JP4322817B2 - ホッパー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メダル(コイン)を1枚ずつ払い出すホッパー装置に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンには、遊技を行って入賞を得たときに対価分に応じた枚数のメダルを払い出し口に払い出すためのホッパー装置が設けられている。
ホッパー装置は、ロータリディスク、ディスク通路、及び、カウント検出部などを備えている。ロータリディスクは、モータの駆動に回転することで、貯留箱に貯留されたメダルを投出口に1個ずつ投出する。投出通路は、投出口に投出されたメダルをホッパー装置の外部に露呈して設けた出口に案内する。カウント検出部は、カウントアームと、光電センサとで構成されている。カウントアームは、投出通路に配置されており、出口に案内されるメダル1枚ごとに一往復揺動する。光電センサは、その揺動を検出し、スロットマシンを制御する制御部に1パルスの検出信号を出力する。制御部は、その検出信号をカウントし、カウント値がメダルの投出枚数と一致した場合にホッパー装置のモータの駆動を停止する制御を行う。これにより、対価分に応じた枚数のメダルは、ホッパー装置の出口を通ってスロットマシンの払い出し口に払い出される。
近年、スロットマシンの払い出し口から針金等の異物を挿入して、ホッパー装置のカウントアームを、光電センサがONする位置に移動させて不正にメダルを払い出させるという行為が行われることがあった。このような不正行為に対し、ホッパー装置からメダルを払い出すときだけ開口するシャッタを、ホッパー装置の出口に設けることによって、不正行為を防止するようにしたホッパー装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
上記特許文献に記載のシャッタ付きのホッパー装置は、ソレノイドの駆動によりシャッタ部材を閉鎖位置から開放位置に移動するように構成し、モータが駆動中にソレノイドを駆動し、ロータリディスクが回転中にシャッタ部材が開放位置に維持するように連動させている。
特開2002−366999号公報 特開2004−280716号公報
しかしながら、前述したシャッタ付きホッパー装置は、ロータリディスク回転用のモータと、シャッタ駆動用のソレノイドとの2つの駆動源が必要になるばかりか、ソレノイドとロータリディスク回転用のモータとの駆動を電気的に同期させるための制御回路も必要となるため、コストアップになる。
また、前述したシャッタ付きホッパー装置では、モータが駆動中、すなわちロータリディスクが回転中に、ずっとシャッタ部材が開放されたままの状態になる。このため、そのシャッタ開放期間中に、払い出し口から針金等の異物が挿入されるおそれがある。特に、払い出しメダルの枚数が少ないときにはシャッタ部材の開放時間が短いので挿入され難いのに対し、払い出しメダルの枚数が多い場合にはシャッタ部材の開放時間が長くなるため、その長期開放期間中に挿入され易くなる。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、ロータリディスクのメダル投出とシャッタの開放とのタイミングをローコストで同期させることができるとともに、払い出しメダルの枚数に係わらず、シャッタの開放時間を短くして、不正行為をさらに行い難くすることができるホッパー装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のホッパー装置では、ホッパー出口を開閉するシャッタ部材と、回転するロータリディスクの各出口がホッパー出口に対面する回転位置に来るごとにシャッタ部材がホッパー出口を開放し、また、各出口がホッパー出口に対面しない回転域ではシャッタ部材がホッパー出口を遮蔽するように、モータの駆動又はロータリディスクの回転に連動してシャッタ部材を開閉する連動機構と、を備えたものである。
ロータリディスクは、メダルを一定の姿勢で受け入れる複数の受入部を上面に設け、回転することで各受入部に受け入れたメダルをホッパー出口に1枚ずつ投出する。このようなロータリディスクとしては、外周に受入部と同じ数だけ出口を設け、各受入部と各出口とを一対一となるように繋げ、受入部に受け入れたメダルをロータリディスクの内部を通って出口から回転軸を中心とする放射方向に投出するタイプや、ロータリディスクの下面まで貫通する開口を各受入部とし、また、下面に複数の送り爪を設け、ロータリディスクを回転することで受入部から下面に導かれるメダルを送り爪によりロータリディスクの下面から外周方向に向けて送り出すタイプなどを用いることができる。
連動機構としては、ロータリディスクがホッパー出口にメダルを投出する位置に回転してきたときにシャッタ部材がホッパー出口を開放し、かつロータリディスクがホッパー出口にメダルを投出する位置以外の位置に回転してきたときにはシャッタ部材がホッパー出口を閉鎖するタイミングの往復運動に、モータから得られる回転又はロータリディスクから伝達される回転を変換して、その往復運動をシャッタ部材に伝達する駆動変換部を用いるのが望ましい。
このような駆動変換部としては、カム機構やリンク機構を用いることができる。カム機構を用いる場合には、回転自在に設けたシャッタ部材の回転軸を挟んだ一端部に設けた従動ピンと、ロータリディスクの外面に無端状に設けられ、前記従動ピンが係合するカム溝とで構成し、ロータリディスクがホッパー出口にメダルを投出する位置に回転してきたときに、シャッタ部材の回転軸を挟んだ他端部に設けた開閉部が該装置の外部に露呈したホッパー出口とその奥に配したメダルカウント用のメダル検出器との間の通路から退避する開放位置に従動ピンを移動させる第1リターン部と、ロータリディスクがホッパー出口にメダルを投出する位置以外の位置に回転してきたときには開閉部を前記通路に挿入する閉じ位置に従動ピンを移動させる第2リターン部とを交互に繋げて前記カム溝を波状に形成する。
なお、カム溝を設ける回転体としては、ロータリディスク以外に、ロータリディスクとは別の回転体の外周面に設けてもよい。この場合には、回転体にモータの駆動又はロータリディスクからの回転を伝達するように構成すればよい。
また、駆動変換部としてリンク機構を用いる場合には、例えばピストン・クランク機構や往復スベリ子回転機構などの回転運動を往復運動に変換する周知の機構であればいずれも採用することができる。さらに、本発明のホッパー装置には、遊技機で使用するメダル以外に、通貨であるコインや、トークンなどの代用貨幣又はそれらに類似のものも使用することができる。
本発明のホッパー装置では、ロータリディスクがメダルをホッパー出口に投出する位置に回転してきたときのみシャッタ部材がホッパー出口を開放するように、モータの駆動又はロータリディスクの回転に連動してシャッタ部材を開閉する連動機構を備えているから、単一のモータのみで構成することができる。このため、従来技術で説明したものと比較してローコストで作ることができる。
また、ロータリディスクの回転中でも、ロータリディスクがメダルをホッパー出口に投出する位置に回転してきたときのみシャッタ部材がホッパー出口を開放するため、払い出しメダルの枚数に係わらず、シャッタの開放時間を短くすることができ、よって、従来技術で説明した不正行為をさらに行い難くすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、モータの駆動により回転するロータリディスクと、シャッタ部材の開閉とをカム機構により直結しているため、不正行為が行われても、払い出し口から挿入される異物をシャッタ部材の開閉部と通路との間で挟み込むことができ、よって、シャッタ部材の開閉が阻止されるのと同時にロータリディスクの回転が停止するから、不正行為によるメダルの払い出しを未然に防止することができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、モータの駆動中又はロータリディスクの回転中でも、メダルをホッパー出口に投出する位置以外の位置にロータリディスクが回転してきたときには、シャッタ部材がホッパー出口を閉鎖するため、従来技術で説明した不正行為をさらに行い難くすることができる。
本発明のホッパー装置を用いた遊技機の一実施例であるスロットマシン(回胴式遊技機)10は、図1に示すように、前面に表示窓11が設けられており、表示窓11の奥には、リールユニットの一部を構成する第1〜第3リール12〜14の一部が露呈している。
周知のように、第1〜第3リール12〜14の外周には、複数種類の当選絵柄を含む絵柄が一定ピッチで配列され、1リールにつき3個の絵柄は、表示窓11を通して観察することができる。
表示窓11の下には、メダルを投入するためのメダル投入口15、スタートレバー16、リールの動作を停止させるための第1〜第3ストップボタン17〜19、メダル受け皿20、及び、獲得したメダルを前記メダル受け皿20に払い出す払い出し口21などが設けられている。
メダル投入口15に所定枚数のメダルを投入してスタートレバー16を操作すると、第1〜第3リール12〜14が一斉に回転する。その後、第1〜第3ストップボタン17〜19を順番に操作することで第1〜第3リール12〜14の回転が停止する。このとき、各リール毎に表示された絵柄を一個ずつ組み合わせてなる、例えば横3本斜め2本の合計5本の入賞有効ラインのうちのいずれかに、予め決められた絵柄が揃うことで、その入賞の対価に応じた枚数のメダルが払い出し口21から払い出される。
図2に示すように、スロットマシン10の内部下方には、ホッパー装置22が設けられる。ホッパー装置22には、前面下部に、メダル23を払い出すためのホッパー出口24が露呈して設けられている。そのホッパー出口24と払い出し口21との間には案内通路25が設けられており、ホッパー装置22から払い出されるメダル23はホッパー出口24から案内通路25を通って払い出し口21に案内される。
図3に示すように、ホッパー装置22は、貯留部27と、メダル投出機構28とから構成されている。貯留部27は、多数のメダルを貯留するものであり、上方のメダル溜め部29から下方の供給口30に向けてメダルを供給する。メダル投出機構28は傾斜板31を備えており、傾斜板31の上面には輪郭円形の凹部32にロータリディスク33が回転自在に支持されている。
図4に示すように、ロータリディスク33は、傾斜板31に対して垂直な軸34を中心として回転する。このロータリディスク33には、前記供給口30に対峙する面33aの同一半径上に、円形凹状をした複数の受入部35が一定ピッチで並設されている。各受入部35は、供給口30から供給されるメダルを一定の姿勢で1個ずつ受け入れる。
また、ロータリディスク33の外周には、図5及び図6に示すように、受入部35に受け入れたメダルを投出するための出口36が、受入部35と同じ数だけ、周方向に向けて一定ピッチで設けられている。各出口36は、ロータリディスク33の内部で各受入部35に個別に繋がっており、受入部35に受け入れたメダル23をロータリディスク33の径方向に投出する。
凹部32には、ロータリディスク33の外周に対峙する壁に、投出口37が設けられている。投出口37には、ホッパー出口24との間でメダル23を流下させるために傾斜した投出通路38が繋がっている。投出通路38は、貯留部27の下面との間で断面横長矩形のトンネル状に形成されており、内部にはメダル23の流下方向から順にメダル検出部39と、シャッタ部材40とがそれぞれ配されている。
ロータリディスク33は、ギヤ列41を介してモータ42の駆動が伝達されることで一方向に向けて回転し、回転中に、各出口36が投出口37に対面する位置に回転するごとに、対面する出口36からメダル23を1枚ずつ投出口37に投出する。なお、ギヤ列41を用いないでモータ42の出力軸とロータリディスク33の軸34とを直結してもよい。
図7に示すように、メダル検出部39は、カウントアーム43と、透過型の光電センサ44とで構成され、メダルの投出される数に応じてカウント信号を送出する。カウントアーム43は、軸45を挟んだ一方にカウント部46を、また、他方に遮蔽板47をそれぞれ設けたレバー形状になっており、軸45を中心として当接位置と退避位置との間で回転し、バネ48により当接位置に向けて付勢され、ストッパ49により当接位置に保持されている。当接位置は、投出通路38の側壁に設けた開口59を通してカウント部46を投出通路38の内部に露呈して、投出通路38を通過するメダルをカウント部46に当接させる位置であり、また、退避位置は、メダルの当接によりそのメダルの流下方向に向けて回転してカウント部46を開口59から投出通路38の外部に退避して、メダルの通過を許容する位置である。
これにより、カウントアーム43は、投出通路38を流下するメダルの枚数ごとに一往復動する。この往復動の間に、遮蔽板47が光電センサ44の受光部を遮り、光電センサ44が1パルスのカウント信号を制御部50に送る。この制御部50は、スロットマシン10を統括的に制御する。
制御部50は、カウント信号をカウント回路51でカウントし、カウント回路51の値がその時点のメダルの投出枚数と一致した場合に、ドライバ52を介してモータ42の駆動を停止する制御を行う。
シャッタ部材40は、回転軸53を挟んだ一端部に開閉部54を、また、他端部に従動ピン55をそれぞれ設けたレバー形状になっており、回転軸53を中心として回動自在に設けられている。従動ピン55は、ロータリディスク33の外周面に設けたカム溝56に係合する。開閉部54は、投出通路38のうちのメダル検出部39とホッパー出口24との間の通路で、かつその通路の下壁に設けた開口65から投出通路38の内部に出入りしてホッパー出口24を開閉する。
カム溝56は、図8及び図9に示すように、一定ピッチで並んで設けた出口36の列から、ロータリディスク33の軸34の方向にずれた位置に、その周方向に沿って無端状に形成されている。このカム溝56は、シャッタ部材40を開閉させるための変位を軸34の方向にもっており、その変位の両端となる第1及び第2リターン部57,58をロータリディスク33の回転方向に交互に配列し、これらを波状の一本線となるように繋げて形成されている。
第1リターン部57は、ホッパー出口24にメダルを投出する位置、すなわち出口36が投出口37に対面する位置にロータリディスク33が回転してきたときに、開閉部54が投出通路38の下方に退避する開放位置に従動ピン55を移動させる。第2リターン部58は、ホッパー出口24にメダルを投出する位置以外の位置、すなわち出口36が投出口37に対面しない位置にロータリディスク33が回転してきたときに開閉部54を、出通路38に挿入する閉じ位置に従動ピン55を移動させる。
なお、本実施形態では、複数の出口36を一定ピッチで設けているため、第1及び第2リターン部57,58も出口36と同じピッチで、かつロータリディスク33の回転方向に半ピッチずらして配列されているが、これに限らず、例えば複数の出口36が異なる間隔で設けられている場合には、この間隔に応じて第1及び第2リターン部57,58の間隔を変えればよい。
カム溝56と出口36との回転方向での位置関係は、出口36が投出口37にメダルを投出する位置にロータリディスク33が回転してきたときに、シャッタ部材40が投出通路38を開放し、かつ出口36が投出口37にメダルを投出する位置以外の位置にロータリディスク33が回転してきたときには、シャッタ部材40が投出通路38を閉鎖するタイミングとなるように、決められている。これにより、ロータリディスク33が回転すると、カム溝56の変位により従動ピン55が回転軸方向に往復運動し、その往復運動によりシャッタ部材40がメダルの投出に連動して開閉される。
次に、上記構成の作用を説明する。スロットマシン10の制御部50は、図10に示すように、遊技の際に入賞を得たときに、ドライバ52を介してモータ42に駆動信号を出力し、時間t1のときにモータ42が駆動する。モータ42が駆動すると、メダルが投出され、投出されるメダルがメダル検出部39で検出される。メダル検出部39は、カウント信号を制御部50に送出し、制御部50は、カウント信号のカウント数が払い出し枚数と一致した時間t2のときに、モータの駆動を停止する信号をドライバ52に出力する。これにより、ドライバ52は、時間t3のときにモータ42の駆動を停止する。
モータ42の駆動はギヤ列41を介してロータリディスク33に伝達され、ロータリディスク33は一方向に回転する。ロータリディスク33が回転すると、出口36が投出口37に対面する位置に回転するごとに、カム溝56の第1リターン部57に従動ピン55が位置して、開閉部54がホッパー出口24を開放する。また、ロータリディスク33の外周面のうちの出口36との間の中間部が投出口37に対面する位置にロータリディスク33が回転するごとに、第2リターン部58に従動ピン55が位置して開閉部54がホッパー出口24を閉じる。そして、出口36が投出口37に対面してからロータリディスク33の回転方向での次の出口36が投出口37に対面する間にロータリディスク33が回転することで、開閉部54が投出通路38を開放する位置から閉じる位置に往動して再び開放する位置に復動する。
ホッパー装置22の貯留部27には、多数のメダルが貯留されており、ロータリディスク33が回転することで、多数のメダルのうちの一部が供給口30から各受入部35に一定の姿勢で1枚ずつ入り込む。各受入部35に入り込んだメダルは、ロータリディスク33の回転中に出口36が投出口37に対面するごとに1枚ずつ投出口37に投出される。なお、投出口37に対面していない出口36からは、凹部32の壁でメダルの投出が阻止されている。
投出口37に投出されたメダルは、投出通路38を通ってホッパー出口24に向けて流下する。この流下途中で、メダル検出部39によりメダルの通過がカウントされる。メダルは、カウントアーム43が退避位置に移動することでホッパー出口24に流下し、ホッパー出口24から案内通路25を通って払い出し口21からスロットマシンの外部に排出される。
メダル検出部39は、メダルの通過を検知するごとにカウント信号を制御部50に送る。制御部50は、カウント信号をカウント回路51でカウントし、カウント回路51の値がその時点の払い出し枚数に一致した時点でドライバ52に駆動停止信号を送り、モータ42の駆動を停止する。
メダルを払い出し中、すなわちロータリディスク33が回転中に、不正な行為が行われるおそれがある。この行為は、払い出し口21から針金等の異物を挿入し、光電センサ44がONする退避位置にカウントアーム43を移動させるという行為である。制御部50は、タイマ回路60を備えており、モータ42を駆動してから一定時間経過後、及び、カウント信号を得た時点から一定時間経過後に、次のカウント信号が得られない場合には、貯留部27にメダルが補給されていないと判断してモータ42の駆動を停止するエラー制御を行う。しかし、不正行為によりカウントアーム43が退避位置に維持された場合、制御部50がエラーと判断するまでの一定時間中にロータリディスク33が回転する。このため、この間に出口36が投出口37を通過する分だけメダルが払い出されてしまう。
しかし、本発明では、カウントアーム43とホッパー出口24との間の投出通路38に開閉部54が下方から出入りするため、払い出し口21から針金を挿入してカウントアーム43を退避位置に維持すると、異物が開閉部54の上端と投出通路38の上壁との間で挟み込まれる。これにより、開閉部54が挟み込んだ位置から投出通路38を閉じる位置に向けて移動しないため、シャッタ部材40の開閉がロックされて従動ピン55が移動しなくなる。このため、ロータリディスク33の回転もロックされて、メダルの不正な払い出しを未然に防ぐことができる。
本実施形態では、従動ピン55が係合するカム溝56を採用しているが、本発明ではこのようなカム溝に限らず、第1及び第2リターン部57,58だけに従動ピン55を案内する溝であれば、第1及び第2リターン部57,58との間で従動ピン55に係合しない遊びを持った溝をもつ溝でも採用することができる。また、溝に限ることなく、例えば開口としてもよい。
また、上記実施形態では、ロータリディスク33の外周面にカム溝56を設けているが、外周に限らず、ロータリディスク33の上面や下面の回転軸周りに無端状に設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、カム溝56をロータリディスク33に設けているが、ロータリディスク33とは別の回転体にカム溝を設けてもよい。図11に示す例では、シャッタ部材70が投出通路38を横切るように上下方向に直線的に移動する。回転体61は、ロータリディスク33とは別の部材であり、回転体61の外周面には原動用のカム溝62が無端状に設けられている。その回転体61にモータ42の駆動又はロータリディスク33からの回転を伝達し、カム溝62に係合する従動ピン63をもつ従動アーム64を、回転体61の回転により往復直線運動させて、従動アーム64から得られる往復直線運動をシャッタ部材70に伝達してシャッタ部材40を開閉させている。
また、カム機構に限らず、リンク機構を用いてもよい。例えば図12に示すように、ピストン・クランク機構を用いても良い。クランクロッド80は、モータ42の駆動又はロータリディスク33の回転がギヤ列81を介して伝達されることで一端に設けた軸82を中心に回転する。ピストンロッド83は、一端84がクランクロッド80の他端に連結され、他端85がシャッタ部材70に連結されており、クランクロッド80の回転によりシャッタ部材40に往復直線運動を伝達する。なお、ピストン・クランク機構以外でも、例えば往復スベリ子回転機構などの回転運動を往復運動に変換する周知の機構であればいずれも採用することができる。
さらに、上記実施形態では、ホーパー装置22をスロットマシン10に内蔵した例として説明しているが、スロットマシン10に限らず、メダルやコインを1枚ずつ払い出す機能をもつ他の遊技機、自動販売機、及び、両替機などにも本発明のホッパー装置を採用することができる。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部に設けたホッパー装置を示す斜視図である。 ホッパー装置を構成する貯留部とメダル投出機構とを示す斜視図である。 メダル投出機構を示す斜視図である。 メダル投出機構に設けたロータリディスクの要部を示す平面図である。 ロータリディスクを示す断面図である。 ホッパー装置の要部を示す斜視図である。 ロータリディスクの外周面に設けたカム溝とシャッタ部材との位置関係を示す説明図であり、シャッタ部材が投出通路を閉じている状態を示している。 ロータリディスクの外周面に設けたカム溝とシャッタ部材との位置関係を示す説明図であり、シャッタ部材が投出通路を開放している状態を示している。 モータの駆動と、メダル検出器から得られるカウント信号とを時系列に表したグラフである。 ロータリディスクとは別の回転体にカム溝を設けた別の実施形態を示す説明図である。 カム溝の代わりに、リンク機構を設けた他の実施形態を示す説明図である。
符号の説明
24 ホッパー出口
33 ロータリディスク
35 受入部
36 出口
37 投出口
38 投出通路
40 シャッタ部材
55 従動ピン
56 カム溝

Claims (2)

  1. 貯留部に収容されているメダルを一定の姿勢で受け入れる複数の受入部と、前記受入部に受け入れたメダルを径方向外方に投出する複数の出口とを備えたロータリディスクをモータの駆動により回転させることで、前記受入部に受け入れたメダルを、メダル検出器を設けた通路を通して該装置の外部に露呈したホッパー出口に1枚ずつ投出するホッパー装置において、
    前記ホッパー出口を開閉するシャッタ部材と、
    回転する前記ロータリディスクの前記各出口が前記ホッパー出口に対面する回転位置に来るごとに前記シャッタ部材が前記ホッパー出口を開放し、また、前記各出口が前記ホッパー出口に対面しない回転域では前記シャッタ部材が前記ホッパー出口を遮蔽するように、前記モータの駆動又は前記ロータリディスクの回転に連動して前記シャッタ部材を開閉する連動機構と、
    を備えたことを特徴とするホッパー装置。
  2. 貯留部に収容されているメダルを一定の姿勢で受け入れる複数の受入部を備えたロータリディスクを、モータの駆動により回転させることで、前記各受入部に受け入れたメダルを、メダル検出器を設けた通路を通して該装置の外部に露呈したホッパー出口に1枚ずつ投出するホッパー装置において、
    前記ホッパー出口を開閉するシャッタ部材と、
    前記ロータリディスクが前記ホッパー出口にメダルを投出する位置に回転してきたときのみ前記シャッタ部材が前記ホッパー出口を開放するように、前記ロータリディスクの回転に連動して前記シャッタ部材を開閉する連動機構と、を備え、
    前記連動機構は、
    回転自在に設けた前記シャッタ部材の回転軸を挟んだ一端部に設けた従動ピンと、前記ロータリディスクの外面に無端状に設けられ、前記従動ピンが係合するカム溝とで構成され、
    前記カム溝は、
    前記ロータリディスクが前記ホッパー出口にメダルを投出する位置に回転してきたときに、前記シャッタ部材の回転軸を挟んだ他端部に設けた開閉部が前記通路のうちの前記ホッパー出口と前記メダル検出器との間の出口側通路から退避する開放位置に前記従動ピンを移動させる第1リターン部と、前記ロータリディスクが前記ホッパー出口にメダルを投出する位置以外の位置に回転してきたときには前記開閉部を前記出口側通路に挿入する閉じ位置に前記従動ピンを移動させる第2リターン部とを交互に繋げて波状に形成されていることを特徴とするホッパー装置。
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