JP4324307B2 - インモールドラベル容器およびその製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インモールドラベルを有するインモールドラベル容器およびその製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、インモールドラベルを有するインモールドラベル容器が知られている。このインモールドラベル容器は、インモールドラベルを予め製造装置の金型内に装着しておき、金型内にゲート部から射出樹脂を射出することにより製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで最近、インモールドラベル容器として、インモールドラベルを有する容器本体と、この容器本体に連結された脚部とを備えた容器が開発されている。
【0004】
このようなインモールドラベル容器を製造する場合、製造装置のゲート部は脚部に対応して配置されゲート部から射出された射出樹脂は、まず金型のうち容器の脚部に対応する部分へ注入され、その後容器本体に対応する部分へ達する。
【0005】
しかしながら射出樹脂が脚部側から容器本体側へ注入する場合、容器本体への射出樹脂の流動が均一でなく、ラベルシワなどの成形不良が生じることもある。
【0006】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、容器本体への射出樹脂の流動を均一として精度良く成形することができるインモールドラベル容器およびその製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、インモールドラベルを有する容器本体と、この容器本体に連結された脚部とを有するインモールドラベル容器の製造装置において、容器本体を成形する雄型および雌型と、脚部を成形するとともに、少なくとも一部が分割自在となる脚部型と、容器本体の底面を成形する底型と、底型と脚部型とを貫通して延び、容器本体の底面に対応する部分へ樹脂を射出するゲート部とを備え、脚部型は互いに分割自在となる第1脚部型と第2脚部型とを有し、雄型および雌型と、第1脚部型および第2脚部型は底型に対して上方へ移動可能となっており、かつ第1脚部型と第2脚部型は互いに水平方向へ移動可能となっていることを特徴とするインモールドラベル容器の製造装置である。
【0008】
本発明は、インモールドラベルを有する容器本体と、容器本体に連結された脚部とを備え、容器本体の底面に脚部側を向く射出樹脂のゲートが設けられ、脚部は中央部に開口を有する円盤状の支持台と、容器本体と支持台とを連結する連結脚とからなる、ことを特徴とするインモールドラベル容器である。
【0009】
本発明によれば、ゲート部から射出される射出樹脂は、容器本体の底面に対応する部分へ向かって射出される。射出樹脂はその後容器本体側へ回り込んで容器本体を成形するとともに、脚部側へ回り込んで脚部を成形する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
図1乃至図5は本発明の一実施の形態を示す図である。まず、図3および図4により、インモールドラベル容器の概略を説明する。
【0012】
図3および図4に示すように、インモールドラベル容器10はインモールドラベル21(図2参照)を有する容器本体11と、容器本体11に連結された脚部15とを備えている。
【0013】
このうち容器本体11は、胴部12と、胴部12の上端に設けられたフランジ部13と、底部14とからなり、インモールドラベル21は胴部12の外面側に配置されている。
【0014】
また脚部15は開口18を有する円盤状の支持台16と、容器本体11の底部14と支持台16との間を連結する連結脚17とを有し、連結脚17内の空間には容器本体11と独立して設けられた小容器20が配置されている。
【0015】
また円盤状の支持台16の周縁には、図示しないテーブル等上に当接してインモールドラベル容器10を支持する支持リブ16aが設けられている。
【0016】
なお、上述した容器本体11内には米飯等の食品が収納され、一方小容器20内にはカレールー等が収納される。
【0017】
また連結脚17には、小容器20を連結脚17内から取出するための取出口19が形成される。
【0018】
また容器本体11の底面(底部14の裏面)には、後述のように射出樹脂のゲート14aが形成される。
【0019】
次にインモールドラベル容器10の材料について説明する。インモールドラベル容器は、インモールドラベル21と射出樹脂とからなっているが、このうちインモールドラベル21は、一般に、印刷基材層、ガスバリアー層、射出樹脂との接着層から成る。これら各層は、それぞれ独立して製膜し接着剤を介して貼合(ドライラミネーション)するか、または、その一部もしくは全層を溶融押出(EC、共押出)することで形成することもできる。また、用途・目的に応じてガスバリアー層を省略することもできる。
【0020】
印刷基材としてのフィルムは、一般に印刷可能なものであれば特に限定されず、例えば、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロンフィルム等が適宜使用できる。
【0021】
ガスバリアー層としては、例えば、(a)アルミ箔(7〜25μm)、(b)金属又は金属酸化物を蒸着等でプラスチックフィルム等に積層したもの、例えば、酸化珪素蒸着プラスチックフィルム、酸化アルミ蒸着プラスチックフィルム、アルミ蒸着プラスチックフィルム、(c)その他、ポリアクリロニトリル系樹脂、EVOH(エチレン酢酸ビニル共重合体ケン化物)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)フィルム、PVDCコート二軸延伸プラスチックフィルム等が挙げられ、所望の性能に応じて適宜選択され得る。
【0022】
接着層としては、射出樹脂と接着するものであれば特に限定されないが、通常、射出樹脂と同材質のプラスチックや、EVA(エチレン・酢酸ビニル共重合体)を含有するポリエチレン等接着性を有する樹脂、又はそれら樹脂が共押し出し加工、あるいは、コーティング加工されたプラスチックフィルム等が好適に使用できる。
【0023】
なお、上記各層は常法に従い、ドライラミネーション法、押出ラミネーション法、押出コーティング法その他のコーティング法によって形成される。
【0024】
また、本発明のインモールドラベル容器本体を成形する射出樹脂としては、熱可塑性樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等が使用される。
【0025】
次にインモールドラベル容器の製造装置について図1により説明する。
【0026】
インモールドラベル容器の製造装置1は、容器本体11を成形する雄型2および雌型3と、脚部15を成形する脚部型4,5と、脚部15の底面16bを成形する底型6とを備えている。このうち脚部型4,5は第1脚部型4と第2脚部型5とからなり、第1脚部型4と第2脚部型5は互いに離接可能となっている。
【0027】
また、底型6と第2脚部型5とを貫通して、ゲート通路7aを有するゲート部7が設けられ、このゲート通路7aを経て射出樹脂が雄型2と第2脚部型5との間に射出されるようになっている。またゲート通路7aの先端は容器本体11の底部14の裏面に対応しており、ゲート通路7a先端により容器本体11の底部14裏面にゲート14aが形成されるようになっている。
【0028】
次にインモールドラベル容器10の製造方法について説明する。まず図1に示すように、雌型3内に、図5に示すような扇形形状に打抜いたインモールドラベル21を挿入し、次に雌型3内に雄型2を挿入して配置する。
【0029】
次に底型6および第2脚部型5を貫通して配置されたゲート部7のゲート通路7aから射出樹脂が、雄型2と第2脚部型5との間の空間へ射出される。雄型2と第2脚部型5との間の容器は容器本体11の底部14を形成する部分である。
【0030】
雄型2と第2脚部型5との間へ射出された射出樹脂は、その後雄型2と雌型3との間の空間内へ回り込んだ後、インモールドラベル21を雌型3側へ押え付けながら上方へ均一に向って、胴部12とフランジ部13を成形する。同時に雄型2と第2脚部型5との間の射出樹脂は下方へ向って連結脚17と支持台16を成形する。
【0031】
ゲート部7のゲート通路7aからの射出樹脂の射出が終了した後、射出樹脂が冷却され、このようにしてインモールドラベル容器10が得られる。
【0032】
次に雄型2、雌型3、第1脚部型4および第2脚部型5が全体として上方へ持上げられて底型6から離れる。その後第1脚部型4と第2脚部型5が互いに水平方向に離れ、さらに雄型2と雌型3が互いに垂直方向に離れ、このようにして製造装置1からインモールドラベル容器10が取出される。
【0033】
以上のように本実施の形態によれば、ゲート部7のゲート通路7a先端を雄型2と第2脚部型5との間の底部14裏面に対応する部分に配置したので、ゲート通路7aから射出された射出樹脂は底部14の裏面に対応する部分から上方へ均一に向って胴部12およびフランジ部13を成形して容器本体11を製造するとともに、底部14の裏面に対応する部分から下方へ向って連結脚17および支持台16を成形して脚部15を製造する。このため例えばゲート通路の先端を支持台16に対応する部分に配置する場合に比べて製造装置の型2,3,4,5,6内で射出樹脂をスムーズに回り込ませることができ、成形精度を向上させることができる。従って精度良くインモールドラベル容器10を製造することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、容器本体の底面に対応する部分に射出された射出樹脂は、容器本体側へ均一に回り込んで容器本体を成形するとともに、脚部側へ回り込んで脚部を成形するので、樹脂をスムーズに回り込ませて精度良くインモールドラベル容器を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインモールドラベル容器の製造装置を示す図。
【図2】インモールドラベル容器の拡大図。
【図3】インモールドラベル容器の斜視図。
【図4】インモールドラベル容器の側面図。
【図5】インモールドラベルを示す平面図。
【符号の説明】
1 インモールドラベル容器の製造装置
2 雄型
3 雌型
4 第1脚部型
5 第2脚部型
6 底型
7 ゲート部
10 インモールドラベル容器
11 容器本体
12 胴部
13 フランジ部
14 底部
14a ゲート
15 脚部
16 支持台
17 連結脚
Claims (1)
- インモールドラベルを有する容器本体と、
容器本体に連結された脚部とを備え、
容器本体の底面に脚部側を向く射出樹脂のゲートが設けられ、
脚部は中央部に開口を有する円盤状の支持台と、容器本体と支持台とを連結する連結脚とからなる、ことを特徴とするインモールドラベル容器の製造装置において、
容器本体を成形する雄型および雌型と、
脚部を成形するとともに、少なくとも一部が分割自在となる脚部型と、
容器本体の底面を成形する底型と、
底型と脚部型とを貫通して延び、容器本体の底面に対応する部分へ樹脂を射出するゲート部とを備え、
脚部型は互いに分割自在となる第1脚部型と第2脚部型とを有し、雄型および雌型と、第1脚部型および第2脚部型は底型に対して上方へ移動可能となっており、かつ第1脚部型と第2脚部型は互いに水平方向へ移動可能となっていることを特徴とするインモールドラベル容器の製造装置。
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