JP5309708B2 - 移動局及びデータ送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基地局への送信データをインターネットプロトコルパケットに格納して送信する移動局及びこのような移動局から基地局へのデータ送信方法に関する。より詳しくは、移動局から基地局へのデータの送信時における優先度の制御に関する。
図1は、VoIP技術が導入された通信システム、すなわち移動局と基地局との間の区間である無線アクセス部分においてインターネットプロトコルを用いて音声を送受信する通信システムの概略構成図である。通信システム1は、移動端末UE1〜UE5と、基地局BS1及びBS2と、基地局BS1及びBS2の上位ノードであるアクセスゲートウエイND(aGW)と、コアネットワークNTを含む。
図1に示す例では、基地局BS1はエリアA1をカバーしており、エリアA1内に存在する移動端末UE1〜UE3と論理チャネルで接続されている。一方で基地局BS2はエリアA2をカバーしており、エリアA2内に存在する移動端末UE4及びUE5と論理チャネルで接続されている。
従来、無線アクセス部分における優先制御は、媒体アクセス制御(MAC:Media Access Control)レイヤのおける上り帯域の割り当ての際に利用されている。この優先制御では、VoIPデータ等の時間的な制約があるデータを比較的高い優先度で送信し、メールデータなど時間的な制約が少ないデータは比較的低い優先度で送信する。
例えば、図1の移動端末UE3において、メールデータ及びVoIPデータがアプリケーションインタフェースAPI#0及びAPI#1を介して、アプリケーションレイヤ16から無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤ15に入力されると、MACレイヤ14は、通信事業者によって予め設定された優先順位に従って、VoIPデータをメールデータよりも高い優先度で基地局BS1へ送信する。
また、移動端末UE2では、メールデータ及びインターネットデータがアプリケーションインタフェースAPI#0及びAPI#1を介して、アプリケーションレイヤ13からRLCレイヤ12に入力される。これらメールデータ及びインターネットデータは優先度が低いため、移動端末UE2のMACレイヤ11は、比較的低い優先度でアップリンク無線帯域を基地局BS1に要求する。このため移動端末UE2のMACレイヤ11が、メールデータの方を送信しようしても、他の移動端末UE3のVoIPデータよりも帯域の割り当て優先度が低くなる。
なお下記特許文献1には、災害発生時において帯域制御装置がパケット呼帯域を優先的に割り付けることが開示されている。
また下記特許文献2には、災害発生時に、安否確認をEメールで行うように促すことが開示されている。
国際公開第2005/4076号パンフレット 特開2006−229668号公報
緊急時や災害時には、無線区間においてより確実に送信でき、またリアルタイム性が問われないメール通信の方が有利であると考えられている。しかしながら、従来、サービスタイプ毎の優先度は通信事業者によって予め設定され、移動端末の無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)レイヤは、通信事業者によって定められたポリシーに従って、緊急時であるか通常時であるかに関わらずサービスタイプ毎に同じ優先度を固定的に使用していた。このため、緊急時や災害時になどの場合に多数の移動端末が基地局へ接続すると、VoIPデータの送受信のためのスケジュールで無線帯域が飽和し、優先度が低いメールデータが送信されにくくなっていた。
開示の装置及び方法は、上りリンクのデータの送信優先度をサービスタイプに応じて定める新たな手段及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、開示の装置及び方法は、移動局のRLCレイヤ又はパケットデータ収束プロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤにおいて、送信データが格納されるパケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出する。
RLCレイヤ又はPDCPレイヤにおいて送信データのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出できるようにすることによって、上位レイヤにおいて設定した各送信データのサービスタイプをこれらのレイヤにて検出し、検出したサービスタイプに応じて下位レイヤであるMACレイヤにおける上りリンク帯域の割り当て優先度を決定することが可能となる。
また、開示の装置及び方法は、送信データを生成したアプリケーションに応じて送信データが格納されるパケットのヘッダにサービスタイプ情報を設定し、パケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出し、上りリンクの各チャネル内の送信データについてサービスタイプ情報検出部が検出したそれぞれのサービスタイプ情報に従って上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を決定する。
移動局において、上りリンクのデータの送信優先度をサービスタイプに応じて定める新たな手段及び方法が提供される。
このため、例えば新たに提供される優先度決定手段を付加することにより、通常時と緊急時との間で異なる優先度を用いた優先制御を行うことができる。
以下、添付する図面を参照して実施例を説明する。図2は、開示の通信システムの実施例の概略構成図である。開示の通信システム1は、移動端末UE1〜UE5と、基地局BS1及びBS2と、基地局BS1及びBS2の上位ノードであるアクセスゲートウエイND(aGW)と、コアネットワークNTを含む。
図2に示す例において、基地局BS1はエリアA1をカバーする一方で基地局BS2はエリアA2をカバーしている。図2は、基地局BS1とエリアA1内に存在する移動端末UE1〜UE3との間、基地局BS2とエリアA2内に存在する移動端末UE4及びUE5との間で、それぞれ論理チャネルが確立されている様子を示す。
図3は、図2に示す移動端末UE1のハードウエア構成例を示す図である。移動端末UE2〜UE5も同様の構成を有する。移動端末UE1は、中央処理ユニット(CPU)21、RAM22、ROM23、操作部24、無線通信部25、表示部26及びアンテナ27を備えている。これらの各要素が動作することにより以下に説明する移動端末UE1の各機能が実行される。
図4は、移動端末UE1の無線通信プロトコルにおけるレイヤ構成を示す図である。移動端末UE1は、レイヤ1(L1)31、レイヤ2(L2)32、RRCレイヤ33、TAF(Terminal Adapter Function)34及びアプリケーション35を備える。
L1は、物理的な無線通信によるデータの送受信、受信レベルの測定、投機検出を行う。
L2は、論理チャネルでの伝送を行う。L2は、MACレイヤ36、RLCレイヤ37及びPDCPサブレイヤ38を備えている。
MACレイヤ36は、L1とRLCレイヤ37との間に位置しており、上位のレイヤから受け付けたプロトコルデータユニット(PDU)の各チャネルへのマッピングや秘匿処理を行うレイヤである。
RLCレイヤ37は、上位のレイヤから受け付けた送信対象のデータであるサービスデータユニット(SDU)から、パケット化したデータであるPDUを生成するレイヤである。またRLCレイヤ37は、受信データを下位レイヤから受け付けてSDUへ組み立てて上位レイヤに渡す。RLCレイヤ37は、上位レイヤから受け付けた送信対象であるSDUを保持しておく保持手段、例えばFIFOメモリなどを有している。
PDCPサブレイヤ38は、パケットデータに付加されたヘッダ情報の圧縮やパケットの順序管理を行う目的で設けられるレイヤである。
RRC33は、L2の上位レイヤであり、無線リソースの制御、呼制御及び移動管理などを行う。RRC33は、上位レイヤからの指示に基づいて送信対象のSDUをPDCPサブレイヤ38に渡す。RRCレイヤ33は、無線ベアラの設定、ネットワークから移動端末UEに対するシステム情報や呼び出し情報などを行い、これらに必要なL1やL2の制御を行う。
TAF34は、RRC33の上位レイヤであり、アプリケーション35からの指示を受け付けて、下位のRRC33に指示する。アプリケーション35は、例えばメールプログラムやVoIPプログラム、ユーザインタフェースであり、ユーザデータを取り扱う。
図5は、開示の移動端末UE1の機能構成の概略を示す図である。移動端末UE1は、送信データ保持部40と、TOS検出部41と、優先度決定部42と、ベアラIDデータベース43と、第1優先度情報データベース44と、第2優先度情報データベースDB45と、送信動作管理部46と、マッピング部47と、帯域要求情報生成部48と、状態検出部49とを備える。
送信データ保持部40は、RLCレイヤ37に設けられ、上位レイヤ(RRC33)から受け渡されたSDUを保持することができる。本実施例では、送信データ保持部40は、上位レイヤから受け渡されたSDUを論理チャネル毎にそれぞれ保持する複数のFIFOメモリ40a〜40e、…40xを有する。以下、FIFOメモリ40a〜40eを第1〜第5のFIFOメモリと記すことがある。
TOS検出部41は、PDCPサブレイヤ38又はRLCレイヤ37に設けられる。
TOS検出部41は、送信データ保持部40に入力される及び/又は送信データ保持部40に保持されている各論理チャネル上のパケットデータから、そのIPヘッダのサービスタイプ(Service Type)フィールドに設定されたTOS(Type Of Service)領域のビット情報を、各論理チャネル毎すなわちベアラID毎に検出する。以下の説明において、IPヘッダのサービスタイプフィールドに設定されたTOS領域のビット情報を「TOS情報」と記す。
優先度決定部42は、RLCレイヤ37に設けられ、TOS検出部41が各論理チャネル毎に検出したTOS情報を第2優先度情報データベースDB45へ登録する。また優先度決定部42は、送信対象となるPDUの優先順位を、当該PDUを送信する論理チャネルのベアラIDに応じて決定する。
ベアラIDデータベース43は、RLCレイヤ37に設けられ、各論理チャネルのベアラIDと、それぞれの論理チャネルのPDUが格納されるFIFOメモリの番号とを対応付けるテーブルデータを記憶する。
第1優先度情報データベース44及び第2優先度情報データベース45は、各々RLCレイヤ37に設けられる。第1優先度情報データベース44及び第2優先度情報データベース45は、送信対象となる各PDUを送信するそれぞれの論理チャネルのベアラIDに応じてそれぞれのPDUの送信優先度を決定する優先度決定情報を記憶する。第2優先度情報データベース45は、災害発生時などの緊急時に使用する優先度を記憶するデータベースであり、第1優先度情報データベース44は、通常時に使用する優先度を記憶するデータベースである。
優先度決定部42は、後述するように、通常時及び緊急時の何れであるかに応じて、PDUの優先順位を決定するために使用するデータベースを、これらデータベース44及び45のいずれかに切り替える。
送信動作管理部46は、RLCレイヤ37に設けられ、RLCレイヤ37によるアップリンク送信データの送信動作を制御する。
マッピング部47は、MACレイヤ36に設けられ、優先度決定部42により各ベアラID毎に決定された優先度にしたがって、RLCレイヤ37から送信されたPDUをアップリンク無線帯域に割り当てる。
帯域要求情報生成部48は、MACレイヤ36に設けられ、送信データ保持部40に格納されている各論理チャネルのデータ量に応じて、基地局にアップリンク帯域を要求する帯域要求情報を生成する。帯域要求情報生成部48は、マッピング部47と一体の機能として構成されてもよい。
状態検出部49は、移動端末UE1の外部から通知される緊急通知を検出する。例えば、状態検出部49はRRCレイヤ39に設けられ、報知チャネル(BCH)を経由して基地局から通知される緊急情報を検出して、現在が緊急時であることをアプリケーション35に通知する。
図6及び図7は、通常時における移動端末UE1の動作シーケンス図である。
ステップS10において、VoIPプログラムであるアプリケーションにより生成されたVoIPデータが送信データ保持部40により受信される。
送信データ保持部40は、FIFOメモリ40a〜40eのうち、このVoIPデータを送信するため論理チャネルに生成された時に、RRC33によりこの論理チャネルに割り当てられたFIFOメモリにVoIPデータを格納する。本説明において、VoIPデータは第4のFIFOメモリ40dに格納されることとし、VoIPデータを送信する論理チャネルのベアラIDの値は「50」であることとする。
ステップS11では、送信データ保持部40は、VoIPデータを受信したことを送信動作管理部46に通知する。
ステップS12において、メールプログラムであるアプリケーションにより生成されたメールデータが送信データ保持部40により受信される。
送信データ保持部40は、メールデータを送信するための論理チャネルに割り当てられたFIFOメモリにメールデータを格納する。本説明において、メールデータは第3のFIFOメモリ40cに格納されることとし、メールデータを送信する論理チャネルのベアラIDの値は「27」であることとする。
ステップS13では、送信データ保持部40は、メールデータを受信したことを送信動作管理部46に通知する。
マッピング部47は、アップリンクデータの送信タイミングとなったか否かを周期的にチェックする。ステップS14において送信タイミングを検出すると、ステップS15において、送信すべきデータの有無及び量を指示する送信データ情報を通知するように送信動作管理部46に要求する。ステップS16では、送信動作管理部46はマッピング部47及び帯域要求情報生成部48に送信データ情報を通知する。
ステップS17及びS18では、帯域要求情報生成部48及びマッピング部47は、第4のFIFOメモリ40dに格納されたVoIPデータの優先度と、第3のFIFOメモリ40cに格納されたメールデータの優先度とを、優先度決定部42に照会する。
優先度決定部42は、それぞれのFIFOメモリ40c及び40dにそれぞれ格納されたメールデータ及びVoIPデータの論理チャネルのベアラIDの値(それぞれID=「27」及び「50」)をベアラIDデータベース43から取得する。図8に、ベアラIDデータベース43に記憶されるベアラIDとFIFOの番号との対応テーブルを示す。ベアラIDデータベース43には、論理チャネルを生成した際にRRCレイヤ39が各論理チャネルに割り当てた各FIFOの番号を、各論理チャネルのベアラIDとFIFOの番号との対応テーブルの形式で記憶する。
図示の例では、第3のFIFOメモリ40cはベアラID=「27」の論理チャネルに割り当てられ、第4のFIFOメモリ40dはベアラID=「50」の論理チャネルに割り当てられ、第5のFIFOメモリ40eはベアラID=「7」の論理チャネルに割り当てられることが示されている。
優先度決定部42は、ステップS19において、VoIPデータのベアラID「50」及びメールデータのベアラID「27」を第1優先度情報データベース44に通知して、これらのデータの送信優先度を照会する。
第1優先度情報データベース44は、通常時における各データのベアラIDに対応する優先度を決定する優先度決定情報を有する。第1優先度情報データベース44に記憶される優先度決定情報は、それぞれの論理チャネルを生成する際に、通信事業者によって定められたポリシーに従い各ベアラIDの論理チャネル上で送信されるデータのサービスタイプに応じて、RRCレイヤ39によって決定される。図9は、第1優先度情報データベースに記憶される優先度決定情報の例としてのベアラIDと優先度との対応テーブルである。ベアラID=「27」、「50」及び「7」のデータに対する送信優先度として「8」、「1」及び「4」が定められている。優先度は「1」が最も高く「8」が最も低い。
ステップS20において第1優先度情報データベース44は、ベアラID=「27」及び「50」のデータを問い合わせた優先度決定部42に対して、それぞれの優先度「8」及び「1」を通知する。
ステップS21及びS22において優先度決定部42は、第1優先度情報データベース44から通知された優先度をマッピング部47及び帯域要求情報生成部48へ通知する。
ステップS23では、帯域要求情報生成部48は、ステップS16で送信動作管理部46から得た送信データ情報とステップS22で優先度決定部42から得た優先度に応じて、基地局へ要求すべきアップリンク帯域を示す帯域要求情報50を生成し、レイヤ1(L1)31を介して基地局BS1へ送信する。
ステップS24において、マッピング部47は、基地局から割り当てられたアップリンク帯域を示す帯域取得情報51を取得し、ステップS25において、送信データ保持部40に保持された送信データを、割り当てられた帯域上にマッピングする。
図10を参照して、通常時における移動端末UE1によるアップリンク帯域の要求及び取得を説明する。図10は、送信データ保持部40の第1のFIFOメモリ40aはDCCH上のNASシグナリングデータの送信用に割り当てられ、第2のFIFOメモリ40bはDCCH上のRRC制御命令の送信用に割り当てられ、第3のFIFOメモリ40cはメールデータの送信用に割り当てられ、第4のFIFOメモリ40dはVoIPデータの送信用に割り当てられ、第5のFIFOメモリ40eはDCCH上のSIPメッセージの送信用に割り当てられていることを示す。
メールデータを送信する論理チャネルのベアラIDは「27」であり、VoIPデータを送信する論理チャネルのベアラIDは「50」であり、SIPメッセージを送信する論理チャネルのベアラIDは「7」であるものとし、これらのベアラIDに対して、第1優先度情報データベース44に登録された通常時における優先度は、それぞれ図9の対応テーブルに定められている通りとする。
現在、第2のFIFOメモリ40bには128バイトのPDU0が格納され、第3のFIFOメモリ40cには1048バイトのPDU1が格納され、第4のFIFOメモリ40dには64バイトのPDU2が格納され、第5のFIFOメモリ40eには64バイトのPDU3が格納されている。
図9の対応テーブルに従うことにより、第3〜第5のFIFOメモリ40c〜40eに格納されるPDU1〜3の送信優先度はそれぞれ「8」、「1」及び「4」と決定される。また第2のFIFOメモリ40bに記憶されるPDU0は制御情報であり送信優先度として常に「1」が割り当てられる。以上により第2〜第5のFIFOメモリ40b〜40eのデータに対してそれぞれ決定された送信優先度を、参照符号53によって示す。
帯域要求情報生成部48は、第2〜第5のFIFOメモリ40b〜40eに格納されたデータのうち、優先度が「1」〜「4」のデータを高優先度情報として取り扱い、優先度が「1」〜「4」のデータのデータ長の合計(128+64+64=256バイト)を算出する。また帯域要求情報生成部48は、優先度が「5」〜「8」のデータを低優先度情報として取り扱い、優先度が「5」〜「8」のデータのデータ長の合計(1028バイト)を算出する。
帯域要求情報生成部48は、要求するアップリンク帯域として高優先度情報のデータ長の合計値及び低優先度情報のデータ長の合計値を指定する帯域要求情報50を生成する。このとき、帯域要求情報生成部48は、高優先度情報のデータ長と低優先度情報のデータ長とを別個に指定する。
帯域要求情報50を受信した基地局BS1は、各移動端末から要求された高優先度情報に対する帯域要求に優先的にアップリンク帯域を割り当て、割り当された帯域を示す帯域取得情報51をそれぞれの移動端末へ送信する。帯域取得情報51はマッピング部47にて受信される。図10に示す例では、移動端末UE1には、PDUを送信する帯域として合計で192バイトが割り当てられている。
マッピング部47は、第2〜第5のFIFOメモリ40b〜40eのデータのうち、優先度が比較的高い第2及び第4のFIFOメモリ40b及び40dに格納されたPDU0(RRC制御命令)及びPDU2(VoIPデータ)を、優先的にマッピングする。この時点で割り当てられた帯域を全て使用したので、第3及び第5のFIFOメモリ40c及び40eに格納されたPDU1(メールデータ)及びPDU3(SIPメッセージ)はマッピングされなくなる。
図7に示すステップS26においてマッピング部47は、優先的にマッピングしたVoIPデータを送信データ保持部40から読み込み、ステップS27において、VoIPデータに制御情報のような他の情報やヘッダ等を結合する(図10の参照符号52)。ステップS28において結合されたデータをレイヤ1(31)を経由して基地局BS1に送信する。
図11及び図12は、緊急時における開示の移動端末の動作シーケンス図である。なお、アプリケーション35から送信されるVoIPデータ及びメールデータなどの各データのベアラIDや、これらを格納するFIFOメモリの番号は、図6〜図10を参照して説明した通常時における動作シーケンスの場合と同様のものを使用する。
ステップS31において、状態検出部49は、移動端末UE1の外部から通知される緊急通知を検出し、移動端末UE1が使用される通信システム1の現在の状態が、予め定められた2つの状態である通常時及び緊急時のうちの、緊急時になったことを検出する。例えば、状態検出部49は、報知チャネル(BCH)を経由して基地局から通知される緊急情報を検出してもよい。状態検出部49は、現在が緊急時であることをアプリケーション35に通知する。
ステップS32において、アプリケーション35は、TOS検出部41、優先度決定部42及び送信動作管理部46に、通信システム1の状態が緊急時となったことを知らせる緊急モード通知を行う。アプリケーション35は、オペレーティングシステムのメッセージ処理やセマフォなどによって緊急モード通知を行ってもよく、またアプリケーション35は、送信データのIPヘッダにTOS情報を設定するか否かによって緊急時であるか通常時であるかをTOS検出部41へ通知し、TOS検出部41がメッセージ処理やセマフォによって優先度決定部42及び送信動作管理部46へ通知してもよい。
また、上記ステップS32では、アプリケーション35が、TOS検出部41、優先度決定部42及び送信動作管理部46に緊急モード通知を行うこととしたが、状態検出部49により、又は状態検出部49から緊急時であることを通知された他の手段によって緊急モード通知が行われてもよい。
緊急モード通知を受信した優先度決定部42は、ステップS33において、送信データの優先度を照会するデータベースを第1優先度情報データベース44から第2優先度情報データベース45に切り替える。
ステップS34において、VoIPプログラムであるアプリケーションにより生成されたVoIPデータが送信データ保持部40により受信される。アプリケーションは、緊急時であることを状態検出部49から通知されているとき、VoIPデータを含んだ下位レイヤへ渡すPDUのIPヘッダ内のサービスタイプフィールドのTOS領域に、サービスタイプに関する情報を設定する。
図13は、アプリケーションから渡されるPDCPレイヤ内のSDUのフォーマットを示す図である。図示するとおり、SDU60のIPヘッダには、サービスタイプ(Service Type)フィールドが含まれ、その第3〜第6ビットであるTOS領域にサービスタイプ情報が設定される。VoIPサービスを示すサービスタイプ情報は、例えば「0x0c」であるとする。
図11に戻り、送信データ保持部40は、VoIPデータを送信するため論理チャネルに割り当てられた第4のFIFOメモリ40dにVoIPデータを格納する。
ステップS35では、送信データ保持部40は、VoIPデータを受信し第4のFIFOメモリ40dに格納したことを送信動作管理部46に通知する。
緊急モード通知を受信した送信動作管理部46は、送信データ保持部40が第4のFIFOメモリ40dにVoIPデータを格納したことを通知されると、第4のFIFOメモリ40dに格納されたVoIPデータのIPヘッダに格納されたTOS情報を検出するように、TOS検出部41に指示する。
ステップS37において、TOS検出部41は、送信動作管理部46に指示されたFIFOメモリ40dに格納されたパケットのTOS情報を検出し、優先度決定部42へ通知する。
ステップS38において、優先度決定部42は、FIFOメモリ40dに格納されたVoIPデータの論理チャネルのベアラIDの値(ID=「50」)をベアラIDデータベース43から取得する。そして、優先度決定部42は、ベアラID=「50」のパケットデータのサービスタイプを示すサービスタイプ情報が、ステップS37でTOS検出部41によって通知された「0x0c」であることを、第2優先度情報データベース45へ登録する。
図14の(A)及び図14の(B)は第2優先度情報データベース45に記憶される緊急時に使用される第2優先度情報の例であり、図14の(A)はTOS情報と優先度との対応テーブルであり、図14の(B)はベアラIDとTOS情報との対応テーブルである。図14の(B)に示されるように、第2優先度情報データベース45には、送信データ保持部40に格納されるデータのベアラIDと、当該データのサービスタイプを示すTOS情報とが対応付けられたテーブルが記憶される。
ステップS39において、メールプログラムであるアプリケーションにより生成されたメールデータが送信データ保持部40により受信される。アプリケーションは、メールデータを含んだ下位レイヤへ渡すPDUのIPヘッダ内のサービスタイプフィールドのTOS領域に、例えば「0x06」を設定する。
送信データ保持部40は、メールデータを送信するため論理チャネルに割り当てられた第3のFIFOメモリ40cにメールデータを格納する。
ステップS40では、送信データ保持部40は、メールデータを受信し第3のFIFOメモリ40cに格納したことを送信動作管理部46に通知する。
ステップS41において送信動作管理部46は、第3のFIFOメモリ40cに格納されたメールデータのIPヘッダに格納されたTOS情報を検出するように、TOS検出部41に指示する。
ステップS42において、TOS検出部41は、送信動作管理部46に指示されたFIFOメモリ40cに格納されたパケットのTOS情報を検出し、優先度決定部42へ通知する。
ステップS43において、優先度決定部42は、FIFOメモリ40cに格納されたメールデータの論理チャネルのベアラIDの値(ID=「27」)をベアラIDデータベース43から取得する。そして、優先度決定部42は、ベアラID=「27」のパケットデータのサービスタイプを示すサービスタイプ情報が、ステップS42でTOS検出部41によって通知された「0x06」であることを、第2優先度情報データベース45へ登録する。図14の(B)に示されるように、第2優先度情報データベース45には、メールデータが送信される論理チャネルのベアラID「27」と、メールサービスを示すTOS情報「0x06」とが対応付けられてテーブルに記憶される。
図11に戻り、マッピング部47は、アップリンクデータの送信タイミングとなったか否かを周期的にチェックする。ステップS44において送信タイミングを検出すると、ステップS45において、送信データ情報を通知するように送信動作管理部46に要求する。ステップS46では、送信動作管理部46はマッピング部47及び帯域要求情報生成部48に送信データ情報を通知する。
ステップS47及びS48では、帯域要求情報生成部48及びマッピング部47は、第4のFIFOメモリ40dに格納されたVoIPデータの優先度と、第3のFIFOメモリ40cに格納されたメールデータの優先度とを、優先度決定部42に照会する。
優先度決定部42は、それぞれのFIFOメモリ40c及び40dにそれぞれ格納されたデータのベアラIDをベアラIDデータベース43から取得する。
優先度決定部42は、ステップS49において、VoIPデータのベアラID「50」及びメールデータのベアラID「27」を第2優先度情報データベース45に通知して、これらのデータの送信優先度を照会する。
第2優先度情報データベース45は、緊急時における各データのベアラIDに対応する優先度を決定する優先度決定情報を有する。このため第2優先度情報データベース45は、図14の(B)に示したベアラIDとTOS情報との対応テーブルに加え、図14の(A)に示すTOS情報と優先度との対応テーブルを有している。例えば、メールサービスを示すTOS情報「0x06」に対して優先度「1」が割り当てられ、VoIPサービスを示すTOS情報「0x0c」に対して優先度「8」が割り当てられ、SIPメッセージサービスを示すTOS情報「0x0a」に対して優先度「7」が割り当てられる。
ステップS50において第2優先度情報データベース45は、ベアラIDとTOS情報との対応テーブルを検索することにより、ベアラID=「27」及び「50」にそれぞれ対応するTOS情報「0x06」及び「0x0c」を取得し、TOS情報と優先度との対応テーブルを検索することにより、TOS情報「0x06」及び「0x0c」にそれぞれ対応する優先度情報「1」及び「8」を取得する。
第2優先度情報データベース45は、ベアラID=「27」及び「50」に対応する優先度情報としてそれぞれ「1」及び「8」を優先度決定部42に通知する。
ステップS51及びS52において優先度決定部42は、第2優先度情報データベース45から通知された優先度をマッピング部47及び帯域要求情報生成部48へ通知する。
ステップS53において帯域要求情報生成部48は、送信動作管理部46から得た送信データ情報と優先度決定部42から得た優先度に応じて、基地局へ要求すべきアップリンク帯域を示す帯域要求情報50を生成し、レイヤ1(L1)31を介して基地局BS1へ送信する。
ステップS54において、マッピング部47は、基地局から割り当てられたアップリンク帯域を示す帯域取得情報51を取得し、ステップS55において、送信データ保持部40に保持された送信データを、割り当てられた帯域上にマッピングする。
図15を参照して、通常時における移動端末UE1によるアップリンク帯域の要求及び取得を説明する。図14の(A)及び図14の(B)の対応テーブルに定められる優先順位に従うことにより、第3〜第5のFIFOメモリ40c〜40eに格納されるPDU1〜3の送信優先度はそれぞれ「1」、「8」及び「7」と決定される。第2〜第5のFIFOメモリ40b〜40eのデータに対してそれぞれ決定された送信優先度を、参照符号53によって示す。
帯域要求情報生成部48は、上述と同様に、優先度が「1」〜「4」のデータを高優先度情報として取り扱い、優先度が「1」〜「4」のデータのデータ長の合計(128+1024=1152バイト)を算出する。また帯域要求情報生成部48は、優先度が「5」〜「8」のデータを低優先度情報として取り扱い、優先度が「5」〜「8」のデータのデータ長の合計(64+64=128)を算出する。
帯域要求情報生成部48は、要求するアップリンク帯域として高優先度情報のデータ長の合計値及び低優先度情報のデータ長の合計値を指定する帯域要求情報50を生成する。帯域要求情報50は、高優先度情報用の要求のデータ長と低優先度情報用の要求データ長とを別個に指定する。
帯域要求情報50を受信した基地局BS1は、各移動端末から要求された高優先度情報に対する帯域要求に優先的にアップリンク帯域を割り当て、帯域取得情報51をそれぞれの移動端末へ送信し、マッピング部47がこれを受信する。図15に示す例では、PDUを送信する帯域として合計で192バイトが割り当てられている。
マッピング部47は、優先度が比較的高い第2及び第3のFIFOメモリ40b及び40cに格納されたPDU0(RRC制御命令)及びPDU1(メールデータ)を、優先的にマッピングする。この時点で割り当てられた帯域を全て使用したので、第4及び第5のFIFOメモリ40d及び40eに格納されたPDU2(VoIPデータ)及びPDU3(SIPメッセージ)はマッピングされなくなる。
図12に示すステップS56においてマッピング部47は、優先的にマッピングしたメールデータを送信データ保持部40から読み込み、ステップS57において、メールデータに制御情報のような他の情報やヘッダ等を結合する(図15の参照符号52)。ステップS58において結合されたデータをレイヤ1(L1)31を経由して基地局BS1に送信する。
図10及び図15を比較すれば、開示の移動端末UE1によって、通常時においてVoIPデータの送信優先度をメールデータの送信優先度よりも高く設定していたのに対して、緊急時にはメールデータの送信優先度をVoIPデータの送信優先度よりも高く設定するように、優先順位を切り替えることができることが分かる。開示の移動端末UE1は、このようにして、緊急時においてより有利なメール通信を優先する。
上記の構成例は、本発明の理解のために例示したものであり、本発明の範囲を上記構成例に限定することを意図するものではない。したがって、送信データのパケットに設定されたサービスタイプ情報に応じて送信優先順位を決定する構成として、様々な変形例を採用することができ、これら変形例は本発明の範囲に含まれる。
例えば、ベアラIDデータベース43は、ベアラIDとFIFO番号の対応テーブルではなく、ベアラIDと当該ベアラIDのデータを格納するために使用されるメモリ領域へのポインタを記憶してもよい。
また例えば、各論理チャネルの送信処理を別個のタスクで行い、タスク間の優先度を変更することによって、各論理チャネル上で送信されるデータの送信優先度を変更してもよい。
図16は、緊急時に通信システム1の各移動端末に設定される優先度の説明図である。緊急時にはマッピング部47によってメールデータがVoIPデータに優先して送信されるため、移動端末UE2ではメールデータが優先して送信される。
また緊急時には、帯域要求情報生成部48が、メールデータ送信用のアップリンク帯域要求を高い優先度で要求し、VoIPデータ送信用のアップリンク帯域要求を低い優先度で要求する。このため、メールデータを送信する移動端末UE2及びUE4には、VoIPデータを送信する移動端末UE1、UE3及びUE5に比べて高い優先度でアップリンク帯域が割り当てられる。このため同一基地局でカバーされるエリア内に複数の移動端末が存在してもメール送信が優先され、VoIP通信の輻輳によるメール送信の阻害を回避することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
基地局への送信データをインターネットプロトコルパケットに格納して送信する移動局であって、
前記送信データが格納されるパケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出するサービスタイプ情報検出部を、無線リンク制御レイヤ又はパケットデータ収束プロトコルサブレイヤに備える移動局。(1、図3〜5)
(付記2)
上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を決定する優先度決定部を備え、
該優先度決定部は、各前記チャネル内の送信データについて前記サービスタイプ情報検出部が検出したそれぞれのサービスタイプ情報に従って、前記割り当て優先度を決定する付記1に記載の移動局。(2)
(付記3)
所定条件に関する状態を検出する状態検出部を備え、
前記優先度決定部は、前記状態検出部によって検出された状態に従って無線リソースの割り当てルールを切り替え、検出された前記状態が所定状態のとき、前記サービスタイプ情報に従った優先度決定処理を行う付記2に記載の移動局。(3)
(付記4)
基地局への送信データをインターネットプロトコルパケットに格納して送信する移動局であって、
前記送信データを生成したアプリケーションに応じて、前記送信データが格納されるパケットのヘッダにサービスタイプ情報を設定するサービルタイプ情報設定部と、
前記パケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出するサービスタイプ情報検出部と、
上りリンクの各チャネル内の送信データについて前記サービスタイプ情報検出部が検出したそれぞれのサービスタイプ情報に従って、前記上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を決定する優先度決定部と、
を備える移動局。(4)
(付記5)
基地局への送信データを移動局にてインターネットプロトコルパケットに格納して送信するデータ送信方法であって、
前記移動局の無線リンク制御レイヤ又はパケットデータ収束プロトコルサブレイヤにおいて、前記送信データが格納されるパケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出する、データ送信方法。(5、図11、図12)
(付記6)
上りリンクの各チャネル内の送信データについて検出したそれぞれのサービスタイプ情報に従って、前記上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を決定する付記5に記載のデータ送信方法。
(付記7)
所定条件に関する状態を検出し、
検出された前記状態に従って無線リソースの割り当てルールを切り替え、検出された前記状態が所定状態のとき、前記サービスタイプ情報に従った優先度決定処理を行う付記6に記載のデータ送信方法。
VoIP技術が導入された従来の通信システムの概略構成図である。 開示の通信システムの実施例の概略構成図である。 開示の移動端末のハードウエア構成例を示す図である。 開示の移動端末の無線通信プロトコルにおけるレイヤ構成を示す図である。 開示の移動端末の機能構成の概略を示す図である。 通常時における開示の移動端末の動作シーケンス図(その1)である。 通常時における開示の移動端末の動作シーケンス図(その2)である。 ベアラIDとFIFOの番号との対応テーブルである。 ベアラIDと優先度との対応テーブルである。 通常時における移動端末の動作の説明図である。 緊急時における開示の移動端末の動作シーケンス図(その1)である。 緊急時における開示の移動端末の動作シーケンス図(その2)である。 PDCPレイヤにおけるSDUのフォーマットを示す図である。 (A)はTOS情報と優先度との対応テーブルであり、(B)はベアラIDとTOS情報との対応テーブルである。 緊急時における移動端末の動作の説明図である。 開示の通信システムの各移動端末に設定される優先度の説明図である。
符号の説明
1 通信システム
11、14 MACレイヤ
12、15 RLCレイヤ
13、16 アプリケーションレイヤ
A1、A2 エリア
BS1、BS2 基地局
ND アクセスゲートウエイ
UE1〜UE5 移動端末

Claims (3)

  1. 基地局への送信データをインターネットプロトコルパケットに格納して送信する移動局であって、
    無線リンク制御レイヤ又はパケットデータ収束プロトコルサブレイヤに設けられ、上りリンクの前記送信データが格納されるパケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出するサービスタイプ情報検出部
    上りリンクのチャネルのベアラ設定時に定まるベアラ毎の優先度を定める第1優先度情報が格納される第1記憶部と、
    サービスタイプ情報に応じて優先度を定める第2優先度情報が格納される第2記憶部と、
    所定条件に関する状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が検出した状態に応じて、上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を、前記第1優先度情報に応じて定まる優先度と、前記サービスタイプ情報検出部により検出されたサービスタイプ情報及び前記第2優先度情報により定まる優先度との間で切り換える優先度決定部と、
    を備える移動局。
  2. 基地局への送信データをインターネットプロトコルパケットに格納して送信する移動局であって、
    前記送信データを生成したアプリケーションに応じて、上りリンクの各チャネルの前記送信データが格納されるパケットのヘッダにサービスタイプ情報を設定するサービルタイプ情報設定部と、
    前記パケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出するサービスタイプ情報検出部と、
    上りリンクのチャネルのベアラ設定時に定まるベアラ毎の優先度を定める第1優先度情報が格納される第1記憶部と、
    サービスタイプ情報に応じて優先度を定める第2優先度情報が格納される第2記憶部と、
    所定条件に関する状態を検出する状態検出部と、
    前記状態検出部が検出した状態に応じて、上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を、前記第1優先度情報に応じて定まる優先度と、前記サービスタイプ情報検出部により検出されたサービスタイプ情報及び前記第2優先度情報により定まる優先度との間で切り換える優先度決定部と、
    を備える移動局。
  3. 基地局への送信データを移動局にてインターネットプロトコルパケットに格納して送信するデータ送信方法であって、
    前記移動局が備える所定の記憶部に、上りリンクのチャネルのベアラ設定時に定まるベアラ毎の優先度を定める第1優先度情報と、サービスタイプ情報に応じて優先度を定める第2優先度情報とが格納され、
    前記データ送信方法は、
    前記移動局の無線リンク制御レイヤ又はパケットデータ収束プロトコルサブレイヤにおいて、前記送信データが格納されるパケットのヘッダに設定されたサービスタイプ情報を検出し、
    所定条件に関する状態を検出し、
    検出された前記状態に応じて、上りリンクの各チャネルへの無線リソースの割り当て優先度を、前記第1優先度情報に応じて定まる優先度と、検出された前記サービスタイプ情報及び前記第2優先度情報により定まる優先度との間で切り換えること、を特徴とするデータ送信方法。
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