JP4322251B2 - 災害システムセンタ - Google Patents
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Description
近年、通信技術の高度な発展に伴い、移動通信網及び固定通信網に限らず通信手段は、高速化及びマルチメディア化され、情報交換の手段として益々重要になって来ている。この通信手段においては、広範囲に渡る地震や火災等の大規模災害が発生した場合、被災エリアと被災エリア周辺との間の呼やデータ通信の増加に起因する交換網の輻輳により、呼が掛かり難くなり、災害情報・被災情報などの重要なデータが、遅延或いは廃棄される可能性がある。したがって、このような輻輳、廃棄等に対する対策が重要である。
(1)大災害が発生し、被災エリア外の人が被災エリア内の人に対しての安否確認通話や、救助が必要なために被災者が救援を求める救援要請通話等のために瞬時に通信回線の輻輳が発生した場合、通信管理センタのオペレータが輻輳発生状況を監視し、輻輳時に通信回線の規制を発動するものがある。
(3)全地球即位システム(GPS)機能付き携帯端末(携帯電話)の携帯アプリケーションを利用して災害情報を取得する災害システム制御装置が研究・開発されており、この災害システム制御装置は、自治体職員が予め携帯端末に災害状況の入力用ソフトをダウンロードしておき、災害時に自治体職員等が災害エリアに出向いて災害状況を携帯端末に入力して災害情報を収集するシステムである。
(5)通信端末交換設備が、基地局の領域内の携帯端末と、基地局を経由して通信を行い、携帯端末の加入者情報を管理し、センタ設備が、携帯端末と、基地局及び通信端末交換設備を経由して通信を行い、携帯端末により発信した情報を基地局の領域内の発信情報として登録する。また、携帯端末によりセンタ設備に登録されている基地局の領域内の発信情報を検索し受信する。
災害システム制御装置(1)における通信回線の規制は、緊急の有無に関わらず全ての呼が規制対象となる。災害状況把握したい人が情報を多くの集める場合、携帯端末による通信方法が有効的であり試みるが、通信回線規制状況下では、破棄や遅延等が生じ、情報収集に困難が予想される。
災害システム制御装置(2)においては、安否確認手段の災害用伝言ダイヤルでは、被災者が伝言を残すまではその機能を果たす事はできない。また、災害用伝言ダイヤルでは、数秒の録音時間が限られるため、被災者が重症/軽傷等の詳細な状況を認識するような情報入力は非常に困難である。
災害システム制御装置(4)における呼規制は、「通常モード」及び「被災モード」の2種類あり、災害発生時には、「被災者モード」の携帯端末のみの呼を送受信することが可能であり、「通常モード」又は災害システム対象外、すなわち、災害通報手段を備えていない携帯端末は送受信できない。また、予め携帯端末の災害コード記録部に記録されたデータ(災害情報)しか、情報収集・処理手段に通報できない。また、災害システム制御装置(4)に対応するためには、携帯端末は、記憶部と災害コード記憶部を備えていなければならない。
信を行う災害用アプリケーションを搭載している端末の識別子を予め保持している事前登
録情報データベースと、該端末の位置情報に基づき、災害発生エリア内の端末を決定する災
害システム主制御部と、該災害用アプリケーションを搭載していない該災害発生エリア内
の端末に、該災害用アプリケーションのダウンロードを依頼するダウンロード依頼要求を出力し、以て該端末に対する該ダウンロードを可能にする緊急通知処理部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明では、上記の本発明において、該緊急通知処理部が、該災害発生エリア内の端末に、強制的に該災害用アプリケーションをダウンロードすることができる。
さらに、本発明では、上記の本発明において、該緊急通知処理部が、該災害発生エリア内の端末が搭載する該災害用アプリケーションを起動することを要求する災害用アプリケーション起動要求を出力することができる。
害用アプリケーションを起動することができる。
また、災害発生時に災害用アプリケーション起動要求を受信する送受信部と、該送受信部が該起動要求を受信したとき起動する、災害被災状況情報を送受信する災害用アプリケーションとを備えてもよい。
これにより、災害発生時における災害被災状況情報を、災害監視者(災害システムセンタ)と災害発生エリア内の被災者との間で迅速に送受信することが可能になる。なお、端末としては、固定端末、携帯端末、又は移動機等が挙げられる。
況をより詳細に伝送することが可能になる。
さらに、該災害用アプリケーション起動要求に緊急コードが含まれるときのみ、該災害用アプリケーションは、起動することができる。
これにより、悪意の起動要求で災害用アプリケーションを起動することを防ぐことが可
能になる。
すなわち、端末が災害用アプリケーションを搭載していない場合、送受信部が、ダウン
ロード依頼要求を受信したとき、アプリケーション管理部は、災害用アプリケーションを
ダウンロードする。これにより、端末は、災害発生時に、災害用アプリケーションを用い
た災害状況の送受信を行うことが可能になる。
これにより、悪意のダウンロード依頼要求で災害用アプリケーションをダウンロードす
ることを防ぐことが可能になる。
図1は、本発明に係る災害システムセンタを含む災害システム制御装置100の実施例を示している。この災害システム制御装置100は、災害システムセンタ(Disaster System:以後、DSと略称することがある。)40、ホームロケーションレジスタ(Home Location Register:以下、HLRと略称することがある。)50、メールサーバ60、コアネットワーク(Core Network)300、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:以後、RANと略称することがある。)200、移動機(Mobile Station、又はUser Equipment、以下、UEと略称することがある。)10_1〜10_n(以下、符号10で総称することがある。)で構成されている。
図2は、図1に示した無線アクセスネットワーク200をより詳細に示しており、このネットワーク200は、RNC30_1と、このRNC30_1に接続されたノードB20_1〜20_5とで構成されている。
セル20c_1_1〜20c_1_3、20c_2〜20c_5のエリア内には、それぞれ、UE10_1、UE10_2〜10_7、UE10_8〜10_10、UE10_11〜10_15、UE10_16〜10_18、UE10_19、及びUE10_20〜10_22が在圏している。
(1)災害用帯域規制及び帯域変更の発動、(2)災害エリア在圏全移動機への緊急通知処理、(3)各移動機における災害被災状況情報取得処理、(4)災害被災状況情報データベースの分析処理、及び(5)災害用帯域の補正
<全体処理フロー>
図3は、災害システム制御装置100の全体処理フロー例(1)を示している。このフロー例(1)では、大規模災害400(図2参照。)が、セル20c_1_1〜20c_1_3,20c_2,20c_3のエリア内で発生した場合を示している。この全体処理フロー例(1)を、以下に説明する。
ステップS110,S120(災害用帯域規制及び帯域変更):災害システムセンタ40において、オペレータは、災害システム制御装置100の動作を開始(発動)させる。すなわち、オペレータは、大規模災害400が発生したエリア(図2参照。)のRNC30_1及びノードB20_1〜20_3を指定し、これらのRNC30_1及びノードB20_1〜20_3において、音声呼(CS呼)よりデータ通信用のパケット呼(PS呼)を優先する災害用帯域制御を開始させる。
ステップS130(災害エリア内の全移動機への緊急通知処理):災害システムセンタ40は、大規模災害400が発生したエリアのノードB20_1〜20_3のセル20c_1_1〜20c_1_3,20c_2,20c_3に在圏する全UE10_1〜10_18に大規模災害400の発生を緊急通知する。この緊急通知は、各UE10の加入者が、自分自身の被災状況情報等を災害システムセンタ40に送付するためのトリガーとして使用される。
すなわち、各UE10は、予めダウンロードされていた災害用アプリケーション11を保持しており、この災害用アプリケーション11は、受信した緊急通知によって起動する。各移動機10の加入者は、災害用アプリケーション11からの質問に回答し、この回答内容(災害被災状況情報等)は、災害システムセンタ(DS)40に送信される。
ステップS160(災害用帯域の補正):災害被災状況情報データベースの分析結果、例えば、被災対象ノードB20の被災加入者数に応じて、災害用PS呼帯域を補正する。すなわち、被災加入者が多い場合、災害用PS呼帯域を多く確保し、被災加入者が少ない場合、災害用PS呼帯域を縮小する。
図4は、図3と同様に、災害システム制御装置100の全体動作フロー例(2)を示しており、このフロー例(2)では、特に、在圏全UE10への緊急通知処理例をより詳細に示している。この緊急通知処理例では、特に、メール機能を用いて緊急通知を行う。この動作フロー例(2)を以下に説明する。
ステップS230(緊急通知処理):図3のステップS130(緊急通知処理)と同様であるが、このステップS230では、メール機能を用いて緊急通知を行う。
ステップS231:災害システムセンタ40において、オペレータは、大規模災害400の被害が予想されるエリアのRNC30及びノードB20を指定し、HLR50より、在圏の全加入者番号を取得する。
ステップS233:災害システムセンタ40は、全メールアドレスに対して緊急通知用メール706を発信する。
ステップS240〜S250:図3のステップS140〜S150と同様である。
<全体構成の具体例>
図5は、災害システム制御装置100の実施例を示している。災害システム制御装置100は、図1で示したように、UE10、ノードB20(図示せず。)、RNC30、災害システムセンタ40、HLR50、及びメールサーバ(Mail server)60を備えている。
RNC30は、帯域制御部31を備え、この帯域制御部31は、IUB制御部32及びIUPS制御部33を含んでいる。災害システムセンタ40は、災害帯域制御部41、緊急通知処理部42、アプリケーション対応部43、災害状況データベース情報部44、及び情報取得部45を備えている。
次に、上記の(1)UE10、(2)RNC30、(3)災害システムセンタ40、(4)HLR50、及び(5)メールサーバ60の各機能部の動作を以下に説明する。
(1)UE10内の災害用アプリケーション11
災害情報送受信機能12は、DS-UE間で災害被災状況情報の送受信を行い、質問データ表示機能13は、質問データの表示を行う。被災情報データ編集機能14は、入力された被災状況等のデータを編集し、災害情報表示機能15は、災害情報の表示を行う。アプリケーション管理コンポーネント16は、アプリケーションを管理する。
帯域制御部31は、該当ノードB20に関して災害用帯域制御を行う。IUB制御部32は、Iub災害用帯域制御を行い、IUPS制御部33は、Iu-PS災害用帯域制御を行う。
(3)災害システムセンタ(DS)40
(3a)災害帯域制御部41は、RNC30の帯域制御部31の災害用帯域制御の起動、補正、及び解除等を行う。
(3c)アプリケーション対応部43
質問内容ファイル43aは、被災者に対する質問内容を格納しているファイルである。質問データ編集部43bは、ユーザに対する質問データを編集・送信する。被災情報データ編集部43cは、ユーザから送付されて来た災害被災状況情報を編集し、データベースへ反映する。災害情報データ編集部43dは、ユーザに対する災害被災状況情報データを編集・送信する。
災害システム主制御部44aは、各機能ブロックの中継制御を行う。データベース情報部44bは、オペレータ又はユーザからの災害被災状況情報をデータベース化する。データベース分析部44cは、オペレータ又はユーザからの災害被災状況情報の分析を行う。災害被災状況情報データベース44dは、データベース44e,44f, 44gを解析した結果を保持するデータベースである。事前登録情報データベース44eは、加入者が事前に登録したデータベースである。送信情報データベース44fは、端末10に送信する情報を保持するデータベースであり、応答情報データベース44gは、端末10が、災害システムセンタ40に応答した情報を保持するデータベースである。
加入者番号取得部45aは、入力RNC識別子/ノードBより、在圏全加入者番号を取得する。なお、ノードB20は、複数指定することが可能である。加入者メールアドレス取得部45bは、入力加入者番号より、加入者メールアドレスを取得する。
(4)HLR50
在圏加入者番号取得部51は、入力RNC識別子/ノードB(複数指定可)より、そのエリア内の全加入者番号を検索し取得する。
加入者メールアドレス取得部61は、入力加入者番号より、加入者メールアドレスを取得する。
図6に示すように、移動機10が、さらに、アプリケーション管理コンポーネント16、K仮想マシーン(KVM)17、ネイティブアプリケーションインタフェース18、及びオペレーティングシステム19を備えている。K仮想マシーン(KVM)17は、各種アプリケーションライブラリ17a及びCLDCクラスライブラリ17bを含んでいる。
図7及び図8は、図3に示した災害システム制御装置100の全体処理フロー例をより詳細に示した動作手順例である。この動作手順例を、まず、図7及び図2を参照して以下に説明する。
災害用帯域規制及び帯域変更
ステップT100:大規模災害400(図2参照)が発生し、災害システム制御装置100が発動される。
緊急通知処理
ステップT130:さらに、オペレータは、RNC30の識別子及びノードBの番号を含んだ在圏全加入者番号要求702を、TCP/IPプロトコルでHLR50に与えて、ノードBの番号のノードBのエリア内の全加入者番号を問い合わせる。
ステップT160:災害システムセンタ40は、受信した在圏全加入者番号を含んだ加入者メールアドレス要求704を、TCP/IPプロトコルでメールサーバ60に送信する。
ステップT190,T200_1〜T200_n(以下、符号T200で総称することがある。):災害システムセンタ40は、オペレータからの災害状況情報等に基づき編集した緊急通知用/起動用メール706_1〜706_n(以下、符号706で総称することがある。)を在圏全加入者メードアドレス宛に送付する。
ステップT210,T220_1〜T220_n(以下、符号T220で総称することがある。):この緊急通知用メール/災害用アプリケーション起動用メール706には、各移動機10に搭載されている災害用アプリケーション11を起動用情報706g(後述する図15参照)が含まれている。この起動用情報706gに基づき、各移動機10の災害用アプリケーション11が、加入者に対する質問を表示し、その応答(災害被災状況情報応答)707を、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)プロトコルで災害システムセンタ40に送信する。
ステップT230,T240:災害システムセンタ40において、データベース分析部44c(図5参照。)は、災害被災状況情報応答707に含まれる災害被災状況情報を応答情報データベース44gに格納し、このデータベース44gに基づき災害被災状況情報を分析する。データベース分析部44cは、例えば、被災対象ノードB20_1〜20_3の被災加入者数を決定する。
ステップT240,T250:災害システムセンタ40は、決定した被災加入者数とノードB20とを対応付けたノードB番号/被災加入者数を含む帯域補正制御指示708を、TCP/IPプロトコルでノードB20_1〜20_3を収容するRNC30_1(図2参照。)に送る。
ステップT260:RNC30_1は、指定されたノードB20_1〜20_3について、ステップT120で行われた災害用帯域規制及び帯域変更の補正を行う。
ステップT271:災害システムセンタ40と移動機10の災害用アプリケーション11との間で災害被災状況情報の送受信を行う。
ステップT272:この災害被災状況情報に基づきRNC30_1の災害用帯域制御の補正を行う。
ステップT300:RNC30は、指定されたノードB20_1〜20_3の災害用帯域制御の解除を行う。
これにより、災害発生時に、他の帯域よりPS呼帯域を優先し、輻輳状態を緩和すること、災害発生エリア内の加入者に緊急通知を行うこと、及び災害発生エリア内の加入者から災害被災状況情報を取得することが可能になる。
<RNCの処理フロー>
図9は、RNC30の帯域制御部31(図5参照。)における災害用帯域確保処理例を示しており、この災害用帯域確保処理例には、(1)図7のステップT120に示した災害用帯域規制及び帯域変更処理と、(2)図8のステップT260に示した災害用帯域の補正処理とが含まれている。この処理の詳細を以下に説明する。
災害発生指示701は、災害400が発生したエリア(セル)を対象とするノードB番号及びセル番号nリスト形式で指定した信号であり、帯域補正制御指示708は、ノード番号及び被災加入者数をリスト形式で指定した信号である。
ステップS320,S330:帯域制御部31のIUB制御部32及びIUPS制御部33(図5参照。)は、それぞれ災害用Iub帯域制御処理及び災害用Iu-PS帯域制御処理を実行する。
これにより、災害400の発生時、RNC30が、災害エリアのノードB20とRNC30との間(インタフェースIub)、及びRNC30とCN300との間(インタフェースIu)の帯域制御することが可能になる。すなわち、RNC30が、災害用サービスの帯域割付を適用し、既存のサービス帯域割付を削減する。
RNC30には、予め、通常状態のサービス種別毎の帯域割付けと、災害状態に特定のサービス種別(PS呼)に多くの帯域を割り付けるQoS表が設定されている。
図11は、このQoS表を示しており、各インタフェースIub(図1参照。)における帯域制御を示している。同図(1)は、通常状態における帯域制御を示しており、全帯域500には、サービス種別毎の帯域、すなわち、局間制御帯域501、音声呼(AMR)用帯域502、TV電話(UDI)用帯域503、…等が、割り付けられている。PS用帯域510は、特に帯域を確保せず空いているクラスの帯域510を使用する(同図(1)のステップT901参照。)。
残帯域情報は、RNC30のQoS情報で採り得る可能帯域を定義されている。
すなわち、QoS情報を変更することで災害時に必要なサービス帯域を高く設定し、他のサービス帯域を低く設定するサービス種別単位での帯域制御を実施する。
災害時には、安否問合せによる音声呼の割合が増加する。音声の1呼に要する帯域は大きいため、帯域有効利用するためCS呼の帯域割付を少なく、パケット呼の帯域割付を多くする。
ステップS322a(災害用帯域規制及び帯域変更):最初の帯域変更発動のときは、IUB制御部32は、ノードB毎に予め設定されたデフォルト値の災害用QoS表に切替、このQoS表に基づき帯域制御を行う。
ステップS322b(災害用帯域の補正):IUB制御部32は、災害システムセンタ40から、例えば周期的に与えられた特定したノードB20に収容されているセル20c内の被災加入者数に基づき確保する災害用PS呼帯域の計算を行う。すなわち、IUB制御部32は、被災加入者が多い場合、災害用PS帯域をデフォルト値より大きい値の帯域を確保し、被災加入者数が少ない場合、災害用PS帯域をデフォルト値より小さい値の帯域を確保する。これにより、災害規模に応じた災害用PS帯域を確保することが可能となる。
ステップS323,S324:IUB制御部32は、現在の残帯域をチェックし、残帯域で災害用PS呼帯域(デフォルト値又は計算値=3.84Mbps)の確保が可能か否かを判定し、確保可能である場合、ステップS327に進み、確保できない場合、次のステップS325に進む。
ステップS326:さらに、IUB制御部32は、災害用PS呼帯域(デフォルト値又は計算値=3.84Mbps)の確保が不可能である場合、既設呼を開放する制御処理S326a又は326bを実行する。
ステップS326b:IUB制御部32は、既設呼の切断を監視し、切断された時点で開放された帯域を災害用PS呼帯域に加算して、運用中の帯域割付変更の処理S326b1又はS326b2を実施する。
ステップS326b1:IUB制御部32は、各既設呼が切断される毎に、運用中の帯域割付を変更する。
ステップS326b2:IUB制御部32は、既設呼が切断されて開放された帯域が集まって一定値の帯域になった時点で、運用中の帯域割付を変更する。
図12は、図9に示した災害用Iu-PS帯域制御処理S330をより詳細に示している。この処理S330を以下に説明する。
なお、災害用Iub帯域制御処理S320が、ノードB20との間のインタフェースIub毎に帯域制御するのと異なり、災害用Iu-PS帯域制御処理S330は、コアネットワーク300との間のインタフェースIu-PS帯域制御をするので、RNC30が収容する全ノードB20の被災加入者数分の帯域が計算の対象になる。
ステップS331a(災害用帯域規制及び帯域変更):IUPS制御部33は、ノードB20毎に、QoS表に予め設定されたデフォルト値の帯域を確保する。
ステップS331b(災害用帯域の補正):被災セル20c及び被災加入者数から確保する災害用PS呼帯域の計算を行う。
ステップS332,S333:現在の残帯域をチェックし、残帯域で災害用PS呼帯域(デフォルト値又は計算値)の確保が可能か否かの判定を行い、確保可能である場合、ステップS336に進み、確保できない場合、次のステップS334に進む。
これにより、音声呼より多くの情報を伝送することが可能なパケット呼を優先することになり、災害時の輻輳を軽減することが可能になる。
図13は、IU帯域のQoS情報例を示しており、同図(1)は、通常状態の帯域を示し、同図(2)は災害状態の帯域を示している。通常状態では、全帯域520には、局間制御帯域521、…が確保され、PS呼用帯域530は空いているクラスの帯域を用いている。災害状態では、デフォルト値又は計算値で決定した災害用PS呼帯域531が確保される。
図14は、図7に示した加入者のメールアドレスを獲得する動作手順(緊急通知処理S130におけるステップT130〜T180)をより詳細に示している。すなわち、災害システムセンタ40は、災害発生エリア内の加入者に、メールで緊急通知をするために、加入者情報(位置情報(セル識別子)、電話番号、メールアドレス等)を取得する。
一般的な登録の方式を以下に説明する。
(2)携帯端末10は、常時、現在報知されているエリア番号と自分自身が記憶しているエリア番号とを照合し、不一致になった時、新しいセル20c(エリア)に移動したと認識する。
(3)そして、携帯端末10は、位置登録信号を網へ送出し、この位置登録信号を受信した、交換機は網内をルーティング可能な位置情報に変換し、この位置情報をHLR50に送出する。
また、携帯事業者は、アカウントを管理するメールサーバ60を持っており、このメールサーバ60は、デフォルトメールアドレス(電話番号を頭にしたメールアドレス)とユーザが指定したメールアドレスを保持するために、携帯端末番号と現在使用しているメールアドレスとを対応付けて記憶している。
ステップT400:災害システムセンタ40が、災害発生エリアのノードB20の番号を含んだ在圏全加入者番号要求711をHLR50に与える。
ステップT410:HLR50は、MAPDATA(RNC番号,ノードB番号,セル識別子,携帯端末番号(加入者番号))よりノードB番号に対応する加入者番号を抽出する。
ステップT440,T450:災害システムセンタ40は、加入者情報一覧(加入者番号、セル識別子)713を作成し、この加入者情報一覧713をメールサーバ60に与える。さらに、災害システムセンタ40は、メールアドレス要求714をメールサーバ60に送信する。
ステップT480:メールサーバ60は、メールアドレスを取得したことを示すメールアドレス応答715を災害システムセンタ40に送信する。
ステップT490:災害システムセンタ40は、加入者情報転送要求716をメールサーバ60に与える。
これにより、災害システムセンタ40は、取得したメールアドレス宛に順次緊急通知用メール/起動用メール等を送信することが可能になる。
<端末の起動処理フロー>
図15及び図17は、それぞれ、災害用アプリケーションの動作手順例(その1)及び(その2)を示しており、図7に示したステップT200〜T220、及び図8に示したステップT271をより詳細に示している。この動作手順例を以下に説明する。
図16は、災害用アプリケーション起動用メール706の一例を示している。この起動用メール706は、送信者メールアドレス706a、移動機メールアドレス706b、件名706c、送信日時706d、本文706e、セパレート行706f、及びアプリケーション起動情報706gで構成されている。
アプリケーション11は起動情報706gの起動する災害アプリケーションのADFのURL706i=“ADF=http://www.xxx.yyy/hazard.jam”であるので、携帯電話が災害用アプリケーションをダウンロードした際に記憶された該当アプリケーションのADFのURLと一致しているのでメール706が、災害用アプリケーション起動用メールであると認識し、災害用アプリケーションが起動される。起動された災害用アプリケーションはパラメータ706jで指定される、例えば、災害識別子706j1、加入者識別番号706j2、“デフォルト質問”/“指定質問”のフラグ706j3、質問内容ファイル数(指定質問の場合有効)706j4、質問内容格納先/質問内容ファイル名(指定質問の場合有効)706j5、被災状況データ送付先706j6、及び災害状況データ格納先706j7等を解析する。
ステップT640:災害用アプリケーション11の質問データ表示機能13(図5参照。)は、予めアプリケーション11に設定されていた選択形式の“デフォルト質問”を、携帯端末10の表示部10D(図15参照。)にダイアログ表示する。
ステップT650:災害用アプリケーション11の災害情報送受信機能12(図5参照。)は、災害システムセンタ40の質問内容ファイル43a(図5参照。)から質問内容を読み出すため、HTTPプロトコルのGET721を災害システムセンタ40に与える。
ステップT660:災害システムセンタ40において、質問データ編集部43b(図5参照。)は、質問内容ファイル43aから取り出して編集して質問内容データ722を携帯端末10に返送する。
ステップT690:災害用アプリケーション11の被災情報データ編集機能14(図5参照。)は、起動用メール706の起動情報706gのサービス災害識別子706j1、加入者識別番号706j2、及び年月日情報等(図16参照。)等の編集を行う。
ステップT700:また、被災情報データ編集機能14は、加入者90の選択情報を編集する。
なお、一般的に、携帯端末10の携帯アプリケーションは、以下の条件(1)又は(2)を満たす場合、GPS情報を取得することが可能となる。
条件(1)携帯端末10の上にQualcommのgpsOne方式のような、gps情報の取得機能を搭載していること。
ステップT720:被災情報データ編集機能14は、ステップT690〜T710で編集した被災情報等を、災害システムセンタ40上のデータベース作成プログラム(サーブレット形式のプログラム)のパラメータ/コメントデータとして編集し、HTTPプロトコルのPost723を用いて、災害システムセンタ40の被災情報データ編集部43c(図5参照。)に送付する。
ステップT740:携帯端末10において、次の質問がある場合、ステップT630に戻り、ステップT630〜ステップT730を繰り返す。
ステップT750:携帯端末10の質問データ表示機能13(図5参照。)は、表示部10Dにコメント入力用ダイアログを表示する。
このコメントダイアログには、携帯端末加入者が追加の情報を自由にコメント(テキスト情報)が入力できる。
ステップT770:「キャンセル」が押され、コメントが無い場合、ステップT800に進み、「送信」が押され、コメントが有る場合、ステップT780に進む。
そして、被災情報データ編集機能14は、HTTPプロトコルのPOST725により、データベース作成プログラムの呼び出しを行う。
ステップT800:携帯端末10は、加入者90が災害最新情報を読み出したい場合、HTTPプロトコルのGET727で災害システムセンタ40の上の災害状況ファイルを読み出しの要求をする。
ステップT820:携帯端末10において、災害情報表示機能15は、災害情報送受信機能12を経由して受信した災害状況データ728を表示部10Dに災害状況最新情報としてダイアログ表示する。
ステップT831:災害用アプリケーション11から、定期的に災害状況が更新されているか否かチェックし、更新されている場合、災害状況最新情報を表示させる。
ステップT832:いったん携帯アプリケーションは終了し、最新災害状況等は更新される毎に、又は、追跡調査開始ごとに、再度災害システムセンタ40から起動用メール706が通知され、再度、災害用アプリケーション11を起動する。
図18(1)は、災害システムセンタ40が保持しているデータベース例を示している。このデータベース例では、災害システムセンタ40は、(1)事前登録情報データベース44e、(2)送信情報データベース44f、(3)応答情報データベース44g、及び(4)災害被災状況情報データベース44dを備えている。
同図(2)は、同図(1)に示したデータベース44f,44g,44e,44dの内容をより詳細に示している。これらのデータベース44f,44g,44e,44dを以下に説明する。
災害時のデータ解析やサービス提供のために加入者が事前に災害システムセンタ40に登録したデータベースである。データベース44eは、加入者識別番号、個人情報(生年月日、病歴等)、緊急連絡先メールアドレス等で構成されている。
(2)送信情報データベース44f
災害システムセンタ40がメッセージ送信時にメール送信情報を格納するデータベースであり、災害システムセンタ40が詳細情報データベース44dを作成する時に参照するための必要情報の履歴を保存する。
(3)応答情報データベース44g
携帯端末10が、災害システムセンタ40に応答した内容を保持するデータベースである。災害システムセンタ40が、災害被災状況情報データベース44d(未応答詳細情報44d1及び応答詳細情報44d2)を作成する時に参照するための必要情報の履歴を保存する。
(4)災害被災状況情報データベース44d
災害システムセンタ40が、データベース44e、44f,44gを解析した結果を保持するデータベースである。データベース44dは、電話番号、最終セル情報、応答状況、応答内容、個人情報、及び応答履歴等で構成されている。
<DSの処理フロー>
図19は、図3のステップS150の災害被災状況情報データベースの分析処理例、すなわち、図7に示したステップT230の処理例をより詳細に示している。この分析処理で、災害システムセンタ40は、図18に示した分析とデータベース44dの作成を行い、災害発生エリアにおける被災状況を把握する。この処理例を以下に説明する。
ステップS420:データベース分析部44cは、エリア(最終所在地送信情報、すなわち最終セル情報)毎に被災状況の分析を行う。
ステップS440,S450:データベース分析部44cは、応答した加入者識別番号に基づき、この加入者90が事前登録情報データベース44eに登録されているか否かを判定し、事前登録されている場合、追跡調査を実施する。すなわち、再度、被災者に被災情報確認メールの送出を、緊急通知処理部42に依頼する。
ステップS460:データベース分析部44cは、加入者90が事前登録情報データベース44eに事前登録されていない場合、応答メッセージ質問に対する応答に基づき重度の被災者か否かを判定し、重度でない場合、処理を終了する。
ステップS480:データベース分析部44cは、携帯端末10への送信を行なったが、応答707が無かったものをエリア毎に集計して、被災状況をエリア(最終所在地送信情報、すなわち最終セル情報)毎に被災状況を分析する。
データベース分析部44cが行う分析例(1),(2)を以下に説明する。
(1)携帯端末10から災害システムセンタ40への応答有無に基づく分析
災害システムセンタ40はがエリア毎に応答率を求め、被災ランク付けをする。すなわち、災害システムセンタ40が送信したエリアにいる加入者総数と応答メッセージ数の割合で被災ランクを決定する。
災害システムセンタ40が個人毎に被災状況を取得し被災者ランク付し、緊急救助の順位表を作成する。すなわち、災害システムセンタ40に事前に登録されている加入者情報(年齢、性別)と携帯端末10から送られて来たメッセージの被災状況ランクから救助順序表を作成する。この表を緊急センタや病院へ通知する。
図20は、複数の災害が発生した場合の分析処理例を示している。この分析処理例を以下に説明する。
ステップS510:データベース分析部44cは、応答707に含まれる災害識別子706j1=“A”、“B”、“C”、…、“Z”に基づき、応答707を分類して、それぞれ、災害識別子706j1=“A”、“B”、“C”、…、“Z”に対応するステップS520,S530,S540,…,S550の処理に進む。
ステップS530〜S550:ステップS520と同様に、データベース分析部44cは、それぞれ災害B〜Zに対応する分析処理を実行する。
このように災害識別を用いることにより、複数の災害を互いに混同することなく分析することが可能になる。
例えば、識別子=“A”の災害に関する災害システムセンタ40からの最初の質問の識別子=A01、2回目の質問の識別子=A02、3回目の質問の識別子=A03、識別子=“B”の災害に関する災害システムセンタ40からの最初の質問の識別子=B01等である。
サービス(2):災害システムセンタ40が、加入者90毎にデータ分析を行い、救援活動の順位付けが可能である。
サービス(4):被災者(加入者)90が災害システムセンタ40に事前情報(緊急連絡先等)を登録しておくことで携帯端末10からの応答メールの内容を事前登録指定先メールアドレスに送信することが可能である。
図21〜図25は、災害用アプリケーション11が搭載されていない移動端末10に、災害用アプリケーション11をダウンロードして、起動する動作手順を示している。
例えば“i-アプリケーション505”においては、メールによる“i-アプリケーション”起動が可能であり、この起動のときには、i-アプリケーションが予め携帯端末10にダウンロードされている必要がある。
本発明では、災害発生時、災害用アプリケーション11がダウンロードされていない端末10に対して、災害用アプリケーション11をダウンロードすることが可能である。このダウンロードの動作手順例として、次の動作手順例(1)及び動作手順例(2)がある。
ダウンロード動作手順例(2):災害システムセンタ40が、災害用アプリケーション11をダウンロードしていない端末10に、自動的(強制的)にダウンロードを実施する。
図21は、ダウンロード動作手順例(1)を示しており、この動作例(1)では、災害システムセンタ40が、加入者90に対して災害用アプリケーションダウンロード依頼用メールを送り、ダウンロードを促す。この動作手順例(1)を、図5を参照して以下に説明する。
ステップS600:災害システムセンタ40において、図7のステップT130〜T180と同様に、加入者番号取得部45aは、災害予想エリアの在圏加入者90の加入者番号をHLR50の在圏加入者番号取得部51から取得する(図5参照)。また、加入者メールアドレス取得部45bは、取得した加入者番号対応する加入者メールアドレスをメールサーバ60の加入者メールアドレス取得部61から取得する(図5参照)。
ステップS610,S630:災害用アプリケーション11をダウンロードしていない携帯端末10である場合、災害システム主制御部44aは、緊急通知処理部42を経由して、移動機10にダウンロード依頼用メール730を送付する。
加入者90が、この返信、又はアクセスで、加入者番号等を入力する等の方法により、アプリケーション対応端末でない旨を通知が災害システムセンタ40に与えられる。
以後、災害システムセンタ40は、非アプリケーション対応端末に対しては、はダウンロード依頼用メール730、及び災害用アプリケーション起動用メール706を送付しない。
これにより、非アプリケーション対応端末に対して、ダウンロード依頼用メール730を何度も送付してしまうことがなくなる。
ステップS650,S660,S620:アプリケーション対応端末である場合で、且つ加入者90が災害用アプリケーション11のダウンロード完了済みである場合、災害システムセンタ40は、災害アプリケーション起動用メール706を当該携帯端末10に送付する。
なお、動作手順例(1)のステップS610〜S620では、一加入者90のみについての処理を示しているが、この処理は、ステップS600で取得された全ての加入者90に対して行われる。
図23は、携帯端末10が災害用アプリケーション11を起動する動作手順をより詳細に示している。この動作手順を以下に説明する。
ステップS710〜S730:アプリケーション管理コンポーネント16(図6参照)は、災害用アプリケーション11が実装されていない場合、メール送信元アドレスが、ADF上で許容されていないアドレスである場合、又は加入者90がメールによるアプリケーション起動を許容していない場合には、処理を終了する。
ステップS750:加入者90が「起動OK」又は「起動NO」を押す。
<端末の緊急起動処理フロー>
図24は、携帯端末10におけるダウンロード動作手順例(2)を示しており、この動作例(2)では、図23に示した動作手順と異なり、緊急起動用メール740を受信した場合、災害用アプリケーション11が未実装であれば自動的(半ば強制的)にダウンロードし、この災害用アプリケーション11の起動を行う機能を、携帯端末10のアプリケーション実行環境の中のアプリケーション管理コンポーネント16(図6参照)に実装する。この動作手順例(2)を、図5を参照して以下に説明する。
(1)端末10に格納されているアプリケーションのリスト表示機能
(2)アプリケーションの実行管理機能(起動や強制終了、アプリケーション実行環境と他のアプリケーションの間の仲介等の機能)
(3)アプリケーションのインストールまたは更新(バージョンアップ)機能
(4)端末10に格納されているアプリケーションの削除機能
ステップS800:災害システムセンタ40は、災害用アプリケーション緊急起動用メール740を携帯端末10に送付する。
この緊急メール識別子・緊急コード740jは、悪質メールにより、ウィルス等が端末上にダウンロードされ、実行されてしまうのを防ぐための一手段であり、本メールが緊急メールであることの「識別子(EMCODE)」と、その識別子の有効性を確認するための「緊急コード」で構成される。
ステップS810,S820,S830,S880,S890:携帯端末10のアプリケーション管理コンポーネント16は、災害用アプリケーション11が実装されており、送信者メールアドレス740aがADF上で許容されており、且つ緊急起動用メール740の緊急メール識別子740jが有効な緊急コードである場合、災害用アプリケーション11の起動を行う旨の表示をした後、災害用アプリケーション11を起動する。
ステップS810,S900,S910:アプリケーション管理コンポーネント16は、メール740に緊急メール識別子740jが指定されていない場合、又は緊急コード値が有効でない場合、処理を終了する。
ステップS810,S900〜S950:アプリケーション管理コンポーネント16は、メール740に緊急メール識別子740jが指定され、且つ緊急コード値が有効である場合、災害用アプリケーション11のダウンロードを開始する旨の表示した後、メール740の上のADFで指定されたURLより災害用アプリケーション11をダウンロードする。
さらに、アプリケーション管理コンポーネント16は、ダウンロードした災害用アプリケーション11を起動する旨の表示をした後、災害用アプリケーション11を起動する。
また、起動を行う前にユーザに確認メッセージを表示して、OKの場合のみ起動を行う、という処理も考えられるが、ここでは緊急の場合の処理であるため、加入者90に対しては起動を行う旨の表示を行い、自動的に災害用アプリケーション11を起動している。
(1)災害発生エリア近辺の不特定多数からの情報を取得するため、災害の規模等の詳細情報を短時間で把握することが可能となる。また、テキスト情報・画像・動画・音声データの多種の災害情報を取得することにより詳細な災害状況を把握することが可能になる。
(3)災害エリアにおいて、音声による呼よりもデータを優先にするように帯域制御を行うため、より大勢の人へ、或いは大勢の人からの災害情報などの情報を遅延や破棄をすることなく伝達することが可能となる。
(5)広域大規模災害発生時に個人レベルの被災情報を取得することができ、個人の単位での救助活動を考慮することが可能となる。
(6)災害用携帯アプリケーションが携帯加入者に対して行う質問が可変に設定できるため、災害に応じた情報を取得することが可能となる。
(8)ひとつの災害システムで、同時期に発生した複数の災害について分類・分析することが可能となる。
(9)災害システムから複数に分けて加入者に対して、質問を行う場合に、被災情報データを質問毎に分類・分析することが可能となる。
200 無線アクセスネットワーク、RAN 300 コアネットワーク、CN
10,10_1〜10_21〜10_n 移動機、UE、携帯電話、携帯端末
10D 移動機表示部 11 災害用アプリケーション
12 災害情報送受信機能 13 質問データ表示機能
14 被災情報データ編集機能 15 災害情報表示機能
16 アプリケーション管理コンポーネント 17 K仮想マシーン
17a 各種アプリケーションライブラリ 17b CLDCクラスライブラリ
18 ネイティブアプリケーションライブラリ
19 オペレーティングシステム
20,20_1〜20_i 無線基地局、ノードB
20c,20c_1_1〜20c_1_3,20c_2〜20c_5 セル
30,30_1,30_2 無線制御装置、RNC、帯域制御装置
31 帯域制御部 32 IUB制御部
33 IUPS制御部
40 災害システムセンタ、DS 41 災害帯域制御部
42 緊急通知処理部 43 アプリケーション対応部
43a 質問内容ファイル 43b 質問データ編集部
43c 被災情報データ編集部 43d 災害情報データ編集部
44 災害状況データベース情報部 44a 災害システム主制御部
44b データベース情報部 44c データベース分析部
44d 災害被災状況情報データベース 44d1 未応答詳細情報
44d2 応答詳細情報 44e 事前登録情報データベース
44f 送信情報データベース 44g 応答情報データベース
45 情報取得部 45a 加入者番号取得部
45b 加入者メールアドレス取得部
50 ホームロケーションレジスタ、HLR 51 在圏加入者番号取得部
60 メールサーバ 61 加入者メールアドレス取得部
70_1,70_2 NMS 80 OMC
90 加入者、被災者 400 大規模災害
500 全帯域 501 局間制御帯域
502 音声呼用帯域、AMR用帯域 503 TV電話用帯域、UDI用帯域
510 PS呼用帯域 511 災害用PS呼帯域
520 全帯域 521 局間制御帯域
530 PS呼用帯域 531 災害用PS呼帯域
701 災害発生指示 702 在圏全加入者番号要求
703 在圏全加入者番号応答 704 加入者メールアドレス要求
705 加入者メールアドレス応答
706,706_1〜706_n 緊急通知用/災害用アプリケーション起動用メール
706a 送信者メールアドレス 706b 移動機メールアドレス
706c 件名 706d 送信日時
706e 本文 706f セパレート行
706g 災害用アプリケーション起動情報
706h 災害用アプリケーション起動ラベル 706i URL
706j パラメータ 706j1 災害識別子
706j2 加入者識別番号 706j3 フラグ
706j4 質問内容ファイル数
706j5 質問内容格納先/質問内容ファイル名
706j6 被災状況データ送付先 706j7 災害状況データ格納先
707,707_1〜707_n 災害被災状況情報応答
708 帯域補正制御指示 709 災害終了指示
711 在圏全加入者番号要求 712 在圏全加入者番号応答
713 加入者情報一覧 714 メールアドレス要求
715 メールアドレス応答 716 加入者情報転送要求
717 加入者情報転送要求(加入者情報一覧)
721 GET 722 質問内容データ
723 POST 724 処理結果
725 POST、コメントデータ 726 処理結果
727 GET 728 災害状況データ
730 災害用アプリケーションダウンロード依頼用メール
730a 送信者メールアドレス 730b 移動機メールアドレス
730c 件名 730d 送信日時
730e 本文 730f 追記
740 災害用アプリケーション緊急起動用メール
740a 送信者メールアドレス 740b 移動機メールアドレス
740c 件名 740d 送信日時
740e 本文 740f セパレート行
740g アプリケーション起動情報
740h アプリケーション起動ラベル 740i URL
740j 緊急メール識別子・緊急コード 740k パラメータ
740k1 災害識別子 740k2 加入者識別番号
740k3 フラグ 740k4 質問内容ファイル数
740k5 質問内容格納先/質問内容ファイル名
740k6 被災状況データ送付先 740k7 災害状況データ格納先
Iu,Iur,Iub インタフェース
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (3)
- 災害被災状況情報の送受信を行う災害用アプリケーションを搭載している端末の識別子を予め保持している事前登録情報データベースと、
該端末の位置情報に基づき、災害発生エリア内の端末を決定する災害システム主制御部と、
該災害用アプリケーションを搭載していない該災害発生エリア内の端末に、該災害用アプリケーションのダウンロードを依頼するダウンロード依頼要求を出力し、以て該端末に対する該ダウンロードを可能にする緊急通知処理部と、
を備えたことを特徴とする災害システムセンタ。 - 請求の範囲1において、
該緊急通知処理部が、該災害発生エリア内の端末に、強制的に該災害用アプリケーションをダウンロードすることを特徴とした災害システムセンタ。 - 請求の範囲1において、
該緊急通知処理部が、該災害発生エリア内の端末が搭載する該災害用アプリケーションを起動することを要求する災害用アプリケーション起動要求を出力することを特徴とした災害システムセンタ。
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