JP4324377B2 - 電子辞書 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子辞書に関し、特に入力された文字列に対応づけられて記憶された情報を表示する電子辞書に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、利用者が検索したい文字列を入力し、検索指示をしたとすると、その文字列と一致または含む文字列が辞書中にないか否か検索され、見つけられた文字列に対応づけて記憶されたその意味内容や用例等の関連事項が表示される電子辞書や、検索された単語に所定のマーカーを付与して表示する電子表示装置が開発されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0003】
例えば、特許文献1には、単語学習において、各単語ごとに検索した回数を記憶し、検索回数が予め設定された閾値を越えた時は、すぐに検索結果を表示せずに、その単語を使用した用例あるいは自分の登録した用例や所定のメッセージを表示して記憶を喚起させる単語学習装置が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−230245号公報(段落0008)
【特許文献2】
国際公開第WO97/44748号パンフレット(3、8、10頁)
【0005】
また、特許文献2には、単語ごとに検索の累積回数を意味するマーク数を記憶し、検索された単語を表示する時に、その単語のマーク数を読み取り、そのマーク数に対応づけられた表示態様(マーク付加、反転表示,色変更、字体変更、点滅表示)で、その単語を表示する電子文書表示装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、辞書に登録されたすべての単語に対する検索回数が記録され、入力された文字列に一致する単語があれば必ず、その単語に対する検索回数がカウントアップされる。したがって、真に学習して憶えるべき単語であるか否かに関わらず、検索回数が一定の閾値を越えれば、まずその単語の用例等が表示され、その単語の検索結果はすぐには表示されない。
【0007】
例えば、「have」のような英文中では出現頻度が高く、真に学習して憶えるべき単語であれば、その意味内容である「持つ」という検索結果をすぐに表示しないことによって、学習効率を高めることが可能かもしれないが、それほど重要ではないが以前何度も検索をした為に検索回数が閾値以上に増加してしまった単語の場合、その後その意味内容をすぐに知りたい時でも用例が先に表示されてしまい、検索結果がなかなか表示されないことになる。
【0008】
すなわち、すぐに意味内容を知りたい場合や、それほど重要でもなく特に用例を見る必要のない単語の場合でも、検索回数が一定値を越えてしまっていると意味内容がすぐには表示されず、かえって使い勝手が悪くなる場合もある。
【0009】
また、特許文献2では、所定のマーク数以上となった単語を表示する時に、そのマーク数に対応した色のマークに重ねてその単語が表示される。しかし、その単語に対応して表示される意味内容の部分にはマークが付与されないので、真に学習して憶えるべき重要な意味内容の部分は、一見しただけではわかりにくい。すなわち、単語の意味内容として多くの文字列が表示されてしまうような場合には、どの部分が重要か、学習すべき部分はどれかを探すのに時間がかかり、単語部分をマークしただけでは、必ずしも使い勝手がよいとは言えない。
【0010】
そこで、この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであり、文字列の検索回数のみならず、単語登録またはマーカー登録の有無等の情報を記憶することにより、利用者にとってより使いやすく、学習効果を高めることのできる電子辞書を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、見出し語とその意味内容からなる辞書を記憶した辞書部と、入力された文字列を見出し語として辞書部を検索する検索部と、検索結果である単語を選択的に登録する単語登録部と、単語毎の検索回数を監視し、検索結果である単語が前記単語登録部に未登録であり、かつ所定回数以上検索されていることを判断する判断部と、前記判断部による判断に基づき単語登録部への登録を喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部と、ユーザー指示に基づいて検索結果である単語を前記単語登録部に登録する制御部と、マーカーが付与された見出し語と、該見出し語の意味内容の中でマーカーが付与された位置と、そのマーカーの形状とを対応付けて記憶するマーカー記憶部とを備え、前記入力された文字列が単語登録部に登録されておりかつ検索回数が所定回数以上であり、該入力された文字列と一致する見出し語が、前記マーカー記憶部に存在する場合は、該見出し語に対応付けられたマーカーの形状を変更して、該見出し語の意味内容を表示することを特徴とする電子辞書を提供するものである。
また、前記マーカーを付与すべき位置を含む行が画面の先頭行となるように表示させる設定がされている場合、マーカーを付与すべき位置を画面の最上行に表示させることを特徴とする電子辞書を提供するものである。
【0012】
この発明は、見出し語とその意味内容からなる辞書を記憶した辞書部と、入力された文字列を見出し語として辞書部を検索する検索部と、検索結果である単語を選択的に登録する単語登録部と、単語毎の検索回数を監視し、検索結果である単語が前記単語登録部に未登録であり、かつ所定回数以上検索されていることを判断する判断部と、前記判断部による判断に基づき単語登録部への登録を喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部と、ユーザー指示に基づいて検索結果である単語を前記単語登録部に登録する制御部と、文字列と、その文字列に対するマーカー登録の有無状態と、その文字列が検索された検索回数とを対にして記憶した文字列状態記憶部と、マーカーが付与された見出し語と、該見出し語の意味内容の中でマーカーが付与された位置と、そのマーカーの形状とを対応付けて記憶するマーカー記憶部とを備え、入力された文字列に対するマーカー登録がなく、かつ入力された文字列が単語登録部に登録されておりその文字列の検索回数が所定回数以上の場合、前記入力された文字列についてマーカーの位置および形状からなるマーカー情報をマーカー記憶部に追加設定することを特徴とする電子辞書を提供するものである。
また、前記追加設定された文字列について、その検索回数をゼロに再設定することを特徴とする。
さらに、前記マーカー情報を追加設定をする場合、マーカーを付与すべき位置を含む行を先頭表示させる設定入力を利用者に要求するメッセージを表示させることを特徴とする。
【0013】
そして判断部が、入力された文字列に対応する前記単語登録部の登録状態が未登録であり、かつその文字列の検索回数が所定数を超えている場合に、メッセージ記憶部に記憶された単語登録を喚起するメッセージ表示部に表示させるものである
これによれば、単語登録がされていない文字列についての検索回数が増加した場合、単語登録を促すようなメッセージを表示させることにより、利用者にとって検索しようとした文字列の習得度が悪いことを示唆し、学習の動機付けを与えることができる。
【0014】
ここで、ある文字列について単語登録をするということは、利用者にとってその文字列を理解することが重要であることを意味し、何度も検索されるということは、その文字列の習得度が低いと考えられる。
すなわち、単語登録は、利用者の迅速な理解を補助するために実施されるものである。また、単語登録処理は、従来の辞書によく利用する単語の読みを登録するのと同様の操作により行えばよい。
【0015】
また、入力された文字列に対応する前記単語登録部の登録状態が単語登録有であり、かつその文字列の検索回数が所定数以下の場合、前記判断部が、メッセージ記憶部に記憶された単語登録がすでにされている旨のメッセージを表示部に表示させるようにしてもよい。
これによれば、登録がすでに行われている旨を利用者に提供できるので、すでに単語登録されているが、その登録後であっても検索が行なわれた文字列について学習に対する注意を喚起できる。
【0016】
また、この発明は、単語毎の検索回数とマーカー位置を記憶する文字列記憶部を含み、マーカー位置に応じて検索結果にマーカーを付与して表示するようにしてもよい。
これによれば、検索する文字列の意味内容の領域内で、特定の文字部分にマーカーが付加されて表示されるので、検索する文字列に対して真に理解又は記憶すべき重要な部分にマーカーを付加するよう予め設定しておけば、利用者の学習効果を高めることが可能である。
【0017】
ここで、マーカーとは、文字列の表示に重ねて表示される特定の図形や記号を言うが、種々の異なる形状を形状定義部に記憶しておく。
例えば、マーカーの形状とは、一重下線、二重下線、波形状下線、白黒反転文字、〇囲み、□囲みなどがある。また、文字列自体を変形するようなもの、例えば、太字化、書体(フォント)の変更、字体サイズの変更を含めてもよい。
文字列定義部に含まれるマーカーの形状は、形状定義部に記憶されたものの中からいずれかが選択される。
【0018】
マーカーを付加すべき位置を特定する位置情報とは、意味内容の中の先頭文字位置を基準とした位置情報で表わすことができ、例えば先頭文字から数えた文字数を利用することができる。マーカーを付加すべき位置が、複数の文字列からなる場合は、その文字列の最初の文字の位置情報をマーカー開始点とし、その文字列の最後の文字の位置情報をマーカー終了点として記憶すればよい。
【0019】
また、この発明は、マーカーの形状を記憶するマーカー記憶部を含み、前記検索回数に対応したマーカーの形状に変更して表示するようにしてもよい。
これによれば、マーカー登録がすでにされている文字列について検索回数が多く、理解が遅いと考えられる場合に、そのマーカーの形状を変化させることができるので、学習進度の遅い文字列について学習を促進できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施例に基づいて、この発明を具体的に説明する。なお、これによってこの発明は限定されるものではない。
図1に、この発明の電子辞書の一実施例の構成ブロック図を示す。図1において、文字列入力部1は、利用者が検索したい文字列を入力したり、または表示されている文章の所望の文字を指定入力する部分である。キーボード、マウス、トラックボール、ペンなどのポインティングデバイスの他、タッチパネル、音声入力認識装置、文字読取装置などを用いることもできる。
【0024】
文字列検索部2は、入力された文字列と一致可能な見出し語が、辞書部5の中にあるか否か検索する部分であり、主としてCPUにより実現される。
表示部3は、入力された文字列や検索結果等を表示する部分であり、CRT、LCD、ELなどの表示装置を用いればよい。
設定部9は、記憶部4に記憶された情報のうち、予め設定しておくべき情報を設定する部分であり、具体的には後述するマーカー記憶部6、文字列状態記憶部7、メッセージ記憶部10に記憶される情報を設定する部分である。
【0025】
調整部8は、検索結果、メッセージおよびマーカーなどの各種情報を表示するための制御を行う部分であり、この発明の特徴的機能を実現する主要部分である。
設定部9および調整部8も、主としてCPUにより実現できる。
記憶部4は、各種情報を固定的あるいは一時的に記憶する部分であり、この発明では、主として辞書部5、マーカー記憶部6、文字列状態記憶部7、メッセージ記憶部10に分類できる。
【0026】
辞書部5は、一般的な辞書データを記憶した部分であり、各単語とその単語に対する意味内容とを関連付けて記憶する。
さらに、辞書部5には、意味内容の中の重要な部分を特定する位置情報が単語の見出し語と意味内容の後に記憶される。この情報は、必ずしも全ての単語について付与されていなくてもよい。
【0027】
辞書部5のデータは、主として固定的な情報であるので、ROM、CD−ROM、DVD−ROMのような読み出し専用のメモリや媒体の形態でも提供することができる。ただし、ネットワーク等を介してダウンロードし、HD等の記憶装置に格納してもよい。
【0028】
次に、文字列状態記憶部について説明する。
文字列状態記憶部7は、図2に示すように、文字列12、登録状態22、参照回数32からなる情報を、各文字列ごとに記憶した部分であり、情報の追加、削除、更新が可能なように、書き換え可能な不揮発性メモリ(例えば、RAM、HD)が用いられる。
ここで、文字列12は、過去に一回でも検索されたことのある単語や語句であり、文字列検索部2の検索で見つけられた見出し語が、自動的にこの文字列として格納されるようにしてもよい。
【0029】
登録状態22とは、格納された文字列12に対する現在の状態を示しており、例えば、現在の状態とは、次の4つの状態を意味する。
0:登録なし
1:単語帳登録あり
2:単語帳登録かつマーカー登録あり
3:単語帳登録、マーカー登録あり、マーカー登録あり、かつマーカー箇所先頭表示をする
この登録状態22は、利用者の入力に基づいて、設定部9の処理により設定される。
【0030】
ここで、「単語帳登録あり」とは、参照回数の数に関係なく、利用者が重要で真に学習したいと思う場合に付与される情報である。また、画面表示する際にはマーカーを付与した表示はしないことを意味する。
「マーカー登録あり」とは、単語帳登録された文字列であって、さらに画面表示をする際にマーカーを付与した表示をすることを意味する。
したがって、「マーカー登録あり」に設定されている文字列は、後述するマーカー記憶部6に、その文字列についてのマーカーに関する情報が設定記憶される。
「マーカー箇所先頭表示」とは、マーカーを付与して表示する部分を表示画面の先頭、すなわち最上部に表示させることを意味する(図5参照)。したがって、登録情報として「3」が設定されている場合は、単語帳登録され、かつマーカー登録された状態でもある。
【0031】
参照回数32は、検索された回数を意味し、文字列12が検索されるごとにその参照回数に1が加算される。
この発明では、この参照回数が所定数よりも多くなった時に、表示内容を切り替えるようにするために、参照回数の閾値を記憶部4に記憶する。この閾値は、固定値でもよいが、利用者の意思で表示内容を柔軟に切り替えるようにするために、利用者が自由に変更できるようにしてもよい。
【0032】
図2においては、例えば「star」、「time」、「too」のような文字列12が1回以上検索されたことがあり、「star」は「マーカー箇所先頭表示」に設定されており、「time」は「単語帳登録」がされておらず、「too」は「単語帳登録」がされていることを示している。
また、「star」は、今までに3回検索され、「time」は10回検索されたことがあることを示している。
【0033】
次に、マーカー記憶部6について説明する。
図3に、マーカー記憶部6の一実施例の構成図を示す。
マーカー記憶部6は、マーカーの形状定義フィールドと、文字列定義フィールドとから構成される。
形状定義フィールドには、マーカーの形状番号13と、マーカーの形状を特定する情報23とが対応付けられて記憶される。
このフィールドは、予め固定的に記憶しておいてもよいが、利用者が必要に応じて追加、削除または変更できるように記憶してもよい。
【0034】
文字列定義フィールドは、マーカー登録されている文字列33、マーカー開始点43、マーカー終了点53、マーカー形状番号63とから構成される。
ここで、文字列33は、辞書の見出し語に相当する単語であり、ここに登録されている文字列は登録状態が「マーカー登録あり:2」または「マーカー箇所先頭表示:3」に設定されている。
マーカー形状番号63は、形状定義フィールドの番号13と同一である。
【0035】
辞書は、各単語について、見出し語とその意味内容部分とによって構成されているが、この発明では、マーカーは、見出し語および意味内容部分のどちらにも付与できるようにするために、「マーカー開始点」と「マーカー終了点」とを記憶させる。
「マーカー開始点」は、マーカーを付与すべき最初の文字位置を特定する情報であり、「マーカー終了点」は、マーカーを付与すべき最後の文字位置を特定する情報である。マーカー開始点とマーカー終了点とによって挟まれた領域の文字も、同様のマーカーが付与されることになる。
【0036】
例えば、図3では、マーカー開始点、マーカー終了点の情報には、各単語の先頭文字から数えた文字数を記憶している。
図3の「star」は、マーカー開始点として38、マーカー終了点として38が設定され、付与するマーカーの形状の番号は「1」と設定されている。さらに、「star」にはもう一つマーカーが設定されており、マーカー開始点として43、マーカー終了点として44、マーカーの形状として「3」が設定されている。
【0037】
図6は、単語「star」についての見出し語およびその意味内容を示したものであるが、この一文字目は「s」であり、38文字目が「星」、43文字目が「恒」、44文字目が「星」である。また、38文字目の「星」にはマーカー形状「1」のマーカーが付与されており、43文字目と44文字目の文字列「恒星」にはマーカー形状「3」のマーカーが付与されている状態を示している。
【0038】
図3の文字列定義フィールドの内容は、前記した文字列状態記憶部7の登録状態22に、利用者が「マーカー登録あり:2」か、または「マーカー箇所先頭表示:3」を設定した時に、同時に利用者が設定するようにすればよい。
あるいは、辞書部5の中に、予め単語の意味内容に加えて、その意味内容の重要な部分を特定する情報(重要情報)が記憶されている場合は、この重要情報を参照することにより、マーカー開始点43、マーカー終了点53、マーカー形状63を、利用者の入力を待つことなく自動的に設定してもよい。
【0039】
なお、「マーカー開始点」、「マーカー終了点」については、先頭からの文字数で設定するのではなく、行数と桁数との組合せによって設定してもよい。また、マーカーを付与すべき位置を特定できればよいので、画面上の表示位置アドレスで設定したり、意味内容に含まれる文字列のフォント情報や文字の大きさの情報を利用して設定してもよい。
例えば、ある特定のフォントが設定されている文字にマーカーを付与することにした場合は、フォント情報を手がかりにして、マーカーの開始点と終了点とを設定することもできる。
【0040】
次に、メッセージ記憶部10について説明する。
メッセージ記憶部10に記憶される情報とは、辞書検索を実行したことにより、利用者に通知あるいは警告した方がよいと思われる情報であり、例えば、次のような情報がある。
(1)検索回数が多くなっています。
(2)単語帳登録をお勧めします。
(3)すでに、単語帳登録されています。
(4)検索回数が10回を超えました。
【0041】
これらの情報は、予めROM、CD−ROMなどに固定的に記憶された情報として提供することが好ましいが、設定部9によって後で利用者自身が必要に応じて設定変更、追加できるようにしてもよい。利用者自身が定義したメッセージが利用できれば、その利用者にとってこの電子辞書の使い勝手がよりよくなる。この場合には、メッセージ記憶部10は、HDなどの書き換え可能な不揮発性メモリに格納して提供すればよい。
【0042】
次に、この発明の電子辞書の使用時の動作を説明する。
図9に、この発明の電子辞書の一実施例の動作フローチャートを示す。
まず、ステップS1において、検索する文字列を決定する。検索する文字列は、例えば利用者が文字列入力部1から直接入力する。
ステップS2において、検索する文字列に関する情報を、文字列状態記憶部7から検索する。ここでは、図2の文字列12の中に検索する文字列と一致するものがあるか否か確認する。
一致する文字列がある場合は、文字列状態記憶部7の中のその文字列12に対応する参照回数32を1増加させる。
一方、一致する文字列がなければ、文字列状態記憶部7の文字列12に検索する文字列を新たに記録し、登録状態を「0」とし、参照回数を「1」にセットする。
【0043】
次に、ステップS3において、文字列状態記憶部7から、検索する文字列の登録状態22と、参照回数32を取得する。
例えば、検索する文字列が「time」の時、文字列状態記憶部7に「time」があるので、登録状態22として「0」、参照回数32として「10」が取得される。
【0044】
次にステップS4において、検索する文字列が単語帳登録されているか否か確認する。
単語帳登録の有無は、登録状態22で判断し、登録状態が「0」の時登録なしと判断し、1以上の時登録ありと判断する。
単語帳登録されていない場合はステップS10へ進み、検索する文字列の参照回数32を閾値と比較する。参照回数32が閾値以下の時は、通常通りその文字列に対応する意味内容である訳語を読み出して表示する(ステップS12)。
【0045】
参照回数32が閾値よりも大きい時は、単語帳登録を勧める旨のメッセージをメッセージ記憶部10から取得し、訳語を辞書部5から取得し表示する(ステップS11)。
図2の文字列timeの場合は、単語帳登録がなく、参照回数が10回であるので、ステップS4、S10、S11へと進み、図4のようなメッセージ「検索回数が多くなっています。単語帳登録をお勧めします。」と、訳語とが表示される。
【0046】
ステップS4で、単語帳登録がある場合は、ステップS5へ進み、マーカー登録があるか否か確認する。ここで、マーカー登録があるか否かは、図2の登録状態22の数値により判断する。すなわち、登録状態22が2または3の時、マーカー登録ありと判断する。
例えば、検索する文字列が「star」の時、登録状態が「3:マーカー箇所先頭表示」なので、ステップS4からステップS5へ進み、さらにステップS6へ進む。
【0047】
ステップS6において、検索する文字列の参照回数32と閾値とを比較する。これは、ステップS10と同様である。
参照回数32が閾値以下の時は、ステップS8へ進み、閾値よりも大きい時は、ステップS7へ進む。
ステップS7では、マーカー形状を現在のマーカー形状と異なるものに変更する。例えば、図3のマーカー記憶部6の文字列定義に設定されているマーカー形状63を「1」から「5」に変更する。この変更は、予め設定された基準通りに行ってもよく、利用者が変更内容を定義できるようにしてもよい。
ステップS7を実行する場合は、単語帳登録されており、しかも何度も検索されているので、重要でありながら利用者が理解していない可能性が高い。
したがって、ステップS7におけるマーカーの変更は、より目立ちやすいマーカーに変更することが好ましい。
【0048】
次に、ステップS8において、検索する文字列に関してマーカー記憶部6に記憶された文字列定義の4つの情報(33、43、53、63)を読み出す。
ステップS9において、マーカー箇所を先頭表示するか否か判断する。
ここでは、図2の登録状態22が「3」か否か確認され、「3」の時は、マーカー箇所先頭表示を意味するので、ステップS18へ進み、それ以外の時はステップS19へ進む。
【0049】
ステップS18では、マーカーを付与すべき部分を両面の最上行に移動し、マーカー記憶部6の文字列定義に記憶された情報に基づいてマーカーを付与した画面(例えば図5参照)を表示する。
ステップS19では、検索する文字列を見出し語とする意味内容(訳語)を、辞書部5から読み出し、その先頭から表示する。この時、マーカーが設定されている部分にマーカーを付与して画面上に表示する(例えば図6参照)。
【0050】
例えば、検索する文字列が図2に示した「star」の場合は、登録状態が「3」で、参照回数が「3」であるので、ステップS6から直接ステップS8へ進み、さらにステップS9の分岐によりステップS18へ進む。また、「star」は、図3に示すように、2つのマーカーが設定されているが、ステップS18において、マーカー開始点、終了点が共に「38」の文字と、マーカー開始点を「43」、終了点を「44」とする文字列に、それぞれマーカー形状「1」と「3」のマーカーが付与されて表示される。
【0051】
図3では、マーカー開始点「38」は、「star」の辞書内容の先頭から38文字目を意味しており、具体的には図6に示した例では、先頭の「s」から数えて38文字目の「星」を意味する。
また、マーカー開始点「43」、マーカー終了点「44」の文字列は、図6に示した例では、「恒星」を意味する。
さらに、マーカー開始点「38」のマーカー形状63は「1」に設定されているので、図3の形状定義から対応する形状23が選択されて、図6のように「星」に重ねてマーカー表示がされる。
また、「恒星」については、マーカー形状63は「3」に設定されているので、図6のように、「恒星」の部分にマーカー表示がされる。
【0052】
ステップS5において、単語帳登録はされているが、マーカー登録がされていない場合、例えば図2の「too」の場合、ステップS13へ進む。
ステップS13において、検索する文字列の参照回数を閾値と比較する。これはステップS10と同じである。
参照回数が閾値よりも大きい時はステップS14へ進み、閾値以下の時は、ステップS17へ進む。
【0053】
ステップS17へ進んだ時は、検索する文字列は単語帳登録はされているが、まだ検索した回数が閾値よりも少ないので、検索する文字列についての訳語の内容と、「単語帳登録されています」というような単語帳登録がされている旨を利用者に喚起する表示をする。
【0054】
図2の「too」が検索する文字列の場合、閾値が5であるとすると、登録状態22は「1」であり、参照回数は4であるので、マーカーは登録されておらず、ステップS13からS17へと進み、図7のような表示がされる。
ステップS14へ進んだ時は、検索する文字列は、単語帳登録されており、かつ検索した回数が閾値を越えているので、利用者にさらに注意を喚起させるために、この検索する文字列にマーカーを付与しておいた方が好ましいと考えられる。
そこで、設定部9が現在の検索する文字列の登録状態22を、自動的に「1」からマーカー登録あり「2」に設定する。
あるいは、「マーカー箇所先頭表示:3」に設定してもよい。
または、登録状態22を、「2」または「3」に設定した方がよい旨を表示し、利用者に設定入力をするよう要求してもよい。
【0055】
次に、ステップS15において、参照回数32を「0」に再設定し、ステップS16において、「2」または「3」にマーカー登録した検索文字列の文字列定義を設定する。
すなわち、図3の文字列33、マーカー開始点43、マーカー終了点53、マーカー形状63を設定する。
【0056】
ここで、マーカー開始点43、マーカー終了点53については、辞書部5に検索文字列の重要箇所情報が予め記憶されている場合は、設定部9がその重要箇所情報をもとに自動生成してもよい。
【0057】
マーカー形状63は、予め定められた初期設定の形式を採用してもよいが、入力要求画面を表示して利用者に入力してもらうようにしてもよい。
例えば、検索文字列が図2の「vehicle」の場合、登録状態22が「1」であるので、ステップS4、S5、S13へと進み、参照回数32が閾値「5」よりも大きい「6」であるので、ステップS14、S15、S16が実行される。
【0058】
したがって、「vehicle」の登録状態22は「2」に設定され、参照回数は「0」にリセットされ、さらに、例えば図8に示すように、マーカー開始点43、マーカー終了点53、マーカー形状63が設定される。
【0059】
【発明の効果】
この発明によれば、検索文字列の検索回数が所定数を超えた場合において、単語登録を喚起するメッセージを表示するので、利用者に文字列の学習のための注意を与えることができ、利用者の使い勝手と活用効率を向上できる。
【0060】
た、検索文字列の見出し語ではなく、その検索文字列の意味内容の中で予め設定された部分にマーカーを付与して表示するので、真に理解すべき部分が強調されて利用者に喚起することができ、より学習効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子辞書の概略構成ブロック図である。
【図2】この発明の文字列状態記憶部の一実施例の説明図である。
【図3】この発明のマーカー記憶部の一実施例の説明図である。
【図4】この発明の検索結果の表示の一実施例の説明図である。
【図5】この発明の検索結果の表示の一実施例の説明図である。
【図6】この発明の検索結果の表示の一実施例の説明図である。
【図7】この発明の検索結果の表示の一実施例の説明図である。
【図8】この発明のマーカー記憶部の一実施例の説明図である。
【図9】この発明の電子辞書の主要な処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 文字列入力部
2 文字列検索部
3 表示部
4 記憶部
5 辞書部
6 マーカー記憶部
7 文字列状態記憶部
8 調整部
9 設定部
10 メッセージ記憶部
12 文字列
22 登録状態
32 参照回数
33 文字列
43 マーカー開始点
53 マーカー終了点
63 マーカー形状

Claims (5)

  1. 見出し語とその意味内容からなる辞書を記憶した辞書部と、
    入力された文字列を見出し語として辞書部を検索する検索部と、
    検索結果である単語を選択的に登録する単語登録部と、
    単語毎の検索回数を監視し、検索結果である単語が前記単語登録部に未登録であり、かつ所定回数以上検索されていることを判断する判断部と、
    前記判断部による判断に基づき単語登録部への登録を喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部と、
    ユーザー指示に基づいて検索結果である単語を前記単語登録部に登録する制御部と、
    マーカーが付与された見出し語と、該見出し語の意味内容の中でマーカーが付与された位置と、そのマーカーの形状とを対応付けて記憶するマーカー記憶部とを備え、
    前記入力された文字列が単語登録部に登録されておりかつ検索回数が所定回数以上であり、該入力された文字列と一致する見出し語が、前記マーカー記憶部に存在する場合は、該見出し語に対応付けられたマーカーの形状を変更して、該見出し語の意味内容を表示することを特徴とする電子辞書。
  2. 前記マーカーを付与すべき位置を含む行が画面の先頭行となるように表示させる設定がされている場合、マーカーを付与すべき位置を画面の最上行に表示させることを特徴とする請求項1の電子辞書。
  3. 見出し語とその意味内容からなる辞書を記憶した辞書部と、
    入力された文字列を見出し語として辞書部を検索する検索部と、
    検索結果である単語を選択的に登録する単語登録部と、
    単語毎の検索回数を監視し、検索結果である単語が前記単語登録部に未登録であり、かつ所定回数以上検索されていることを判断する判断部と、
    前記判断部による判断に基づき単語登録部への登録を喚起するメッセージを出力するメッセージ出力部と、
    ユーザー指示に基づいて検索結果である単語を前記単語登録部に登録する制御部と、
    文字列と、その文字列に対するマーカー登録の有無状態と、その文字列が検索された検索回数とを対にして記憶した文字列状態記憶部と、
    マーカーが付与された見出し語と、該見出し語の意味内容の中でマーカーが付与された位置と、そのマーカーの形状とを対応付けて記憶するマーカー記憶部とを備え、
    入力された文字列に対するマーカー登録がなく、かつ入力された文字列が単語登録部に登録されておりその文字列の検索回数が所定回数以上の場合、前記入力された文字列についてマーカーの位置および形状からなるマーカー情報をマーカー記憶部に追加設定することを特徴とする電子辞書。
  4. 前記追加設定された文字列について、その検索回数をゼロに再設定することを特徴とする請求項3の電子辞書。
  5. 前記マーカー情報を追加設定をする場合、マーカーを付与すべき位置を含む行を先頭表示させる設定入力を利用者に要求するメッセージを表示させることを特徴とする請求項3の電子辞書。
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