JP2005012541A - 写真印刷装置、プログラム、及び情報記憶媒体 - Google Patents

写真印刷装置、プログラム、及び情報記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の利用効率を担保しつつユーザーの好みに応じた撮影画像を提供することができる写真印刷装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る写真印刷装置1は、被写体Pを撮影する撮影手段20と、前記撮影手段20により撮影された撮影画像を印刷する印刷手段と、被写体Pに関する撮影時の撮影環境の少なくとも一部を構成する複数の背景演出部材62と、予め設定された複数のテーマ情報に関する選択入力を受付けて、選択された当該テーマ情報に基づいて撮影環境を決定し、撮影環境を生成する撮影演出手段と、を含み、複数の背景演出部材62のそれぞれは、複数のテーマ情報の少なくともいずれか一つと対応付けられており、撮影演出手段は、選択されたテーマ情報に対応付けられた背景演出部材62を利用して撮影環境を生成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、写真印刷装置、プログラム、および情報記憶媒体に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、CCDカメラ等の撮影手段を用いて撮影されたユーザー(被写体)の画像をプリント(印刷)する写真印刷装置の一例として写真シール製造機が知られている。
【0003】
このような写真シール製造機の分野では、ユーザーの好みに合わせた撮影画像を生成できることが、ユーザーが写真シール製造機を利用する際の選択要因の一つとなっており、単にユーザーの撮影画像をプリントするだけではなく、多種多様な機能を併せ持つ写真シール製造機が市場に投入されている。特に、写真シール製造機での撮影時の背景やストロボなどによる光学的演出などといった撮影画像に付与される演出効果は、最終的にプリントされる画像に対するユーザーの満足度を決定する一つの要因であり、撮影画像として被写体であるユーザーの気分や嗜好に合わせた画像を提供することが望まれている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−216239号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、被写体であるユーザーにそれぞれの気分や嗜好に合わせた演出効果に関する条件設定を詳細に行わせることは撮影に要する時間の増大を招き、装置を公衆の利用に供する場合においては、利用効率を低下させる原因となる。また、操作に不慣れなものにとっては、どのような条件を設定しておけば、自分好みの画像が得られるかが明確に分からないため、設定操作が煩雑となるおそれもある。そして、ユーザーの一人若しくは複数人のユーザーからなる一団体に対して一回の利用に際して複数回の撮影を許可している写真シール製造機も知られているが、このような装置においては上述した傾向が特に顕著となる者と予想される。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置の利用効率を担保しつつユーザーの好みに応じた撮影画像を提供することができる写真印刷装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る写真印刷装置は、被写体を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された撮影画像を印刷する印刷手段と、前記被写体に関する撮影時の撮影環境の少なくとも一部を構成する複数の背景演出部材と、予め設定された複数のテーマ情報に関する選択入力を受付けて、選択された当該テーマ情報に基づいて前記撮影環境を決定し、当該撮影環境を生成する撮影演出手段と、を含み、前記複数の背景演出部材のそれぞれは、前記複数のテーマ情報の少なくともいずれか一つと対応付けられており、前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に対応付けられた前記背景演出部材を利用して前記撮影環境を生成することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係るプログラムは、被写体を撮影手段により撮影し、撮影画像を印刷する写真印刷装置において、予め設定された複数のテーマ情報に関する選択入力を受付けて、選択された当該テーマ情報に基づいて前記被写体に関する撮影時の撮影環境を決定し、当該撮影時の撮影環境を、その少なくとも一部を構成する複数の背景演出部材を利用して生成する撮影演出手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、前記複数のテーマ情報の少なくともいずれか一つと対応付けられた複数の背景演出部材の中から所定の背景演出部材を決定する処理を行わせるとともに、当該所定の背景演出部材を用いて撮影時の撮影環境を生成する処理を行わせることを特徴とする。
【0009】
テーマ情報とは、撮影画像に仮想的に表現される撮影イメージ(または撮影場面)の情報であって、例えば、季節的なものや場所的なもの、その他の撮影画像の演出条件に関連付けられる情報である。
【0010】
また、撮影環境とは、撮影画像に撮影イメージに応じた演出をするために、例えば、被写体の存在する撮影空間内に演出部材を配置することにより生成される被写体の周囲の環境を意味し、ここでいう演出部材には、例えば、撮影時の背景や、被写体の周囲に設置されるオブジェ等などの撮影画像に反映されるものを含む。
【0011】
また、背景演出部材とは、上述した撮影環境の一部を構成する演出部材の一つであり、撮影画像において被写体の背後に現される背景となる部材であって、例えば、カーテンやパネルなどが挙げられる。
【0012】
本発明によれば、複数の背景演出部材が用意されていて、被写体であるユーザーにより選択入力されるテーマ情報に合わせて撮影時の撮影環境が決定されて、選択されたテーマ情報に対応する背景演出部材を利用して撮影環境が生成される。このため、本発明によれば、ユーザーの好みに合わせた多種多様な撮影テーマによる撮影画像をユーザーに提供することができる。
【0013】
また、最終的に印刷される画像に表現されるイメージを分類してテーマ情報とし、そのテーマ情報の選択入力によって多種多様な撮影時の撮影環境を生成することができるので、個々の撮影環境に関する設定操作が煩雑化することがなく、設定操作に要する時間も長期化しないため、装置の利用効率を担保しつつユーザーの気分や嗜好に合わせた撮影画像を提供することができるようになる。
【0014】
(2)また、本発明に係る写真印刷装置は、前記被写体の撮影時に、所定の光量の光を前記撮影環境および前記被写体の少なくとも一方に対して照射して、前記撮影画像に演出効果を付与する発光手段を含み、前記発光手段は、選択された前記テーマ情報と対応付けられた所定の発光パターンで光の照射を行うことを特徴とする。
【0015】
また、本発明に係るプログラムは、前記写真印刷装置が、前記被写体の撮影時に所定の光量の光を前記撮影環境および前記被写体の少なくとも一方に対して照射して、前記撮影画像に演出効果を付与するための発光手段を含み、前記発光手段に、選択された前記テーマ情報と対応付けられた所定の発光パターンで光を照射させる処理を行うことを特徴とする。
【0016】
発光手段とは、被写体に直接光を照射したり、あるいは撮影環境に光を照射したりすることにより、撮影画像に光学的演出効果を付与するものを意味し、例えば、ストロボ装置が一般的であるが、その他に蛍光灯や白熱灯、発光ダイオード、ブラックライト、キセノンランプ、ネオン管といった各種の照明器具や照灯器具に適用されている手段が挙げられる。
【0017】
また、発光パターンは、光量、複数の発光手段に関する各発光手段の光の照射/非照射、光の当たり具合などについての制御情報であって、選択されたテーマ情報により決定される撮影環境に適したものが予め設定されていてもよいし、撮影の都度演算処理により決定するように構成してもよい。
【0018】
本発明によれば、発光手段から照射される光によってユーザーが選択したテーマ情報に合わせた光学的演出効果が撮影画像に付与されるので、ユーザーの好みに則した撮影画像を提供することができる。
【0019】
(3)また、本発明に係る写真印刷装置は、撮影画像を取り込んで編集するための編集手段を含み、前記編集手段は、選択された前記テーマ情報と対応付けられた編集ツール情報に関する指示入力を受付けて、当該指示入力に基づいて前記撮影画像に前記編集ツール情報を利用した編集処理を行い、前記印刷手段は、前記編集処理が施された後の撮影画像を印刷することを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係るプログラムは、前記写真印刷装置が、撮影画像を取り込んで編集するための編集手段を含み、前記編集手段に、選択された前記テーマ情報と対応付けられた編集ツール情報に関する指示入力を受付けて、当該指示入力に基づいて前記撮影画像に前記編集ツール情報を利用した編集処理を行わせるとともに、前記印刷手段に、前記編集処理が施された後の撮影画像を印刷する処理を行わせることを特徴とする。
【0021】
編集ツール情報とは、撮影画像にスタンプ画像の貼り付けや落書きなどの編集を編集手段を用いて所望の編集を行わせるための情報であって、編集手段では、例えば、ユーザーが撮影画像を見ながら、編集ツール情報を用いて自分の好みの画像に編集した撮影画像を得ることができる。
【0022】
本発明によれば、ユーザーが撮影時に選択したテーマ情報と対応付けられた編集ツール情報を用いて撮影画像に編集を施すことができるため、テーマ情報に基づいた統一感のある撮影画像を提供することができる。
【0023】
(4)また、本発明に係る写真印刷装置は、少なくとも前記撮影演出手段が前記撮影環境を生成する際に、前記背景演出部材の動作状態を監視する監視手段と、前記監視手段が前記背景演出部材の動作異常を検出した場合に、当該動作異常と検出された背景演出部材の使用禁止を設定するための設定手段と、を含むことを特徴とする。
【0024】
また、本発明に係るプログラムは、前記写真印刷装置が、少なくとも前記撮影演出手段が前記撮影環境を生成する際に、前記背景演出部材の動作状態を監視する監視手段を含み、前記監視手段が前記背景演出部材の動作異常を検出した場合に、当該動作異常と検出された背景演出部材の使用禁止を設定するための設定手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0025】
本発明によれば、動作異常の背景演出部材は使用禁止に設定され、当該設定後においては、使用可能な残りの背景演出部材によって撮影環境の生成ができるので、装置の稼動を担保することができるとともに、装置のメンテナンスの面においても動作異常となった背景演出部材の使用を禁止することで事態の悪化を防止することができる。
【0026】
(5)また、本発明に係る写真印刷装置は、動作異常と検出された前記背景演出部材が前記設定手段により使用禁止に設定された場合に、当該背景演出部材と対応付けられた前記テーマ情報が選択禁止に設定されることを特徴とする。
【0027】
また、本発明に係るプログラムは、動作異常と検出された前記背景演出部材が前記設定手段により使用禁止に設定された場合に、当該背景演出部材と対応付けられた前記テーマ情報を選択禁止に設定する処理を前記設定手段に行わせることを特徴とする。
【0028】
本発明によれば、ユーザーが動作異常となった背景演出部材と対応するテーマ情報を選択することにより撮影環境が生成できずに装置の稼動が中断するなどして、撮影が滞ることを未然に防止することができる。
【0029】
(6)また、本発明に係る写真印刷装置は、前記テーマ情報の選択入力に際して、当該テーマ情報と対応付けられた選択用アイコンが配列された選択入力用画面を表示する表示手段と、選択禁止に設定された前記テーマ情報と対応付けられた前記選択用アイコンを、前記表示手段に表示される前記選択入力用画面において非表示とする制御を行う表示制御手段と、を含むことを特徴とする。
【0030】
また、本発明に係るプログラムは、前記写真印刷装置が、前記テーマ情報の選択入力に際して、当該テーマ情報と対応付けられた選択用アイコンが配列された選択入力用画面を表示する表示手段を含み、選択禁止に設定された前記テーマ情報と対応付けられた前記選択用アイコンを、前記表示手段に表示される前記選択入力用画面において非表示とする制御を表示制御手段に行わせることを特徴とする。
【0031】
表示手段に表示される選択入力用画面は、被写体であるユーザーが自ら当該画面を参照しながら、所望の撮影画像を得るためのテーマ情報を選択するために用いられる。そして選択入力用画面には、テーマ情報と対応付けられた選択用アイコンが配列されており、当該アイコンの選択によりユーザーはテーマ情報を決定する。
【0032】
本発明によれば、選択禁止に設定されたテーマ情報に対応する選択用アイコンを選択入力用画面において非表示としておくことで、装置を利用するユーザーに選択できないテーマ情報があることを感じさせずに装置を利用させることができる。このため、本発明によれば、選択できないテーマ情報をユーザーが選択時に考慮することがないため、ユーザーに選択不可となったテーマ情報が選択できないことによる不自然さを感じさせることなく装置を利用させることができる。
【0033】
(7)また、本発明に係る写真印刷装置は、選択禁止に設定された前記テーマ情報がある場合に、選択可能な前記テーマ情報に対応付けられた前記選択用アイコンの前記選択入力用画面における表示配列を再構成し、当該再構成後の前記選択入力用画面を前記表示手段に表示するための処理を行う再構成表示処理手段を含むことを特徴とする。
【0034】
また、本発明に係るプログラムは、選択禁止に設定された前記テーマ情報がある場合に、選択可能な前記テーマ情報に対応付けられた前記選択用アイコンの前記選択入力用画面における表示配列を再構成する処理を行うとともに、当該再構成後の前記選択入力用画面を表示手段に表示させる処理を行うことを特徴とする。
【0035】
本発明によれば、選択用アイコンの表示配列を再構成して表示することにより、ユーザーがテーマ情報の選択に際して選択入力用画面を参照した時に、当初から選択禁止とされたテーマ情報がなかったようにユーザーに認識させることができ、違和感を覚えさせることなく撮影環境の設定のためのテーマ情報の選択を行わせることができる。
【0036】
(8)また、本発明に係る写真印刷装置は、選択禁止に設定された前記テーマ情報に対応付けられた前記編集ツール情報が使用禁止に設定されることを特徴とする。
【0037】
また、本発明に係るプログラムは、前記設定プログラムが、選択禁止に設定された前記テーマ情報に対応付けられた前記編集ツール情報を使用禁止に設定する処理を前記設定手段に行わせることを特徴とする。
【0038】
本発明によれば、選択禁止とされたテーマ情報がある場合には、当該テーマ情報に対応する編集ツール情報についても使用禁止とされるので、ユーザーが選択したテーマ情報と関連性の薄い編集ツール情報が使用されることにより撮影画像全体の統一感を損なう編集処理がなされることを防止することができる。
【0039】
(9)また、本発明に係る写真印刷装置は、前記撮影画像に対して選択された前記テーマ情報に対応付けられた特殊画像処理を施す特殊画像処理手段を含むことを特徴とする。
【0040】
また、本発明に係るプログラムは、前記撮影画像に対して選択された前記テーマ情報に対応付けられた特殊画像処理を施す特殊画像処理手段としてコンピュータを機能させる特殊画像処理プログラムを含むことを特徴とする。
【0041】
本発明によれば、撮影画像にテーマ情報と対応付けられた特殊画像処理を施すことで、ユーザーの希望するテーマ情報に沿った統一感のある撮影画像を提供することができる。
【0042】
(10)また、本発明に係る写真印刷装置において、前記複数の背景演出部材は、それぞれ色および模様の少なくとも一方が異なり、前記テーマ情報の種類より少ない数で設けられており、前記テーマ情報の1種類に対応付けられた専用部材と、前記テーマ情報の複数種類に関連付けられた共通部材と、を有することを特徴とする。
【0043】
本発明によれば、背景演出部材として複数種類のテーマ情報に関連付けられた共通部材を含むことによって、背景演出部材をテーマ情報に対して一対の関係で用意する必要がないため、多種類のテーマ情報を用意した場合であっても、背景演出部材の数を少なくすることが出来るため、装置の省スペース化を図ることができる。
【0044】
(11)また、本発明に係る写真印刷装置において、前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を重ね合わせることにより前記撮影環境において異なる色または模様の背景を生成することを特徴とする。
【0045】
また、本発明に係るプログラムは、前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を重ね合わせることにより前記撮影環境において異なる色または模様の背景を生成させることを特徴とする。
【0046】
本発明によれば、テーマ情報の種類を多く設定した場合でも、少数の背景演出部材で多種多様な色や模様の背景を生成することができるので、装置が肥大化することがない。
【0047】
(12)また、本発明に係る写真印刷装置において、前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を利用して、前記撮影環境において色または模様が段階的に異なる背景を生成することを特徴とする。
【0048】
また、本発明に係るプログラムは、前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を利用して、前記撮影環境において色または模様が段階的に異なる背景を生成させることを特徴とする。
【0049】
本発明においても、テーマ情報として多くの種類を設定した場合にも、少数の背景演出部材で多種多様な色や模様の背景を生成することができるので、装置が肥大化することがない。
【0050】
(13)また、本発明に係る情報記憶媒体は、コンピュータに読取可能な情報記憶媒体であって、上記いずれかのプログラムを記憶することを特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0052】
図1、図2、図3、図4に本実施の形態に係る写真印刷装置1の外観図の一例を示す。図1は、本実施の形態の写真印刷装置1の右側側面図である。図2は、本実施の形態の写真印刷装置1の第1筐体11の正面図である。図3は、本実施の形態の写真印刷装置1の第1筐体11の背面図である。図4は、本実施の形態の写真印刷装置1の第2筐体12の正面図である。
【0053】
本実施の形態の写真印刷装置1では、被写体となるユーザーPが、第1筐体11の正面側において撮影を行う。次に、ユーザーPは、第1筐体11の背面側に移動して撮影画像の編集操作を行い、第1筐体11の側面側にて編集処理後の撮影画像の印刷物を受け取る。
【0054】
図2の正面図に示すように、本実施の形態の写真印刷装置1は、被写体撮影用のカメラ20を含む。カメラ20は、被写体を主として正面方向から撮影するものであって、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラなどにより実現できる。なお、カメラを構成する撮像デバイスは、一つに限らず複数設けられていてもよい。
【0055】
また、写真印刷装置1は、撮影用ディスプレイ32を含む。この撮影用ディスプレイ32は、ユーザーの視点の高さで、ユーザーに対してその表示画面がほぼ正対するように、第1筐体11に取り付けられている。カメラ20で撮影される映像は、撮影用ディスプレイ32に表示され、ユーザーはこの撮影用ディスプレイ32に表示された映像を見ながら、自身の撮影時のポーズを確認することができる。また、撮影用ディスプレイ32には、撮影直後の撮影画像についても表示することができ、これによりユーザーは、撮影画像を確認して次回以降の撮影の参考とすることができる。
【0056】
また、写真印刷装置1は、撮影環境を設定するための情報を表示し、また撮影時には案内情報を表示するメインディスプレイ34を含む。メインディスプレイ34には、被写体撮影時の撮影環境の設定等のためにユーザーが選択入力を行うための選択入力用画面が表示される。また、メインディスプレイ34においても、撮影時の案内表示とともに撮影画像を表示させることができる。また、撮影環境の設定のための選択入力の手段は、ボタン操作やレバー操作によるものであってもよいし、メインディスプレイ34をタッチパネルで構成して入力操作を行わせるものであってもよく、これらを組み合わせて用いるような構成であってもよい。なお、本実施の形態の写真印刷装置1は、メインディスプレイ34の近傍に設けられた選択用ボタン42や決定用ボタン44を操作することによりユーザーが各種情報の選択入力を行うことができるように形成されている。
【0057】
また、写真印刷装置1の第1筐体11の正面側には、コイン投入口50が設けられており、ユーザーがコイン投入口50に利用料金に相当するコインを投入することにより撮影等が開始される。
【0058】
また、図1の側面図に示すように、第2筐体12の上部には、カーテン62(背景演出部材の一例)を収容するためのカーテン収容部60が設けられており、カーテン62はカーテン収容部60の下端部にカーテン62の数量分だけ設けられたスリット(図示省略)を通過して降下することにより、撮影環境の一部としての背景を構成する。カーテン62は、モータ64の回転駆動により昇降自在に設けられている。なお、カーテン62による背景の生成機構は、モータ64の回転駆動で昇降するものに限らず、カーテンレールなどのガイド部材が設けられて水平方向に開閉が可能なものであってもよい。なお、カーテン62の他にパネルなどを採用することもできる。このような背景を生成するための部材の種類としては、例えば、昇降式カーテン(ロールスクリーンと呼ばれるものを含む)、開閉式カーテン(一端固定式、双端固定式を含む)、板状パネル、回転パネル、ブラインド、すだれなどが挙げられる。以下、これらの部材を代表してカーテン62を用いた場合を例に取り説明を進める。従って、以下に示す各種態様では、同様の考え方で以上に例示した部材を用いた場合にも適用することが可能である。
【0059】
ここで、本実施の形態の写真印刷装置1では、ユーザーに複数種類用意された撮影テーマ(テーマ情報)を選択させて、その撮影テーマに基づいて生成される撮影環境下で撮影を行うことにより、ユーザーの気分や嗜好に応じた演出が施された撮影画像を提供することができるように形成されている。撮影テーマは、最終的にユーザーの手元に渡る印刷物に現された撮影画像における撮影イメージについての情報であって、例えば、春、夏、秋、冬などの季節的なものや海や空などの場所的なもの、その他の様々な撮影場面の演出に関連付けられた情報である。従って、ユーザーは、撮影する季節や時間帯、場面などと関連付けられた撮影テーマを自己の気分や嗜好に応じて適宜選択することで、ユーザーの撮影イメージに沿った撮影画像を得ることができる。
【0060】
このため、撮影環境を生成するカーテン62は、撮影テーマと対応するように複数設けられており、それぞれ色および模様の少なくとも一方が異なるものが用意されている。また、カーテン62は、一種類の撮影テーマにのみ対応付けられた専用カーテンと、複数種類の撮影テーマに対応付けられた共通カーテンとを含むように構成することができる。すなわち、撮影テーマに従った背景を生成するにあたって、特殊な色や模様の装飾が必要となる撮影テーマに対してのみ、専用カーテンを設けておけば、他のカーテンを共通としても、ストロボによる光量の調節や撮影画像の画像処理による明るさ補正や特殊画像処理により異なる演出が可能であれば、共通カーテンを用いても異なる撮影画像を提供することができるので、カーテン62の所要枚数を削減することができる。このため、共通カーテンを含むような構成を採用すれば、多種多様な撮影テーマを設定しても当該撮影テーマの種類より少ないカーテンの数で撮影テーマに対応した撮影環境の生成が可能となる。このため、カーテン収容部60のスペースを大きく確保しなくてもよいので、装置全体の省スペース化を図ることができるようになる。
【0061】
また、カーテン62は、例えば、半透明あるいはメッシュ状の穴が空いたものやスリットを設けたものを使用することにより、図5に示すように、カーテン62aとカーテン62bとを重ね合わせた状態で異なる色や模様の背景が生成できるように形成しておくこともできる。このような構成とすれば、少ない数量のカーテンで多種類の異なる背景が生成可能となるので、さらなる装置の省スペース化あるいは背景演出の多様化を実現することができる。
【0062】
また、カーテン62は、背景の生成時にモータ64の回転ステップなどにより降下量を制御することで、図6に示すように、異なる色や模様のカーテン62c、62dを段階的に降下させておき、全体として段階的に色や模様を異ならせた背景を生成することもできる。このような構成としても、少ない数量のカーテンで多種類の異なる背景を生成可能となるので、さらなる装置の省スペース化あるいは多様な背景による撮影環境を実現することができる。
【0063】
また、図2に示すように、第1筐体11には、被写体の正面側から所定の光量の光を照射する前方ストロボ66a〜66f(発光手段の一例)が取り付けられている。また、図4に示すように、第2筐体12には被写体の後方側から所定の光量の光を照射する後方ストロボ68a〜68c(発光手段の一例)とが取り付けられている。前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cは、被写体に直接光を照射したり、あるいは撮影空間に光を照射することにより、撮影画像に光学的演出効果を付与するものである。このような光学的演出効果付与するための構成としては、キセノンランプを用いたストロボのような閃光型の発光手段が一般的であるが、その他に蛍光灯や白熱灯、発光ダイオード、ブラックライト、ネオン管といった各種の照明器具や照灯器具に適用されている発光手段を用いて構成することが可能である。
【0064】
また、前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cは、ユーザーが選択した撮影テーマに対応付けられた発光パターンで所定の光量の光を照射するように制御される。発光パターンとしては、各ストロボごとの光量(照射/非照射を含む)などが挙げられる。例えば、肌を白くなるように撮影すべき撮影テーマが選択された場合では、前方ストロボ66a〜66fを後方ストロボ68a〜68cより強めの光量で発光させる場合などが挙げられる。発光パターンは、予め撮影テーマごとに設定されていてもよいし、撮影テーマの選択があるたびに、あるいは撮影をするたびに、演算処理により好適な光量を算出してもよい。このように、前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cから照射される光によってユーザーが選択した撮影テーマに合わせた光学的演出効果が撮影画像に付与されるので、ユーザーの好みに則した撮影画像を提供することができる。
【0065】
また、本実施の形態に係る写真印刷装置1には、図3に示すように、編集操作部70を含む。編集操作部70では、タッチパネルとして形成されている編集用ディスプレイ36において、タッチペン71、72を用いて編集用ツール(編集ツール情報)の選択と撮影画像への加工(編集の一例)をすることができる。編集操作部70は、タッチペン以外のポインティングデバイス(マウスやトラックボール)などを用いて構成してもよいし、その他にボタンやレバーなどから構成されていてもよく、この場合、編集用ディスプレイ36は、タッチパネルでなくてもよい。また、編集用ディスプレイ36は、第1の表示領域36aと第2の表示領域36bとを有し、各表示領域に撮影画像をそれぞれ表示して複数人で同時に編集作業を行うことができるように形成されている。そして、編集操作部70のタッチペン71、72は、各表示領域36a、36bと対応して動作可能に設けられ、第1の表示領域36aに表示された撮影画像に対してはタッチペン71を用いて編集作業を行うことができ、第2の表情領域36bに表示された撮影画像に対してはタッチペン72を用いて編集作業を行うことができる。また、タッチペン71、72は、各表示領域36a、36bに表示された撮影画像への編集作業に混乱が起きないように、動作対応する表示領域以外の表示領域に表示された撮影画像に対しては編集操作が行えないように制御されている。すなわち、タッチペン71では、第2の表示領域36bの撮影画像を編集することはできず、タッチペン72では、第1の表示領域36aの撮影画像を編集することはできないように制御されている。なお、編集用ディスプレイ36では、第1の表示領域36aおよび第2の表示領域36bの他にタッチペン71、72の双方からの入力を受付ける共通表示領域を設けておくこともできる。
【0066】
また、写真印刷装置1は、図1に示すように撮影画像がプリントされた写真の受け取り口50を含む。この受け取り口50には、編集操作部70で編集された後の撮影画像が印刷されたシール等の印刷物が出力される。
【0067】
また、図7は、本実施の形態の写真印刷装置1の上側平面図であって、ユーザーPが撮影を開始してから写真を受け取るまでの移動経路を示したものである。まず、被写体であるユーザーPは、撮影空間100内に入り、撮影環境の設定を行ってからカメラ20による撮影を行う。撮影空間100は、第1筐体11、第2筐体12(背景としてのカーテン62を含む)、および第1筐体11と第2筐体12との間に設けられた仕切り用カーテン91、92により構成される。撮影空間100内で所定枚数の撮影が行われると、第1筐体11に設けられたメインディスプレイ34には、撮影空間100での処理が完了したことを知らせるメッセージが表示され、また第1筐体11に設けられたスピーカー82から移動を促す音声が出力される。これによりユーザーPは、編集空間200へ移動し、編集操作部70を利用して撮影画像に対して編集作業を行う。編集空間200は、第1筐体11の背面側に設けられた仕切り用カーテン93、94、95により構成される。そして、編集空間200における編集作業が終了すると、編集用ディスプレイ36およびスピーカー84から移動案内が表示出力および音声出力され、ユーザーPは、これに従い、受け取り口50の方へ移動し、出力された印刷物(例えば、写真シール)を受け取る。
【0068】
図8は、本実施の形態のブロック図の一例である。なお、写真印刷装置1は、図8の構成要素(各部)を全て含む必要はなく、その一部を省略した構成とすることも可能である。
【0069】
撮影部580は、被写体を撮影するためのもので、例えば、CCDカメラ、CMOSカメラ、又は光学カメラなどにより実現でき、撮影手段として機能する。
【0070】
操作部560(ポインティングデバイス、レバー、ボタン等)は、撮影テーマの選択操作等による撮影環境の設定操作や編集ツール選択メニューの選択操作や編集操作をユーザーが行うためのものである。
【0071】
記憶部570(RAM)は、処理部100や通信部596などのワーク領域となるものである。情報記憶媒体572(CD、DVD、HDD、ROMなどのコンピュータにより読取可能な記憶媒体)は、プログラムやデータなどを格納するものである。この情報記憶媒体572には、本実施の形態の写真印刷装置1の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)が記憶されている。また、携帯型記憶装置574は、ユーザーの個人データや編集用のセーブデータなどを記憶するものである。
【0072】
表示部590は、ディスプレイに画像表示するための構成であり、例えば、撮影用ディスプレイ32、メインディスプレイ34、編集用ディスプレイ36などが該当する。ディスプレイとしては、例えば、液晶タブレットやタッチパネル等が用いられ、特に編集用ディスプレイ32においては、タッチペン71、72等の先端をディスプレイ表面に接触させ、文字や図形を描くことにより、手書き画像を入力できるようになっている。また、タッチペン71、72等の先端をディスプレイに接触させて、予め用意された星マークやハートマーク等のスタンプ画像を選択し、その配置に関して入力できるようにもなっている。
【0073】
音出力部592は、スピーカー82、84等により構成され、撮影環境の設定時、撮影時、および編集時の音声案内やBGM等などの音声を出力するものである。
【0074】
印刷部594は、撮影画像を印刷媒体(シール紙、印画紙、プラスチック版、記録層等)に画像を印刷する処理を行う。この場合の印刷方式としては、昇華型、熱転写型、インクジェット方式、レーザー方式などの種々の方式が採用できる。また印刷用のプリンタとしては、インクジェット式プリンタ、レーザープリンタ、昇華型プリンタ、熱転写型プリンタ、溶融型プリンタ、サーマルプリンタ、印画紙プリンタ、インスタントフィルムプリンタ等を採用することができる。
【0075】
撮影環境生成部599は、処理部500からの制御信号によりカーテンやパネルなどの演出部材を用いて背景を生成するなどして、被写体の撮影時の撮影環境を生成する。本実施の形態の写真印刷装置1では、カーテン62とモータ64とから構成されており、処理部500からの制御信号を受けて所定のカーテン62のモータ64を駆動して、カーテン62を昇降させて撮影環境の一部としての背景を生成する。
【0076】
監視部560は、各種のセンサを用いてカーテン62及びモータ64の動作状態をモニタリングする。センサとしては、カーテン62の傾きなどを検知するためにカーテン収容部60に設けられる赤外線センサなどの光学式センサやモータ64の回転ステップを検知するためにモータ64の回転軸に取り付けられるエンコーダなどを採用することができる。
【0077】
発光部598は、光を照射することにより撮影画像に光学的な演出効果を付与するためのものである。例えば、キセノンランプ等からなるストロボや蛍光灯や白熱灯、発光ダイオード、ブラックライト、ネオン管といった各種の照明器具や照灯器具に適用されている発光手段を採用することができる。
【0078】
通信部596は、インターネットあるいはLANなどのネットワークを介して他の装置と通信を行うための各種制御を行うものである。この通信部596を用いることで、生成された画像データをネットワークを介して送信することができる。また、写真印刷装置1内での画像データの転送制御(例えば、撮影手段から編集手段への転送、さらには編集手段から印刷手段への転送等)も通信部596により行われる。
【0079】
処理部500(プロセッサ)は、操作部560からの操作データやプログラムなどに基づいて、撮影演出処理、特殊画像処理、故障設定処理、編集処理、あるいは音生成処理などの各種の処理を行う。この場合、処理部100は、記憶部570をワーク領域として使用し、各種の処理を行う。この処理部100の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)又はASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアやプログラムにより実現できる。
【0080】
処理部500は、撮影演出処理部510、特殊画像処理部512、故障設定処理部520、編集処理部530、音生成部540を含む。
【0081】
撮影演出処理部510は、操作部560からの撮影テーマに関する選択入力を受付けて、選択された撮影テーマに対応する撮影環境を決定して撮影環境生成部599に撮影環境の生成するための処理を行い、撮影部580により当該撮影環境下での被写体の撮影を行わせるものである。また、撮影演出処理部510では、選択された撮影テーマに応じた発光パターンの決定を行い、発光部598に当該発光パターンでの光の照射を行わせるための処理も行われる。
【0082】
特殊画像処理部512は、撮影画像に対して被写体であるユーザーが選択した撮影テーマに応じた特殊画像を付加する処理を施すものである。例えば、撮影テーマとして“雪”が選択された場合に、撮影画像において雪が舞っている様子を演出するために撮影画像に雪を模式的に現す画像をはり付ける処理などを自動的に行うことが挙げられる。これにより、撮影画像に撮影テーマと対応付けられた特殊画像処理を施すことで、ユーザーの希望する撮影テーマに沿った統一感のある撮影画像を提供することができる。
【0083】
故障設定処理部520は、撮影環境生成部599の動作異常が監視部550で検知されたときに、操作部560での所定の設定操作を禁止する制限を課したり、表示部590での表示制御を行ったりすることにより、撮影環境生成部599の動作異常が解消されるまでの間における写真印刷装置1の円滑な稼動を担保するための設定処理を行うものであって、禁止設定処理部522、表示制御処理部524、および再構成表示処理部526を含む。
【0084】
禁止設定処理部522は、監視部550からの撮影環境生成部599に関する動作異常の検出信号を受付けて、動作異常となったカーテン62やモータ64を使用することを禁止する設定を行う。また、禁止設定処理部522は、使用禁止に設定されたカーテン62やモータ64と対応する撮影テーマについても操作部560における選択入力を禁止する設定処理も行う。さらには、禁止設定処理部522は、選択入力の禁止が設定された撮影テーマに対応する編集ツールについても使用禁止に設定する処理を行う。
【0085】
表示制御処理部524は、撮影環境生成部599での一部のカーテン62やモータ64の使用が禁止に設定され、これらを使用すべき撮影テーマの選択入力についても禁止する設定が行われた場合に、表示部590での撮影テーマの選択用アイコン画像が配列された選択入力用画面において、選択入力が禁止された撮影テーマに対応する選択用アイコン画像が非表示となるように設定する処理を行う。
【0086】
再構成表示処理部526は、表示制御処理部524により非表示に設定された選択用アイコン画像がある場合に、選択入力用画面における選択可能な選択用アイコン画像の表示配列を再構成して表示させる設定処理を行う。
【0087】
編集処理部530は、編集用ディスプレイ36からタッチペン71、72等で入力された情報に基づき、撮影画像に所定の編集処理を施すものである。編集処理としては、撮影画像に編集ツールとして用意されたフレーム画像やスタンプ画像などを貼り付けて加工する処理やユーザーがタッチペン71、72等で描いた線描き画像を撮影画像に貼り付けて加工する処理が行われる。これにより、ユーザーが撮影時に選択した撮影テーマと対応付けられた編集ツールを用いて撮影画像に編集を施すことができるため、撮影テーマに基づいた統一感のある撮影画像を提供することができる。
【0088】
音生成部540は、処理部500で行われる種々の処理の結果や装置の動作ごとに予め用意された設定情報に基づいて音処理を行い、BGM、効果音、又は音声案内などのゲーム音を生成し、音出力部592に出力させる処理を行う。
【0089】
以下では、写真印刷装置1を利用する場合の各種処理の流れの一例を説明する。図9〜図11は、本実施の形態の写真撮影装置1での被写体の撮影から撮影画像の印刷出力までの各処理の一例について説明するためのフローチャート図である。また、図12〜図14は、メインディスプレイ34の表示画面を説明するための図である。
【0090】
まず、写真印刷装置1に所定の利用料金に相当するコインが投入口に投入されると(ステップS10でYES)、処理部500が情報記憶媒体572からプログラムを起動して、メインディスプレイ34に撮影環境を設定するための選択入力用画面を表示させる(ステップS11)。このとき、必要に応じて撮影テーマの選択入力についての音声案内をスピーカー82から出力させてもよい。
【0091】
本実施の形態の写真印刷装置1は、2回の撮影を1セットとしてこれを2セット行うように設定されており、図12(A)に示すように、まず1枚目の撮影に関する撮影テーマの選択用入力画面401が表示され、その選択入力が終了すると、図12(B)に示すように、2枚目の撮影に関する撮影テーマの選択入力用画面402が表示される。
【0092】
1枚目の撮影に関する選択入力用画面401、には、撮影テーマ(例えば、雪、春、真夏、・・・)に対応付けられた選択用アイコン画像430が表示されており、その上部には、選択カーソル440で指定されている撮影テーマ(“真夏”)での撮影イメージ画像420が表示される。この選択入力用画面420に表された撮影イメージ画像420によりユーザーは、自己の撮影画像を想像しながら、自らの気分や嗜好に合った撮影テーマを選択することができる。
【0093】
2枚目の選択入力用画面402には、既に1枚目の撮影テーマとして選択された撮影テーマには、選択用アイコン画像430にその旨が表示される(ここでは、“真夏”が既に選択されている。)。そして、選択入力用画面402には、選択入力用画面401の場合と同様に、選択カーソル440により指定された撮影テーマ(“雪”)に関する撮影イメージ画像422が表示される。
【0094】
このように、ユーザーは、メインディスプレイ34近傍に設けられた選択用ボタン42および決定用ボタン44を用いて選択入力用画面401、402を順次参照しながら、まず1枚目および2枚目の撮影テーマを選択入力を行う(ステップS12)。なお、選択入力に際しては、選択入力のための制限時間(例えば、10秒)を設定しておき、所定の時間が経過すると経過時点で選択カーソル440で指定されていた撮影テーマが自動的に決定されるように構成してもよい。
【0095】
こうして、撮影テーマが決定されると、図13(A)及び図13(B)に示すように、1枚目の撮影テーマについての撮影を行い、続いて、図13(C)及び図13(D)に示すように、2枚目の撮影テーマについての撮影を行う(ステップS13)。図10に撮影処理のフローチャートを示す。処理部500の撮影演出処理部510は、撮影を行うごとに、選択された各撮影テーマに対応した撮影環境を生成する処理を行ってから、被写体の撮影を行う。まず、本例では、1枚目の撮影テーマとして“真夏”が選択されているため、当該撮影テーマに対応する使用カーテンを決定し(ステップS131)、第2筐体12のカーテン収容部60からカーテン62を降下させて撮影環境を生成する(ステップS132)。そして、メインディスプレイ34には、撮影画面403が表示され(ステップS133)、図13(A)に示すように、撮影後の画像を模式的に現した撮影イメージ画像460を表示するとともに、撮影イメージ画像460中において撮影までのカウントダウン表示を行い、ユーザーは、当該カウントダウン表示がされている間にカメラに向かって撮影用ディスプレイ32に表示された映像を参照しながらポーズを決定する。所定の時間(例えば、3秒)が経過すると、前方ストロボ66a〜66f及び後方ストロボ68a〜68cにより撮影テーマ“真夏”に対応する所定の発光パターンで光が照射され、カメラ20は、被写体であるユーザーを撮影する(ステップS134)。撮影後の撮影画面404には、図13(B)に示すように、雲の模様が表されたカーテンを背景として撮影された撮影画像470が表示される(ステップS135)。その後、撮影に使用したカーテン62は、上昇してカーテン収容部60に収容され(ステップS136)、1枚目の撮影テーマ“真夏”についての撮影は終了する。
【0096】
1枚目の撮影が終了すると、続いて、2枚目の撮影が開始される。2枚目の撮影についても図10に示すフローに従って処理され、そのときの撮影画面405、406は図13(C)及び図13(D)のように表示される。なお、図13(D)に示すように、撮影テーマ“雪”の撮影時には特殊画像処理部512により撮影画像に雪を表現する特殊画像を付与する処理が行われる。カーテン62を用いた背景のみでは十分に撮影テーマに則した画像が表現ができない場合に、特殊画像処理部512により特殊画像(例えば、雪の画像)を撮影画像に付加することが有効である。また、特殊画像処理の設定は、全ての撮影テーマに対して固有あるいは共通の処理が設定されていてもよいし、一部の撮影テーマのみに対して固有あるいは共通の処理が設定されていてもよい。
【0097】
以上で1セットの撮影が終了する。本実施の形態の写真撮影装置1では、これらの2枚の撮影を1セットとした撮影処理を2セット行い、2セットの撮影処理が終了すると(ステップS14でYES)、処理部500は、写真撮影装置1の利用開始から所定時間が経過しているかどうかを判断する(ステップS15)。この所定時間は、編集操作に要する時間を予め想定してカウントしておき、所定時間が経過するまでは編集空間200が使用中であるとしてユーザーを撮影空間100内で待機させるために設定される。また、順次ユーザーが装置を利用しているような場合には、直前のユーザーが撮影を終了(あるいは編集作業を開始)してからの時間をカウントしておき、カウント時間が所定時間になるまでユーザーを撮影空間100内に待機させておく構成を採用することもできる。
【0098】
そして、装置の利用開始から所定時間が経過していなければ(ステップS15でNO)、メインディスプレイ34には、図14に示すように、足止め画面407が表示される(ステップS16)。足止め画面407には、編集空間200への移動までの待機時間表示画像490を表示することにより、ユーザーにどれくらい待てば編集空間200に移動できるのかを通知することができる。なお、この待機時間中には、メインディスプレイ34を利用してユーザーの撮影画像を確認させることや、選択用ボタン42および決定用ボタン44を用いたゲームを行わせて待機時間を過ごさせる構成を採用することもできる。
【0099】
一方、装置の利用開始から所定時間を経過していれば(ステップS15でYES)、メインディスプレイ34には、ユーザーに撮影処理が完了したことを知らせるための画像を伴う撮影完了画面が表示される(ステップS17)。また、このとき第1筐体11に設けれたスピーカー82から編集空間200への移動を促す音声出力を行ってもよい。このとき通信部596は、ユーザーに関する4枚の撮影画像のデータを編集操作部70側のコンピュータへ転送して、次のユーザーの利用を待機する。なお、撮影処理を行うコンピュータと編集処理を行うコンピュータとを一体型のハードウェアにより実現している場合には、記憶部570のワーク領域に撮影画像を保存した状態で、ユーザーの編集操作を待機することになる。
【0100】
ユーザーが編集空間200に移動すると、第1筐体11の背面側に設けられた編集操作部70の編集用ディスプレイ36には、編集画面が表示される(図11のステップS18)。
【0101】
編集用ディスプレイ36に表示される編集画面の一例を図15に示す。編集画面には、タッチパネルとして形成された編集用ディスプレイ36の第1の表示領域36a及び第2の表示領域36bに対応する撮影画像表示領域310a、310bに選択用撮影画像301〜304から選択した撮影画像が表示されている。これにより、編集操作部70では、ユーザーが複数人からなる団体であっても、同時に異なる撮影画像に対して編集作業を行うことができるように構成されている。また、編集画面には、編集ツール選択用メニュー320が表示されるとともに、編集ツール選択パレット330a、330bが表示される。さらに、編集画面には、編集ツールの大きさを変更したり、一旦配置した編集ツールを取消したり、編集操作の終了を指示するための編集補助ツール選択パレット340a、340bも表示される。編集ツール選択用メニュー320は、編集作業に使用する編集ツールの種類を選択するためのものであって、編集ツールの種類には、撮影テーマによらず利用可能な共通編集ツール(例えば、ペン、スタンプ、フレーム)の他に撮影画像の撮影テーマに個別に設定された専用編集ツール(例えば、ペン、スタンプ、フレーム)が用意されている。このため、ユーザーは、共通編集ツールとともに撮影テーマに応じて個別に設定された専用編集ツールを用いれば、撮影画像に撮影テーマに好適な加工を施すことができるため、撮影テーマに則した統一感のある撮影画像を得ることができる。そして、ユーザーは、撮影画像表示領域310a、310bに表示された画像に対してタッチペン71、72を用いて編集ツール選択パレット330a、330bや編集補助ツール選択パレット340a、340bから編集ツールあるいは編集補助ツールを選択入力して編集操作を行う。例えば、図15に示されるように、スタンプ画像を撮影画像に貼り付けたり、その他に落書きペン画像などによる編集処理を施すことが可能である。
【0102】
また、編集操作部70において、タッチペン71は、第1の表示領域36aに表示された撮影画像のみに対して編集指示が可能であって、タッチペン72は、第2の表示領域36bに表示された撮影画像のみに対して編集指示が可能に構成されている。これにより複数人が同時にタッチペン71、72を用いて編集作業を行っている場合でも、両者の編集指示に混乱を生じさせることがなくスムーズに編集作業を行わせることができる。また、編集可能時間は、所定の時間内(例えば、140秒間)と設定しておくことにより、編集作業待ちで装置の利用効率が低下することを防止している。なお、編集対象となる画像は、選択用撮影画像301〜304からユーザー側で選択することになるが、編集作業中の撮影画像は、他方において選択できないように制御されている。
【0103】
こうして、編集空間200における所定の編集可能時間が終了するか(ステップS19でYES)、あるいはユーザーからの編集終了の決定指示があると(ステップS20でYES)、印刷レイアウト選択画面を編集用ディスプレイ36に表示させ(ステップS21)、ユーザーに印刷レイアウトの選択入力を行わせる。
【0104】
印刷レイアウトの選択入力がされると、編集処理部530は、プリンタによりプリントする画像を確定させ、通信部596は印刷用画像のデータを印刷部594に転送する。プリンタでは、印刷用の画像データがシール紙などに印刷されて(ステップS22)、ユーザーは受け取り口50より編集後の撮影画像が印刷されたシール紙を受け取る。なお、編集処理部530の処理を行うコンピュータとプリンタの制御処理を行うコンピュータとが一体型のハードウェアにより構成されている場合には、印刷用の画像データの転送は行われずに記憶部570のワーク領域に保存された画像データを用いて印刷部594がプリンタにより編集後の画像を印刷する。
【0105】
以上に述べたように、本実施の形態の写真印刷装置1によれば、複数のカーテン62が用意されていて、被写体であるユーザーにより選択入力される撮影テーマに合わせて撮影時の撮影環境が決定され、選択された撮影テーマに対応するカーテン62を利用して撮影環境の一部として背景が生成される。このため、ユーザーの好みに合わせた多種多様な撮影テーマによる撮影画像をユーザーに提供することができる。
【0106】
また、写真印刷装置1によれば、最終的に印刷される画像に表現されるイメージを分類して撮影テーマとし、その撮影テーマの選択入力によって多種多様な撮影時の撮影環境を生成することができるので、撮影環境に関する設定操作が煩雑化することがなく、撮影の設定操作に要する時間が長期化することがないため、装置の利用効率を担保しつつユーザーの気分や嗜好に合わせた撮影画像を提供することができるようになる。
【0107】
次に、本実施の形態の写真印刷装置1において、撮影環境の生成の際に、カーテン62による背景の生成に不具合が生じた場合について説明する。このような不具合としては、カーテン62の破れや汚れなどにより正常に背景を生成できない場合や、モータ64の動作不良やカーテン62のその他の異常によりカーテン62の昇降動作に支障が生じた場合や、カーテン62が昇降中にカーテン収容部60内で傾いたり、引っかかることにより正常に昇降動作しなかった場合などが挙げられる。
【0108】
このようなカーテン62の不具合は、センサを用いて構成される監視部550によって監視されている。例えば、モータ64にエンコーダを取り付けてモータ64のステップ回転数を監視して、所定の回転数が検出されない場合にカーテン62が正常に降下あるいは上昇しなかったとして動作異常を検知することができる。また、例えば、カーテン収容部60のスリット出口の両端に光学式のセンサを設けておき、カーテン62の通過量を監視させて、両端においてカーテン62の通過量に違いがあるようであればカーテン62が傾いていることを検知させることができる。また、例えば、カーテン62に破損や汚れがあるような場合には、ユーザーから写真印刷装置1の利用を監督するオペレータに通知がなされて動作異常が検知される場合もある。
【0109】
写真印刷装置1では、このようなカーテン62の動作状態に不具合(動作異常)がある場合において、所定のプログラムによる自動制御により、あるいは必要に応じてオペレータによる操作により、動作異常が検知されたカーテン62について使用禁止の設定を行うことができるように構成されている。また、動作異常のカーテン62が使用禁止に設定された場合には、当該カーテン62を用いた背景の生成ができなくなるので、その後に装置を利用するユーザーが動作異常のカーテン62と対応する撮影テーマを選択することを放置すると、動作異常のカーテン62が起動されてしまい、不具合を悪化させるなどして装置のメンテナンス上好ましくない事態を招くおそれがある。このため、動作異常のカーテン62を使用禁止にした場合には、当該カーテン62に対応する撮影テーマも選択禁止に設定することが好ましい。動作異常のカーテンは使用禁止に設定され、当該設定後においては、使用可能な残りのカーテンによって撮影環境(背景)の生成ができるので、装置の稼動を担保することができる。
【0110】
そして、カーテン62の使用禁止の設定ならびに撮影テーマの選択禁止の設定は、以下のように行われる。
【0111】
まず、監視部550を構成するセンサがカーテン62の動作異常を検知すると、禁止設定処理部522は、記憶部570から故障設定プログラムを起動する。すると、故障設定プログラムは、動作異常のカーテン62を特定して使用禁止に設定する。なお、カーテンの汚れや破損等がユーザーからオペレータに通知されて故障設定を行う必要がある場合のために、メインディスプレイ34と選択用ボタン42及び決定用ボタン44とを用いてマニュアル設定をすることも可能に構成しておくことが好ましい。また、使用禁止に設定されたカーテン62がある場合には、撮影テーマとの関係を参照し、使用禁止に設定されたカーテンと対応付けられた撮影テーマを選択禁止に設定する。このようにすれば、ユーザーが動作異常となったカーテン62と対応する撮影テーマを選択することにより撮影環境が生成できずに装置の稼動が中断するなどして、撮影が滞ることを未然に防止することができる。
【0112】
ここで、撮影テーマの選択禁止の設定後には、表示制御処理部524や再構成表示処理部526によって、以下の第1〜第3の例のようにメインディスプレイ34での表示制御を行って、装置の稼動を担保することができる。図16(A)〜図16(C)は、表示制御の例を説明するための図である。
【0113】
まず、第1の例としては、図16(A)に示すように、撮影テーマ選択時にメインディスプレイ34に表示される選択入力用画面401において、選択禁止に設定された撮影テーマと対応する選択用アイコン画像430に選択禁止を通知する旨の画像を付加して表示することが挙げられる。本例では、撮影テーマ“海の中”に対応するカーテンが使用禁止に設定されて、当該撮影テーマの選択用アイコン画像430に選択禁止を意味する「×」を示す画像が付加表示されている。これにより、ユーザーが背景生成されない撮影テーマがあることを知らずに誤って選択するという事態を未然に防ぐことができるため、撮影環境の設定操作をスムーズに行わせることができる。
【0114】
また、第2の例としては、図16(B)に示すように、撮影テーマ選択時にメインディスプレイ34に表示される選択入力用画面401において、選択禁止に設定された撮影テーマ(“海の中”)と対応する選択用アイコン画像430を非表示とする制御を行って、ユーザーからは選択禁止とされた撮影テーマを認識させないようにすることが挙げられる。このように選択入力用画面401での表示制御を行っておけば、選択できない撮影テーマがあることに対してユーザーに不自然さを感じさせることなく装置を利用させることができる。
【0115】
また、第3の例としては、図16(C)に示すように、撮影テーマ選択時のメインディスプレイ34に表示される選択入力用画面401において、選択禁止に設定された撮影テーマ(“海の中”)と対応する選択用アイコン画像430を第2の例と同じように非表示とするとともに、さらに選択入力用画面401における選択用アイコン画像430の表示配列を再構成してメインディスプレイ34に表示させることが挙げられる。このような表示制御を行えば、ユーザーにはあたかも初めから選択禁止とされた撮影テーマが存在していなかったかのように認識させることができ、選択入力用画面401の本来アイコン画像が表示されているべき箇所に表示がされていないことをユーザーに感じさせずに撮影環境の設定操作を行わせることができる。
【0116】
また、動作異常と判断されたカーテンに対応する撮影テーマの選択はできないが、編集時において選択禁止とされた撮影テーマと対応する編集ツールが使用されては結果的に統一感の損なわれた画像となってしまう。そこで、上述のように動作異常の検知されたカーテン62を使用禁止に設定し、なおかつこれに対応する撮影テーマについても選択禁止に設定した場合においては、撮影画像の編集処理においても、選択禁止に設定された撮影テーマに対応する編集ツールを使用禁止に設定させることもできる。このようにすれば、ユーザーが撮影時に選択した撮影テーマと関連性の薄い編集ツールが使用されることにより撮影画像全体の統一感を損なう編集処理がなされることを防止することができる。
【0117】
以上に本発明に好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述したものに限られず、種々の変形態様により実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の写真印刷装置の右側側面図である。
【図2】本実施形態の写真印刷装置の第1筐体の正面図である。
【図3】本実施形態の写真印刷装置の第1筐体の背面図である。
【図4】本実施形態の写真印刷装置の第2筐体の正面図である。
【図5】本実施形態の写真印刷装置における背景生成の一態様を説明するための図である。
【図6】本実施形態の写真印刷装置における背景生成の一態様を説明するための図である。
【図7】本実施形態の写真印刷装置のユーザーの移動経路を説明するための図である。
【図8】本実施形態の写真印刷装置のブロック図の一例である。
【図9】本実施形態の写真印刷装置の処理の流れを説明するためのフローチャート図である。
【図10】本実施形態の写真印刷装置の撮影処理の流れを説明するためのフローチャート図である。
【図11】本実施形態の写真印刷装置の処理の流れを説明するためのフローチャート図である。
【図12】本実施形態の写真印刷装置の選択入力用画面を説明するための図である。
【図13】本実施形態の写真印刷装置の撮影処理中の表示画面を説明するための図である。
【図14】本実施形態の写真印刷装置の撮影処理後の表示画面を説明するための図である。
【図15】本実施形態の写真印刷装置の編集画面を説明するための図である。
【図16】本実施形態の写真印刷装置の故障設定処理を説明するための図である。
【符号の説明】
1 写真印刷装置
11 第1筐体
12 第2筐体
20 カメラ
32 撮影用ディスプレイ
34 メインディスプレイ
36 編集用ディスプレイ
42 選択用ボタン
44 決定用ボタン
50 コイン投入口
60 カーテン収容部
62 カーテン
64 モータ
66a〜66f 前方ストロボ
68a〜68c 後方ストロボ
70 編集操作部
71、72 タッチペン
82、84 スピーカー
91〜95 仕切り用カーテン
100 撮影空間
200 編集空間
500 処理部
510 撮影演出処理部
512 特殊画像処理部
520 故障設定処理部
522 禁止設定処理部
524 表示制御処理部
526 再構成表示処理部
530 編集処理部
540 音生成部
550 監視部
560 操作部
570 記憶部
572 情報記憶媒体
574 携帯型情報記憶装置
580 撮影部
592 音出力部
594 印刷部
596 通信部
598 発光部
599 撮影環境生成部

Claims (25)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段により撮影された撮影画像を印刷する印刷手段と、
    前記被写体に関する撮影時の撮影環境の少なくとも一部を構成する複数の背景演出部材と、
    予め設定された複数のテーマ情報に関する選択入力を受付けて、選択された当該テーマ情報に基づいて前記撮影環境を決定し、当該撮影環境を生成する撮影演出手段と、を含み、
    前記複数の背景演出部材のそれぞれは、前記複数のテーマ情報の少なくともいずれか一つと対応付けられており、
    前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に対応付けられた前記背景演出部材を利用して前記撮影環境を生成することを特徴とする、写真印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記被写体の撮影時に、所定の光量の光を前記撮影環境および前記被写体の少なくとも一方に対して照射して、前記撮影画像に演出効果を付与する発光手段を含み、
    前記発光手段は、選択された前記テーマ情報と対応付けられた所定の発光パターンで光の照射を行うことを特徴とする、写真印刷装置。
  3. 請求項1または2において、
    撮影画像を取り込んで編集するための編集手段を含み、
    前記編集手段は、選択された前記テーマ情報と対応付けられた編集ツール情報に関する指示入力を受付けて、当該指示入力に基づいて前記撮影画像に前記編集ツール情報を利用した編集処理を行い、
    前記印刷手段は、前記編集処理が施された後の撮影画像を印刷することを特徴とする、写真印刷装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    少なくとも前記撮影演出手段が前記撮影環境を生成する際に、前記背景演出部材の動作状態を監視する監視手段と、
    前記監視手段が前記背景演出部材の動作異常を検出した場合に、当該動作異常と検出された背景演出部材の使用禁止を設定するための設定手段と、を含むことを特徴とする、写真印刷装置。
  5. 請求項4において、
    動作異常と検出された前記背景演出部材が前記設定手段により使用禁止に設定された場合に、当該背景演出部材と対応付けられた前記テーマ情報が選択禁止に設定されることを特徴とする、写真印刷装置。
  6. 請求項4または5において、
    前記テーマ情報の選択入力に際して、当該テーマ情報と対応付けられた選択用アイコンが配列された選択入力用画面を表示する表示手段と、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報と対応付けられた前記選択用アイコンを、前記表示手段に表示される前記選択入力用画面において非表示とする制御を行う表示制御手段と、を含むことを特徴とする、写真印刷装置。
  7. 請求項6において、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報がある場合に、選択可能な前記テーマ情報に対応付けられた前記選択用アイコンの前記選択入力用画面における表示配列を再構成し、当該再構成後の前記選択入力用画面を前記表示手段に表示するための処理を行う再構成表示処理手段を含むことを特徴とする、写真印刷装置。
  8. 請求項5〜7のいずれかにおいて、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報に対応付けられた前記編集ツール情報が使用禁止に設定されることを特徴とする、写真印刷装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかにおいて、
    前記撮影画像に対して選択された前記テーマ情報に対応付けられた特殊画像処理を施す特殊画像処理手段を含むことを特徴とする、写真印刷装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかにおいて、
    前記複数の背景演出部材は、それぞれ色および模様の少なくとも一方が異なり、前記テーマ情報の種類より少ない数で設けられており、
    前記テーマ情報の1種類に対応付けられた専用部材と、
    前記テーマ情報の複数種類に関連付けられた共通部材と、を有することを特徴とする、写真印刷装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を重ね合わせることにより前記撮影環境において異なる色または模様の背景を生成することを特徴とする、写真印刷装置。
  12. 請求項1〜10のいずれかにおいて、
    前記撮影演出手段は、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を利用して、前記撮影環境において色または模様が段階的に異なる背景を生成することを特徴とする、写真印刷装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかにおいて、
    前記背景演出部材は、カーテンおよびパネルの少なくともひとつであることを特徴とする、写真印刷装置。
  14. 被写体を撮影手段により撮影し、撮影画像を印刷する写真印刷装置において、予め設定された複数のテーマ情報に関する選択入力を受付けて、選択された当該テーマ情報に基づいて前記被写体に関する撮影時の撮影環境を決定し、当該撮影時の撮影環境を、その少なくとも一部を構成する複数の背景演出部材を利用して生成する撮影演出手段としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
    前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、前記複数のテーマ情報の少なくともいずれか一つと対応付けられた複数の背景演出部材の中から所定の背景演出部材を決定する処理を行わせるとともに、当該所定の背景演出部材を用いて撮影時の撮影環境を生成する処理を行わせることを特徴とする、プログラム。
  15. 請求項14において、
    前記写真印刷装置は、前記被写体の撮影時に所定の光量の光を前記撮影環境および前記被写体の少なくとも一方に対して照射して、前記撮影画像に演出効果を付与するための発光手段を含み、
    前記発光手段に、選択された前記テーマ情報と対応付けられた所定の発光パターンで光を照射させる処理を行うことを特徴とする、プログラム。
  16. 請求項14または15において、
    前記写真印刷装置は、撮影画像を取り込んで編集するための編集手段を含み、前記編集手段に、選択された前記テーマ情報と対応付けられた編集ツール情報に関する指示入力を受付けて、当該指示入力に基づいて前記撮影画像に前記編集ツール情報を利用した編集処理を行わせるとともに、
    前記印刷手段に、前記編集処理が施された後の撮影画像を印刷する処理を行わせることを特徴とする、プログラム。
  17. 請求項14〜16のいずれかにおいて、
    前記写真印刷装置は、少なくとも前記撮影演出手段が前記撮影環境を生成する際に、前記背景演出部材の動作状態を監視する監視手段を含み、
    前記監視手段が前記背景演出部材の動作異常を検出した場合に、当該動作異常と検出された背景演出部材の使用禁止を設定するための設定手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする、プログラム。
  18. 請求項17において、
    動作異常と検出された前記背景演出部材が前記設定手段により使用禁止に設定された場合に、当該背景演出部材と対応付けられた前記テーマ情報を選択禁止に設定する処理を前記設定手段に行わせることを特徴とする、プログラム。
  19. 請求項17または18において、
    前記写真印刷装置は、前記テーマ情報の選択入力に際して、当該テーマ情報と対応付けられた選択用アイコンが配列された選択入力用画面を表示する表示手段を含み、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報と対応付けられた前記選択用アイコンを、前記表示手段に表示される前記選択入力用画面において非表示とする制御を表示制御手段に行わせることを特徴とする、プログラム。
  20. 請求項19において、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報がある場合に、選択可能な前記テーマ情報に対応付けられた前記選択用アイコンの前記選択入力用画面における表示配列を再構成する処理を行うとともに、当該再構成後の前記選択入力用画面を表示手段に表示させる処理を行うことを特徴とする、プログラム。
  21. 請求項18〜20のいずれかにおいて、
    選択禁止に設定された前記テーマ情報に対応付けられた前記編集ツール情報を使用禁止に設定する処理を前記設定手段に行わせることを特徴とする、プログラム。
  22. 請求項14〜21のいずれかにおいて、
    前記撮影画像に対して選択された前記テーマ情報に対応付けられた特殊画像処理を施す特殊画像処理手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする、プログラム。
  23. 請求項14〜22のいずれかにおいて、
    前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を重ね合わせることにより前記撮影環境において異なる色または模様の背景を生成させることを特徴とする、プログラム。
  24. 請求項14〜22のいずれかにおいて、
    前記撮影演出手段に、選択された前記テーマ情報に基づいて、複数の前記背景演出部材のうち少なくとも2つ以上の背景演出部材を利用して、前記撮影環境において色または模様が段階的に異なる背景を生成させることを特徴とする、プログラム。
  25. コンピュータにより読取可能な情報記憶媒体であって、請求項14〜24のいずれかに記載のプログラムを記憶することを特徴とする、情報記憶媒体。
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