JP2020098316A - 撮影装置および制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】カメラの高さを調整して様々なポーズをとって撮影をすることができる場合において、カメラの高さの調整を容易に行うことができるようにする。【解決手段】本技術を適用した撮影装置は、利用者を被写体として撮影するカメラが設けられたカメラユニットと、カメラユニットの高さの調整に用いられるレール部と、レール部の方向と同じ方向に所定の間隔で設けられ、カメラユニットの高さの基準を表す複数のガイド部と、利用者により選択されたポーズに紐付けられたカメラユニットの高さを表すガイド部を動作させ、カメラユニットの高さを誘導する撮影装置である。本技術は、撮影した画像をシール紙に印刷する一連のゲームを提供する写真シール作成装置に適用することができる。【選択図】図5
Description
本技術は、撮影装置および制御方法に関し、特に、カメラの高さを調整して様々なポーズをとって撮影をすることができる場合において、カメラの高さの調整を容易に行うことができるようにした撮影装置および制御方法に関する。
従来、写真シール作成装置が知られている。写真シール作成装置は、利用者を撮影し、撮影画像に対して利用者に編集を行わせ、編集後の画像をシール紙に印刷して提供するものである。写真シール作成装置は遊戯施設などに設置される。
写真シール作成装置が提供する1ゲームの流れは、通常、撮影空間内にいる利用者を被写体として撮影を行った後、利用者を編集空間に移動させ、編集空間内で行われる操作に従って画像を編集して、編集済みの画像をシール紙に印刷するものとなる。
特許文献1には、撮影時にとるポーズを選択させる写真シール作成装置が開示されている。利用者は、あらかじめ用意される複数のポーズの中から好みのポーズを選択した後、撮影空間に入って撮影を始める。選択したポーズが撮影中に提示されるため、利用者は、提示されたポーズをとって撮影を進めることになる。
特許文献1に記載されている写真シール作成装置に設けられるカメラは位置が固定であるため、ポーズの自由度が低い。
本技術はこのような状況に鑑みてなされたものであり、カメラの高さを調整して様々なポーズをとって撮影をすることができる場合において、カメラの高さの調整を容易に行うことができるようにするものである。
本技術の一側面の撮影装置は、利用者を被写体として撮影するカメラが設けられたカメラユニットと、前記カメラユニットの高さの調整に用いられるレール部と、前記レール部の方向と同じ方向に所定の間隔で設けられ、前記カメラユニットの高さの基準を表す複数のガイド部と、前記利用者により選択されたポーズに紐付けられた前記カメラユニットの高さを表す前記ガイド部を動作させ、前記カメラユニットの高さを誘導するガイド制御部とを備える。
本技術の一側面においては、利用者により選択されたポーズに紐付けられたカメラユニットの高さを表すガイド部が動作することにより、カメラユニットの高さが誘導される。
本技術によれば、カメラの高さを調整して様々なポーズをとって撮影をすることができる場合において、カメラの高さの調整を容易に行うことができる。
<<写真シール作成装置の構成>>
<写真シール作成装置の外観構成>
図1および図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
<写真シール作成装置の外観構成>
図1および図2は、写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影画像や編集画像を提供するゲーム機である。写真シール作成装置1は、画像をシール紙に印刷したり、画像を利用者の携帯端末上で閲覧可能にしたりすることで、利用者に画像を提供する。写真シール作成装置1は、ゲームセンターなどのアミューズメント施設や店舗に設置される。
写真シール作成装置1の利用者は、主に女子高生や若い女性が中心とされる。写真シール作成装置1において、1組あたり主に2人や3人などの複数人の利用者がゲームを楽しむことができる。もちろん、写真シール作成装置1において、1人の利用者がゲームを楽しむこともできる。
写真シール作成装置1において、利用者は、自身が被写体となって撮影を行う。利用者は、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した画像に、手書きの文字やスタンプ画像などの合成用画像を合成させる。これにより、撮影画像が彩り豊かな画像に編集される。利用者は、編集済みの画像である編集画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させる。
写真シール作成装置1は、写真作成ゲームを提供する写真作成ゲーム機ということができる。
図1に示すように、写真シール作成装置1は、基本的に、撮影ユニット11と編集ユニット12が接した状態で設置されることによって構成される。撮影ユニット11と編集ユニット12は電気的に接続される。
撮影ユニット11は、人が中に入ることができる程度の大きさの空間を有する箱形状の筐体を有し、事前選択部20、撮影部21、および背景部22から構成される。事前選択部20は、撮影部21の側面に設置される。事前選択部20の前方の空間が、事前選択処理が行われる事前選択空間となる。また、撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離して設置される。撮影部21と背景部22の間に形成される空間が、撮影処理が行われる撮影空間となる。
写真シール作成装置1の撮影空間の広さは、10人程度の利用者が同時に入って、大人数で撮影をすることができる広さである。
事前選択部20は、事前選択処理として、写真シール作成装置1によって提供されるゲームを紹介するガイダンスを行ったり、撮影空間で行われる撮影処理における各種の設定を行ったりする。事前選択部20には、利用者が代金を投入する硬貨投入口や、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。事前選択部20は、撮影空間の空き状況に応じて、適宜、事前選択空間にいる利用者を撮影空間へと案内する。
撮影部21は、利用者を被写体として撮影するための装置である。撮影部21は、撮影空間に入った利用者の正面に位置する。撮影空間に臨む撮影部21の正面には、カメラや、各種の操作に用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。
撮影空間において正面を向いている利用者からみて左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル41Aにより構成され、右側面が側面パネル41Bにより構成される。さらに、撮影部21の正面が正面パネル42により構成される。側面パネル41Aには、上述した事前選択部20が設置される。なお、事前選択部20が、側面パネル41Bに設置されるようにしてもよい。
背景部22は、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bから構成される。背面パネル51は、正面を向いている利用者の背面側に位置する板状の部材である。側面パネル52Aは、背面パネル51の左端に取り付けられた板状の部材である。側面パネル52Bは、背面パネル51の右端に取り付けられた板状の部材である。
側面パネル41Aと側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Aと側面パネル52Aの上部は、板状の部材である連結部23Aによって連結される。側面パネル41Aと側面パネル52Aの下部は、床面に設けた例えば金属製の部材である連結部23A’によって連結される。
側面パネル41Bと側面パネル52Bも同様に、ほぼ同一平面に設けられる。側面パネル41Bと側面パネル52Bの上部は、連結部23Bによって連結される。側面パネル41Bと側面パネル52Bの下部は、連結部23B’によって連結される。
撮影空間の床には、板状の部材である床面27が敷かれる。
側面パネル41A、連結部23A、および側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口となる。また、側面パネル41B、連結部23B、および側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口となる。
撮影空間の上方は、天井シート24によって覆われる。天井シート24は、シート状であってもよいし、板状であってもよい。また、天井シート24の一部に、通気孔となる開口部が設けられるようにしてもよい。
編集ユニット12は、撮影により得られた撮影画像に編集を施すための装置である。図2に示すように、編集ユニット12は、撮影部21の正面パネル42から突出するように形成された所定の幅の収納部43に連結される。
図1に示される編集ユニット12の構成を正面側の構成とすると、編集ユニット12の正面側と背面側のそれぞれに、編集で用いる構成が設けられる。この構成により、2組の利用者が同時に編集を行うことができる。
編集ユニット12の正面側は、面61と、面61の上方に形成された斜面62から構成される。斜面62には、編集に用いられる構成として、タブレット内蔵モニタやタッチペンが設けられる。斜面62の左側には、照明装置64の一端を支持する柱状の支持部63Aが設けられる。斜面62の右側には、照明装置64の他端を支持する柱状の支持部63Bが設けられる。支持部63Aの上面にはカーテンレール25を支持する支持部65が設けられる。
編集ユニット12の上方にはカーテンレール25が取り付けられる。カーテンレール25は、3本のレール25A乃至25Cを組み合わせて構成される。3本のレール25A乃至25Cは、上から見たときの形状がコの字状となるように組み合わせられる。平行に設けられるレール25Aとレール25Bの一端は、正面パネル42にそれぞれ固定され、レール25Aとレール25Bの他端は、レール25Cの両端にそれぞれ接合される。
カーテンレール25には、編集ユニット12の正面前方の空間と背面前方の空間が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。そのカーテンにより囲まれる編集ユニット12の正面前方の空間と背面後方の空間が、利用者が編集を行う編集空間となる。
後述するが、編集ユニット12の左側面には、印刷済みのシール紙が排出される排出口が設けられる。編集ユニット12の左側面前方の空間が、利用者が印刷済みのシール紙が排出されるのを待つ印刷待ち空間となる。
<利用者の移動について>
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について説明する。
図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
利用者は、事前選択部20の前方の空間である事前選択空間A0において硬貨投入口に代金を投入する。次に、利用者は、タッチパネルモニタに表示される画面に従って各種の設定を行う。利用者は、例えば、撮影時に利用者がとるポーズの選択などを事前選択として行う。
事前選択を終えた利用者は、白抜き矢印#1で示すように、側面パネル41Aと側面パネル52Aの間の出入り口G1から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入る。利用者は、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影を行う。
撮影を終えた利用者は、白抜き矢印#2で示すように出入り口G1から撮影空間A1を出て編集空間A2−1に移動するか、または、白抜き矢印#3で示すように出入り口G2から撮影空間A1を出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集ユニット12の正面側の編集空間である。一方、編集空間A2−2は、編集ユニット12の背面側の編集空間である。利用者が編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかは、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は、編集を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集を行うことができる。
編集が終了した後、編集画像の印刷が開始される。印刷が開始されると、編集空間A2−1での編集を終えた利用者は、白抜き矢印#4で示すように編集空間A2−1から印刷待ち空間A3に移動する。また、編集空間A2−2での編集を終えた利用者は、白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−2から印刷待ち空間A3に移動する。
印刷待ち空間A3に移動した利用者は、印刷が終わるのを待つ。印刷が終了すると、利用者は、編集ユニット12の右側面に設けられた排出口から排出されたシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終える。
次に、各装置の構成について説明する。
<事前選択部の構成>
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
図4は、事前選択部20の構成例を示す図である。
事前選択部20の上側にはタッチパネルモニタ71が設けられる。タッチパネルモニタ71は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ71は、各種のGUI(Graphical User Interface)を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を備えている。タッチパネルモニタ71には、利用者の人数の選択などに用いられる画面が表示される。
タッチパネルモニタ71の下方には、スピーカ72が設けられる。スピーカ72は、事前選択処理の案内音声、BGM、効果音などを出力する。スピーカ72に隣接するようにして、利用者が硬貨を入れる硬貨投入返却口73が設けられる。
<撮影部の構成>
・撮影部の外観構成
図5および図6は、撮影部21の構成例を示す図である。図5は撮影部21の正面図であり、図6は撮影部21の斜視図である。
・撮影部の外観構成
図5および図6は、撮影部21の構成例を示す図である。図5は撮影部21の正面図であり、図6は撮影部21の斜視図である。
底面パネル44の上面には、垂直面を構成する側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42が固定される。撮影部21の各構成は、底面パネル44の上に、側面パネル41A、側面パネル41B、および正面パネル42に囲まれるようにして設けられる。
撮影部21の略中央には、柱状に重ねた左右の各構成に挟まれる形で、上下方向の溝部21Aが形成される。正面パネル42の内側(撮影空間A1側の面)の一部が、溝部21Aにおいて現れる。
溝部21Aの奥に現れる正面パネル42には、上下方向のレール部42Aが設けられる。レール部42Aに沿って移動可能な状態で取り付けられた支持部にカメラユニット81が固定される。図5、図6に示す状態は、カメラユニット81が最も低い位置にある状態である。
円柱状の筐体を有するカメラユニット81の正面には、カメラ91とライブビューモニタ92が設けられる。
カメラ91は、例えば一眼レフカメラであり、レンズが露出するようにカメラユニット81に収納される。カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を有し、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91は、利用者を被写体として撮影を行う撮影部として機能する。
カメラ91により取り込まれた動画像に基づいて生成されたライブビュー画像は、小型のディスプレイであるライブビューモニタ92にリアルタイムで表示される。ライブビューモニタ92は、LCDなどにより構成される。
カメラ91とライブビューモニタ92の左右には、ハンドル93−1,93−2が設けられる。ハンドル93−1,93−2は、細い棒状の部材を略コの字状に折り曲げることによって構成される。
ハンドル93−1,93−2は、図7に示すように、カメラユニット81の高さを利用者が調整するために用いられる。後述するように、写真シール作成装置1による撮影は、適宜、カメラユニット81の状態を変えて行われる。カメラユニット81の状態は、例えば、カメラユニット81の高さと、カメラユニット81の姿勢により表される。
利用者が調整した高さにカメラユニット81(カメラユニット81が取り付けられた支持部)を留めるための構成が、正面パネル42の内部、および、正面パネル42の外側に設けられた収納部43の内部に設けられる。カメラユニット81の高さと姿勢の調整については後述する。
溝部21Aの左側には、上から順に、箱状のストロボユニット82−1、箱状部84、および、ストロボユニット83−1が設けられる。ストロボユニット82−1と箱状部84は、所定の間隔を空けて設けられる。箱状部84の天板84Aの上は、撮影を行う利用者が手荷物などを置くための荷物置き場として用いられる。
ストロボユニット82−1とストロボユニット83−1の内部には、撮影空間A1の照明となるLED電球と、静止画像である撮影画像の撮影タイミングに合わせて利用者にストロボ光を照射するストロボ発光管が設けられる。ストロボユニット82−1とストロボユニット83−1の側面は、透明または半透明のアクリル板などによって構成される。
箱状部84の内部には、写真シール作成装置1の全体の動作を制御するコンピュータが収納される。
一方、溝部21Aの右側には、上から順に、箱状のストロボユニット82−2、箱状部85、箱状部86、および、ストロボユニット83−2が設けられる。
ストロボユニット82−2とストロボユニット83−2の内部には、ストロボユニット82−1、ストロボユニット83−1と同様に、撮影空間A1の照明となるLED電球と、ストロボ光を照射するストロボ発光管が設けられる。ストロボユニット82−2とストロボユニット83−2の側面も、透明または半透明のアクリル板などによって構成される。
同じ高さに設けられるストロボユニット82−1,82−2により、主に、利用者の顔や上半身にストロボ光を照射し、ストロボユニット83−1,83−2により、主に、利用者の下半身にストロボ光を照射することになる。
ストロボユニット82−2の下には、若干内向きに正面85Aが形成された箱状部85が設けられる。箱状部85の正面85Aには、スマートフォンの置き場となるスマートフォンホルダ101が設けられる。スマートフォンホルダ101は、スマートフォンを横向きで置くのに十分な長さとなるように形成される。
利用者は、自分のスマートフォンをスマートフォンホルダ101に置き、スマートフォンを利用して、ゲーム中の自身の様子を動画像や静止画像として撮影することができる。
正面85Aが内向きに形成されていることにより、スマートフォンホルダ101に置いたスマートフォンのカメラが撮影空間A1の中央を向くことになる。
正面85Aが内向きに形成されていることにより、スマートフォンホルダ101に置いたスマートフォンのカメラが撮影空間A1の中央を向くことになる。
箱状部85の下には、若干内向きに正面86Aが形成された箱状部86が設けられる。
箱状部86の正面86Aにはタッチパネルモニタ102が設けられる。
箱状部86の正面86Aにはタッチパネルモニタ102が設けられる。
タッチパネルモニタ102は、ディスプレイとタッチパネルを積層して構成される。タッチパネルモニタ102は、各種の画面を表示し、利用者の選択操作を受け付ける機能を有する。タッチパネルモニタ102は、カメラユニット81に設けられたライブビューモニタ92より大きいモニタである。
また、タッチパネルモニタ102には、事前選択時に利用者により選択されたポーズの見本を示す画像であるポーズ見本画像が表示される。利用者は、タッチパネルモニタ102に表示されるポーズ見本画像を見て確認したポーズを、ライブビューモニタ92に表示されるライブビュー画像を見ながらとることになる。
このように、撮影空間A1には2つのモニタが設けられ、2つのモニタが連携して利用者に対する情報の提示が行われる。
撮影部21の所定の位置には、撮影処理の案内音声、BGM、効果音などを出力するスピーカなども設けられる。
・カメラユニット81の高さの調整
図8は、レール部42Aの近傍を示す図である。
図8は、レール部42Aの近傍を示す図である。
図8に示すように、レール部42Aの右側には、高さガイド用LED111−1乃至111−5が上下方向に並べて設けられる。図8においては、説明の便宜上、撮影部21を挟んで左右に設けられる各構成と、カメラユニット81の図示が省略されている。
高さガイド用LED111−1乃至111−5は、等間隔ではなく、それぞれ異なる間隔で設けられる。図8の例においては、上方に設けられたLEDほど、狭い間隔で設けられる。
このような形でレール部42Aに沿って設けられる高さガイド用LED111−1乃至111−5は、カメラユニット81の高さを誘導するためのガイドとして動作し、発光する。
レール部42Aの左側に付された数字で示されるように、カメラユニット81の高さが段階的に設定される。正面パネル42の表面は、それぞれの高さの境界を示す水平線によって区分けされている。
図8の例においては、正面パネル42の上端から、高さガイド用LED111−1と高さガイド用LED111−2の中間までの範囲が、高さ1の範囲とされる。高さ1の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−1が発光する。
同様に、高さガイド用LED111−1と高さガイド用LED111−2の中間から、高さガイド用LED111−2と高さガイド用LED111−3の中間までの範囲が、高さ2の範囲とされる。高さ2の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−2が発光する。
高さガイド用LED111−2と高さガイド用LED111−3の中間から、高さガイド用LED111−3と高さガイド用LED111−4の中間までの範囲が、高さ3の範囲とされる。
高さ3の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−3が発光する。
高さ3の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−3が発光する。
高さガイド用LED111−3と高さガイド用LED111−4の中間から、高さガイド用LED111−4と高さガイド用LED111−5の中間までの範囲が、高さ4の範囲とされる。
高さ4の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−4が発光する。
高さ4の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−4が発光する。
高さガイド用LED111−4と高さガイド用LED111−5の中間から、正面パネル42の下端までの範囲が、高さ5の範囲とされる。高さ5の範囲にカメラユニット81の高さを誘導する場合、高さガイド用LED111−5が発光する。
このように、写真シール作成装置1においては、カメラユニット81の高さを5段階で調整することができるようになっている。利用者は、発光しているLEDの高さと同じ高さになるようにカメラユニット81の高さを調整することになる。
図9および図10は、高さを調整したカメラユニット81の例を示す図である。
図9A乃至Cは、それぞれ、高さ1乃至3の範囲に調整したカメラユニット81の状態を示す。図10AおよびBは、それぞれ、高さ4および5の範囲に調整したカメラユニット81の状態を示す。
写真シール作成装置1においては、カメラユニット81の中心Oの高さを基準としてカメラユニット81の高さが判断される。例えば、図9Aに示すように、カメラユニット81の中心Oの高さが高さ1の範囲にある場合、カメラユニット81の高さが高さ1であるものとして判断される。例えば正面パネル42の内部には、カメラユニット81の高さを検出するためのセンサが設けられる。
ここでは、カメラユニット81の高さの基準が中心Oの高さであるものとしたが、カメラ91のレンズの高さ、カメラユニット81を固定する支持部の高さなどの他の位置を基準としてカメラユニット81の高さが判断されるようにしてもよい。
このように、利用者は、高さガイド用LED111−1乃至111−5を用いたガイドに従ってカメラユニット81の高さを調整し、撮影を行うことができる。以下、適宜、高さガイド用LED111−1乃至111−5のそれぞれを区別する必要がない場合、まとめて、高さガイド用LED111という。
この例においては、カメラユニット81の高さを誘導するためのガイドとなる発光体としてLEDが用いられるものとしたが、蛍光灯、白熱電球などの他の発光体が用いられるようにしてもよい。
・カメラユニット81の姿勢の調整
上述したように、カメラユニット81は、高さだけでなく、姿勢を調整することも可能とされる。カメラユニット81の姿勢の調整は、回転と、チルト方向の首振りにより実現される。
上述したように、カメラユニット81は、高さだけでなく、姿勢を調整することも可能とされる。カメラユニット81の姿勢の調整は、回転と、チルト方向の首振りにより実現される。
図11は、カメラユニット81の回転の例を示す図である。
図11に示すように、円柱状の筐体を有するカメラユニット81は、その周側面を2点で支持する支持部121に取り付けられる。支持部121がレール部42Aに沿って上下方向に移動することにより、カメラユニット81が移動する。
図11Aに示すカメラユニット81の状態は、図5等に示す横向きの状態から、右方向に所定の角度だけ回転させ、斜めの向きとした状態である。一点鎖線で示すように、カメラユニット81は、中心Oを通る軸L1を基準として回転させることが可能とされる。軸L1は、カメラユニット81の正面に対して垂直であり、カメラ91のレンズの光軸と略平行な軸である。
カメラユニット81の回転も、例えばハンドル93−1,93−2をそれぞれ両手で掴み、右方向(時計回り)、または左方向(反時計回り)に回転させることによって行われる。
図11Bに示すカメラユニット81の状態は、図11Aに示す斜めの状態からさらに右方向に回転させ、縦向きとした状態である。例えば、カメラ91を横向きの状態から縦向きの状態になるまで、90度の範囲でカメラユニット81を回転させることが可能とされる。カメラユニット81を回転させたとき、カメラユニット81の内部に固定されたカメラ91も回転する。
図12は、カメラユニット81の回転と、撮影される画像の関係を示す図である。
図12の左端に示すカメラユニット81の状態は横向きの状態である。一点鎖線は横向きの状態にあるときの水平線を表す。矢印#11の先に示すように、カメラユニット81が横向きの状態にあるときに撮影された横長の画像には、利用者が正対した状態で写ることになる。
図12の左から2番目に示すカメラユニット81の状態は、横向きの状態からカメラユニット81を右方向に30度だけ回転させた状態である。矢印#12の先に示すように、カメラユニット81を右方向に30度だけ回転させた状態で撮影された横長の画像には、利用者が左方向に30度だけ傾いた状態で写ることになる。
図12の左から3番目に示すカメラユニット81の状態は、横向きの状態からカメラユニット81を右方向に60度だけ回転させた状態である。矢印#13の先に示すように、カメラユニット81を右方向に60度だけ回転させた状態で撮影された横長の画像には、利用者が左方向に60度だけ傾いた状態で写ることになる。
図12の右端に示すカメラユニット81の状態は、横向きの状態からカメラユニット81を右方向に90度だけ回転させ、縦向きとした状態である。矢印#14の先に示すように、カメラユニット81が縦向きの状態にあるときに撮影された横長の画像には、利用者が左方向に90度だけ傾いた状態で写ることになる。
図12に示すように、写真シール作成装置1のゲームにおいては、カメラユニット81を横向きにした状態が「ヨコ」として表され、横向きの状態からカメラユニット81を右方向に30度だけ回転させた状態が「ヨコナナメ」として表される。横向きの状態からカメラユニット81を右方向に60度だけ回転させた状態が「タテナナメ」として表され、カメラユニット81を縦向きとした状態が「タテ」として表される。
このように、利用者は、例えばライブビューモニタ92に表示されるガイドに従ってカメラユニット81の回転方向の向きを調整し、撮影を行うことができる。
図13は、カメラユニット81のチルト方向の首振りの例を示す図である。
図13の一点鎖線で示すように、カメラユニット81は、支持部121との連結部を通る軸L2を基準として、チルト方向の向きを調整することが可能とされる。カメラユニット81が横向きの状態にある場合、首振りの方向は上下方向となる。
図13Aに示すカメラユニット81の状態は、図5等に示す横向きで正面を向いた状態から、下方向に所定の角度だけ回転させた状態である。カメラユニット81の正面は、斜め下方向を向くことになる。
図13Bに示すカメラユニット81の状態は、横向きで正面を向いた状態から、上方向に所定の角度だけ回転させた状態である。カメラユニット81の正面は、斜め上方向を向くことになる。
カメラユニット81のチルト方向の向きの調整も、例えばハンドル93−1,93−2をそれぞれ両手で掴み、上方向、または下方向に回転させることによって行われる。
このように、利用者は、例えばライブビューモニタ92に表示されるガイドに従ってカメラユニット81の正面の向きを上向き、または下向きに調整し、撮影を行うことができる。
以上のようなカメラユニット81の高さと姿勢の調整は、1枚の撮影画像の撮影毎に行われる。後述するように、事前選択時に利用者により選択されたポーズがそれぞれの撮影前に順に提示される。利用者は、提示されたポーズに応じてカメラユニット81の高さと姿勢を調整した後にポーズをとって撮影を行うことになる。
それぞれのポーズに対しては、カメラユニット81の高さ、カメラユニット81の回転方向の向き、カメラユニット81のチルト方向の向きが紐付けられている。
・撮影部21の着色の例
図14は、撮影部21の各構成の着色の例を示す図である。
図14は、撮影部21の各構成の着色の例を示す図である。
図14において、薄い色を付して示す部分は、例えば黒色に着色される部分である。それ以外の部分は白色などの明るい色で着色される。
図14に示すように、撮影空間A1に面する撮影部21の構成のうち、ストロボユニット82−1,82−2、ストロボユニット83−1,83−2、および、正面パネル42の下方の部分以外の構成は、基本的に、黒色などの明度の低い色に着色される。正面パネル42に設定された範囲のうち、高さ1から高さ4の範囲までが黒色となる。ストロボユニット83−1とストロボユニット83−2に挟まれる、高さ5の範囲の色は例えば白色となる。
撮影部21の中央付近から上を黒色に着色することにより、フラッシュ光の不要な反射を防ぐことができる。反射を防ぐことにより、反射光が利用者の顔などを照射し、意図しない部分に影が生じることを防ぐことが可能となる。
<背景部の構成>
図15は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
図15は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
図15に示されるように、側面パネル52Aの内側には、撮影を開始するときに押下されるボタンである第2撮影ボタン131が設けられる。例えば、第2撮影ボタン131が押下されたことに応じて撮影までのカウントダウンが開始され、カウントダウンが終了したときに、静止画像である撮影画像の撮影が行われる。
利用者は、提示されたポーズを確認した後にカメラユニット81の高さと姿勢を調整し、その後、第2撮影ボタン131を押下することによってカウントダウンを開始させることができる。カウントダウンが行われている間、利用者はライブビューモニタ92の表示を見ながらポーズをとることになる。
このように、写真シール作成装置1におけるそれぞれの撮影は、基本的に、カメラユニット81の高さや姿勢を調整した後に行われるユーザの指示に応じて行われる。撮影を開始するときに押下されるボタンとして、タッチパネルモニタ102の画面に表示されるボタンも用意されるが、背景側にも第2撮影ボタン131が用意されていることにより、利用者は、撮影のたびにタッチパネルモニタ102に近づく必要がない。
上述したように、撮影空間A1は、大人数の利用者が同時に入ることができる比較的広い空間である。仮に、第2撮影ボタン131がなく、撮影のたびにタッチパネルモニタ102に近づいてタッチパネルモニタ102の画面に表示されるボタンを押下する必要があるとした場合、利用者は広い空間を移動する必要があり、ポーズをとることが困難となる。
タッチパネルモニタ102の位置を基準としたときに撮影空間A1の対角となる側面パネル52Aの内側の位置に第2撮影ボタン131が用意されていることにより、利用者は、ポーズをとって撮影を行うことをより楽しむことができる。
また、タッチパネルモニタ102にGUIとして用意されたボタンだけでなく、ハードウェアとしての第2撮影ボタン131が用意されていることにより、タッチパネルモニタ102に不具合が生じた場合であっても、第2撮影ボタン131を用いて撮影を進めることが可能となる。
背面パネル51の手前の床には、横長直方体状のクッション132が用意される。クッション132は、利用者が座って撮影を行うために用いられる。
図15に示すように、クッション132の長さは、撮影空間A1の横幅と略同じ長さであり、高さは20cm程度である。クッション132は弾力性のある素材により構成される。
背面パネル51の内側の面には例えば白色のシートが貼り付けられる。
<編集ユニットの構成>
図16は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
図16は、編集ユニット12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面62のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ141が設けられる。タブレット内蔵モニタ141の左側にはタッチペン142Aが設けられる。タブレット内蔵モニタ141の右側にはタッチペン142Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ141は、タブレットとディスプレイが積層して構成される。タブレットは、タッチペン142Aまたはタッチペン142Bを用いた操作入力を可能とする。タブレット内蔵モニタ141には、例えば、編集に用いられる編集画面が表示される。2人の利用者が同時に編集を行う場合、タッチペン142Aはタブレット内蔵モニタ141に向かって左側にいる利用者により用いられ、タッチペン142Bはタブレット内蔵モニタ141に向かって右側にいる利用者により用いられる。
なお、タッチペン142Aを用いた操作とタッチペン142Bを用いた操作は識別される。適宜、タブレット内蔵モニタ141の左側の表示に対してはタッチペン142Aを用いた操作のみが可能とされ、右側の表示に対してはタッチペン142Bを用いた操作のみが可能とされる。以下、適宜、タッチペン142Aとタッチペン142Bを区別する必要がない場合、まとめてタッチペン142という。
図17は、編集ユニット12の左側面の構成例を示す図である。
編集ユニット12の左側面の下側にはシール紙排出口161が設けられる。編集ユニット12の内部にはプリンタが設けられている。そのプリンタにより、編集空間A2−1の利用者が写る画像、または、編集空間A2−2の利用者が写る画像が所定のレイアウトでシール紙に印刷され、シール紙排出口161から排出される。
<<撮影画像の例>>
図18は、撮影画像を元にして生成される編集画像のレイヤ構造の例を示す図である。
図18は、撮影画像を元にして生成される編集画像のレイヤ構造の例を示す図である。
左端の編集画像P11が編集によって生成される画像である。編集画像P11は、撮影画像P21と前景画像P22の各レイヤの画像から構成される。
図18の例においては、2人の利用者が写る画像が撮影画像P21とされている。
前景画像P22は、「Love my friend」の手書き文字の画像とハート型の画像を含む画像である。「Love my friend」の手書き文字の画像は、ペンツールを用いて利用者によって入力されたペン画像である。また、ハート型の画像は、スタンプツールを用いて利用者によって入力されたスタンプ画像である。
編集画像P11は、撮影画像P21の上に前景画像P22を重ねることによって生成される。
編集画像P11を構成する画像として背景画像が用いられるようにしてもよい。背景画像は、所定の色の画像や、所定の柄の画像であり、利用者の領域の周りにそのような所定の色や柄を表示するために用いられる。
背景画像の合成が行われる場合、撮影画像P21に対してクロマキ処理が施され、利用者の領域である人物領域が抽出される。人物領域からなる撮影画像P21の下のレイヤの画像として背景画像が配置されることによって、編集画像P11が生成される。
写真シール作成装置1の撮影空間A1においては、利用者の胸から上の上半身が大きく写る画像であるアップ画像、利用者の全身が写る画像である全身画像などの、各種の画角の画像の撮影が行われる。
<<写真シール作成装置の内部構成>>
図19は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。図19において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図19は、写真シール作成装置1の構成例を示すブロック図である。図19において、上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
図19に示すように、写真シール作成装置1は、PC(Personal Computer)部301に対して、事前選択部302、撮影部304、編集部305A,305B、および印刷部306が外部入出力インタフェース303を介して接続されることによって構成される。写真シール作成装置1の全体の動作を制御するPC部301は、例えば箱状部84(図5、図6)の内部に収納される。
PC部301を構成するCPU(Central Processing Unit)311、ROM(Read Only Memory)312、RAM(Random Access Memory)313は、バス314により相互に接続される。
CPU311は、所定のプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。ROM312は、CPU311が実行するプログラムやデータを記憶する。RAM312は、CPU311が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
バス314には、さらに、入出力インタフェース315が接続される。入出力インタフェース315には、記憶部316、通信部317、およびドライブ318が接続される。
記憶部316は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体である。記憶部316は、CPU311から供給された各種の設定情報などを記憶する。記憶部316に記憶されている情報はCPU311により適宜読み出される。
通信部317は、インターネットなどのネットワークのインタフェースである。通信部317は、CPU311による制御に従って外部の装置と通信を行う。通信部317は、利用者により選択された画像を、例えば写真シール作成装置1の製造メーカが管理する画像取得サイト管理サーバに送信する。通信部317から送信された画像は、所定の記憶領域が割り当てられて保存され、画像取得サイト管理サーバにアクセスしてきた携帯端末上で表示されたり、携帯端末にダウンロードされたりする。
ドライブ318には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア319が適宜装着される。ドライブ318によりリムーバブルメディア319から読み出されたプログラムやデータは、CPU311に供給され、記憶部316に記憶されたり、インストールされたりする。
入出力インタフェース315には外部入出力インタフェース303が接続される。PC部301による各部の制御が、外部入出力インタフェース303を介して行われる。
事前選択部302は、事前選択空間A0にいる利用者を対象とした事前選択処理を行う。事前選択部302は、タッチパネルモニタ71、スピーカ72、および硬貨処理部321から構成される。
タッチパネルモニタ71は、PC部301による制御に従って各種の選択画面を表示し、選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、各種の設定が行われる。
硬貨処理部321は、硬貨投入返却口73への硬貨の投入を検出する。硬貨処理部321は、所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、ゲームの開始を指示する起動信号をPC部301に出力する。
撮影部304は、撮影空間A1にいる利用者を対象とした撮影処理を行う。撮影部304は、カメラ91、ライブビューモニタ92、タッチパネルモニタ102、高さガイド用LED111、第2撮影ボタン131、高さセンサ331、角度センサ332、照明装置333、およびスピーカ334から構成される。
カメラ91は、PC部301によるシャッタ制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた静止画像、または動画像のデータをPC部301に出力する。
ライブビューモニタ92は、PC部301による制御に従って、カメラ91により取り込まれた動画像に基づいて生成されたライブビュー画像をリアルタイムで表示させる。
タッチパネルモニタ102は、PC部301による制御に従って各種の画面を表示する。
また、タッチパネルモニタ102は、表示した画面に対する利用者の操作を受け付け、受け付けた操作の内容を表す信号をPC部301に出力する。
また、タッチパネルモニタ102は、表示した画面に対する利用者の操作を受け付け、受け付けた操作の内容を表す信号をPC部301に出力する。
高さガイド用LED111は、PC部301による制御に従って発光する。
第2撮影ボタン131は、利用者により押下された場合、撮影開始を指示する信号をPC部301に出力する。
高さセンサ331は、カメラユニット81の高さを検出し、検出結果を表す信号をPC部301に出力する。
角度センサ332は、カメラユニット81の回転角を検出し、検出結果を表す信号をPC部301に出力する。
照明装置333は、撮影空間A1内の各ストロボユニットであり、PC部301から供給された制御信号に従って発光する。照明装置333は、ストロボユニット82−1,82−2、ストロボユニット83−1,83−2により構成される。
スピーカ334は、撮影空間A1内の所定の位置に設けられるスピーカである。
編集部305Aは、編集空間A2−1にいる利用者を対象とした編集処理を行う。編集部305Aは、タブレット内蔵モニタ141、タッチペン142A,142B、およびスピーカ341から構成される。編集部305Bは、編集空間A2−2にいる利用者を対象とした編集処理を行い、編集部305Aと同一の構成を有する。以下、適宜、編集部305A,305Bをまとめて編集部305という。
タブレット内蔵モニタ141は、PC部301による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を受け付ける。利用者の操作の内容を表す入力信号はPC部301に供給され、編集対象となる撮影画像が編集される。
印刷部306は、プリンタ351を含むように構成される。プリンタ351にはシール紙ユニット352が装着される。
プリンタ351は、内蔵するヘッド361を駆動し、PC部301から供給された印刷データに基づいて、シール紙ユニット352に収納されているロール状のシール紙363に画像を印刷する。また、プリンタ351は、画像を印刷したシール紙363をカッター362によって所定のカット位置でカットして、シール紙排出口161に排出する。
図20は、図19の高さセンサ331の構成例を示すブロック図である。
高さセンサ331は、センサ331−1乃至331−5により構成される。センサ331−1乃至331−5は、それぞれ、正面パネル42の内部の、高さガイド用LED111−1乃至111−5とほぼ同じ高さの位置に設けられる。
センサ331−1は、センサ331−1が設けられた高さを含む所定の範囲にカメラユニット81がある場合に検出信号を出力する。センサ331−2乃至331−5も同様に、それぞれのセンサが設けられた高さを含む所定の範囲にカメラユニット81がある場合に検出信号を出力する。
センサ331−1乃至331−5のうちのどのセンサから検出信号が出力されているのかに基づいて、カメラユニット81の高さを検出することが可能となる。例えば、センサ331−1から検出信号が出力されている場合、高さ1の範囲にカメラユニット81があるものとして特定される。
また、隣接する2つの高さセンサから検出信号が出力されている場合、その2つの高さセンサの間の高さにカメラユニット81があるものとして特定される。例えば、センサ331−1とセンサ331−2の両方のセンサから検出信号が出力されている場合、高さ1の範囲と高さ2の範囲の境界付近にカメラユニット81があるものとして特定される。
<写真シール作成装置の機能構成例>
図21は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。図21に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
図21は、写真シール作成装置1の機能構成例を示すブロック図である。図21に示す機能部のうちの少なくとも一部は、CPU311により所定のプログラムが実行されることによって実現される。
写真シール作成装置1においては、事前選択処理部401、撮影処理部402、編集処理部403、印刷処理部404、およびポーズ情報記憶部405が実現される。
事前選択処理部401は、事前選択部302の各部を制御することで、事前選択処理を実行する。事前選択処理により、利用者の人数の選択、撮影時に利用者がとるポーズの選択などが行われる。利用者による選択内容を表す情報は撮影処理部402に供給される。
撮影処理部402は、撮影部304の各部を制御することで撮影処理を行う。撮影処理部402は、撮影処理を行うことによって得られた撮影画像のデータを編集処理部403に出力する。撮影処理部402から編集処理部403に対しては、撮影を複数回行うことによって得られた複数枚の撮影画像のデータが供給される。
編集処理部403は、編集部305の各部を制御することで編集処理を行う。編集処理には、撮影画像に写る利用者の目の大きさや肌の明るさを調整するための画像処理、撮影画像に対して編集を施すための画像処理などが含まれる。
撮影画像の編集後、編集処理部403は、分割数の選択に用いられる画面、画像取得サイト管理サーバに送信する画像の選択に用いられる画面などの各種の画面をタブレット内蔵モニタ141に表示する。編集処理部403は、利用者により選択された分割数に従って各編集画像を配置することによって印刷データを生成し、印刷処理部404に出力する。また、編集処理部403は、利用者により選択された編集画像を画像取得サイト管理サーバに送信する。
印刷処理部404は、プリンタ351に印刷データを出力し、編集画像の印刷を行う。
ポーズ情報記憶部405は、ポーズに関する情報であるポーズ情報を記憶する。ポーズ情報記憶部405には、複数のポーズのそれぞれのポーズ情報が記憶される。ポーズ情報記憶部405に記憶されているポーズ情報は、事前選択処理時に事前選択処理部401により読み出され、撮影処理時に撮影処理部402により読み出される。
図22は、ポーズ情報の例を示す図である。
図22に示すように、ポーズ情報には、ポーズ見本画像とポーズ属性情報が含まれる。
ポーズ見本画像は、ポーズをとったモデルの人物が写っている画像である。ポーズ見本画像は、例えばポーズの見本として用いられる。2人用のポーズの見本である図22に示すポーズ見本画像には2人のモデルの人物が写っている。
吹き出しに示すように、ポーズ属性情報には、ポーズ名、撮影ガイド(表示用)、撮影ガイド(音声用)、カメラ高さ、カメラ回転方向、カメラ向き、トリミング範囲、および難易度の各内容を表す情報が含まれる。
ポーズ名は、ポーズの名前である。図22のポーズ見本画像によって表されるポーズの名前は「#自撮り風アップ」とされている。
撮影ガイド(表示用)は、ポーズのとり方のアドバイスとして表示される表示用の撮影ガイドである。表示用の撮影ガイドは、例えばタッチパネルモニタ102に表示される。
表示用の撮影ガイドがライブビューモニタ92に表示されるようにしてもよい。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、「カメラにしっかり近づいてね」のメッセージが表示される。
表示用の撮影ガイドがライブビューモニタ92に表示されるようにしてもよい。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、「カメラにしっかり近づいてね」のメッセージが表示される。
撮影ガイド(音声用)は、ポーズのとり方のアドバイスとして出力される音声の撮影ガイドである。音声の撮影ガイドは、例えばスピーカ334から出力される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、「カメラにしっかり近づくと盛れるよ」の音声が出力される。
カメラ高さは、撮影時のカメラユニット81の高さを表す。例えば、カメラ高さは、図8等を参照して説明した高さ1乃至5に対応する、1乃至5の値によって表される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズのカメラ高さは「高さ2」とされている。「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、高さガイド用LED111−2が発光し、カメラユニット81を高さ2に調整するための誘導が行われる。
カメラ回転方向は、撮影時のカメラユニット81の回転方向を表す。例えば、カメラ回転方向は、図12等を参照して説明した「タテ」、「ヨコ」、「ナナメタテ」、「ナナメヨコ」の4方向によって表される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズのカメラ回転方向は「ヨコ」とされている。「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、ライブビューモニタ92にガイドが表示され、カメラユニット81を横向きに調整するための誘導が行われる。
カメラ向きは、撮影時のカメラユニット81のチルト方向の向きを表す。例えば、カメラ向きは、図13等を参照して説明した「上」、「下」、「正面」の3方向によって表される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズのカメラ向きは「正面」とされている。「#自撮り風アップ」のポーズでの撮影前、ライブビューモニタ92にガイドが表示され、カメラユニット81を正面に向けるように調整するための誘導が行われる。
トリミング範囲は、撮影によって得られた原画像からトリミングにより切り出す範囲を表す。例えば、トリミング範囲は、「普通」、「広め」、「狭め」の3種類の広さの範囲によって表される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズのトリミング範囲は「狭め」とされている。
このように、トリミング範囲がポーズ毎に設定される。例えば、ポーズ毎に、異なるトリミング範囲が設定される。範囲の広狭だけでなく、原画像上のトリミング範囲の位置がポーズ毎に指定されるようにしてもよい。
難易度は、ポーズの難しさの程度を表す。例えば、難易度は、「高」、「普通」の2種類の難しさの程度によって表される。図22の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズの難易度は「普通」とされている。
難しいポーズを提示する場合、ポーズ見本画像とともに、ポーズのとり方についてのより詳細なアドバイスがタッチパネルモニタ102に表示される。難易度は、詳細なアドバイスを表示するか否かを判断するために用いられる。
難しいポーズを利用者が選択しようとしている場合に、そのポーズが難しいことを通知するために難易度が用いられるようにしてもよい。
ポーズ見本画像と、以上のような各情報を含むポーズ属性情報とが、ポーズ毎に予め設定され、用意される。ポーズ名、撮影ガイド(表示用)、撮影ガイド(音声用)、カメラ高さ、カメラ回転方向、カメラ向き、トリミング範囲、および難易度のそれぞれが、ポーズに紐付けられる。
図23は、ポーズのカテゴリ分けの例を示す図である。
図23に示すように、それぞれのポーズはカテゴリ毎に分類して管理される。図23の例においては、「アップ(映え)」、「アップ(盛り)」、「すわり」、「全身」のカテゴリが示されている。さらに多くのカテゴリが写真シール作成装置1には用意される。
「アップ(映え)」のカテゴリには、「#自撮り風アップ」、「#抱きつき」、「#くっつき」などの名前のポーズが含まれる。例えば「#自撮り風アップ」のポーズは、図22のポーズ見本画像により表されるポーズである。
また、「アップ(盛り)」のカテゴリには、「#小顔ポーズ」、「#定番ピース」、「#ハート」などの名前のポーズが含まれる。
「すわり」のカテゴリには、「#すわってピース」、「#ちょこんとおすわり」、「#しゃがみ」などの名前のポーズが含まれる。例えば「#すわってピース」のポーズは、図24Aのポーズ見本画像により表されるポーズである。「すわり」のカテゴリには、図24Aに示すようにクッション132に座った状態でとるポーズや、床にしゃがんだ状態でとるポーズが含まれる。
「全身」のカテゴリには、「#全身ショット」、「#コーデプリ」、「#上から全身」などの名前のポーズが含まれる。例えば「#全身ショット」のポーズは、図24Bのポーズ見本画像により表されるポーズである。「全身」のカテゴリには、図24Bに示すように立った状態でとる各種のポーズが含まれる。
「アップ(映え)」のカテゴリと「アップ(盛り)」のカテゴリに含まれるポーズは、利用者の上半身が大きく写るアップの画角で撮影が行われるポーズである。
「すわり」のカテゴリに含まれるポーズは、クッション132などに座ってポーズをとっている利用者のほぼ全身が写る画角で撮影が行われるポーズである。
「全身」のカテゴリに含まれるポーズは、床に立ってポーズをとっている利用者のほぼ全身が写る画角で撮影が行われるポーズである。
このように、それぞれのポーズには撮影時の画角も紐付けられる。
<事前選択処理部の詳細構成>
図25は、事前選択処理部401の構成例を示すブロック図である。
図25は、事前選択処理部401の構成例を示すブロック図である。
事前選択処理部401は、表示制御部411とポーズ選択部412により構成される。
表示制御部411は、人数選択画面、ポーズ選択画面などの、事前選択に用いられる各種の画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。ポーズ選択画面の表示には、ポーズ情報記憶部405から読み出されたポーズ情報が用いられる。
ポーズ選択部412は、ポーズ選択画面に対する利用者の操作を受け付ける。4枚の撮影画像の撮影が行われる場合、例えば4種類のポーズが利用者により選択される。
また、ポーズ選択部412は、おまかせ機能が利用者により選択された場合、それまでに利用者により選択されたポーズに応じて、所定のポーズを自動的に選択する。おまかせ機能は、利用者による操作によらずに、ポーズ選択部412が自動的にポーズを選択する機能である。
おまかせ機能を適宜用いて選択されたポーズの情報は、表示制御部411に供給され、ポーズ選択画面の表示に用いられる。ポーズの選択が終了した場合、ポーズ選択画面を用いて選択されたポーズの情報は撮影処理部402に供給される。
<撮影処理部の詳細構成>
図26は、撮影処理部402の構成例を示すブロック図である。
図26は、撮影処理部402の構成例を示すブロック図である。
撮影処理部402は、撮影制御部421、画像処理部422、ライブビュー表示制御部423、ガイド制御部424、ポーズ提示部425、画像記憶部426、および表示制御部427から構成される。事前選択処理において選択されたポーズに関するポーズ情報は、画像処理部422、ガイド制御部424、およびポーズ提示部425に入力される。
撮影制御部421は、カメラ91を制御することによって動画像の撮影を行い、撮影を行うことによって得られた動画像を画像処理部422に出力する。撮影制御部421から出力された動画像はライブビュー画像の生成に用いられる。
また、撮影制御部421は、撮影ボタンが利用者により押下された場合、カウントダウンに合わせて静止画像の撮影を行い、撮影を行うことによって得られた静止画像を画像処理部422に出力する。撮影制御部421から出力された静止画像は撮影画像の生成に用いられる。撮影ボタンは、第1撮影ボタンとしての、タッチパネルモニタ102に表示された撮影ボタン、および、第2撮影ボタン131である。
画像処理部422は、撮影制御部421から供給された動画像の各フレームから矩形領域をトリミングにより切り出し、切り出した画像からなる動画像を生成する。画像処理部422により生成された動画像は、ライブビュー画面に表示するライブビュー画像として用いられる。
トリミングにより切り出す範囲が、ポーズ属性情報により指定される。
また、画像処理部422は、撮影制御部421から供給された静止画像から矩形領域をトリミングにより切り出すことによって、所定の画角の撮影画像を生成する。画像処理部422により生成された撮影画像は、画像記憶部426に供給され、記憶される。
ライブビュー表示制御部423は、画像処理部422から供給された動画像に基づいて、ライブビューモニタ92にライブビュー画像を表示させる。
ガイド制御部424は、高さセンサ331と角度センサ332から供給された信号に基づいて、カメラユニット81の高さと姿勢を誘導するためのガイドを出力する。
例えば、ガイド制御部424は、ポーズに紐付けられたカメラ高さをポーズ属性情報に基づいて特定し、カメラ高さに応じた高さガイド用LED111を発光させることによって、カメラユニット81の高さを誘導する。ガイド制御部424は、移動方向を表す情報をライブビューモニタ92に表示させることによっても、カメラユニット81の高さを誘導する。
ライブビューモニタ92の表示を用いた移動方向の誘導は、例えば、高さセンサ331により検出されたカメラユニット81の現在の高さが、ポーズに紐付けられたカメラ高さと2段階以上離れている場合に行われる。
例えば、カメラユニット81が高さ2の位置にあり、ポーズに紐付けられたカメラ高さが高さ4である場合、カメラユニット81を下方向に移動させるための情報がライブビューモニタ92に表示される。
また、カメラユニット81が高さ2の位置にあり、ポーズに紐付けられたカメラ高さが高さ3であるといったように、カメラユニット81の現在の高さとポーズに紐付けられたカメラ高さとの差が1段階である場合には、その差が許容され、ライブビューモニタ92の表示を用いた移動方向の誘導は行われない。
また、ガイド制御部424は、ポーズに紐付けられたカメラ回転方向とカメラ向きをポーズ属性情報に基づいて特定する。ガイド制御部424は、カメラ回転方向を表す情報をライブビューモニタ92に表示させることによってカメラユニット81の回転方向を誘導するとともに、カメラ向きを表す情報をライブビューモニタ92に表示させることによってカメラユニット81のチルト方向の向きを誘導する。
ポーズ提示部425は、ポーズ情報に基づいてポーズの提示を制御する。例えば、ポーズ提示部425は、ポーズ見本画像をタッチパネルモニタ102に表示させることによって、ポーズを提示する。
画像記憶部426は、画像処理部422により生成された撮影画像を記憶する。撮影処理が終了した場合、画像記憶部426に記憶された撮影画像は編集処理部403に供給され、編集の対象として用いられる。
表示制御部427は、ポーズの提示以外のタッチパネルモニタ102の表示を制御する。例えば、表示制御部427は、ポーズ提示部425により表示されるポーズ見本画像の隣に、撮影の開始を指示するときに押下される撮影ボタンを表示させる。
また、表示制御部427は、撮影画像の撮影が所定の回数以上行われた場合、画像記憶部426に記憶されている撮影画像を読み出し、編集対象として用いる撮影画像の選択に用いる画面であるキープ選択画面をタッチパネルモニタ102に表示させる。
キープ選択画面を用いた撮影画像の選択は、例えば6回以上の撮影が行われた場合に行われる。キープ選択画面を用いて選択された撮影画像が、画像記憶部426に残され、編集処理部403に供給される。
<<写真シール作成装置の動作>>
<写真シール作成ゲーム処理>
ここで、図27のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
<写真シール作成ゲーム処理>
ここで、図27のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の動作について説明する。
ステップS1において、事前選択処理部401は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを判定し、硬貨が投入されたと判定するまで待機する。起動信号が硬貨処理部321から供給されたことから、硬貨が投入されたとステップS1において判定された場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、事前選択処理部401は、事前選択部302を制御することで事前選択処理を行う。事前選択処理の詳細については、図28のフローチャートを参照して後述する。
ステップS3において、撮影処理部402は、撮影部304を制御することで撮影処理を行う。
例えば、撮影処理部402は、ポーズを提示するとともに、カメラ91により取り込まれた動画像に基づいてライブビュー画像をライブビューモニタ92に表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影を行う。撮影処理の詳細については図34、図35のフローチャートを参照して後述する。
ステップS4において、編集処理部403は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部305を制御することで編集処理を行う。
例えば、編集処理部403は、タブレット内蔵モニタ141に編集画面を表示させ、撮影処理により得られた撮影画像に対して利用者に編集を行わせる。編集画面には、編集対象の撮影画像とともに、ペンツールの画像やスタンプツールの画像などの、撮影画像に合成する画像を選択するときに押下されるボタンなどが表示される。編集処理部403は、利用者の操作に応じて他の画像を合成することによって撮影画像の編集を行い、編集画像を生成する。
撮影画像の編集後、編集処理部403は、分割数の選択に用いられる画面、画像取得サイト管理サーバに送信する画像の選択に用いられる画面などの各種の画面をタブレット内蔵モニタ141に表示する。編集処理部403は、利用者により選択された分割数に従って各編集画像を配置することによって印刷データを生成する。また、編集処理部403は、利用者により選択された編集画像を画像取得サイト管理サーバに送信する。
ステップS5において、印刷処理部404は、プリンタ351を制御することで、印刷処理を行う。印刷処理部404は、編集処理部403により生成された印刷データをプリンタ351に出力してシール紙363に印刷させる。
印刷が終了した場合、ステップS6において、プリンタ351は、カッター362で切り離したシール紙363をシール紙排出口161に排出する。
写真シール作成装置1の利用者の各グループに対しては、以上のような一連の処理からなる写真シール作成ゲームが提供される。あるグループの利用者に続けて他のグループの利用者が写真シール作成装置1の利用を開始した場合、写真シール作成装置1の利用を先に始めた利用者の写真シール作成ゲームと、後から始めた利用者の写真シール作成ゲームとが適宜並行して行われることになる。
図27の各ステップの処理は、適宜、他のステップの処理と並行して、または、他のステップの処理と前後して行われる。
<事前選択処理>
次に、図28のフローチャートを参照して、図27のステップS2において行われる事前選択処理について説明する。
次に、図28のフローチャートを参照して、図27のステップS2において行われる事前選択処理について説明する。
ステップS11において、事前選択処理部401の表示制御部411は、人数選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。利用者は、タッチパネルモニタ71に表示された人数選択画面に従って利用者の人数を選択する。利用者による選択内容を表す情報が撮影処理部402に供給される。
ステップS12において、表示制御部411は、ポーズ選択画面をタッチパネルモニタ71に表示させる。利用者は、タッチパネルモニタ71に表示されたポーズ選択画面に従って、撮影時にとるポーズを選択する。
図29は、利用者の人数が2人である場合のポーズ選択画面の表示例を示す図である。
図29に示すように、ポーズ選択画面の左上には「撮りたいポーズを選んでね」のメッセージが表示される。メッセージの下には、略正方形の領域である表示領域501−1乃至501−4が横に並べて表示される。表示領域501−1乃至501−4は、選択済みのポーズのポーズ見本画像が選択順に表示される領域である。
すなわち、図29の例においては、4種類のポーズを選択することが可能となっている。1つ目のポーズがまだ選択されていないため、図29の表示領域501−1乃至501−4にはポーズ見本画像が表示されていない。
表示領域501−4の右側には、ボーナス撮影(ボーナスSHOT)が行われることを表すアイコン502が表示される。ボーナス撮影は、4種類のそれぞれのポーズをとった状態で行われる通常撮影の後に行われる撮影である。
通常撮影が、利用者により選択されたポーズを提示し、カメラユニット81の高さと姿勢を利用者に調整させた後に行われる撮影であるのに対して、ボーナス撮影は、カメラユニット81の高さに応じたポーズを提示し、カメラユニット81の高さを調整させずに行われる撮影である。
カメラユニット81の高さに応じたポーズとして、撮影処理部402のポーズ提示部425により選択された複数のポーズが提示される。ボーナス撮影時、利用者は、タッチパネルモニタ102に表示される複数のポーズ見本画像を見て、その中から好みのポーズをとって撮影を行うことになる。
アイコン502の右隣には、おまかせ機能を用いてポーズを選択するときに押下される円形のおまかせボタン503が表示される。上述したように、おまかせ機能は、利用者による操作によらずに、ポーズ選択部412が自動的にポーズを選択する機能である。
表示領域501−1乃至501−4の並びの下には、ポーズのカテゴリの選択に用いられるカテゴリタブ504−1乃至504−7が表示される。カテゴリタブ504−1乃至504−7の下に表示されるポーズ選択ボタン505−1乃至505−7の表示が、カテゴリタブの選択に応じて切り替えられる。
カテゴリタブ504−1は「アップ(映え)」のカテゴリを選択するときに押下されるタブであり、カテゴリタブ504−2は「アップ(盛り)」のカテゴリを選択するときに押下されるタブである。
カテゴリタブ504−3は「すわり」のカテゴリを選択するときに押下されるタブであり、カテゴリタブ504−4は「全身」のカテゴリを選択するときに押下されるタブである。
カテゴリタブ504−5は「面白ネタ」のカテゴリを選択するときに押下されるタブであり、カテゴリタブ504−6は「イベント」のカテゴリを選択するときに押下されるタブである。カテゴリタブ504−7は「カンタン映え」のカテゴリを選択するときに押下されるタブである。
カテゴリタブ504−1が押下された場合、図29に示すように、「アップ(映え)」のカテゴリに分類されたポーズの選択に用いられるポーズ選択ボタン505−1乃至505−7が、ランダムな向きで表示される。上段に、ポーズ選択ボタン505−1乃至505−4が表示され、下段に、ポーズ選択ボタン505−5乃至505−7が表示される。
それぞれのポーズ選択ボタンには、ポーズ見本画像とともにポーズ名が表示される。例えば、ポーズ選択ボタン505−1は、「#自撮り風アップ」のポーズを選択するときに押下されるボタンであり、「#自撮り風アップ」のポーズの見本となるポーズ見本画像とともに、「#自撮り風アップ」のポーズ名が表示される。
ポーズ選択ボタン505−2乃至505−7は、それぞれ、「#ひょっこり」、「#指フレーム」、「#くっつき」、「#抱きつき」、「#ななめでピース」、「#セルフィー」のポーズを選択するときに押下されるボタンである。それぞれのポーズのポーズ見本画像とポーズ名が、ポーズ選択ボタン505−2乃至505−7にそれぞれ表示される。
ポーズ選択ボタン505−7の右隣には、フリーポーズを選択するときに押下されるフリーポーズボタン506が表示される。フリーポーズによる撮影は、ボーナス撮影と同様に、カメラユニット81の高さに応じたポーズを提示して行われる撮影である。
このようなポーズ選択ボタンの表示を見て1つ目のポーズが選択された場合、図30に示すように、選択済みのポーズを表すポーズ見本画像が表示領域501−1に表示される。図30の例においては、「#自撮り風アップ」のポーズが選択され、「#自撮り風アップ」のポーズ見本画像P31が表示されている。
フリーポーズボタン506が押下された場合、フリーポーズを表す画像が表示領域501−1乃至501−4のいずれかに表示される。
利用者は、カテゴリタブを押下してポーズ選択ボタンの表示を適宜切り替え、4種類の好みのポーズを選択することができる。
4種類のポーズが選択された場合、おまかせボタン503が決定ボタンに切り替わる。
おまかせボタン503に代えて表示される決定ボタンは、ポーズ選択を終了するときに押下されるボタンである。
おまかせボタン503に代えて表示される決定ボタンは、ポーズ選択を終了するときに押下されるボタンである。
図31は、おまかせ機能によるポーズの選択例を示す図である。
おまかせ機能によるポーズの選択が指示された場合、図31に示すように、アップの画角のポーズが2種類、すわりの画角のポーズが1種類、全身の画角のポーズが1種類の配分となるように、所定の画角のポーズを組み合わせて4種類のポーズが選択される。おまかせボタン503は、複数の画角のポーズの組み合わせを自動的に選択するときに押下されるボタンということもできる。
ポーズの選択は、それぞれの画角のポーズの中からランダムに選択するようにして行われる。なお、選択済みのポーズは、ランダムに選択する対象となるポーズから除かれる。
例えば、いずれのポーズも選択されていない状態でおまかせボタン503が押下された場合、所定のカテゴリに分類されたアップの画角のポーズの中から、2種類のポーズがランダムに選択される。また、すわりの画角のポーズの中から1種類のポーズがランダムに選択され、全身の画角のポーズの中から1種類のポーズがランダムに選択される。
アップの画角のポーズが2種類、すわりの画角のポーズが1種類、全身の画角のポーズが1種類の配分とならない場合、アップの画角のポーズが優先的に選択され、次に、すわりの画角のポーズが選択される。
図32は、ポーズ選択の具体例を示す図である。
例1として示すように、すわりの画角のポーズが2種類選択された状態でおまかせボタン503が押下された場合、アップの画角のポーズが優先的に選択され、アップの画角のポーズの中から、2種類のポーズがランダムに選択される。この場合、全身の画角のポーズは選択されない。
例2として示すように、全身の画角のポーズが3種類選択された状態でおまかせボタン503が押下された場合、アップの画角のポーズが優先的に選択され、アップの画角のポーズの中から、1種類のポーズがランダムに選択される。この場合、すわりの画角のポーズは選択されない。
このように、4種類のポーズの画角の配分が予め設定されている。画角の配分は、図31に示す配分に限られるものではない。
また、ポーズがランダムに選択されるのではなく、難易度などを基準として予め決められたポーズが選択されるようにしてもよい。
難易度が低いポーズが自動的に選択されることにより、利用者は、撮影を次々と進めることが可能となる。また、難易度が高いポーズが自動的に選択されることにより、利用者は、難しいポーズにチャレンジして撮影を楽しむことができる。
ポーズ選択ボタンを用いたり、おまかせ機能を用いたりして4種類のポーズが選択された状態で決定ボタンが押下された場合、図33に示すように、ポーズ選択画面には、ポーズを確認するためのポップアップ521が他の表示に重ねて表示される。
ポップアップ521の中央上方には「このポーズでOK?」のメッセージが表示され、その下に、選択済みの4種類のポーズを表すポーズ見本画像が表示される。図33の例においては、「#自撮り風アップ」、「#くっつき」、「#すわってピース」、「#全身ショット」のそれぞれのポーズを表すポーズ見本画像P31乃至P34が表示されている。
ポーズ見本画像P31乃至P34の下には、ポーズ選択を終了するときに押下されるOKボタン531と、ポーズ選択を続けるときに押下されるキャンセルボタン532が表示される。
例えば利用者の人数が3人である場合、以上のようなポーズ選択画面を用いて、3人用のポーズの中から4種類のポーズが選択される。それぞれのポーズには利用者の人数も紐付けられている。この場合、ポーズ見本画像に写るモデルの人物の人数も、3人となる。
このように、ポーズ選択画面を用いて選択されるポーズの種類は、ポーズ選択の前に利用者が選択した人数に応じて変わることになる。
図28の説明に戻り、ステップS13において、ポーズ選択部412は、以上のようなポーズ選択画面に対する利用者の操作に応じてポーズを選択する。
ステップS14において、ポーズ選択部412は、ポーズの選択が終了したか否か、すなわち、利用者が4種類の好みのポーズを選択したか否かを判定する。
ポーズの選択が終了していないとステップS14において判定した場合、ステップS12に戻り、ポーズ選択画面を用いたポーズの選択が続けられる。
図33のOKボタン531が押下されたことからポーズの選択が終了したとステップS14において判定した場合、ステップS15に進み、事前選択処理部401は、事前選択空間A0にいる利用者に対して、撮影空間A1への移動を案内する。
撮影空間A1への移動の案内は、タッチパネルモニタ71に案内画面を表示させることによって、または音声をスピーカ72から出力させることによって行われる。利用者は、撮影空間A1への移動の案内に応じて事前選択空間A0から撮影空間A1へ移動する。
その後、図27のステップS2に戻り、それ以降の処理が行われる。
<撮影処理>
次に、図34、図35のフローチャートを参照して、図27のステップS3において行われる撮影処理について説明する。
次に、図34、図35のフローチャートを参照して、図27のステップS3において行われる撮影処理について説明する。
撮影空間A1に入った利用者は、カメラアプリケーションを起動させたスマートフォンをスマートフォンホルダ101に置いて動画像の撮影を開始させるなどして、撮影の準備を始める。
ステップS31において、撮影処理部402の表示制御部427は、撮影スタート画面をタッチパネルモニタ102に表示させる。利用者は、タッチパネルモニタ102に表示された撮影スタート画面に従って撮影を開始する。
図36は、撮影スタート画面の表示例を示す図である。
図36に示すように、撮影スタート画面の中央上方には「左後ろの壁のボタンをタッチしてはじめてね」のメッセージが表示され、その下に、第2撮影ボタン131を含む側面パネル52Aの周りの様子を表す画像とともに、第2撮影ボタン131を押下するアニメーションが表示される。撮影スタート画面は、第2撮影ボタン131が背景側にも用意されていることを利用者に気付かせるための画面である。
撮影スタート画面を表示し、第2撮影ボタン131を実際に押下させることにより、タッチパネルモニタ102に表示された撮影ボタンを押下すること以外にも、第2撮影ボタン131を押下することによって撮影の開始を指示することができることを利用者に認識させることが可能となる。
図34の説明に戻り、第2撮影ボタン131が押下された場合、ステップS32において、表示制御部427は、カメラの使い方の説明をタッチパネルモニタ102に表示させる。ここで表示される説明は、例えば、カメラユニット81の高さと姿勢の調整の仕方に関する説明である。
ステップS33において、ガイド制御部424は、利用者に提示するポーズに応じた高さガイド用LED111を発光させ、カメラユニット81の高さを誘導する。ガイド制御部424においては、次に提示するポーズがポーズ情報に基づいて特定される。
例えば1回目の撮影前、1回目の撮影用とするポーズが利用者により選択された4種類のポーズの中から選択され、1回目の撮影用のポーズに紐付けられたカメラ高さに応じて、カメラユニット81の高さの誘導が行われる。2回目以降の撮影前についても同様である。
ステップS34において、ポーズ提示部425は、利用者に提示するポーズに応じて、ポーズ見本画像をタッチパネルモニタ102に表示させる。
ポーズ見本画像の表示が開始されるとともに、ライブビュー画像用の動画像の撮影が開始される。撮影制御部421は、カメラ91を制御し、動画像の撮影を開始する。画像処理部422は、撮影制御部421により撮影された動画像の各フレームから、ポーズに応じた矩形領域の範囲をトリミングにより切り出し、ライブビュー画像を生成する。
ステップS35において、ライブビュー表示制御部423は、ライブビュー画像をライブビューモニタ92に表示させる。
撮影前のライブビューモニタ92とタッチパネルモニタ102の表示の具体例については後述する。
ステップS36において、高さセンサ331は、カメラユニット81の高さを検出する。高さセンサ331による検出結果を表す信号はガイド制御部424に供給される。
ステップS37において、角度センサ332は、カメラユニット81の回転角を検出する。角度センサ332による検出結果を表す信号はガイド制御部424に供給される。
ステップS38において、ガイド制御部424は、高さセンサ331により検出されたカメラユニット81の現在の高さが、ポーズに紐付けられたカメラ高さと2段階以上離れている場合、カメラユニット81の移動方向を表す情報をライブビューモニタ92に表示させる。
例えば、移動方向を表す矢印などの画像とともに、「光ってるエリアにカメラを移動させてね」などのメッセージが表示される。ここで表示される矢印などの画像は、カメラユニット81の高さを誘導する画像となる。
ステップS39において、ガイド制御部424は、角度センサ332により検出された角度に基づいてカメラユニット81の回転方向の向きを特定する。また、ガイド制御部424は、カメラユニット81の回転方向の向きが、ポーズに紐付けられたカメラ回転方向と異なる場合、カメラユニット81の回転方向を表す情報をライブビューモニタ92に表示させる。
例えば、回転方向を表す矢印などの画像とともに、「矢印の方向に回転させてね」などのメッセージが表示される。ここで表示される矢印などの画像は、カメラユニット81の回転方向を誘導する画像となる。
以上のようなステップS34乃至S39の処理が、ほぼ同時に行われる。
図37は、タッチパネルモニタ102に表示されるポーズ見本画像(ステップS34)の表示例を示す図である。
図37に示すように、タッチパネルモニタ102に表示される撮影画面の右側には、ポーズ見本画像の表示領域である表示領域551が形成される。図37の例においては、1枚目の撮影用のポーズとして「#自撮り風アップ」のポーズが選択され、そのポーズの見本となるポーズ見本画像P31が表示されている。「#自撮り風アップ」のポーズは、例えばポーズ選択画面を用いて利用者が選択したポーズである。
ポーズ見本画像P31の左側には、撮影の開始を指示するときに押下される円形の撮影ボタン552が表示される。撮影ボタン552が、上述した第1撮影ボタンに相当する。
撮影ボタン552の上には、撮影の開始を指示するときに用いるボタンとして、撮影ボタン552の他に第2撮影ボタン131があることを通知するためのメッセージが表示される。
撮影画面の下方には、撮影処理に対して設定された制限時間の残り時間を表すインジケータ553が表示される。
利用者は、撮影画面に表示されるポーズ見本画像を見て、次に自分がとるポーズを確認することができる。
例えば、ポーズ見本画像を用いたポーズの提示は、ポーズ選択画面を用いた選択順とは異なる順番で行われる。すなわち、ポーズ選択画面において1番目に選択されたポーズが必ずしも1回目の撮影用のポーズとして提示されるわけではない。
ここでは、ポーズに紐付けられたカメラ高さに応じて、ポーズの提示順が決定される。
例えば、カメラ高さとして高さ2が紐付けられたポーズ、高さ1が紐付けられたポーズ、高さ3が紐付けられたポーズ、高さ4が紐付けられたポーズ、高さ5が紐付けられたポーズの順に、提示順が決定される。
例えば、カメラ高さとして高さ2が紐付けられたポーズ、高さ1が紐付けられたポーズ、高さ3が紐付けられたポーズ、高さ4が紐付けられたポーズ、高さ5が紐付けられたポーズの順に、提示順が決定される。
具体的には、高さ1が紐付けられたポーズが1つ、高さ2が紐付けられたポーズが1つ、高さ4が紐付けられたポーズが1つ、高さ5が紐付けられたポーズが1つ選択されている場合、高さ2が紐付けられたポーズ、高さ1が紐付けられたポーズ、高さ4が紐付けられたポーズ、高さ5が紐付けられたポーズの順に提示される。
また、高さ1が紐付けられたポーズが1つ、高さ2が紐付けられたポーズが1つ、高さ3が紐付けられたポーズが2つ選択されている場合、高さ2が紐付けられたポーズ、高さ1が紐付けられたポーズに続けて、高さ3が紐付けられたポーズが2回続けて提示される。
同じ高さが紐付けられたポーズが複数選択された場合、例えば、紐付けられたカメラ回転方向に基づいて提示順が決定される。例えば、高さ2が紐付けられたポーズとして、カメラ回転方向が「ヨコ」であるポーズとカメラ回転方向が「タテ」であるポーズが選択された場合、カメラ回転方向が「ヨコ」であるポーズが先に提示され、その後、カメラ回転方向が「タテ」であるポーズが提示される。
このように、ポーズに紐付けられたカメラ高さに優先順位が設定されており、優先順位に従ってポーズの提示が行われることにより、カメラユニット81の高さを調整する回数や、その調整量を減らすことが可能になる。
例えば、高さ2の高さが、一般的な写真シール作成装置のカメラの高さと略同じ高さである。カメラ高さとして高さ2が紐付けられたポーズを最優先に提示し、紐付けられたカメラ高さが高さ2に近いポーズの順に提示することにより、カメラユニット81の高さを調整する回数などを減らすことが可能となる。
図38は、ライブビューモニタ92に表示されるライブビュー画像(ステップS35)の表示例を示す図である。
図38に示すように、ライブビューモニタ92に表示されるライブビュー表示画面の中央には、ライブビュー画像の表示領域である表示領域561が形成される。図38の表示領域561に表示されているライブビュー画像に写る2人の人物は、撮影を行っている利用者である。
表示領域561の右側には縦長帯状の表示領域562が形成される。表示領域562は、カメラユニット81のチルト方向の向きを表す情報の表示領域である。
表示領域562に表示されるチルト方向の向きを表す情報も、提示しているポーズに応じた情報となる。図38の例においては、カメラユニット81のチルト方向の向きが「正面」であることを表す情報が表示されている。
表示領域561の左側にも縦長帯状の表示領域563が形成される。表示領域563は、例えば、カメラユニット81の回転方向を表す情報の表示領域である。
カメラユニット81が横向きの状態にある場合、このようなライブビュー表示画面がライブビューモニタ92に表示される。
利用者は、ライブビュー表示画面に表示されるライブビュー画像を見て、画角の収まり具合や自分のポーズなどを確認することができる。
図39は、ライブビューモニタ92とタッチパネルモニタ102の表示例を示す図である。
図39に示すように、撮影前、カメラユニット81に向かって立つ利用者から見て右側にあるタッチパネルモニタ102にはポーズ見本画像を含む撮影画面が表示され、中央にあるカメラユニット81のライブビューモニタ92にはライブビュー画像を含むライブビュー表示画面が表示される。
図39のタッチパネルモニタ102に表示されている撮影画面は、図37を参照して説明した画面と同じ画面であり、ライブビューモニタ92に表示されているライブビュー表示画面は、図38を参照して説明した画面と同じ画面である。
利用者は、カメラユニット81の高さや姿勢をガイドに従って調整した後、ライブビュー画像を見て体を動かしながら、タッチパネルモニタ102のポーズ見本画像によって提示されるポーズを真似ることになる。
図40は、回転方向のガイド(ステップS39)の表示例を示す図である。
カメラユニット81が横向きであり、ポーズに紐付けられたカメラ回転方向が「タテ」である場合、図40Aに示すように、カメラユニット81を縦向きにすることを表すガイドがライブビューモニタ92に表示される。例えば、「タテに回転」などの縦書きのメッセージと回転方向を示す矢印が表示される。
また、図40Bに示すアニメーションがライブビュー画像に重ねて表示される。図40Bの例においては、ライブビュー画像の図示が省略されている。図40Bに示すアニメーションは、カメラユニット81を表す画像が、横向きの状態から縦向きの状態に変化するアニメーションである。
利用者は、ライブビューモニタ92に表示されるこのようなガイドを見て、カメラユニット81を横向きの状態から縦向きの状態に変更することができる。
図41は、回転方向のガイドの他の表示例を示す図である。
カメラユニット81が縦向きであり、ポーズに紐付けられたカメラ回転方向が「ヨコ」である場合、図41Aに示すように、カメラユニット81を横向きにすることを表すガイドがライブビューモニタ92に表示される。例えば、「ヨコに回転」などの横書きのメッセージと回転方向を示す矢印が重ねて表示される。
また、図41Bに示すアニメーションがライブビュー画像に重ねて表示される。図41Bに示すアニメーションは、カメラユニット81を表す画像が、縦向きの状態から横向きの状態に変化するアニメーションである。
利用者は、ライブビューモニタ92に表示されるこのようなガイドを見て、カメラユニット81を縦向きの状態から横向きの状態に変更することができる。
図42は、回転方向のガイドのさらに他の表示例を示す図である。
カメラユニット81が横向きであり、提示されたポーズに紐付けられたカメラ回転方向が「ナナメヨコ」である場合、例えば図42に示すアニメーションがライブビューモニタ92に表示される。図42に示すアニメーションは、カメラユニット81を表す画像が、横向きの状態から斜め横向きの状態に変化するアニメーションである。
以上のように、利用者は、高さガイド用LED111の発光やライブビューモニタ92に表示されるガイドに従ってカメラユニット81の高さと姿勢を調整した後、タッチパネルモニタ102の表示を見てポーズを確認する。
また、利用者は、タッチパネルモニタ102に表示されている撮影ボタン552、または、背景側に用意されている第2撮影ボタン131を押下することによって撮影の開始を指示した後、ライブビューモニタ92に表示されているライブビュー画像を見て、ポーズ見本画像によって提示されたポーズと同じポーズを自分でも真似ることになる。
図43は、ポーズ見本画像の他の表示例を示す図である。
図43の例においては、撮影画像用のポーズとして、「#靴ウラ合わせ」のポーズの見本となるポーズ見本画像P61が表示されている。「#靴ウラ合わせ」のポーズは、例えば「全身」のカテゴリに分類されるポーズである。
ポーズ見本画像P61が表示されている表示領域551の左側の表示領域554には、「#靴ウラ合わせ」のポーズをとるための詳細なアドバイスが表示される。図43の例においては、「外側の足を高く上げてくっつけてね」のメッセージが表示領域554に表示されている。
難易度が高いポーズを提示する場合、撮影画面には、ポーズをとるための詳細なアドバイスが表示される。利用者は、アドバイスに従って体を動かすことにより、難しいポーズであっても真似ることができる。
図34の説明に戻り、ステップS40において、撮影制御部421は、撮影ボタンが押下されたか否かを判定する。撮影ボタンが押下されていないとステップS40において判定された場合、ステップS33に戻り、上述した処理が繰り返される。
撮影ボタン552または第2撮影ボタン131が押下されたことから、撮影ボタンが押下されたとステップS40において判定された場合、処理はステップS41(図35)に進む。
ステップS41において、撮影制御部421は、カウントダウンに合わせて静止画像の撮影を行う。撮影により得られた静止画像は画像処理部422に出力され、ポーズに応じたトリミングなどが施されることによって撮影画像が生成される。
ステップS42において、撮影制御部421は、利用者により選択された4種類のポーズで4枚の撮影画像の撮影を行ったか否かを判定する。4枚の撮影画像の撮影がまだ行われていないと判定された場合、ステップS33に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、4枚の撮影画像の撮影を行ったとステップS42において判定された場合、通常撮影に続けて、ボーナス撮影が開始される。
ステップS43において、高さセンサ331は、カメラユニット81の高さを検出する。高さセンサ331による検出結果はポーズ提示部425に出力される。
ステップS44において、ポーズ提示部425は、高さセンサ331により検出されたカメラユニット81の高さに応じたポーズを複数選択する。例えば、5段階のそれぞれの高さに対して、難易度の低い4種類のポーズが予め設定されている。
ステップS45において、表示制御部427は、ボーナス撮影画面をタッチパネルモニタ102に表示させる。
図44は、ボーナス撮影画面の表示例を示す図である。
図44に示すように、タッチパネルモニタ102に表示されるボーナス撮影画面の右側には、ボーナス撮影用のポーズの見本となるポーズ見本画像P71乃至P74が表示される。
ポーズ見本画像P71は、「#インスタ映え」のポーズの見本となる画像である。ポーズ見本画像P72は、「#指フレーム」のポーズの見本となる画像である。ポーズ見本画像P73は、「#ひょっこり」のポーズの見本となる画像である。ポーズ見本画像P74は、「#インスタバ映え」の別のポーズの見本となる画像である。
利用者は、カメラユニット81の高さに応じて選択されたいずれかのポーズを真似て、ボーナス撮影を行うことになる。
ボーナス撮影画面におけるポーズ見本画像P71乃至P74の表示以外は、図37を参照して説明した通常撮影時の撮影画面と同じである。
このように、4回行われる通常撮影が、利用者により選択されたポーズを提示し、カメラユニット81の高さと姿勢を利用者に調整させた後に行われるのに対して、ボーナス撮影は、カメラユニット81の高さに応じたポーズを提示し、カメラユニット81の高さを調整させずに行われる。
カメラユニット81の高さや姿勢の調整が行われない分、1回のボーナス撮影を、1回の通常撮影より短い時間で行わせることが可能となる。また、難易度の低いポーズを提示することにより、より短い時間内にポーズをとらせ、その状態で撮影を行わせることが可能となる。
ボーナス撮影時に提示するポーズの選択の仕方は任意である。
例えば、カメラユニット81の高さに応じたポーズであって、撮影が行われていないポーズの中から、複数のポーズがランダムに選択されるようにしてもよい。
また、カメラユニット81の高さに応じたポーズではなく、カメラユニット81の回転方向の向きに応じたポーズ、カメラユニット81のチルト方向の向きに応じたポーズが選択されるようにしてもよい。
また、難易度の低いポーズが選択されるのではなく、難易度の高いポーズが選択されるようにしてもよい。難易度の高いポーズが提示されることにより、利用者は、難しいポーズにチャレンジして撮影を楽しむことができる。
ボーナス撮影時のポーズとして利用者が意図していないポーズが提示されることがある。利用者は、意図していないポーズが提示され、そのポーズと同じポーズを自分でも真似ることで楽しむことができる。
なお、ポーズ選択画面において利用者がフリーポーズを選択した場合も、このような形でカメラユニット81の高さに応じたポーズが提示され、ボーナス撮影と同様の撮影が行われる。
図35の説明に戻り、ステップS46において、撮影制御部421は、撮影ボタンが押下されたか否かを判定する。撮影ボタンが押下されていないとステップS46において判定された場合、ステップS43に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、撮影ボタンが押下されたとステップS46において判定した場合、ステップS47において、撮影制御部421は、カウントダウンに合わせて静止画像の撮影を行う。撮影により得られた静止画像は画像処理部422に出力され、ポーズに応じたトリミングなどが施されることによって撮影画像が生成される。
ステップS48において、撮影制御部421は、撮影処理に対して設定された制限時間の残り時間が所定の時間以上あるか否かを判定する。残り時間が所定の時間以上あるとステップS48において判定された場合、ステップS43に戻り、ボーナス撮影が繰り返される。この例においては、ボーナス撮影が2回以上行われることもある。
一方、制限時間の残り時間が所定の時間以上ないとステップS48において判定された場合、ステップS49において、表示制御部427は、6枚以上の撮影画像の撮影が行われたか否かを判定する。
6枚以上の撮影画像の撮影が行われたとステップS49において判定した場合、ステップS50において、表示制御部427は、撮影画像を画像記憶部426から読み出し、キープ選択画面をタッチパネルモニタ102に表示させる。キープ選択画面は、6枚以上の撮影画像の中から、編集対象とする撮影画像の選択に用いられる画面である。例えば5枚の撮影画像が編集対象として選択される。
ステップS49において6枚以上の撮影画像の撮影が行われていないと判定した場合、または、ステップS50において表示されたキープ選択画面を用いた選択が行われた場合、ステップS51において、表示制御部427は、編集空間A2への移動を案内する。編集空間A2への移動の案内は、案内画面をタッチパネルモニタ102に表示させるなどして行われる。
編集空間A2への移動の案内が行われた後、図27のステップS3に戻り、それ以降の処理が行われる。
以上のように、カメラユニット81の高さや姿勢が調整可能となっているため、写真シール作成装置1には様々なポーズが用意される。利用者は、様々なポーズの中から好みのポーズを選択することができ、ポーズの選択自体を楽しむことができる。
また、利用者は、ガイドに従ってカメラユニット81の高さや姿勢を調整し、様々なポーズをとって撮影を楽しむことができる。
フリーポーズでの撮影時やボーナス撮影時に提示されるポーズは、利用者が思いもよらないポーズであったり、難しいポーズであったり、初めてチャレンジするポーズであったりすることになる。利用者は、ポーズの意外性を楽しむことができる。
また、様々なポーズをとって撮影を行う場合であっても、カメラユニット81の高さや回転方向のガイドがポーズに応じて表示されるため、利用者は、カメラユニット81の高さや姿勢の調整を容易に行うことができる。
<<撮影画像の編集>>
<編集画面の表示>
以上のようにして撮影が行われることによって生成された撮影画像の編集について説明する。
<編集画面の表示>
以上のようにして撮影が行われることによって生成された撮影画像の編集について説明する。
編集処理(図27のステップS4)においては、撮影処理を終えた利用者が移動した編集空間にあるタブレット内蔵モニタ141の表示を用いて撮影画像の編集が行われる。
図45は、タブレット内蔵モニタ141に表示される編集画面の例を示す図である。
編集画面は、基本的に、中央のサムネイル表示領域611を挟んで各表示が左右対称に設けられることによって構成される。左側の領域は、タブレット内蔵モニタ141に向かって左側にいる利用者により用いられる領域である。右側の領域は、タブレット内蔵モニタ141に向かって右側にいる利用者により用いられる領域である。
このような編集画面の構成により、主に2人の利用者が同時に編集作業を行うことができる。なお、図45に示される編集画面上の各領域を囲む破線は、画面に実際に表示されるものではない。
編集画面の中央に設けられるサムネイル表示領域611は、撮影画像を表すサムネイル画像の表示領域である。利用者は、サムネイル表示領域611に表示されているサムネイル画像を選択することによって、編集対象とする撮影画像を選択する。
図45の例においては、5枚の撮影画像を表すサムネイル画像P101乃至P105がランダムな向きに表示されている。左側にいる利用者によりサムネイル画像P101が選択され、右側にいる利用者によりサムネイル画像P102が選択されている。
左側の領域には、横方向の長さに対して縦方向の長さが若干長い縦長長方形の領域である編集領域612Lが設けられる。編集領域612Lは、サムネイル画像を用いて選択された、編集対象となる撮影画像の表示領域である。利用者は、タッチペン132Aを用いて編集ツールを選択し、編集領域612Lに表示された撮影画像の編集を行うことができる。
編集領域612Lの下方には編集パレット613Lが表示される。編集パレット613Lは、編集領域612Lに表示されている撮影画像に合成させる各種の編集ツール(合成用画像)の選択に用いられるボタンなどが表示される領域である。
編集パレット613Lの上方には、編集ツールのカテゴリの選択に用いられるタブが表示される。
図45の例においては、ペンツール(ペン画像)のカテゴリを表す「PEN」タブ、フレームツール(フレーム画像)のカテゴリを表す「FLAME」タブ、スタンプツール(スタンプ画像)のカテゴリを表す「STAMP」タブを含む8種類のタブが表示されている。利用者は、編集パレット613Lに表示させる編集ツールを、これらのタブを用いて切り替えることができる。
編集領域612Lの右方には、修正ツール選択領域614Lが形成される。修正ツール選択領域614Lは、消しゴムツールの選択に用いられるボタン、「戻る」ボタン、「進む」ボタン、「最初から」ボタンなどが縦に並べて表示される領域である。
消しゴムツールは、合成された編集ツールを消すときに用いられるツールである。「戻る」ボタンおよび「進む」ボタンは、編集ツールの選択操作を1つ戻す、または、1つ進めるときに操作されるボタンであり、「最初から」ボタンは、編集ツールの選択操作を全てキャンセルし、いずれの編集もされていない状態に戻すときに操作されるボタンである。また、修正ツール選択領域614Lには、「1set戻る」ボタンも表示される。「1set戻る」ボタンを押すことにより、所定の時間の間に合成された編集ツールをまとめて消すことができる。
修正ツール選択領域614Lの上方には、編集処理を終了するときに操作される終了ボタン615Lが表示される。
タブレット内蔵モニタ141に向かって右側にいる利用者により用いられる右側の領域には、上述した左側の領域の構成と同じ構成が、位置を対称にして配置される。以下、編集領域612Lを含む左側の領域の表示について主に説明するが、編集領域612Rを含む右側の表示も同様の表示となる。
図46は、編集領域612Lを拡大して示す図である。
編集領域612Lには、編集対象として選択された撮影画像の表示領域である表示領域621が形成される。図46の例においては、サムネイル画像P101を用いて選択された横長のアップ画像が表示されている。
編集対象として選択された撮影画像が横長の画像である場合、表示領域621の上には余白が形成され、そこに、写真シール作成装置1の機種名などが表示される。表示領域621の周りの余白は例えば黒色で表示される。
なお、縦長の撮影画像が編集対象として選択された場合、図45の編集領域612Rに示すように、表示領域621は縦長の領域となる。縦長の表示領域621の左右に余白が形成され、そこに、写真シール作成装置1の機種名などが表示される。
図46に示すように、表示領域621の下には、メイク系のコンテンツの選択に用いられるメイクボタンの表示領域であるボタン領域622が形成される。ボタン領域622に表示されるメイクボタンを用いて、編集対象の撮影画像に写る利用者の顔のメイク(化粧)に関する画像処理が行われる。
ボタン領域622の位置は、編集対象の撮影画像の向き(横長/縦長)に関わらず固定である。
ボタン領域622には、メイクボタンである、明るさ調整ボタン631−1、調整ボタン631−2、リップボタン631−3、チークボタン631−4、および目認識ボタン631−5が表示される。
明るさ調整ボタン631−1は、利用者の顔を含む、撮影画像全体の明るさ(輝度値)の調整に用いられるボタンである。
調整ボタン631−2は、撮影画像に写る目の大きさと濃さの調整に用いられるボタンである。
リップボタン631−3は、リップを用いたコンテンツ合成を行うときに操作されるボタンである。リップのコンテンツは、顔の唇部分に所定の色を付加するコンテンツである。
チークボタン631−4は、チークを用いたコンテンツ合成を行うときに操作されるボタンである。チークのコンテンツは、顔の頬部分に所定の色を付加するコンテンツである。
目認識ボタン631−5は、目の位置を指定するときに操作されるボタンである。写真シール作成装置1においては、撮影画像に写る利用者の目が自動的に認識され、目の大きさと濃さの調整などの画像処理が認識結果に基づいて行われるが、写り方によっては目の認識に失敗することがある。自動的な認識に失敗した場合でも目に対して各種の画像処理を施すことができるようにするために目認識ボタン631−5が用いられる。
図47は、メイクボタン押下時の表示例を示す図である。
図47に示すように、例えばチークボタン631−4が押下された場合、表示領域621の下縁に沿って、細幅帯状の選択領域632が編集対象の撮影画像に重ねて表示される。
選択領域632は、メイクに関する画像処理の選択肢の表示領域である。選択領域632には所定の透明度が設定される。
チークボタン631−4が押下された場合、図47に示すように、チークの色の選択に用いられるボタンが選択領域632に並べて表示される。図47の選択領域632に示す円形のボタンは、それぞれチークの色の選択に用いられるボタンである。
いずれかのボタンが押下された場合、選択された色のチークを頬部分に付加するための画像処理が撮影画像に対して施される。画像処理の結果は、例えば、表示領域621に表示されている撮影画像にリアルタイムで反映される。
画像処理によって付加されたチークを消すためのボタンが選択領域632に表示されるようにしてもよい。
他のメイクボタンが押下された場合、同様にして選択領域632が出現し、そこに、選択肢となる情報が表示される。
図48および図49は、選択領域632の表示例を示す図である。
明るさ調整ボタン631−1が押下された場合、図48Aに示すように、選択領域632にはスライドバーが表示される。スライドバーを用いて、撮影画像の明るさの調整が行われる。
調整ボタン631−2が押下された場合、図48Bに示すように、選択領域632には所定の数のボタンが表示される。例えば、目の大きさと目の濃さに関するパラメータの組み合わせを表すボタンと、目の大きさと濃さの調整をオフにするときに操作されるボタンが選択領域632に表示される。
図48Bに示すボタンが押下された場合、選択されたパラメータとしての拡大率に従って目の大きさを調整する処理が施されるとともに、選択されたパラメータとしての濃度に従って目の色の明度を調整する処理が施される。
リップボタン631−3が押下された場合、図49Aに示すように、リップの色の選択に用いられるボタンが表示される。いずれかのボタンが押下された場合、選択された色のリップを唇部分に付加するための画像処理が撮影画像に対して施される。画像処理によって付加されたリップを消すためのボタンが選択領域632に表示されるようにしてもよい。
目認識ボタン631−5が押下された場合、図49Bに示すように、目の認識が失敗した場合に用いるボタンであることを表すメッセージが表示される。目認識ボタン631−5を押下した後、利用者は、目の位置を撮影画像上で指定することが可能となる。
編集パレット613Lをタッチペン142Aで押下するなどして、メイク系のコンテンツ以外のコンテンツが選択された場合、選択領域632の表示は終了となる。
例えば、編集対象の撮影画像に写る複数の顔のそれぞれに重ねて選択枠が表示される。利用者は、1つの選択枠をタッチペン142Aを用いて選択することによって編集の対象とする顔を選択し、選択領域632の表示を用いて、顔毎に、メイクに関する画像処理を施すことができる。
メイク系のコンテンツの操作に用いられる選択領域632が編集対象の撮影画像の近くに設けられることから、利用者は、撮影画像に写っている顔を見ながら、コンテンツの操作を容易に行うことができる。
以上のようにして選択領域632に表示される選択肢は、選択済みの内容に応じて切り替えられる。
例えば、リップボタン631−3を押下し、所定の色のリップを選択した後にチークボタン631−4が押下された場合、選択肢として表示されるチークの色は、選択済みのリップの色に応じた色となる。
また、明るさ調整ボタン631−1を押下し、所定の明るさを選択した後に調整ボタン631−2が押下された場合、選択肢として表示される目の大きさと濃さのパラメータは、選択済みの明るさに応じたパラメータとなる。
このように、ある調整項目の選択肢が、他の調整項目の選択結果に応じて変化するようにしてもよい。
選択領域632の位置が固定であるものとしたが、編集対象の撮影画像に応じて変化するようにしてもよい。上述したように、写真シール作成装置1による撮影は、様々なポーズをとって行われることから、選択領域632の位置が固定であるとした場合、選択領域632が顔に重なって表示されることがある。
例えば、編集対象の撮影画像に写る顔を認識し、顔の位置を避けるようにして選択領域632が表示されるようにしてもよい。
また、図47を参照して説明したように表示領域621の下縁に沿って選択領域632を表示させた場合に選択領域632が重なることになる顔の面積を検出し、検出した面積の、顔全体の面積に対する割合が閾値の割合より高い場合に、顔の位置を避けるようにして選択領域632が表示されるようにしてもよい。
例えば、算出した割合が閾値の割合より高い場合、表示領域621の上縁に沿って選択領域632が表示される。一方、算出した割合が閾値となる割合より低い場合、表示領域621の下縁に沿って選択領域632が表示される。
これにより、顔が選択領域632によって隠れてしまうことを防ぐことが可能となる。
図50は、以上のような編集画面に対する利用者の操作に応じて撮影画像の編集を行う編集処理部403の構成例を示すブロック図である。
編集処理部403は、撮影画像取得部651、画像処理部652、表示制御部653、および印刷データ生成部654から構成される。
撮影画像取得部651は、撮影処理部402から出力された撮影画像を取得する。上述したように、例えば5枚の撮影画像が編集対象として取得される。編集対象として選択された撮影画像は、画像処理部652に供給される。
画像処理部652は、編集画面に対する利用者の操作に応じて、編集対象の撮影画像に対して各種の画像処理を施す。メイク系のコンテンツを用いた操作に応じた画像処理、ペンツール、スタンプツールなどの各種の編集ツールを用いた操作に応じた画像処理が画像処理部652により行われる。
表示制御部653は、編集画面を表示させるなどしてタブレット内蔵モニタ141の表示を制御する。表示制御部653は、タブレット内蔵モニタ141の表示を利用者による操作に応じて切り替える。
印刷データ生成部654は、編集終了後、編集済みの撮影画像を編集画像として取得する。印刷データ生成部654は、編集画像を所定のレイアウトで配置することによって印刷データを生成し、印刷処理部404に出力して印刷させる。
<編集ツールの例>
ここで、編集ツールについて説明する。
ここで、編集ツールについて説明する。
図51は、編集パレット613Lの表示例を示す図である。
図51に示すように、フレームツールのタブが選択された場合、編集パレット613Lには、フレーム画像の選択肢となるボタン661−1乃至661−5が表示される。フレーム画像は、撮影画像の前景画像として合成される、様々なデザインの画像である。
利用者は、ボタン661−1乃至661−5のうちのいずれかを押下することにより、撮影画像に合成するフレーム画像を選択することができる。なお、ボタン661−1乃至661−5により表される5種類のフレーム画像以外のフレーム画像も用意される。
例えば、ボタン661−2が押下された場合、図52に示すように、編集対象の撮影画像に対して、ボタン661−2により表されるフレーム画像が合成される。図52のフレーム画像は、「M」、「O」、「R」、「E」のアルファベットの画像を所定の間隔で全体に配置するとともに、「#ORANGE」のメッセージを表す部分画像671を中央に配置することによって構成される画像である。
写真シール作成装置1に用意されるフレーム画像は、デザイン全体を構成する一部分の画像である部分画像を利用者が好みに応じて加工することができるようになされている。利用者は、移動、回転、サイズの変更、色の変更、削除などの加工を、編集対象の撮影画像に対する合成後にタッチペン142Aを用いて行うことができる。
図53および図54は、フレーム画像の加工の例を示す図である。
利用者は、中央に配置された部分画像671をタッチペン142Aで押下し、その状態のままタッチペン142Aを動かすことにより、図53の矢印#51で示すように、部分画像671の位置を移動させることができる。
また、利用者は、部分画像671の周りに表示された回転用のアイコンをタッチペン142Aで押下し、その状態のままタッチペン142Aを動かすことにより、図54に示すように、部分画像671を回転させることができる。
この例においては、ボタン661−2により表されるフレーム画像は、「M」、「O」、「R」、「E」のアルファベットの部分画像のレイヤと、部分画像671のレイヤとの2つのレイヤを重ねることによって構成される。利用者は、所定の操作を行うことにより、部分画像671の拡大/縮小、色の変更、削除などを行うこともできる。
図53、図54の例においては、「M」、「O」、「R」、「E」のアルファベットの部分画像が撮影画像全体に配置されているが、このように複数の部分画像を全体に配置するようなフレーム画像については、部分画像が利用者の顔に重ならないように合成されるようにしてもよい。この場合、フレーム画像の合成は、顔の認識結果に基づいて、顔の領域の外側にだけ部分画像を配置するようにして行われる。
これにより、フレーム画像の一部を構成する部分画像が、利用者の顔に重ねて配置されるのを防ぐことが可能となる。
図55は、図51のボタン661−5を拡大して示す図である。
ボタン661−5により表されるフレーム画像は、水玉の部分画像を全体に配置するデザインの画像である。ボタン661−5が押下された場合、編集対象の撮影画像に対して、水玉の部分画像からなるフレーム画像が合成される。
図55に示すように、ボタン661−5の下には、水玉の色の選択に用いられるチェックボックス672−1乃至672−3が用意される。チェックボックス672−1乃至672−3は例えばそれぞれ異なる色で表示される。利用者は、チェックボックス672−1乃至672−3のいずれかを押下することにより、部分画像として表示される水玉の色を変更することができる。
このように、編集パレット613Lの表示を用いて、フレーム画像の色を変更することができるようにしてもよい。
色の変更だけでなく、デザインが変更されるようにしてもよい。
フレーム画像のデザインが、時間の経過に伴って変更されるようにしてもよい。例えば、現在時刻を表示する画像を部分画像として含むフレーム画像が用意されている場合、部分画像の表示は、PC部301(図19)に搭載されたタイマから取得される時刻に応じて変化する。
時間の経過ではなく、日にちに応じてフレーム画像のデザインが変更されるようにしてもよい。
<<トリミング>>
撮影画像の生成の際に行われるトリミングについて説明する。
撮影画像の生成の際に行われるトリミングについて説明する。
上述したように、撮影画像の生成は、ポーズ属性情報により指定される範囲をトリミングにより切り出すことによって行われる。それぞれのポーズでの撮影の前に表示されるライブビュー画像も、同様のトリミングが行われることによって生成される。
ここで説明するトリミングは、撮影処理部402の画像処理部422(図26)の処理となる。
図56のフローチャートを参照して、画像処理部422のトリミング処理について説明する。
図56の処理は、例えば、静止画像の撮影が行われ、撮影によって得られた原画像が撮影制御部421から供給されたときに開始される。
ステップS101において、画像処理部422は、ポーズに応じた画角の矩形領域を原画像から切り出し、中間画像を生成する。
図22を参照して説明したように、撮影前に提示されるポーズに対してトリミング範囲が紐付けられている。画像処理部422は、原画像の撮影時に提示されたポーズに紐付けられているトリミング範囲に従って、所定の位置、所定の広さの範囲を切り出すことによって中間画像を生成する。
ステップS102において、画像処理部422は、中間画像における人物の領域を検出し、マスク画像を生成する。
ステップS103において、画像処理部422は、マスク画像に対してぼかし処理と二値化処理を施す。
ステップS104において、画像処理部422はトリミング位置計算処理を行う。ぼかし処理と二値化処理を施したマスク画像を用いて行われるトリミング位置計算処理により、トリミングによって切り出す矩形領域であるトリミング位置が決定される。トリミング位置計算処理の詳細については図59のフローチャートを参照して後述する。
ステップS105において、画像処理部422は、トリミング位置計算処理により決定したトリミング位置に従って、中間画像に対してトリミングを行い、撮影画像を生成する。中間画像から切り出すことによって生成された撮影画像は、画像記憶部426などに供給される。
図57および図58は、画像処理の例を示す図である。
ポーズに応じた画角の矩形領域が原画像から切り出されることにより、図57の左端に示すような中間画像P151が生成される(ステップS101)。
図57に示す中間画像P151は、「すわり」のカテゴリに属するポーズを提示した撮影によって得られた原画像から、ポーズに紐付けられた範囲を切り出すことによって生成された画像である。中間画像P151には、クッション132に座った状態でポーズをとっている2人の利用者が写っている。
矢印#101の先に示すように、中間画像P151における人物の領域が検出され、マスク画像P152が生成される(ステップS102)。図57の例においては、2人の人物の領域を白色とし、2人の人物の領域以外の領域を黒色とするマスク画像P152が生成される。
矢印#102の先に示すように、マスク画像P152に対してぼかし処理が施され、人物の領域とそれ以外の領域との境界をぼかしたマスク画像であるぼかし画像P153が生成される(ステップS103)。
また、ぼかし画像P153に対して二値化処理が施され、マスク画像P152における人物の領域より広い範囲を白色の領域とする二値化画像P154が生成される(ステップS103)。
このような二値化画像P154を用いてトリミング位置計算処理が行われ、トリミング位置が決定される。トリミング位置計算処理においては、二値化画像P154における人物の領域を含み、かつ、中間画像P151の縦横比と同じ縦横比の矩形領域がトリミング位置として決定される。図58の矢印#103の先に枠F1として示す矩形領域は、トリミング位置を表す。
矢印#104の先に示すように、枠F1の範囲を切り出すようにして中間画像P151に対してトリミングが施され、矢印#105に示すような撮影画像P155が生成される。撮影画像P155は、人物の領域を含み、かつ、中間画像P151の縦横比と同じ縦横比の画像となる。
次に、図59のフローチャートを参照して、図56のステップS104において行われるトリミング位置計算処理について説明する。適宜、図60、図61に示す画像処理を参照する。
ステップS111において、画像処理部422は、二値化画像の解像度を低下させた縮小画像を生成する。縮小画像の生成は、例えば、処理の負担を軽減するために行われる。
ステップS112において、画像処理部422は、縮小画像における人物の領域を囲む矩形領域である人物領域を設定する。
ステップS113において、画像処理部422は、人物領域を設定した縮小画像を、二値化画像と同じサイズの画像に拡大する。
例えば、図60に示す二値化画像P154が生成されている場合、矢印#111の先に示すように、二値化画像P154の解像度を低下させることによって縮小画像P161が生成される(ステップS111)。図60に示す二値化画像P154は、図57に示す二値化画像P154と同じ画像である。
図60において、縮小画像P161を二値化画像P154より小さいサイズで示していることは、縮小画像P161の解像度が二値化画像P154の解像度より低いことを表す。
また、枠F11として示すように、縮小画像P161を用いて、人物の領域を囲む矩形領域が人物領域として設定される(ステップS112)。図60の例においては、二値化画像P154に含まれる白色の領域に左右の辺と上辺が接するようにして人物領域が設定されている。位置Pは、人物領域の中心位置を表す。
人物領域の設定は、二値化画像P154に含まれる黒色の領域を走査し、白色の領域に接する矩形領域を設定するようにして行われる。
人物領域が設定された縮小画像P161は、矢印#112の先に示すように、二値化画像P154と同じサイズ、すなわち、元のサイズの画像に拡大される(ステップS113)。画像サイズの拡大に伴って、枠F11として示す人物領域も拡大される。
図59の説明に戻り、ステップS114において、画像処理部422は、人物領域の幅と高さが、それぞれ限界値より小さいか否かを判定する。人物領域の幅と高さのそれぞれについて、最小のサイズが限界値として予め決められている。
人物領域の幅と高さが限界値より小さいとステップS114において判定した場合、ステップS115において、画像処理部422は、人物領域の幅と高さを、それぞれ限界値のサイズまで拡大させる。
例えば、人物領域の幅が限界値より小さく、高さが限界値より大きい場合、幅だけが拡大される。また、人物領域の高さが限界値より小さく、幅が限界値より大きい場合、高さだけが限界値のサイズまで拡大される。
人物領域の幅と高さの両方が限界値より大きいとステップS114において判定された場合、ステップS115の処理はスキップされる。
ステップS116において、画像処理部422は、幅または高さを基準として、中間画像と同じ縦横比となるように人物領域のサイズを調整する。
例えば、幅と高さのうち、限界値のサイズとの差が大きい方を基準として(固定として)、中間画像と同じ縦横比となるように人物領域のサイズが調整される。限界値のサイズに近い方を基準として人物領域のサイズの調整が行われるようにしてもよい。
ステップS117において、画像処理部422は、サイズを調整した人物領域を、幅と高さを変えずに、中間画像に収まるように移動させ、移動後の人物領域をトリミング位置として決定する。
例えば、図60の枠F11で示す人物領域の幅と高さが限界値より小さい場合、図61の矢印#113の先に示すように、限界値のサイズと同じサイズとなるように人物領域が拡大される(ステップS116)。拡大後の人物領域の中心位置は、拡大前の人物領域の中心位置である位置Pとして固定とされる。
また、矢印#114の先に示すように、中間画像P151と同じ縦横比となるように人物領域の縦横比が調整されるとともに、中間画像内に収まるように人物領域の位置が調整され、トリミング位置が決定される(ステップS117)。図61においては、中間画像P151に収まるように人物領域を上方に移動させることによってトリミング位置が決定されている。
その後、図56のステップS104に戻り、枠F11の矩形領域を中間画像P151から切り出すことによって撮影画像が生成される。図61の枠F11で示す矩形領域は、図58の枠F1で示す矩形領域と、位置と大きさが同じ領域である。
以上の処理により、ポーズに紐付けられたトリミング範囲と同じ縦横比を有し、かつ、人物が収まる画像を撮影画像として生成することが可能となる。
また、図60の中央に示すように、二値化画像P154に含まれる白色の領域に対して、上下左右の辺が接するようにして人物領域を設定し、この人物領域を基準として最終的なトリミング位置を決定することにより、人物の周りに無駄な余白ができてしまうのを防ぐことが可能となる。
写真シール作成装置1における撮影は、立ち位置を変え、様々なポーズをとった状態で行われるから、余白が大きい撮影画像が生成されてしまう可能性がある。以上のようなトリミングを行うことにより、そのような大きな余白を含む撮影画像が生成されるのを防ぐことが可能となる。
<<変形例>>
・カメラユニット81の回転方向の調整
高さガイド用LED111を発光させることによってカメラユニット81の高さを誘導するものとしたが、カメラユニット81の回転方向の誘導についても、LEDなどの発光体を用いて行われるようにしてもよい。この場合、例えば、カメラユニット81の正面には、回転方向のガイド用のLEDである回転ガイド用LEDが設けられ、その発光によって、回転方向の誘導が行われる。
・カメラユニット81の回転方向の調整
高さガイド用LED111を発光させることによってカメラユニット81の高さを誘導するものとしたが、カメラユニット81の回転方向の誘導についても、LEDなどの発光体を用いて行われるようにしてもよい。この場合、例えば、カメラユニット81の正面には、回転方向のガイド用のLEDである回転ガイド用LEDが設けられ、その発光によって、回転方向の誘導が行われる。
図62は、回転ガイド用LEDを用いた誘導の例を示す図である。
図62の例においては、回転ガイド用LED112−1乃至112−4の4つのLEDが、カメラユニット81の正面の周縁に沿って、90°の範囲に設けられる。回転ガイド用LED112−1乃至112−4は、等間隔で設けられる。
カメラユニット81の周縁に沿って設けられる回転ガイド用LED112−1乃至112−4は、カメラユニット81の回転方向を誘導するためのガイドとして動作し、発光する。
図62Aに示す横向きのカメラユニット81の状態を基準とした場合、回転ガイド用LED112−1は、カメラユニット81の中心を通る水平線上の、左端の位置に設けられる。また、回転ガイド用LED112−4は、カメラユニット81の中心を通る垂直線上の、上端の位置に設けられる。
図62Aは、ヨコのポーズの撮影時の回転ガイド用LEDの発光の状態を示す。
図62Aに色を付して示すように、カメラユニット81を横向きに誘導する場合、回転ガイド用LED112−4が発光する。
図62Bは、タテのポーズの撮影時の回転ガイド用LEDの発光の状態を示す。
図62Bに色を付して示すように、カメラユニット81を縦向きに誘導する場合、回転ガイド用LED112−1が発光する。
利用者は、回転ガイド用LED112−1乃至112−4の発光によって行われるガイドに従って、発光している回転ガイド用LEDが上に位置するようにカメラユニット81を回転させる。これにより、利用者は、カメラユニット81の回転方向の向きをポーズに応じて調整することができる。
・高さガイド用LEDの発光タイミング
それぞれのポーズでの撮影前、高さガイド用LED111−1乃至111−5のいずれかが発光するが、その発光は、ライブビューモニタ92にライブビュー画像が表示されている間、継続される。例えば撮影ボタンが押下されたタイミングで、高さガイド用LED111−1乃至111−5の発光が終了となる。
それぞれのポーズでの撮影前、高さガイド用LED111−1乃至111−5のいずれかが発光するが、その発光は、ライブビューモニタ92にライブビュー画像が表示されている間、継続される。例えば撮影ボタンが押下されたタイミングで、高さガイド用LED111−1乃至111−5の発光が終了となる。
ライブビュー画像が表示されている間、高さガイド用LED111−1乃至111−5が常時発光するのではなく、点滅したり、発光色が変更したりするようにしてもよい。さらに、LEDの数を増やすことにより、カメラユニット81の高さをより細かく誘導することができるようにしてもよい。
・トリミング範囲の設定
それぞれのポーズに対して紐付けられるトリミング範囲は、例えば、利用者の人数によって切り替わる。この場合、例えば、事前選択時に選択された人数、撮影して得られた画像を解析することによって検出された人数に応じたトリミング範囲が選択され、選択されたトリミング範囲に従ってトリミングが行われる。
それぞれのポーズに対して紐付けられるトリミング範囲は、例えば、利用者の人数によって切り替わる。この場合、例えば、事前選択時に選択された人数、撮影して得られた画像を解析することによって検出された人数に応じたトリミング範囲が選択され、選択されたトリミング範囲に従ってトリミングが行われる。
・ポーズの提示順
紐付けられたカメラ高さ2,1,3,4,5の順でポーズが選択され、提示されるものとしたが、利用者が選択した順番通りにポーズが提示されるようにしてもよい。
紐付けられたカメラ高さ2,1,3,4,5の順でポーズが選択され、提示されるものとしたが、利用者が選択した順番通りにポーズが提示されるようにしてもよい。
また、利用者が選択した順番とは逆の順番でポーズが提示されるようにしてもよい。さらに、利用者が選択したポーズの提示順がランダムに選択されるようにしてもよい。
これにより、利用者は、次にどのようなポーズで撮影するのかが分からないといった意外性を楽しむことができる。また、カメラユニット81を動かすことで楽しむことができる。
・画像処理
それぞれのポーズに対してポーズ属性情報が紐付けられるものとしたが、さらに、画像処理の内容が紐付けられるようにしてもよい。この場合、それぞれのポーズの画像に対して、異なる画像処理が施されることになる。
それぞれのポーズに対してポーズ属性情報が紐付けられるものとしたが、さらに、画像処理の内容が紐付けられるようにしてもよい。この場合、それぞれのポーズの画像に対して、異なる画像処理が施されることになる。
例えば、カメラ回転方向として「タテ」が紐付けられたポーズで撮影された画像と、「ヨコ」が紐付けられたポーズで撮影された画像とでは、画像処理に用いられるパラメータが変更される。画像処理に用いられるパラメータには、目の濃さ・大きさの調整に用いられるパラメータなどがある。
利用者がポーズ見本画像を見ながらポーズをとって撮影された撮影画像と、ポーズ見本画像との一致度が計算されるようにしてもよい。このようにして計算された一致度は、例えば、得点として撮影画像に重ねて表示される。一致度が閾値より高い場合、「ポーズ見本画像に近いポーズがとれたね」のメッセージが音声として出力されるようにしてもよい。
また、一致度が高得点の場合に、撮影処理に対して設定された制限時間を延長させるようにしてもよい。
・カメラユニット81の高さに応じた処理
カメラユニット81が一番下の位置にある等の特定の位置にある場合、各種の画面に特定のコンテンツを出現させるようにしてもよい。
カメラユニット81が一番下の位置にある等の特定の位置にある場合、各種の画面に特定のコンテンツを出現させるようにしてもよい。
例えば、カメラユニット81の高さに応じたコンテンツがタッチパネルモニタ71に表示されるようにすることにより、撮影空間A1でゲームをしている利用者が設定したカメラユニット81の高さを事前選択空間A0にいる他の利用者に対して伝えることが可能となる。
・携帯端末のアプリケーションによる実現
写真シール作成装置1の所定の機能がスマートフォンなどの携帯端末において実現されるようにしてもよい。
写真シール作成装置1の所定の機能がスマートフォンなどの携帯端末において実現されるようにしてもよい。
携帯端末のカメラを用いた自撮り撮影の前にポーズの選択が行われる場合、図29を参照して説明したようなポーズ選択画面が携帯端末のディスプレイに表示され、写真シール作成装置1で行われるポーズ選択と同じようにしてポーズ選択が行われる。それぞれのポーズに対しては、携帯端末のカメラの高さ、携帯端末のカメラの回転方向の向き、携帯端末のカメラのチルト方向の向き、トリミング範囲、難易度などの、図22を参照して説明した各種の情報が紐付けられている。
ポーズ選択後の自撮り撮影時、携帯端末のディスプレイには、カメラを搭載した筐体自体の高さや姿勢のガイドとなる情報が表示される。利用者は、ガイドに従って筐体の高さや姿勢を調整し、自分で選択したポーズをとって撮影を行うことになる。
筐体自体の高さや姿勢のガイドは、自撮りを行っている利用者が映るライブビュー画像に重ねて表示される。例えばライブビュー画像の端には、ポーズを提示するためのポーズ見本画像が表示される。
上述したような各種の機能を実現するためのアプリケーションが携帯端末にインストールされ、実行されることにより、写真シール作成装置1の機能が携帯端末において実現されるようにすることが可能である。
このように、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、汎用のパーソナルコンピュータなどにインストールされる。
インストールされるプログラムは、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)や半導体メモリなどよりなる図19に示されるリムーバブルメディア319に記録して提供される。また、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供されるようにしてもよい。プログラムは、ROM312や記憶部316に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
1 写真シール作成装置, 42A レール部, 81 カメラユニット, 91 カメラ, 92 ライブビューモニタ, 102 タッチパネルモニタ, 111−1乃至111−5 高さガイド用LED, 331 高さセンサ, 411 表示制御部, 412 ポーズ選択部, 423 ライブビュー表示制御部, 424 ガイド制御部, 425 ポーズ提示部, 427 表示制御部
Claims (18)
- 利用者を被写体として撮影するカメラが設けられたカメラユニットと、
前記カメラユニットの高さの調整に用いられるレール部と、
前記レール部の方向と同じ方向に所定の間隔で設けられ、前記カメラユニットの高さの基準を表す複数のガイド部と、
前記利用者により選択されたポーズに紐付けられた前記カメラユニットの高さを表す前記ガイド部を動作させ、前記カメラユニットの高さを誘導するガイド制御部と
を備える撮影装置。 - 前記利用者により選択された前記ポーズを順に提示するポーズ提示部をさらに備える
請求項1に記載の撮影装置。 - 前記ポーズ提示部は、前記利用者により選択された前記ポーズの見本となるポーズ見本画像を表示させることによって、前記ポーズを提示する
請求項2に記載の撮影装置。 - 前記カメラにより取り込まれた動画像をライブビュー画像として表示する、前記カメラユニットに設けられる第1のモニタと、
前記ポーズ見本画像を表示する第2のモニタと
をさらに備える請求項3に記載の撮影装置。 - 前記ガイド部は、発光体により構成される
請求項1乃至4のいずれかに記載の撮影装置。 - 前記ガイド制御部は、前記ポーズに紐付けられた前記カメラユニットの高さに設けられた前記発光体を発光させる
請求項5に記載の撮影装置。 - 複数の前記ガイド部は、それぞれ異なる間隔で設けられる
請求項1乃至6のいずれかに記載の撮影装置。 - 複数の前記ガイド部は、上方に設けられた前記ガイド部ほど狭い間隔で設けられる
請求項7に記載の撮影装置。 - 前記カメラユニットの高さを検出する高さセンサをさらに備え、
前記ガイド制御部は、前記高さセンサにより検出された前記カメラユニットの高さが、前記ポーズに紐付けられた高さと異なる場合、前記カメラユニットの高さの調整方向を表す情報を出力させる
請求項1乃至8のいずれかに記載の撮影装置。 - 前記ガイド制御部は、前記カメラユニットの高さが、前記ポーズに紐付けられた高さと、前記ガイド部により表される2段階の高さ以上異なる場合に、前記カメラユニットの高さの調整方向を表す情報を出力させる
請求項9に記載の撮影装置。 - 前記ガイド制御部は、前記カメラユニットの高さの調整方向を表す画像である高さ誘導画像を前記第1のモニタに表示させる
請求項4に記載の撮影装置。 - 前記カメラユニットは、回転可能な状態で前記レール部に取り付けられ、
前記ガイド制御部は、前記ポーズに紐付けられた前記カメラユニットの回転方向に応じて、前記カメラユニットの回転方向を表す情報を出力させる
請求項4に記載の撮影装置。 - 前記カメラユニットの回転方向は、前記カメラのレンズの光軸と平行な軸を基準とした方向である
請求項12に記載の撮影装置。 - 前記ガイド制御部は、前記カメラユニットの回転方向を表す画像である回転誘導画像を前記第1のモニタに表示させる
請求項12または13に記載の撮影装置。 - 前記カメラユニットの回転角を検出する角度センサをさらに備え、
前記ガイド制御部は、前記角度センサにより検出された回転角により表される前記カメラユニットの回転方向が、前記ポーズに紐付けられた回転方向と異なる場合、前記カメラユニットの回転方向を表す情報を出力させる
請求項12乃至14のいずれかに記載の撮影装置。 - 前記カメラユニットは、チルト方向に首振り可能な状態で前記レール部に取り付けられ、
前記ガイド制御部は、前記ポーズに紐付けられた前記カメラユニットのチルト方向の向きを表す情報を出力させる
請求項1乃至15のいずれかに記載の撮影装置。 - それぞれの前記ポーズに関する情報として、前記ポーズ見本画像と、前記カメラユニットの高さを表す情報、前記カメラユニットの回転方向を表す情報、および、前記カメラユニットのチルト方向の向きを表す情報を含むポーズ属性情報とを対応付けて記憶する記憶部をさらに備える
請求項3に記載の撮影装置。 - 利用者を被写体として撮影するカメラが設けられたカメラユニットと、
前記カメラユニットの高さの調整に用いられるレール部と、
前記レール部の方向と同じ方向に所定の間隔で設けられ、前記カメラユニットの高さの基準を表す複数のガイド部と
を備える撮影装置が、
前記利用者により選択されたポーズに紐付けられた前記カメラユニットの高さを表す前記ガイド部を動作させ、前記カメラユニットの高さを誘導する
制御方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018234035 | 2018-12-14 | ||
JP2018234035 | 2018-12-14 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020098316A true JP2020098316A (ja) | 2020-06-25 |
Family
ID=71105915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019002813A Pending JP2020098316A (ja) | 2018-12-14 | 2019-01-10 | 撮影装置および制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020098316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7223086B1 (ja) | 2021-09-01 | 2023-02-15 | 株式会社セガ | 遊戯画像撮影装置 |
-
2019
- 2019-01-10 JP JP2019002813A patent/JP2020098316A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7223086B1 (ja) | 2021-09-01 | 2023-02-15 | 株式会社セガ | 遊戯画像撮影装置 |
JP2023035467A (ja) * | 2021-09-01 | 2023-03-13 | 株式会社セガ | 遊戯画像撮影装置 |
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