JP4313489B2 - 冷凍冷却システムの集中管理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数台のショーケースや冷凍機などの冷凍冷却装置を集中管理する冷凍冷却システムの集中管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、ショーケースや冷凍機などの冷凍冷却装置を複数台設置している。そして、これらを効率良く管理する手段として、各冷凍冷却装置の温度管理や除霜時間などを1台の主制御装置で集中的に管理する技術が提案されている(例えば特開平8−121927号公報参照)。
【0003】
この集中管理装置では、主制御装置で設定された各冷凍冷却装置の設定温度や霜取り時間などの運転条件のデータが、主制御装置から各冷凍冷却装置に接続された端末側制御装置に送信され、この運転条件のデータに基づいて各端末側制御装置が冷凍冷却装置を制御する。また、主制御装置は、各端末側制御装置から送られたショーケースの庫内温度などの運転状態に関するデータを中央管理装置に送信し、中央管理装置は、前記運転状態に関するデータを収集して、庫内温度などの推移をグラフ表示として出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−121927号公報に記載のものでは、主制御装置は、監視上の点から、例えば店舗の警備室に配置されている。このためショーケースのメンテナンスなどを行う際に主制御装置を操作したい場合には、ショーケースなどの配置されている店内から警備室まで行かなければならず、ショーケースのメンテナンスなどを行う際に手間および時間がかかって作業性が悪くなる。
【0005】
また、主制御装置と中央管理装置とが交信している間は主制御装置と各端末側制御装置とが交信できず、この間、各冷凍冷却装置が管理されないことになる。さらに主制御装置は、各冷凍冷却装置の庫内温度などのデータを、例えば3秒間隔で順次表示するが、冷凍冷却装置のいずれかに異常が発生した場合には当該異常内容などの警報情報を表示する。この場合、主制御装置が、異常の発生した冷凍冷却装置の警報情報を表示している間は正常な冷凍冷却装置のデータが表示されず、この間、正常な冷凍冷却装置の運転状態を確認できなくなる。
【0006】
また、各冷凍冷却装置は、庫内温度などを設定温度に維持するなどのために運転と停止とを繰り返しており、複数台の冷凍冷却装置の同時起動で電流が大きくなり過ぎると、ブレーカーが遮断するおそれがある。さらに、冷凍冷却装置の全消費電力が電力会社との契約電力を越えてしまうことがある。
【0007】
本発明の目的は、メンテナンスなどを行う際の作業性を向上させることにある。本発明の目的は、各冷凍冷却装置が長時間管理されなくなることを防ぐことにある。本発明の目的は、異常の発生した冷凍冷却装置の内容と、正常な冷凍冷却装置の運転状態のいずれも的確に確認できるようにすることにある。本発明の目的は、冷凍冷却装置全体の過剰な消費電力による、ブレーカーの遮断および電力料金の追加を抑えるようにすることにある。本発明の目的は、冷凍冷却装置の全消費電力の増加を未然に防止できるようにすることにある。本発明の目的は、冷凍冷却装置の運転停止による影響を少なくできながら、ブレーカーの遮断および電力料金の追加を抑えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る冷凍冷却システムの集中管理装置は、図1に示すごとく複数台の冷凍冷却装置6と、これらの冷凍冷却装置6にそれぞれ設けられて当該冷凍冷却装置6を制御する端末管理装置5と、これらの端末管理装置5と交信可能に接続されて各端末管理装置5を介して各冷凍冷却装置6を一括管理しうる主管理装置2とを備えている。ここでの冷凍冷却装置6には、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗で使用されるオープンショーケース、冷凍機、プレハブ冷凍冷蔵庫、業務用冷蔵庫および業務用冷凍庫などが含まれる。
【0009】
本発明の集中管理装置は、各端末管理装置5と交信可能に接続されて各端末管理装置5を介して各冷凍冷却装置6を一括管理しうる副管理装置3を備えるとともに、この副管理装置3および/または前記主管理装置2に管理系統切り換え用の切換手段23を設けている。そして、この切換手段23によって前記管理系統を主管理装置2側から副管理装置3側へ切り換えた場合には、主管理装置2の代わりに副管理装置3が各端末管理装置5と交信して各冷凍冷却装置6を一括管理する。いずれかの端末管理装置5に異常が発生した場合には、主管理装置2が各冷凍冷却装置6を一括管理し、副管理装置3が当該異常が発生した端末管理装置5を監視することを特徴とする。管理装置2・3で管理される冷凍冷却装置6には照明機器などを含むことが可能である。切換手段23は、作業者が任意に切り換え操作可能なスイッチなどが該当する。主管理装置2は、各端末管理装置5と所定時間以上交信できない場合には、管理系統を副管理装置3側に切り換えることにより、副管理装置3に冷凍冷却装置6を一括管理させることができる。
【0010】
副管理装置3は単独で携帯可能であり、副管理装置3と各端末管理装置5とは接続部26・37をそれぞれ有しており、これらは接続部26・37によって互いに着脱自在に接続可能である。そして、いずれかの端末管理装置5と副管理装置3とを接続部26・37で接続した場合には、副管理装置3が、当該端末管理装置5を介して当該端末管理装置5に接続された冷凍冷却装置6を管理することができる。各端末管理装置5と主管理装置2とが所定時間以上交信できない場合には、各端末管理装置5が、当該端末管理装置5に記憶している運転条件に基づいて当該端末管理装置5に接続された冷凍冷却装置6を管理するとともに警報を発するものとすることができる。
【0011】
各冷凍冷却装置6を一括管理している管理装置2・3により、冷凍冷却装置6の全消費電力が予め設定された上限電力値以下になるように各冷凍冷却装置6の運転が制御される。上限電力値には、冷凍冷却装置6の電力消費でブレーカーが遮断する場合よりも小さい値や、電力会社との契約電力値よりも小さい値などが適宜選択される。各冷凍冷却装置6を一括管理している管理装置2・3は、複数台の冷凍冷却装置6の同時起動を回避するように各冷凍冷却装置6の運転を制御するものとすることができる。つまり、冷凍冷却装置6の消費電力が大きくなるのは、霜取り運転終了後の冷却運転の開始直後であるため、例えば、各冷凍冷却装置6を複数のグループに分け、各グループ毎に順次霜取り運転を行うことによって同時起動する冷凍冷却装置6の台数を減らして、冷凍冷却装置6の消費電力のピークを抑えることになる。
【0012】
具体的には、各冷凍冷却装置6を一括管理している管理装置2・3は、各冷凍冷却装置6の優先順位を記憶する記憶手段21と、冷凍冷却装置6の全消費電力を検出する電力検出手段25とを備える。そして、各冷凍冷却装置6を一括管理している管理装置2・3は、電力検出手段25で検出された冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えたときには、優先順位の高い冷凍冷却装置6から運転を停止させて冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えないように制御するものとすることができる。電力検出手段25は、全ての冷凍冷却装置6の消費電力を一括して検出する場合と、個々の冷凍冷却装置6の消費電力を検出して、各消費電力を合算して冷凍冷却装置6の全消費電を求める場合とが含まれる。冷凍冷却装置6の優先順位は、例えば、冷却を停止しても品質に影響しない炭酸飲料などのショーケースを高くし、一方、冷却を停止すると品質が低下しやすい鮮魚や生肉などのショーケースを低くする。冷凍冷却装置6の優先順位は、同じ種類の商品が陳列されたショーケースであっても、商品を満杯状態にしたショーケースを高くし、一方、陳列した商品が少ないショーケースを低くする。
【0013】
【作用】
本発明にかかる冷凍冷却システムの集中管理装置を図1に基づき具体的な例で説明すると、通常運転の際には、主管理装置2が各端末管理装置5を介して冷凍冷却装置6を一括管理する。即ち、主管理装置2は、各冷凍冷却装置6の制御内容などのデータを各端末管理装置5へ送信し、また各端末管理装置5からの各冷凍冷却装置6の各種データを受信する。一方、メンテナンスなどを行う際には、切換手段23が操作されることで各冷凍冷却装置6の管理系統が主管理装置2側から副管理装置3側に切り換えられ、副管理装置3が各端末管理装置5を介して冷凍冷却装置6を一括管理する。即ち、副管理装置3は、前述と同様に制御内容などのデータを各端末管理装置5へ送信し、また各端末管理装置5からの各種データを受信する。メンテナンスなどの終了後に切換手段23が操作されることで、前記管理系統が再び副管理装置3側から主管理装置2側に切り換えられる。
【0014】
【発明の効果】
本発明の冷凍冷却システムの集中管理装置によれば、切換手段23によって各冷凍冷却装置6の管理系統を主管理装置2側から副管理装置3側に切り換えれるので、副管理装置3を業務用冷蔵庫や冷凍機などの冷凍冷却装置6が配置される機械室に配置しておくことで、主管理装置2が、冷凍冷却装置6から離れた店舗の事務所に配置されている場合でも、事務所まで行かなくても機械室で副管理装置3を使って各冷凍冷却装置6の管理を行える。つまり、例えば冷凍冷却装置6の設定温度の変更を行っても、この変更後に冷凍冷却装置6の動作を直ちに確認でき、メンテナンスなどを行う際の作業性が向上する。いずれかの端末管理装置5に異常が発生した場合には、主管理装置2が各冷凍冷却装置6を一括管理し、副管理装置3が当該異常が発生した端末管理装置5を監視するので、副管理装置3によって異常の発生した冷凍冷却装置の異常内容などのみを集中的に表示する一方で、主管理装置2が正常な冷凍冷却装置の温度データなどを表示できる。つまり、副管理装置3が前記冷凍冷却装置6の異常内容などを集中的に表示することで、作業者は、前記異常内容などを的確に把握できて当該異常に迅速に対応できる一方で、店舗の管理者は、主管理装置2によって正常な冷凍冷却装置の運転状態を常に確認できる。
【0015】
主管理装置2が端末管理装置5と長時間交信できない場合に、管理系統を副管理装置3側に切り換えて、副管理装置3に冷凍冷却装置6を一括管理させることで、主管理装置2が中央管理装置1などと長時間のデータ交信を行うなどのために各冷凍冷却装置6が長時間管理されなくなることが防がれる。従って、各冷凍冷却装置6を適正に管理することができるうえ、主管理装置2は、各冷凍冷却装置6の管理のために中央管理装置1などとのデータ交信を中断しなくても済み、迅速にデータ交信を行うことができる。
【0017】
副管理装置3を、例えばメンテナンスを行おうとする冷凍冷却装置6としてのショーケースの設置場所まで携帯し、当該ショーケースに接続された端末管理装置5に対して前記副管理装置3を接続した場合には、当該ショーケースの設定温度の変更などの管理がショーケースの設置場所で行えるので、その場で前記変更後のショーケースの動作を確認できて、メンテナンスなどを行う際の作業性がより向上する。
【0018】
主管理装置2の故障や通信線の異常などで各端末管理装置5と主管理装置2とが交信できない場合には、各端末管理装置5が単独で冷凍冷却装置6を管理することで、各冷凍冷却装置6の温度管理や霜取りなどが適正に行われなくなることが防止でき、また警報を発することで各端末管理装置5と主管理装置2とが交信できない状態が長時間続くことが防止でき、各冷凍冷却装置6をより適正に集中管理できる。
【0019】
冷凍冷却装置6の全消費電力が予め設定された上限電力値以下になるように各冷凍冷却装置6の運転が制御されるので、冷凍冷却装置6の全消費電力が抑えられて冷凍冷却装置6全体へ流れる電流が小さくなり、ブレーカーが遮断することが防止される。また冷凍冷却装置の全消費電力が抑えられて電力会社との契約電力を越えることが防止され、電力料金を抑えることができる。
【0020】
特に複数台の冷凍冷却装置6の同時起動を回避するように各冷凍冷却装置6の運転を制御したときには、冷凍冷却装置6の同時起動による冷凍冷却装置6の全消費電力の増加を未然に防止して、冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えることを確実に防止する。また、冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値以下になるまで優先順位の高い冷凍冷却装置6から順に運転を停止させたときには、例えば、冷却を停止しても品質に影響しない炭酸飲料などのショーケースの優先順位を高くしておくことで、冷凍冷却装置6の運転停止による影響を少なくできながら、冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えることを確実に防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る冷凍冷却システムの集中管理装置の実施例を示しており、1台の中央管理装置1と、1台の主管理装置2と、1台の副管理装置3と、複数台の端末管理装置5とを備えている。各端末管理装置5は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に配設されるオープンショーケースや冷凍機などの冷凍冷却装置6に設けてあり、中央管理装置1は店舗の事務所や店外のサービス本部などに配置される。主管理装置2は店舗の事務所などに配置され、副管理装置3は店舗の機械室などに配置される。
【0022】
中央管理装置1と主管理装置2とは、例えばEIA規格RS−232CまたはRS−485の通信ラインで接続され、主管理装置2と副管理装置3とは、例えばEIA規格RS−232CまたはRS−485の通信ラインで接続される。主管理装置2と各端末管理装置5とは、例えばEIA規格RS−485の通信ラインで接続される。中央管理装置1を上記店外のサービス本部などに配置した場合には、中央管理装置1と主管理装置2とは電話回線や無線などによってデータ通信される。主管理装置2と各端末管理装置5とは無線などによって交信してもよい。
【0023】
中央管理装置1は、図2に示すごとくマイクロコンピュータなどからなる制御部13と、主管理装置2からの各種データなどを記憶するRAMおよび中央管理装置1自体の制御プログラムなどを記憶するROMなどからなる記憶部14と、ディスプレイやプリンタなどからなる表示部15と、キーボード16と、送受信部17などを備えており、主管理装置2から送られて来た各冷凍冷却装置6の各種データ、例えば運転状況のデータや異常発生のデータを蓄積し、必要に応じて各週毎あるいは各月毎の温度履歴や警報履歴などの統計を表あるいはグラフなどに編集して表示する。運転状況のデータとしては、ショーケースの庫内温度データ、警報データおよび冷凍冷却装置6が冷却運転中あるいは霜取り運転中である旨などのデータが該当する。中央管理装置1は、キーボード16などを使って冷凍冷却装置6の庫内温度や霜取り時間などの制御内容を予め設定し、あるいは変更することができ、この制御内容のデータを主管理装置2へ送信する。
【0024】
主管理装置2および副管理装置3は、図3に示すごとくマイクロコンピュータなどからなる制御部20と、各冷凍冷却装置6の霜取り時間などを記憶するRAMおよび主管理装置2自体の制御プログラムなどを記憶するROMなどからなる記憶部21と、小型の液晶表示部22と、テンキーなどの操作部(切換手段)23と、送受信部24、冷凍冷却装置6の全消費電力を検出する電力検出手段25などをそれぞれ備えており、主管理装置2あるいは副管理装置3の操作部23のキー操作などに応じて、主管理装置2と副管理装置3とのいずれかが各端末管理装置5を介して各冷凍冷却装置6を一括管理する。
【0025】
端末管理装置5は、図4に示すごとくマイクロコンピュータなどからなる制御部32と、主管理装置2からの指示内容などのデータなどを記憶するRAMおよび端末管理装置5自体の制御プログラムなどを記憶するROMなどからなる記憶部33と、ショーケースの庫内温度を検出する温度センサや冷凍機の圧力を検出する圧力センサなどの各種のセンサ34と、冷凍冷却装置6が異常の際に警報を発する警報出力部35と、送受信部36などを備えており、主管理装置2あるいは副管理装置3からの制御データの内容に合わせて当該冷凍冷却装置6に接続された冷凍冷却装置6を制御する。また端末管理装置5は、冷凍冷却装置6の温度データやコンプレッサの圧力データなどの各種のデータを主管理装置2へ送信し、操作部23によって切り換えられたときには各種のデータを主管理装置2を介して副管理装置3へ送信する。
【0026】
上記の構成からなる装置の動作を具体的に説明すると、通常運転の際には、主管理装置2が各端末管理装置5を介して冷凍冷却装置6を一括管理する。即ち主管理装置2は、中央管理装置1からの制御データや、主管理装置2の操作部23によって予め設定された各ショーケースの庫内設定温度や霜取り時間あるいは冷凍機の運転開始の指示などの各冷凍冷却装置6の制御内容などのデータを送受信部24によって各端末管理装置5へ順番に送信し、また各端末管理装置5から順に送られて来た各冷凍冷却装置6の各種データ、例えば運転状況のデータや異常発生のデータを記憶して中央管理装置1へ送信する。この際、副管理装置3は、液晶表示部22に各冷凍冷却装置6の運転状況などのデータを順に表示する。
【0027】
また、主管理装置2は、各冷凍冷却装置6の起動がずれるように各端末管理装置5を介して冷凍冷却装置6を制御するとともに、電力検出手段25で検出された冷凍冷却装置6の全消費電力が予め設定した上限電力値を越えたときには、記憶部21に記憶している優先順位に基づいて、冷凍冷却装置6の全消費電力が予め設定された上限電力値以下になるまで優先順位の高い冷凍冷却装置6から順に運転を停止させる。つまり、主管理装置2は、各端末管理装置5からの冷凍冷却装置6の運転状況のデータを受け取ることで各冷凍冷却装置6の起動を監視しており、例えば、複数台の冷凍冷却装置6が同時起動しようとしているときには、これらの冷凍冷却装置6のうち、1台の冷凍冷却装置6を起動させてから予め設定した設定秒経過毎に残りの冷凍冷却装置6を1台づつ順に起動させる様に各冷凍冷却装置6を制御する。
【0028】
また、運転中の冷凍機の台数が多いために、電力検出手段25で検出された冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えたときには、上述のように冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値以下になるまで優先順位の高い冷凍冷却装置6から順に運転を停止させて、冷凍冷却装置6の全消費電力が電力会社との契約電力値を越えないようにしている。この後、ショーケースの冷却による温度低下などで冷凍機の負荷が減少して、運転中の冷凍機の全消費電力が低下したときには、冷凍冷却装置6の全消費電力が上限電力値を越えない範囲内で、優先順位の低い冷凍冷却装置6から順に運転が再開される。
【0029】
一方、メンテナンスなどを行う際には、例えば副管理装置3の操作部23を操作することで、各冷凍冷却装置6の管理系統を主管理装置2側から副管理装置3側に切り換える。副管理装置3は、前記切り換えられたときには、主管理装置2に記憶している各冷凍冷却装置6の制御内容などのデータを照合し、副管理装置3に記憶しているデータが主管理装置2と異なる場合には、例えば主管理装置2の記憶内容に合わせたのち、このデータに基づいて各冷凍冷却装置6を一括管理する。即ち、副管理装置3は、前述と同様に制御内容などのデータを各端末管理装置5へ送信し、また各端末管理装置5からの各種データを中央管理装置1へ送信する。この際、主管理装置2は、液晶表示部22に各冷凍冷却装置6の運転状況などのデータを順に表示する。
【0030】
主管理装置2は、中央管理装置1との長時間のデータ交信などによって各端末管理装置5と予め設定された所定時間以上交信できなくなる場合には、強制的に副管理装置3に切り換えて、副管理装置3で各冷凍冷却装置6を一括管理させる。副管理装置3は、主管理装置2によって強制的に切り換えられたときにも主管理装置2に記憶しているデータを照合して主管理装置2の記憶内容に合わせたのち、このデータに基づいて各冷凍冷却装置6を一括管理する。
【0031】
主管理装置2が各冷凍冷却装置6を一括管理している際に、いずれかの冷凍冷却装置6に異常が発生した場合には、当該冷凍冷却装置6に接続された端末管理装置5は、当該異常に関する警報データを主管理装置2に送信し、副管理装置3は、主管理装置2を介して前記警報データを受信することで、異常が発生した冷凍冷却装置6の管理を優先すべく集中的、且つ、詳細に監視する。つまり副管理装置3は、通常、各冷凍冷却装置6の庫内温度などを液晶表示部22に順番に表示しているが、いずれかの冷凍冷却装置6に異常が発生した場合には、前記庫内温度などの表示よりも異常が発生した冷凍冷却装置6の種類や異常の内容などの表示を優先すべく、例えば、異常が発生した各冷凍冷却装置6の異常内容のみを表示する。
【0032】
副管理装置3は、主管理装置2との接続を切り離して単独で携帯可能であるとともに、図5に示すごとく各端末管理装置5に設けた接続部37と着脱自在に接続可能な接続部26を有している。接続部26・37は、コネクタや端子台などからなり、冷凍冷却装置6のメンテナンスなどの際には、副管理装置3を当該冷凍冷却装置6の設置場所まで携帯し、副管理装置3の接続部26と当該冷凍冷却装置6に接続された端末管理装置5の接続部37とを接続して、前記冷凍冷却装置6の動作を確認する。
【0033】
主管理装置2の故障や通信線の異常などによって各端末管理装置5が主管理装置2と予め設定された所定時間以上交信できない場合には、各端末管理装置5は、当該端末管理装置5に記憶している運転条件に基づいて当該端末管理装置5に接続された冷凍冷却装置6を管理するとともに、主管理装置2との交信が不能である旨の警報を警報出力部35で発する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体的な構成を概略的に示すブロック構成図である。
【図2】中央管理装置のブロック構成図である。
【図3】本発明に係る主管理装置および副管理装置のブロック構成図である。
【図4】本発明に係る端末管理装置のブロック構成図である。
【図5】副管理装置と端末管理装置との接続状態を示す概略図である。
【符号の説明】
2 主管理装置
3 副管理装置
5 端末管理装置
6 冷凍冷却装置
23 操作部(切換手段)
25 電力検出手段
26・37 接続部
Claims (7)
- 複数台の冷凍冷却装置(6)と、これらの冷凍冷却装置(6)にそれぞれ設けられて当該冷凍冷却装置(6)を制御する端末管理装置(5)と、これらの端末管理装置(5)と交信可能に接続されて各端末管理装置(5)を介して各冷凍冷却装置(6)を一括管理しうる主管理装置(2)とを備えた冷凍冷却システムの集中管理装置において、
各端末管理装置(5)と交信可能に接続されて各端末管理装置(5)を介して各冷凍冷却装置(6)を一括管理しうる副管理装置(3)を備えるとともに、この副管理装置(3)および/または前記主管理装置(2)に管理系統切り換え用の切換手段(23)を設け、
この切換手段(23)によって前記管理系統を主管理装置(2)側から副管理装置(3)側へ切り換えた場合には、主管理装置(2)の代わりに副管理装置(3)が各端末管理装置(5)と交信して各冷凍冷却装置(6)を一括管理し、
いずれかの端末管理装置(5)に異常が発生した場合には、主管理装置(2)が各冷凍冷却装置(6)を一括管理し、副管理装置(3)が当該異常が発生した端末管理装置(5)を監視することを特徴とする冷凍冷却システムの集中管理装置。 - 主管理装置(2)は、各端末管理装置(5)と所定時間以上交信できない場合には、管理系統を副管理装置(3)側に切り換えることにより、副管理装置(3)が各冷凍冷却装置(6)を一括管理する請求項1記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。
- 副管理装置(3)は単独で携帯可能であり、副管理装置(3)と各端末管理装置(5)とは接続部(26・37)をそれぞれ有しており、これらは接続部(26・37)によって互いに着脱自在に接続可能であり、
いずれかの端末管理装置(5)と副管理装置(3)とを接続部(26・37)で接続した場合には、副管理装置(3)が、当該端末管理装置(5)を介して当該端末管理装置(5)に接続された冷凍冷却装置(6)を管理する請求項1又は2記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。 - 各端末管理装置(5)と主管理装置(2)とが所定時間以上交信できない場合には、各端末管理装置(5)が、当該端末管理装置(5)に記憶している運転条件に基づいて当該端末管理装置(5)に接続された冷凍冷却装置(6)を管理するとともに警報を発する請求項1乃至3のいずれかに記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。
- 各冷凍冷却装置(6)を一括管理している管理装置(2・3)は、冷凍冷却装置(6)の全消費電力が予め設定された上限電力値以下になるように各端末管理装置(5)を介して冷凍冷却装置(6)の運転を制御する請求項1乃至4のいずれかに記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。
- 各冷凍冷却装置(6)を一括管理している管理装置(2・3)は、複数台の冷凍冷却装置(6)の同時起動を回避するように各端末管理装置(5)を介して冷凍冷却装置(6)の運転を制御する請求項5記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。
- 主管理装置(2)および副管理装置(3)は、各冷凍冷却装置(6)の優先順位を記憶する記憶手段(21)と、冷凍冷却装置(6)の全消費電力を検出する電力検出手段(25)とを備えており、
各冷凍冷却装置(6)を一括管理している管理装置(2・3)は、電力検出手段(25)によって検出された冷凍冷却装置(6)の全消費電力が上限電力値を越えたときには、優先順位の高い冷凍冷却装置(6)から運転を停止させて冷凍冷却装置(6)の全消費電力が上限電力値を越えないように制御する請求項5記載の冷凍冷却システムの集中管理装置。
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