JP3534623B2 - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

電動リールのモータ制御装置

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【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はモータ制御装置、特
に、電動リールのスプールを回転させるモータを制御す
るためのモータ制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、巻き上げ時のスプールの回転を
モータで行う電動リールは、たとえば、100m以上の
水深を回遊する魚を船の上から釣るときによく使用され
る。この種の電動リールは、リール本体と、リール本体
に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンド
ルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータとを
備えている。リール本体の上面には、水深等を表示する
ディスプレイや各種の入力等を行うスイッチが設けられ
た操作パネルが装着されている。 【0003】このような電動リールにおいて釣り糸を巻
き上げる方法には、スイッチをオン操作することにより
連続的に巻き上げをする連続巻き上げ法と、スイッチを
所定の時間オン操作している間巻き上げをする寸動巻き
上げ法とがある。従来、この2種の巻き上げを別々のス
イッチで行うものと、1つのスイッチで切り替えて行う
ものとがある。ただし後者の巻き上げは、船縁設定によ
り決められた船縁位置で連続巻き上げと寸動巻き上げと
を切り替えている。なお、船縁設定とは、釣り糸を巻き
上げるときに糸巻き取り量に応じて設定された位置(船
縁位置)になると、自動的に巻き上げを停止する設定で
ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来の電動リールにお
いて、連続巻き上げと寸動巻き上げとを行うスイッチが
別々に設けられている場合、操作を切り替えるときはそ
の都度操作する指を移動させる必要があり面倒である。 【0005】また、1つのスイッチで連続巻き上げと寸
動巻き上げとを切り替える場合、船縁位置より表示水深
が浅いときは寸動巻き上げのみが可能である。また、船
縁位置より表示水深が深いときは連続巻き上げのみが可
能である。したがって、船縁位置より表示水深が深いと
きに少しだけ巻き上げたいときや、しゃくり動作後にし
ゃくり上げた分の釣り糸を巻き取る場合に寸動巻き上げ
を行うことができず不便である。 【0006】本発明の課題は、連続巻き上げ及び寸動巻
き上げ可能な電動リールのモータ制御装置において、操
作性の向上及び簡易化を図ることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】発明1に係るモータ制御
装置は、電動リールのスプールを回転させるモータを制
御するためのモータ制御装置であって、モータのオン、
オフを行う操作部材と、操作部材がオン操作されている
間にモータを回転させる第1回転手段と、操作部材が所
定の期間内に2回オン操作されたときに、モータを連続
回転させる第2回転手段と、第1モードと第2モードと
を切り替えるためのモード切替手段と、操作部材のオン
操作によりモータを連続回転させる第3回転手段と、第
1回転手段と第3回転手段とを切り替えるための回転切
替手段と、第1モードのとき第1回転手段と第2回転手
段とによりモータを回転させ、第2モードのとき第1回
転手段と第3回転手段とを回転切替手段により切り替え
てモータを回転させるモード制御手段とを備えている。 【0008】このモータ制御装置では、第1回転手段
は、操作部材をオン操作し続けることにより寸動巻き上
げを行う手段であり、第2回転手段は、操作部材を2回
オン操作することにより連続巻き上げを行う手段であ
る。ここでは、操作部材の操作方法の差異により、寸動
巻き上げと連続巻き上げとを任意に切り替えることがで
きる。また、1つの操作部材で寸動巻き上げ及び連続巻
き上げを行えるので操作が容易になり、電動リールの構
成が簡便になる。また、第3回転手段は、操作部材1回
オン操作することにより通常連続巻き上げを行う手段で
あり、回転切替手段により第1回転手段と切り替えるこ
とができる。また、第1モードは寸動巻き上げと連続巻
き上げを行うモードで、第2モードは寸動巻き上げと通
常連続巻き上げを行うモードである。この第1及び第2
モードは、モード制御手段として、たとえば、操作パネ
ル上に設けられたモードスイッチの操作により切り替え
ることができる。したがって、連続巻き上げをするとき
は、操作部材を2回オン操作で巻き上げ可能な第2回転
手段による第1モードと、1回オン操作で巻き上げ可能
な第3回転手段による第2モードとを容易に切り替える
ことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した電
動リールは、図1に示すように、釣り竿Rに装着される
リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプ
ール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1
側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを主に
備えている。 【0010】リール本体1は、左右1対の側板7a、7
bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレ
ーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9
a、9bとを有している。ハンドル2側(図1の右側)
の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に
支持され、ハンドル2と逆側(図1の左側)の側カバー
9aには、外部電源PS接続用の電源コード18を接続
するためのコネクタ19が設けられている。 【0011】リール本体1の内部には、ハンドル2に連
結されたスプール10が回転自在に支持されている。ス
プール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向
に回転駆動する直流駆動のモータ12が配置されてい
る。また、リール本体1のハンドル2側側面には、ハン
ドル2及びモータ12とスプール10との駆動伝達をオ
ンオフするクラッチの操作レバー11が配置されてい
る。このクラッチをオンすると、仕掛けの自重による糸
繰り出し中に、糸繰り出し動作を停止できる。 【0012】リール本体1の上部にはカウンタケース4
が固定されている。カウンタケース4は、リール本体1
の上部に配置され、上面に表示窓20が形成されてい
る。カウンタケース4の上面には、図2に示すように、
表示窓20を介して仕掛けの水深や棚位置を水面からと
底からとの2つの基準で表示するための液晶ディスプレ
イからなる表示部5が臨んでおり、表示部5の周囲には
スイッチ操作部6が設けられている。 【0013】表示部5は、中央に配置された4桁の7セ
グメント表示の水深表示領域5aと、その下方に配置さ
れた3桁の底水深表示領域5bと、水深表示領域5aの
図2右側に配置された変速段数表示領域5cとを有して
いる。また、表示部5には、「底から」、「学習」、
「指定」、「下巻」、「修正」、「入力」、「糸送
止」、「0セット」の8つの文字を表示可能である。
「底から」の文字は、水深表示モードが底からモードの
ときに表示される。底からモードとは、仕掛けの水深を
底基準で表示するモードである。なお、通常は、仕掛け
の水深は水面基準(上からモード)で表示される。ま
た、「学習」から「入力」までの文字は、糸巻モードの
種類を示しており、いずれかが択一的に選択されると選
択された糸巻モードの文字が表示される。 【0014】スイッチ操作部6は、表示部5の図1右側
に上下に並べて配置された変速スイッチSK及びモータ
スイッチPWと、左側に上下に並べて配置された底メモ
スイッチSM及びモードスイッチMDとを有している。 【0015】モータスイッチPWは、モータ12をオン
オフするためのスイッチであり、モータスイッチPWが
オン操作されている間モータ12を回転させる寸動巻き
上げと、モータスイッチPWが所定時間内に2回オン操
作されたときモータ12を回転させる連続巻き上げとを
切り替え可能なスイッチとなっている。 【0016】変速スイッチSKは、駆動されたモータ1
2を増減速するためのスイッチであり、上下の2つのス
イッチと中立位置とを有するシーソー型のスイッチであ
る。この変速スイッチSKの上スイッチを押すと増速し
下スイッチを押すと減速する。また、モータ12を駆動
していないときに上スイッチを所定時間以上押すと表示
モードを「上から」と「底から」との間で切り替えでき
る。また、下スイッチを所定時間以上押すと糸送りモー
ド(繰り出し時にクラッチを切った状態でモータ12を
駆動させて糸送り速度を速くするモード)をオンオフで
きる。 【0017】底メモスイッチSMは、仕掛けが底に到達
したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が
底として設定される。この底メモスイッチSMを所定時
間以上押すと、釣り糸が切れたときになどに水深表示の
0点を新たな位置にセットできる。 【0018】モードスイッチMDは、5種の糸巻モード
を設定するためのスイッチであり、たとえばこれを1回
押すと学習モードに設定され、2回連続して押すと指定
モード、3回連続して押すと下巻モード、4回連続して
押すと修正モード、5回連続して押すと入力モードにそ
れぞれ糸巻モードが設定される。ここで、学習モード
は、糸径や長さが未知の釣り糸をスプール10に巻き付
ける際に使用される糸巻モードであり、糸巻き付け最終
部分でのスプール回転数とスプール1回転当たりの糸長
との相関関係を学習して釣り糸全長にわたるスプール回
転数と1回転当たりの糸長との関係を求めるために使用
されるモードである。指定モードは、記憶部43内に用
意された号数及び長さの釣り糸をスプールに巻き付ける
ときに使用されるモードである。下巻モードは、あらか
じめ指定された糸巻径まで下糸を巻いた後に未知の釣り
糸を巻き付ける際に使用されるモードである。この下巻
モードは、糸巻径が異なるだけで基本的には学習モード
と同様に学習を行う。修正モードは、テンションなどに
より表示がずれたときにずれを補正するために使用され
るモードであり、学習モードで得られたデータを再計算
できるように構成されたモードである。入力モードは、
スプール総回転数と所定距離繰り出し距離を任意に編集
できるように構成されたモードである。 【0019】カウンタケース4内の上部には、表示部5
と、表示制御及びモータ制御を行うリール制御部30と
が配置されている。カウンタケース4内の下部にはモー
タ12をPWM駆動するPWM駆動回路31が配置され
ている。またカウンタケース4内の下部には、ブザー4
0とスプールセンサ41とが配置されている。 【0020】リール制御部30は、カウンタケース4内
に配置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインター
フェイス等を含むマイクロコンピュータを含んでいる。
リール制御部30は、制御プログラムに従って表示部5
の表示制御やモータ駆動制御等の各種の制御動作を実行
する。リール制御部30には、図3に示すように、スイ
ッチ操作部6の各種のスイッチとスプール10の回転方
向及び回転数(回転位置データ)を検出するためのスプ
ールセンサ41とスプールカウンタ42とが接続されて
いる。また、リール制御部30には、ブザー40とPW
M駆動回路31と表示部5と記憶部43と他の入出力部
とが接続されている。 【0021】PWM駆動回路31は、モータ12を駆動
するための駆動素子としてのFETを含んでいる。PW
M駆動回路31は、リール制御部30によりデューティ
比が制御されてモータ12を速度可変に駆動する。 【0022】スプールセンサ41は、前後に並べて配置
された2つのリードスイッチから構成されている。リー
ドスイッチは、磁石ホイールに装着された2個の磁石を
検出する。この検出パルスをスプールカウンタ42で計
数することでリールの回転数を検出できる。また、いず
れのリードスイッチが先に検出パルスを発したかにより
スプール10の回転方向を検出できる。 【0023】スプールカウンタ42は、スプールセンサ
41のオンオフ回数を計数するカウンタであり、この計
数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得
られる。スプールカウンタ42は、スプール10が正転
(糸繰り出し方向の回転)すると計数値が減少し、逆転
すると増加する。 【0024】記憶部43はたとえばEEPROM等の不
揮発メモリからなり、学習結果のデータや糸長算出時に
使用する各種のデータ等が記憶されている。 【0025】次に、リール制御部30によって行われる
具体的な制御処理を、図4以降の制御フローチャートに
従って説明する。 【0026】電動リールが電源コード18を介して外部
電源PSに接続されると、図4のステップS1において
初期設定を行う。この初期設定ではスプールカウンタ4
2の計数値をリセットしたり、各種の変数やフラグをリ
セットしたり、水深表示モードを上からモードに設定す
る。 【0027】次にステップS2では表示処理を行う。表
示処理では、水深表示等の各種の表示処理を行う。ここ
で、上からモードのときには、水深表示領域5aに水面
基準の水深が表示される。また、底メモスイッチSMに
より底位置がセットされていると底位置が底水深表示領
域5bに表示される。 【0028】ステップS3では、スイッチ操作部6のい
ずれかのスイッチが押されたか否かを判断する。またス
テップS4ではスプール10が回転しているか否かを判
断する。この判断は、スプールセンサ41の出力により
判断する。ステップS5ではその他の指令や入力がなさ
れたか否かを判断する。 【0029】スイッチ入力がなされた場合にはステップ
S3からステップS6に移行してスイッチ入力処理を実
行する。またスプール10の回転が検出された場合には
ステップS4からステップS7に移行する。ステップS
7では各動作モード処理を実行する。 【0030】その他の指令あるいは入力がなされた場合
にはステップS5からステップS8に移行してその他の
処理を実行する。 【0031】ステップS6のスイッチ入力処理では図5
のステップS11で糸巻モードが設定されたか否かを判
断する。この判断は、モードスイッチMDが押されたか
否かにより判断する。ステップS12では、モータスイ
ッチPWが押されているか否かを判断する。ステップS
13では、変速スイッチSKの上スイッチが押されてい
るか否かを判断する。ステップS14では、変速スイッ
チSKの下スイッチが押されているか否かを判断する。
ステップS15では、その他のスイッチが操作されたか
否かを判断する。その他のスイッチの操作には底メモス
イッチSM等の操作を含んでいる。 【0032】モードスイッチMDが押されるとステップ
S11からステップS16に移行する。ステップS16
では、糸巻モード処理を実行する。この糸巻モードは、
前述したように学習モード、指定モード、下巻モード、
修正モード、入力モードである。 【0033】モータスイッチPWが押されると、図5の
ステップS12からステップS17に移行する。ステッ
プS17では、モータ制御処理を実行する。変速スイッ
チSKの上スイッチが押されると、ステップS13から
ステップS18に移行する。ステップS18では、その
オン時間だけデューティ比を徐々に大きくしてモータ1
2の回転を増加させる。変速スイッチSKの下スイッチ
が押されると、ステップS14からステップS19に移
行する。ステップS19では、そのオン時間だけデュー
ティ比を徐々に小さくしてモータ12の回転を減少させ
る。 【0034】他のスイッチ入力がなされると、ステップ
S15からステップS20に移行し、たとえば、現在の
水深の底棚値にセットするなどの操作されたスイッチ入
力に応じた他のスイッチ入力処理を行う。 【0035】ステップS17のモータ制御処理では、図
6に示すように、モータスイッチPWがオンされている
状態から始まる。まずステップS21で、モータスイッ
チPWが所定時間内に2回オン操作されたか否かを判断
する。ここで「NO」つまりモータスイッチPWがオン
され続けているとき、ステップS22へ進みモータ12
がオンされているか否かを判断する。モータ12がオフ
のときステップS23へ進みモータ12を回転させ、ス
テップS24に進む。またステップS22で「YES」
と判断されたときはステップS24へ移行する。ステッ
プS24ではモータスイッチPWがオフか否かを判断
し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS2
5へ進みモータ12の回転を停止させる。ステップS2
1からステップS25ではモータスイッチPWが押され
ている間にモータ12を回転させる寸動巻き上げを行う
ことができる。 【0036】一方、ステップS21で「YES」と判断
されたとき、ステップS26へ移行しモータ12が回転
しているか否かを判断する。モータ12が回転していれ
ばステップS28で回転を停止させ、モータ12が回転
していなければステップS27で回転が開始される。こ
こではモータ12が回転していないときには、モータス
イッチPWが2回オンされることによってモータ12を
回転させる連続巻き上げを実行することができる。 【0037】ステップS7の各動作モード処理では、図
7のステップS31でスプール10の回転方向が糸繰り
出し方向か否かを判断する。この判断は、スプールセン
サ41のいずれのリードスイッチが先にパルスを発した
か否かにより判断する。スプール10の回転方向が糸繰
り出し方向と判断するとステップS31からステップS
32に移行する。ステップS32では、スプール回転数
が減少する毎にスプール回転数から記憶部43に記憶さ
れたデータを読み出し水深を算出する。この水深がステ
ップS2の表示処理で表示される。ステップS32で
は、得られた水深が底位置に一致したか、つまり、仕掛
けが底に到達したか否かを判断する。底位置は、仕掛け
が底に到達したときに底メモスイッチSMを押すことで
記憶部43にセットされる。ステップS33では、他の
モードか否かを判断する。他のモードではない場合に
は、各動作モード処理を終わりメインルーチンに戻る。 【0038】水深が底位置に一致するとステップS32
からステップS34に移行し、仕掛けが底に到達したこ
とを報知するためにブザー40を鳴らす。他のモードの
場合には、ステップS33からステップS35に移行
し、指定された他のモードを実行する。 【0039】スプール10の回転が糸巻き取り方向と判
断するとステップS31からステップS36に移行す
る。ステップS36では、スプール回転数から記憶部4
3に記憶されたデータを読み出し水深を算出する。この
水深がステップS2の表示処理で表示され、水深が船縁
停止位置に一致したか否かを判断する。船縁停止位置ま
で巻き取っていない場合にはメインルーチンに戻る。船
縁停止位置に到達するとステップS36からステップS
37に移行する。ステップS37では、仕掛けが船縁に
あることを報知するためにブザー40を鳴らす。ステッ
プS38では、モータ12をオフする。これにより魚が
釣れたときに取り込みやすい位置に魚が配置される。こ
の船縁停止位置は、たとえば水深6m以内で所定時間以
上スプール10が停止しているとセットされる。 【0040】この電動リールでは、モータスイッチPW
がオン操作されている間モータ12が回転する寸動巻き
上げと、モータスイッチPWが2回オン操作されたとき
はモータ12が連続回転する連続巻き上げとをそれぞれ
実行することができる。ここではモータスイッチPWの
操作の違いで寸動巻き上げと連続巻き上げとを切り替え
ることができるので、電動リールの操作が容易になりま
た構成が簡便になる。 【0041】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、寸動巻き上げと2回オン操
作による連続巻き上げがトグルになっている1つのモー
ドのみであったが、さらに寸動巻き上げと2回オン操作
による連続巻き上げを実行できるダブルクリックモード
と、寸動巻き上げと1回オン操作による通常連続巻き上
げを実行できるワンクリックモードとを備え、これらの
モードを切り替えるためのモード切替スイッチMKをさ
らに有していてもよい。たとえば図8に示すように、ス
イッチ操作部6にモード切替スイッチMKを設けること
で容易にモードを切り替えることができる。 【0042】(b) 前記実施形態では寸動巻き上げと
連続巻き上げとを切り替えるためにモータスイッチPW
のオン操作の差異により決定していたがこれに限定され
るものではない。 【0043】 【発明の効果】本発明によれば、電動リールのモータ制
御装置において、1つの操作部材の操作で連続巻き上げ
と寸動巻き上げとを切り替えることができる。したがっ
て釣り糸を巻き上げる操作が容易になり、電動リールの
構成が簡便になる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態を採用した電動リールの平
面図。 【図2】前記電動リールの表示部周辺の平面図。 【図3】前記電動リールの制御ブロック図。 【図4】前記電動リールのメインルーチンを示すフロー
チャート。 【図5】スイッチ入力処理サブルーチンを示すフローチ
ャート。 【図6】モータ制御処理サブルーチンを示すフローチャ
ート。 【図7】各動作モード処理サブルーチンを示すフローチ
ャート。 【図8】他の実施形態における電動リールの平面図。 【符号の説明】 10 スプール 12 モータ 30 リール制御部 PW モータスイッチ MD モードスイッチ MK モード切替スイッチ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】電動リールのスプールを回転させるモータ
    を制御するためのモータ制御装置であって、 前記モータのオン、オフを行う操作部材と、 前記操作部材がオン操作されている間に前記モータを回
    転させる第1回転手段と、 前記操作部材が所定の期間内に2回オン操作されたとき
    に、前記モータを連続回転させる第2回転手段と、第1モードと第2モードとを切り替えるためのモード切
    替手段と、 前記操作部材のオン操作により前記モータを連続回転さ
    せる第3回転手段と、 前記第1回転手段と前記第3回転手段とを切り替えるた
    めの回転切替手段と、 前記第1モードのとき前記第1回転手段と前記第2回転
    手段とにより前記モータを回転 させ、前記第2モードのとき前記第1回転手段と前記第
    3回転手段とを前記回転切替手段により切り替えて前記
    モータを回転させるモード制御手段と、 を備えた電動リールのモータ制御装置。
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