JP3859980B2 - 遊技設備の球払出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の球を遊技媒体として使用する遊技設備の球計数装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12は特開平6−7511号公報で開示されたパチンコ機の球払出装置を示す。この球払出装置は球払出体101が球払出阻止中(非動作中)において、球払出体101よりも上流側に設けられた球検出器102が5個以上の球103を検出(検出器が5回オン動作)すると、球払出体101よりも下流側に設けられた切換弁104が駆動され、切換弁104が球払出体101の設けられた球通路105を球抜通路106に切り替えて球103をパチンコ店側に回収することにより、遊技者が不正に球の払出を受けることができないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来例は5個以上の球103が遊技者の側に不正に払出された後に切換弁104を切替える構造であるため、遊技者がピアノ線のような不正操作体を上皿装置の球流入口より挿入して球検出器102を不正にオン動作させた場合、所定数の球103が球払出装置より上皿装置に払出されてしまうことは否めない。
【0004】
そこで、本発明は球払出阻止中においては上皿装置から球通路への不正操作体の挿入を遮断して、遊技者による球払出に対する不正行為を防止することができる球計数装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技設備の球払出装置は、多数の球を一列の整列状態で上方より下方に誘導する球通路と、球通路の中間部から一側方に膨出する払出体収納部と、払出体収納部に回転可能に収容されかつ球通路より数珠つなぎに流下する上方の球と下方の球とを周縁部に半円弧に形成された複数の凹部に取込むことによって互いに接触しないように切分けて上方から下方に放出する球払出体と、球払出体を球払出阻止としたり球払出許可としたりする払出モータまたは電磁ソレノイドと、払出体収納部よりも下流側に設けられかつ球払出体より解放されて自重落下する球を1個ずつ検出する毎に球検出信号を出力しかつ検出した球を下方に通過させる球検出器と、球検出器よりも下流側に設けられた開閉体ケースと、球検出器から下方に通過した球を開閉体ケースの内部に取り入れるように開閉体ケースに設けられた球取入口部と、開閉体ケースの内部から開閉体ケースの下方に球を排出する球払出通路と、球通路による球を上方から下方に誘導する方向と交差する方向に回転するように開閉体ケースの内部に回転可能に装着された通路開閉体と、球取入口部から開閉体ケースの内部に取り入れられた球を球払出通路に案内するように通路開閉体に設けられた球払出用孔と、通路開閉体に対するアクチュエータとを備え、アクチュエータは、球払出体に対する球払出阻止中は球払出用孔を球払出通路から横方向に位置をずらして開閉体ケースで閉鎖されるように通路開閉体を回転して停止し、球払出体に対する球払出許可中は開閉体ケースで閉鎖された位置から球払出用孔を球払出通路に繋がるように通路開閉体を回転して停止することを最も主要な特徴とする。これによって、本発明に係る遊技設備の球払出装置によれば、球払出阻止中は通路開閉体が球検出器よりも下流側の球通路を閉じているので、不正操作部材が遊技設備の前側より球検出器側に挿入されることを通路開閉体が阻止し、遊技者による球払出に対する不正行為を防止することができ、球払出許可中は通路開閉体が球検出器よりも下流側の球通路を開いて、球検出器を通過した球を正常に払出すことができる。本発明に係る遊技設備の球払出装置において、開閉体ケースが開閉体ケースの内部から開閉体ケースの下方に球を排出する球抜通路を備え、通路開閉体が球取入口部から開閉体ケースの内部に取り入れられた球を球抜通路に案内するように設けられた球抜用孔を備え、球払出体に対する球払出阻止中において、アクチュエータによって通路開閉体が球払出用孔を球払出通路から横方向に位置をずらして開閉体ケースで閉鎖されるように回転して停止すると、通路開閉体の球抜用孔と開閉体ケースの球抜通路とが互いに繋がるようにすれば、球払出阻止中は通路開閉体が球払出通路を閉鎖すると共に球抜通路を開放し、球払出許可中は通路開閉体が球払出通路を開放すると共に球抜通路を閉鎖するので、球払出阻止中に払出された球を遊技者側に供給することなく遊技店側に回収することができる
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は第1実施形態であって、図1は球計数装置11を含む球払出装置1の主要構造部を模式的に示し、図2は球払出装置1を側面的に示し、図3は通路開閉体12を上面より示し、図4は図3をB−B線に沿い切断した断面を示し、図5は図1をA−A線に沿い切断した開閉体ケース14の断面を示し、図6は球払出阻止中における通路開閉体12と開閉体ケース14との関係を示し、図7は球払出許可中における通路開閉体12と開閉体ケース14との関係を示し、図8は球払出制御系統を示す。
【0007】
図1を参照し、球払出装置1の主要構造部について説明する。球通路2は装置基体3に固定された通路ケース4によって球5を一列状に流下させるように囲み形成されていて多数の球5を一列のような整列状態で上方より下方に蛇行しながら誘導する形態であって、中間部より一側方に膨出する払出体収納部6を備え、払出体収納部6にスプロケットタイプの球払出体7を回転可能に備える。球払出体7は払出体収納部6に脱落防止状態で両支持された払出体軸8を中心として回転する周縁部に半円弧に形成された複数の凹部9を等間隔に備えていて、球通路2より数珠つなぎに流下する上方の球5と下方の球5とを凹部9に取込むことで互いに接触しないように切分けて球検出器10の方向に放出する部材である。球計数装置11の主要素である球検出器10は払出体収納部6よりも下流側における通路ケース4の内部に取付けられた光通過形のような検出器により形成されていて、球払出体7より解放されて球検出器10の検出用孔13を自重落下する球5を1個ずつ検出する毎に球計数信号としての球検出信号を出力する。
【0008】
通路開閉体12は装置基体3に固定された開閉体ケース14の内部に回転可能に装着されていて、球抜用孔15及び球払出用孔16を備える。開閉体ケース14は球取入口部17と球抜通路18及び球払出通路19を備える。球取入口部17及び球抜通路18は通路開閉体12の球抜用孔15を介して球検出器10よりも下流側の球通路2に連なり、球取入口部17及び球払出通路19は通路開閉体12の球払出用孔16介して球検出器10よりも下流側の球通路2に連なることは可能になっているが、通路開閉体12が回転して図1に示すように停止したことで、球取入口部17と球抜用孔15及び球抜通路18が互いに連なった場合には球払出通路19及び球払出用孔16が球取入口部17と遮断される。これとは逆に、通路開閉体12が図1に示す位置から一方向に所定角度だけ回転して停止したことで、球取入口部17と球払出通路19及び球払出用孔16が互いに連なった場合には球抜用孔15及び球抜通路18が球取入口部17と遮断される。球抜通路18は球をパチンコ店側に回収するための球通路であり、球払出通路19は球を図8に示すパチンコ機35の前側に設けられた上皿装置等のような球受部品に供給する球通路である。
【0009】
図2を参照し、球払出装置1の構造について説明する。図2では断面個所の関係から通路開閉体12における球払出用孔16の図示が省略されている。球払出体7と一緒に回転する払出体軸8の通路ケース4より外側に突出する一端部はアクチュエータたる払出モータ21のモータ軸22に歯車列を介して連結される。この歯車列は払出体軸8に一緒に回転するように固定された歯車24とモータ軸22に一緒に回転するように固定された歯車25とを互いに噛合せたことにより構成される。通路開閉体12に一緒に回転するように固定された開閉体軸26は開閉体ケース14の上部に回転可能に支持される。開閉体軸26の開閉体ケース14より上部に突出した一端部はアクチュエータたる開閉モータ27のモータ軸28に歯車列を介して連結される。この歯車列は開閉体軸26に一緒に回転するように固定された歯車30とモータ軸28に一緒に回転するように固定された歯車31とを互いに噛合せたことにより構成される。払出モータ21は通路ケース4又は装置基体3に固定され、開閉モータ27は開閉体ケース14又は装置基体3に固定される。
【0010】
図3を参照し、通路開閉体12について説明する。通路開閉体12は開閉体軸26を中心とする円盤状であって、周縁部に球抜用孔15及び球払出用孔16を備える。球抜用孔15は通路開閉体12の上下方向に貫通しかつ通路開閉体12の周縁部より内側に窪む1個のが通過可能な溝になっている。球払出用孔16は周縁部が縁取りされた弧状であって、図4にも示すように、球抜用孔15側から他方に向けて1個の球5が自然流下可能な底面を有し、他端部に1個の球5が通過可能な上下方向への貫通孔32を備える。
【0011】
図5を参照し、開閉体ケース14について説明する。図5では断面個所の関係から球取入口部17の図示が省略されている。開閉体ケース14は開閉体軸26と対応する部分の周囲に球抜通路18及び球払出通路19を備える。球抜通路18及び球払出通路19それぞれは1個の球5が通過可能な上下方向への貫通孔であって、上端が開閉体収納部に個別に連なり、下端が開閉体ケース14の下端で外側に個別に連なる。
【0012】
図6を参照し、球払出阻止中における通路開閉体12と開閉体ケース14との関係について説明する。球通路2(図1参照)の下流端に配置された検出用孔13が球抜通路18の真上に位置し、通路開閉体12が開閉体軸26を中心として図7より矢印X2方向に所定角度だけ回転して停止し、球抜用孔15が検出用孔13及び球抜通路18と同軸上に配置され、球払出用孔16の有底端部が球払出通路19を閉鎖し、球払出用孔16の貫通孔32が開閉体ケース14で閉鎖された状態である。
【0013】
図7を参照し、球払出許可中における通路開閉体12と開閉体ケース14との関係について説明する。検出用孔13が球抜通路18の真上に位置し、通路開閉体12が開閉体軸26を中心として図6より矢印X1方向に所定角度だけ回転して停止し、球払出用孔16の有底端部が検出用孔13及び球抜通路18と同軸上に配置され、球払出用孔16の貫通孔32が球払出通路19と同軸上に配置され、球抜用孔15が開閉体ケース14で閉鎖された状態である。
【0014】
図8を参照し、球払出制御系統について説明する。球払出装置1を備えたパチンコ機35が設置される島設備36の球補給装置37から球5が島設備側球計数装置38を経由してパチンコ機35の球払出装置1に供給される。その状態においては、球払出体7が払出モータ21で強制的に停止されていて上記供給された球5を球通路2に突出した球払出体7と通路ケース4との共働により球通路2内に留置く。この球5を球通路2内に留置く状態が球払出体7における球払出阻止の形態である。この球払出体7が球払出阻止中は通路開閉体12が開閉体ケース14に対し図6に示す状態に保持され、通路開閉体12が球検出器10よりも下流側の球通路2を開閉体ケース14の球払出通路19から遮断するように閉鎖する。
【0015】
そして、パチンコ機35における遊技進行に伴い、パチンコ機35に設けられた入賞センサ41がパチンコ機35での入賞球を検出した信号をCPUやROM及びRAM等からなるコンピュータを備えた主制御装置42に入力されると、主制御装置42が入賞センサ41に対応して設定された賞球払出数と賞球払出許可とを含むコマンドを球払出制御装置43に一方向に出力する。このコマンドを受信した球払出制御装置43は当該コマンドにより正常賞球払出動作であると判定して球払出開始信号を開閉モータ27及び払出モータ21に出力する。
【0016】
その結果、開閉モータ27が一方向に回転駆動して通路開閉体12を開閉体ケース14に対し図7に示す状態に保持し、払出モータ21を一方向に回転駆動する。この払出モータ21の駆動によって、球払出体7が球払出許可の形態となる。この結果、球払出体7が球払出許可中は通路開閉体12が開閉体ケース14に対し図7に示す状態に保持されて球検出器10よりも下流側の球通路2を開閉体ケース14の球払出通路19に繋げるように開放する。この球払出体7の球払出許可中は通路開閉体12が球5の重さを受けつつ回転駆動し、球5が賞球又は貸球として球通路2を流下する。この球払出体7より解放されて自重落下する球5は1個ずつ球検出器10で検出されて球通路2より球払出用孔16を経由して球払出通路19に払出される。球検出器10は球5を検出する毎に球検出信号を制御装置に出力する。
【0017】
そして、球払出制御装置43は球検出信号を計数した検出球払出数が球払出開始信号と対応する設定球払出数になると球払出停止信号を開閉モータ27及び払出モータ21に出力する。これによって、払出モータ21が停止した後に、開閉モータ27が上記とは逆方向に回転駆動して通路開閉体12を開閉体ケース14に対し図6に示す状態に保持して停止する。これによって、球払出体7が停止し、球5が球払出体7により上流側の球通路2内に留置かれた球払出阻止の形態となる。
【0018】
この球払出体7による球払出阻止中においては主制御装置42から球払出制御装置43への設定賞球払出数と賞球払出許可とを含むコマンドの一方向通信が中止されている。その状態において、球検出器10から球検出信号が球払出制御装置43に入力した場合は、球払出制御装置43が主制御装置42からの賞球払出許可が無いのに球検出信号が入力されたことから異常賞球払出動作であると判定して球払出異常信号を出力する。この球払出制御装置43から出力された球払出異常信号によりパチンコ機35の遊技者側である前側に設けられた表示灯やパチンコ機35に設けられたスピーカ或いはパチンコ機35に専用に設けられた異常報知器更には島設備36設備に設けられた表示灯やスピーカ或いは異常報知器等を作動させて球払出の異常を報知すれば、計数装置の異常動作を遊技者及び店員に適切に告げることができる。
【0019】
この球払出体7による球払出阻止中は通路開閉体12が図6に示すように球検出器10よりも下流側の球通路2を開閉体ケース14の球抜通路18に繋ぎ球払出通路19とは遮断するように閉鎖しているので、遊技者がピアノ線のような不正操作体を上皿装置の球流入口より挿入して球検出器10を不正にオン動作させるような不正行為を行ったとしても、当該不正操作部材は上皿装置の球流入口より図1の球払出通路19を経由して通路開閉体12の球払出用孔16に到達するだけであって通路開閉体12と開閉体ケース14とでそれ以上奥に行くことを阻止される。これによって、不正操作部材は開閉体ケース14の球取入口部17や球検出器10の検出用孔13に進入することができず、遊技者による球払出に対する不正行為を防止することができる。
【0020】
図9及び図10は第2実施形態であって、図9は通路開閉体12を上面より示し、図10はA−A線断面に相当する開閉体ケース14の断面を示す。図9において、通路開閉体12は元々の球払出用孔16に加えてもう1つの球払出用孔45を球抜用孔15よりも反対側に位置するように周縁部に備える。この追加された球払出用孔45は球抜用孔15を挟んで元々の球払出用孔16と対称形となった周縁部が縁取りされた弧状であって、球抜用孔15側から他方に向けて1個の球5が自然流下可能な底面を有し、他端部に1個の球5が通過可能な上下方向への貫通孔46を備える。図10において、開閉体ケース14は元々の球払出通路19に加えてもう1つの球払出通路47を球抜通路18よりも反対側に位置するように開閉体軸26と対応する部分の周囲に備える。
【0021】
そして、図9に示す通路開閉体12を図10に示す開閉体ケース14に開閉体軸26を中心として回転し得るように組合わせると共に、通路開閉体12の球抜用孔15と開閉体ケース14の球抜通路18とが合った状態において、通路開閉体12が図2に示す開閉モータ27より図9に示す矢印X3方向に所定角度回転駆動して停止することにより、元々の球払出用孔16が図1の球検出器10よりも下流側の球通路2と開閉体ケース14の球抜通路18とが繋がり、通路開閉体12が開閉モータ27より図9に示す矢印X4方向に所定角度回転駆動して停止することにより、追加の球払出用孔45が球通路2と開閉体ケース14の球抜通路18とが繋がる。
【0022】
図9の通路開閉体12が複数の球払出用孔16;45を有し、図10の開閉体ケース14が複数の球払出通路19;47を有する第2実施形態によれば、球計数装置11を備えた球払出装置1を図8に示す1台のパチンコ機35に複数設ける場合において、図8に示す払出モータ21及び開閉モータ27の回転方向を制御することにより、各球払出装置1に1個の通路開閉体12及び1個の開閉体ケース14を共通に使用することができる。このように1個の通路開閉体12及び1個の開閉体ケース14を複数の球払出装置1に共通使用した場合、一方の球払出装置1の球払出通路19から上皿装置の球流入口に球が払出される位置と他方の球払出装置1の球払出通路47から上皿装置の球流入口に球が払出される位置とが異なることになり、それらの異なる位置を遊技者が視認することで、賞球による球払出か、貸球による球払出かを遊技者に適切に確認させることができる。
【0023】
図11は第3実施形態の球払出装置1を正面より示し、球払出体7を電磁ソレノイド51で球払出阻止としたり球払出許可としたりするものである。電磁ソレノイド51に連結体52や駆動レバー53及び爪ばね54等を介して連結された爪55が球払出体7に一緒に回転し得るように設けられた爪車56に係合して球払出体7を停止する。これによって、球5を球通路2に突出した球払出体7と球通路2に設けられた段差部57との共働により球通路2内に留置く。その状態において、電磁ソレノイド51が図8の球払出制御装置43からの球払出開始信号により励磁されてプランジャ58を吸引し、駆動レバー53が支点53aを中心として動作し、爪55が爪ばね54のばね力で駆動レバー53と一緒に動き、爪55と爪車56との係合が解除されることにより、球払出許可の形態となる。そして、球払出体7より解放されて自重落下する球5は球検出器10で検出された後通路開閉体12を経由して払出される。その後、球払出制御装置43が球払出停止信号を電磁ソレノイド51に出力し、電磁ソレノイド51が上記球払出制御装置43からの球払出停止信号により消磁され、復帰ばね59によりプランジャ58が下方に突出し、爪55が爪ばね54のばね力で駆動レバー53と一緒に動き、爪55が爪車56に係合する。この時、爪55が爪ばね54の撓みにより駆動レバー53と別の動きをすることで、爪車56に係合する際の爪55のバックラッシュが吸収され、爪55が爪車56の所定位置に適切に係合する。これによって、球払出体7が停止し、球5が球払出体7で球通路2内に留置かれた球払出阻止の形態となる。
【0024】
各実施形態では通路ケース4と開閉体ケース14と単一体として形成しても良く、通路ケース4の装置基体側壁や開閉体ケース14の装置基体側壁を装置基体3で形成しても良い。球計数装置11は島側球計数装置38としても適用できる。遊技媒体にパチンコ機に使用する球を利用するスロットマシンにも適用できるが、この場合には入賞センサ41の球検出信号を当り遊技信号と読替えれば良いことは明らかである。球払出体7は直進運動や揺動運動で球払出阻止と球払出許可を行なう構造でも良い。通路開閉体12より球抜用孔15及び球払出用孔を除去し、球検出器10よりも下流側における球通路2に球抜通路18及び球払出通路19を二股状に接続し、球抜通路18と球払出通路19との分岐部分に通路開閉体12を設け、球払出阻止中は通路開閉体12が球払出通路19を閉鎖すると共に球抜通路18を開放し、球払出許可中は通路開閉体12が球払出通路19を開放すると共に球抜通路18を閉鎖する構造でも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形に係る球払出装置の主要構造部を示す模式図。
【図2】 第1実施形態の球払出装置を示す側面的な断面図。
【図3】 第1実施形態の通路開閉体の平面図。
【図4】 第1実施形態の図3のB−B線断面図。
【図5】 第1実施形態の図1のA−A線断面図。
【図6】 第1実施形態の球払出阻止中を示す作用説明図。
【図7】 第1実施形態の球払出許可中を示す作用説明図。
【図8】 第1実施形態の球払出制御系統を示す模式図。
【図9】 第2実施形態の通路開閉体を示す平面図。
【図10】 第2実施形態のA−A線断面に相当する断面図。
【図11】 第3実施形態の球払出装置を示す正面図。
【図12】 従来例を示す模式図。
【符号の説明】
2 球通路
5 球
10 球検出器
12 通路開閉体
15 球抜用孔
16 球払出用孔
18 球抜通路
27 開閉モータ(アクチュエータ)

Claims (2)

  1. 多数の球を一列の整列状態で上方より下方に誘導する球通路と、球通路の中間部から一側方に膨出する払出体収納部と、払出体収納部に回転可能に収容されかつ球通路より数珠つなぎに流下する上方の球と下方の球とを周縁部に半円弧に形成された複数の凹部に取込むことによって互いに接触しないように切分けて上方から下方に放出する球払出体と、球払出体を球払出阻止としたり球払出許可としたりする払出モータまたは電磁ソレノイドと、払出体収納部よりも下流側に設けられかつ球払出体より解放されて自重落下する球を1個ずつ検出する毎に球検出信号を出力しかつ検出した球を下方に通過させる球検出器と、球検出器よりも下流側に設けられた開閉体ケースと、球検出器から下方に通過した球を開閉体ケースの内部に取り入れるように開閉体ケースに設けられた球取入口部と、開閉体ケースの内部から開閉体ケースの下方に球を排出する球払出通路と、球通路による球を上方から下方に誘導する方向と交差する方向に回転するように開閉体ケースの内部に回転可能に装着された通路開閉体と、球取入口部から開閉体ケースの内部に取り入れられた球を球払出通路に案内するように通路開閉体に設けられた球払出用孔と、通路開閉体に対するアクチュエータとを備え、アクチュエータは、球払出体に対する球払出阻止中は球払出用孔を球払出通路から横方向に位置をずらして開閉体ケースで閉鎖されるように通路開閉体を回転して停止し、球払出体に対する球払出許可中は開閉体ケースで閉鎖された位置から球払出用孔を球払出通路に繋がるように通路開閉体を回転して停止することを特徴とする遊技設備の球払出装置。
  2. 開閉体ケースが開閉体ケースの内部から開閉体ケースの下方に球を排出する球抜通路を備え、通路開閉体が球取入口部から開閉体ケースの内部に取り入れられた球を球抜通路に案内するように設けられた球抜用孔を備え、球払出体に対する球払出阻止中において、アクチュエータによって通路開閉体が球払出用孔を球払出通路から横方向に位置をずらして開閉体ケースで閉鎖されるように回転して停止すると、通路開閉体の球抜用孔と開閉体ケースの球抜通路とが互いに繋がることを特徴とする請求項1記載の遊技設備の球払出装置。
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