JP2514187B2 - 容器の製造方法 - Google Patents
容器の製造方法Info
- Publication number
- JP2514187B2 JP2514187B2 JP61039393A JP3939386A JP2514187B2 JP 2514187 B2 JP2514187 B2 JP 2514187B2 JP 61039393 A JP61039393 A JP 61039393A JP 3939386 A JP3939386 A JP 3939386A JP 2514187 B2 JP2514187 B2 JP 2514187B2
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- JP
- Japan
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- container
- synthetic resin
- heat
- flange
- sheet
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、合成樹脂と金属薄膜から成る積層シート
によって容器を製造する方法に関する。
によって容器を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕 金属箔の両面に合成樹脂フィルムを積層し、これを成
形して容器を製造する場合、例えば特公昭59−23969号
公報にも指摘されているように、使用する金属箔の成形
性が著しく限定され、一定条件の性質を有する金属箔で
なければ成形不可能であって、金属箔に亀裂が生じるな
どの欠陥が見られる。
形して容器を製造する場合、例えば特公昭59−23969号
公報にも指摘されているように、使用する金属箔の成形
性が著しく限定され、一定条件の性質を有する金属箔で
なければ成形不可能であって、金属箔に亀裂が生じるな
どの欠陥が見られる。
そこで、同公報は、予め成形した金属箔容器を合成樹
脂フィルムの成形容器に被せ、さらにその上から溶融樹
脂で均一に被覆する方法を提案している。
脂フィルムの成形容器に被せ、さらにその上から溶融樹
脂で均一に被覆する方法を提案している。
しかしながら、上記の方法は成形工程がいくつにも分
れるため極めて生産性が悪く、また金属箔容器に対する
合成樹脂層の密着性も良くない。
れるため極めて生産性が悪く、また金属箔容器に対する
合成樹脂層の密着性も良くない。
そこで、この発明の課題は、金属箔の両面に合成樹脂
層を設けたシートを用いて効率よくかつ性能の優れた容
器を製造しようとすることである。
層を設けたシートを用いて効率よくかつ性能の優れた容
器を製造しようとすることである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、金
属薄膜の両面に、少くとも熱収縮性フィルムから成る互
に熱融着可能な熱可塑性合成樹脂層を設けたシートを加
熱収縮して、前記金属薄膜に皺を形成し、このシートに
よって底壁とそれに連なる周壁及び開口部周縁にフラン
ジを有する容器を成形し、前記フランジを加熱加圧して
フランジの外周端面を、上記熱可塑性合成樹脂層の少く
とも一方の樹脂層の溶融した樹脂によって被覆し、かつ
他方の樹脂層と連続一体化する方法を採用したのであ
る。
属薄膜の両面に、少くとも熱収縮性フィルムから成る互
に熱融着可能な熱可塑性合成樹脂層を設けたシートを加
熱収縮して、前記金属薄膜に皺を形成し、このシートに
よって底壁とそれに連なる周壁及び開口部周縁にフラン
ジを有する容器を成形し、前記フランジを加熱加圧して
フランジの外周端面を、上記熱可塑性合成樹脂層の少く
とも一方の樹脂層の溶融した樹脂によって被覆し、かつ
他方の樹脂層と連続一体化する方法を採用したのであ
る。
まず、容器を形成するシートについて説明する。
第１図に示すように、シート１は、金属箔や金属蒸着
フィルムのような金属薄膜２の両面に熱収縮性合成樹脂
フィルム３、３′を貼り合せた積層体を熱収縮させたも
のである。これらのフィルム３、３′は、互に熱融着可
能な合成樹脂により形成されている。
フィルムのような金属薄膜２の両面に熱収縮性合成樹脂
フィルム３、３′を貼り合せた積層体を熱収縮させたも
のである。これらのフィルム３、３′は、互に熱融着可
能な合成樹脂により形成されている。
上述のように、フィルム３、３′は、熱収縮性合成樹
脂によって形成されているので、これを熱収縮させる
と、金属薄膜２がフィルム３、３′の収縮によって引き
寄せられ、多数の皺が生じた状態となる。このようなシ
ート１は、成形の際の展延に従って、金属薄膜２が伸び
ても、皺によってそれを吸収することができるので、亀
裂などが生じず、成形に適している。
脂によって形成されているので、これを熱収縮させる
と、金属薄膜２がフィルム３、３′の収縮によって引き
寄せられ、多数の皺が生じた状態となる。このようなシ
ート１は、成形の際の展延に従って、金属薄膜２が伸び
ても、皺によってそれを吸収することができるので、亀
裂などが生じず、成形に適している。
第２図に示すように、前記のシート１の外面に、さら
に熱可塑性合成樹脂層11、12を設けてもよい。これらの
層11、12は、互に熱融着可能な合成樹脂により形成す
る。
に熱可塑性合成樹脂層11、12を設けてもよい。これらの
層11、12は、互に熱融着可能な合成樹脂により形成す
る。
上記のようなシート１又は10を真空成形や圧空成形な
どの方法で成形し、単一の成形容器に切り抜いたものを
第３図に示す。図示のように、容器20は、底壁21とそれ
に連続して立ち上る周壁22及び開口部周縁に設けられた
フランジ23より成る。なお容器20の形状は角形、丸形な
ど、任意である。
どの方法で成形し、単一の成形容器に切り抜いたものを
第３図に示す。図示のように、容器20は、底壁21とそれ
に連続して立ち上る周壁22及び開口部周縁に設けられた
フランジ23より成る。なお容器20の形状は角形、丸形な
ど、任意である。
このような容器20を、第４図に示すように、受台30に
載置する。この受台30の中央部には、容器20の周壁22が
嵌り込む凹所31が形成されており、凹所31の周囲は、フ
ランジ23を載せる受部32になっている。さらに、この受
部32の外側部は、一段高くなっていて、ストッパ33にな
っている。このストッパ33の高さＨは、第５図に示すよ
うに、フランジ23の厚さより小さくしてある。
載置する。この受台30の中央部には、容器20の周壁22が
嵌り込む凹所31が形成されており、凹所31の周囲は、フ
ランジ23を載せる受部32になっている。さらに、この受
部32の外側部は、一段高くなっていて、ストッパ33にな
っている。このストッパ33の高さＨは、第５図に示すよ
うに、フランジ23の厚さより小さくしてある。
上述のような受台30の上方には、加熱板40が配置され
ている。
ている。
このような装置を用い、容器20のフランジ23の上面を
加圧・加熱すると、一方の熱可塑性樹脂層11が溶融、流
動して、第６図に示すように、フランジ23の外周端面を
被覆し、さらに、他方の熱可塑性樹脂層12と融着して一
体化される。このとき、受台30も加熱できる構造にして
おくと、両樹脂層11と12の溶融一体化がより容易に行な
われる。
加圧・加熱すると、一方の熱可塑性樹脂層11が溶融、流
動して、第６図に示すように、フランジ23の外周端面を
被覆し、さらに、他方の熱可塑性樹脂層12と融着して一
体化される。このとき、受台30も加熱できる構造にして
おくと、両樹脂層11と12の溶融一体化がより容易に行な
われる。
なお、樹脂を溶融する方法は、直接加熱によるほか、
超音波加熱、誘導加熱などの方法を採ることができる。
超音波加熱、誘導加熱などの方法を採ることができる。
この発明によれば、以上のように、金属薄膜の両面に
熱収縮性合成樹脂層を設けた平坦なシートを用いたの
で、金属薄膜に対する前記合成樹脂層の密着性がよく、
これを熱収縮させて金属薄膜に皺を形成した後、成形を
行なうため、皺が成形時の展延を吸収して、成形性が良
好で亀裂なども生じず、バリヤー性等の優れた容器が簡
単な工程で得られる。
熱収縮性合成樹脂層を設けた平坦なシートを用いたの
で、金属薄膜に対する前記合成樹脂層の密着性がよく、
これを熱収縮させて金属薄膜に皺を形成した後、成形を
行なうため、皺が成形時の展延を吸収して、成形性が良
好で亀裂なども生じず、バリヤー性等の優れた容器が簡
単な工程で得られる。
また、金属薄膜の両面を被覆した樹脂層によって、フ
ランジの端面部分を完全に被ったので、金属薄膜の腐食
を防止することができると同時に層間剥離も防止するこ
とができ、従って耐水性などにも優れた容器が得られ
る。
ランジの端面部分を完全に被ったので、金属薄膜の腐食
を防止することができると同時に層間剥離も防止するこ
とができ、従って耐水性などにも優れた容器が得られ
る。
第１図はこの発明の容器の製造方法に使用するシートの
一例を示す断面図、第２図は同上の他の例を示す断面
図、第３図は前記シートを成形した容器の一例を示す断
面図、第４図は同上の容器のフランジにさらに加工を施
す方法を示す断面図、第５図及び第６図は同上の一部拡
大断面図である。 １……シート、２……金属薄膜、 ３、３′……熱収縮性合成樹脂フィルム、10……シー
ト、 11、12……熱可塑性合成樹脂層、20……容器、 21……底壁、22……周壁、23……フランジ、 30……受台、31……凹所、40……加熱板。
一例を示す断面図、第２図は同上の他の例を示す断面
図、第３図は前記シートを成形した容器の一例を示す断
面図、第４図は同上の容器のフランジにさらに加工を施
す方法を示す断面図、第５図及び第６図は同上の一部拡
大断面図である。 １……シート、２……金属薄膜、 ３、３′……熱収縮性合成樹脂フィルム、10……シー
ト、 11、12……熱可塑性合成樹脂層、20……容器、 21……底壁、22……周壁、23……フランジ、 30……受台、31……凹所、40……加熱板。
Claims (1)
- 【請求項１】金属薄膜の両面に、少なくとも熱収縮性合
成樹脂フィルムから成る互に熱融着可能な熱可塑性合成
樹脂層を設けたシートを加熱収縮して、前記金属薄膜に
皺を形成し、このシートによって底壁とそれに連なる周
壁及び開口部周縁にフランジを有する容器を成形し、前
記フランジを加熱・加圧してフランジの外周端面を上記
熱可塑性合成樹脂層の少なくとも一方の樹脂層の溶融し
た樹脂によって被覆し、かつ他方の樹脂層と連続一体化
することから成る容器の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61039393A JP2514187B2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 容器の製造方法 |
| US06/923,548 US4767673A (en) | 1985-10-28 | 1986-10-27 | Laminates and formings made from the same |
| EP19860114980 EP0220720B1 (en) | 1985-10-28 | 1986-10-28 | Laminates and forms made from the same |
| DE8686114980T DE3677131D1 (de) | 1985-10-28 | 1986-10-28 | Laminate und aus diesen hergestellte formen. |
| US07/214,358 US4868033A (en) | 1985-10-28 | 1988-07-01 | Laminates and formings made from the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61039393A JP2514187B2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 | 容器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62208346A JPS62208346A (ja) | 1987-09-12 |
| JP2514187B2 true JP2514187B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=12551752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61039393A Expired - Lifetime JP2514187B2 (ja) | 1985-10-28 | 1986-02-24 | 容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06102373B2 (ja) * | 1988-08-03 | 1994-12-14 | 株式会社麗光 | 金属光沢に優れた熱収縮性シート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5923969A (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-07 | Fuji Xerox Co Ltd | 画信号処理装置 |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP61039393A patent/JP2514187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62208346A (ja) | 1987-09-12 |
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