JP7223086B1 - 遊戯画像撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊戯画像撮影装置の演出に多様性をもたらす。【解決手段】遊戯画像撮影装置は、撮影空間および編集空間の双方または一方の照明を制御する照明制御部と、撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部を備える。照明制御部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに対応する色を照明の基調色として設定する。【選択図】図7

Description

本発明は、遊戯画像の撮影、特に、撮影時の演出技術に関する。
プリクラ(登録商標)とよばれる遊戯画像撮影装置は、女子高校生を中心として根強い人気を誇る。ユーザは、自らを撮影し、編集用のディスプレイにて撮影画像にさまざまな装飾を施す。装飾後の画像はシール台紙に印刷される(特許文献1,2参照)。
特開2004‐32213号公報 特開2016‐184287号公報
運営者は、ユーザに何度も遊戯画像の撮影を楽しんでもらいたいと考えている。いわゆる顧客回転率を高めるためには、ユーザにとってわかりやすいユーザインタフェースを提供することが重要である。ユーザは使い慣れている遊戯画像撮影装置を継続利用しやすい。
その一方、遊戯画像の撮影に慣れすぎてしまうと撮影にともなう新鮮味や高揚感が薄れてしまう。本発明者らは、遊戯画像撮影装置の継続利用を促すためには、遊戯画像撮影のマンネリ化を防ぐことも大切であると認識した。
本発明は、本発明者らによる上記課題認識に基づいて完成された発明であり、その主たる目的は、遊戯画像撮影装置の演出に多様性をもたらすための技術、を提供することにある。
本発明のある態様における遊戯画像撮影装置は、撮影空間および編集空間の双方または一方の照明を制御する照明制御部と、撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備える。
照明制御部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに対応する色を照明の基調色として設定する。
本発明の別の態様における遊戯画像撮影装置は、撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備える。
編集処理部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに応じて撮影画像を編集するための編集画面の基調色を設定する。
本発明によれば、遊戯画像撮影装置の演出に多様性をもたらしやすくなる。
遊戯画像撮影システムの全体構成図である。 遊戯画像撮影装置の外観斜視図である。 撮影ブースの外観斜視図である。 遊戯画像撮影装置におけるプレイの流れを示すフローチャートである。 遊戯画像撮影装置を上から見た平面図である。 遊戯画像撮影装置の機能ブロック図である。 モード設定情報のデータ構造図である。 撮影処理過程のタイムチャートである。 サンプル画像の画面図である。 人物事前修正のうち、色彩事前修正が施された撮影画像の画面図である。 背景事前修正が施された撮影画像の画面図である。 人物事前修正のうち、形状事前修正を説明するための模式図である。 編集画面の画面図である。 編集画面の構成図である。 印刷または外部出力されるレイアウト済画像である。
本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブース(撮影空間)と編集ブース(編集空間)を備える。ユーザは撮影ブースにて自らを撮影する。以下、撮影ブースにおいて被写体(ユーザ)を撮影した画像のことを「撮影画像」とよぶ。遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて肌の美白化、髪のつや出しなどの画像修正を撮影画像に施す(以下、このような画像修正を「事前修正」とよぶ)。本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影ブースにおいて静止画像だけでなく動画像も撮影する。撮影画像のうち、動画像として取得されるものを「撮影動画像」、静止画像として取得されるものを「撮影静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。
なお、本実施形態においては、撮影空間と編集空間は別々の空間であるとして説明するが、撮影空間と編集空間は同一空間としてもよい。この場合、所定の空間を撮影時は撮影空間として利用し、編集時は編集空間として利用してもよい。
事前修正を施された撮影画像は、編集ブースに送信される。ユーザは、編集ブースにおいて、スタンプ画像の貼付やスタイラスペンによる落書きなど任意の装飾を撮影画像に施すことができる(以下、このような画像の装飾を「装飾加工」または「編集」とよぶ)。編集ブースにおいて編集対象となっている撮影画像のことを「対象画像」とよぶ。また、対象画像のうち、撮影動画像を編集対象としたものを「対象動画像」、撮影静止画像を編集対象としたものを「対象静止画像」とよぶ。編集後の対象画像のことを「編集画像」とよび、編集画像のうち、対象動画像を編集したものを「編集動画像」、対象静止画像を編集したものを「編集静止画像」とよぶ。本実施形態においては、最大6セットの撮影画像が取得されるため、最大6セットの編集画像(6本の編集動画像と6枚の編集静止画像)が生成される。
ユーザは、編集静止画像のレイアウトおよび背景を定義する台紙画像を選ぶ。ユーザは、選んだ台紙画像に編集静止画像を合成する。以下、台紙画像に編集静止画像を嵌め込んで得られる最終成果物としての画像を「レイアウト済画像」とよぶ。
遊戯画像撮影装置は、レイアウト済画像をシール台紙(外部媒体)に印刷する。また、遊戯画像撮影装置は、編集動画像、編集静止画像、編集静止画像を台紙画像に嵌め込んだ画像であるレイアウト済画像をサーバ(外部媒体)にアップロードする。ユーザは、スマートフォンなどのユーザ端末からサーバにアクセスすることにより、編集画像等をダウンロードすることもできる。以上のように、本実施形態における遊戯画像撮影装置は、撮影機能、編集機能(装飾加工機能)、印刷機能および通信機能を備える。
ユーザは遊戯画像撮影装置の受付において「演出モード」を選択する。本実施形態においては、演出モードとして「パープルモード」と「ピンクモード」を想定する。パープルモードにおいてはパープル(紫)が基調色となり、ピンクモードではピンクが基調色となる。ここでいう基調色とは、照明などにおいて中心になる色、画面においてもっとも広域を占める色など、全体イメージの土台となるべき色を意味する。
遊戯画像撮影装置は、演出モード、特に、演出モードに対応づけられる色に応じて撮影環境、編集環境、完成画像などを変化させるが詳細は後述する。
図1は、遊戯画像撮影システム200の全体構成図である。
遊戯画像撮影システム200においては、遊戯画像撮影装置100はインターネット204を介してサーバ202およびユーザ端末206(携帯デバイス)と接続される。遊戯画像撮影装置100においてユーザは自らを撮影する。遊戯画像撮影装置100は、被写体(ユーザ)を含む撮影画像を取得し、必要に応じて事前修正を撮影画像に施し、ユーザによる装飾加工を受け付ける。
装飾加工後の編集画像およびレイアウト済画像はユーザIDとともに遊戯画像撮影装置100からサーバ202にアップロードされる。サーバ202は、ユーザID、撮影日時、編集画像(編集動画像と編集静止画像)およびレイアウト済画像(編集静止画像と台紙画像の合成画像)を対応づけて保存する。ユーザは、ユーザIDを指定してサーバ202にアクセスすることにより、サーバ202から編集画像等をダウンロードできる。
図2は、遊戯画像撮影装置100の外観斜視図である。
遊戯画像撮影装置100は、受付装置102、撮影ブース104、編集ブース106および印刷装置110を備える。ユーザは、受付装置102において遊戯画像撮影装置100の使用を予約する。ユーザは、受付装置102においてユーザIDを入力するとともに、現金または電子マネーにてプレイ料金を支払う。
ユーザは受付装置102において演出モード(パープルモードとピンクモード)を選択する。
撮影ブース104においてユーザは写真撮影を行う。撮影終了後、ユーザは編集ブース106に移動する。編集ブース106には、編集装置126が設置される。編集装置126は、編集モニタ120を備える。編集モニタ120には対象画像(装飾加工の対象となる撮影画像)が表示される。本実施形態における編集モニタ120は、静電容量式タッチパネルにより形成される。1つの編集モニタ120に対して、2つのスタイラスペン122a、122bが用意される。ユーザはスタイラスペン122および指を使って対象画像に装飾加工を施す。編集終了後、印刷装置110はレイアウト済画像をシール台紙に印刷する。また、編集装置126は、編集画像等をサーバ202にアップロードする。
図3は、撮影ブース104の外観斜視図である。
撮影ブース104は、カーテン124により外部から遮蔽される。撮影ブース104には、撮影装置128が設置される。撮影装置128は、被写体となるユーザを3方向から照らす3つのライト116、撮影静止画像および撮影動画像を取得するためのカメラ118、第1撮影モニタ112および第2撮影モニタ114を備える。
このほか、天井面および床面全面にも照明装置が埋設されている。照明手段としてのライト116および図示しない天井照明および床面照明はいずれもR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)等を含む。たとえば、これらの照明装置は、フルカラーLED(Light Emitting Diode)および白色LEDを含む。以下、これら3種類の照明装置をまとめていうときには、「ライト・グループ」とよぶ。フルカラーLEDは演出モードにより指定される色を基調色として点灯可能である。
以下、フルカラーLEDにおいて設定可能な紫色(パープルモード)の光とピンク色(ピンクモード)の光のことを「有色光」とよぶ。
第1撮影モニタ112は、ユーザの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像)をプレビュー表示させる。第2撮影モニタ114は、被写体となるユーザ以外の人物、たとえば、モデルの撮影画像(以下、「サンプル画像」とよぶ)を表示させる。ユーザは、第2撮影モニタ114に表示されるサンプル画像を参考にしながら、カメラ118の前で任意の撮影ポーズをとる。第2撮影モニタ114には、撮影方法に関する各種説明も表示される。上述したように、撮影ブース104においては、撮影動画像および撮影静止画像を取得できる。なお、第1撮影モニタ112や第2撮影モニタ114の周辺に、いわゆる「女優ライト」を模したフルカラーの照明(図示しない)を設けてもよい。
また、第1撮影モニタ112にはユーザが自らの姿を確認するためのライブビュー画像(姿見画像)のほか、撮影タイミングを示すためのカウントダウン画像も表示される。
図4は、遊戯画像撮影装置100におけるプレイの流れを示すフローチャートである。図5は、遊戯画像撮影装置100を上から見た平面図である。
ユーザは、受付装置102において使用予約を行うと、受付装置102は受付処理を実行する(S10)。受付に際しては、ユーザは演出モードも選択する。受け付け後、ユーザは撮影ブース104に入室する。このとき、ライト・グループは、選択された演出モードに対応する色を基調色とする有色光にて撮影ブース104を照明する。たとえば、パープルモードが選ばれたときにはライト・グループは淡い紫色の光にて撮影ブース104を照明する。ピンクモードが選ばれたときには、撮影ブース104は淡いピンク色の光に満たされる。
撮影装置128は、ユーザの撮影画像を取得する(S12)。撮影ブース104においては、ユーザは所定数の撮影画像を取得できる。撮影動画像と撮影静止画像は同時に取得され、撮影動画像と撮影静止画像のペアを1セットの撮影画像とカウントする。本実施形態においては、6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)が取得される。撮影装置128は選択された演出モードにしたがって撮影画像に事前修正を施す(後述)。撮影装置128は、撮影画像を取得するごとに事前修正を実行する。
撮影後、第1撮影モニタ112には、2つの編集ブース106のいずれかを指示する指示情報が表示される。ユーザは、2つの編集ブース106a、106bのうち、第1撮影モニタ112により指定された編集ブース106に移動する。撮影装置128からは、編集装置126に撮影画像(対象画像)が転送される。ユーザは、編集装置126において転送された撮影画像(対象画像)に装飾加工を施す(S14)。ユーザは、台紙画像を選び、台紙画像に編集画像をレイアウトすることでレイアウト済画像を作成する。
編集後、編集装置126はレイアウト済画像を印刷装置110に送り、印刷装置110はレイアウト済画像をシール台紙に印刷する(S16)。また、編集装置126は、インターネット204を介して編集画像およびレイアウト済画像をサーバ202にアップロードする(S18)。ユーザは、サーバ202にアクセスすることにより、編集画像等をサーバ202からユーザ端末206にダウンロードできる。
一般的には、撮影作業よりも編集作業に時間がかかる。本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては、1つの撮影ブース104に対して2つの編集ブース106a、106b(編集装置126a、126b)を設けることにより、顧客回転率を高めている。
図6は、遊戯画像撮影装置100の機能ブロック図である。
遊戯画像撮影装置100の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コプロセッサ(Co-Processor)などの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。
上述したように、遊戯画像撮影装置100は、撮影装置128、受付装置102、編集装置126および印刷装置110の集合体として構成される。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
遊戯画像撮影装置100は、ユーザインタフェース処理部130、データ処理部132、通信部134およびデータ格納部136を含む。また、上述したように、遊戯画像撮影装置100はカメラ118およびライト・グループ210を含む。
ユーザインタフェース処理部130は、受付モニタ108、編集モニタ120等を介したユーザインタフェース処理を担当する。通信部134は、インターネット204を介してサーバ202との通信処理を担当する。通信部134は、Wi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信によりユーザ端末206と直接通信することもできる。たとえば、通信部134は、ユーザ端末206に編集画像を直接送信してもよい。データ格納部136は各種データを格納する。データ処理部132は、通信部134により取得されたデータおよびデータ格納部136に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。
ユーザインタフェース処理部130は、ユーザによる操作入力を受け付ける入力部140と、ユーザへの情報提示を行う出力部142を含む。
入力部140は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等に設置されるタッチパネルに対するユーザの操作入力を検出する。入力部140は、スタイラスペン122による操作入力も検出する。入力部140は、また、受付装置102においてユーザIDを検出する。
出力部142は、受付装置102、撮影装置128、編集装置126等における画像表示のほか、音声出力、印刷出力など各種の出力処理を実行する。
出力部142は、ポーズ指示部212、演出出力部214および音声出力部216を含む。
ポーズ指示部212は、サンプル画像においてユーザに指示すべきポーズを選択する。演出出力部214は、サンプル画像など第2撮影モニタ114あるいは第1撮影モニタ112において各種の演出画面を表示させる。音声出力部216は、音声および音楽を出力する。
このほか、出力部142は、撮影時において、第1撮影モニタ112にユーザ(被写体)のライブビュー画像(姿見画像)を表示させる。ユーザはライブビュー画像により自分の姿を鏡に映すように確認しながら撮影を実行する。また、出力部142は、撮影直後において、第1撮影モニタ112に撮影静止画像をプレビュー表示させる。
データ処理部132は、照明制御部218、撮影処理部144、編集処理部146、受付処理部148および印刷処理部150を含む。
照明制御部218は、ライト・グループ210を制御する。具体的には、照明制御部218は、ライト・グループ210の点灯/消灯、光量、色彩など照明に関する設定を制御する。
撮影処理部144は、撮影ブース104における撮影処理を制御する。撮影タイミングを時刻tXとすると、撮影処理部144は時刻tXよりも1.5秒前から0.1秒前まで動画像(以下、「前半動画像」とよぶ)を記録し、時刻tXにおいて撮影静止画像を取得し、時刻tXの0.1秒後から1.5秒後まで動画像(以下、「後半動画像」とよぶ)を再び記録する。撮影処理部144は、前半動画像と後半動画像をつなげることにより撮影動画像を生成する。撮影処理部144は、カメラ118に撮影の開始指示および停止指示を送信することにより、カメラ118を制御する。また、撮影処理部144は、撮影静止画像の取得時においては、図示しないストロボを発光させる。撮影動画像は、撮影静止画の取得期間、いいかえれば、ストロボ発光時の動画が含まれないため、ストロボ発光が映り込むことがない。
撮影処理部144は、ユーザの選択にしたがって、撮影タイミングの時刻tXよりも前に撮影動画像を取得し、撮影動画像の取得後に続けて撮影静止画像を取得することもできる。
撮影処理部144は、撮影案内部220を含む。撮影案内部220は、カウントダウンの表示および音声による通知を出力部142に指示することにより、ユーザに撮影タイミングを通知する。
出力部142は、撮影画像を対象画像として編集モニタ120(静電容量式のタッチパネル)に表示させる。編集処理部146は、ユーザからの操作入力にしたがって対象画像を装飾加工する。受付処理部148は、受付装置102においてユーザによるプレイ料金の支払いを管理する。また、受付処理部148は、ユーザによる演出モードの選択も受け付ける。受付処理部148は、撮影ブース104において撮影作業が終了するごとに、予約中のユーザを撮影ブース104に案内する。印刷処理部150は、印刷装置110における編集画像の印刷を制御する。
通信部134は、データを受信する受信部230と、データを送信する送信部232を含む。
図7は、モード設定情報160のデータ構造図である。
モード設定情報160は、データ格納部136に格納される。上述したように、遊戯画像撮影装置100は「パープルモード」と「ピンクモード」の2種類の演出モードを有する。ユーザは受付時に受付モニタ108にてパープルモードまたはピンクモードのいずれかを選択する。
パープルモードの基調色は「パープル(紫色)」であり、ピンクモードの基調色は「ピンク(桃色)」である。照明制御部218は、パープルモードが選択されたときにはライト・グループ210のフルカラーLEDをパープルに設定し、ピンクモードが選択されたときにはライト・グループ210のフルカラーLEDをピンクに設定する。このほか、遊戯画像撮影装置100は編集画面についても基調色を設定するが詳細は後述する。
パープルモードにはポーズP1,P2,P3が対応づけられ、ピンクモードにはポーズP4,P5,P6が対応づけられる。ここでいうポーズとは、撮影に際してモデルが画像で指示する撮影のための「決めのポーズ」を意味する。具体的には、ハートマークを手でつくるポーズ、二人で頬をくっつけ合うポーズなどが想定される。
パープルモードが選択されたときには、ポーズ指示部212は撮影ごとにポーズP1,P2,P3を順番に選択する。より具体的には、1,2枚目の撮影時にはポーズ指示部212はポーズP1を選択し、3,4枚目の撮影時にはポーズ指示部212はポーズP2を選択し、5,6枚目の撮影時にはポーズ指示部212はポーズP3を選択する。同様にして、ピンクモードでは、ポーズ指示部212はポーズP4,P5,P6を順番に選択する。このように、本実施形態においては、演出モードに応じてユーザに指示されるポーズが変化する。ポーズ指示については、図9に関連して詳述する。
パープルモードにはモデルグループM1、ピンクモードにはモデルグループM2が対応づけられる。モデルグループM1,M2はそれぞれ複数のモデルとなる人物を含む。モデルグループM1に属する複数の人物とモデルグループM2に属する複数の人物は一部共通であってもよい。ただし、モデルグループM1に属する人物とモデルグループM2に属する人物は少なくとも一部において相違する。
パープルモードが選択されたときには、演出出力部214はモデルグループM1に含まれる人物が、ポーズP1等を指示するサンプル画像を第2撮影モニタ114に表示させる。ピンクモードでは、演出出力部214はモデルグループM2に含まれる人物が、ポーズP4等を指示するサンプル画像を第2撮影モニタ114に表示させる。モデルの選択についても、図9に関連して詳述する。
音声出力部216は、撮影ブース104内にBGM(Back Ground Music)(演出音楽)を流す。パープルモードが選択されたときには音声出力部216はBGMQ1,Q2のいずれかをランダムに選択して出力する。ピンクモードでは、音声出力部216はBGMQ3,Q4のいずれかを流す。たとえば、BGMQ1,Q2をパープルの落ち着いたイメージに合わせてバラード調の音楽としてもよいし、BGMQ3,Q4をピンクの華やかなイメージに合わせてポップ調の音楽としてもよい。
撮影処理部144は、撮影後、撮影画像に事前修正を行う。事前修正の内容を定義する設定情報を「補整方法」とよぶ。事前修正の内容としてはあらかじめ2種類の補整方法B1,B2が定義されている。補整方法として、人物の顔の輪郭、目の形状、唇の厚みなどの形状に関する調整方法のほか、人物の目や髪の色彩調整のための方法、撮影画像の背景を調整するための方法などが定義される。
パープルモードが選択されたときには、撮影処理部144は補整方法B1にしたがって撮影画像を事前修正する。ピンクモードでは、撮影処理部144は補整方法B2にしたがって撮影画像を事前修正する。撮影画像の事前修正の詳細については図10,11,12に関連して後述する。
ユーザはさまざまなスタンプ画像により対象画像を編集(装飾加工)できる。また、ユーザはスタイラスペンで描く線の線種を選ぶこともできる。以下、スタンプ画像、ペンなどにより対象画像を装飾するための画像をまとめて「装飾画像」とよぶ。パープルモードには、装飾画像D1~D20が対応づけられる。ピンクモードには、装飾画像D21~D40が対応づけられる。ユーザがパープルモードを選んだときには、装飾画像D1~D20が利用可能となる。ユーザは、装飾画像D1~D20から自由に装飾画像を選んで対象画像を編集する。ただし、パープルモードにおいては、ユーザは装飾画像D21~D40を使用することはできない。同様にして、ピンクモードでは、ユーザは装飾画像D21~D40から装飾画像を選んで対象画像を編集できるが、装飾画像D1~D20を使うことはできない。装飾画像による対象画像の編集については図13に関連して後述する。
ユーザは、編集後、あらかじめ用意される複数種類の台紙画像(レイアウト画像)に編集画像を嵌め込み合成する。パープルモードが選択されたときには、ユーザは台紙画像R1~R10のいずれかの台紙画像を選択し、ピンクモードが選択されたときには台紙画像R11~R20のいずれかの台紙画像を選択する。台紙画像については図15に関連して後述する。
図8は、撮影処理過程のタイムチャートである。
ユーザは、まず、受付装置102において受付を行う。受付処理部148は撮影ブース104への入室をユーザに指示する。このとき、照明制御部218は、受付装置102において選択された演出モードにしたがってライト・グループ210の照明色を設定する。具体的には、パープルモードが選択されたときには照明制御部218はライト・グループ210のフルカラーLEDを紫色、白色LEDをオフに設定する。このため、ユーザが撮影ブース104に入室したときには、撮影ブース104は紫色の空間として演出される。ピンクモードが選択されたときには撮影ブース104内はピンク色の光で満たされる。
時刻t0に受付が完了したあと、撮影処理部144はタイマーをスタートさせる。時刻t0から所定時間が経過したあとの時刻t1において準備期間が開始される。出力部142は第1撮影モニタ112にユーザの撮像画像をプレビュー表示させる。準備期間(時刻t1~t2)において、ユーザはプレビュー表示を見ながら身だしなみを整える。このとき、照明制御部218はライト・グループ210のフルカラーLEDをオフに設定し、白色LEDをオンに設定する。したがって、ユーザは身だしなみを整えているときには白色光の中で自分の姿を確認する。このように、ユーザが入室したときには撮影ブース104は有色光で満たされ、時刻t1から撮影準備を開始したときには白色光が設定される。
時刻t1から所定時間が経過したあと、時刻t2に撮影処理部144は1枚目の撮影を実行する。上述したように、撮影処理部144は撮影静止画像および撮影動画像を取得し、それぞれに事前修正を施す。より厳密には、撮影処理部144は、時刻t2に撮影静止画像を取得し、時刻t2の前後の3.0秒間にて撮影動画像を取得し、撮影静止画像に事前修正を施す。
事前修正は、たとえば、肌色、唇の色、髪のつや、睫毛や涙袋の形状などに関する画像補正である。撮影案内部220は、撮影の前にカウントダウンを示す数字を第1撮影モニタ112に表示させるとともに、カウントダウンを音声によっても出力させる。
一定時間経過後、時刻t3に2枚目の撮影が自動的に実行される。以後、時刻t4,t5,t6,t7においても3~6枚目の撮影が行われる。この結果、6セット分の撮影静止画像および撮影動画像が得られる。
6枚目の撮像終了から所定時間が経過した時刻t8において、照明制御部218はライト・グループ210を有色光に再設定する。たとえば、撮影ブース104が紫色の光で満たされているときに撮影をすると撮影画像にも紫色の光が反映されやすい。特に、ユーザの肌に紫色の光が写り込んでしまうと、肌本来の美しさが撮影画像において損なわれてしまう可能性がある。このような観点に基づき、照明制御部218は、撮影ブース104を演出モードに対応した有色光にて演出しつつも、撮影中は白色光に設定することで撮影画像に有色光が悪影響を及ぼさないように制御している。
なお、時刻t1からt2までの準備期間やt4,t5,t6,t7において、撮影の瞬間や動画撮影の期間のみ白色光とし、次の撮影までの間を有色光に設定するとしてもよい。
図9は、サンプル画像250の画面図である。
ポーズ指示部212は、第2撮影モニタ114において、撮影ポーズを指示する。ポーズ指示部212は、モード設定情報160を参照し、演出モードに対応したモデル252とポーズを選択する。データ格納部136には、あらかじめモデル252がさまざまなポーズを行う様子を撮影した動画像が格納されている。パープルモードが選択され、ポーズ指示部212がポーズP1を選択するときには、演出出力部214はモデルグループM1に属するモデル252がポーズP1を決める動画像を選んで第2撮影モニタ114に表示させる。ユーザは、モデル252のポーズにしたがってカメラ118の前でポーズをつくる。
パープルモードが選択されたときには、パープルの「落ち着き」から連想される大人の雰囲気を有するモデル252、たとえば、20代後半でシックな服装のモデル252がポーズを指示する。一方、ピンクモードでは、ピンクの「華やかさ」から連想される10代後半から20代前半でかわいい服装のモデル252がポーズを指示する。
なお、モデル252自身の実際の年齢が10代後半等である必要はない。たとえば、20代後半であってもピンクの「華やかさ」を表現できるモデル252であれば、ピンクモードのモデルとして登用されてもよい。同様に、10代のモデル252であっても、パープルの「落ち着き」のイメージに合うのであれば、パープルモードのモデルとして登用されてもよい。
また、パープルモードでは、パープルの落ち着きから連想されるポーズ、たとえば、顎に二本指を当てるなどの比較的控えめな大人しいポーズが選択される。ピンクモードが選択されたときには、ピンクの華やかさや元気さから連想されるポーズ、たとえば、図9に示すように二人で頬を寄せ合うような大きなポーズが選択される。このほか、演出出力部214は、サンプル画像250の人物背景に基調色を配色してもよい。モデル252の服あるいは化粧に基調色をアクセントとして取り入れてもよい。演出出力部214は、このほか、演出モードにあらかじめ対応づけられる画像、たとえば、キャラクタ画像や文字画像などをサンプル画像250に重ねて表示してもよい。
図10は、人物事前修正のうち、色彩事前修正が施された撮影画像260の画面図である。
撮影処理部144は、演出モードに応じて撮影画像を事前修正する。演出モードに応じた事前修正には「人物事前修正」と「背景事前修正」の2種類がある。更に、人物事前修正には「色彩事前修正」と「形状事前修正」の2種類がある。図10は、二人のユーザが撮影をしたときの撮影画像に色彩事前修正を施したときの様子を示す。
撮影処理部144は、モード設定情報160における「補整方法」を参照し、撮影画像260における二人の人物に色彩事前修正を施す。たとえば、パープルモードが選択されたときには、補整方法B1に定義される色彩事前修正が実行される。具体的には、撮影処理部144は、撮影画像260から人物領域、特に、顔領域を抽出し、瞳の一部に基調色を乗せる。パープルモードが選択されたときには、人物(ユーザ)の目には紫色が乗せられ、紫色のコンタクトレンズを入れたかのような事前修正が施される。
このほか、撮影処理部144は、人物の髪の毛に紫色の光が色移りするように画像を補整する。パープルモードでは、撮影処理部144は肌色の明暗差を深くし、口紅の色も濃い赤色などの深い色に設定してもよい。撮影処理部144は、パープルモードに対応する紫色で人物各部、たとえば、顔、髪、服などを色彩調整してもよいし、紫色そのものではなく、紫色からイメージされる落ち着いた色彩となるように人物各部を色彩調整してもよい。一例として、撮影処理部144は、パープルモードにおいてはブラウン系のメイクを人物画像に施してもよい。
ピンクモードが選択されたときも同様である。撮影処理部144は、ピンクモードにおいては、補整方法B2に定義される色彩事前修正を実行する。具体的には、瞳にピンク色を乗せてもよいし、髪の毛にピンクの光をワンポイントで乗せてもよい。撮影処理部144は、ピンクモードのときには肌色の明暗差を浅くし、口紅の色を明るい色に設定してもよい。
ユーザは、受付時、または、撮影前後に色彩事前修正の要否を設定してもよい。ユーザが色彩事前修正を不要と設定したときには、撮影処理部144は色彩事前修正を行わない。また、ユーザは、受付時、または、撮影前後において色彩事前修正の「強度」を設定してもよい。撮影処理部144は、設定強度に応じて、たとえば、瞳に乗せる基調色の範囲および明るさ、色合いを変化させてもよい。
図11は、背景事前修正が施された撮影画像270の画面図である。
撮影処理部144は、モード設定情報160における「補整方法」を参照し、撮影画像270の人物領域以外の領域に背景事前修正を施す。たとえば、パープルモードが選択されたときには、補整方法B1において定義される背景事前修正が実行される。具体的には、人物の輪郭を縁取るように紫色の背景光を描くことにより、背景光あるいはオーラが発生しているかのような視覚効果をもたせることができる。ピンクモードが選択されたときには、撮影処理部144は補整方法B2にしたがってピンクの光の背景光を描く。
ユーザは、受付時、または、撮影前後に背景事前修正の要否を設定してもよい。ユーザが背景事前修正を不要と設定したときには、撮影処理部144は背景事前修正を行わない。また、ユーザは、受付時、または、撮影前後において背景事前修正の「強度」を設定してもよい。撮影処理部144は、設定強度に応じて、たとえば、背景光の範囲および濃さ、明るさを変化させてもよい。
図12は、人物事前修正のうち、形状事前修正を説明するための模式図である。
撮影処理部144は、モード設定情報160における「補整方法」を参照し、撮影画像における人物の顔の各部形状を補整する。たとえば、パープルモードが選択されたときには、補整方法B1において定義される形状事前修正が実行される。具体的には、パープルモードにおいては、撮影処理部144は人物の頬を細めに修正し、目を少し細め切れ長気味に修正することでユーザをボーイッシュ(少年的)な雰囲気に変化させる。
ピンクモードが選択されたときには、補整方法B2において定義される形状事前修正が実行される。具体的には、ピンクモードにおいては、撮影処理部144は人物の頬をやや丸くなるように修正し、目を少し大きく修正することで人物画像をガーリー(少女的)な雰囲気に変化させる。
パープルモードのときには、ピンクモードのときに比べて目の修正を控え目にするとしてもよい。このように、演出モードに応じて、形状事前修正の内容を異ならせるだけでなく、形状事前修正の強度を異ならせるとしてもよい。
ユーザは、受付時、または、撮影前後に形状事前修正の要否を設定してもよい。ユーザが形状事前修正を不要と設定したときには、撮影処理部144は形状事前修正を行わない。また、ユーザは、形状事前修正の「強度」を設定してもよい。撮影処理部144は、設定強度に応じて、たとえば、顔画像の形状修正量を変化させてもよい。
図13は、編集画面240の画面図である。
編集処理部146は、編集画面240のグラフィックデータを作成し、出力部142に編集画面モード設定情報160を表示させる。編集画面240は、編集モニタ120に表示される。図13では、二人のユーザ170a、ユーザ170bを含む対象画像が編集対象となっている。編集処理部146は、編集画面240を第1編集領域162a(第1の編集画面)と第2編集領域162b(第2の編集画面)に分割する。第1編集領域162aおよび第2編集領域162bには第1画像表示領域166aと第2画像表示領域166bがそれぞれ設定される。なお、第1編集領域162aと第2編集領域162bに対応して2つの編集モニタ120を別々に設けてもよい。第1画像表示領域166aと第2画像表示領域166bには個別に対象画像が表示される。編集画面モード設定情報160においては、二人のユーザ170a、ユーザ170bは2つの対象画像を個別に装飾加工できる。
図13においては、ユーザ170aは第1画像表示領域166aに表示される対象画像を装飾加工する。ユーザ170bは第2画像表示領域166bに表示される対象画像を装飾加工するものとして説明する。編集モニタ120は静電容量式タッチパネルであるから、ユーザは、スマートフォンと同様の操作感にて、スタイラスペン122または指により各種操作入力を行う。ユーザ170aは第1編集領域162aの左隣りに設置されるスタイラスペン122aを使用する。ユーザ170bは第2編集領域162bの右隣りに設置されるスタイラスペン122bを使用する。スタイラスペン122aは導電コード172aを介して編集装置126と接続され、ユーザ170bは導電コード172bを介して編集装置126と接続される。
上述したように最大6セットの撮影画像が取得される。1つの撮影画像は、撮影静止画像と撮影動画像を含む。出力部142は、画像表示領域166に撮影静止画像を対象画像(対象静止画像)として表示する。画像表示領域166においては、6枚の対象静止画像が重ねて表示される。ユーザは6つのタブ168(タブ168aおよびタブ168b)を選択することにより、編集対象となる対象静止画像を選択できる。また、ユーザが再生ボタン190をタッチすると、出力部142は対象静止画像に対応する約3秒間の対象動画像を再生表示する。編集処理部146は、対象静止画像に対する装飾加工の結果を対象動画像にも反映させてもよい。
編集処理部146は、編集の制限時間を管理する。出力部142は、残余時間表示領域174に残余の制限時間をカウントダウン表示する。制限時間が満了すると、編集処理部146は、編集作業を強制終了させる。制限時間未了であっても、ユーザは終了ボタン176をタッチすることにより、編集処理を強制終了させることができる。
編集作業に際し、ユーザは、装飾ボタン180から「スタンプ」「ペン」「文字」を適宜選択する。出力部142は、装飾ボタン180の選択に応じて、装飾選択領域182の表示を切り替える。図13の第1編集領域162aにおいては「スタンプ」が選択されているため、出力部142はさまざまなスタンプ画像を装飾選択領域182に表示する。ユーザ170aは、装飾選択領域182からスタンプ画像を選択して、第1画像表示領域166aの任意の箇所にスタンプ画像を貼り付ける。具体的には、ユーザ170aは指またはスタイラスペン122aによりいずれかのスタンプ画像をタッチし、第1画像表示領域166aの貼付箇所をタッチすると、編集処理部146は対象画像にスタンプ画像を合成する。
同様にして、「ペン」を選択したときには、ユーザはスタイラスペン122により自由に線を描くことができる。本実施形態におけるスタイラスペン122は、静電容量式のパッシブスタイラスである。「文字」を選択したときには、あらかじめ用意された文字画像をスタンプ画像と同様のユーザインタフェースにて対象画像に貼り付けることができる。消去ボタン178をタッチすれば、スタイラスペン122は「消しゴム」となり、画像表示領域166に記載されたスタンプ画像や線画等を消しゴムの要領にて消去できる。
編集モニタ120は、投影型静電容量式タッチパネルであり、いわゆるマルチタッチが可能である。このため、ユーザは右手にスタイラスペン122を握って操作しつつ、左手で装飾ボタン180等の選択をすることもできる。ユーザは両手を使って編集作業ができるため、効率的な編集が可能となる。編集作業の効率化は編集時間の短縮にもつながるため、顧客回転率を高める上でも有用である。
編集処理部146は、パープルモードが選択されたときには装飾ボタン180、装飾選択領域182等のユーザインタフェースに関わる領域(第1の領域)を薄い紫色にて表示させ、ピンクモードが選択されたときには薄いピンク色にて表示させる。また、編集処理部146は、パープルモードにおいては背景部分にあたる外枠領域192(第2の領域)を濃い紫色にて表示させ、ピンクモードにおいては外枠領域192を濃いピンク色にて表示させる。すなわち、演出モードの選択結果に応じて、編集画面240の基調色も変化する。編集画面240の基調色の設定方法については次の図14に関連して詳述する。
上述したように、演出モードに応じて、選択可能な装飾画像も変化する。編集処理部146は、モード設定情報160を参照し、演出モードに対応するスタンプ画像を選択候補として設定する。ユーザは、パープルモードのときに装飾ボタン180において「スタンプ」を選択したときには、編集処理部146はパープルモードに対応づけられる複数のスタンプ画像を装飾選択領域182に選択可能に表示させる。ユーザは、装飾選択領域182に表示されるスタンプ画像をつかって対象画像を編集する。ピンクモードのときには、ピンクモードに対応づけられるスタンプ画像が選択候補となる。たとえば、パープルモードにおいては寒色系のスタンプ画像が選択候補となり、ピンクモードにおいては暖色系のスタンプ画像が選択候補になるとしてもよい。
ペンの種類も、演出モードに応じて変化する。パープルモードにおいては寒色系の色彩候補からペン文字色が選ばれ、ピンクモードのときには暖色系の色彩候補からペン文字色が選ばれる。同様にして、文字画像の選択候補も演出モードに応じて変化する。編集処理部146は、演出モードに応じて、スタンプ画像、ペン、文字画像等の装飾画像の選択可能範囲を設定する。
図14は、編集画面240の構成図である。
編集画面240は、編集画面240のレイアウト構成を定義するレイアウトシート280と、演出モードの基調色に対応する色彩紙として機能する基調色シート282を含む。レイアウトシート280は、操作領域284(第1の領域)と外枠領域192(第2の領域)を含む。操作領域284は、装飾ボタン180、残余時間表示領域174等のユーザインタフェースに関わる部品を含む領域である。レイアウトシート280において、操作領域284は透明度50(%)の半透明領域として設定され、外枠領域192は100(%)の完全透明領域として設定される。
編集処理部146は、パープルモードのときには紫色の基調色シート282を選び、これにレイアウトシート280を重ねることで編集画面240を構成する。このとき、操作領域284は薄い紫色、外枠領域192は濃い紫色となる。編集処理部146は、ピンクモードのときにはピンク色の基調色シート282を選び、これに対してレイアウトシート280を重ねることで編集画面240を構成する。このときには、操作領域284は薄いピンク色、再生ボタン190は濃いピンク色となる。演出モードに応じて2種類の基調色シート282を使い分けることにより、編集画面240における基調色を変化させることができる。
図15は、印刷または外部出力されるレイアウト済画像300である。
スタンプ画像などの装飾画像による編集後、ユーザは複数の台紙画像310からいずれかの台紙画像310を選択する。ユーザは選択した台紙画像310にあらかじめ設定される1以上の配置領域312に編集画像を当てはめることでレイアウト済画像300を作成する。レイアウト済画像300は、外部媒体(シール台紙、外部装置など)に出力可能である。印刷処理部150は、編集中にユーザに選択された台紙画像にしたがってシール台紙にレイアウト済画像300を配置して印刷できる。また、会員登録をしているユーザは、あらかじめメールアドレスを登録しているため、送信部232は編集画像とレイアウト済画像300を指定されたメールアドレスに送信してもよい。
編集処理部146は、演出モードに応じて台紙画像310の選択候補を設定する。たとえば、編集処理部146は、パープルモードが選ばれたときにはシックで落ち着いた背景を有する複数の台紙画像310を選択候補に設定し、ピンクモードが選ばれたときにはポップで明るい背景を有する複数の台紙画像310を選択候補として設定する。
[総括]
以上、実施形態に基づいて遊戯画像撮影装置100、サーバ202および遊戯画像撮影システム200を説明した。
ユーザは、遊戯画像撮影装置100においてパープルモードとピンクモードの2種類の演出モードのいずれかを選択できる。遊戯画像撮影装置100のハードウェアは単一であっても、ユーザは2種類の演出や雰囲気を楽しむことができる。たとえば、パープルモードに慣れ親しんだユーザであってもピンクモードも楽しんでみたいと思わせることにより、遊戯画像撮影装置100の継続利用を促進しやすくなる。
照明制御部218は、演出モードに応じてライト・グループ210の照明色を変化させる。ユーザは撮影ブース104に足を踏み入れたときから演出モードに応じた雰囲気の違いを体感できる。撮影処理部144は、演出モードに応じて撮影画像の事前修正方法を変化させる。このような制御方法により、照明だけでなく、撮影画像にも演出モードが反映される。たとえば、パープルモードを選んだユーザが、パープルのイメージに合わないメイク(化粧)をしていたとしても、撮影処理部144は色彩事前修正により顔画像の色彩を調整できるので、パープルのイメージに適合した撮像画像をつくることができる。
照明制御部218は、撮影中においては、ライト・グループ210を白色光に設定する。このため、撮影ブース104においては有色光による雰囲気をつくりつつ、肌に有色光が映り込むことで撮影画像の見栄えが悪くなるのを防ぐことができる。
演出モードに応じて、ライト・グループ210の基調色を変化させることで撮影ブース104の視覚的雰囲気を変えるだけでなく、BGMも変化させることで撮影ブース104の聴覚的雰囲気も変えることができる。また、照明色およびBGMだけでなく、更に、ポーズあるいはポーズを指示するモデルも変化させることで、演出モードに応じた視覚的・聴覚的な統一感をもたせることができる。
更に、演出モードに応じて事前修正における補整方法、装飾画像の種類、台紙画像310の種類なども変化させることにより、撮影ブース104の雰囲気だけでなく、遊戯の成果物である編集画像、レイアウト済画像にも演出モードの雰囲気を反映させることができる。このような制御により、演出モードに応じて遊戯体験全体をプロデュースすることができる。
ライト・グループ210あるいはBGMによる演出により、遊戯における雰囲気の変化を演出できる。一方、装飾画像あるいは台紙画像の選び方によっては必ずしも演出モードにあった編集画像あるいはレイアウト済画像を得られるとは限らない。たとえば、ピンクモードにおいてユーザがブルー系のスタンプ画像を選んでしまうと、遊戯撮影時の感覚と、成果物としての編集画像のイメージがずれてしまう可能性がある。本実施形態においては、上述したように、演出モードに応じて装飾画像等の選択候補を変化させることにより、編集作業に慣れていないユーザであっても、演出モードにふさわしい編集画像を作成しやすくなる。
パープルモードを選んだユーザは、パープルのイメージに合った編集画像を得やすく、ピンクモードを選んだユーザは、ピンクのイメージに合った編集画像を得やすくなる。このため、パープルについての色彩感覚は鋭いもののピンクについての色彩感覚を苦手とするユーザであっても、ピンクモードに安心してチャレンジできる。このように、遊戯撮影の体験時の雰囲気だけでなく成果物に対しても統一感が得られるように支援することで、ユーザにさまざまな演出モードを試してみたいという意欲を喚起できる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
遊戯画像撮影装置100とサーバ202、ユーザ端末206により、特に、遊戯画像撮影装置100とサーバ202により遊戯画像撮影システム200が構成されるとして説明したが、遊戯画像撮影装置100の機能の一部はサーバ202により実現されてもよいし、サーバ202の機能の一部が遊戯画像撮影装置100に割り当てられてもよい。また、遊戯画像撮影装置100やサーバ202以外の第3の装置が、これらの装置の機能の一部を担ってもよい。1つまたは複数のハードウェアに対して、本発明を実現するために必要な複数の機能をどのように配分するかは、各ハードウェアの処理能力や遊戯画像撮影システム200に求められる仕様等に鑑みて決定されればよい。
[変形例]
本実施形態における演出モードは、パープルモードおよびピンクモードの2種類であるとして説明したが、演出モードは3種類以上であってもよい。たとえば、パープルモード、ピンクモード、ブルーモード、グリーンモードなど多数の色に対応して複数の演出モードをユーザに選択させてもよい。多数の演出モードを用意することで、すべての演出モードをコンプリート(全体験)してみたいというユーザの意欲を喚起しやすくなる。
演出モードには、特段の演出を行わないノーマルモードがあってもよい。ノーマルモードにおいては、ライト・グループ210は白色光に固定されるとしてもよいし、装飾画像および台紙画像の選択範囲に制限が設けられないとしてもよい。
第1撮影モニタ112あるいはカメラ118の近傍に小さなライト(以下、「ミニライト」とよぶ)を設けてもよい。ミニライトは、ライト116等に比べると光量が小さい。ミニライトは、演出モードに対応する有色光を常時照射してもよい。ミニライトは光量が小さいので、撮影画像への影響が小さい。また、有色光を常時照射するミニライトを設けることにより、撮影中にライト116等を白色光設定にしたときでも、演出モード(基調色)の継続性をユーザに感じさせることができる。
本実施形態においては、演出モードに応じて撮影ブース104の照明光を有色光(基調色の光)に設定するとして説明した。これに限らず、照明制御部218は編集ブース106のライト(不図示)も有色光に設定してもよい。たとえば、ユーザがパープルモードを選んだとき、照明制御部218は撮影ブース104においてライト・グループ210を紫色に設定する。撮影が終了してユーザが編集ブース106aに案内されるときには照明制御部218は編集ブース106aのライトを紫色に設定してもよい。このような制御方法によれば、撮影だけでなく編集に際しても紫色の照明光が継続するため、演出モードの継続性・統一感を保ちやすくなる。また、撮影ブース104においてはライト・グループ210を白色光に固定し、編集ブース106においてのみ有色光により照明するとしてもよい。
本実施形態においては、撮影中はフルカラーLEDをオフし、白色LEDをオンすることで白色光の中で撮影が行われるように制御するとして説明した。変形例として、撮影中はフルカラーLEDの光量を低下させるとしてもよい。たとえば、照明制御部218は、撮影画像に演出モードの基調色が映り込まない程度、あるいは、少ししか映り込まないようにフルカラーLEDの光量を調整すれば、撮影前後においても演出モードの雰囲気を継続させやすくなる。
ユーザは、ユーザ端末206により演出モードを設定してもよい。たとえば、ユーザ端末206において演出モードを選択すると、ユーザ端末206にインストールされるアプリケーションソフトウェアは演出モードに対応する二次元コードを画面表示させてもよい。ユーザは、ユーザ端末206の二次元コードを受付装置102のカメラ(不図示)にかざすことで、受付モニタ108に演出モードの選択を通知してもよい。
あるいは、ユーザは、ユーザ端末206からサーバ202にユーザIDを指定してアクセスし、演出モードを設定する。サーバ202は、ユーザIDと演出モードを対応づけて登録しておく。次に、ユーザが受付モニタ108においてユーザIDを入力したとき、サーバ202はユーザIDにあらかじめ対応づけられる演出モードを遊戯画像撮影装置100に通知する。遊戯画像撮影装置100はこの通知にしたがって演出モードを設定してもよい。
このほか、ユーザは撮影ブース104に入室してから、演出モードを選択してもよい。たとえば、出力部142はユーザの入室時に、第1撮影モニタ112に演出モードを選択させるための画面を表示させてユーザに演出モードを選択させてもよい。
ユーザは、撮影ブース104において撮影開始ボタン(不図示)をタッチしてもよい。撮影開始ボタンは機械的スイッチであってもよいし、撮影ブース104に表示される画像ボタンであってもよい。ユーザが撮影開始ボタンをタッチしてから所定時間経過後に、撮影処理部144は6枚分の撮影を開始するとしてもよい。この場合、照明制御部218は撮影開始ボタンがタッチされるまではライト・グループ210を有色光に設定し、撮影開始ボタンがタッチされたときにライト・グループ210を白色光に設定するとしてもよい。
プレビュー表示のときにライト・グループ210を白色光に設定するとしてもよいし、撮影時のみライト・グループ210を白色光に設定するとしてもよい。たとえば、照明制御部218は前半動画像の撮影開始時にライト・グループ210を白色光に設定し、後半動画像の撮影終了時にライト・グループ210を有色光に戻すとしてもよい。このような制御方法によれば、撮影ブース104においては通常は有色光照明がなされるものの、静止画および動画の撮影時には白色光照明とすることで、演出モードにともなう雰囲気の維持と撮影画像への有色光の映り込み抑制とを両立させやすくなる。
撮影動画像を取得しつつ撮影静止画像も取得する場合、撮影静止画像の取得時にストロボを発光させてもよい。この場合、撮影動画像および撮影静止画像の撮影中においても、照明制御部218はライト・グループ210を有色光に設定してもよい。いいかえれば、ユーザが撮影ブース104に存在する間は、照明制御部218はライト・グループ210を常時有色光に設定してもよい。ストロボ発光によって強い白色光を照射すれば、撮影静止画像に対する有色光の影響を緩和できる。この結果、演出モードに対応する基調色の影響が残る撮影動画像と、基調色(有色光)の影響の少ない撮影静止画像を同時に取得できるため、ユーザは1回の撮影につき2種類の照明効果を楽しむことができる。
ポーズ指示部212は、撮影ごとにポーズを順番に選ぶのではなく、ポーズをランダムに選択してもよい。たとえば、パープルモードの撮影に際しては、ポーズ指示部212はポーズP1,P2,P3(図7参照)からいずれか1つのポーズをランダムに選択し、撮影ごとに選択したポーズをユーザに指示してもよい。
演出出力部214は、モデルによるポーズ指示のためのサンプル画像だけでなく、第1撮影モニタ112におけるプレビュー画像も演出モードに合わせて変化させてもよい。以下、撮影時において第1撮影モニタ112または第2撮影モニタ114に表示される画面をまとめて「演出画面」とよぶ。たとえば、パープルモードが選択されたときには、演出出力部214はプレビュー画像およびサンプル画像の背景を紫色に設定してもよい。このほか、演出出力部214は、演出モードに応じて、演出画像に登場させるキャラクタ、文字の字体などを変化させてもよい。
演出出力部214は、サンプル画像におけるモデルに基調色を追加してもよい。たとえば、モデルの目に基調色のカラーを追加してもよい。
ユーザは事前修正メニューから適用すべき事前修正を選択してもよい。たとえば、受付処理部148は「目」、「唇」、「頬」などの複数の事前修正場所を提示し、ユーザはこれらの修正場所ごとに有効/無効を選択してもよい。ユーザが「目」を無効指定したときには、撮影処理部144は「目」を事前修正の対象外としてもよい。たとえば、パープルモードのときにはユーザの目に紫色が乗せられるが、「目」が無効指定されているときには、撮影処理部144は撮影画像におけるユーザの目には色彩事前修正を施さないとしてもよい。形状事前修正についても同様である。
編集処理部146は、編集画面240の基調色を演出モードに応じて変化させるとして説明した。変形例として、編集処理部146はパープルモードが選ばれたときには別のピンクモードの基調色であるピンク色またはその類似色を他の色、たとえば、紫色などの寒色系の色彩に変更するとしてもよい。同様にして、ピンクモードが選ばれたときにはパープルモードの基調色である紫色またはその類似色を他の色、たとえば、ピンク色などの暖色系の色彩に変更するとしてもよい。このように、ある演出モードが選択されたときには、別の演出モードの基調色が残らないように制御することで編集画面240の色調を調整してもよい。
パープルモードのときには装飾画像D1~D20が選択候補となり、ピンクモードのときには装飾画像D21~D40が選択候補になるとして説明した。パープルモードにおいて選択可能な装飾画像群とピンクモードにおいて選択可能な装飾画像群は一部共通化されてもよい。
本実施形態においては、ユーザの入室時にライト・グループ210を有色光に設定し、撮影時にライト・グループ210を白色光に設定するとして説明した。変形例として、ユーザが撮影ブース104に入室したあとはライト・グループ210を有色光に設定したまま維持するとしてもよい。この場合、撮影画像には有色光の映り込みが生じる可能性がある。たとえば、パープルモードが選択されたときにはユーザの顔や肌は紫がかった色になる可能性がある。
有色光の映り込みに対応して、撮影処理部144は、撮影画像の紫成分(基調色)を弱めるように色彩補正を行ってもよい。たとえば、基調色が紫色のときには、撮影処理部144は赤成分(R)と青成分(B)の輝度を下げるように色彩調整を行うことで肌本来の色となるように、いいかえれば、紫の映り込み効果をキャンセルするように色彩を調整してもよい。このような色彩の調整は人物あるいは肌色部分のみに適用されてもよいし、撮影画像全体に適用されてもよい。
ユーザは、演出モードに対応づけられる補整方法とは異なる補整方法を選択してもよい。たとえば、パープルモードのときには、撮影処理部144は補整方法B1にしたがって撮像画像を事前修正する。事前修正のあと、ユーザは補整方法B1を拒否してもよい。このとき、ユーザは補整方法B2、すなわち、ピンクモードに対応する補整方法を選択してもよい。選択変更後、撮影処理部144は補整方法B1に基づく事前修正をキャンセルし、補整方法B2に基づく事前修正を実行してもよい。
パープルモードに対応する補整方法B1、ピンクモードに対応する補整方法B2のほか、基本設定としての補整方法B3を用意してもよい。ユーザがパープルモードを選んだときには、撮影処理部144は補整方法B1に基づいて事前修正をするが、事前修正のあと、ユーザは補整方法B2,B3を選択できるとしてもよい。あるいは、ユーザは、受付時に補整方法B1,B2,B3から自由に事前修正の補整方法を選択できてもよい。
演出モードには複数の補整方法が対応づけられてもよい。たとえば、パープルモードには補整方法B11、B12、B13など、複数の補整方法が対応づけられてもよい。同様に、ピンクモードには補整方法B21、B22、B23が対応づけられてもよい。パープルモードが選択されたときには、ユーザは補整方法B11,B12,B13からいずれか1つを選択し、撮影処理部144は選択された補整方法にしたがって撮影画像を事前修正してもよい。
演出モードにおいて、ライト・グループ210の照明色を変更することは必須ではない。たとえば、演出モードによって編集画面240の基調色を変更するものの、ライト・グループ210は白色光のまま維持されるとしてもよい。
上述したように、編集画面240においてはスタイラスペン122でも指でも編集入力できる。編集処理部146は、スタイラスペン122と指のいずれによるタッチであるかは、静電容量の計測により判別できる。スタイラスペン122で入力するための装飾選択領域182(編集ツール)と指で入力するための装飾選択領域182(編集ツール)を別々に設けてもよい。また、同一のスタンプ画像をタッチしたときでも、スタイラスペン122でタッチしたときと指でタッチしたときではスタンプ画像の表示態様(色、形状、キャラクタのポーズなど)を異ならせてもよい。
上述したように、本実施形態における遊戯画像撮影装置100においては撮影ブース104(撮影空間)と編集ブース106(編集空間)が別々に構成されているが、撮影ブース104および編集ブース106は兼用であってもよい。たとえば、図2に示す撮影ブース104に撮影装置128だけでなく編集装置126を設置するとしてもよい。ユーザは、撮影装置128により撮影を行ったあと、撮影ブース104において続けて編集装置126による編集作業を行ってもよい。この場合、照明制御部218は演出モードにしたがって撮影ブース104に設置されるライト・グループ210を制御すればよい。
本実施形態においては、最大6セットの撮影画像(撮影動画像と撮影静止画像のセット)を取得するとして説明したが、6セットは例示であり、7セット以上あるいは5セット以下であってもよい。なお、ユーザはセット数を自由に選んでもよい。ユーザの種別、たとえば、プレミアム会員と一般ユーザに応じてセット数を異ならせてもよい。
100 遊戯画像撮影装置、102 受付装置、104 撮影ブース、106 編集ブース、108 受付モニタ、110 印刷装置、112 第1撮影モニタ、114 第2撮影モニタ、116 ライト、118 カメラ、120 編集モニタ、122 スタイラスペン、124 カーテン、126 編集装置、128 撮影装置、130 ユーザインタフェース処理部、132 データ処理部、134 通信部、136 データ格納部、140 入力部、142 出力部、144 撮影処理部、146 編集処理部、148 受付処理部、150 印刷処理部、160 モード設定情報、162a 第1編集領域、162b 第2編集領域、166 画像表示領域、166a 第1画像表示領域、166b 第2画像表示領域、168 タブ、170a ユーザ、170b ユーザ、172a 導電コード、172b 導電コード、174 残余時間表示領域、176 終了ボタン、178 消去ボタン、180 装飾ボタン、182 装飾選択領域、190 再生ボタン、192 外枠領域、200 遊戯画像撮影システム、202 サーバ、204 インターネット、206 ユーザ端末、210 ライト・グループ、212 ポーズ指示部、214 演出出力部、216 音声出力部、218 照明制御部、220 撮影案内部、230 受信部、232 送信部、240 編集画面、250 サンプル画像、252 モデル、260 撮影画像、270 撮影画像、280 レイアウトシート、282 基調色シート、284 操作領域、300 レイアウト済画像、310 台紙画像、312 配置領域

Claims (14)

  1. 撮影空間および編集空間の双方または一方の照明を制御する照明制御部と、
    前記撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、
    前記編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
    編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備え、
    前記照明制御部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに対応する色を前記撮影空間における照明の基調色として設定し、撮影に際して照明を基本色に設定変更する、遊戯画像撮影装置。
  2. 撮影空間および編集空間の双方または一方の照明を制御する照明制御部と、
    前記撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、
    前記編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
    編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備え、
    前記照明制御部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに対応する色を照明の基調色として設定し、
    前記撮影処理部は、更に、前記撮影画像において前記選択された演出モードに対応する色の色成分を弱める色調整を実行する、遊戯画像撮影装置。
  3. 前記撮影処理部は、更に、前記撮影画像から人物に対応する第1領域を抽出し、前記第1領域および前記第1領域以外の第2領域の双方または一方に前記選択された演出モードに対応する色を追加する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  4. 前記撮影処理部は、更に、前記撮影画像から人物に対応する領域を抽出し、前記選択された演出モードにあらかじめ対応づけられる補整方法にて前記人物の顔画像を補整する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  5. 前記撮影処理部は、前記選択された演出モードにあらかじめ対応づけられる補整方法とは異なる補整方法がユーザにより選択されたときには前記人物の顔画像を前記選択された補整方法により補整する、請求項4に記載の遊戯画像撮影装置。
  6. 演出モードにはあらかじめ複数の補整方法が対応づけられており、
    前記撮影処理部は、前記選択された演出モードにあらかじめ対応づけられる複数の補整方法からユーザにより選択された補整方法により、前記人物の顔画像を補整する、請求項4に記載の遊戯画像撮影装置。
  7. 前記編集処理部は、撮影画像に付加可能な装飾画像として、前記選択された演出モードにあらかじめ対応づけられる複数の装飾画像を選択可能に設定する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  8. 前記編集処理部は、外部媒体への出力時における編集画像の背景となる台紙画像として、前記選択された演出モードにあらかじめ対応づけられる1以上の台紙画像を選択可能に設定する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  9. 複数種類の撮影ポーズのうち、前記選択された演出モードに対応づけられる撮影ポーズを指示するポーズ指示部、を更に備え、
    前記撮影処理部は、撮影ポーズの指示後にユーザを撮影する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  10. 複数の演出画面のうち、前記選択された演出モードに対応づけられる演出画面を表示させる演出出力部、を更に備え、
    前記撮影処理部は、前記演出画面の表示後にユーザを撮影する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  11. 複数の演出音楽のうち、前記選択された演出モードに対応づけられる演出音楽を出力する音声出力部、を更に備える請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  12. 前記編集処理部は、ユーザに選択された演出モードに応じて撮影画像を編集するための編集画面の基調色を設定する、請求項1または2に記載の遊戯画像撮影装置。
  13. 前記編集処理部は、前記編集画面における第1の領域よりも第2の領域に前記基調色を強く反映させる、請求項12に記載の遊戯画像撮影装置。
  14. 撮影空間および編集空間の双方または一方の照明を制御する照明制御部と、
    前記撮影空間において、ユーザを撮影する撮影処理部と、
    前記編集空間において、撮影画像に対するユーザからの編集入力を受け付ける編集処理部と、
    編集後の撮影画像である編集画像を外部媒体に出力する画像出力部と、を備え、
    前記照明制御部は、複数の演出モードのうち、ユーザに選択された演出モードに対応する色を前記撮影空間における照明の基調色として設定し、撮影に際して前記照明の基調色を弱める、遊戯画像撮影装置。
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