JP4322965B2 - 変圧器などの磁気組立体 - Google Patents
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Description
本発明は変圧器その他の電気装置に使用されるような積層した磁気組立体に関する。
発明の背景
周知のように、鉄板材で作られた積層体は各種の電気装置に使用され、磁路を形成している。変圧器では、この積層体は巻線その他の導電体に発生された電流のまわりに磁路を形成する。
或る使用例において、積層組立体が過負荷継電器における電気センサーのコアーとして使用される場合、低電流で線形的に応答すること、および適当な高い飽和レベルを有する一方で所望の電流範囲にわたり線形的な出力を持続することを要求されるので、積層組立体は大きな横断面積で空隙を最小限にされることが要求される。従来よりこれは一般に「U」または「D」の形状をした比較的薄い鉄板材で作られた積層体を使用することで達成されている。この積層体は、順々に積層した「U−U」または「D−U」形式の積層体によって得られる。この形式の構造は、積層体群の間に残された空隙を補償するために、積層体の端部に余分な幅を必要とする傾向がある。また典型的にこの積層体は互いにリベット固定されるか、ワニスまたはエポキシ樹脂を使用して接着することで組付けられており、ばねクリップで互いに保持されることもある。与えられた用途における空間的な条件のためにこの余分な幅を許容されない場合には、空隙を最小限にするために層毎に2つの積層体が使用される。しかしながら余分な幅が除去されて組立体の幅が狭まると、積層体どうしを固定するためにリベットを使用することがますます困難になる。そのうえ組立体が厚くなると、ばねクリップは有効性を失い、接着剤としてワニスおよび(または)エポキシを使用することが汚れを生じる時間の掛かる作業となる。したがって変圧器などに使用するために積層体で作られた磁気組立体は嵩張り、すなわち望ましくないほど大きくなり、この結果としてそれらの磁気組立体を内蔵する機器の体積が増大されたり、あるいは特定の用途のための磁気効率に見合う適当な寸法に作られるとしても、製造が望ましくないほど高価になる。
本発明は変圧器に使用できる形式の、また経済的に製造することのできる小型の磁気組立体を提供することを目的とする。
EP−A2−0353029は電磁装置のコアーを作るための補完形の積層体である第1パックおよび第2パックを開示している。
発明の概要
本発明の目的は、変圧器などに使用する新規な、改良された磁気組立体を提供することである。特に本発明の目的は、経済的に製造することができ、しかも与えられた特定の電気機器においてそれが占有する空間を減少するように小さな体積とされることのできる上記組立体を提供することである。
本発明の例示実施例は、鉄材料の薄板でそれぞれ作られて互いに整合関係を有して当接されている実質的に同じ積層体で構成された第1積層群を含んで成る変圧器などの磁気組立体において、上述の目的を達成する。第1積層群は、間隔を隔てて相対する第1面によって側面を定められた第1開口面積部分を含む。第1保持手段がその第1積層群を組立て状態に保持する。実質的に同じ積層体で成る第2積層群が備えられ、その各々の積層体は鉄材料の薄板で作られると共に互いに整合関係を有して当接されている。第2保持手段が第2積層群を組立て状態に保持する。第2積層群における積層体は、第1積層群における積層体に組付けられて一緒になって鉄材料で成る閉ループを形成するような形状に、形成されている。第2積層群の積層体は間隔を隔てて相対する第2面を有しており、第2面は対応する第1面の各々に対して補完形の形状に成形され、その面に当接される。第2積層群に第1積層群が組付けられる前の第1面の間隔距離は第2面の間隔距離より僅かに大きく、または小さく、したがって第1および第2積層群を互いに組立てることによって第1および第2積層群の間には第1面および第2面において締り嵌めが生じ、第1および第2積層群を組立て状態に保持する。第1および第2積層群の少なくとも一方のまわりに電気巻線が配置され、この巻線は開口面積部分を少なくとも部分的に占める。
好ましい実施例において、第1面は互いに向き合うのに対し、第2面は互いに反対方向へ向けられる。
好ましい実施例において、第1面および第2面の一方は凹面とされ、他方は凸面とされる。
他の好ましい実施例において、第1面および第2面は互いにほぼ平行とされる。
特に好ましい実施例は、鉄材料の薄板でそれぞれ作られて互いに整合関係を有して当接された実質的に同じ積層体で構成される第3積層群を含んで成る。第3積層群の積層体は間隔を隔てて相対する第3面によって側面を定められた第2開口面積部分を含む。実質的に同じ積層体で構成され、積層体の各々が鉄材料で作られて整合関係を有して互いに当接されている第4積層群が含まれている。第4積層群の積層体は、第3積層群の積層体に組付けられて一緒になって鉄材料で成る閉ループを形成するような形状に成形されている。第4積層群の積層体は、対応する第3面の各々に対して補完形の形状に成形され且つその面に当接される間隔を隔てて相対する面を有する。第3および第4積層群が組付けられる前の第3面の間隔距離は第4面の間隔距離より僅かに大きく、または小さく、したがって第3および第4積層群を互いに組立てることによって第3および第4積層群の間には第3面および第4面において締り嵌めが生じ、第3および第4積層群を組立て状態に保持する。或る手段が第3積層群の積層体を当接関係に保持しており、また第4積層群の積層体を当接関係に保持するための手段が備えられている。第3積層群の積層体は第1積層群の積層体と異なる形状を有しており、第2積層群の積層体は第4積層群の積層体と異なる形状を有している。或る手段により、組立てられた第3および第4積層群に対して第1および第2積層群が第1および第2の開口面積部分を整合させて組付けられる。この開口面積部分の両方を少なくとも部分的に電気巻線が占め、これにより磁気組立体は2つの積層群でそれぞれ作られた鉄材料で成る2つの閉ループを含んで構成され、一方のループの積層体は他方のループの積層体に重なり、所望される磁気効率を得る。
1実施例において、第1および第4積層群は同じ形状を有し、第2および第3積層群は同じ形状を有する。本発明のこの実施例において、第1および第3積層群は当接関係を有して組立てられ、第2および第4積層群は当接関係を有して組立てられ、大きな空隙の存在を最小限に抑える。
本発明の付加的な目的および利点は、以下の説明に記載され、一部はその説明で明白となり、または本発明を実施することによって知ることができる。本発明のこの目的および利点は、請求の範囲で特に指摘された手段および組合わせによって実現され、達成される。
【図面の簡単な説明】
本明細書に組み入れられて本明細書の一部をなす添付図面は現時点で好ましいとされる本発明の実施例を示しており、また上述で与えられた一般的な説明および以下に与えられる好ましい実施例の詳細な説明と共に本発明の基本を説明するのに役立つ。
図1は本発明を具現した検出変圧器の斜視図であり、
図2はコイルを取り除いた検出コアーの分解図であり、
図3は積層体を一緒にして保持するのに使用されるいわゆる「部分穿孔(partial perfing)」すなわち串刺し固定(stake locking)式の構造の拡大した断片的な断面図であり、
図4は図1に使用された第1および第2積層群の側立面図であり、
図5は図1の実施例に使用された第3および第4積層群の側立面図であり、
図6は本発明の他の実施例の斜視図であり、
図7は図6に示された実施例の分解図であり、
図8は図6および図7に示された実施例に使用された2つの積層組立体の図面であり、
図9は図6の実施例に使用された1つの積層体形状を示す側立面図であり、
図10は図6の実施例に使用された他の積層体形状を示す側立面図であり、
図11は図9および図10の1つの組立体形状を示す側立面図であり、
図12は図9および図10の積層体の他の組立体形状を示す側立面図である。
好ましい実施例の説明
例えば過負荷継電器に使用されているような検出コアー変圧器に使用される磁気組立体の代表的な実施例が図1、図2、図4および図5に示されている。これは全体に符号10を付された第1積層組立体、全体に符号12を付され、積層組立体10の一方の側に当接されている第2積層組立体、および全体に符号14を付され、積層組立体に取付けられた電気コイル組立体を含んでいることが見られる。周知のように検出コアー変圧器には、例えば積層組立体10,12を通して延在するように通常の方法で配置される通常のバスバー(図示せず)のようなその他の導電体が典型的に使用される。
コイル組立体14は一般的なもので、例えばプラスチック材のような通常の絶縁材料で作られたボビン16を含んでいる。電気コイルを形成するために導電体18がボビン16のまわりに巻かれている。
図4に見られるように積層組立体10は、屈曲部26で連結された相対するほぼ平行な脚22,24を有してなるU字形の積層体20から作られる。この結果、中央開口面積部分28が形成される。図示したように、開口面積部分28は多少拡大された上端30を有する。図1に見られるように、ボビン16は脚24を差し通されており、拡大された面積部分30を除いて中央開口面積部分28を実質的に満たすようになされる。拡大された面積部分30は先に説明したバスバー(図示せず)用に残されている。
脚22はそれぞれ対向凹面32,34で終端している。脚22,25の端部は開示される目的のためにノッチ36も備えている。
凹面32,34の間には第2積層群の積層体38が延在されており、この積層体は第1積層群の積層体20とともに鉄材料製の閉ループを形成している。積層体38は反対方向に向いた凸面40,42で終端しており、これらの凸面は図4に最も良く見られるように凹面32,34の補完形で、互いに係合されている。
図5に最も良く見られるように第2積層組立体12は、先の場合と同じように拡大された開口端部30を有する中央開口面積部分28を有する一群のほぼU字形の積層体50も含んでいる。この開口面積部分28は、積層体50の脚54,56を差し渡す第4積層群の積層体52で閉じられており、再び述べるが鉄材製の閉ループを形成している。
積層組立体10の向かい合う面32,34の間隔距離は、積層体38の両端の反対方向へ向かう面40,42の間隔距離より僅かに小さいことに留意することが重要である。典型的にこの距離の差は0.508mm(0.0020インチ)程度である。これは、面32が面40に当接され、面34が面42に当接されるときに締り嵌めが生じ、積層体38を積層体20に組付けて保持するようにする手段を与えている。
組立てられ、整合された関係にある個々の積層体20を保持するために、それらの積層体は部分穿孔すなわち串刺し固定として知られた構造によって典型的に保持される。串刺し固定の1例が図3に示されている。積層状態における最外端の積層体60は開口62を含む。隣接する積層体64,66,68,70の全ては、隣の積層体内へ変位された穿孔をそれぞれ有する。したがって、積層体64は開口62の内部へ変位された穿孔72を有し、積層体66は穿孔72の内部へ変位された穿孔74を有する。積層体68は穿孔74の内部へ変位された穿孔76を有し、積層体70は穿孔76の内部へ変位された穿孔78を有する。この形式の構造は当分野で周知であり、本明細書ではこれ以上説明しない。部分穿孔すなわち串刺し保持を形成する装置は、例えば米国イリノイ州、エルク・グローブ・ビレッジのスワンブロ・コーポレーションまたは米国インディアナ州、フォルト・ウェインのエル・エッチ・カーバイドから入手できる。
図2に最も良く見られるように、第2積層組立体12の一部を形成する積層体50は互いに組立てられ、また第1積層組立体10の一部を形成する積層体20に対して組立てられて、その全てが所定状態で符号80で示されるような位置において今説明した形式の固定手段によって保持される。符号80で示すが同様な構造が積層体52を互いに、また積層体38に対して固定するのに使用できる。
図1〜図5を通じて示される実施例において、第1積層組立体10の脚22,24はノッチ36に工具を配置し、拡張力を加えることで僅かに広げることができる。これは、勿論のことながら巻線組立14が両積層組立体を差し通した後に、積層体38で形成された積層組立体10の一部、および積層体52で形成された積層組立体12の一部が所定位置に横方向へ挿入されることを可能にする。ノッチ36に加えられた拡張力が解除されたとき、締り嵌めが生じる。
本発明のこの実施例に置いては、積層体20の形状は積層体50のそれと異なり、積層体50の形状は積層体38のそれと異なり、積層体38の形状は積層体52のそれと異なることを特に観察しなければならない。組立てられたとき、積層体38は一般に積層体52と整合されるのに対して、積層体20は積層体50と整合される。しかしながら形状が異なることから、組立体の磁気効率に悪影響を及ぼすことになるいずれか1つの連続した空隙が形成されるのを防止するために、かなりのオーバーラップが形成されることになる。各組立体10,12の積層体の枚数を適当に選定することで存在する空隙が調整され、そのコアーが使用される特定機器に望まれるアンペア数の範囲に対してそのシステムの設定が行われる。
他の非常に好ましい実施例が図6〜図12を通じて示されている。この実施例においては、コイル組立体14が再び使用され、ボビン16をそれに付与された電気巻線18とともに含んでいる。全体に符号100,102を付された2つの積層組立体が本発明のこの実施例に使用されている。その各々は複数の積層体104が複数の積層体106と組立てられた状態で締り嵌めされて作られている。図示したように、積層組立体100,102の各々に使用される積層体の枚数は全ての積層体で同じであり、各積層体は鉄材、通常は鋼材の薄板で作られる。しかしながら、幾つかの例で、特定の磁気特性を発生するために、異なる数の積層体、および(または)異なる厚さの組立体100,102を使用できる。
各組立体100,102はさらに積層体104の積層群ならびに積層体106の積層群で作られ。積層体104の形状は図9に示されており、これは基本的に脚112,114で側面を定められた中央屈曲部110を有する浅いU字形とされている。脚112,114は向かい合ったほぼ平行な面116,118をそれぞれ有する。
脚112,114の間隔空間は図11に見られるように中央開口面積部分120を形成し、この面積部分は磁気材料の閉ループを形成するために図11に見られるように積層体104に積層体106を組付けることで閉じられる。再び述べるが、開口面積部分120はバスバーなどを受入れるために拡大された上端122を有しており、開口面積部分112のそれ以外の面積部分がボビン16の一部を受入れる。
各積層体106も多少U字形をしているが、この場合は2つの脚124は脚112よりも互いに多少狭く配置され、脚112,114内に嵌入するような寸法とされている。これに関して、脚124,126は反対方向に向かうほぼ平行な面128,130を有しており、これらの面は積層体104の脚112,114の面116,118と締り嵌めするようになされる。面128,130は所望の締り嵌めを得るために面116,118よりも約0.508mm(0.0020インチ)ほど広く隔てられている。
積層体106の各々の屈曲部132は脚124,126を僅かに超えて延在して延長部分134,136を形成しており、これらの延長部分は脚112,114の外面と一緒になって図11および図12に見られるように四角形の形状を形成する。
図11は積層体104,106が第1積層組立体100を形成するように配置される様子を示し、図12は第2積層組立体102を形成する積層体104,106の配置を示している。
脚124,126の最外角隅は符号140で示されるように僅かに面取りされるのが好ましい。組立てを助けるために同様な面取り142が脚112,114の内側角隅に形成されており、面116,128および面118,130の間に所望の締り嵌めを得るために、脚112,114は脚124,126によって僅かに広げられるようになされる。
典型的には、符号144で示されるように、また一般的に第1実施例に関連して説明したように、保持手段として串刺し保持形態が使用される。串刺し保持形態は積層体104,106を互いに当接状態に保持するのに使用されるだけでなく、組立体100,102を組立て状態に保持するためにそれらの境界面にも使用できる。
図6〜図12に示された実施例は、2つの異なる積層形状のみ必要とされる、すなわち積層体104,106の積層体形状のみ必要とする点で好ましい実施例である。対照的に、図1〜図5の実施例では4つの異なる積層体形状が必要とされ、このことは工具設備・作業が一層大費用になることを意味する。
図6〜図12に示された実施例においては、異なる形状の積層体104,106を作り、図面に示したように組立100を組立体102に当接させて積層体が積層されるときにそれらの並び形状を反対にすることで、空隙損失を制御するためのオーバーラップが簡単に達成される。
前述の説明から、本発明により作られる変圧器用コアーは比較的小さい寸法で作れるということが認識されよう。リベットによって積層体を組立てできるようにするためにこれまで必要とされていた幅の広い積層体部品は回避される。与えられた積層群において個々の積層体を互いに組立てるために串刺し保持手段を使用することは、これまで使用されていたばねクリップまたは接着剤のような他の固定方法を排除する手段を与える。同時に、コイルが少なくとも部分的に占める鉄材料製の閉ループを形成するために、積層部品を固定するのに締り嵌めを使用することは従来の取り付け方法を回避できるようにする他の方法を提供することになる。結局、使用された独特な構造および方法は、経済的な、さらにまた比較的嵩が小さい、したがって小さな寸法であることを必要とする電気装置に対して容易且つ有利に組み入れられることのできる構造の検出コイルを生み出す。
さらに、異なる形状の積層体による独特な構造は、検出コアーが取付けられる最終的な使用例に応じて望まれる磁気効率を達成するために、組立体全体における空隙を制御することができるようにする。
付加的な利点および変更例は、当業者に容易に認識されよう。それ故に、本発明は広義において本明細書にて示され、説明された特定の細部および代表的装置に限定されることはない。したがって、添付請求の範囲およびその等価によって定められる発明の一般的な概念の精神および範囲から逸脱せずに各種変更がなし得る。
Claims (6)
- 鉄材料の薄板でそれぞれ作られて互いに整合関係を有して当接されている実質的に同じ積層体(20)で構成された第1積層群を含み、
前記第1積層群の積層体は間隔を隔てて相対する第1面(40,42)によって側面を定められた第1開口面積部分を含んでおり、
更に、組立てられた関連を有して前記第1積層群を保持するための第1保持手段と、
鉄材料の薄板でそれぞれ作られると共に互いに整合関係を有して当接されている実質的に同じ積層体(38)で成る第2積層群と、
前記第2積層群を組立て状態に保持する第2保持手段とを含み、
前記第2積層群の積層体(38)は、前記第1積層群における積層体(20)に組付けられて一緒になって前記鉄材料で成る閉ループを形成するような形状に形成されており、
前記第2積層群の積層体(38)は、対応する前記第1面(40,42)の各各に対して補完形の形状に成形されてその面に当接されるようになされる間隔を隔てて反対方向へ向いた第2面(32,34)を有しており、
前記第1および第2面(32,34,40,42)の一方の間隔距離は、第1積層群および第2積層群が組付けられる前においては、前記第1面および第2面(32,34,40,42)の他方の間隔距離より僅かに小さく、したがって前記第1および第2積層群を互いに組立てることによって前記第1および第2積層群の間には前記第1面および第2面(32,34,40,42)において前記第1および第2積層群を組立て状態に保持する締り嵌めが生じるようになされている磁気組立体であって、
鉄材料の薄板でそれぞれ作られて互いに整合関係を有して当接されている実質的に同じ積層体(50)で構成された第3積層群を含み、
前記第3積層群の積層体(50)は間隔を隔てて相対する第3面によって側面を定められた第2開口面積部分を含んでおり、
鉄材料の薄板でそれぞれ作られると共に互いに整合関係を有して当接されている実質的に同じ積層体(52)で成る第4積層群を含み、
前記第3および第4積層群が組付けられる前の第3面および第4面の一方の間隔距離は第3面および第4面の他方の間隔距離より僅かに小さく、したがって前記第3および第4積層群を互いに組立てることによって、前記第3および第4積層群の間に前記第3面および第4面において前記第3および第4積層群を組立て状態に保持する締り嵌めが生じるのであり、
第3積層群の積層体を当接関係に保持する手段を含み、
前記第4群の積層体を当接関係に保持するための手段を含み、
前記第3積層群の積層体は第1積層群の積層体と異なる形状を有しており、
前記第2積層群の積層体は第4積層群の積層体と異なる形状を有しており、
組立てられた第3および第4積層群に対して第1および第2積層群が前記第1および第2の開口面積部分を整合させて組付ける手段を含み、
電気巻線は前記開口面積部分の両方を少なくとも部分的に占めており、
これにより、望まれる磁気効率を達成するために一方のループの積層体が他方のループの積層体とオーバーラップしているそれぞれ2つの積層群で作られた鉄材料で成る2つの閉ループを含んでいる磁気組立体。 - 請求項1に記載された磁気組立体であって、前記第1面および第2面の一方は凹面とされ、他方は凸面とされている磁気組立体。
- 請求項1に記載された磁気組立体であって、前記第1面および第2面は互いにほぼ平行である磁気組立体。
- 請求項1に記載された磁気組立体であって、補完形の前記面の各々が平行である磁気組立体。
- 請求項1または請求項2に記載された磁気組立体であって、前記積層群の全てが異なる形状を有する磁気組立体。
- 請求項2に従属したときの請求項5に記載された磁気組立体であって、前記第2面が前記第1面と組み合い、前記第1および第3積層群の積層体が全体的にC字形であり、前記第1面が前記第3面を超えて延在し、前記第2積層群の積層体が前記第4積層群の積層体より短い磁気組立体。
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