JP4309201B2 - 写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体 - Google Patents

写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、写真印刷装置、プログラム、および情報記憶媒体に関する。
従来において、CCDカメラ等の撮影手段を用いて撮影されたユーザー(被写体)の画像をユーザーに編集させて、その編集後の画像をプリント(印刷)する写真印刷装置の一例として写真シール製造機などが知られている。
特開2002−216239号公報
しかし、この種の写真印刷装置は、撮影、編集、および印刷に関する処理系統を集中的に管理制御しているために、いずれか1ヶ所でも動作異常状態となってエラーが発生すると、システム全体が停止してしまうという問題があった。
例えば、プリンタでの印刷処理中に紙詰まり等のエラーが発生した場合、撮影処理中、編集処理中の動作も停止してしまうために、エラーからの復旧後、ユーザーはあらためて撮影、編集のための操作をやり直さなければならない。特に、全く新たに編集作業をやり直さなければならないことは、ユーザーにとって非常に負担となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、撮影、編集、印刷という3つの機能を少なくとも有する写真印刷装置において、いずれかの機能に支障が出た場合でも円滑な運用を可能にする写真印刷装置を提供することにある。
(1)本発明の写真印刷装置は、被写体を撮影するための撮影手段と、前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集するための編集手段と、前記編集された後の撮影画像を印刷するための印刷手段と、少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段と、前記監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、前記各手段の動作制御を行うエラー時制御手段と、を含み、前記エラー時制御手段は、前記監視手段によりエラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させることを特徴とする。
また本発明に係るプログラムは、コンピュータにより実行可能なプログラムであって、上記手段としてコンピュータを機能させる(上記手段をコンピュータに実現させる)ことを特徴とする。また本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータにより読み取り可能(使用可能)な情報記憶媒体であって、上記手段としてコンピュータを機能させる(上記手段をコンピュータに実現させる)ためのプログラムを含むことを特徴としている。
本発明によれば、いずれかの部位でエラーが発生した場合でも、他の正常な部位において実行中の処理がある場合には、これらの処理を妨げることなくエラー復帰可能なため、実行中の処理データが失われることを防止し、システム復旧後の各部位での処理をスムーズに再開させることができ、装置の円滑な運用が可能となる。
(2)また、本発明の写真印刷装置は、少なくとも第1の面、第2の面、および第3の面を有する筐体と、前記筐体の第1の面側に位置し、前記撮影手段により被写体の撮影を行うための撮影空間と、前記筐体の第2の面側に位置し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を前記編集手段により編集するための編集空間と、前記筐体の第3の面側に位置し、前記印刷手段により印刷された前記撮影画像の印刷物が排出される排出口と、を備え、前記撮影手段、編集手段、および印刷手段に関して、それぞれ異なる被写体に対する処理を並行して実行可能であることが好ましい。
かかる態様においては、撮影、編集、印刷という3つの機能が筐体の第1の面、第2の面および第3の面のそれぞれに分散して設けられており、それぞれ異なる位置において被写体に対する処理を実行可能であるため、一度に複数のユーザーを受け入れて、並列的に各機能に関する処理を実行することができる。
そして、この態様のように、複数の異なる被写体に対して撮影、編集、印刷に関する処理が並行して実行可能な構成においては、撮影手段、編集手段、印刷手段のいずれか一つの部位でもエラーが発生し、これにより各被写体に関する処理を停止させてしまうと、エラーが発生していない部位で装置を利用していたユーザーにまで影響を与えてしまうことになるため、(1)に記載の発明のように、正常な部位における処理を続行可能としておけば、顧客の回転効率の低下を防止することができる。
(3)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記編集手段または前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別し、前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも当該撮影手段に関する処理を完了するまで実行させ、前記撮影手段が非稼動状態である場合には、ユーザーの新規利用受付けを中止させることができる。
本発明において、撮影手段の稼動状態とは、被写体の撮影に関する処理を撮影手段において実行中であることを意味する。また、下記において編集手段の稼動状態とは、ユーザーが撮影手段で撮影した被写体の撮影画像に対する編集作業を行っている状態を意味する。また、下記において印刷手段の稼動状態とは、編集手段での編集後の撮影画像をプリンタ等で印刷している状態であって、ユーザーが印刷物を受け取るまでの印刷手段の処理実行状態を意味する。
この態様によれば、エラー発生時に撮影手段が稼動中であって撮影を行っている状態であったユーザーは、エラー復旧中においても、その撮影に関する処理を続行させているため、当該ユーザーに関してエラー復旧後から印刷物を受け取るまでの時間を短時間で済ませることができ、顧客の回転効率をその分高めることができる。特に、撮影に関してユーザーに設定操作を行わせるような構成の場合においては、あらためて操作を行わせることがないため、ユーザーの感じるストレスを低減することができる。
また、この態様では、エラー発生時に撮影手段が非稼動状態である場合には、新たなユーザーの利用受付けを中止することにより、エラー復旧までの間に新たなユーザーが装置の利用を開始して混雑状態が発生し、多くのユーザーを処理待ち状態で待機させることになるような事態を防止することができる。
(4)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段および編集手段が稼動状態か否かを判別し、前記撮影手段が稼動状態であって、かつ前記編集手段が非稼動状態である場合には、前記撮影手段において被写体の撮影に関する処理を完了するまで実行させるとともに、前記編集手段において前記撮影手段で撮影された撮影画像に関する処理が完了するまで実行させることができる。
この態様によれば、印刷手段におけるエラーは、例えば、用紙切れや紙詰まり、インク切れなど早期に復旧可能なものが多いため、撮影手段が稼動状態であって、編集手段が非稼動状態である場合には、編集までの処理を完了させておけば、エラー発生時に撮影を行っていたユーザーに関してはエラー復旧後に早急に印刷処理を実行できるため、エラー復旧後の顧客の回転効率を迅速に高めることができる。
(5)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別し、前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することことができる。
この態様によれば、印刷手段でのトラブル発生をユーザーに気づかせることなく装置を利用させることができ、ユーザーを飽きさせることなく、編集操作によりエラー復旧までの待機時間を過ごさせることができる。
(6)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記印刷手段に関するエラーの種別を判別し、当該エラーの種別に関連付けて、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することができる。
この態様によれば、印刷手段でのエラーに関して当該エラーの種別を判別しておき、例えば、用紙切れや紙詰まり、インク切れなど短時間で復旧できる種別のエラーに対しては、編集手段での編集操作の受付時間を延長すれば、ユーザーにエラー発生によるトラブルを気づかせることなく装置を利用させることができる。
(7)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記撮影手段または前記編集手段に関するエラーが検出された場合において、前記印刷手段が稼動状態か否かを判別し、前記印刷手段が稼動状態である場合には、前記印刷手段で前記撮影画像の印刷物を排出するまで処理を実行させることができる。
この態様によれば、撮影画像が印刷中であったユーザーについては、エラーの発生によってユーザーを待たせることなく撮影画像を印刷物として提供することができる。
(8)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記撮影手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別し、前記編集手段が稼動状態である場合には、前記編集手段において前記撮影画像の編集に関する処理を完了するまで実行させるとともに、前記印刷手段において前記編集手段で編集された後の撮影画像を印刷する処理を完了するまで実行させることができる。
この態様によれば、編集作業中のユーザーに、エラー発生によるトラブルを気づかせることなく、編集操作を行わせることができるとともに、編集後の撮影画像についての印刷物を提供することができる。また、エラー復旧後においては、編集手段が直ちに利用可能状態となるため、エラー復旧後の顧客の回転効率を迅速に回復させることができる。
(9)また、本発明の写真印刷装置、プログラムおよび情報記憶媒体において、前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記撮影手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別し、前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記撮影手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することができる。
この態様によれば、撮影手段のエラーが復旧するまでは、当該撮影手段を利用しているユーザーが編集を行うことはないため、編集作業中のユーザーに編集操作を延長させることにより装置の稼動効率を高めることができる。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形態様により実施することが可能である。
図1、図2、図3、図4に本実施の形態に係る写真印刷装置1の外観図の一例を示す。図1は、本実施の形態の写真印刷装置1の右側側面図である。図2は、本実施の形態の写真印刷装置1の第1筐体11の正面図である。図3は、本実施の形態の写真印刷装置1の第1筐体11の背面図である。図4は、本実施の形態の写真印刷装置1の第2筐体12の正面図である。
本実施の形態の写真印刷装置1では、被写体となるユーザーPが、第1筐体11の正面(第1の面)側において撮影を行う。次に、ユーザーPは、第1筐体11の背面(第2の面)側に移動して撮影画像の編集操作を行い、第1筐体11の側面(第3の面)側にて編集処理後の撮影画像の印刷物を受け取る。
図2の正面図に示すように、本実施の形態の写真印刷装置1は、被写体撮影用のカメラ20を含む。カメラ20は、被写体を主として正面方向から撮影するものであって、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラなどにより実現できる。なお、カメラを構成する撮像デバイスは、一つに限らず複数設けられていてもよい。
また、写真印刷装置1は、撮影用ディスプレイ32を含む。この撮影用ディスプレイ32は、ユーザーの視点の高さで、ユーザーに対してその表示画面がほぼ正対するように、第1筐体11に取り付けられている。カメラ20で撮影される映像は、撮影用ディスプレイ32に表示され、ユーザーはこの撮影用ディスプレイ32に表示された映像を見ながら、自身の撮影時のポーズを確認することができる。また、撮影用ディスプレイ32には、撮影直後の撮影画像についても表示することができ、これによりユーザーは、撮影画像を確認して次回以降の撮影の参考とすることができる。
また、写真印刷装置1は、撮影環境を設定するための情報を表示し、また撮影時には案内情報を表示するメインディスプレイ34を含む。メインディスプレイ34には、装置の利用待機時のアトラクト画面や被写体撮影時の背景設定等のための選択入力用画面などが表示される。また、メインディスプレイ34においても、撮影時の案内表示とともに撮影画像を表示させることができる。また、撮影環境の設定のための選択入力の手段は、ボタン操作やレバー操作によるものであってもよいし、メインディスプレイ34をタッチパネルで構成して入力操作を行わせるものであってもよく、これらを組み合わせて用いるような構成であってもよい。なお、本実施の形態の写真印刷装置1は、メインディスプレイ34の近傍に設けられた選択用ボタン42や決定用ボタン44を操作することによりユーザーが各種情報の選択入力を行うことができるように形成されている。
また、写真印刷装置1の第1筐体11の正面側には、コイン投入口52が設けられており、ユーザーがコイン投入口52に利用料金に相当するコインを投入することにより撮影等が開始される。
また、図1の側面図に示すように、第2筐体12の上部には、カーテン62を収容するためのカーテン収容部60が設けられており、カーテン62はカーテン収容部60の下端部にカーテン62の数量分だけ設けられたスリット(図示省略)を通過して降下することにより、撮影画像において被写体の背後に現される背景を構成する。また、カーテン62は、モータ64の回転駆動により昇降自在に設けられている。なお、カーテン62による背景の生成機構は、モータ64の回転駆動で昇降するものに限らず、カーテンレールなどのガイド部材が設けられて水平方向に開閉が可能なものであってもよい。なお、カーテン62の他にパネルなどを採用することもできる。このような背景を生成するための部材の種類としては、例えば、昇降式カーテン(ロールスクリーンと呼ばれるものを含む)、開閉式カーテン(一端固定式、双端固定式を含む)、板状パネル、回転パネル、ブラインド、すだれなどが挙げられる。
ここで、本実施の形態の写真印刷装置1では、ユーザーに複数種類用意された撮影テーマを選択させて、その撮影テーマに基づいて生成される撮影環境下で撮影を行うことにより、ユーザーの気分や嗜好に応じた演出が施された撮影画像を提供することができるように形成されている。撮影テーマは、最終的にユーザーの手元に渡る印刷物に現された撮影画像における撮影イメージについての情報であって、例えば、春、夏、秋、冬などの季節的なものや海や空などの場所的なもの、その他の様々な撮影場面の演出に関連付けられた情報である。従って、ユーザーは、撮影する季節や時間帯、場面などと関連付けられた撮影テーマを自己の気分や嗜好に応じて適宜選択することで、ユーザーの撮影イメージに沿った撮影画像を得ることができる。
このため、背景を構成するカーテン62は、撮影テーマと対応するように複数設けられており、それぞれ色および模様の少なくとも一方が異なるものが用意されている。また、カーテン62は、一種類の撮影テーマにのみ対応付けられた専用カーテンと、複数種類の撮影テーマに対応付けられた共通カーテンとを含むように構成することができる。すなわち、撮影テーマに従った背景を生成するにあたって、特殊な色や模様の装飾が必要となる撮影テーマに対してのみ、専用カーテンを設けておけば、他のカーテンを共通としても、ストロボによる光量の調節や撮影画像の画像処理による明るさ補正や特殊画像処理により異なる演出が可能であれば、共通カーテンを用いても異なる撮影画像を提供することができるので、カーテン62の所要枚数を削減することができる。従って、共通カーテンを含むような構成を採用すれば、多種多様な撮影テーマを設定しても当該撮影テーマの種類より少ないカーテンの数で撮影テーマに対応した撮影環境の生成が可能となる。このため、カーテン収容部60のスペースを大きく確保しなくてもよいので、装置全体の省スペース化を図ることができるようになる。
また、カーテン収容部60には、カーテン62やモータ64の不具合を検出するためのセンサを設けておくことができる。この場合のセンサとしては、カーテン62の傾きなどを検知する赤外線センサなどの光学式センサやモータ64の回転ステップを検知するためにモータ64の回転軸に取り付けられるエンコーダなどを採用することができる。
また、図2に示すように、第1筐体11には、被写体の正面側から所定の光量の光を照射する前方ストロボ66a〜66fが取り付けられている。また、図4に示すように、第2筐体12には被写体の後方側から所定の光量の光を照射する後方ストロボ68a〜68cが取り付けられている。前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cは、被写体に直接光を照射したり、あるいは撮影空間に光を照射することにより、撮影画像に光学的演出効果を付与するものである。このような光学的演出効果を付与するための構成としては、キセノンランプを用いたストロボのような閃光型の発光手段が一般的であるが、その他に蛍光灯や白熱灯、発光ダイオード、ブラックライト、ネオン管といった各種の照明器具や照灯器具に適用されている発光手段を用いて構成することが可能である。
また、前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cは、ユーザーが選択した撮影テーマに対応付けられた発光パターンで所定の光量の光を照射するように制御される。発光パターンとしては、各ストロボごとの光量(照射/非照射を含む)などが挙げられる。例えば、肌を白く写るように撮影すべき撮影テーマが選択された場合では、前方ストロボ66a〜66fを後方ストロボ68a〜68cより強めの光量で発光させる場合などが挙げられる。発光パターンは、予め撮影テーマごとに設定されていてもよいし、撮影テーマの選択があるたびに、あるいは撮影をするたびに、演算処理により好適な光量を算出してもよい。このように、前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cから照射される光によってユーザーが選択した撮影テーマに合わせた光学的演出効果が撮影画像に付与されるので、ユーザーの好みに則した撮影画像を提供することができる。
また、本実施の形態に係る写真印刷装置1は、図3に示すように、編集操作部70を含む。編集操作部70では、タッチパネルとして形成されている編集用ディスプレイ36において、タッチペン71、72を用いて編集用ツールの選択と撮影画像への加工(編集の一例)をすることができる。編集操作部70は、タッチペン以外のポインティングデバイス(マウスやトラックボール)などを用いて構成してもよいし、その他にボタンやレバーなどから構成されていてもよく、この場合、編集用ディスプレイ36は、タッチパネルでなくてもよい。
また、編集用ディスプレイ36は、第1の表示領域36aと第2の表示領域36bとを有し、各表示領域に撮影画像をそれぞれ表示して複数人で同時に編集作業を行うことができるように形成されている。そして、編集操作部70のタッチペン71、72は、各表示領域36a、36bと対応して動作可能に設けられ、第1の表示領域36aに表示された撮影画像に対してはタッチペン71を用いて編集作業を行うことができ、第2の表情領域36bに表示された撮影画像に対してはタッチペン72を用いて編集作業を行うことができる。
また、タッチペン71、72は、各表示領域36a、36bに表示された撮影画像への編集作業に混乱が起きないように、動作対応する表示領域以外の表示領域に表示された撮影画像に対しては編集操作が行えないように制御されている。すなわち、タッチペン71では、第2の表示領域36bの撮影画像を編集することはできず、タッチペン72では、第1の表示領域36aの撮影画像を編集することはできないように制御されている。なお、編集用ディスプレイ36では、第1の表示領域36aおよび第2の表示領域36bの他にタッチペン71、72の双方からの入力を受付ける共通表示領域を設けておくこともできる。
また、写真印刷装置1は、図1に示すように撮影画像がプリントされた写真印刷物の排出口50を含む。この排出口50には、編集操作部70で編集された後の撮影画像が印刷されたシール等の印刷物が出力される。
また、図5は、本実施の形態の写真印刷装置1の上側平面図であって、ユーザーPが撮影を開始してから写真を受け取るまでの移動経路を示したものである。まず、被写体であるユーザーPは、撮影空間100内に入り、撮影環境の設定を行ってからカメラ20による撮影を行う。撮影空間100は第1筐体11の正面(第1の面)側に設けられており、第1筐体11、第2筐体12(背景としてのカーテン62を含む)、および第1筐体11と第2筐体12との間に設けられた仕切り用カーテン91、92により構成される。撮影空間100内で所定枚数の撮影が行われると、第1筐体11に設けられたメインディスプレイ34には、撮影空間100での処理が完了したことを知らせるメッセージが表示され、また第1筐体11に設けられたスピーカー82から移動を促す音声が出力される。これによりユーザーPは、編集空間200へ移動し、編集操作部70を利用して撮影画像に対して編集作業を行う。編集空間200は第1筐体11の背面(第2の面)側に設けられており、第1筐体11の背面側に設けられた仕切り用カーテン93、94、95により構成される。そして、編集空間200における編集作業が終了すると、編集用ディスプレイ36およびスピーカー84から移動案内が表示出力および音声出力され、ユーザーPは、これに従い、受け取り口50の方へ移動し、出力された印刷物(例えば、写真シール)を受け取る。
図6は、本実施の形態のブロック図の一例である。なお、写真印刷装置1は、図6の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成とすることも可能である。
撮影部560は、被写体を撮影するためのもので、撮像手段や撮影用演出部材から構成される。撮像手段は、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラ、又は光学カメラなどにより構成される。また、撮影用演出部材としては、例えば、ストロボやカーテンなどが挙げられる。
操作部530(ポインティングデバイス、レバー、ボタン等)は、撮影テーマの選択操作等による撮影環境の設定操作や編集ツール選択メニューの選択操作や編集操作をユーザーが行うためのものである。
記憶部540(RAM)は、処理部500や通信部590などのワーク領域となるものである。情報記憶媒体542(CD、DVD、HDD、ROMなどのコンピュータにより読取可能な記憶媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。この情報記憶媒体542には、本実施の形態の写真印刷装置1の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶されている。また、携帯型記憶装置544は、ユーザーの個人データや編集用のセーブデータなどを記憶するものである。
表示部550は、ディスプレイに画像表示するための構成であり、例えば、撮影用ディスプレイ32、メインディスプレイ34、編集用ディスプレイ36などが該当する。ディスプレイとしては、例えば、液晶タブレットやタッチパネル等が用いられ、特に編集用ディスプレイ36においては、タッチペン71、72等の先端をディスプレイ表面に接触させ、文字や図形を描くことにより、手書き画像を入力できるようになっている。また、タッチペン71、72等の先端をディスプレイに接触させて、予め用意された星マークやハートマーク等のスタンプ画像(編集ツールの一例)を選択し、その配置に関して入力できるようにもなっている。
音出力部580は、スピーカー82、84等により構成され、撮影環境の設定時、撮影時、および編集時の音声案内やBGMなどの音声を出力するものである。
印刷部570は、撮影画像を印刷媒体(シール紙、印画紙、プラスチック版、記録層等)に印刷するプリンタにより構成される。この場合の印刷方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式、レーザー方式などの種々の方式が採用できる。またプリンタとしては、インクジェット式プリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、熱転写型プリンタ、溶融型プリンタ、サーマルプリンタ、印画紙プリンタ、インスタントフィルムプリンタ等を採用することができる。
通信部590は、インターネットあるいはLANなどのネットワークを介して他の装置と通信を行うための各種制御を行うものである。この通信部590を用いることで、生成された画像データをネットワークを介して送信することができる。また、写真印刷装置1内での画像データの転送制御(例えば、撮影部から編集部へのデータ転送、さらには編集部から印刷部へのデータ転送等)も通信部590により行われる。
監視部520は、各種のセンサを用いて写真印刷装置1の各部のエラー監視を行う。
例えば、撮影部560に関しては、撮像デバイスの動作状態によりカメラ操作に不具合が生じた場合やカーテン62およびモータ64の動作不具合が生じた場合や前方ストロボ66a〜66fおよび後方ストロボ68a〜68cの動作不具合が生じた場合にエラーを検出する。
また、例えば、操作部530に関しては、編集操作部70におけるタッチペン72、74の不具合や編集用ディスプレイ36のタッチパネル機能の不具合などをエラーとして検出する。また、操作部530に関しては、撮影用ディスプレイ34の近傍に設けられた選択用ボタン42や決定用ボタン44などの不具合などをエラーとして検出する。
また、例えば、印刷部570に関しては、シール紙などの印刷用紙の紙詰まりや、印刷用紙切れ、インクやトナーなどの印画材料切れなどをエラーとして検出する。
処理部500(プロセッサ)は、操作部530からの操作データやプログラムなどに基づいて、受付処理、撮影処理、編集処理、印刷処理、音生成処理、あるいはエラー時制御処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部500は、記憶部540をワーク領域として使用し、各種の処理を行う。この処理部500の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアやプログラムにより実現できる。
処理部500は、受付処理部501、撮影処理部502、編集処理部504、印刷処理部504、音生成部508、エラー時制御処理部510を含む。
受付処理部501は、写真印刷装置1の新規利用を受付ける処理を行うものである。具体的には、メインディスプレイ32にアトラクト画面を表示してユーザーの利用を待機し、コイン投入口52に利用料金が投入されることによりユーザーに撮影等の装置の利用を開始させる。
撮影処理部502は、操作部530からの撮影テーマに関する選択入力を受付けて、選択された撮影テーマに対応する背景を決定してモータ64を駆動させて所定のカーテン62により撮影時の背景の生成するための処理を行い、撮影部560の撮像手段により被写体の撮影を行わせるものである。また、撮影処理部502では、選択された撮影テーマに応じた発光パターンの決定を行い、被写体の撮影時に前方ストロボ66a〜66fおよび後方ストロボ68a〜68cに当該発光パターンでの光の照射を行わせるための処理も行われる。
編集処理部504は、編集用ディスプレイ36からタッチペン71、72等用いて行われる入力情報に基づき、撮影画像に所定の編集処理を施す処理を行うものである。編集処理としては、撮影画像に編集ツールとして用意されたフレーム画像やスタンプ画像などを貼り付けて加工する処理やユーザーがタッチペン71、72等で描いた線描き画像を撮影画像に貼り付けて加工する処理が行われる。これにより、ユーザーが撮影時に選択した撮影テーマと対応付けられた編集ツールを用いて撮影画像に編集を施すことができるため、撮影テーマに基づいた統一感のある撮影画像を提供することができる。
印刷処理部506は、印刷部570のプリンタを駆動して撮影画像を印刷し、印刷物を排出口50から排出するための処理を行う。
音生成部508は、処理部500で行われる種々の処理の結果や装置の動作ごとに予め用意された設定情報に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声案内などのゲーム音を生成し、音出力部592に出力させる処理を行う。
エラー時制御処理部510は、撮影部560、操作部530、および印刷部570等に関して監視部520でエラーが検出されたときに、撮影部560、操作部530、および印刷部570の動作制御を行い、写真印刷装置1の円滑な稼動を担保するための処理を行うものであって、監視部520でエラーの検出された部位における実行中の処理を中止するとともに、正常に動作可能な部位における実行中の処理を完了するまで継続実行させる制御処理を行う。
例えば、撮影部560についてカーテン62の動作不良などのエラーが検出された場合においては、撮影処理部502で実行中の処理を一旦中止する。このとき操作部530(編集操作部70)を用いて別のユーザーが撮影画像の編集作業中である場合には、編集処理部504について当該ユーザーの編集作業が完了するまで継続して編集処理を実行させる制御を行う。また、このとき印刷部570が印刷動作中である場合には、印刷処理部506で実行中の処理を印刷物を排出するまで継続して実行させる処理を行わせる制御を行う。さらに、編集処理部504で処理を完了した撮影画像については、印刷処理部506に印刷部570での印刷を行わせてもよい。このようにすれば、撮影部560がエラーから復旧した後に、編集処理部502および印刷処理部506で処理中のデータがなくスタンバイ状態となっていれば、装置の稼動効率を早急に回復させることができる。
また、例えば、操作部530について編集操作部70のタッチペン72、74の動作不良などのエラーが検出された場合においては、編集処理部504で実行中の処理を一旦中止する。このとき撮影部560が被写体を撮影中である場合には、撮影処理部502で所定の撮影を完了するまで継続して実行させる制御を行う。また、このとき、印刷部570が印刷動作中である場合には、印刷処理部506で実行中の処理について印刷物を排出するまで継続して実行させる制御を行う。かかる場合においても、操作部530がエラーから復旧した後に、撮影処理部502および印刷処理部506で処理中のデータがなくスタンバイ状態となっていれば、装置の稼動効率を早急に回復させることができる。
また、例えば、印刷部570について印刷用紙の詰まりなどのエラーが検出された場合においては、印刷処理部506で実行中の処理を一旦中止する。このとき撮影部560が被写体を撮影中である場合には、撮影処理部502で所定の撮影を完了するまで継続して実行させる制御を行う。また、このとき、操作部530を用いて別のユーザーが撮影画像の編集作業中である場合には、編集処理部504について当該ユーザーの編集作業が完了するまで継続して編集処理を実行させる制御を行う。かかる場合においては、エラー発生により正常な部位での処理が中断されずに処理が続行されるため、撮影中のユーザーや編集作業中のユーザーにトラブル発生を感じさせることなく装置を利用させることができる。
また、エラー時制御処理部510では、操作部530や印刷部570において監視部520によりエラーが検出された場合において、撮影部560が稼動状態でなく撮影処理部502が撮影に関する処理を行っていない場合には、写真印刷装置1の新規利用の受付を中止する処理を行うこともできる。これにより新たな利用を受付けてユーザーをエラー復旧まで処理待ちとして待機させるような事態を防止し、また処理待ち状態が多くなって装置の利用混雑状態が発生するのを防止することができる。
さらに、エラー時制御処理部510では、監視部520によりエラーが検出された場合において、他の正常な部位で実行中の処理がある場合に、少なくともエラーが復旧するまでの間において当該実行中の処理に関するユーザーの操作受付期間を延長する処理を行うことができる。例えば、編集操作部70を用いて編集作業中のユーザーがいる場合に、他のユーザーの撮影画像についての印刷部570での印刷中に用紙詰まりなどのエラーが発生した場合に、編集操作部70での編集操作の受付時間を延長する処理を行う。これにより、印刷部570でのエラーによるトラブル発生をユーザーに気づかせることなく装置を利用させることができる。
以下では、写真印刷装置1を利用する場合の各種処理の流れの一例を説明する。図7〜図11は、本実施の形態の写真撮影装置1での被写体の撮影から撮影画像の印刷出力までの各処理の一例について説明するためのフローチャート図である。
まず、写真印刷装置1は、図7に示すように、受付処理を行ってユーザーの利用を待機しており(ステップS10)、ユーザーの利用受付を行ってから、撮影処理(ステップS20)、編集処理(ステップS30)、および印刷処理(ステップS40)と順次処理を進行させてユーザーに被写体の写真印刷物を提供する。
受付処理では、図8に示すように、受付処理部501がメインディスプレイ34にアトラクト画面を表示して装置の利用を待機し(ステップS101)、ユーザーによりコイン投入口52に利用料金に相当するコインが投入されると(ステップS102でYES)、ユーザーの利用受付を完了して当該ユーザーについての撮影等を開始する。
撮影処理では、受付処理の完了により撮影処理部502が、図9に示すように、メインディスプレイ34に撮影テーマを決定するための選択入力用画面を表示させる(ステップS11)。このとき、必要に応じて撮影テーマの選択入力についての音声案内をスピーカー82から出力させてもよい。
このとき、ユーザーは、メインディスプレイ34近傍に設けられた選択用ボタン42および決定用ボタン44を用いて選択入力用画面を参照しながら、撮影テーマを選択入力を行う(ステップS202)。なお、撮影テーマの選択入力に際しては、選択入力のための制限時間(例えば、10秒)を予め設定しておき、所定の時間が経過すると当該経過の時点で指定されていた撮影テーマが自動的に決定されるように構成してもよい。
そして、撮影テーマの選択入力が完了すると(ステップS202でYES)、撮影処理部502は、選択された撮影テーマに対応した背景をカーテン62により生成する処理を行うとともに、前方ストロボ66a〜66fおよび後方ストロボ68a〜68cから光を照射しつつ被写体の撮影を行う(ステップS203)。本実施の形態の写真印刷装置1では、これらの撮影を予め設定された所定回数行い、所定回数の撮影が終了すると(ステップS204でYES)、撮影処理部502は、ユーザーの利用受付から所定時間が経過しているかどうかを判断する(ステップS205)。この所定時間は、編集操作に要する時間を予め想定してカウントしておき、所定時間が経過するまでは編集空間200が使用中であるとしてユーザーを撮影空間100内で待機させるために設定される。また、順次ユーザーが装置を利用しているような場合には、直前のユーザーが撮影を終了(あるいは編集作業を開始)してからの時間をカウントしておき、カウント時間が所定時間になるまでユーザーを撮影空間100内に待機させておく構成を採用することもできる。
そして、装置の利用受付から所定時間が経過していなければ(ステップS205でNO)、メインディスプレイ34には、足止め画面が表示される(ステップS206)。足止め画面には、編集空間200への移動までの待機時間を表示することにより、ユーザーにどれくらい待てば編集空間200に移動できるのかを通知することができる。なお、この待機時間中には、メインディスプレイ34を利用してユーザーの撮影画像を確認させることや、選択用ボタン42および決定用ボタン44を用いたゲームを行わせて待機時間を過ごさせる構成を採用することもできる。
一方、装置の利用受付から所定時間を経過していれば(ステップS205でYES)、メインディスプレイ34には、ユーザーに撮影が完了したことを通知する撮影完了画面が表示される(ステップS207)。また、このとき第1筐体11に設けられたスピーカー82から編集空間200への移動を促す音声出力を行ってもよい。
その後、撮影処理部502は、通信部590を利用して撮影画像データを編集操作部70側のコンピュータまたは記憶部540へ転送出力して(ステップS208)、撮影処理を終了する。なお、撮影処理を行うコンピュータと編集処理を行うコンピュータとを一体型のハードウェアにより実現している場合には、記憶部540のワーク領域に撮影画像データを保存した状態で、撮影処理を終了する。
撮影処理が完了すると、ユーザーは、編集空間200へ移動し、撮影画像に編集操作部70を用いて編集作業を行う。編集処理では、図10に示すように、撮影画像データを取得すると(ステップS301でYES)、編集用ディスプレイ36に編集画面を表示する(ステップS302)。ユーザーは、タッチペン71、72を用いて編集用ディスプレイ36に表示された編集画面を参照しながら、好みに応じた編集ツールを選択して撮影画像に編集を施す作業を行う。
ここで、編集処理においては、編集操作部70での編集操作の受付時間を所定の時間内(例えば、140秒間)に設定して予め期限を設けておくことにより、編集作業待ちで装置の利用効率が低下することを防止している。
こうして、編集空間200における所定の操作受付期間が終了するか(ステップS303でYES)、あるいはユーザーからの編集終了の決定指示があると(ステップS304でYES)、印刷レイアウト選択画面を編集用ディスプレイ36に表示させ(ステップS305)、ユーザーに印刷レイアウトの選択入力を行わせる。この印刷レイアウトの選択入力が行われると、編集処理部504は、印刷画像データを確定させ、当該データを通信部590を利用して印刷部570側のコンピュータへ転送出力して(ステップS306)、編集処理を終了する。なお、編集処理部504の処理を行うコンピュータと印刷処理部506の処理を行うコンピュータとが一体型のハードウェアにより構成されている場合には、印刷画像データの転送は行われずに記憶部540のワーク領域に印刷画像データを保存した状態で編集処理を終了する。
次に、印刷処理では、印刷画像データを取得すると(ステップS401でYES)、プリンタを駆動して印刷画像データをシール紙などに印刷して排出口50から出力する(ステップS402)。ユーザーは排出口50より撮影画像が印刷されたシール紙を受け取る。これによりユーザーの写真印刷装置1の利用が終了する。
以下では、図12に示すタイムチャート図を参照しながら、上述した受付、撮影、編集、印刷という処理が3ユーザー(P1、P2、P3)に対して行われる場合について説明する。
まず、ユーザーP1が装置の利用を開始するまでは、受付処理部501は、受付処理を行い、ユーザーの利用受付を待機している。そして、ユーザーP1が撮影空間100に入場してコインを投入するとユーザーP1の利用受付が行われ、撮影処理部502は、ユーザーP1に対する撮影処理を開始する。
ユーザーP1の撮影が終了すると、撮影画像データが編集処理部504側へデータ転送され、編集処理部504では、ユーザーP1の撮影画像データに対する編集処理が開始される。また、ユーザーP1の撮影画像データが転送出力されると、撮影処理部502は、次のユーザーの撮影をすることが可能となるため、受付処理部501は、メインディスプレイ34にアトラクト画面を表示して受付処理を再開する。また、撮影を終了したユーザーP1は撮影空間100を退場して編集空間200に移動する。
そして、撮影空間100に新たなユーザーP2が入場してコインを投入することによりユーザーP2の利用受付が完了すると、撮影処理部502は、ユーザーP2に対する撮影処理を開始する。このとき、編集空間200では、ユーザーP1が編集操作部70を利用して撮影画像に対する編集作業を行っており、編集処理部504は、当該編集作業に基づく撮影画像の編集処理を行う。
ここで、図12に示すように、ユーザーP2がユーザーP1の編集作業中に撮影を終了したような場合、撮影処理部502は、待機処理として足止め画面を表示し、ユーザーP2を撮影空間100内で待機させる。これにより、編集空間200においてユーザーP1が作業中にもかかわらず、ユーザーP2が編集空間200へ移動して、混雑によるストレスを受けることがないようにしている。
そして、ユーザーP1の編集作業が終了して、印刷画像データが印刷処理部506側へ転送出力されると、印刷処理部506はユーザーP1についての印刷処理を開始し、プリンタにより印刷画像データを印刷出力する。また、このとき撮影処理部502では、ユーザーP2について待機処理を行った後に、編集処理部504側へユーザーP2の撮影画像データを転送出力し、編集処理部504では、当該撮影画像データを取得してユーザーP2に編集作業を行わせる編集処理を開始する。さらに、ユーザーP2が撮影空間100を退場した後に、装置の利用を待っていたユーザーP3が撮影空間100に入場して利用受付を行うと、撮影処理部502は、ユーザーP3に対する撮影を開始する。このように、写真印刷装置1では、ユーザーP1、P2、P3が続けて装置を利用する場合でも、各ユーザーについて撮影、編集、印刷の各処理を並行して実行することができる。
その後、ユーザーP2、P3に対してもユーザーP1と同様に各処理部での処理が実行されて順次自己の撮影画像に関する印刷物を受け取り装置の利用が終了する。
このように、3ユーザーの撮影、編集、印刷に関する各処理を並行処理する場合には、各部でエラーが発生した場合における動作制御が重要となってくる。特に、編集作業を他部のエラー発生により装置が停止して、作業中のデータが失われるような事態が生じると、ユーザーにあらためて編集作業を行わせることになり負担が大きい。
そこで、本実施の形態の写真印刷装置1では、エラー発生時における動作制御に関して、監視部520でエラーが検出された部位における処理のみを中止して、他の部位において実行中の処理がある場合には、当該処理を完了するまで実行させる制御を行っている。
図13は、図12と同様にユーザーP1、P2、P3が写真印刷装置1を利用しているときに、ユーザーP1の印刷画像データについての印刷処理中に印刷部570でエラーが発生した場合における各処理部の流れを示すタイムチャート図である。
図13によれば、ユーザーP3に関して撮影処理中であって、ユーザーP2に関して編集処理中のときにユーザーP1に関する印刷処理中にエラーが発生している。このような印刷処理中のエラーとしては、例えば、プリンタの紙詰まりやインク切れなどが挙げられる。また、あるユーザーの印刷処理後に用紙切れとなり、次のユーザーの印刷処理ができないため、エラーとなる場合もある。このようなエラーが発生した場合、装置の運営者などにより適切な処置がなされれば比較的早期にエラーは解消されるが、そのエラーのために装置を完全に停止させてしまうと、ユーザーP3の撮影処理中のデータやユーザーP2の編集処理中のデータが失われてしまい、ユーザーP2、P3に操作のやり直しを負担させることになり、顧客の回転効率を悪化させる要因になる。
このため、本実施の形態の写真印刷装置1では、印刷部570でのエラー発生時にエラー時制御処理部510が、エラーの発生した印刷部570に関する印刷処理部506のユーザーP1の処理のみを中止し、正常に動作している撮影部560や操作部530に関する撮影処理部502および編集処理部504で実行中のユーザーP2、P3の処理を完了するまで続行させる制御を行う。これにより、実行中の処理データが失われることはないため、ユーザーP2、P3にあらためて撮影画像データや印刷画像データを作成させる手間が発生することを防止することができる。特に、下流側の処理である印刷処理中にエラーが発生した場合には、他のユーザーの処理をできるところまで進めておくことが好ましい。この観点から、例えば、印刷処理中にエラーが発生し、このとき装置を利用する他のユーザーが撮影空間100で撮影を行っており撮影処理部502が撮影処理を実行中であって、編集空間200において編集作業を行っている者がおらず、編集処理部504が処理を実行していない場合には、撮影中の他のユーザーの処理に関して、撮影処理部502での撮影処理のみならず、編集処理部504での編集処理まで実行させておけば、顧客の回転効率の低下を防止することができる。
こうして、ユーザーP1に関する印刷処理がエラー発生により処理中止状態とされると、当該処理中止状態はエラーが解消されるまでの間継続することになる。このとき、ユーザーP3に対する撮影処理およびユーザーP2に対する編集処理が印刷処理部506の処理中止状態の間に終わってしまった場合、ユーザーP2の印刷画像データを印刷処理部506側に転送することができず、さらにユーザーP3の撮影画像データを編集処理部504側に転送することができないため、撮影処理部502および編集処理部504は、転送待機状態となる。そして、この転送待機状態においては、ユーザーP2に関しては、編集用ディスプレイ36に印刷画像データの転送待機中である旨を通知する画面を表示するとともに、ユーザーP3に関しては、メインディスプレイ34に撮影画像データの転送待ちである旨を通知する画面を表示することができる。
また、撮影処理部502あるいは編集処理部504の転送待ち状態においては、ユーザーP2の印刷画像データやユーザーP3の撮影画像データは、記憶部540に保存しておくことが好ましい。特に、装置を再起動する必要がある場合などに備えて、記憶部540を不揮発性の記憶装置(例えば、フラッシュメモリ、HDD、光ディスクなど)を含むように構成しておき、当該記憶装置に印刷画像データや撮影画像データを保存しておけば、再起動時における画像データ消失の危険性をより効果的に低減することができる。
また、編集処理部504において、図13に示すように、編集処理の終了後にユーザーP1に関して印刷処理が完了するまでの間に転送待機状態とする代わりに、図14に示すように、ユーザーP2の編集操作部70による編集操作の受付期間を延長する期間延長処理を行わせることもできる。この期間延長処理は、監視部520でのエラー検出時に編集処理中であるか否かを判別して、編集処理中であると判断される場合に、予め定められた編集操作の受付期間の終了後から少なくともエラーが解消されるまでの間において実行される。なお、期間延長処理による編集操作の受付延長期間は、予め一定の期間が設定されていてもよい。
図15は、期間延長処理の流れを示すフローチャート図である。
エラー時制御処理部510は、監視部520においてエラーが検出されると(ステップS501でYES)、編集処理部504が編集処理中であるかどうかを判断する(ステップS502)。
このとき編集処理部504の処理中のエラーである場合、実行中の処理は中止されているため、操作受付期間の延長処理は行われずに終了する。また、編集空間200にユーザーが存在せず、編集作業が行われていない場合にも、延長処理は行われずに終了する。
一方で、ユーザーが編集作業を行っており、編集処理部502が編集処理中である場合には(ステップS502でYES)、予め設定されている操作受付期間が終了していなければ(ステップS503でNO)、その期間内は通常の編集処理として編集操作の受付を行わせる。そして、所定の操作受付期間を終了したときに(ステップS503でYES)、未だエラーが解消していなければ(ステップS504でNO)、編集操作の操作受付期間を延長する処理を行う(ステップS505)。この編集操作の操作受付期間を延長する処理は、前のユーザーの印刷処理が終了するまで実行する(ステップS506)。
このように、エラー発生時にエラーが解消して前のユーザーの印刷処理が完了するまで編集操作の受付期間を延長する制御を行うことにより、ユーザーを飽きさせることなく、編集操作の受付時間の延長とという新たなサービスにより印刷部570のエラー復旧までの待機時間を過ごさせることができる。
この期間延長処理は、エラーの種別に応じて実行することもできる。例えば、プリンタの紙詰まりや用紙切れ、インク切れ(リボン切れ、トナー切れを含む)などの早期に復旧可能なエラーと復旧まで時間のかかるエラーとを予め分類して記憶部540に記憶しておき、プリンタでのエラーが監視部520で検出された場合に、分類された情報に基づいてエラーの種別を判別して早期に復旧可能なエラーの場合には編集操作の受付期間を延長するような構成を採用してもよい。また期間延長処理に関しては、編集操作の受付期間を延長するに限らず、上記と同様の考え方で下流側においてエラーが発生し、上流側に実行中の処理がある場合に、少なくとも下流側のエラーが解消するまで実行中の処理を延長して実行させてもよい。このようにすれば、下流側でのトラブル発生をプレーヤーに気づかせることなく撮影や編集などの装置利用をさせることができる。
また、図14に示すように、印刷処理がエラー発生により処理中止状態の時であって撮影処理部502で撮影処理が行われていない場合、すなわちユーザーP3が未だ装置の利用受付を行っていない場合には、監視部520でエラーを検出してから当該エラーが解消するまでの間、受付処理部501において、新たなユーザーの利用受付を中止する受付中止処理を行うこともできる。このように構成すれば、エラー復旧までの間に新たなユーザーが装置の利用を開始して混雑状態が発生し、多くのユーザーを処理待ち状態で待機させることになるような事態を防止することができる。
図16は、受付中止処理の流れを示すフローチャート図である。
エラー時制御処理部510は、編集操作部70などにおける編集エラー(例えば、タッチペン71、72の故障など)やプリンタでの印刷出力中の印刷エラー(例えば、紙詰まり、用紙切れ、インク切れなど)を検出すると(ステップS601でYESあるいはステップS602でYES)、撮影処理部502が撮影処理を行っているかを判断する(ステップS603)。そして、撮影処理中でないと判断された場合には(ステップS603でNO)、アトラクト画面を表示していたメインディスプレイ34に受付中止画面を表示して新たなユーザーの利用受付を中止する。受付中止画面としては、例えば“お待ちください”などのメッセージを表示する態様が挙げられる。この受付中止画面の表示は、少なくともエラーが解消されるまで行われる(ステップS605でYES)。
以上に述べたように、本実施の形態の写真印刷装置1によれば、いずれかの部位でエラーが発生した場合でも、他の正常な部位において実行中の処理がある場合には、これらの処理を妨げることなくエラー復帰が可能であって、直ちに次の処理に移行することができるため、エラーが発生しても装置を円滑に運用することができる。特に、写真印刷装置1では、下流側の処理、例えば印刷等においてエラーが発生した場合には、上流側において新たなユーザーについての処理を受付けることを防止し、処理待ちの人を増やしたり、待ち時間を長くしたりする必要がなく、ユーザーが感じる不満を出来るだけ抑制しながら適性にトラブル復旧後の処理を実現できる。
また、本実施の形態の写真印刷装置1によれば、エラー発生時に実行中であった処理は、エラー復旧時において処理が進んでいるので、エラーが発生した場合でも各ユーザーの撮影開始から印刷終了までの時間を短時間化することができる。このため、ユーザーにあらためて初めから撮影や編集を行わせる場合に比べて、ユーザーの感じるストレスを低減することができる。
また、本実施の形態の写真印刷装置1では、上述したものに限らず、以下のような変形態様を採用することもできる。
例えば、撮影処理部502などの上流側での処理中にエラーが発生した場合において、編集処理部504や印刷処理部506などの下流側に実行中の処理がある場合には、編集処理や印刷処理を中止せずに最後まで実行させることができる。これにより、実行中の処理に係る画像データについては、全てユーザーに印刷物として提供することができる。
また、例えば、カーテン62や前方ストロボ66a〜66fあるいは後方ストロボ68a〜68c等の故障により撮影部560側でエラーが発生した場合においても、編集操作の受付期間を延長してもよいし、エラーが復旧するまで編集操作の受付期間をユーザーの要望に応じて、例えば、ユーザーから編集操作部70を用いた所定の入力があった場合に延長してもよい。特に、撮影処理中に発生するエラーとして、例えば、カーテン62に引っかかりや傾き、破損等のエラーが発生した場合には、エラー時制御処理部510によりエラー検出後にエラーとなった動作をリトライさせて、機械的な干渉などが解除されスムーズに動くように復旧するか否かを監視部520で検知することができるように構成してもよい。このような態様では、短時間で解消する可能性のあるエラーが発生した場合には、エラーとしては認識せずに通常の処理動作を続行させて、また早期復旧が困難であると判断される場合には、エラー時制御処理部510により撮影処理を中止して実行中の編集処理や印刷処理を完了させる制御を行うことができる。
本実施の形態の写真印刷装置の右側側面図である。 本実施形態の写真印刷装置の第1筐体の正面図である。 本実施形態の写真印刷装置の第1筐体の背面図である。 本実施形態の写真印刷装置の第2筐体の正面図である。 本実施形態の写真印刷装置のユーザーの移動経路を説明するための図である。 本実施形態の写真印刷装置のブロック図の一例である。 本実施形態の写真印刷装置の処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の受付処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の撮影処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の編集処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の印刷処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の通常の処理動作を説明するためのタイミングチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置のエラー発生時の処理動作を説明するためのタイミングチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置のエラー発生時の処理動作を説明するためのタイミングチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の期間延長処理の流れを説明するためのフローチャート図である。 本実施の形態の写真印刷装置の受付中止処理の流れを説明するためのフローチャート図である。
符号の説明
1 写真印刷装置
11 第1筐体
12 第2筐体
20 カメラ
32 撮影用ディスプレイ
34 メインディスプレイ
36 編集用ディスプレイ
42 選択用ボタン
44 決定用ボタン
50 排出口
52 コイン投入口
60 カーテン収容部
62 カーテン
64 モータ
66a〜66f 前方ストロボ
68a〜68c 後方ストロボ
70 編集操作部
71、72 タッチペン
82、84 スピーカー
91〜95 仕切り用カーテン
100 撮影空間
200 編集空間
500 処理部
501 受付処理部
502 撮影処理部
504 編集処理部
506 印刷処理部
508 音生成部
510 エラー時制御処理部
520 監視部
530 操作部
540 記憶部
542 情報記憶媒体
544 携帯型情報記憶装置
550 表示部
560 撮影部
570 印刷部
580 音出力部
590 通信部

Claims (16)

  1. 被写体を撮影するための撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集するための編集手段と、
    前記編集された後の撮影画像を印刷するための印刷手段と、
    少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段と、
    前記監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段と、
    を含み、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記編集手段または前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも当該撮影手段に関する処理を完了するまで実行させ、
    前記撮影手段が非稼動状態である場合には、ユーザーの新規利用受付けを中止させることを特徴とする写真印刷装置。
  2. 請求項において、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段および編集手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記撮影手段が稼動状態であって、かつ前記編集手段が非稼動状態である場合には、前記撮影手段において被写体の撮影に関する処理を完了するまで実行させるとともに、前記編集手段において前記撮影手段で撮影された撮影画像に関する処理が完了するまで実行させることを特徴とする写真印刷装置。
  3. 被写体を撮影するための撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集するための編集手段と、
    前記編集された後の撮影画像を印刷するための印刷手段と、
    少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段と、
    前記監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段と、
    を含み、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することを特徴とする写真印刷装置。
  4. 請求項において
    前記エラー時制御手段は、前記印刷手段に関するエラーの種別を判別し、当該エラーの種別に関連付けて、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することを特徴とする写真印刷装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記撮影手段での実行中の処理を延長して実行させることを特徴とする写真印刷装置。
  6. 被写体を撮影するための撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集するための編集手段と、
    前記編集された後の撮影画像を印刷するための印刷手段と、
    少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段と、
    前記監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段と、
    を含み、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記撮影手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記撮影手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長することを特徴とする写真印刷装置。
  7. 被写体を撮影するための撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集するための編集手段と、
    前記編集された後の撮影画像を印刷するための印刷手段と、
    少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段と、
    前記監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段と、
    を含み、
    前記エラー時制御手段は、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別し、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記撮影手段での実行中の処理を延長して実行させることを特徴とする写真印刷装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかにおいて、
    少なくとも第1の面、第2の面、および第3の面を有する筐体と、
    前記筐体の第1の面側に位置し、前記撮影手段により被写体の撮影を行うための撮影空間と、
    前記筐体の第2の面側に位置し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を前記編集手段により編集するための編集空間と、
    前記筐体の第3の面側に位置し、前記印刷手段により印刷された前記撮影画像の印刷物が排出される排出口と、
    を備え、
    前記撮影手段、編集手段、および印刷手段に関して、それぞれ異なる被写体に対する処理を並行して実行可能であることを特徴とする写真印刷装置。
  9. 被写体を撮影手段により撮影し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集手段で編集を行うとともに、当該編集が施された後の撮影画像を印刷手段で印刷する写真印刷装置において、少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記編集手段または前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも当該撮影手段に関する処理を完了するまで実行させ、
    前記撮影手段が非稼動状態である場合には、ユーザーの新規利用受付けを中止する処理を行わせることを特徴とするプログラム。
  10. 請求項において、
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段および編集手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記撮影手段が稼動状態であって、かつ前記編集手段が非稼動状態である場合には、前記撮影手段において被写体の撮影に関する処理を完了するまで実行させるとともに、前記編集手段において前記撮影手段で撮影された撮影画像に関する処理が完了するまで実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 被写体を撮影手段により撮影し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集手段で編集を行うとともに、当該編集が施された後の撮影画像を印刷手段で印刷する写真印刷装置において、少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長する処理を行わせることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項11において、
    前記エラー時制御手段に、前記印刷手段に関するエラーの種別を判別させ、当該エラーの種別に関連付けて、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長する処理を行わせることを特徴とするプログラム。
  13. 請求項11又は12において、
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記撮影手段での実行中の処理を延長して実行させることを特徴とするプログラム。
  14. 被写体を撮影手段により撮影し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集手段で編集を行うとともに、当該編集が施された後の撮影画像を印刷手段で印刷する写真印刷装置において、少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記撮影手段に関するエラーが検出された場合において、前記編集手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記編集手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記撮影手段のエラーが解消されるまで前記編集手段での編集操作の受付期間を延長する処理を行わせることを特徴とするプログラム。
  15. 被写体を撮影手段により撮影し、前記撮影手段により撮影された撮影画像を取り込んで編集手段で編集を行うとともに、当該編集が施された後の撮影画像を印刷手段で印刷する写真印刷装置において、少なくとも前記撮影手段、編集手段、および印刷手段のエラー監視を行う監視手段が前記撮影手段、編集手段、および印刷手段の少なくともいずれかに関してエラーを検出した場合に、エラーが検出された手段に関して実行中の処理を中止させるとともに、動作状態の正常な手段に関して実行中の処理がある場合に、少なくとも当該処理を完了するまで実行させるエラー時制御手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって
    前記エラー時制御手段に、前記監視手段において前記印刷手段に関するエラーが検出された場合において、前記撮影手段が稼動状態か否かを判別させ、
    前記撮影手段が稼動状態である場合には、少なくとも前記印刷手段のエラーが解消されるまで前記撮影手段での実行中の処理を延長して実行させることを特徴とするプログラム。
  16. コンピュータにより読取可能な情報記憶媒体であって、請求項9〜15のいずれかに記載のプログラムを記憶することを特徴とする、情報記憶媒体。
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