パンチ40の被押圧突起46の少なくともいずれかに当接している。
押圧カムブロック42は、パンチ40の幅方向Cの中心を境にして2個設けられており、それぞれパンチ40の幅方向Cに沿って移動可能である。かかる押圧カムブロック42の移動は、後述する上型32のカムプレート39によって動作が規制される。
本実施例においては、2個の押圧カムブロック42,42は、上型32と下型34との型開き時には各パンチ40の幅方向Cのほぼ中心に位置しており(図4の状態)、上型32と下型34との型閉じ時には、それぞれが離間する方向、すなわちそれぞれパンチ40の幅方向Cに向けて移動する(図5の状態)。
各押圧カムブロック42,42の下面には下方に向けて突出する押圧突起49がそれぞれ2箇所に形成されている。押圧突起49は下方に向けて徐々に幅狭となるような逆テーパ状に形成されており、上型32と下型34の型開き時には、各パンチ40の上面の被押圧突起46に当接しない位置にある(図4の状態)。そして、上型32と下型34との型閉じ時には、各押圧カムブロック42,42は、パンチ40の幅方向Cに移動し、各押圧突起49は、各パンチ40のうち最も幅広の被押圧突起46のテーパ状の側壁47に乗り上げていき、各パンチ40を幅広の被押圧突起46を有するものから付勢手段44の付勢力に抗して順に下方に押し下げていく(図5の状態)。
上型32に設けられたカムプレート39は、各押圧カムブロック42に設けられたベアリング50を収納するカム溝52が形成されている。
カム溝52は、カムプレート39の下降に伴って押圧カムブロック42をパンチ40の幅方向Cに移動させるような形状に形成されている。つまり、カム溝52は、ベアリング50が徐々にパンチ40の幅方向Cに移動するように斜めに形成されている。
具体的に、図4に示す押圧カムブロック42のうち、右側に位置する押圧カムブロック42を矢印D方向に移動させるために対応するカム溝52は右斜め上方に向かうように形成されており、左側に位置する押圧カムブロック42を矢印E方向に移動させるために対応するカム溝52は左斜め上方に向かうように形成されている。
以下、製造装置30の全体動作に基づくコルゲートフィンの製造方法を説明する。
上型32と下型34とが型開きの状態において、図示しない搬送装置が、板状体31をダイ36とパンチ40との間に搬送する。
そして、型閉じ動作が開始され、上型32が下型34に向けて下降していくと、カムプレート39も下降する。カムプレート39のカム溝52に沿って押圧カムブロック42のベアリング50が移動させられ、押圧カムブロック42が水平方向に移動する。
2個の押圧カムブロック42は、カムプレート39によって水平方向に互いに離間する方向にそれぞれ移動させられる(図4の矢印Dおよび矢印E)。
すると、それぞれの押圧カムブロック42の下面に設けられた押圧突起49が、複数のパンチ40のうち、最初に下降すべきパンチ40の被押圧突起46の上面に乗り上げるようにして該パンチ40を下方に向けて押し下げる(図11〜図14参照)。
各押圧カムブロック42がさらに水平方向に移動することで、各パンチ40の被押圧突起46の上面の幅が広い順番(被押圧突起46の立ち上がりであるテーパ状の側壁47の位置がパンチ40の幅方向Cの中心に近い位置にある順番)に順次パンチ40を下方に押し下げていく。
下降するパンチ40は、板状体31をダイ36との間で曲げ加工を施す。複数のパンチ40は、板状体31の搬送方向Aの先頭から順次下降するので、板状体31に順次波形部を形成していく(図7〜図10参照)。
上型32が下死点に位置したとき、押圧カムブロック32の押圧突起49は、複数のパンチ40のうち最も最後に下降するパンチ40の被押圧突起46上面に位置する。この位置において、全てのパンチ40が下降してダイ36との間で全ての波形部の形成が終了する。
その後、駆動手段が駆動して上型32は上昇を開始する。
上型32の上昇によってカムプレート39も上昇し、それに伴い、各押圧カムブロック42のベアリング50がカム溝52に沿って徐々にパンチ40の幅方向Cの中心方向に移動させられる。
これにより、2個の押圧カムブロック42の各押圧突起49は、押し下げていた各パンチ40の被押圧突起46の上面から順次離れていく。つまり、被押圧突起46の幅方向の幅が狭い順番に、押圧カムブロック42の押圧が解除され、押圧カムブロック42の押圧が解除されたパンチ40から順に付勢手段44の付勢力によって上方へ移動する。複数のパンチ40が、下降していった順番とは逆に順次上昇していき、押圧カムブロック42の押圧突起49が全てのパンチ40の被押圧突起46からはなれたときに、上型32は上死点に達し、上型32と下型34との1回の型閉じ動作が終了する。
そして、図示しない搬送手段によって、波形部が形成された板状体31は製造装置30から装置外部へ搬出され、コルゲートフィンの製造が完了する。
次に、各押圧カムブロックの押圧突起として回転体を設けた例について、図15〜図19に基づいて説明する。ここでは回転体として、板状体31の搬送方向Aに沿って長尺な円柱状のローラ54を例として説明する。
なお、上述した実施例の構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する場合もある。
各押圧カムブロック42の下端部には、各パンチ40の被押圧突起46に当接するようにローラ54が設けられている。ローラ54は、押圧カムブロック42の移動方向すなわち水平方向に自由に回転可能となるよう、押圧カムブロック42の下端部に保持されている。
型閉じ動作が開始され、上型32が下型34に向けて下降していくと、カムプレート39も下降する。カムプレート39のカム溝52に沿って押圧カムブロック42のベアリング50が移動させられ、押圧カムブロック42が水平方向に移動する。
2個の押圧カムブロック42は、カムプレート39によって水平方向に互いに離間する方向にそれぞれ移動させられる(図15の矢印Dおよび矢印E)。
すると、それぞれの押圧カムブロック42の下面に設けられたローラ54が、複数のパンチ40のうち、最初に下降すべきパンチ40の被押圧突起46の上面に乗り上げるようにして該パンチ40を下方に向けて押し下げる(図17〜図19参照)。このとき、ローラ54は、押圧カムブロック42の移動方向に回転しつつパンチ40を押し下げる。
各押圧カムブロック42がさらに水平方向に移動することで、押圧カムブロック42のローラ54は、各パンチ40の被押圧突起46の上面の幅が広い順番(被押圧突起46の立ち上がりであるテーパ状の側壁47の位置がパンチ40の幅方向Cの中心に近い位置にある順番)に順次パンチ40を下方に押し下げていく。
このように、本実施例ではローラ54がパンチ40の被押圧突起に当接してパンチ40を押し下げていくので、押圧カムブロック42とパンチ40での間の摩擦抵抗を減らすことができる。このため、押圧カムブロック42とパンチ40とがスムーズに動作し、また押圧カムブロック42とパンチ40との間での焼き付きを防止できる
お、上述してきた各実施例は、2個の押圧カムブロックは、型開き時にパンチの幅方向の中心に位置しており、型閉じ時に互いに離間する方向に移動するものであった。
しかし、本発明としては、2個の押圧カムブロックの移動はこのような方向に移動するものに限定されない。すなわち、型開き時においては2個の押圧カムブロックがパンチの幅方向の両端に位置しており、型閉じ時に互いに接近する方向に移動することにより、各パンチを順次下降させていくような構造であってもよい。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
本発明にかかるコルゲートフィン製造装置の側面図である。 図1のコルゲートフィン製造装置において順次パンチを下降させていくところを示す側面図である。 図1のコルゲートフィン製造装置において全てのパンチを下降させて波形部の成形が完了したところを示す側面図である。 コルゲートフィン製造装置の正面図である。 図4のコルゲートフィン製造装置において全てのパンチを下降させて波形部の成形が完了したところを示す正面図である。 複数のパンチの形状を説明するための説明図である。 複数のパンチとダイによる波形部の成形の様子を示す説明図である。 複数のパンチとダイによる波形部の成形の様子を示す説明図である。 複数のパンチとダイによる波形部の成形の様子を示す説明図である。 複数のパンチとダイによる波形部の成形の様子を示す説明図である。 押圧カムブロックの押圧突起が、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 押圧カムブロックの押圧突起が、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 押圧カムブロックの押圧突起が、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 押圧カムブロックの押圧突起が、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 コルゲートフィン製造装置の他の実施例の正面図である。 図15のコルゲートフィン製造装置において全てのパンチを下降させて波形部の成形が完了したところを示す正面図である。 押圧カムブロックのローラが、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 押圧カムブロックのローラが、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 押圧カムブロックのローラが、パンチの被押圧突起を押圧していくところを示す説明図である。 コルゲートフィンの平面図である。 コルゲートフィンの一部断面図である。
符号の説明
10 コルゲートフィン
12 波形部
30 コルゲートフィン製造装置
31 板状体
32 押圧カムブロック
32 上型
34 下型
35 基台
36 ダイ
36a 凹部
36b 凸部
38 パンチ支持部
39 カムプレート
40 パンチ
40a 曲げ部
40b 段部
42 押圧カムブロック
44 付勢手段
45 取付部
46 被押圧突起
47 側壁
49 押圧突起
50 ベアリング
52 カム溝
54 ローラ

Claims (1)

  1. 金属製の板状体から、複数の波形部を有するコルゲートフィンを成形するコルゲートフィン製造装置において、
    下型と、
    該下型に対して接離動可能な上型と、
    前記下型に固定されているダイと、
    前記下型において前記ダイの上方に、付勢手段を介して上方に向けて付勢されて、それぞれ別個に前記ダイに向けて移動可能に取り付けられ、各上面には側壁がテーパ状に形成されて上方に向けて突出する被押圧突起が形成されている複数のパンチと、
    互いに水平方向に接離動可能に設けられており、下面に形成された押圧突起が各前記パンチ上面のテーパ状の側壁を乗り越被押圧突起の上面に乗り上げて各パンチを押圧し、該各パンチを前記付勢手段の付勢力に抗して前記ダイに向けて移動させる2個の押圧カムブロックと、
    前記上型に設けられ、前記上型を前記下型に接近させる動作に伴って、前記2個の押圧カムブロックを水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動させるカムプレートとを具備し、
    前記2個の押圧カムブロックが水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動した際に、押圧カムブロックの押圧突起が各パンチ毎の被押圧突起に順次当接するように、各前記パンチの被押圧突起における側壁の立ち上がり位置が、各パンチ毎に異なる位置に形成されており、
    各前記押圧カムブロックの押圧突起は、各押圧カムブロックが水平面内で互いに接近する方向または互いに離間する方向に移動することに伴って水平方向に自由に回転可能となるように各押圧カムブロックの下端部に保持された、各パンチの被押圧突起に当接するように長尺な円柱状のローラであり、
    前記上型と前記下型との1回の型閉じ動作によって、前記2個の押圧カムブロックが各前記パンチを順次前記ダイへ移動させることを特徴とするコルゲートフィン製造装置。
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