JP4547990B2 - 情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに係り、より詳しくは、電子文書に対して付加情報を追記する機能を有する情報処理装置、当該情報処理装置の当該情報処理装置において実行される情報処理プログラムに関する。
近年、電子文書の任意位置に対して、当該電子文書の本文に影響を与えることなく、文字情報、画像情報、音声情報、リンク情報等の付加情報を添付する技術が広く用いられている。なお、当該付加情報を本明細書ではアノテーション(注釈)と総称する。
このアノテーションを電子文書に添付することのできるシステムの例として、富士ゼロックス株式会社のDocuWorks(登録商標)や、米国Adobe社のAcrobat(登録商標)等がある。
ところで、以上のようなアノテーションを電子文書に添付することのできるシステムにおいて、複数の利用者により、各々電子文書にアノテーションを添付する機能を有する複数の情報処理装置を用いて、共通の電子文書に対しアノテーションを添付するような利用形態が考えられる。例えば、装置マニュアル等の共通の電子文書を複数の推敲者によって推敲する形態や、計画書等の共通の電子文書を参照しながら会議や打ち合わせ等の共同作業を行う形態等である。
この場合、各利用者が用いている全ての情報処理装置において、他の利用者によって添付されたアノテーションをリアルタイムで表示することが、参照対象としている電子文書に対する認識を共通化する上で好ましいが、利用者の状態によっては当該アノテーションの表示を後回しにしたい場合もある。例えば、自身がアノテーションの添付作業を行っている場合等である。
このために適用できる従来の技術として、バディリストシステムやインスタントメッセージングシステム等の状態通知システムにおいて、ユーザの状況に応じた状態情報の表示をユーザの操作負担を抑えつつ実現することを目的として、バディの状態情報の表示の仕方を変更するための「アクションルール」と、アクションルールが適用される状況を示す「適用状況」とを予め記憶しておき、適用状況に応じた状況である場合のみに当該適用状況に対応するアクションルールに従って状態情報の表示を変更する技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
この技術を、上述した他の利用者により添付されたアノテーションの表示を後回しにするための技術として適用する場合、利用者によって当該アノテーションの表示を行ってもよい状況(例えば、自身がアノテーションの添付作業を行っていない状況等)を上記適用状況として予め記憶すればよい。
特開2003−196243公報
しかしながら、上記従来の技術を、他の利用者により添付されたアノテーションの表示を後回しにするための技術として適用した場合には、利用者が適用状況を適宜記憶する必要があるため、このための操作が煩雑である、という問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、煩雑な操作を伴うことなく、他の利用者により追記された付加情報の表示/非表示を適宜切り替えることのできる情報処理装置、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の情報処理装置は、電子文書に対して付加情報を追記する付加情報追記機能を有する情報処理装置であって、電子文書及び当該電子文書に対して追記された付加情報を表示するための表示手段と、前記表示手段によって電子文書が表示されている状態で、当該電子文書に対して前記付加情報追記機能を有する他の情報処理装置によって追記された付加情報を取得する取得手段と、前記表示手段による表示画像における位置を示す座標情報を利用者が入力する際に前記利用者により操作される座標入力手段と、利用者が前記座標入力手段による移動操作を所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態である判定する状態判定手段と、前記状態判定手段によって参照に支障のない状態であると判定された場合に前記取得手段によって取得された付加情報を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えている。
なお、上記表示手段には、液晶ディスプレイ、プラズマ・ディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRTディスプレイ等のディスプレイが含まれる。また、上記取得手段による付加情報の取得には、インターネット、イントラネット、ローカル・エリア・ネットワーク等の通信回線を介した外部装置からの取得が含まれる。また、上記座標入力手段には、タッチパネル、マウス、トラックボール、デジタイザ、タブレット等のポインティング・デバイスが含まれる。
ここで、本発明では、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であるか否かが状態判定手段によって判定され、参照に支障のない状態であると判定された場合に前記取得手段によって取得された付加情報が表示されるように前記表示手段が表示制御手段によって制御される。
このように、請求項1に記載の情報処理装置によれば、利用者が他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であるか否かを判定し、参照に支障のない状態であると判定された場合に前記付加情報を表示するようにしているので、煩雑な操作を伴うことなく、他の利用者により追記された付加情報の表示/非表示を適宜切り替えることができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記状態判定手段は、利用者が前記座標入力手段による移動操作を水平方向及び垂直方向共に所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であると判定することとしてもよい。
一方、上記目的を達成するために、請求項3記載の情報処理プログラムは、電子文書に対して付加情報を追記する付加情報追記機能と、電子文書及び当該電子文書に対して追記された付加情報を表示するための表示手段と、前記表示手段による表示画像における位置を示す座標情報を利用者が入力する際に前記利用者により操作される座標入力手段と、を有する情報処理装置における前記表示手段に対する表示制御を行う情報処理プログラムであって、前記表示手段によって電子文書が表示されている状態で、当該電子文書に対して前記付加情報追記機能を有する他の情報処理装置によって追記された付加情報を取得する取得ステップと、利用者が前記座標入力手段による移動操作を所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態である判定する状態判定ステップと、前記状態判定ステップによって参照に支障のない状態であると判定された場合に前記取得ステップによって取得された付加情報を表示するように前記表示手段を制御する表示制御ステップと、をコンピュータに実行させるものである。
従って、請求項3記載の情報処理プログラムによれば、コンピュータに対して請求項1記載の発明と同様に作用させることができるので、請求項1記載の発明と同様に、煩雑な操作を伴うことなく、他の利用者により追記された付加情報の表示/非表示を適宜切り替えることができる。
なお、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記状態判定ステップは、利用者が前記座標入力手段による移動操作を水平方向及び垂直方向共に所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であると判定するものとしてもよい。
本発明によれば、利用者が他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であるか否かを判定し、参照に支障のない状態であると判定された場合に前記付加情報を表示するようにしているので、煩雑な操作を伴うことなく、他の利用者により追記された付加情報の表示/非表示を適宜切り替えることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムをクライアント/サーバ・システムとして構成された情報処理システムに適用した場合について説明する。
〔システム構成〕
図1は、本実施の形態に係る情報処理システム90の全体概略構成を示す図である。
同図に示すように、情報処理システム90は、情報処理システム90において使用される電子データ(文書データに限らず、情報処理システム90で対応している他の電子的なデータの全てを含む)を処理するサーバシステム92と、情報処理システム90の利用者が使用するクライアントシステム94と、を備えている。
サーバシステム92は、電子文書を管理する文書管理サーバ10及びアノテーションを管理するアノテーション管理サーバ20を有する。文書管理サーバ10は主として文書の保存と検索を行うサーバであり、アノテーション管理サーバ20は主として文書に付与されたアノテーションの保存と検索を行うサーバである。
このように、文書全体を管理する文書管理サーバ10と、電子文書に付与されたアノテーションを管理するアノテーション管理サーバ20とを設けることで、複数の電子文書に対する加筆修正が複数の利用者によって独自に行われる場合でも、最終的な電子文書や加筆修正等の内容に矛盾が生じることを回避することができる。
例えば、何れかの利用者が電子文書の原本のある部分にアノテーションとして補足説明を加え、その一方で、他の利用者が同じ部分を削除するような修正を加えたときでも、それらの編集部分を文書管理サーバ10で管理している電子文書本体と対応付けてアノテーション管理サーバ20により登録しておくことで、電子文書本体やこれに対応する加筆修正等の内容に矛盾が生じることなく情報の管理を行うことができる。
同図に示すように、文書管理サーバ10は、文書管理サーバ10全体の動作を司る制御部11と、各種情報を記憶するための主記憶部12と、液晶ディスプレイ等のディスプレイを含んで構成された表示部13と、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイス)を含んで構成された操作部14と、後述する文書データベースDB1や各種プログラム、各種パラメータ情報等を記憶するための二次記憶部15と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部16と、を備えており、これら各部はシステムバスS1を介して電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態に係る文書管理サーバ10は、通常のパーソナル・コンピュータ(以下、「PC」ともいう。)により構成されている。
一方、アノテーション管理サーバ20も、アノテーション管理サーバ20全体の動作を司る制御部21と、各種情報を記憶するための主記憶部22と、液晶ディスプレイ等のディスプレイを含んで構成された表示部23と、キーボード及びマウスを含んで構成された操作部24と、後述する付箋用アノテーションデータベースDB2、ペン入力用アノテーションデータベースDB3や各種プログラム、各種パラメータ情報等を記憶するための二次記憶部25と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部26と、を備えており、これら各部はシステムバスS2を介して電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20もまた、通常のPCにより構成されている。
そして、クライアントシステム94は、情報処理システム90の各利用者毎に設けられたクライアント装置50及び当該クライアント装置50に対してペン入力を行う際に用いられるペン型のアノテーションデバイス56を有する。
同図に示すように、クライアント装置50は、クライアント装置50全体の動作を司る制御部51と、各種情報を記憶するための主記憶部52と、ディスプレイを含んで構成された表示部53と、キーボード及びマウスを含んで構成された操作部54と、外部装置との間での各種情報の授受を司る送受信部55と、を備えており、これら各部はシステムバスS3を介して電気的に接続されている。
クライアント装置50は、主記憶部52から読み出したデータや、送受信部55を介してサーバシステム92等から取得したデータに基づいて画像を表示部53に表示するように構成されている。
なお、本実施の形態に係るクライアント装置50は、ディスプレイ表面にタッチパネル(図示省略。)が重ねられて構成されたタッチパネル・ディスプレイが設けられた表示部53を採用した、所謂タブレットPCとして構成されており、表示部53における表示面上をアノテーションデバイス56によって直接指示(手書き入力)することができる。
ここで、当該手書き入力に対応したコントローラとしては、手書きで入力したデータを‘デジタルインク(手書き文字)’として認識し、処理するためのものであればよく、必ずしも、手書き入力したものをテキスト変換する機能(手書き文字認識機能)を備えたものである必要はない。この場合でも、テキストの最上位フォーマットとして取り扱うことができ、手書き文字のまま検索したり、文字を加工(カラー変更等)したりすることができる。なお、デジタルインクデータフォーマットを画像データ(例えば、ビットマップデータ)として取り扱ってもよい。
このように、クライアント装置50は、紙の文書を読む際に当該文書に好きな形で下線や丸等のマークを付けたり、コメントを書き込んだりするのと同様に、アノテーションデバイス56を用いて書き込み入力が可能となっている。
また、クライアント装置50は、以上のようなアノテーションデバイス56を用いた手書き入力機能の他、表示部53により文書を表示させた状態において、当該文書の任意の位置に所定形状(本実施の形態では、矩形状)の付箋を添付した状態とすることのできる付箋添付機能を備えている。ここで、当該付箋には、任意のコメントを直接記述したり、コメントや関連記事等のリンク先を示すリンク情報を関連付けたりすることができる。なお、付箋にリンク情報を関連付けた場合、当該付箋にはリンクが張られていることを示す所定形状(本実施の形態では、正方形)のマークが表示される。この場合に本実施の形態に係る情報処理システム90では、付箋自身がアノテーションであるものとしている。
このように、クライアント装置50は、紙の文書を読む際に当該文書に付箋を貼り付けるのと同様に、注目すべき箇所や補足説明を要する箇所等の任意の位置に対して付箋を添付した状態とすることができる。
情報処理システム90は、以上のような文書管理サーバ10、アノテーション管理サーバ20、及び複数のクライアント装置50が、各々に備えられた送受信部を介し、ネットワーク60によって電気的に接続されて構成されている。なお、本実施の形態に係る情報処理システム90では、ネットワーク60としてインターネットを適用しているが、これに限らず、イントラネット、LAN(Local Area Network)、VAN(Value Added Network)、電話回線網、エコーネット(ECHONET)、HomePNA等の各種ネットワークを単独又は組み合わせて適用することもできる。
本実施の形態に係る文書管理サーバ10及びアノテーション管理サーバ20はHTTP(Hypertext Transfer Protocol)サーバとして機能し、各クライアント装置50はHTTPクライアントとして機能するものとされており、文書管理サーバ10、アノテーション管理サーバ20、及び各クライアント装置50はネットワーク60を介して相互にアクセスすることができる。
そして、クライアント装置50においてアノテーションデバイス56を用いて手書き入力されたアノテーション(以下、「手書き入力アノテーション」ともいう。)や、付箋として添付されたアノテーション(以下、「付箋アノテーション」ともいう。)に関する情報は主記憶部52に一旦保持された後、所定のタイミングでアノテーション管理サーバ20にネットワーク60を介して送信され、文書本体と対応付けられて記憶される。そして、後にクライアント装置50において、当該文書を読み出すときには、文書本体と共に、過去に付加したアノテーションに関する情報も読み出され、表示部53により表示される。
〔クライアント装置50の表示部53による表示画面の構成〕
図2は、本実施の形態に係るクライアント装置50の表示部53による表示画面の概略構成を示す図である。
同図に示すように、クライアント装置50の表示部53における表示エリア53Aには、各々所定の役割を有する複数のボタンを表示するためのエリアであるボタン表示エリア53Bと、文書84を表示するためのエリアである文書表示エリア53Cとが設けられている。
本実施の形態に係るクライアント装置50では、上記複数のボタンとして、文書管理サーバ10において管理(記憶)されている文書を読み込む際に指定される文書読込みボタン70と、付箋アノテーションを文書に添付する際に指定される付箋ボタン72と、文書表示エリア53Cに表示された付箋アノテーション86や手書き入力アノテーション88を保存する際に指定される保存ボタン74と、アノテーション管理サーバ20において管理(記憶)されているアノテーションを検索して文書表示エリア53Cに表示させる際に指定される検索ボタン76とが、ボタン表示エリア53Bに表示される。
また、上記複数のボタンとして、更に、文書表示エリア53Cの表示内容を更新する際に指定される更新ボタン78と、文書表示エリア53Cに表示されている文書にアノテーションを付加した利用者の一覧を表示する際に指定されるユーザボタン80と、表示されている文書のページを前後に捲るための前ページ送りボタン82A及び次ページ送りボタン82Bからなるページ捲りボタン82とが、ボタン表示エリア53Bに表示される。
クライアント装置50は、本を読むようにページを捲りながらページ単位で表示を切り替えていく機能(ページ捲り表示機能)が搭載されており、このページ捲り表示機能を利用することで、例えば、取り込んだ多数の情報の中から所望の情報を素早く検索できるように構成されている。
すなわち、このクライアント装置50における情報検索時には、前ページ送りボタン82A及び次ページ送りボタン82Bの2つのボタンをアノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定することによって、ページ捲り操作を行いながら所望のページ情報を表示部53に表示させることができる。
また、クライアント装置50は、ページ捲りボタン82以外のボタンについても、アノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定することによって、当該ボタンに割り当てられた機能を実行させることができる。
なお、本実施の形態に係るクライアント装置50では、以上のように、表示部53の表示エリア53Aに表示させることで各種機能を実行させるためのボタンをソフトウェア的に設けているが、これに代えて、表示部53や操作部54等にハードウェアのボタンを設けたり、操作部54のキーボードにおける所定キーを各ボタンとして利用する形態とすることもできることは言うまでもない。
〔文書管理サーバ10及び文書データベースDB1〕
ところで、本実施の形態に係る文書管理サーバ10は、「登録」と「文書読込み」を外部からの指示に応じて受け付ける。
上記「登録」は、例えば‘http://datacenter.company.co.jp/access.cgi?DocumentID=8gjk3cl3’等のように、文書データベースDB1への文書の格納先を示すアドレスを示した登録したい文書へのURL(Uniform Resource Locators)等のパスやディレクトリへのパスで外部から与えることとする。
文書管理サーバ10は、与えられたパスが示す文書(群)に対し、順次、文書IDを付与し、各文書ID毎に文書名と文書本文を文書データベースDB1に登録する。このとき、文書データベースDB1内のデータ構造は、一例として図3に示すようなものとなる。ここで、文書名又は文書本文はURL等の文書へのパスであってもよい。
そして、何れかのクライアント装置50において文書読込みボタン70が指定されたことを検知すると、当該クライアント装置50は、その旨を示す情報を文書管理サーバ10に通知する。これに応じて文書管理サーバ10は、文書データベースDB1内の文書名の一覧を作成し、アクセス元のクライアント装置50に送信する。
これに応じて当該クライアント装置50は、文書名の一覧をリストボックス等で表示し、利用者に選択を促す。これに応じて利用者により所望の文書名がアノテーションデバイス56や、操作部54のキーボード、マウス等によりポインティング指定されると、クライアント装置50は、指定された文書名を文書管理サーバ10に送信する。
これに応じて文書管理サーバ10は、当該クライアント装置50から受信した文書名に対応する文書本文及び文書IDを文書データベースDB1から読み出してクライアント装置50に送信する。これによって、クライアント装置50の表示部53における文書表示エリア53Cには、指定した文書名に対応する文書の本文が表示されることになる。
〔アノテーション管理サーバ20、付箋用アノテーションデータベースDB2、ペン入力用アノテーションデータベースDB3〕
一方、本実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20は、「保存」と「検索」を外部からの指示に応じて受け付ける。
すなわち、何れかのクライアント装置50において表示部53により文書が表示された状態で当該文書に対してアノテーションが付与され、保存ボタン74が指定されたことを検知すると、当該クライアント装置50は、その旨を示す情報をアノテーション管理サーバ20に通知する。これにより、アノテーション管理サーバ20は、保存を指示されたアノテーションに関する情報を、当該アノテーションが付与された文書に対応付けて、当該アノテーションが付箋アノテーションである場合は付箋用アノテーションデータベースDB2に、当該アノテーションが手書き入力アノテーションである場合はペン入力用アノテーションデータベースDB3に、各々登録(格納)する。
すなわち、例えば、何れかのクライアント装置50から「保存」の指示を受け付けたときにアノテーション管理サーバ20では、保存対象とするアノテーションが付箋アノテーションである場合には、以下に示すようにアノテーションの登録処理が行われる。
まず、アノテーション管理サーバ20は、保存対象とするアノテーションの付与されている位置を示す位置情報、当該アノテーションの表示名及び当該アノテーションにリンクが張られている場合のリンク先、アノテーションが付与された文書の文書ID及び当該保存の指示を行ったクライアント装置50の端末IDがクライアント装置50から与えられる。また、このとき、保存対象とするアノテーションに関する公開属性、当該アノテーションの状況(新規、既存、消去)を示すステータス、及びアノテーションが付与された時刻もクライアント装置50から与えられる。
そして、アノテーション管理サーバ20は、アノテーションID、端末ID、文書ID、位置情報、表示名、リンク先、公開属性、ステータス、及び生成時刻を、テーブル形式で付箋用アノテーションデータベースDB2に保存する。このとき、付箋用アノテーションデータベースDB2内のデータ構造は、一例として図4に示すようなものとなる。
同図において、アノテーションIDは、個々のアノテーションを管理するものであり、1付箋分のアノテーション毎にユニークなID番号が割り振られる。ここで、アノテーションIDは、クライアントシステム94側で発行する方式や、アノテーション管理サーバ20側で発行する方式がある。なお、少なくとも、アノテーションIDと文書IDの2つ組みで唯一である必要がある。与えられたアノテーションID又は上記2つ組みが新規でない場合は、そのアノテーションID又は上記2つ組みで示される行を上書きするものとする。
また、端末IDは、クライアント装置50を唯一に識別するID番号である。ここで、端末IDは、利用者が使用しているクライアント装置50のハードウェアを直接示す場合もあれば、IP(Internet Protocol)アドレスやホスト名に対応するものであってもよい。更に、文書IDは、文書データベースDB1に格納された文書毎にユニークなID番号が割り振られる。ここで、本実施の形態に係る情報処理システム90では、文書ファイル名が同じでも複数回文書データベースDB1に投稿されていれば、異なる文書IDで登録されるものとする。
一方、位置情報は、1付箋分のアノテーションの付与位置を示す情報である。本実施の形態では、対応する文書IDにより示される文書内のページ番号と、当該ページ番号によって示されるページにおける位置座標との組み合わせによって示される。なお、本実施の形態では、文書表示エリア53Cを横方向及び縦方向に所定数(ここでは、横方向に20で縦方向に25)の矩形領域に区分し、各区分領域に対して左上から横方向に順に連続した番号が予め付与されており、当該番号を上記位置座標として適用している。
また、アノテーションの表示名は、アノテーション(付箋)に記述されたコメントを示し、リンク先は、アノテーションに関連付けられたリンク情報を示す。なお、本実施の形態に係る情報処理システム90では、上記リンク情報を、一例として同図に示すように‘http://MessageServer/threadViewer?MessageId=1517’等のようにURL等のパスやディレクトリへのパスで与えることとする。
利用者は、付与するアノテーション毎に、これらの表示名やリンク先を設定することができる。なお、この表示名やリンク先は、アノテーションを付与する度に、或いはアノテーションの保存指示を発する度に設定可能である。
一方、公開属性は、例えば、アノテーションを公開可能(制限なし)とする(=Pub)、特定の他の利用者やグループ内だけに公開する(=Frd)、非公開(個人用)とする(=Priv)、認証が得られた場合のみ公開を許可する(=Protect)の何れかをとるものとする。
特定公開(=Frd)及び認証公開(=Protect)については、利用者やグループ或いは認証コード(ユーザ名とパスワード)等のサブ属性が設定可能である。また、特定公開及び認証公開の場合、表示のみの公開(読取り専用)に限らず、他人による編集も許可するフルアクセス設定のサブ属性が設定可能である。なお、文書やアノテーションの共用閲覧は、通常、読取り専用として公開することは言うまでもない。これは、誰でもが自由に編集できることによる不都合の発生を防止するためである。但し、利用形態によっては自由に編集可能とした方が都合のよい場合もある。このような場合、フルアクセス設定を行っておけばよい。
利用者は、付与するアノテーション毎に、これらの公開属性を設定することができる。この公開属性は、アノテーションを付与する度に、或いはアノテーションの保存指示を発する度に設定可能である。また、何れかの属性を予めデフォルトとして設定しておき、変更指示がない場合は当該デフォルトの属性が設定されたものとしてもよい。また、アノテーションの保存時に公開属性の変更指示がない場合は、その時点に設定されている属性を受け付けることとする。
なお、認証が得られた場合のみ公開を許可する(=Protect)場合には、所定の手順によるパスワード認証が得られたときのみ公開を許可する。そして、アノテーションを表示する際には、非公開対象のアノテーションも含めて全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信し、クライアントシステム94側でアノテーションに設定されている公開属性をチェックして表示(公開)/非表示(非公開)を切り替えたり、アノテーション管理サーバ20側で、公開対象のアノテーションのみを送信したりする。
また、ステータスは、アノテーションが新規に作られたのか(=New)、既に存在していたものか(=Exist)、削除されたものか(=Deleted)の何れかの状態を示す。一旦付与したアノテーションを利用者が電子的な消しゴム等で消去した場合には、ここは‘Deleted’となる。この場合、この削除指示により付箋用アノテーションデータベースDB2から消去されたアノテーションのデータがなくなるのではなく、あくまでステータスが変更されるだけである。すなわち、アノテーションの新規付与時間、属性や位置の変更等があった場合には変更前のアノテーションの生成時間と変更後のアノテーションの生成時間、及び消去されたアノテーションの消去時間(図示省略。)が、アノテーションのアクセス履歴として、アノテーション毎に付箋用アノテーションデータベースDB2に登録・管理される。
ここで、アノテーションを表示する際には、‘Deleted’のアノテーションを含めて全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信して、クライアントシステム94側でアノテーションに設定されているステータスをチェックして表示/非表示を切り替えたり、或いはアノテーション管理サーバ20側で‘Exist’のものだけをクライアントシステム94に送信したりする。
更に、生成時刻は、クライアント装置50において1付箋分のアノテーションが付与された(表示エリア53Aに描画された)時刻であり、日付と時間からなる。これは、1付箋分のアノテーション毎に、クライアント装置50上で保存ボタン74を指定して保存した時刻とは別にサーバで一元的に管理されるようになっている。
なお、既に付与されていたアノテーションについて、場所移動(すなわち、位置情報の変化)があった場合や、アノテーションの公開属性等に変化があった場合、元のアノテーションは事実上削除されたものとして、そのステータスを‘Deleted’とし、最新の状態のアノテーションについて新たなアノテーションIDを発行することとする。こうすることによって、一旦付与されたアノテーションについては、たとえ削除又は変更された場合であっても、‘Deleted’のアノテーションを含めた全てのアノテーションをアノテーション管理サーバ20からクライアントシステム94に送信し、クライアントシステム94側でステータスをチェックして、ステータスが‘Deleted’であるものについても表示/非表示を切り替えることで、必要に応じて元の状態で再現することができる。
以上が保存対象とするアノテーションが付箋アノテーションである場合についての説明であるが、これに対し保存対象とするアノテーションが手書き入力アノテーションである場合には、アノテーション管理サーバ20において以下に示すようにアノテーションの登録処理が行われる。
まず、アノテーション管理サーバ20は、保存対象とするアノテーションのアノテーション内容と当該アノテーションの位置情報と色や形状、アノテーションが付与された文書の文書ID及び当該保存の指示を行ったクライアント装置50の端末IDがクライアント装置50から与えられる。また、このとき、保存対象とするアノテーションに関する公開属性、当該アノテーションの状況(新規、既存、消去)を示すステータス、及びアノテーションが付与された時刻もクライアント装置50から与えられる。
そして、アノテーション管理サーバ20は、アノテーションID、端末ID、文書ID、位置情報、アノテーション内容、色、形状、公開属性、ステータス、及び生成時刻を、テーブル形式でペン入力用アノテーションデータベースDB3に保存する。このとき、ペン入力用アノテーションデータベースDB3内のデータ構造は、一例として図5に示すようなものとなる。
同図において、アノテーションID、端末ID、文書ID、位置情報、公開属性、ステータス、及び生成時刻は、前述した付箋用アノテーションデータベースDB2と同様のものである。但し、アノテーションIDに関しては、付箋用アノテーションデータベースDB2で登録されるものが1付箋毎に割り振られるものであるのに対し、ペン入力用アノテーションデータベースDB3では1ストローク毎に割り振られるものである点のみが異なる。
一方、同図におけるアノテーション内容は、1ストロークのアノテーションの軌跡情報であって、描画されたアノテーションを再現するために利用されるデータであり、例えば、ビットマップやベクトルデータ等のデータとなる。また、色形状は、アノテーションに使用されたインクの色や、円や四角等の形状情報である。更に、線種は、アノテーションの太さや実線或いは点線等といった線種を示す。
クライアント装置50は、表示部53の文書表示エリア53Cに文書が表示された状態において検索ボタン76が指定されたことを検知すると、その旨を示す情報をアノテーション管理サーバ20に通知する。これに応じてアノテーション管理サーバ20は、検索を指示されたアノテーションに関する情報を付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3から読み出す。
すなわち、アノテーション管理サーバ20は、クライアント装置50から「検索」の指示を受け付ける。このとき、アノテーション管理サーバ20は、文書IDとアノテーション付与範囲に関する情報をクライアント装置50から受け取る。そして、アノテーション管理サーバ20は、これらの情報(検索条件)に基づき、付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3を検索し、表示対象となり得るアノテーションに関する情報を読み出してアクセス元のクライアント装置50に送信する。
これに応じて当該クライアント装置50では、アノテーション管理サーバ20から受信した情報によって示されるアノテーションを閲覧中の文書に重ねて表示する。なお、図2では、以上の処理によって文書84に付箋アノテーション86及び手書き入力アノテーション88が重ねて表示された状態の一例が示されている。
〔追記アノテーション表示処理〕
ところで、本実施の形態に係るクライアントシステム94は、複数の利用者により、互いに異なるクライアント装置50を用いて共通の電子文書に対しアノテーションを添付する利用形態において、各利用者が用いている全てのクライアント装置50において、他の利用者により他のクライアント装置50によって添付されたアノテーションをリアルタイムで表示する追記アノテーション表示機能を有している。
図6は、当該追記アノテーション表示機能を実行するためのクライアント装置50の機能的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、追記アノテーション表示機能を実行するために、各クライアント装置50は、利用者が他のクライアント装置50によって追記されたアノテーションの参照に支障のない状態であるか否かを判定する状態判定部57と、状態判定部57によって参照に支障のない状態であると判定された場合に当該アノテーションを表示するように表示部53を制御する表示制御部58と、を備えている。
本実施の形態に係る状態判定部57は、利用者による操作部54及びアノテーションデバイス56に対する操作状態に基づいて前記参照に支障のない状態であるか否かを判定するものとされている。
一方、本実施の形態に係るアノテーション管理サーバ20は、追記アノテーション表示機能を実行するために、クライアント装置50から、他のクライアント装置50により新規に添付されたり、修正されたりしたアノテーションに関する情報の送信を要求する信号(以下、「アノテーション送信要求信号」という。)を受け付けるものとして構成されている。そして、アノテーション管理サーバ20は、アノテーション送信要求信号を何れかのクライアント装置50から受信した場合に、当該アノテーション送信要求信号の送信元以外のクライアント装置50によって新規に添付されたり、修正されたりしたアノテーションに関する情報を付箋用アノテーションデータベースDB2及びペン入力用アノテーションデータベースDB3から検索し読み出して、当該アノテーション送信要求信号の送信元のクライアント装置50に送信する機能を有している。
ここで、本実施の形態に係るクライアント装置50では、状態判定部57によって参照に支障のない状態であると判定された場合にアノテーション送信要求信号を、自身を特定するための端末ID及び参照中の文書を特定するための文書IDと共にアノテーション管理サーバ20に送信する。
これに応じてアノテーション管理サーバ20では、受信した端末ID以外の端末IDが割り振られたアノテーションであり、かつ受信した文書IDが割り振られたアノテーションに関する情報をアノテーション送信要求信号の送信元であるクライアント装置50に送信する。
これに応じてクライアント装置50では、受信したアノテーションに関する情報によって示されるアノテーションを表示するように、表示制御部58によって表示部53を制御する。
なお、同図に示すように、本実施の形態に係るクライアント装置50では、アノテーション送信要求信号を送信すると共に、これに応じたアノテーションに関する情報を受信する役割を表示制御部58に割り当てているが、これに限定されるものではなく、例えば、状態判定部57に割り当ててもよく、更に、状態判定部57及び表示制御部58とは別個に当該役割を担う手段を設け、当該手段によってアノテーション送信要求信号を送信すると共に、当該アノテーション送信要求信号に応じてアノテーション管理サーバ20から送信されたアノテーションに関する情報を受信する形態とすることもできる。
また、本実施の形態に係る情報処理システム90では、アノテーション送信要求信号の送信元以外のクライアント装置50によって新規に添付されたり、修正されたりしたアノテーションを特定するために、当該送信元のクライアント装置50を示す端末IDと参照中の文書を示す文書IDをアノテーション送信要求信号と共に送信する一方、アノテーション管理サーバ20において、受信した端末ID及び文書IDに基づいて送信元のクライアント装置50への送信対象(すなわち、当該クライアント装置50での表示対象)となるアノテーションを絞り込むものとしているが、これに限定されるものではない。
例えば、クライアント装置50からアノテーション管理サーバ20にアノテーション送信要求信号及び文書IDのみを送信し、アノテーション管理サーバ20において受信した文書IDが割り振られた全てのアノテーションに関する情報を送信元のクライアント装置50に送信する形態とすることもできる。また、クライアント装置50からアノテーション管理サーバ20にアノテーション送信要求信号のみを送信し、アノテーション管理サーバ20において全てのアノテーションに関する情報(文書IDを含む)を送信元のクライアント装置50に送信し、当該クライアント装置50において自身が表示している文書に割り振られた文書IDに対応するアノテーションのみを選別して表示する形態とすることもできる。
ところで、本実施の形態に係るクライアント装置50は、追記アノテーション表示機能を、追記アノテーション表示処理プログラムを実行することにより、ソフトウェアによって実現するものとされている。
次に、追記アノテーション表示機能の実行時におけるクライアント装置50の作用を、図7を参照しつつ詳細に説明する。なお、図7は、追記アノテーション表示機能を実行する際にクライアント装置50の制御部51において所定時間(ここでは、1秒)毎に実行される追記アノテーション表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートであり、当該プログラムは主記憶部52の所定領域に予め記憶される。
まず、同図のステップ100では、操作部54に対する操作、又はアノテーションデバイス56による手書き入力操作により発生されるイベントが検出されたか否かを判定することにより、利用者によって操作部54に対する操作又は手書き入力操作が行われたか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ102に移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ104に移行する。
ステップ102では、操作部54に対する操作又は手書き入力操作が行われない状態で所定時間(ここでは、1分)が経過したか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ100に戻り、肯定判定となった場合には、利用者が入力操作を所定時間行っておらず、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のない状態であるものと判断してステップ122に移行し、当該アノテーションの表示が可能であることを設定し(以下、「表示可能設定処理」という。)、その後にステップ124に移行する。なお、上記ステップ122における表示可能設定処理を、本実施の形態では、予め定められたフラグFに所定値(ここでは、‘1’)を設定することによって行う。
一方、ステップ104では、上記ステップ100において検出されたイベントが操作部54におけるキーボードへの操作時に発生されるキーイベントであったか否かを判定し、肯定判定となった場合は、利用者がキーボードによるテキスト入力作業を行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のある状態であるものと判断してステップ106に移行し、当該アノテーションの表示が不可能であることを設定し(以下、「表示不可設定処理」という。)、その後にステップ124に移行する。なお、上記ステップ106における表示不可設定処理を、本実施の形態では、上記フラグFに上記所定値とは異なる値(ここでは、‘0’)を設定することによって行う。
一方、上記ステップ104において否定判定となった場合はステップ108に移行し、上記ステップ100において検出されたイベントが操作部54におけるマウスへの操作時に発生されるマウスイベントか、又はアノテーションデバイス56による手書き入力時に発生されるペンイベントであったか否かを判定し、否定判定となった場合は、上記ステップ100において検出されたイベントが想定外のものであったものと判断して本追記アノテーション表示処理プログラムを終了し、肯定判定となった場合はステップ110に移行する。
ステップ110では、上記ステップ100において検出されたイベントがマウス又はアノテーションデバイス56による書き込みイベントであったか否かを判定し、肯定判定となった場合は、利用者がマウス又はアノテーションデバイス56による書き込み作業を行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のある状態であるものと判断してステップ106に移行し、前述した表示不可設定処理を実行した後にステップ124に移行する。なお、上記の「書き込みイベント」とは、マウスに設けられているボタンが押下された状態を示すボタンイベントが直前に発生し、当該ボタンイベントが発生した状態のままでマウスの移動を示す移動イベントが発生するか、又はアノテーションデバイス56の表示部53の表示面への当接を示すペンダウンイベントが直前に発生し、当該ペンダウンイベントが発生した状態のままでアノテーションデバイス56の移動を示す移動イベントが発生することを言う。
一方、上記ステップ110において否定判定となった場合はステップ112に移行して、上記ステップ100において検出されたイベントが、上記ボタンイベント又は上記ペンダウンイベントの発生期間が所定の短期間(ここでは、0.3秒)以内であったことを示すクリックイベントであったか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ114に移行する。
ステップ114では、上記ステップ112の前回の処理によってクリックイベントが検出された時点から所定時間(ここでは、1秒)が経過したか否かを判定し、否定判定となった場合は、利用者がマウス又はアノテーションデバイス56によるクリック操作を無意味に繰り返し行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のない状態であるものと判断してステップ122に移行して、前述した表示可能設定処理を実行した後にステップ124に移行する一方、上記ステップ114において肯定判定となった場合は、利用者がマウス又はアノテーションデバイス56によるクリック操作を何らかの意図を持って行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のある状態であるものと判断してステップ106に移行し、前述した表示不可設定処理を実行した後にステップ124に移行する。なお、本追記アノテーション表示処理プログラムをクライアント装置50の電源投入後に初めて実行したとき等、上記ステップ114の処理時において前回のクリックイベントの検出が行われていない場合には、無条件にステップ106に移行するようにする。
一方、上記ステップ112において否定判定となった場合はステップ116に移行し、上記ステップ100において検出されたイベントがマウス又はアノテーションデバイス56による移動イベントであったか否かを判定し、否定判定となった場合は上記ステップ114に移行する一方、肯定判定となった場合にはステップ118に移行する。
ステップ118では、検出された移動イベントに対応する水平方向の移動速度ΔXが所定速度(ここでは、10ピクセル/秒)以下であるか否かを判定し、肯定判定となった場合は、利用者がマウス又はアノテーションデバイス56による水平方向への移動操作を所定速度以下で行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のある状態であるものと判断してステップ106に移行し、前述した表示不可設定処理を実行した後にステップ124に移行する。
一方、上記ステップ118において否定判定となった場合はステップ120に移行し、検出された移動イベントに対応する垂直方向の移動速度ΔYが所定速度(ここでは、10ピクセル/秒)以下であるか否かを判定し、肯定判定となった場合は、利用者がマウス又はアノテーションデバイス56による垂直方向への移動操作を所定速度以下で行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のある状態であるものと判断してステップ106に移行し、前述した表示不可設定処理を実行した後にステップ124に移行する。
一方、上記ステップ120において否定判定となった場合は、利用者によるマウス又はアノテーションデバイス56による移動操作を水平方向及び垂直方向共に所定速度を超えた速度で行っており、追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のない状態であるものと判断してステップ122に移行し、前述した表示可能設定処理を実行した後にステップ124に移行する。
以上のステップ100〜ステップ122の処理により、利用者が追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のない状態であるか否かを判定することができると共に、当該判定結果に応じて当該アノテーションの表示の可否を設定する(切り替える)ことができる。
ステップ124では、フラグFの値が上記所定値であるか否かを判定することにより、利用者が追記アノテーション表示機能によるアノテーションの参照に支障のない状態であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ126に移行して、アノテーション管理サーバ20に対してアノテーション送信要求信号を送信し、次のステップ128にて、当該アノテーション送信要求信号に応じたアノテーションに関する情報の受信待ちを行う。
次のステップ130では、上記ステップ128においてアノテーション管理サーバ20から送受信部55を介して受信した情報によって示されるアノテーションを文書表示エリア53Cに表示するように表示部53を制御し、その後に本追記アノテーション表示処理プログラムを終了する。
なお、上記ステップ124において否定判定となった場合には、上記ステップ126〜ステップ130の処理を実行することなく、本追記アノテーション表示処理プログラムを終了する。
図8には、本追記アノテーション表示処理プログラムの実行前の表示部53における表示状態が図2に示されるものであった場合の、上記ステップ130の処理による表示部53の表示状態の一例が示されている。この場合、付箋アノテーション86X及び手書き入力アノテーション88Xが他のクライアント装置50によって新たに添付されたものである。
本追記アノテーション表示処理プログラムのステップ126及びステップ128の処理が本発明の取得ステップに、ステップ100〜ステップ120のステップ106を除くステップの処理が本発明の状態判定ステップに、ステップ130の処理が本発明の表示制御ステップに、各々相当する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、利用者が他の情報処理装置(ここでは、クライアント装置50)によって追記された付加情報(ここでは、付箋アノテーション86及び手書き入力アノテーション88)の参照に支障のない状態であるか否かを判定し、参照に支障のない状態であると判定された場合に前記付加情報を表示するようにしているので、煩雑な操作を伴うことなく、他の利用者により追記された付加情報の表示/非表示を適宜切り替えることができる。
また、本実施の形態では、表示手段(ここでは、表示部53)による表示画像(ここでは、文書84)に関する所定情報を入力する際に操作される操作手段(ここでは、操作部54及びアノテーションデバイス56)に対する操作状態に基づいて前記参照に支障のない状態であるか否かを判定しているので、利用者の状態を撮影するためのカメラやセンサ等の新たなハードウェアを要することなく当該状態の判定を行うことができ、本発明を低コストで実現することができる。
また、本実施の形態では、前記操作手段として、前記表示画像に関するテキスト情報を入力する際に操作されるテキスト入力手段(ここでは、キーボード)及び前記表示画像における位置を示す座標情報を入力する際に操作される座標入力手段(ここでは、マウス及びアノテーションデバイス56)の双方を適用しているので、これらの入力手段による操作に応じて発生するイベントの発生状況のみに基づいて簡易に操作手段に対する操作状態を把握することができる。
更に、本実施の形態では、前記テキスト入力手段及び前記座標入力手段に対する操作が所定期間以上行われない場合と、前記座標入力手段に対する所定期間当たりの操作量(ここでは、移動速度ΔX、ΔY)が所定速度を超えている場合に前記参照に支障のない状態であると判定しているので、利用者による操作が所定期間以上行われていない状態と、利用者による操作が所定速度を超えて行われている状態の、明らかに利用者が他の情報処理装置による付加情報の参照に支障がない状態であるタイミングで、的確に当該付加情報を表示することができる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上記の実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜の組合せにより種々の発明を抽出できる。実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
例えば、本実施の形態では、アノテーションデバイス56による手書き入力をタッチパネル方式にて実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電磁誘導方式の検知機構によって実現する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、ペン型のアノテーションデバイス56を用いて手書き入力を実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、キーボードやマウス等の入力・指示デバイスを用いて実現する形態とすることもできる。この場合、クライアント装置50としてタブレットPCを用いる必要がなくなるため、情報処理システム90を低コストで構築することができる。
また、本実施の形態では、本発明をクライアント/サーバ・システムに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、P2P(Peer to Peer)システムに適用する形態とすることもできる。ここで、本発明をP2Pシステムに適用する場合は、本実施の形態で説明したサーバシステム92及びクライアントシステム94の各々の処理を各クライアント装置において実行可能とする。この場合にも、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、文書管理サーバ10及びアノテーション管理サーバ20を別体として構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、PC、ワークステーション等の単体(スタンドアロン)の情報処理装置にて双方のサーバの機能を実現する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、追記アノテーション表示機能を実行する処理をソフトウェアによって実現した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、当該処理をハードウェアにより実現する形態とすることもできる。この場合の形態例としては、クライアント装置50に、一例として図6に示した状態判定部57及び表示制御部58と同様に作用する機能デバイスを設ける形態が例示できる。この場合は、本実施の形態に比較して、追記アノテーション表示機能の高速化が期待できる。
また、本実施の形態では、追記アノテーション表示処理プログラムにおいて適用される所定時間及び所定速度といった閾値が予め設定されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの閾値を利用者によって適宜設定変更することができる形態とすることもできる。これにより、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態で示した各データベースのデータ構造(図3〜図5参照。)も一例であり、必要に応じて記憶する項目を追加したり、不要な項目を削除したりすることができることは勿論のこと、各項目の記憶内容も適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、図4に示される付箋用アノテーションデータベースDB2において「リンク先情報」、「公開情報」は必ずしも必要ではなく、削除することも可能である。
更に、システムを構築する上で各機能要素をサーバシステム92及びクライアントシステム94にどのように振り分けるかは本実施の形態で説明したものに限定されず、システムを構築する上で都合のよい振り分けを行えばよいことも言うまでもない。
実施の形態に係る情報処理システムの全体構成を示す概略図である。 実施の形態に係るクライアント装置の表示部による表示画面の構成例を示す概略図である。 実施の形態に係る文書データベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係る付箋用アノテーションデータベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係るペン入力用アノテーションデータベースのデータ構造の一例を示す模式図である。 実施の形態に係る追記アノテーション表示機能を実行するためのクライアント装置の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る追記アノテーション表示処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る追記アノテーション表示処理プログラムによるアノテーションの表示状態例を示す概略図である。
符号の説明
10 文書管理サーバ
20 アノテーション管理サーバ
50 クライアント装置
51 制御部(状態判定手段、表示制御手段)
53 表示部(表示手段)
54 操作部(操作手段)
55 送受信部(取得手段)
56 アノテーションデバイス(操作手段)
57 状態判定部(状態判定手段)
58 表示制御部(表示制御手段)
60 ネットワーク
90 情報処理システム
92 サーバシステム
94 クライアントシステム

Claims (4)

  1. 電子文書に対して付加情報を追記する付加情報追記機能を有する情報処理装置であって、
    電子文書及び当該電子文書に対して追記された付加情報を表示するための表示手段と、
    前記表示手段によって電子文書が表示されている状態で、当該電子文書に対して前記付加情報追記機能を有する他の情報処理装置によって追記された付加情報を取得する取得手段と、
    前記表示手段による表示画像における位置を示す座標情報を利用者が入力する際に前記利用者により操作される座標入力手段と、
    利用者が前記座標入力手段による移動操作を所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態である判定する状態判定手段と、
    前記状態判定手段によって参照に支障のない状態であると判定された場合に前記取得手段によって取得された付加情報を表示するように前記表示手段を制御する表示制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記状態判定手段は、利用者が前記座標入力手段による移動操作を水平方向及び垂直方向共に所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であると判定する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 電子文書に対して付加情報を追記する付加情報追記機能と、電子文書及び当該電子文書に対して追記された付加情報を表示するための表示手段と、前記表示手段による表示画像における位置を示す座標情報を利用者が入力する際に前記利用者により操作される座標入力手段と、を有する情報処理装置における前記表示手段に対する表示制御を行う情報処理プログラムであって、
    前記表示手段によって電子文書が表示されている状態で、当該電子文書に対して前記付加情報追記機能を有する他の情報処理装置によって追記された付加情報を取得する取得ステップと、
    利用者が前記座標入力手段による移動操作を所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態である判定する状態判定ステップと、
    前記状態判定ステップによって参照に支障のない状態であると判定された場合に前記取得ステップによって取得された付加情報を表示するように前記表示手段を制御する表示制御ステップと、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  4. 前記状態判定ステップは、利用者が前記座標入力手段による移動操作を水平方向及び垂直方向共に所定速度を超えた速度で行っている場合に、利用者が前記他の情報処理装置によって追記された付加情報の参照に支障のない状態であると判定する請求項3に記載の情報処理プログラム。
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