JP4307656B2 - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ制御装置、特に、電動リールのスプールに釣り糸を巻き取るためのモータを制御する電動リールのモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、巻取時にスプールをモータで回転させる電動リールは、たとえば、100m以上の水深を回遊する魚を船の上から釣るときによく使用される。この種の電動リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、スプールを巻取方向に回転させるモータとを備えている。リール本体の上面には、釣り糸の先端に装着された仕掛けの水深等を表示するカウンタが装着されている。カウンタには、液晶ディスプレイや各種の入力等を行うスイッチが設けられている。例えば、モータをオンオフ(回転・停止)するスイッチやモータの回転速度を増減設定するキーや各種の設定キーなどが設けられている。これらのキーは、操作しやすくするためにカウンタ表面より少し突出して配置されている。また、カウンタ内には、モータの制御や水深表示を行うためのマイクロコンピュータからなる制御装置が搭載されている。
【0003】
このような電動リールにおいて、船縁停止モードを搭載したものが知られている。船縁停止モードとは、釣り糸をモータで巻き取るときに、釣り糸の先端に装着された仕掛けが船縁まで巻き取られたと見なされる釣り糸の長さ(水深)になると、モータをいったんオフ(停止)するモードである。この船縁停止モードは、釣り糸の巻取過ぎによって仕掛けや釣果が回収しにくくなるのを防止するために設けられている。
【0004】
従来、船縁停止モードでは、仕掛けの水深の表示のために算出される仕掛けの水深のデータ(釣り糸の繰り出し長さ)をもとに、たとえば水深が6mなると、モータをオフしている。この船縁設定値よりさらに釣り糸を巻き取るときには、再度、モータのオンオフスイッチを操作する。モータのオンオフスイッチを押すと、たとえば押している間だけモータがオン(回転)し、押すのをやめるとオフする。このときのモータの回転速度は、巻取時に設定された速度である。これにより、船縁停止後に誤ってモータオンオフスイッチを操作しても、モータは連続回転しなくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の電動リールでは、船縁モードでいったんモータがオフしても、たとえばリールを甲板に逆さまに置いたりすると、リールや釣り竿の自重によりオンオフスイッチが押され続けた状態になることがある。この結果、モータが巻取時に設定された回転速度で連続的にオンして釣り糸を巻き取る。このように、船縁停止後に釣り糸が巻き取られると、仕掛けが釣り竿の穂先のガイドに引っ掛かって釣り竿がたわみ、最悪の場合には釣り竿を折損することがある。これを防止するために、モータオンオフスイッチの周りをカバーなどで覆うと、モータの操作を行いにくくなる。
【0006】
本発明の課題は、船縁停止モードが搭載された電動リールのモータ制御装置において、モータ操作の利便性を維持して船縁停止後のモータの回転による不具合の解消を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明1に係る電動リールのモータ制御装置は、電動リールのスプールに装着され釣り糸を巻き取るためのモータを制御する装置であって、モータ操作手段と、水深検出手段と、第1制御手段と、第2制御手段と、第3制御手段とを備えている。モータ操作手段は、モータをオンオフさせるとともに複数の速度でモータを回転させるために操作状態が変化する手段である。このモータ操作手段としては、モータをオンオフするオンオフスイッチと、モータの回転速度を増減設定する部材との組み合わせや、リール本体に所定の範囲で回動する操作部材を設け、操作部材の回動位置によってオンオフ及び増減速するものなどが含まれる。また、モータ操作手段の操作状態とは、たとえば、トグルスイッチや回動するレバー部材等のようにハード的に状態が変化するものや、スイッチの操作時間や操作回数等に応じてソフトウェアで状態が変化するものも含まれる。水深検出手段は、釣り糸の先端近傍の水深を検出するための手段である。水深検出手段としては、スプールの回転位置に応じて水深を検出するものや超音波センサ等のセンサを用いて水深を検出するものなどが含まれる。第1制御手段は、モータ操作手段の操作状態に応じてモータをオンオフ制御するとともに複数の速度に制御する手段である。第2制御手段は、水深検出手段の検出結果により釣り糸の先端近傍が船縁まで到達したと見なされる第1水深まで釣り糸が巻き取られたとき、前記モータ操作手段の操作状態に関わらず前記モータをオフする手段である。第3制御手段は、第1長さまで釣り糸が巻き取られてモータがオフした後に再度モータ操作手段が操作されたとき、モータ操作手段の操作状態に関わらずモータを最小速度でオンする手段である。第3制御手段で制御される最小速度は、第1制御手段で制御される複数の速度の最小の値以下の速度である。
【0008】
このモータ制御装置では、モータ操作手段が操作されると、第1制御手段によってモータがオンオフされるとともに複数の速度のいずれかに制御される。モータがオンすると、スプールが糸巻取方向に回転して釣り糸がスプールに巻き取られる。釣り糸の先端近傍が船縁に到達したと見なされる第1長さの水深まで釣り糸が巻き取られると、第2制御手段によりモータがオフする。これが、いわゆる船縁停止モードの制御手段である。船縁停止後、再度モータ操作部材が操作されると、モータ操作部材の操作状態に関わらず第3制御手段によりモータが最小速度で制御される。この最小速度をトルクが小さい速度に設定することにより、船縁停止後にモータ操作部材が誤って操作されても、モータは、弱い力でしか回転せず、釣り竿が折損するなどのモータの回転による不具合を解消できる。しかも、モータ操作部材にカバーなどを付ける必要がないので、モータ操作部材の操作の利便性を損なうこともない。
【0009】
また、最小速度が通常使用される最小値以下の速度であるので非常に遅い速度になり、船縁停止後にモータが回転してもモータの回転による不具合をより解消できる。
【0010】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明1に記載の装置において、第1水深より浅い第2水深まで釣り糸が巻き取られたとき、モータ操作手段の操作状態に関わらずモータをオフする第4制御手段をさらに備える。この場合には、船縁停止後にモータ操作部材の操作により最小速度でモータが回転しても、釣り糸の先端が第2水深に位置すると、モータが停止するので、船縁停止後でのモータの回転による不具合をさらに解消できる。
【0011】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明1又は2に記載の装置において、モータ操作手段は、モータをオンオフ操作するためのオンオフ操作手段と、モータを変速するための変速操作手段とを有し、第1制御手段は、オンオフ操作手段が操作されると、その操作状態に応じてモータをオンオフし、変速操作手段が操作されるとその操作状態に応じてモータを複数の速度のいずれかに制御する。この場合には、モータのオンオフと変速とを別々の操作手段で操作できるので、モータ回転中にモータを瞬時にオフすることができる。
【0012】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明に記載の装置において、第1制御手段は、オンオフ操作手段が操作されるとオンオフ操作手段が再度操作されるまでモータを連続してオンし、第3制御手段は、オンオフ操作手段が操作されている間だけモータを最小速度でオンする。この場合には、通常は、オンオフ操作手段を1回操作するだけでモータが連続回転するので、モータのオン操作が容易である。また,船縁停止後は、オンオフ操作手段を操作している間だけオンするので、操作をやめればモータは瞬時に停止する。このため、船縁停止後の誤操作による釣り糸の巻取り過ぎを防止できる。
【0013】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明に記載の装置において、第1制御手段は、オンオフ操作手段が操作されている間だけモータをオンする第1回転手段と、オンオフ操作手段が所定の期間内に2回操作されたとき、モータを連続してオンする第2回転手段とを有し、第3制御手段は、オンオフ操作手段が操作されている間だけモータを最小速度でオンする。この場合には、通常は、オンオフ操作手段を所定期間内に2回操作するとモータが連続でオンし、1回操作するとその間だけモータがオンするので、1つのオンオフ操作手段で連続巻取と寸動巻取との2つの巻取動作を行えるのでモータのオン操作が容易になる。また,船縁停止後は、オンオフ操作手段を操作している間だけオンするので、操作をやめればモータは瞬時に停止する。このため、船縁停止後の誤操作による釣り糸の巻取り過ぎを防止できる。
【0014】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明1又は2に記載の装置において、モータ操作手段は、所定の範囲で揺動するレバー部材であり、第1制御手段は、モータ操作手段の一方の揺動端でモータをオフし、そこから他方の揺動端への揺動角度に応じてモータを複数の速度に制御する。この場合には、1つのレバー部材によりモータのオンオフ操作と変速操作とを行えるので、モータの操作が容易である。ただし、船縁停止モードによりモータが停止した後に再度モータをオンする場合には、レバー部材を一方の揺動端に戻す操作や別のリセットスイッチを押す操作などの別の操作が必要になる。
【0015】
発明に係る電動リールのモータ制御装置は、発明に記載の装置において、第3制御手段は、モータ操作手段の揺動角度に関わらずモータを前記最小速度に制御する。この場合には、船縁停止後に再度レバー部材を操作すると、その揺動角度に関わらずモータが最小速度で動作するので、誤ってレバー部材が操作されても、モータの回転による不具合を解消できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を採用した電動リールは、図1に示すように、釣り竿Rに装着されるリール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを主に備えている。
【0017】
リール本体1は、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。ハンドル2側(図1の右側)の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されている。後部の連結部材8はサムレストとなっており、そこには、外部電源PS接続用の電源コード18を接続するためのコネクタ19が設けられている。
【0018】
リール本体1の内部には、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻取方向に回転駆動する直流駆動のモータ12が配置されている。また、リール本体1のハンドル2側側面には、ハンドル2及びモータ12とスプール10との駆動伝達をオンオフするクラッチの操作レバー11が配置されている。このクラッチをオンすると、仕掛けの自重による糸繰り出し中に、糸繰り出し動作を停止できる。
【0019】
リール本体1の上部にはカウンタケース4が固定されている。カウンタケース4は、リール本体1の上部に配置され、上面に表示窓20が形成されている。カウンタケース4の上面には、図2に示すように、表示窓20を介して仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つの基準で表示するための液晶ディスプレイからなる表示部5が臨んでおり、表示部5の周囲にはスイッチ操作部6が設けられている。
【0020】
表示部5は、中央に配置された4桁の7セグメント表示の水深表示領域5aと、その下方に配置された3桁の底水深表示領域5bと、水深表示領域5aの図2右側に配置された変速段数表示領域5cとを有している。また、表示部5には、「底から」、「学習」、「指定」、「下巻」、「修正」、「入力」、「糸送止」、「0セット」の8つの文字を表示可能である。「底から」の文字は、水深表示モードが底からモードのときに表示される。底からモードとは、仕掛けの水深を底基準で表示するモードである。なお、通常は、仕掛けの水深は水面基準(上からモード)で表示される。また、「学習」から「入力」までの文字は、糸巻モードの種類を示しており、いずれかが択一的に選択されると選択された糸巻モードの文字が表示される。
【0021】
スイッチ操作部6は、表示部5の図1右側に上下に並べて配置された2つの変速スイッチSK1,SK2及びモータスイッチPWと、左側に上下に並べて配置されたさそいスイッチIM、底メモスイッチSM及びモードスイッチMDとを有している。
【0022】
モータスイッチPWは、モータ12をオンオフするためのスイッチであり、モータスイッチPWがオン操作されている間モータ12を回転させる寸動巻き上げと、モータスイッチPWが所定時間内に2回オン操作されたときモータ12を回転させる連続巻き上げとをソフトウェアにより切り替え可能なスイッチとなっている。
【0023】
変速スイッチSK1,SK2は、駆動されたモータ12をそれぞれ増速,減速するためのスイッチであり、押している間だけモータ12の変速段を上げ下げする。また、モータ12を駆動していないときに変速スイッチSK1を所定時間以上押すと表示モードを「上から」と「底から」との間で切り替えできる。また、変速スイッチSK2を所定時間以上押すと糸送りモード(繰り出し時にクラッチを切った状態でモータ12を駆動させて糸送り速度を速くするモード)をオンオフできる。
【0024】
さそいスイッチIMは、モータ12による巻き上げを間欠的に行ってさそい動作を行うためのスイッチである。底メモスイッチSMは、仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が底として設定される。この底メモスイッチSMを所定時間以上押すと、釣り糸が切れたときなどに水深表示の0点を新たな位置にセットできる。
【0025】
モードスイッチMDは、5種の糸巻モードを設定するためのスイッチであり、たとえばこれを1回押すと学習モードに設定され、2回連続して押すと指定モード、3回連続して押すと下巻モード、4回連続して押すと修正モード、5回連続して押すと入力モードにそれぞれ糸巻モードが設定される。ここで、学習モードは、糸径や長さが未知の釣り糸をスプール10に巻き付ける際に使用される糸巻モードであり、糸巻き付け最終部分でのスプール回転数とスプール1回転当たりの糸長との相関関係を学習して釣り糸全長にわたるスプール回転数と1回転当たりの糸長との関係を求めるために使用されるモードである。指定モードは、記憶部43内に用意された号数及び長さの釣り糸をスプールに巻き付けるときに使用されるモードである。下巻モードは、あらかじめ指定された糸巻径まで下糸を巻いた後に未知の釣り糸を巻き付ける際に使用されるモードである。この下巻モードは、糸巻径が異なるだけで基本的には学習モードと同様に学習を行う。修正モードは、テンションなどにより表示がずれたときにずれを補正するために使用されるモードであり、学習モードで得られたデータを再計算できるように構成されたモードである。入力モードは、スプール総回転数と所定距離繰り出し距離を任意に編集できるように構成されたモードである。
【0026】
カウンタケース4内の上部には、表示部5と、表示制御及びモータ制御を行うリール制御部30(図3)とが配置されている。カウンタケース4内の下部にはモータ12をPWM駆動するPWM駆動回路31(図3)が配置されている。またカウンタケース4内の下部には、ブザー40とスプールセンサ41とが配置されている。
【0027】
リール制御部30は、カウンタケース4内に配置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータを含んでいる。リール制御部30は、制御プログラムに従って表示部5の表示制御やモータ駆動制御等の各種の制御動作を実行する。リール制御部30には、図3に示すように、スイッチ操作部6の各種のスイッチとスプール10の回転方向及び回転数(回転位置データ)を検出するためのスプールセンサ41とスプールカウンタ42とが接続されている。また、リール制御部30には、ブザー40とPWM駆動回路31と表示部5と記憶部43と他の入出力部とが接続されている。
【0028】
PWM駆動回路31は、モータ12を駆動するための駆動素子としてのFETを含んでいる。PWM駆動回路31は、リール制御部30によりデューティ比が制御されてモータ12を速度可変に駆動する。
【0029】
スプールセンサ41は、図1に示すように、前後に並べて配置された2つのリードスイッチ41a,41bから構成されている。リードスイッチ41a,41bは、スプール10に連動して回転する磁石ホイール(図示せず)に装着された2個の磁石を検出する。この検出パルスをスプールカウンタ42で計数することでリールの回転数を検出できる。また、いずれのリードスイッチが先に検出パルスを発したかによりスプール10の回転方向を検出できる。
【0030】
スプールカウンタ42は、スプールセンサ41のオンオフ回数を計数するカウンタであり、この計数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得られる。スプールカウンタ42は、スプール10が正転(糸繰り出し方向の回転)すると計数値が減少し、逆転すると増加する。
【0031】
記憶部43はたとえばEEPROM等の不揮発メモリからなり、学習結果のデータや糸長算出時に使用する各種データや変速時に使用する変速段やデューティ比などの各種のデータ等が記憶されている。
【0032】
次に、リール制御部30によって行われる具体的な制御処理を、図4以降の制御フローチャートに従って説明する。
【0033】
電動リールが電源コード18を介して外部電源PSに接続されると、図4のステップS1において初期設定を行う。この初期設定ではスプールカウンタ42の計数値をリセットしたり、各種の変数やフラグをリセットしたり、水深表示モードを上からモードに設定する。また、船縁停止モードで使用する船縁停止データFNを6mにセットする。
【0034】
次にステップS2では表示処理を行う。表示処理では、水深表示等の各種の表示処理を行う。ここで、上からモードのときには、水深表示領域5aに水面基準の水深が表示される。また、底メモスイッチSMにより底位置がセットされていると底位置が底水深表示領域5bに表示される。
【0035】
ステップS3では、後述する各動作モードで算出される水深LXが6m以下か否かを判断する。ステップS4では、スイッチ操作部6のいずれかのスイッチが押されたか否かのキー入力の判断を行う。またステップS5ではスプール10が回転しているか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41の出力により判断する。ステップS6では、その他の指令や入力がなされたか否かを判断する。
【0036】
水深LXが6m以下のときには、ステップS3からステップS7に移行する。ステップS4では、その水深で5秒以上停止しているか否かを判断する。6m以下の水深で5秒以上停止しているのは、船縁で釣った魚を取り込んだり、仕掛けに餌を付け直している等の動作を行っているときが多い。このため、5秒以上停止していると判断するとステップS8に移行し、そのときの水深LXを船縁停止データFNにセットする。5秒未満の時はステップS7からステップS4に移行する。
【0037】
スイッチ入力がなされた場合にはステップS4からステップS9に移行してキー入力処理を実行する。またスプール10の回転が検出された場合にはステップS5からステップS10に移行する。ステップS10では各動作モード処理を実行する。その他の指令あるいは入力がなされた場合にはステップS6からステップS11に移行してその他の処理を実行する。
【0038】
ステップS9のキー入力処理では図5のステップS21で糸巻モードが設定されたか否かを判断する。この判断は、モードスイッチMDが押されたか否かにより判断する。ステップS22では、モータスイッチPWが押されているか否かを判断する。ステップS23では、増速用の変速スイッチSK1が押されているか否かを判断する。ステップS24では、減速用の変速スイッチSK2が押されているか否かを判断する。ステップS25では、その他のスイッチが操作されたか否かを判断する。その他のスイッチの操作には底メモスイッチSMやさそいスイッチIM等の操作やそれらを所定時間以上操作したときの処理を含んでいる。
【0039】
モードスイッチMDが押されるとステップS11からステップS26に移行する。ステップS26では、糸巻モード処理を実行する。この糸巻モードは、前述したように学習モード、指定モード、下巻モード、修正モード、入力モードである。
【0040】
モータスイッチPWが押されると、ステップS22からステップS27に移行する。ステップS27では、図6に示すモータ制御処理を実行する。
【0041】
変速スイッチSK1が押されると、ステップS23からステップS28に移行する。ステップS28では、図7に示す増速処理を実行する。変速スイッチSK2が押されると、ステップS24からステップS29に移行する。ステップS29では、図8に示す増速処理を実行する。
【0042】
他のスイッチ入力がなされると、ステップS25からステップS30に移行し、たとえば、現在の水深を底棚値にセットするなどの操作されたスイッチ入力に応じた他のスイッチ入力処理を行う。
【0043】
ステップS27のモータ制御処理では、図6に示すように、モータスイッチPWがオンされている状態から始まる。まずステップS31で、水深LXが船縁停止データLNより小さいか否か、つまり釣り糸が船縁停止位置と同じ又はそれより巻き取られているか否かを判断する。
【0044】
ステップS32では、モータスイッチPWが所定時間内に2回オン操作されたか否かを判断する。ここで「NO」、つまりモータスイッチPWがオンされ続けているとき、ステップS33へ進み、モータ12がすでにオンしているか(回転しているか)否かを判断する。モータ12がオフしている(停止している)ときには、ステップS34へ進み、モータ12をオンし(回転させ)、ステップS35に進む。またステップS33で「YES」と判断されたときにはステップS35へ移行する。ステップS35ではモータスイッチPWがオフか否かを判断し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS36へ進み、モータ12をオフする(停止する)。ステップS32からステップS36ではモータスイッチPWが押されている間だけモータ12を回転させる寸動巻き上げを行うことができる。
【0045】
水深LXが船縁停止データLN以下のときには、ステップS31からステップS37に移行する。ステップS37では、モータ12がすでにオンしているか否かを判断する。モータ12がオフしているときには、ステップS38へ進み、モータ12をPWM制御する際のデューティ比Dを通常の最も低い速度に応じた最小デューティ比DLの半分に設定する。これにより、モータ12に弱い電流が流れ最小速度で回転する。また、電流値が小さいのでトルクも最も小さくなる。このデューティ比は、モータスイッチPWが誤操作されてモータ12がオンし続けて穂先に仕掛けが引っ掛かった時に、釣り竿が折損しない程度の弱いトルクでモータ12をオンするように設定される。
【0046】
デューティ比Dが設定されると、ステップS39に進み、モータ12をオンしステップS40に移行する。またステップS37で「YES」と判断されたときはステップS40へ移行する。ステップS40ではモータスイッチPWがオフか否かを判断し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS41へ進み、モータ12をオフする。ステップS42では、デューティ比Dを最小デューティ比DLに戻す。このステップS37からステップS42ではモータスイッチPWが押されている間だけモータ12を回転させる寸動巻き上げを行うことができる。しかもそのときの速度は、通常の速度より低い速度でかつトルクも小さい。このため、船縁停止後に、誤操作やリールを下向きに置くことで自重によってモータスイッチPWがオンしてモータ12がオンしても、釣り竿が折損したりするモータの回転に起因する不具合が生じにくい。
【0047】
一方、ステップS32で「YES」と判断されたときには、ステップS43へ移行し、モータ12がオンしているか否かを判断する。モータ12がオンしていればステップS43からステップS45に移行してモータ12をオフし、モータ12がオンしていなければステップS44に移行してモータ12をオンする。ここではモータ12がオンしていないときには、モータスイッチPWを2回オン(ダブルクリック)することによってモータ12を連続的にオンする連続巻き上げを実行することができる。
【0048】
モータ増速処理では、図7のステップS51で、前にセットされた変速段SCを記憶部43から読み出す。ここで、記憶部43には、変速段SCが増加又は減少するごとにその値が記憶される。また、電源が投入されたとき及びモータスイッチPWが押されてモータ12がオフしたときに、変速段SCが「0」にセットされ記憶される。
【0049】
ステップS52では、読み出した変速段SCを1段アップする。このときの増加した変速段SCは、表示処理において変速段数表示領域5cに表示されるとともに、記憶部43に記憶される。なお、モータスイッチPWが押された直後は、変速段SCが1段アップして「1」にセットされる。また、変速段SCが「7」にセットされるとそれ以上増加することはない。
【0050】
ステップS53では、記憶部43から増加した変速段SCに応じた回転速度データSSを読み出しセットする。ステップS54では、スプールセンサ41の出力からスプール10の回転速度データSPを読み込む。
【0051】
ステップS55では、読み込んだ回転速度データSPが、セットされた変速段SCに応じた回転速度データSS以上になったか否かを判断する。回転速度データSPが回転速度データSS未満のときには、ステップS55からステップS56に移行する。ステップS56では、現在のデューティ比Dを記憶部43から読み出す。記憶部43には、デューティ比Dがセットされる都度、セットされたデューティ比Dが記憶される。
【0052】
ステップS57では、読み出した現在のデューティ比Dが最大デューティ比DU 以上になったか否かを判断する。この最大デューティ比DU は、通常「100」であるが、変速段SCやモータ12の負荷等に応じて最大デューティ比DU の設定を変更してもよい。デューティ比Dが最大デューティ比DU 未満のときには、ステップS57からステップS58に移行し、デューティ比Dを所定の増分DI増加してセットする。この新たにセットされたデューティ比Dは記憶部43に記憶される。なお、この増分DIは、たとえば「5」である。ステップS57で、デューティ比Dが最大デューティ比DU 以上と判断するとステップS59に移行する。ステップS59では、デューティ比Dを最大デューティ比DU にセットする。
【0053】
一方、ステップS55で、回転速度データSPが回転速度データSS以上と判断したときには、何も処理せずキー入力処理に戻る。また、ステップS58又はS59の処理が終わるとキー入力処理に戻る。
【0054】
この増速処理では、変速スイッチSK1を押している時間だけ変速段SCをアップし、アップした変速段SCに応じた回転速度までスプール10の回転速度を増加させる。また、変速スイッチSK1を押すのをやめると、再度、変速スイッチSK1又はSK2が押されるまで増速処理や減速処理は行われないので、増速結果の変速段SCが維持され、その回転速度が維持される。
【0055】
モータ減速制御では、図8のステップS61で、前にセットされた変速段SCを記憶部43から読み出す。ステップS62では、読み出した変速段SCを1段ダウンする。このときの減少した変速段SCは、表示処理において変速段数表示領域5cに表示されるとともに、記憶部43に記憶される。なお、変速段SCが「1」にダウンされるとそれ以上減少することはない。ステップS63では、記憶部43から減少した変速段SCに応じた回転速度データSSを読み出す。ステップS64では、スプールセンサ41の出力からスプール10の回転速度データSPを読み込む。
【0056】
ステップS65では、読み込んだ回転速度データSPが、セットされた変速段SCに応じた回転速度データSS以下になったか否かを判断する。回転速度データSPが回転速度データSSを超えるときには、ステップS65からステップS66に移行する。ステップS66では、現在のデューティ比Dを記憶部43から読み出す。
【0057】
ステップS67では、読み出した現在のデューティ比Dが最小デューティ比DL 以下になったか否かを判断する。この最小デューティ比DL は、通常「40」である。デューティ比Dが最小デューティ比DL を超えているときには、ステップS67からステップS68に移行し、デューティ比Dを所定の減分DI減少してセットする。このセットされたデューティ比Dは記憶部43に記憶される。なお、この減分DIは、たとえば「5」である。ステップS68で、デューティ比Dが最小デューティ比DL 以下と判断するとステップS69に移行する。ステップS69では、デューティ比Dを最小デューティ比DL にセットする。
【0058】
一方、ステップS65で、読み込んだ回転速度データSPがセットされた変速段SCに応じた回転速度データSS以下になったかと判断すると何も処理せずキー入力処理に戻る。また、ステップS68又はS69の処理が終わるとキー入力処理に戻る。
【0059】
この減速処理では、変速スイッチSK2を押している時間変速段SCをダウンし、ダウンした変速段SCに応じた回転速度までスプール10の回転速度を減少させる。また、変速スイッチSK2を押すのをやめると、再度、変速上スイッチSK1又はSK2が押されるまで増速処理や減速処理は行われないので、減速結果の変速段SCが維持され、その回転速度が維持される。
【0060】
各動作モード処理では、図9のステップS71でスプール10の回転方向が糸繰り出し方向か否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41のいずれのリードスイッチ41a,41bが先にパルスを発したかにより判断する。スプール10の回転方向が糸繰り出し方向と判断するとステップS71からステップS72に移行する。ステップS72では、スプールカウンタ42の計数値を減じる。ステップS73では、カウンタ値Xに応じた水深データLXを算出する。ここで、学習モードのときには、たとえばスプール回転数と、スプール1回転当たりの糸長の増分とが1次直線に回帰することに着目して学習結果に基づき数式により水深データLXを算出している。この水深データLXがステップS2の表示処理で表示される。ステップS74では、得られた水深が棚位置に一致したか、つまり、仕掛けが棚に到達したか否かを判断する。棚位置は、仕掛けが棚に到達したときに5秒以上停止させることで自動的に記憶部43にセットされる。ステップS75では、他のモードか否かを判断する。他のモードではない場合には、各動作モード処理を終わりメインルーチンに戻る。
【0061】
水深が棚位置に一致するとステップS74からステップS76に移行し、仕掛けが棚に到達したことを報知するためにブザー40を鳴らす。他のモードの場合には、ステップS75からステップS77に移行し、指定された他のモードを実行する。
【0062】
スプール10の回転が糸巻き取り方向と判断するとステップS71からステップS78に移行する。ステップS78では、スプールカウンタ42の計数値を増やす。ステップS79では、カウンタ値Xに応じた水深データLXを算出する。この水深がステップS2の表示処理で表示される。ステップS80では、水深データLXが船縁停止データFNに一致したか否か、つまり釣り糸を船縁停止位置まで巻き取ったか否かを判断する。ステップS81では、水深データLXが2mに一致したか否かを判断する。この2mというのはこれより巻き取ると釣り竿の折損等が生じるおそれがある最小の水深である。
【0063】
船縁停止位置に到達すると、ステップS80からステップS82に移行する。ステップS82では、仕掛けが船縁にあることを報知するためにブザー40を鳴らす。ステップS83では、モータ12をオフする。これにより魚が釣れたときに取り込みやすい位置に魚が配置される。この船縁停止位置は、たとえば、電源が投入された当初は水深6mで,それ以降は図4のステップS8でセットされる。
【0064】
水深が2mになると、ステップS81からステップS84に移行する。ステップS84では、釣り糸を巻過ぎあることを報知するためにブザー40を鳴らす。ステップS85では、モータ12をオフする。これにより、釣り糸の巻過ぎによる釣り竿の折損を確実に防止できる。
【0065】
この電動リールでは、船縁停止後は、モータスイッチPWを操作しても最小速度でしかモータ12がオンしないので、誤ってモータスイッチPWがオンしても釣り竿が折損するなどのモータの回転に起因する不具合が生じにくい。
【0066】
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、モータスイッチPWと2つの変速スイッSK1,SK2によりモータ12を操作したが、図10に示すように、リール本体1のハンドル2側の前側側部に揺動自在に装着された速度調整レバー13によりモータのオンオフ及び変速操作を行うようにしてもよい。速度調整レバー13は、手前側(リール本体1の後部側)のオフ位置から所定の範囲で揺動する。この速度調整レバー13には、ロータリエンコーダ等の回転角度検出部材が装着されており、検出された揺動角度に対応して変速段SCが設定される。この場合、船縁停止後に再度モータ12による巻取を開始する場合には、速度調整レバー13を一端オフ位置に戻した後に、再度揺動させる必要がある。船縁停止後に速度調整レバー13をオフ位置から揺動させると、揺動角度に関係なくモータ12が最小速度でオンする。
(b)前記実施形態では、スプール回転数とスプール1回転当たりの糸長の増分とが1次直線に回帰することに着目して数式により算出したが、糸長とスプール回転数との関係を学習し、その学習結果のデータを予め2次元のマップデータで記憶し、そのマップデータをもとに算出してもよい。また、超音波計測などを応用した別の糸長測定システムによりスプール回転数と糸長との関係を求めてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、船縁停止後、再度モータ操作部材が操作されると、モータ操作部材の操作状態に関わらず第3制御手段によりモータが最小速度で制御される。この最小速度をトルクが小さい速度に設定することにより、船縁停止後にモータ操作部材が誤って操作されても、モータは、弱い力でしか回転せず、釣り竿が折損するなどのモータの回転による不具合を解消できる。しかも、モータ操作部材にカバーなどを付ける必要がないので、モータ操作部材の操作の利便性を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を採用した電動リールの平面図。
【図2】 前記電動リールの表示部周辺の平面図。
【図3】 前記電動リールの制御ブロック図。
【図4】 前記電動リールのメインルーチンを示すフローチャート。
【図5】 キー入力処理サブルーチンを示すフローチャート。
【図6】 モータ制御処理サブルーチンを示すフローチャート。
【図7】 モータ増速処理サブルーチンを示すフローチャート。
【図8】 モータ減速処理サブルーチンを示すフローチャート。
【図9】 各動作モード処理サブルーチンを示すフローチャート。
【図10】 他の実施形態における電動リールの斜視図。
【符号の説明】
10 スプール
12 モータ
13 速度調整レバー
30 リール制御部
PW モータスイッチ
SK1,SK2 変速スイッチ

Claims (7)

  1. 電動リールのスプールに釣り糸を巻き取るためのモータを制御する電動リールのモータ制御装置であって、
    前記モータをオンオフさせるとともに複数の速度で前記モータを回転させるために操作状態が変化するモータ操作手段と、
    前記釣り糸の先端近傍の水深を検出するための水深検出手段と、
    前記モータ操作手段の操作状態に応じて前記モータをオンオフ制御するとともに前記複数の速度のいずれかに制御する第1制御手段と、
    前記水深検出手段の検出結果により前記釣り糸の先端近傍が船縁まで到達したと見なされる第1水深まで前記釣り糸が巻き取られたとき、前記モータ操作手段の操作状態に関わらず前記モータをオフする第2制御手段と、
    前記第1水深まで前記釣り糸が巻き取られて前記モータがオフした後に再度前記モータ操作手段が操作されたとき、前記モータ操作手段の操作状態に関わらず前記モータを最小速度でオンする第3制御手段と、を備え、
    前記第3制御手段で制御される最小速度は、前記第1制御手段で制御される複数の速度の最小の値以下の速度である、電動リールのモータ制御装置。
  2. 前記第1水深より浅い第2水深まで前記釣り糸が巻き取られたとき、前記モータ操作手段の操作状態に関わらず前記モータをオフする第4制御手段をさらに備える、請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 前記モータ操作手段は、
    前記モータをオンオフ操作するためのオンオフ操作手段と、
    前記モータを変速するための変速操作手段とを有し、
    前記第1制御手段は、前記オンオフ操作手段が操作されると、その操作状態に応じて前記モータをオンオフし、前記変速操作手段が操作されるとその操作状態に応じて前記モータを複数の速度のいずれかに制御する、請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 前記第1制御手段は、前記オンオフ操作手段が操作されると前記オンオフ操作手段が再度操作されるまで前記モータを連続してオンし、
    前記第3制御手段は、前記オンオフ操作手段が操作されている間だけ前記モータを前記最小速度でオンする、請求項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  5. 前記第1制御手段は、前記オンオフ操作手段が操作されている間だけ前記モータをオンする第1回転手段と、前記オンオフ操作手段が所定の期間内に2回操作されたとき、前記モータを連続してオンする第2回転手段とを有し、
    前記第3制御手段は、前記オンオフ操作手段が操作されている間だけ前記モータを前記最小速度でオンする、請求項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  6. 前記モータ操作手段は、所定の範囲で揺動するレバー部材であり、
    前記第1制御手段は、前記モータ操作手段の一方の揺動端で前記モータをオフし、そこから他方の揺動端への揺動角度に応じて前記モータを前記複数の速度に制御する、請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  7. 前記第3制御手段は、前記モータ操作手段の揺動角度に関わらず前記モータを前記最小速度に制御する、請求項に記載の電動リールのモータ制御装置。
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