JPH05104552A - 樹脂成形体の製造方法 - Google Patents
樹脂成形体の製造方法Info
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- JPH05104552A JPH05104552A JP3266251A JP26625191A JPH05104552A JP H05104552 A JPH05104552 A JP H05104552A JP 3266251 A JP3266251 A JP 3266251A JP 26625191 A JP26625191 A JP 26625191A JP H05104552 A JPH05104552 A JP H05104552A
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】薄い透過防止膜が破断することなく均一な状態
で樹脂体内に介在された樹脂成形体を簡易な方法で得る
ことを可能とする。 【構成】透過性物質の透過を阻止する透過防止膜6を樹
脂体内に介在せしめた第1樹脂成形体1の製造方法にお
いて、透過防止膜6と外側材7とを予めほぼ完成品に近
い積層状に成形したのち、軟化させ、しかる後、成形用
下型12および成形用上型13によって形成されるキャ
ビティ14内に、軟化させた積層体11と、溶融した内
側材8とを供給して圧縮成形した後、冷却して第1樹脂
成形体1をキャビティ14より取り出す。
で樹脂体内に介在された樹脂成形体を簡易な方法で得る
ことを可能とする。 【構成】透過性物質の透過を阻止する透過防止膜6を樹
脂体内に介在せしめた第1樹脂成形体1の製造方法にお
いて、透過防止膜6と外側材7とを予めほぼ完成品に近
い積層状に成形したのち、軟化させ、しかる後、成形用
下型12および成形用上型13によって形成されるキャ
ビティ14内に、軟化させた積層体11と、溶融した内
側材8とを供給して圧縮成形した後、冷却して第1樹脂
成形体1をキャビティ14より取り出す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂容器等の樹脂成形
体の製造方法に関し、特に透過性物質の透過を阻止する
透過防止膜をその周縁端部が外部に露出しないよう樹脂
体内に介在せしめた樹脂成形体の製造方法に関する。
体の製造方法に関し、特に透過性物質の透過を阻止する
透過防止膜をその周縁端部が外部に露出しないよう樹脂
体内に介在せしめた樹脂成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような樹脂成形体は、透過性物質、
例えばガソリン、アルコール等を収納するための容器、
あるいは2つの成形体の周縁部同士が溶着されることに
より形成された,透過性物質を収納する中空容器の上記
成形体などに用いられている。
例えばガソリン、アルコール等を収納するための容器、
あるいは2つの成形体の周縁部同士が溶着されることに
より形成された,透過性物質を収納する中空容器の上記
成形体などに用いられている。
【0003】この場合、上記の樹脂成形体の製造方法と
しては、一般に、薄い透過防止膜を樹脂体内に介在させ
て3層の積層状に成形した積層体を軟化させ、この軟化
させた積層体を成形型に供給して圧縮成形した後、冷却
して樹脂成形体を成形型より取り出すことにより成形さ
れるようにしている。
しては、一般に、薄い透過防止膜を樹脂体内に介在させ
て3層の積層状に成形した積層体を軟化させ、この軟化
させた積層体を成形型に供給して圧縮成形した後、冷却
して樹脂成形体を成形型より取り出すことにより成形さ
れるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如き
製造方法では、透過防止膜を樹脂体内に介在させた3層
の積層体が同様に軟化された状態で成形型に供給される
ため、成形型により圧縮成形した際に薄い透過防止膜が
破断したり不均一になったりする恐れがある。
製造方法では、透過防止膜を樹脂体内に介在させた3層
の積層体が同様に軟化された状態で成形型に供給される
ため、成形型により圧縮成形した際に薄い透過防止膜が
破断したり不均一になったりする恐れがある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、薄い透過防止膜が破断す
ることなく均一な状態で樹脂体内に介在された樹脂成形
体を簡易な方法で得られるようにしようとするものであ
る。
で、その目的とするところは、薄い透過防止膜が破断す
ることなく均一な状態で樹脂体内に介在された樹脂成形
体を簡易な方法で得られるようにしようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が講じた解決手段は、透過性物質の透過を阻
止する透過防止膜を樹脂体内に介在せしめた樹脂成形体
の製造方法を前提とする。そして、透過防止膜と第1母
材とを予め積層状に成形し、しかる後、この透過防止膜
を有する第1母材を、溶融した第2母材と共に成形型に
供給して圧縮成形した後、冷却して樹脂成形体を成形型
より取り出すようにする構成としたものである。
め、本発明が講じた解決手段は、透過性物質の透過を阻
止する透過防止膜を樹脂体内に介在せしめた樹脂成形体
の製造方法を前提とする。そして、透過防止膜と第1母
材とを予め積層状に成形し、しかる後、この透過防止膜
を有する第1母材を、溶融した第2母材と共に成形型に
供給して圧縮成形した後、冷却して樹脂成形体を成形型
より取り出すようにする構成としたものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、本発明では、透過防止膜と
第1母材とを予め積層状に成形した積層体(透過防止膜
および第1母材)と、溶融した第2母材とが成形型に供
給されて圧縮成形されるので、透過防止膜および第1母
材の塑性変形による流動は最小限に止められる一方、第
2母材の塑性変形による流動は溶融により成形型内を隙
間なく拡がって、透過防止膜および第1母材に第2母材
が円滑に馴染んで3層の一体的な樹脂成形体が成形され
る。これにより、薄い透過防止膜が、第1母材と第2母
材との間において破断したり、肉厚が不均一となること
はない。
第1母材とを予め積層状に成形した積層体(透過防止膜
および第1母材)と、溶融した第2母材とが成形型に供
給されて圧縮成形されるので、透過防止膜および第1母
材の塑性変形による流動は最小限に止められる一方、第
2母材の塑性変形による流動は溶融により成形型内を隙
間なく拡がって、透過防止膜および第1母材に第2母材
が円滑に馴染んで3層の一体的な樹脂成形体が成形され
る。これにより、薄い透過防止膜が、第1母材と第2母
材との間において破断したり、肉厚が不均一となること
はない。
【0008】
【発明の効果】以上の如く、本発明における樹脂成形体
の製造方法によれば、透過防止膜と第1母材とを予め積
層状に成形した積層体と、溶融した第2母材とを成形型
に供給して圧縮成形することにより、透過防止膜および
第1母材の塑性変形による流動を最小限に止めて薄い透
過防止膜の破断および肉厚の不均一を防止できる一方、
第2母材の塑性変形による流動を溶融により隙間なく拡
げて透過防止膜および第1母材に第2母材を円滑に馴染
ませた3層の一体的な樹脂成形体を簡易に成形すること
ができる。
の製造方法によれば、透過防止膜と第1母材とを予め積
層状に成形した積層体と、溶融した第2母材とを成形型
に供給して圧縮成形することにより、透過防止膜および
第1母材の塑性変形による流動を最小限に止めて薄い透
過防止膜の破断および肉厚の不均一を防止できる一方、
第2母材の塑性変形による流動を溶融により隙間なく拡
げて透過防止膜および第1母材に第2母材を円滑に馴染
ませた3層の一体的な樹脂成形体を簡易に成形すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0010】第3図および第4図は本発明の実施例に係
る2つの樹脂成形体1,2の周縁部同士が溶着されるこ
とにより形成された,ガソリン等の透過性物質を収納す
るための中空容器Aを示している。上記樹脂成形体1,
2のうちの上側に位置する第1樹脂成形体1および下側
に位置する第2樹脂成形体2は、底部3と、該底部3の
周縁から立ち上がる周壁部4と、該周壁部4の上端部か
ら外方に広がるフランジ部5とからなる。
る2つの樹脂成形体1,2の周縁部同士が溶着されるこ
とにより形成された,ガソリン等の透過性物質を収納す
るための中空容器Aを示している。上記樹脂成形体1,
2のうちの上側に位置する第1樹脂成形体1および下側
に位置する第2樹脂成形体2は、底部3と、該底部3の
周縁から立ち上がる周壁部4と、該周壁部4の上端部か
ら外方に広がるフランジ部5とからなる。
【0011】また、上記第1および第2樹脂成形体1,
2の内部には、ガソリン等のように透過性の高い物質の
透過を阻止するよう,底部3、周壁部4およびフランジ
部5に亘って介在された,例えばナイロンシートよりな
る薄い透過防止膜6が設けられている。この場合、透過
防止膜6は、その周縁端部が外部に露出しないよう第1
および第2樹脂成形体1,2の内部に介在されており、
透過防止膜6の周縁端部が露出することによって透過防
止膜6と後述する外側材7および内側材8との境界面に
層間剥離が生じ易くなることを防止する一方、透過防止
膜の周縁端部が露出することによって第1および第2樹
脂成形体1,2の周縁部同士の溶着強度が低下すること
を防止している。
2の内部には、ガソリン等のように透過性の高い物質の
透過を阻止するよう,底部3、周壁部4およびフランジ
部5に亘って介在された,例えばナイロンシートよりな
る薄い透過防止膜6が設けられている。この場合、透過
防止膜6は、その周縁端部が外部に露出しないよう第1
および第2樹脂成形体1,2の内部に介在されており、
透過防止膜6の周縁端部が露出することによって透過防
止膜6と後述する外側材7および内側材8との境界面に
層間剥離が生じ易くなることを防止する一方、透過防止
膜の周縁端部が露出することによって第1および第2樹
脂成形体1,2の周縁部同士の溶着強度が低下すること
を防止している。
【0012】そして、上記第1および第2樹脂成形体
1,2は、透過防止膜6と、該透過防止膜6よりも外側
に位置する第1母材としての外側材7と、透過防止膜6
よりも内側に位置する第2母材としての内側材8とから
なる。また、上記第1樹脂成形体1の底部3の内面側に
は、互いに形状の異なるリブ9,9が内方に突出して設
けられていて、中空容器Aの剛性強度を高めるようにし
ている。
1,2は、透過防止膜6と、該透過防止膜6よりも外側
に位置する第1母材としての外側材7と、透過防止膜6
よりも内側に位置する第2母材としての内側材8とから
なる。また、上記第1樹脂成形体1の底部3の内面側に
は、互いに形状の異なるリブ9,9が内方に突出して設
けられていて、中空容器Aの剛性強度を高めるようにし
ている。
【0013】ここで、第1樹脂成形体1の製造方法(第
2樹脂成形体2の製造方法も同一であるため省略する)
について述べるが、先ず、図1に示すように、透過防止
膜6と、該透過防止膜6の外側に積層された,例えばポ
リエチレン樹脂よりなる外側材7とから構成される積層
体11を準備する。この場合、透過防止膜6および外側
材7からなる積層体11は、第1樹脂成形体1の透過防
止膜6を含む外側半分部としてのほぼ完成品が準備され
ている。
2樹脂成形体2の製造方法も同一であるため省略する)
について述べるが、先ず、図1に示すように、透過防止
膜6と、該透過防止膜6の外側に積層された,例えばポ
リエチレン樹脂よりなる外側材7とから構成される積層
体11を準備する。この場合、透過防止膜6および外側
材7からなる積層体11は、第1樹脂成形体1の透過防
止膜6を含む外側半分部としてのほぼ完成品が準備され
ている。
【0014】次に、このほぼ完成品としての積層体11
を加熱器で加熱して軟化させた後、成形用下型12およ
び成形用上型13によって形成されるキャビティ14内
において成形用上型13に外面側(反透過防止膜6側)
が対応するよう積層体11を供給するとともに、キャビ
ティ14内においてリブ9,9成形用の凹部12a,1
2aが形成された成形用下型12にポリエチレン樹脂よ
りなる溶融した団子状の内側材8を供給する。
を加熱器で加熱して軟化させた後、成形用下型12およ
び成形用上型13によって形成されるキャビティ14内
において成形用上型13に外面側(反透過防止膜6側)
が対応するよう積層体11を供給するとともに、キャビ
ティ14内においてリブ9,9成形用の凹部12a,1
2aが形成された成形用下型12にポリエチレン樹脂よ
りなる溶融した団子状の内側材8を供給する。
【0015】次に、図2に示すように、成形用上型13
を成形用下型12に対して降下させることにより圧縮成
形されて、成形用上型13にほぼ完成品に近い積層体1
1が嵌合すると共に成形用下型12の凹部12a,12
a内に団子状の内側材8が充填しつつキャビティ14内
における隙間、つまり成形用下型12と積層体11の内
側面(透過防止膜6側)との間に隙間なく内側材8が流
動して拡がる。この場合、内側材8は、軟化した積層体
11の内側面に対しても円滑に馴染んで効果的に溶着さ
れる。
を成形用下型12に対して降下させることにより圧縮成
形されて、成形用上型13にほぼ完成品に近い積層体1
1が嵌合すると共に成形用下型12の凹部12a,12
a内に団子状の内側材8が充填しつつキャビティ14内
における隙間、つまり成形用下型12と積層体11の内
側面(透過防止膜6側)との間に隙間なく内側材8が流
動して拡がる。この場合、内側材8は、軟化した積層体
11の内側面に対しても円滑に馴染んで効果的に溶着さ
れる。
【0016】そして、所定時間保持して冷却した後、成
形用上型13を成形用下型12に対して上昇させること
により、3層の一体的な第1樹脂成形体1を成形する。
そして、この第1樹脂成形体1と、上記の製造方法と同
一の製造方法により成型した第2樹脂成形体2との周縁
部同士を溶着して中空容器Aを形成する。
形用上型13を成形用下型12に対して上昇させること
により、3層の一体的な第1樹脂成形体1を成形する。
そして、この第1樹脂成形体1と、上記の製造方法と同
一の製造方法により成型した第2樹脂成形体2との周縁
部同士を溶着して中空容器Aを形成する。
【0017】このように、透過防止膜6と外側材7とを
予め積層状に成形してほぼ完成品に近い状態で軟化させ
た積層体11(透過防止膜6および外側材7)が成形用
上型13に嵌合されるよう供給されるとともに、溶融し
た団子状の内側材8とがキャビティ14内に供給されて
圧縮成形されるので、透過防止膜6および外側材7の塑
性変形による流動は最小限に止められる一方、内側材8
の塑性変形による流動は溶融によりキャビティ14内を
隙間なく隅々まで拡がって、透過防止膜6および外側材
7に内側材8が円滑に馴染んで3層の一体的な第1樹脂
成形体1(第2樹脂成形体2)が成形される。これによ
り、薄い透過防止膜8が、外側材7と内側材8との間に
おいて破断したり、肉厚が不均一となることが確実に防
止できる上、成形用下型12におけるリブ9,9成形用
の凹部12a,12a内に透過防止膜8が流動する不具
合を確実に防止することができ、透過防止膜6,外側材
7および内側材8からなる3層の一体的な第1および第
2樹脂成形体1,2を簡易に成形することができる。
予め積層状に成形してほぼ完成品に近い状態で軟化させ
た積層体11(透過防止膜6および外側材7)が成形用
上型13に嵌合されるよう供給されるとともに、溶融し
た団子状の内側材8とがキャビティ14内に供給されて
圧縮成形されるので、透過防止膜6および外側材7の塑
性変形による流動は最小限に止められる一方、内側材8
の塑性変形による流動は溶融によりキャビティ14内を
隙間なく隅々まで拡がって、透過防止膜6および外側材
7に内側材8が円滑に馴染んで3層の一体的な第1樹脂
成形体1(第2樹脂成形体2)が成形される。これによ
り、薄い透過防止膜8が、外側材7と内側材8との間に
おいて破断したり、肉厚が不均一となることが確実に防
止できる上、成形用下型12におけるリブ9,9成形用
の凹部12a,12a内に透過防止膜8が流動する不具
合を確実に防止することができ、透過防止膜6,外側材
7および内側材8からなる3層の一体的な第1および第
2樹脂成形体1,2を簡易に成形することができる。
【0018】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、2つの第1および第2樹脂成
形体1,2の周縁部同士を溶着することにより形成し
た,ガソリン等の透過性物質を収納するための中空容器
Aに用いた場合の製造方法について述べたが、オイルパ
ン等の上方に開口する容器として樹脂成形体が用いられ
る場合の製造方法にも適用できる。
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、2つの第1および第2樹脂成
形体1,2の周縁部同士を溶着することにより形成し
た,ガソリン等の透過性物質を収納するための中空容器
Aに用いた場合の製造方法について述べたが、オイルパ
ン等の上方に開口する容器として樹脂成形体が用いられ
る場合の製造方法にも適用できる。
【0019】また、上記実施例では、キャビティ14内
に供給する前にほぼ完成品としての透過防止膜6および
外側材7からなる積層体11を準備するようにしたが、
既存の成形用上型と、積層体11の透過防止膜6側の形
状に一致する成形用下型とで積層体が成形されて準備さ
れるようにしておき、この成形用下型を内側材の内側面
(下面)形状に一致する上記実施例の成形用下型と交換
することにより第1および第2樹脂成形体が成形される
ようにしても良い。
に供給する前にほぼ完成品としての透過防止膜6および
外側材7からなる積層体11を準備するようにしたが、
既存の成形用上型と、積層体11の透過防止膜6側の形
状に一致する成形用下型とで積層体が成形されて準備さ
れるようにしておき、この成形用下型を内側材の内側面
(下面)形状に一致する上記実施例の成形用下型と交換
することにより第1および第2樹脂成形体が成形される
ようにしても良い。
【図1】積層体および内側材をキャビティ内に供給した
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図2】積層体および内側材をキャビティ内において圧
縮成形した状態の説明図である。
縮成形した状態の説明図である。
【図3】中空容器の縦断面図である。
【図4】第1樹脂成形体を内方側より見た斜視図であ
る。
る。
1,2 樹脂成形体 6 透過防止膜 7 外側材(第1母材) 8 内側材(第2母材) 14 キャビティ(成形型)
Claims (1)
- 【請求項1】 透過性物質の透過を阻止する透過防止膜
を樹脂体内に介在せしめた樹脂成形体の製造方法であっ
て、透過防止膜と第1母材とを予め積層状に成形した透
過防止膜を有する第1母材を、溶融した第2母材と共に
成形型に供給して圧縮成形した後、冷却して樹脂成形体
を成形型より取り出すようにしたことを特徴とする樹脂
成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266251A JPH05104552A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 樹脂成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3266251A JPH05104552A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 樹脂成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05104552A true JPH05104552A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17428380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3266251A Pending JPH05104552A (ja) | 1991-10-15 | 1991-10-15 | 樹脂成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05104552A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006192919A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Fts:Kk | 自動車用燃料タンクおよびその製造方法 |
JP2006321309A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Fts:Kk | 自動車用燃料タンクおよびその製造方法 |
DE102017119707A1 (de) * | 2017-08-28 | 2019-02-28 | Kautex Textron Gmbh & Co. Kg | Flüssigkeitsbehälter und Verfahren zum Herstellen eines Flüssigkeitsbehälters |
-
1991
- 1991-10-15 JP JP3266251A patent/JPH05104552A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006192919A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Fts:Kk | 自動車用燃料タンクおよびその製造方法 |
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