JP5141671B2 - 辞書機能を備えた電子機器およびプログラム - Google Patents

Description

本発明は、辞書機能を備えた電子機器およびプログラムに関する。

従来、電子辞書装置には、辞書検索された所望の項目を、別途ユーザ独自の単語帳として登録し、この単語帳内の登録単語を適宜呼び出して表示させることができる単語帳機能を搭載したものがある。

また、辞書検索された所望の項目とその内容の表示画面において、注目すべき部分をマーカーにより識別して表示させることのできるマーカー機能を搭載したものがある。

そして、前記単語帳機能とマーカー機能を組み合わせて搭載した電子辞書装置も考えられている（例えば、特許文献１参照。）。

特開２００４−２１３２９９号公報

従来の単語帳機能とマーカー機能を組み合わせて搭載した電子辞書装置では、単語帳内の登録単語にどのように注目すべきマーカーが付された内容が存在するのか、その登録単語の内容を呼び出して表示するまで分からなかった。

このため、マーカーの色毎にマークする内容を決めている場合（例えば重要歴史年号、重要歴史人物、重要単語、重要関連語など）に、登録単語の一覧表示画面において、各登録単語にどのようなマーカーが付されているのか簡単に確認したいという要望にこたえることはできなかった。

本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、登録単語の一覧表示画面において、各登録単語にどのようなマーカーが付されているのか簡単に確認して、所望の登録単語を素早く選択することが可能になる辞書機能を備えた電子機器およびプログラムを提供することを目的とする。

請求項１に記載の辞書機能を備えた電子機器は、複数の項目とその項目の内容とを対応付けて記憶する辞書記憶手段と、この辞書記憶手段により記憶された任意の項目とその内容を表示する内容表示手段と、この内容表示手段により表示された項目とその内容のうちユーザ操作に応じて指定された範囲にユーザ操作に応じて指定された色でマーカーを付加して表示するマーカー表示手段と、このマーカー表示手段によりマーカーが表示された項目とその内容におけるマーカー範囲を色別に登録するマーカー情報登録手段と、前記内容表示手段により表示された項目と、当該項目の種類と、前記マーカー表示手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と、を対応付けて、単語帳内の単語として登録する単語帳登録手段と、ユーザ操作に応じて単語帳を呼び出す単語帳呼出手段と、この単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目と、当該項目の種類と、当該項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと、を一覧表示する登録単語一覧表示手段と、この登録単語一覧表示手段により一覧表示された単語帳内の項目からユーザ操作に応じて任意の項目を選択する項目選択手段と、この項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して表示する選択項目表示手段と、を備えたことを特徴としている。

請求項２に記載の辞書機能を備えた電子機器は、前記請求項１に記載の辞書機能を備えた電子機器において、ユーザ操作に応じて絞り込みの色を指定する絞り込み色指定手段を備え、前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記絞り込み色指定手段により指定された色のマーカーの有り情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと共に一覧表示する、ことを特徴としている。

請求項３に記載の辞書機能を備えた電子機器は、前記請求項１または請求項２に記載の辞書機能を備えた電子機器において、ユーザ操作に応じて内容を非表示にするマーカーの色を指定する非表示指定手段を備え、前記選択項目表示手段は、前記項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して表示すると共に、前記非表示指定手段により指定された色のマーカーが付加された範囲の内容を非表示にする、ことを特徴としている。

請求項４に記載の辞書機能を備えた電子機器は、前記請求項１ないし請求項３の何れか１項に記載の辞書機能を備えた電子機器において、ユーザ操作に応じて項目のチェックを指示する項目チェック指示手段と、この項目チェック指示手段による項目のチェックの指示に応じて、前記登録単語一覧表示手段により一覧表示された単語帳内の項目のうち前記項目選択手段により選択された項目に対応付けてチェック有りまたは無しマークを表示するチェック有無表示手段と、このチェック有無表示手段によるチェック有りまたは無しマークの表示に応じて、前記単語帳登録手段により登録された該当する項目を、さらに当該項目チェックの有無情報と対応付けて登録するチェック情報登録手段と、ユーザ操作に応じて項目チェックの有無を指定するチェック有無指定手段とを備え、前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記チェック有無指定手段により指定された項目チェックの有りまたは無しの情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークおよびチェック有りまたは無しマークと共に一覧表示する、ことを特徴としている。

請求項５に記載の辞書機能を備えた電子機器は、前記請求項１ないし請求項４の何れか１項に記載の辞書機能を備えた電子機器において、前記辞書記憶手段は、それぞれ複数の項目とその項目の内容とを対応付けて記憶する複数の辞書コンテンツからなり、前記各辞書コンテンツは当該辞書コンテンツが属するカテゴリ情報を記憶し、前記単語帳登録手段は、前記内容表示手段により表示された項目を前記マーカー表示手段により表示されたマーカーの色別の有無情報および当該項目が含まれる辞書コンテンツのカテゴリ情報と対応付けて、単語帳内の単語として登録し、ユーザ操作に応じて絞り込みのカテゴリ情報を指定するカテゴリ指定手段を備え、前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記カテゴリ指定手段により指定されたカテゴリ情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと共に一覧表示する、ことを特徴としている。

請求項６に記載の辞書機能を備えた電子機器は、前記請求項１ないし５の何れかに記載の辞書機能を備えた電子機器において、前記内容表示手段は、見出し語、例文、成句を前記項目として例示し、前記単語帳登録手段は、前記項目の種類として、前記項目が見出し語、例文、成句の何れであるかを示す情報を、前記内容表示制御手段及び前記マーカー表示制御手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と対応付けて、メモリに登録することを特徴としている。
請求項７に記載のプログラムは、カラー表示可能な表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、複数の項目とその項目の内容とを対応付けてメモリに記憶させる辞書記憶手段、この辞書記憶手段により記憶された任意の項目とその内容を前記表示部に表示させる内容表示制御手段、この内容表示制御手段により表示された項目とその内容のうちユーザ操作に応じて指定された範囲にユーザ操作に応じて指定された色でマーカーを付加して表示するマーカー表示制御手段、このマーカー表示制御手段によりマーカーが表示された項目とその内容におけるマーカー範囲を色別にしてメモリに登録するマーカー情報登録手段、前記内容表示制御手段により表示された項目と、当該項目の種類と、前記マーカー表示制御手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と、を対応付けて、単語帳内の単語としてメモリに登録する単語帳登録手段、ユーザ操作に応じて単語帳を呼び出す単語帳呼出手段、この単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目と、当該項目の種類と、当該項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと、を共に前記表示部に一覧表示させる登録単語一覧表示制御手段、この登録単語一覧表示制御手段により一覧表示された単語帳内の項目からユーザ操作に応じて任意の項目を選択する項目選択手段、この項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して前記表示部に表示させる選択項目表示制御手段、として機能させることを特徴としている。

本発明によれば、登録単語の一覧表示画面において、各登録単語にどのようなマーカーが付されているのか簡単に確認して、所望の登録単語を素早く選択することが可能になる辞書機能を備えた電子機器およびプログラムを提供できる。

本発明の辞書機能を備えた電子機器の実施形態に係る電子辞書装置１０の外観構成を示す正面図。 前記電子辞書装置１０の電子回路の構成を示すブロック図。 前記電子辞書装置１０の主記憶装置２２に記憶されるマーカー情報データベース２２ｃの内容を示す図。 前記電子辞書装置１０の主記憶装置２２に記憶される単語帳データベース２２ｄの内容を示す図。 前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理を示すフローチャート。 前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理に伴う表示動作の具体例（その１）を示す図。 前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理に伴う表示動作の具体例（その２）を示す図。 前記電子辞書装置１０による単語帳呼び出し処理を示すフローチャート。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う表示動作の具体例（その１）を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う表示動作の具体例（その２）を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される絞り込みボタンＢＳａ〜ＢＳｎの切り替わり順序を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される表示順ボタンＢＮｔ，ＢＮｊの切り替わり順序を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される隠し表示ボタンＢＫ０〜ＢＫａの切り替わり順序を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示されるカテゴリ絞り込みボタンＢＱａ〜ＢＱｈの切り替わり順序を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴い表示される登録単語一覧画面ＧＴの変形例を示す図。 前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬにおいて隠し表示ボタンＢＫｂ（水色）を選択した場合とＢＫ０（隠し無し）を選択した場合との各内容表示画面Ｇを比較して示す図。

以下図面により本発明の実施の形態について説明する。

図１は、本発明の辞書機能を備えた電子機器の実施形態に係る電子辞書装置１０の外観構成を示す正面図である。

この辞書機能を備えた電子機器は、以下に説明する電子辞書専用の携帯機器（電子辞書装置１０）として構成されるか、辞書機能を備えたＰＤＡ(personal digital assistants)、ＰＣ(personal computer)、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成される。

この電子辞書装置１０は、その本体ケース１１と蓋体ケース１２とがヒンジ部１３を介して展開／閉塞可能な折り畳み型ケースを備えて構成される。この折り畳み型ケースを展開した本体ケース１１の表面には、文字入力キー１４ａ、辞書指定キー１４ｂ、「訳／決定」キー１４ｃ、「戻る／リスト」キー１４ｄ、カーソルキー１４ｅなどを備えたキー入力部（キーボード）１４、スピーカ１５、および手書き入力部（副画面）１６が備えられる。

この手書き入力部（副画面）１６は、ユーザがペンや指等でタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、キー入力部１４の中央手前側において例えば２５６×６４ドットの液晶表示画面１６ｄに透明タッチパネル１６ｔを重ねて構成される。この手書き入力部１６の入力領域は、必要に応じて、手書き文字を入力するための手書き文字（漢字）入力領域や各種機能のボタン入力領域、あるいは各入力領域が混在する領域に切り替えられる。

そして、前記手書き入力部１６が手書き文字入力領域に切り替えられた状態での手書き入力に伴う軌跡はその液晶表示画面にエコーバックして表示される。

また蓋体ケース１２の表面には、そのほぼ全面を対象に例えば４８０×３２０ドットのバックライト付きのタッチパネル式表示部（主画面）１７が設けられる。このタッチパネル式表示部（主画面）１７も、前記手書き入力部（副画面）１６と同様に、ユーザがペンや指等でタッチした位置を検出するタッチ位置検出装置と表示装置が一体となった構造であり、その液晶表示画面１７ｄに透明タッチパネル１７ｔを重ねて構成される。

そして、前記タッチパネル式表示部（主画面）１７の右端には、前記キー入力部１４における一部のキーの押下操作をタッチ操作により行うための、キー表記が固定印刷されたタッチキーエリア１７Ａが設けられる。

また、前記タッチパネル式表示部（主画面）１７の左端には、表示内容に応じて実行可能な機能をタッチ操作により指定するための、各種のボタンが表示されるタッチボタンエリア１７Ｂが設けられる。

例えば、所望の辞書の項目（見出し語など）を検索し、その内容（説明情報など）を表示させた内容表示画面Ｇが前記タッチパネル式表示部１７に表示される場合、前記タッチボタンエリア１７Ｂには、当該内容表示画面Ｇに表示されている内容のなかの任意の範囲をタッチでなぞってカラーマーカーにより識別表示させるためのマーカーモードを設定するマーカーボタンＢＭ、ユーザ所望の辞書の項目をユーザ独自に分類して登録した単語帳を呼び出すための単語帳ボタンＢＴが表示される。

図２は、前記電子辞書装置１０の電子回路の構成を示すブロック図である。

この電子辞書装置１０は、各種の記憶媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、ＣＰＵ(central processing unit)２１が備えられる。

ＣＰＵ２１は、主記憶装置（例えば、フラッシュＲＯＭ）２２内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはＲＯＭカードなどの外部記憶媒体２３から記憶媒体読み書き部２４を介して前記主記憶装置２２に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットＮ上のＷｅｂサーバ（この場合はプログラムサーバ）から通信制御部２５を介して前記主記憶装置２２に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、ＲＡＭ２６を作業用メモリとして回路各部の動作を制御する。

前記主記憶装置２２に記憶された装置制御プログラムは、キー入力部１４、手書き入力部１６、タッチパネル式表示部１７からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信制御部２５を介して接続されるインターネットＮ上の各Ｗｅｂサーバとの通信信号、あるいは記憶媒体読み書き部２４を介して外部接続されるＥＥＰＲＯＭ，ＲＡＭ，ＲＯＭなどのメモリ・カード（記憶媒体）２３との接続通信信号に応じて起動される。

前記ＣＰＵ２１には、前記主記憶装置２２、記憶媒体読み書き部２４、通信制御部２５、ＲＡＭ２６、キー入力部１４、手書き入力部１６、タッチパネル式表示部１７などが接続される。

主記憶装置２２に記憶される装置制御プログラムとしては、当該電子辞書装置１０の全体の動作を司るシステムプログラムや、通信制御部２５を介してインターネットＮ上の各Ｗｅｂサーバや図示しないユーザＰＣ(Personal Computer)などとデータ通信するための通信プログラムなどが存在する。

また、主記憶装置２２には、検索文字列の入力に応じて項目（見出し語など）を検索する項目検索処理、検索された項目に対応した内容の情報（訳語・意味内容など）の読み出し表示処理、表示された内容情報の中のユーザ任意の範囲にカラーマーカーを付加し単語帳登録するための単語帳登録処理、登録された単語帳を呼び出して表示させるための単語帳呼び出し処理など、同主記憶装置２２内に記憶された辞書データベース２２ｂ、マーカー情報データベース２２ｃ、単語帳データベース２２ｄに基づく処理全般を制御するための各種制御プログラム２２ａが記憶される。

前記辞書データベース２２ｂには、複数種類の辞書コンテンツ２２ｂ１，２２ｂ２，…が、予めあるいはダウンロードされて記憶される。

各辞書コンテンツには、複数の項目（見出し語等）とその項目の内容（説明情報等）とが対応付けて記憶される。項目には、見出し語のほかに、例文や成句などが例示される。

また各辞書コンテンツには、その辞書コンテンツが属するカテゴリの情報が記憶される。

例えば英語の項目名（見出し語）に対応付けて日本語の内容情報（説明情報）が記述された英和辞書２２ｂ１、英語の項目名（見出し語）に対応付けて英語の内容情報（説明情報）が記述された英英辞書２２ｂ２、日本語の項目名（見出し語）に対応付けて日本語の内容情報（説明情報）が記述された国語辞書２２ｂ３、日本史の項目名（見出し語）に対応付けてその内容情報（説明情報）が記述された日本史事典２２ｂ４などが記憶される。

図３は、前記電子辞書装置１０の主記憶装置２２に記憶されるマーカー情報データベース２２ｃの内容を示す図である。

このマーカー情報データベース２２ｃには、前記マーカーボタンＢＭにより設定されるマーカーモードにおいてマーカーを付加した辞書（辞典）のコンテンツ名、項目種類、項目名、マーカー範囲の文字位置が対応付けられて記憶される。

具体的には（図７参照）、例えば日本史小辞典の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」の内容情報の表示画面Ｇにおいて、その項目名の範囲ｈ１を“重要項目”としてマゼンタのマーカーによりなぞり、また、内容情報中の年号の範囲の範囲ｈ２を“重要年号”として水色のマーカーによりなぞり、単語帳登録すると、コンテンツ名「日本史小辞典」、項目種類「見出し語」、項目名「やましろのくにいっき」、マーカー範囲の文字位置「［マゼンタ：１〜１８］［水色：１９〜２９］」として記憶される。

図４は、前記電子辞書装置１０の主記憶装置２２に記憶される単語帳データベース２２ｄの内容を示す図である。

この単語帳データベース２２ｄには、単語帳登録した単語帳名、コンテンツ情報（［カテゴリ］［コンテンツ名］）、項目種類、項目名、項目内マーカー付加の有無（色別）、項目チェックの有無が対応付けられて記憶される。

具体的には（図７参照）、前記同様に、例えば日本史小辞典の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」の内容情報の表示画面Ｇにおいて、その項目名の範囲ｈ１を“重要項目”としてマゼンタのマーカーによりなぞり、また、内容情報中の年号の範囲の範囲ｈ２を“重要年号”として水色のマーカーによりなぞり、［単語帳１］を選択して単語帳登録すると、単語帳名「単語帳１」、コンテンツ情報（［カテゴリ：歴史］［コンテンツ名：日本史小辞典］）、項目種類「見出し語」、項目名「やましろのくにいっき」、項目内マーカー付加の有無（［マゼンタ：有り］［黄色：無し］［水色：有り］）、項目チェックの有無「無し」として記憶される。

なお、前記項目チェックの有無は、ユーザ所望の単語帳を呼び出した登録単語の一覧画面（図９（ｃ）参照）において、登録された各項目に対応付けて設けたチェックボックスＣＨにチェック“レ”を付加するか否かに応じて記憶される。

ＲＡＭ２６には、表示データメモリ２６ａ、絞り込みマーカー色データメモリ２６ｂ、隠し表示マーカー色データメモリ２６ｃ、表示順データメモリ２６ｄ、絞り込みカテゴリデータメモリ２６ｅ、絞り込みチェック有無データメモリ２６ｆの他、前記各種制御プログラム２２ａに従いＣＰＵ２１に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶されるワークメモリが備えられる。

表示データメモリ２６ａには、タッチパネル式表示部１７の表示画面に対応した表示データの記憶領域を有し、その表示画面に表示すべきデータがビットマップのパターンデータとして展開されて記憶される。

絞り込みマーカー色データメモリ２６ｂには、ユーザ所望の単語帳の呼び出しに際して、呼び出し対象の登録単語をカラーマーカーの色で絞り込むためのマーカー色データが、タッチパネル式表示部１７のタッチボタンエリア１７Ｂに表示される絞り込みボタンＢＳａ〜ＢＳｂ（図１１参照）の選択操作に応じて記憶される。

隠し表示マーカー色データメモリ２６ｃには、単語帳に登録された項目に対応する内容情報の表示に際して、カラーマーカーが付加された情報の表示／非表示を当該マーカーの色別に設定するためのマーカー色データが、タッチパネル式表示部１７のタッチボタンエリア１７Ｂに表示される隠し表示ボタンＢＫ０〜ＢＫａ（図１３参照）の選択操作に応じて記憶される。

表示順データメモリ２６ｄには、ユーザ所望の単語帳の呼び出しに際して、登録単語の一覧画面ＧＴ（図９（ｃ）参照）に表示させる項目の配列順序を“登録順”または“ＳＪＩＳコード順”に設定するための表示順データが、タッチパネル式表示部１７のタッチボタンエリア１７Ｂに表示される表示順ボタンＢＮｔ，ＢＮｊ（図１２参照）の選択操作に応じて記憶される。

絞り込みカテゴリデータメモリ２６ｅには、ユーザ所望の単語帳の呼び出しに際して、呼び出し対象の登録単語を辞書（辞典）のカテゴリで絞り込むためのカテゴリデータが、タッチパネル式表示部１７のタッチボタンエリア１７Ｂに表示されるカテゴリ選択ボタンＢＱａ〜ＢＱｈ（図１４参照）の選択操作に応じて記憶される。

絞り込みチェック有無データメモリ２６ｆには、ユーザ所望の単語帳の呼び出しに際して、呼び出し対象の登録単語をチェック“レ”の有無で絞り込むためのチェック有無データが、タッチパネル式表示部１７のタッチボタンエリア１７Ｂに表示される絞り込みボタンＢＳｃｈ，ＢＳｎ（図１１参照）の選択操作に応じて記憶される。

次に、前記構成による電子辞書装置１０のカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能について説明する。

（カラーマーカー付加・単語帳登録機能）
図５は、前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理を示すフローチャートである。

図６は、前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理に伴う表示動作の具体例（その１）を示す図である。

図７は、前記電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録処理に伴う表示動作の具体例（その２）を示す図である。

辞書指定キー１４ｂのユーザ操作に応じて例えば日本史小辞典（２２ｂ４）を指定し、この日本史小辞典の項目（見出し語）「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」を検索し、「訳／決定」キー１４ｃを操作する。すると、図６（ａ）に示すように、当該項目「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」の内容表示画面Ｇがタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＳ１）。

この内容表示画面Ｇの表示状態では、画面左端のタッチボタンエリア１７Ｂに、マーカーモードに設定するためのマーカーボタンＢＭや単語帳モードに設定するための単語帳ボタンＢＴなどが表示される。

ここで、マーカーボタンＢＭがタッチ操作されると（ステップＳ２（ＹＥＳ））、マーカーモードに設定され、図６（ｂ）に示すように、画面上端にマーカーモードマークＭが表示される（ステップＳ３）。

このマーカーモードに設定された内容表示画面Ｇの表示状態では、画面左端のタッチボタンエリア１７Ｂに、表示中の項目の単語帳登録を指示するための登録ボタンＢＲ、マーカーペンの入力状態に設定するためのペンボタンＢＰ、これからペン入力するカラーマーカーのカラーを指定するためのカラー指定ボタンＢＣ、入力済みのマーカーをペンで指定して消去するための消しゴムボタンＢＥが表示される。

なお、前記カラー指定ボタンＢＣは、当該ボタンＢＣをタッチ操作する毎に、カラーマーカーの指定カラーが、例えばマゼンタ（デフォルト）→黄色→水色→マゼンタと順次選択される。

そして、前記タッチボタンエリア１７ＢのペンボタンＢＰがタッチ操作され、カラー指定ボタンＢＣ（マゼンタ）が選択された状態で、図６（ｃ）に示すように、内容表示画面Ｇに表示中の項目（見出し語）「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」がペンタッチされてなぞられると、これに伴い、当該ペンタッチされた文字位置の範囲ｈ１にカラーマーカー（マゼンタ）が表示される（ステップＳ４）。

また、図６（ｄ）に示すように、カラー指定ボタンＢＣ（水色）が選択された状態で、図７（ｅ）に示すように、内容表示画面Ｇに表示中の年号「１４８５年（文明１７）」がペンタッチされてなぞられると、これに伴い、当該ペンタッチされた文字位置の範囲ｈ２にカラーマーカー（水色）が表示される（ステップＳ４）。

ここで、登録ボタンＢＲがタッチ操作されると（ステップＳ５（ＹＥＳ））、前記表示中の項目とその内容情報においてカラーマーカーが表示された範囲ｈ１（マゼンタ）の文字位置“１〜１８”およびｈ２（水色）の文字位置“１９〜２９”が、該当するコンテンツ名「日本史小辞典」、項目種類「見出し語」、項目名「やましろのくにいっき」に対応付けられてマーカー情報データベース２２ｃ（図３参照）に登録される（ステップＳ６）。

すると、単語帳データベース２２ｄ（図４参照）に、前記表示中の項目の登録があるか否か判断され（ステップＳ７）、登録が無いと判断された場合は（ステップＳ７（ＮＯ））、図７（ｆ）に示すように、登録先候補の単語帳［１］〜［６］を一覧にした単語帳選択画面ＧＳが表示される。

この単語帳選択画面ＧＳにおいて、例えば［単語帳１］がタッチされて選択されると、当該選択された［単語帳１］がカーソルＣｕ（緑色）により示される（ステップＳ８）。

すると、図７（ｇ）に示すように、前記単語帳選択画面ＧＳ上に登録中メッセージ「登録しています」ｔｍが表示されると共に、前記登録ボタンＢＲのタッチ時点にて表示されていた項目名「やましろのくにいっき」およびカラーマーカー（マゼンタ）（水色）の有り情報が、選択された単語帳名「単語帳１」、コンテンツ情報［カテゴリ：歴史］［コンテンツ名：日本史小辞典］、項目種類「見出し語」に対応付けられて単語帳データベース２２ｄ（図４参照）に登録される（ステップＳ９）。

一方、前記ステップＳ７において、単語帳データベース２２ｄ（図４参照）に、前記登録対象とした表示中の項目が既に登録されていると判断された場合は（ステップＳ７（ＹＥＳ））、当該登録済みの単語帳の項目に対応付けられたカラーマーカーの有無データだけが更新される（ステップＳ１０）。

一方、前記ユーザ任意の項目の内容表示画面Ｇにおいて（ステップＳ１）、マーカーモードに設定されることなく（ステップＳ２（ＮＯ））、単語帳ボタンＢＴがタッチ操作された場合は（ステップＳ１１（ＹＥＳ））、当該単語帳ボタンＢＴのタッチ時点にて表示されていた項目に対応する情報が単語帳データベース２２ｄ（図４参照）に登録される（ステップＳ１２）。

なお、前記カラーマーカー付加・単語帳登録処理では、マーカー情報データベース２２ｃに対する表示中カラーマーカー情報の登録処理（ステップＳ６）、および単語帳データベース２２ｄに対する表示中項目情報の登録処理（ステップＳ７〜Ｓ１０）を、何れも登録ボタンＢＲのタッチ操作に応じて実行する構成とした。

これに対し、次のように構成してもよい。

マーカー情報データベース２２ｃに対する表示中カラーマーカー情報の登録処理（ステップＳ６）、および単語帳データベース２２ｄに表示中項目情報が既に登録されている場合のカラーマーカー情報の更新処理（ステップＳ７→Ｓ１０）を、登録ボタンＢＲに関係なく、カラーマーカーの表示処理（ステップＳ４）に続けて順次実行する。

そして、単語帳データベース２２ｄに表示中項目情報が登録されていない場合の当該項目情報およびカラーマーカー情報の登録処理（ステップＳ８，Ｓ９）を、登録ボタンＢＲのタッチ操作に応じて実行する構成とする。

（単語帳呼び出し機能）
図８は、前記電子辞書装置１０による単語帳呼び出し処理を示すフローチャートである。

図９は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う表示動作の具体例（その１）を示す図である。

図１０は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う表示動作の具体例（その２）を示す図である。

辞書指定キー１４ｂの「メニュー／学習帳」キー１４ｂｇの押下に応じて、図９（ａ）に示すように、学習帳メニュー画面Ｇｍがタッチパネル式表示部１７に表示された状態で、当該学習帳メニュー画面Ｇｍに表示された「[A]マーカー単語帳」が選択されて「訳／決定」キー１４ｃが押下されると（ステップＴ１（ＹＥＳ））、図９（ｂ）に示すように、呼び出し先候補の単語帳一覧画面ＧＬが表示される（ステップＴ２）。

この単語帳一覧画面ＧＬの表示状態では、画面左端のタッチボタンエリア１７Ｂに、呼び出し対象となる登録単語をカラーマーカーのカラーや項目チェックの有無データにより絞り込むための絞り込みボタンＢＳ（デフォルトではＢＳａ：絞り込み無し）、呼び出された登録単語（項目）の配列順序を設定するための表示順ボタンＢＮ（デフォルトではＢＮｔ：登録順）、カラーマーカーが付加された情報の表示／非表示を当該マーカーの色別に設定するための隠し表示ボタンＢＫ（デフォルトではＢＫ０：隠し無し）が表示される。

図１１は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される絞り込みボタンＢＳａ〜ＢＳｎの切り替わり順序を示す図である。

単語帳一覧画面ＧＬでのタッチボタンエリア１７Ｂには、デフォルトで絞り込みボタンＢＳａ（絞り込み無し）が表示され、当該ボタンのタッチ操作毎に、ＢＳａ→ＢＳｍ（マゼンタのカラーマーカーが付加された登録単語に絞り込み）→ＢＳｙ（黄色のカラーマーカーが付加された登録単語に絞り込み）→ＢＳｂ（水色のカラーマーカーが付加された登録単語に絞り込み）→ＢＳｃｈ（項目チェック有りの登録単語に絞り込み）→ＢＳｎ（項目チェック無しの登録単語に絞り込み）→ＢＳａと切り替わる。

図１２は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される表示順ボタンＢＮｔ，ＢＮｊの切り替わり順序を示す図である。

単語帳一覧画面ＧＬでのタッチボタンエリア１７Ｂには、デフォルトで表示順ボタンＢＮｔ（登録順に表示）が表示され、当該ボタンのタッチ操作毎に、ＢＮｔ→ＢＳｊ（ＳＪＩＳコード順に表示）→ＢＮｔと切り替わる。

図１３は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示される隠し表示ボタンＢＫ０〜ＢＫａの切り替わり順序を示す図である。

単語帳一覧画面ＧＬでのタッチボタンエリア１７Ｂには、デフォルトで隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）が表示され、当該ボタンのタッチ操作毎に、ＢＫ０→ＢＫｍ（マゼンタのマーカー部分を隠し表示）→ＢＫｙ（黄色のマーカー部分を隠し表示）→ＢＫｂ（水色のマーカー部分を隠し表示）→ＢＫａ（全てのマーカー部分を隠し表示）→ＢＫ０と切り替わる。

前記図９（ｂ）で示した単語帳一覧画面ＧＬにおいて、絞り込みボタンＢＳａ（絞り込み無し）、表示順ボタンＢＮｔ（登録順）、隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）からなる表示モードが設定され、当該表示モードの設定データが絞り込みマーカー色データメモリ２６ｂ、表示順データメモリ２６ｄ、隠し表示マーカー色データメモリ２６ｃに記憶された状態で（ステップＴ２）、例えば［単語帳１］がタッチされて選択されると、当該選択された［単語帳１］がカーソルＣｕ（緑色）により示される（ステップＴ３）。

すると、前記選択された［単語帳１］に対応付けられて単語帳データベース２２ｄ（図４参照）内に登録されている情報が読み出され、図９（ｃ）に示すように、読み出された各項目名が、前記表示モードの設定データに従い登録順に、カラーマーカーの有無データに応じたカラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂと、項目チェックの有無データに応じたチェックボックスＣＨと、コンテンツ名ＩＫとに対応付けられて、登録単語一覧画面ＧＴとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ４）。

この登録単語一覧画面ＧＴでは、登録単語としての各項目名に対応付けられて、当該項目およびその内容にてカラーマーカーの付加された部分が含まれているか否かを色別に判別できるカラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂが表示されるので、例えば図９（ｃ）に表示された先頭の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」が重要項目としてマゼンタのカラーマーカーによりマークされていること、および当該項目の内容に水色のカラーマーカーによりマークした重要年号が含まれることをユーザが一目で判別できる。

そして、前記登録単語一覧画面ＧＴでは、当該一覧画面ＧＴ内の各項目のうちの先頭をデフォルトの位置として、当該項目を選択するためのカーソルＣｕ（緑色）が表示され、このカーソルＣｕにより示される項目の項目名およびその内容の一部が、プレビューエリアＰにプレビュー表示される。

前記登録単語一覧画面ＧＴの表示状態では、画面左端のタッチボタンエリア１７Ｂに、カーソルＣｕにより選択されている項目のチェックボックスＣＨに対してチェック“レ”を付加したり消去したりするためのチェックボタンＢＨ、カーソルＣｕにより選択されている項目の単語登録を削除するための削除ボタンＢＤが表示される。

すなわち、前記登録単語一覧画面ＧＴにおける任意の項目の位置に、カーソルＣｕを移動させてチェックボタンＢＨをタッチ操作すると、当該カーソルＣｕにより選択された項目に対応するところのチェックボックスＣＨに、チェック“レ”が付加または消去されて表示され、単語帳データベース２２ｄに項目チェックの有無データとして登録される（ステップＴ５→Ｔ６）。

また、前記登録単語一覧画面ＧＴにおける任意の項目の位置に、カーソルＣｕを移動させて削除ボタンＢＤをタッチ操作すると、当該カーソルＣｕにより選択された項目の単語登録が、単語帳データベース２２ｄから削除される（ステップＴ７→Ｔ８）。

そして、前記図９（ｃ）で示したように、登録単語一覧画面ＧＴの任意の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」をカーソルＣｕにより選択した状態で、当該カーソルＣｕの選択位置がタッチ操作されるか、または「訳／決定」キー１４ｃが操作されると（ステップＴ９（ＹＥＳ））、当該選択位置の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」およびその内容が日本史小辞典２２ｂ４から読み出され、図９（ｄ）に示すように、内容表示画面Ｇとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ１０）。

この際、前記ステップＴ２における表示モードの設定データは、絞り込みボタンＢＳａ（絞り込み無し）、隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）に従い設定されているので、カラーマーカーの色別による絞り込み、およびその内容の隠し表示（非表示）はされない。

このため、前記選択された項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」およびその内容の表示画面Ｇでは、マーカー情報データベース２２ｃに登録されているマーカーの文字位置情報（マゼンタ“１〜１８”）（水色“１９〜２９”）に従い、その項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」の範囲ｈ１がマゼンタのカラーマーカーによりマークされると共に、年号「１４８５年（文明１７）」の範囲ｈ２が水色のカラーマーカーによりマークされる。

一方、図１０（ａ）に示すように、呼び出し先候補の単語帳一覧画面ＧＬがタッチパネル式表示部１７に表示された状態で（ステップＴ１→Ｔ２）、タッチボタンエリア１７Ｂにて絞り込みボタンＢＳｍ（マゼンタ）、表示順ボタンＢＮｔ（登録順）、隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）を選択して表示モードを設定し（ステップＴ２）、［単語帳１］を選択してカーソルＣｕ（緑色）を表示させる（ステップＴ３）。

すると、前記選択された［単語帳１］に対応付けられて単語帳データベース２２ｄ（図４参照）内に登録されている情報のうち、カラーマーカー（マゼンタ）の有りデータに対応するところの項目名だけが登録順に読み出される。そして、図１０（ｂ）に示すように、カラーマーカーの有無データに応じたカラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂと、項目チェックの有無データに応じたチェックボックスＣＨと、コンテンツ名ＩＫとに対応付けられて、登録単語一覧画面ＧＴとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ４）。

これにより、ユーザ所望の［単語帳１］の登録単語の中で、ユーザが例えば重要項目としてマゼンタのカラーマーカーによりマークしたところの項目名だけが読み出され、登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示される。

そして、前記図１０（ｂ）で示したように、登録単語一覧画面ＧＴの任意の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」をカーソルＣｕにより選択した状態で、当該カーソルＣｕの選択位置がタッチ操作されるか、または「訳／決定」キー１４ｃが押下操作されると（ステップＴ９（ＹＥＳ））、当該選択位置の項目名「やましろのくにいっき［山城の国一揆］」およびその内容が日本史小辞典２２ｂ４から読み出され、前記図９（ｄ）で示した場合と同様のカラーマーカーｈ１（マゼンタ），ｈ２（水色）が付加された内容表示画面Ｇとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ１０）。

この際、前記ステップＴ２における表示モードの設定データは、隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）に従い設定されているので、カラーマーカーが付加された範囲ｈ１，ｈ２の内容の隠し表示（非表示）はされない。

（他の実施形態）
なお、前記単語帳呼び出し処理において、呼び出し候補先の単語帳を一覧表示する単語帳一覧画面ＧＬの表示に際しては、タッチボタンエリア１７Ｂに、図１１で示したように、カラーマーカーの色別の絞り込みボタンＢＳａ，ＢＳｍ，ＢＳｙ，ＢＳｂおよび項目チェック有り無しの絞り込みボタンＢＳｃｈ，ＢＳｎのうちの何れかを選択的に表示させ、呼び出し対象とした［単語帳ｎ］内の各登録単語うち、所望の色のカラーマーカーが付加された登録単語か、項目チェック有りまたは項目チェック無しの登録単語だけに絞り込み、登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる構成とした（例えば図１０参照）。

前記単語帳一覧画面ＧＬの表示に際して、さらに、次の図１４に示すような、カテゴリ絞り込みボタンＢＱａ〜ＢＱｈを選択的に表示させ、前記カラーマーカーの色および項目チェック有り無しに加えて、登録単語のカテゴリにより絞り込んだ一覧画面ＧＴを表示させる構成としてもよい。

図１４は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬと共に、タッチボタンエリア１７Ｂに表示されるカテゴリ絞り込みボタンＢＱａ〜ＢＱｈの切り替わり順序を示す図である。

すなわち、単語帳一覧画面ＧＬでのタッチボタンエリア１７Ｂには、さらにデフォルトでカテゴリ絞り込みボタンＢＱａ（カテゴリ絞り込み無し）を表示させ、当該ボタンのタッチ操作毎に、ＢＱａ→ＢＱｅ（英語系コンテンツの登録単語に絞り込み）→ＢＱｊ（国語系コンテンツの登録単語に絞り込み）→ＢＱｈ（歴史系コンテンツの登録単語に絞り込み）→…→ＢＱａと切り替えて、カテゴリからも絞り込みを行う。

なお、前記カラーマーカーおよび項目チェックの絞り込みボタンＢＳａ〜ＢＳｎ（図１１参照）では、絞り込みの対象とする種類を６種類の中で１種類ずつ切り替えて選択する構成としたが、複数の種類を重複して選択可能とし、例えばマゼンタと水色の両方のカラーマーカーを含む登録単語だけに絞り込んだ登録単語一覧画面ＧＴを表示させてもよい。

また、図示はしないが、単語帳データベース２２ｄの各登録単語に対応付けられたコンテンツ名や項目種類によっても、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる登録単語の絞り込みが可能な構成としてもよい。

さらに、前記単語帳一覧画面ＧＬの表示と共にタッチボタンエリア１７Ｂに選択的に表示させる表示モード設定のための絞り込みボタンＢＳａ〜ＢＳｎ、表示順ボタンＢＮｔ，ＢＮｊ、隠し表示ボタンＢＫ０〜ＢＫａ、カテゴリ絞り込みボタンＢＱａ〜ＢＱｈなどは、ユーザ任意の［単語帳ｎ］を選択してその登録単語の一覧画面ＧＴを表示させた状態で、タッチボタンエリア１７Ｂに表示させる構成としてもよい。

これによれば、前記登録単語の一覧画面ＧＴにおいて、実際に一覧表示される各登録単語を確認しながら、その絞り込みを強くしたり弱くしたりすることができる。

（登録単語一覧画面ＧＴの変形例）
図１５は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴い表示される登録単語一覧画面ＧＴの変形例を示す図である。

前記実施形態において説明した登録単語一覧画面ＧＴ（図９（ｃ）および図１０（ｂ）参照）では、ユーザ選択された［単語帳ｎ］の登録単語として読み出された各項目名が、カラーマーカーの有無データに応じたカラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂと、項目チェックの有無データに応じたチェックボックスＣＨと、コンテンツ名ＩＫとに対応付けられて表示される構成とした。

これに対し、図１５（ａ）に示すように、登録単語一覧画面ＧＴにおいて、登録単語として読み出された各項目名に対応付けられる情報として、前記カラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂ、チェックボックスＣＨ、コンテンツ名ＩＫに加え、さらに、項目種類ＫＳを追加して表示してもよい。

なお、この図１５（ａ）に示す登録単語一覧画面ＧＴは、図４における単語帳データベース２２ｄの［単語帳２］を選択し（ステップＴ１〜Ｔ３）、その登録単語としての項目名「trust」「Alex spoke Portuguese〜」が、カラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂ、チェックボックスＣＨ、コンテンツ名ＩＫ、項目種類ＫＳに対応付けられて表示された状態を示す（ステップＴ４）。

そして、登録単語一覧画面ＧＴの先頭の項目名（見出し語）「trust」をカーソルＣｕ（緑色）により選択した状態で、当該カーソルＣｕの選択位置がタッチ操作されるか、または「訳／決定」キー１４ｃが操作されると（ステップＴ９（ＹＥＳ））、当該選択位置の項目名（見出し語）「trust」およびその内容がＬ英英辞書２２ｂ２から読み出され、図１５（ｂ）に示すように、内容表示画面Ｇとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ１０）。

この際、前記選択された項目名（見出し語）「trust」およびその内容の表示画面Ｇでは、マーカー情報データベース２２ｃ（図３参照）に登録されているマーカーの文字位置情報（マゼンタ“１〜６”）（黄色“５９〜９４”）（水色“１８〜２３”）に従い、その項目名（見出し語）「trust」の範囲ｈ１がマゼンタのカラーマーカーによりマークされると共に、内容中先頭の重要単語「BELIEF」の範囲ｈ２が水色のカラーマーカーによりマークされ、その説明文「goodness etc of someone or something」の範囲ｈ３が黄色のカラーマーカーによりマークされる。

また、前記登録単語一覧画面ＧＴの次の項目名（例文）「Alex spoke Portuguese〜」をカーソルＣｕ（緑色）により選択した状態で、当該カーソルＣｕの選択位置がタッチ操作されるか、または「訳／決定」キー１４ｃが操作されると（ステップＴ９（ＹＥＳ））、当該選択位置の項目名（例文）「Alex spoke Portuguese〜」の対象になる単語「accent」およびその内容がＧ英和辞書２２ｂ１から読み出され、図１５（ｃ）に示すように、内容表示画面Ｇとしてタッチパネル式表示部１７に表示される（ステップＴ１０）。

この際、前記選択された項目名（例文）「Alex spoke Portuguese〜」の対象になる単語「accent」およびその内容の表示画面Ｇでは、前記同様、マーカー情報データベース２２ｃ（図３参照）に登録されているマーカーの文字位置情報に従い、その単語「accent」の範囲ｈ１，ｈ３がマゼンタのカラーマーカーによりマークされると共に、例文「Alex spoke Portuguese〜」中にある注目語「Portuguese」の範囲ｈ２が黄色のカラーマーカーによりマークされる。

（隠し表示の実施例）
図１６は、前記電子辞書装置１０の単語帳呼び出し処理に伴う単語帳一覧画面ＧＬにおいて隠し表示ボタンＢＫｂ（水色）を選択した場合とＢＫ０（隠し無し）を選択した場合との各内容表示画面Ｇを比較して示す図である。

例えば前記図９（ｂ）における単語帳一覧画面ＧＬのタッチボタンエリア１７Ｂにおいて、隠し表示ボタンＢＫｂ（水色）を選択して表示モードを設定すると共に（ステップＴ１→Ｔ２）、［単語帳３］を選択する（ステップＴ３）。

すると、単語帳データベース２２ｄ（図４参照）に基づき、選択された［単語帳３］に登録された項目名（見出し語）「アーヘンの和約」が、そのカラーマーカーの有無データ（マゼンタ：有り）（黄色：有り）（水色：有り）に従ったカラーマークＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂ、項目チェックの有無データに従ったチェックボックスＣＨ、コンテンツ名「世界史小辞典」に対応付けられて、前記同様の登録単語一覧画面ＧＴとして表示される（ステップＴ４）。

そして、前記登録単語一覧画面ＧＴの項目名（見出し語）「アーヘンの和約」をカーソルＣｕにより選択して「訳／決定」キー１４ｃを押下すると（ステップＴ９（ＹＥＳ））、前記隠し表示ボタンＢＫｂ（水色）を選択した表示モードの設定データに従い、図１６（ａ）に示すように、ユーザが単語帳登録時に重要年号として水色のカラーマーカーによりマークしていた範囲ｈ２の内容だけが非表示に隠された状態で、内容表示画面Ｇが表示される（ステップＴ１０）。

一方、例えば前記図９（ｂ）における単語帳一覧画面ＧＬのタッチボタンエリア１７Ｂにおいて、隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）を選択して表示モードを設定すると共に（ステップＴ１→Ｔ２）、［単語帳３］を選択する（ステップＴ３）。

そして、前記選択された［単語帳３］の登録単語一覧画面ＧＴの項目名（見出し語）「アーヘンの和約」をカーソルＣｕにより選択して「訳／決定」キー１４ｃを押下する（ステップＴ９（ＹＥＳ））。

すると、前記隠し表示ボタンＢＫ０（隠し無し）を選択した表示モードの設定データに従い、図１６（ｂ）に示すように、ユーザが単語帳登録時に重要項目としてマゼンタのカラーマーカーによりマークしていた範囲ｈ１の内容も、重要年号として水色のカラーマーカーによりマークしていた範囲ｈ２の内容も、重要事件として黄色のカラーマーカーによりマークしていた範囲ｈ３の内容も、何れも隠されない状態で、内容表示画面Ｇが表示される（ステップＴ１０）。

よってこの場合には、前記隠し表示ボタンＢＫｂ（水色）を選択しておくことで、水色のカラーマーカー部分にある重要年号を隠した内容表示画面Ｇを表示させることができ、当該重要年号を暗記できているか否かを容易に確認できる。

したがって、前記構成の電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能によれば、任意の辞書（辞典）の検索項目に対応した内容表示画面Ｇにおいて、例えば重要項目をマゼンタのカラーマーカーによりマークし、重要年号を水色のカラーマーカーによりマークし、重要事件を黄色のカラーマーカーによりマークして単語帳登録する。すると、前記辞書（辞典）の検索項目におけるカラーマーカーでマークした範囲の色別の位置情報がマーカー情報データベース２２ｃに登録されると共に、当該辞書の項目名がカラーマーカーの色別の有無情報と、項目チェックの有無情報と、コンテンツ名とに対応付けられて、ユーザ選択された［単語帳ｎ］の単語帳データベース２２ｄに登録される。そして、単語帳データベース２２ｄに登録された任意の［単語帳ｎ］を選択して呼び出すと、選択された単語帳に登録された各項目名が、前記カラーマーカーの色別の有り情報に従ったカラーマークＭＣｍ（マゼンタ），ＭＣｙ（黄色），ＭＣｂ（水色）と、前記項目チェックの有無情報に従ったチェックボックスＣＨと、コンテンツ名とに対応付けられて登録単語一覧画面ＧＴとして表示される。

このため、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示された各項目名にカラーマークＭＣｍ（マゼンタ），ＭＣｙ（黄色），ＭＣｂ（水色）の何れが対応付けられているか見るだけで、各項目およびその内容においてマゼンタのカラーマーカーを付加した重要項目が含まれるか、水色のカラーマーカーを付加した重要年号が含まれるか、黄色のカラーマーカーを付加した重要事件が含まれるかを容易に確認でき、所望の項目を簡単に選択してその内容表示画面Ｇを表示させることができる。

また、前記構成の電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能によれば、前記単語帳データベース２２ｄに登録された任意の［単語帳ｎ］を選択して呼び出し、その登録単語一覧画面ＧＴを表示させる際には、カラーマーカーの色を指定する絞り込みボタンＢＳａ（全色），ＢＳｍ（マゼンタ），ＢＳｙ（黄色），ＢＳｂ（水色）を選択操作することで、前記単語帳データベース２２ｄに登録された各項目名毎のカラーマーカーの色別の有無情報に基づき、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる項目名を絞り込むことができる。

また、前記構成の電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能によれば、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示された各項目名の何れかを選択してその内容表示画面Ｇを表示させる際には、カラーマーカーの色別にそのマーカー部分の内容を隠して表示させるための隠し表示ボタンＢＫ０（全色表示），ＢＫｍ（マゼンタ非表示），ＢＫｙ（黄色非表示），ＢＫｂ（水色非表示），ＢＫａ（全色非表示）を選択操作することで、前記マーカー情報データベース２２ｃに登録された辞書（辞典）の項目におけるカラーマーカー範囲の色別の位置情報に基づき、所望のカラーマーカーが付加された部分の内容を非表示にして表示させることができる。

また、前記構成の電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能によれば、前記登録単語一覧画面ＧＴが表示された状態において、チェックボタンＢＨをタッチ操作すると、当該タッチ操作毎に前記一覧画面ＧＴにてカーソルＣｕにより選択されている項目名のところのチェックボックスＣＨにチェック“レ”が付加または消去され、前記単語帳データベース２２ｄの該当する項目名のところの項目チェックの有無情報が更新される。そして、前記単語帳データベース２２ｄに登録された任意の［単語帳ｎ］を選択して呼び出し、その登録単語一覧画面ＧＴを表示させる際には、項目チェックの有無を指定する絞り込みボタンＢＳｃｈ（チェック有り），ＢＳｎ（チェック無し）を選択操作することで、前記単語帳データベース２２ｄに登録された各項目名毎の項目チェックの有無情報に基づき、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる項目名を絞り込むことができる。

また、前記構成の電子辞書装置１０によるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能によれば、前記単語帳データベース２２ｄに登録される項目名は、さらにそのコンテンツのカテゴリ情報に対応付けられて登録される。そして、前記単語帳データベース２２ｄに登録された任意の［単語帳ｎ］を選択して呼び出し、その登録単語一覧画面ＧＴを表示させる際には、カテゴリを指定するカテゴリ絞り込みボタンＢＱａ（全カテゴリ表示），ＢＱｅ（英語系表示），ＢＱｊ（国語系表示），ＢＱｈ（歴史系表示）を選択操作することで、前記単語帳データベース２２ｄに登録された各項目名毎のカテゴリ情報に基づき、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる項目名を絞り込むことができる。

そして、前記登録単語一覧画面ＧＴを表示させる際には、前記カラーマーカーの色を指定する絞り込みボタンＢＳａ（全色），ＢＳｍ（マゼンタ），ＢＳｙ（黄色），ＢＳｂ（水色）の選択、前記項目チェックの有無を指定する絞り込みボタンＢＳｃｈ（チェック有り），ＢＳｎ（チェック無し）の選択、前記カテゴリを指定するカテゴリ絞り込みボタンＢＱａ（全カテゴリ表示），ＢＱｅ（英語系表示），ＢＱｊ（国語系表示），ＢＱｈ（歴史系表示）の選択を併用することで、前記登録単語一覧画面ＧＴに一覧表示させる項目名をきめ細かに絞り込むことができる。

なお、前記実施形態において記載した電子辞書装置１０による各処理の手法およびデータベース、すなわち、図５のフローチャートに示すカラーマーカー付加・単語帳登録処理、図８のフローチャートに示す単語帳呼び出し処理などの各手法、および辞書データベース２２ｂは、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリ・カード（ＲＯＭカード、ＲＡＭカード等）、磁気ディスク（フロッピディスク、ハードディスク等）、光ディスク（ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ等）、半導体メモリ等の外部記憶媒体２３に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、この外部記憶媒体２３に記憶されたプログラムを記憶装置（２２）に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記実施形態において説明した辞書情報におけるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。

また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークＮ上を伝送させることができ、このプログラムデータを、ネットワークＮに接続されたコンピュータに通信制御部２５によって取り込むことで、前述した辞書情報におけるカラーマーカー付加・単語帳登録／呼び出し機能を実現することもできる。

なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。

１０ …電子辞書装置
１１ …本体ケース
１２ …蓋体ケース
１３ …ヒンジ部
１４ …キー入力部（キーボード）
１４ａ…文字入力キー
１４ｂ…辞書指定キー
１４ｃ…「訳／決定」キー
１４ｄ…「戻る／リスト」キー
１４ｅ…カーソルキー
１５ …スピーカ
１６ …手書き入力部
１６ｄ…液晶表示部
１６ｔ…透明タッチパネル
１７ …タッチパネル式表示部
１７ｄ…液晶表示部
１７ｔ…透明タッチパネル
１７Ａ…タッチキーエリア
１７Ｂ…タッチボタンエリア
２１ …ＣＰＵ
２２ …主記憶装置
２２ａ…各種制御プログラム
２２ｂ…辞書データベース
２２ｂ１…英和辞書
２２ｂ２…英英辞書
２２ｂ３…国語辞書
２２ｂ４…日本史事典
２２ｃ…マーカー情報データベース
２２ｄ…単語帳データベース
２３ …外部記憶媒体
２４ …記憶媒体読み書き部
２５ …通信制御部
２６ …ＲＡＭ
２６ａ…表示データメモリ
２６ｂ…絞り込みマーカー色データメモリ
２６ｃ…隠し表示マーカー色データメモリ
２６ｄ…表示順データメモリ
２６ｅ…絞り込みカテゴリデータメモリ
２６ｆ…絞り込みチェック有無データメモリ
Ｇ …内容表示画面
ＧＳ …単語帳選択画面
ＧＬ …単語帳一覧画面
ＧＴ …登録単語一覧画面
ＢＭ …マーカーボタン
ＢＴ …単語帳ボタン
ＢＲ …登録ボタン
ＢＰ …ペンボタン
ＢＣ …カラー指定ボタン
ＢＳａ，…，ＢＳｎ…絞り込みボタン
ＢＮｔ，ＢＮｊ…表示順ボタン
ＢＫ０，…，ＢＫａ…隠し表示ボタン
ＢＱａ，…，ＢＱｈ…カテゴリ絞り込みボタン
ＢＨ …チェックボタン
ＢＤ …削除ボタン
ＭＣｍ，ＭＣｙ，ＭＣｂ…カラーマーク
ＣＨ …チェックボックス
ＩＫ …コンテンツ名
ＫＳ …項目種類
ｈ１，ｈ２，ｈ３…カラーマーカー範囲
Ｐ …プレビューエリア
Ｃｕ …カーソル

Claims (7)

1. 複数の項目とその項目の内容とを対応付けて記憶する辞書記憶手段と、
   この辞書記憶手段により記憶された任意の項目とその内容を表示する内容表示手段と、
   この内容表示手段により表示された項目とその内容のうちユーザ操作に応じて指定された範囲にユーザ操作に応じて指定された色でマーカーを付加して表示するマーカー表示手段と、
   このマーカー表示手段によりマーカーが表示された項目とその内容におけるマーカー範囲を色別に登録するマーカー情報登録手段と、
   前記内容表示手段により表示された項目と、当該項目の種類と、前記マーカー表示手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と、を対応付けて、単語帳内の単語として登録する単語帳登録手段と、
   ユーザ操作に応じて単語帳を呼び出す単語帳呼出手段と、
   この単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目と、当該項目の種類と、当該項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと、を一覧表示する登録単語一覧表示手段と、
   この登録単語一覧表示手段により一覧表示された単語帳内の項目からユーザ操作に応じて任意の項目を選択する項目選択手段と、
   この項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して表示する選択項目表示手段と、
   を備えたことを特徴とする辞書機能を備えた電子機器。
2. ユーザ操作に応じて絞り込みの色を指定する絞り込み色指定手段を備え、
   前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記絞り込み色指定手段により指定された色のマーカーの有り情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと共に一覧表示する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の辞書機能を備えた電子機器。
3. ユーザ操作に応じて内容を非表示にするマーカーの色を指定する非表示指定手段を備え、
   前記選択項目表示手段は、前記項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して表示すると共に、前記非表示指定手段により指定された色のマーカーが付加された範囲の内容を非表示にする、
   ことを特徴とする請求項１または請求項２に記載の辞書機能を備えた電子機器。
4. ユーザ操作に応じて項目のチェックを指示する項目チェック指示手段と、
   この項目チェック指示手段による項目のチェックの指示に応じて、前記登録単語一覧表示手段により一覧表示された単語帳内の項目のうち前記項目選択手段により選択された項目に対応付けてチェック有りまたは無しマークを表示するチェック有無表示手段と、
   このチェック有無表示手段によるチェック有りまたは無しマークの表示に応じて、前記単語帳登録手段により登録された該当する項目を、さらに当該項目チェックの有無情報と対応付けて登録するチェック情報登録手段と、
   ユーザ操作に応じて項目チェックの有無を指定するチェック有無指定手段とを備え、
   前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記チェック有無指定手段により指定された項目チェックの有りまたは無しの情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークおよびチェック有りまたは無しマークと共に一覧表示する、
   ことを特徴とする請求項１ないし請求項３の何れか１項に記載の辞書機能を備えた電子機器。
5. 前記辞書記憶手段は、それぞれ複数の項目とその項目の内容とを対応付けて記憶する複数の辞書コンテンツからなり、
   前記各辞書コンテンツは当該辞書コンテンツが属するカテゴリ情報を記憶し、
   前記単語帳登録手段は、前記内容表示手段により表示された項目を前記マーカー表示手段により表示されたマーカーの色別の有無情報および当該項目が含まれる辞書コンテンツのカテゴリ情報と対応付けて、単語帳内の単語として登録し、
   ユーザ操作に応じて絞り込みのカテゴリ情報を指定するカテゴリ指定手段を備え、
   前記登録単語一覧表示手段は、前記単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目のうち、前記カテゴリ指定手段により指定されたカテゴリ情報が対応付けられた項目に絞り込み、当該絞り込まれた項目をその項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと共に一覧表示する、
   ことを特徴とする請求項１ないし請求項４の何れか１項に記載の辞書機能を備えた電子機器。
6. 前記内容表示手段は、見出し語、例文、成句を前記項目として例示し、
   前記単語帳登録手段は、前記項目の種類として、前記項目が見出し語、例文、成句の何れであるかを示す情報を、前記内容表示制御手段及び前記マーカー表示制御手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と対応付けて、メモリに登録することを特徴とする請求項１ないし請求項５の何れか１項に記載の辞書機能を備えた電子機器。
7. カラー表示可能な表示部を有する電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
   前記コンピュータを、
   複数の項目とその項目の内容とを対応付けてメモリに記憶させる辞書記憶手段、
   この辞書記憶手段により記憶された任意の項目とその内容を前記表示部に表示させる内容表示制御手段、
   この内容表示制御手段により表示された項目とその内容のうちユーザ操作に応じて指定された範囲にユーザ操作に応じて指定された色でマーカーを付加して表示するマーカー表示制御手段、
   このマーカー表示制御手段によりマーカーが表示された項目とその内容におけるマーカー範囲を色別にしてメモリに登録するマーカー情報登録手段、
   前記内容表示制御手段により表示された項目と、当該項目の種類と、前記マーカー表示制御手段により表示されたマーカーの色別の有無情報と、を対応付けて、単語帳内の単語としてメモリに登録する単語帳登録手段、
   ユーザ操作に応じて単語帳を呼び出す単語帳呼出手段、
   この単語帳呼出手段により単語帳が呼び出されると、単語帳内の単語として前記単語帳登録手段により登録された項目と、当該項目の種類と、当該項目に対応付けられたマーカーの色別の有り情報に応じた色マークと、を共に前記表示部に一覧表示させる登録単語一覧表示制御手段、
   この登録単語一覧表示制御手段により一覧表示された単語帳内の項目からユーザ操作に応じて任意の項目を選択する項目選択手段、
   この項目選択手段により選択された項目とその内容を前記辞書記憶手段により記憶された複数の項目とその内容の中から読み出し、前記マーカー情報登録手段により登録された該当する項目とその内容におけるマーカーの色別の範囲に応じたマーカーを付加して前記表示部に表示させる選択項目表示制御手段、
   として機能させるためのプログラム。

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