JP4420795B2 - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

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本発明は、モータ制御装置、特に、モータの駆動によりスプールを回転可能な電動リールのモータ制御装置に関する。
糸巻き上げ時のスプールの回転をモータで行うことのできる電動リールは、リール本体と、リール本体に回転自在に支持されたスプールと、スプールを手動で回転させるためのハンドルと、スプールを巻き上げ方向に駆動する電動のモータとを備えている。リール本体の上面には、水深表示用のディスプレイや各種の入力を行うスイッチが設けられた操作パネルが装着されている。
このような電動リールでは、スプールの回転方向及び回転数を検出するためのスプールセンサと、スプールカウンタとが設けられている(たとえば、特許文献1参照)。スプールセンサは、2つのリードスイッチから構成されており、スプールの回転に連動して回転する磁石を検出するとパルスを発生する。このパルスをスプールカウンタで計数することでスプールの回転数を検出できる。また、2つのリードスイッチは、パルス幅が重なるように、かつ位相が異なるように回転方向にずれて配置されており、いずれのリードスイッチが先にパルスを発したかによりスプールの回転方向を検出できる。
特開平7−39283号公報
前記従来の電動リールは、長年の使用によるセンサの劣化や不良等により、スプールセンサやスプールカウンタが故障することがある。特に、スプールセンサの2つのリードスイッチのうちの1つが故障すると、スプールの回転方向及び回転数を検出することができなくなるので、釣り糸の繰り出し方向や仕掛けの位置を正確に検出できなくなるおそれが生じる。このように釣り糸の繰り出し方向や仕掛けの位置を正確に検出できなくなると、たとえばモータを駆動しているときにリードスイッチが故障すると、モータの駆動が止まらなくなることがある。
たとえば、電動巻き上げ中にリードスイッチが故障すると、仕掛けを船べり位置で停止する制御を行うことができなくなるので、仕掛けを船べり以上まで巻き上げ続け、釣竿等が損傷してしまうおそれが生じる。また、モータを駆動し釣り糸を高速で繰り出しているときにリードスイッチが故障すると、仕掛けを棚位置で自動停止する制御を行うことができなくなるので、仕掛けが底位置に到着した後さらに釣り糸を高速で繰り出し続け、釣り糸が絡んでしまうおそれが生じる。
本発明の課題は、電動リールのモータ制御装置において、スプールセンサが故障したとき生じるモータの制御に関する不具合を防止することにある。
発明1に係るモータ制御装置は、モータの駆動によりスプールを回転可能な電動リールのモータ制御装置であって、モータの駆動を検出する駆動検出手段と、スプールの回転を検出する複数の回転検出手段と、駆動検出手段によりモータの駆動を検出し複数の回転検出手段のうち少なくとも1つの回転検出手段からスプールの回転を検出せず複数の回転検出手段のうち残りの回転検出手段からスプールの回転を検出したときモータの駆動を停止する制御を行うモータ制御手段とを備えている。
このモータ制御装置は、複数の回転検出手段のうち少なくとも1つの回転検出手段からスプールの回転を検出せず、複数の回転検出手段のうち残りの回転検出手段からスプールの回転を検出したとき、モータの駆動を停止する制御を行う。ここでは、複数の回転検出手段のうちの少なくとも1つからスプールの回転を検出しないとき、つまり複数の回転検出手段のうちの少なくとも1つが故障したとき、モータの駆動を停止する。ここでは、特にモータを駆動しているときに回転検出手段のうちの少なくとも1つが故障しても、モータの駆動が停止するので、船べり停止や自動棚停止が無効になっても、釣り糸の巻き上げ及び釣り糸の高速での繰り出しを停止することができ、このためスプールセンサが故障したとき生じるモータの制御に関する不具合を防止することができる。
発明2に係るモータ制御装置は、発明1のモータ制御装置において、回転検出手段は、スプール及びスプールに連動して回転する回転部材のいずれかに設けられた磁石と対向する位置に回転方向に沿って設けられ、磁石が近接するとパルスを発するパルス発生手段を有している。この場合、パルス発生手段は、たとえば磁石が近接するとリードスイッチのオン、オフによってパルスを発する磁気センサを使用することにより、安価な構成でスプールの回転を検出できる。
発明3に係るモータ制御装置は、発明2のモータ制御装置において、パルス発生手段は、パルスを発生可能なホール素子である。この場合、パルス発生手段は、たとえば磁石の接離によって変化する磁界の強弱によってオン、オフするホール素子であるので、パルス発生手段がリードスイッチである場合に比して、耐久性を向上できる。
発明4に係るモータ制御装置は、発明2又は3のモータ制御装置において、パルス発生手段から発せられたパルスを計数する回転数計数手段をさらに備えている。この場合、パルスを計数するスプールカウンタを設けうことにより、スプールの回転数を計数することができる。
発明5に係るモータ制御装置は、発明2から4のいずれかのモータ制御装置において、パルス発生手段は、スプールのパルス幅が重なるようにスプールの回転方向に沿って2箇所に配置されている。この場合、位相が異なるパルスを発生させることにより、2つのパルス発生手段のうちいずれのパルス発生手段が先にパルスを発したかを認識できるので、スプールの回転方向を検出できる。
発明6に係るモータ制御装置は、発明2から4のいずれかのモータ制御装置において、パルス発生手段は、スプールの回転方向に沿って3箇所に配置されている。この場合、3つのパルス発生手段をS1、S2、S3とすると、S1、S2、S3の順あるいはS3、S2、S1の順にパルスを発したかを認識できるので、スプールの回転方向を検出できる。
発明7に係るモータ制御装置は、発明1から6のいずれかのモータ制御装置において、駆動検出手段は、モータに供給される電流を検出することにより、モータの駆動を検出する。この場合、モータに給電される電流を検出することにより、モータの駆動を容易に検出できる。
発明8に係るモータ制御装置は、発明1から7のいずれかのモータ制御装置において、駆動検出手段によりモータの駆動を検出し、複数の回転検出手段のうち全ての回転検出手段からスプールの回転を検出しないとき、スプールの回転状態を釣人に報知する回転報知手段をさらに備えている。この場合、たとえばモータを駆動し電動巻き上げを行っているときに魚等の引きによってドラグが作動しスプールが回転していないとき、全ての回転検出手段からスプールの回転を検出しないことがあるが、スプールの回転状態を釣人に報知する回転報知手段が設けられているので、釣人がスプールの回転状態を確認することにより、ドラグが作動してスプールが回転していなければ釣りを続行し、ドラグが作動せずにスプールが回転していれば回転検出手段が故障しているとみなしてモータの駆動を停止することができる。
発明9に係るモータ制御装置は、発明8のモータ制御装置において、モータ制御手段は、駆動検出手段によりモータの駆動を検出し、複数の回転検出手段のうち全ての回転検出手段からスプールの回転を検出しないとき、モータの駆動を停止する制御を行う。この場合、たとえばドラグが作動しているか否かを検出するドラグセンサを設け、ドラグが作動していないことを検出したときに自動的にモータの駆動を停止することにより、釣人がモータの駆動を停止する必要がなくなる。
本発明によれば、電動リールのモータ制御装置において、モータ制御装置は、複数の回転検出手段のうち少なくとも1つの回転検出手段からスプールの回転を検出せず、複数の回転検出手段のうち残りの回転検出手段からスプールの回転を検出したとき、モータの駆動を停止する制御を行うので、スプールセンサが故障したとき生じるモータの制御に関する不具合を防止できる。
本発明の一実施形態を採用した電動リールは、図1に示すように、7段変速の電動リールであって、外見上は主として、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。リール本体1の内部には、ハンドル2に連結されたスプール10が、リール本体1に対して回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向に回転駆動する直流駆動のモータ12が配置されている。また、リール本体1の手前側側面には、ハンドル2及びモータ12とスプール10との駆動伝達をオン、オフする図示しないクラッチの操作レバー11が配置されている。
リール本体1の上部には、操作パネル4が一体に形成されている。操作パネル4には、図2に詳しく示すように、仕掛けの水深や2つの基準による棚位置等を表示するための液晶ディスプレイからなる表示部5と、表示部5の周囲に配置された各種の操作キーからなる操作部6とが設けられている。
表示部5には、表示モード(上からモードと底からモード)に応じて異なる水深を表示する水深表示部5aと、各種のモードや動作状態を表示するためのモード表示部5bと、水底の水深を表示するための底メモ表示部5cと、表示モードに応じて上棚位置又は底棚位置を表示するための棚メモ表示部5dと、スプール10の電動巻き上げの7つの変速段を表示するための速度表示部5eとが含まれている。
水深表示部5a、底メモ表示部5c及び棚メモ表示部5dは、正負3桁で水深を表示可能である。モード表示部5bは、「上から」と「底から」との2種の文字のいずれかで表示モードを画面上に表示する。ここで、上からモードとは、電動リールを基準とした水面からの仕掛けの水深を表示するモードであり、底からモードとは水底を基準とした水底から仕掛けまでの距離を表示するモードである。このため、上からモードは、「上もの」と呼ばれる魚を釣るときに好適であり、底からモードは「底もの」と呼ばれる魚を釣るときに好適である。
操作部6には、表示部5の右側に上下に並べて配置された増減速スイッチSK及びパワーボタンPBと、左側に上下に並べて配置されたさそいボタンIB、棚メモボタンTB及び底メモボタンSBとが設けられている。増減速スイッチSKは、2つのスイッチからなるシーソー型のスイッチであり、上スイッチを押すと変速段が押している時間だけ徐々に高速側に移行し、下スイッチを押すと低速側に移行する。また、押すのを止めると増減速スイッチSKが中立位置に復帰して、そのときの変速段を維持する。パワーボタンPBは、モータ12のオン、オフを行わせるためのボタンである。
さそいボタンIBは、仕掛けを棚近傍でさそい上げるさそいモードをセットしたり、さそい学習を行ったり、さそいモードを解除する際に使用されるボタンである。棚メモボタンTBは、上からモードのときの上棚位置や底からモードのときの底棚位置を設定するためのボタンである。なお、棚メモボタンTBを3秒以上押し続けると、水深表示が0セットされる。底メモボタンSBは、水底の水深を設定するためのボタンである。また、底メモボタンSBを3秒以上押し続けると、表示モードが上からモードあるいは底からモードに切り替わる。
また、操作パネル4の下面側には、各種警報音を出力するアラーム7(図3参照)が設けられている。
この電動リールは、図3に示すような制御部20を有している。制御部20は、操作パネル4内に配置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータを備えており、制御プログラムに従って後で説明する各種の制御動作を実行する。制御部20には、操作部6の各種のボタン(スイッチ)と、スプール10の回転方向及び回転数を検出するためにパルスを発生する1対のリードスイッチからなるスプールセンサ21と、スプールセンサ21から発せられたパルスを計数するスプールカウンタ22と、モータ12に供給された電流値を検出するための電流検出センサ23とが接続されている。
スプールセンサ21は、図1に示すように前後に並べて配置された2つのリードスイッチからなる第1センサ21a及び第2センサ21bから構成されている。第1センサ21a及び第2センサ21bは、スプール10に連動して回転する図示しない1又は複数の磁石を検出する。この検出パルスをスプールカウンタ22で計数することでリールの回転数(回転位置)を検出できる。また、第1センサ21a及び第2センサ21bのいずれが先に検出パルスを発したかによりスプール10の回転方向を検出できる。具体的には、第1センサ21a及び第2センサ21bから発せられるパルスをそれぞれパルスP1及びパルスP2とすると、図5(a)に示すように、第1センサ21aが先にパルスP1を発するときは、スプール10が正転(糸繰り出し方向に回転)していることを検出する。また、図5(b)に示すように、第2センサ21bが先にパルスP2を発するときは、スプール10が逆転していることを検出する。
スプールカウンタ22は、スプールセンサ21のオン、オフ回数を計数するカウンタであり、この計数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得られる。スプールカウンタ22は、スプール10が正転すると計数値が減少し、逆転すると増加する。
電流検出センサ23は、PWM駆動回路25に用いられるモータ駆動素子であるFET25aの両端の分圧を検出することで、モータ12に供給された電流を検出する。なお、電流検出機能付のFETを用いる場合には、電流検出センサ23は不要である。ここで、電流検出センサ23は、制御部20とともに操作パネル4内に配置されている。
また、制御部20には、複数のタイマー8と、アラーム7と、表示部5と、FET25aを用いたPWM駆動回路25と、各種の制御データを記憶する不揮発メモリからなる記憶部26と、読み出し部28と、他の入出力部とが接続されている。また、PWM駆動回路25にはモータ12が接続されている。
記憶部26には、図4に示すように、棚位置等の表示データを記憶する表示データ記憶エリア30と、実際の糸長とスプール回転数との関係を示す学習データを記憶する学習データ記憶エリア31と、PWM駆動回路25で用いられる変速段に応じた最大デューティ比DSUを記憶するデューティテーブル記憶エリア32と、種々のデータを記憶するデータ記憶エリア33とが設けられている。
デューティテーブル記憶エリア32には、たとえば、低速側の段である1〜2速では50%、3〜4速では70%、5速では90%、外部電源40の供給電圧における最高速である6速及び昇圧状態の7速では100%の最大デューティ比DSUが記憶されている。このように、変速段が高くなるに従って最大デューティ比DSUが大きくなるように設定されている。また、各変速段SCそれぞれに設定されている巻き上げ速度も、このデューティテーブル記憶エリア32に記憶されている。
読み出し部28(図3参照)には、実際にセットされたPWM駆動のデューティ比D、デューティテーブル記憶エリア32から読み出された最大デューティ比DSU、セットされた変速段SC、変速段SCに対応して設定されている目標の巻き上げ速度等が記憶される。
また、この電動リールは、制御部20によって制御される切換部41及び昇圧回路42を内蔵している(図3参照)。切換部41は、バッテリー等の外部電源40からの供給電力をPWM駆動回路25に送るルートを切り換える。具体的には、切換部41は、制御部20からの指令によって、外部電源40の供給電圧をそのままPWM駆動回路25に送るか、昇圧回路42を介して供給電圧を昇圧してPWM駆動回路25に送るかを切り換える。
次に、制御部20によって行われる主な制御処理を図6〜図9に示す制御フローチャートに従って説明する。
電動リールに外部電源40が接続されると、図6に示すステップS1において初期設定を行う。ここでは、水深表示を「0」にしたり、各種のフラグをリセットしたり、表示モードを上からモードに設定する。
ステップS2では、表示処理を行う。表示処理では、水深表示等の各種の表示を行う。ここで、上からモードのときには、水深表示部5aに上からの水深が、底からモードのときには水底からの距離が表示される。また、棚位置がセットされると、上からモードのときには棚メモ表示部5dに上棚位置が、底からモードのときには底棚位置が表示される。
ステップS3では、操作部6の各種ボタンの操作によるキー入力がなされたか否かが判断される。ステップS3においてキー入力がなされると、ステップS7に移行し、図7及び図8に示すキー入力処理を行う。
ステップS4では、スプール10が回転したか否かが判断される。この判断は、スプールセンサ21の出力により判断する。スプール10が回転していると判断すれば、ステップS4からステップS8に移行し、各モード処理(棚アラーム処理、船縁アラーム処理など)を実行する。
ステップS5では、モータ12がオンされているか否かが判断される。オンされていると判断すれば、ステップS5からステップS9に移行する。
ステップS9の増減速処理では、デューティ比をアップ又はダウンさせて、モータ12を増速又は減速させる。この処理では、スプールセンサ21により検出される現在のスプール10の回転数と現在の変速段SCに設定されている回転速度データとを比較して、両者を合わせるようにデューティ比Dを調整してスプール10を回すモータ12の回転を増減速させる。但し、そのときの変速段SCに対応する最大デューティ比DSUを超えない範囲でデューティ比Dが調整される。
ステップS9からステップS10に移行すると、図9に示すモータ12の電子ブレーカ処理が行われる。電子ブレーカ処理は、スプールセンサ21の状態を検出し、スプールセンサ21の状態に応じてモータ12をオフする処理であり、モータ12がオンされている状態で開始される。
まず、図9に示すステップS51において、第1センサ21aがパルスP1を発しているか否かを判断する。第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出すると、ステップS52へ移行し、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出しないと、ステップS54へ移行する。
ステップS52では、第2センサ21bがパルスP2を発しているか否かを判断する。第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出すると、メインルーチンの処理へ戻り、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないと、ステップS53へ移行する。ステップS53では、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出し、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しない状態で開始されるので、第2センサ21bが故障していると判断し、モータ12の駆動をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS54では、第2センサ21bがパルスP2を発しているか否かを判断する。第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出すると、ステップS55へ移行し、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないと、ステップS56へ移行する。ステップS55では、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出せず、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出した状態で開始されるので、第1センサ21aが故障していると判断し、モータ12をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS56では、第1センサ21a及び第2センサ21bがパルスP1及びパルスP2を発しているのを検出しない状態で開始されるので、第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障している状態と、あるいは第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障せずに魚等の引きによってドラグが作動しスプール10が回転していない状態との2つの状態があり得る。そこで、ステップS56では、表示部5に釣人がスプール10の状態を把握するように警告表示させたり、アラーム7から警報音を出力させたりする警告処理を行う。ここでは、ドラグが作動してスプール10が回転していないときは、釣人は釣りを続行し、スプール10が回転しているときは第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障していると判断し、釣人がパワーボタンPBを操作してモータ12をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS6では、他の指令がなされたか否かを判断する。他の指令がなされるとステップS6からステップS11に移行し、指令に応じた他の処理を行う。
図7及び図8に示すステップS7のキー入力処理では、まずステップS21でパワーボタンPBが押されたか否かを判断する。ステップS22では増減速スイッチSKの上スイッチが押されたか否かを判断する。ステップS23では増減速スイッチSKの下スイッチが押されたか否かを判断する。ステップS24では、棚メモボタンTBが押されたか、底メモボタンSBが押されたか、底メモボタンSBの長時間(たとえば3秒以上)のキー入力がされたか、底メモボタンSBと棚メモボタンTBとの同時操作がされたか、さそいボタンIBのキー入力がされたか等の他のキー入力がなされたか否かを判断する。
ステップS21においてパワーボタンPBが押されると、ステップS30に移行する。ステップS30ではモータ12がオンの状態であるか否かを判断する。モータ12が既にオンしている場合にはステップS31に移行しモータ12を停止させる。モータ12がオフの場合には、ステップS32に移行して、パワーボタンPBが凍結状態であるか否かを判断する。これが凍結状態でなければ、ステップS37に移行してモータ12をオンさせる。パワーボタンPBが凍結状態の場合には、ステップS33に移行して、ステップS54でオンされたタイマー8の時間tが所定の凍結解除時間ta(たとえば、30秒)を超えているか否かが判断される。ここで、まだ時間tが凍結解除時間taを超えていなければ、モータ12をオフの状態としたままステップS22に移行する。時間tが凍結解除時間taを超えている場合には、ステップS34に移行してFET25aの温度Tが80度に設定されている上限温度TMを超えているか否かが判断される。ここで、温度Tが上限温度TMを上回っている場合は、モータ12等の焼損の恐れが解消されていないとして、パワーボタンPBの凍結状態は解除されない。温度Tが上限温度TMを下回っている場合には、ステップS35でパワーボタンPBの凍結状態が解除され、ステップS36でタイマー8がオフされた後に、ステップS37においてモータ12がオンさせられる。
ステップS22において増減速スイッチSKの上スイッチが押されると、ステップS40に移行する。ステップS40では、変速段をアップさせる。このときの変速段SCは読み出し部28に記憶されるとともに、速度表示部5eに表示される。ステップS41では、変速段SCが7速であるか否かを判断し、7速である場合には、ステップS42で切換部41を切り換えて、昇圧回路42において外部電源40の供給電圧を昇圧してPWM駆動回路25に供給させる。但し、パワーボタンPBが凍結状態にあるときには、増減速スイッチSKの上スイッチが押されていても、ステップS22からステップS40に移行せずにステップS23に移行する。
ステップS23において増減速スイッチSKの下スイッチが押されると、ステップS43に移行する。ステップS43では、変速段をダウンさせる。このときの変速段SCも読み出し部28に記憶されるとともに、速度表示部5eに表示される。ステップS44では、変速段SCが6速であるか否かを判断し、6速である場合にはステップS45で切換部41を切り換えて外部電源40の供給電圧を昇圧しない状態でPWM駆動回路25に供給させる。
ステップS24において他のキー入力がなされた場合には、ステップS46に移行し、押されたキーに応じた他のキー入力処理を行う。たとえば、棚メモボタンTBが押されると、この時の水深を上棚位置として表示データ記憶エリア30に記憶するとともに、水底の水深からそのときの水深を引いた値を底棚位置として表示データ記憶エリア30に記憶する。また底メモボタンSBが押されると、この時の水深を水底の水深として表示データ記憶エリア30に記憶する。底メモボタンSBが3秒以上押されると、表示モードが上からと底からとで切り換えられ、さそいボタンIBが押されると動作モードがさそいモードに切り換えられる。
この電動リールでは、モータ12がオンしているときに、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出し第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないとき、あるいは第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出せず第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出したとき、つまり第1センサ21a又は第2センサ21bが故障していると判断したとき、モータ12をオフする制御を行っている。ここでは、モータ12がオンしているときに第1センサ21a又は第2センサ21bが故障しても、モータ12がオフされるので、スプールセンサ21が故障したとき生じるモータ12の制御に関する不具合を防止することができる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、7段変速の電動リールであったが、変速段数はこれに限定されるものではない。また、変速段は、速度一定に限定されず、テンション一定であってもよい。また、速度変更は、増減速スイッチSKで行っていたが、たとえば前後方向に揺動自在なレバー部材で行ってもよい。また、パワーボタンPBにかえて、レバー部材によってモータ12のオン、オフを行うようにしてもよい。
(b) 前記実施形態では、図9の電子ブレーカ処理では、ステップS54において第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないときステップS56へ移行して警告処理を行っていたが、図10に示すように、ステップS56の警告処理にかえてドラグが作動しているか否かを判断する処理であるステップS57へ移行するようにしてもよい。
図10に示すステップS57では、制御部20に接続されドラグが作動しているか否かを検出するドラグセンサ23(図11参照)からドラグが作動しているのを検出したとき、第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障していないとみなして、メインルーチンの処理へ戻り、ドラグセンサ23からドラグが作動していないことを検出したとき、ステップS58へ移行する。ステップS58では、第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障しているとみなして、モータ12の駆動をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。ここでは、ドラグが作動していないことを検出したときに自動的にモータ12の駆動を停止することにより、釣人がモータ12の駆動を停止する必要がなくなる。
(c) 前記実施形態では、スプールセンサ21は、2つのリードスイッチからなる第1センサ21a及び第2センサ21bから構成されていたが、リードスイッチに限定されるものではなく、パルスを発生可能なホール素子であってもよい。
また、図12に示すように、3つのリードスイッチからなる第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cによりスプールセンサ21を構成してもよい。
第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cは、スプール10に連動して回転する図示しない1又は複数の磁石を検出てパルスを発するものであり、第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cから発せられるパルスをそれぞれパルスP1、パルスP2及びパルスP3とすると、パルスP1、パルスP2、パルスP3の順あるいはパルスP3、パルスP2、パルスP1の順にパルスを発したかを認識できるので、スプール10の回転方向を検出できる。
図6に示すステップS9からステップS10に移行すると、図13に示すモータ12の電子ブレーカ処理が行われる。図13に示す電子ブレーカ処理は、スプールセンサ21の状態を検出し、スプールセンサ21の状態に応じてモータ12をオフする処理であり、モータ12がオンされている状態で開始される。
まず、図13に示すステップS61において、第1センサ21aがパルスP1を発しているか否かを判断する。第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出すると、ステップS62へ移行し、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出しないと、ステップS66へ移行する。
ステップS62では、第2センサ21bがパルスP2を発しているか否かを判断する。第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出すると、ステップS63へ移行し、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないと、ステップS65へ移行する。ステップS65では、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出し、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しない状態で開始されるので、第2センサ21bが故障していると判断し、モータ12の駆動をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS63では、第3センサ21cがパルスP3を発しているか否かを判断する。第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出すると、メインルーチンの処理へ戻り、第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出しないと、ステップS64へ移行する。ステップS64では、第1センサ21a及び第2センサ21bがパルスP1及びパルスP2を発しているのを検出し、第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出しない状態で開始されるので、第3センサ21cが故障していると判断し、モータ12の駆動をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS66では、第2センサ21bがパルスP2を発しているか否かを判断する。第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出すると、ステップS67へ移行し、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出しないと、ステップS68へ移行する。ステップS67では、第1センサ21aがパルスP1を発しているのを検出せず、第2センサ21bがパルスP2を発しているのを検出した状態で開始されるので、第1センサ21aが故障していると判断し、モータ12をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS68では、第3センサ21cがパルスP3を発しているか否かを判断する。第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出すると、ステップS69へ移行し、第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出しないと、ステップS70へ移行する。ステップS69では、第1センサ21a及び第2センサ21bがパルスP1及びパルスP2を発しているのを検出せず、第3センサ21cがパルスP3を発しているのを検出した状態で開始されるので、第1センサ21a及び第2センサ21bが故障していると判断し、モータ12をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ステップS70では、第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cがパルスP1、パルスP2及びパルスP3を発しているのを検出しない状態で開始されるので、第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cの全部が故障している状態と、あるいは第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21c第1センサ21a及び第2センサ21bの両方が故障せずに魚等の引きによってドラグが作動しスプール10が回転していない状態との2つの状態があり得る。そこで、ステップS70では、表示部5に釣人がスプール10の状態を把握するように警告表示させたり、アラーム7から警報音を出力させたりする警告処理を行う。ここでは、ドラグが作動してスプール10が回転していないときは、釣人は釣りを続行し、スプール10が回転しているときは第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cの全部が故障していると判断し、釣人がパワーボタンPBを操作してモータ12をオフしてメインルーチンの処理へ戻る。
ここでは、スプールセンサ21が、3つのリードスイッチからなる第1センサ21a、第2センサ21b及び第3センサ21cにより構成されている場合でも、前記実施形態と同様に、モータ12がオンしているときに第1センサ21a、第2センサ21b又は第3センサ21cが故障しても、モータ12がオフされるので、スプールセンサ21が故障したとき生じるモータ12の制御に関する不具合を防止することができる。
本発明の一実施形態が採用された電動リールの平面図。 操作パネルの平面拡大図。 前記電動リールの制御ブロック図。 記憶部のエリア構成を示す模式図。 スプールセンサのパルス幅を示す模式図。 メインルーチンの処理内容を示すフローチャート。 キー入力処理の前半部分の内容を示すフローチャート。 キー入力処理の後半部分の内容を示すフローチャート。 電子ブレーカ処理の内容を示すフローチャート 他の実施形態の図9に相当する図。 他の実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図1に相当する図。 他の実施形態の図9に相当する図。
符号の説明
1 リール本体
2 ハンドル
10 スプール
12 モータ
20 制御部
21 スプールセンサ
21a 第1センサ
21b 第2センサ
21c 第3センサ
22 スプールカウンタ
23 電流検出センサ

Claims (9)

  1. モータの駆動によりスプールを回転可能な電動リールのモータ制御装置であって、
    前記モータの駆動を検出する駆動検出手段と、
    前記スプールの回転を検出する複数の回転検出手段と、
    前記駆動検出手段により前記モータの駆動を検出し、前記複数の回転検出手段のうち少なくとも1つの前記回転検出手段から前記スプールの回転を検出せず、前記複数の回転検出手段のうち残りの前記回転検出手段から前記スプールの回転を検出したとき、前記モータの駆動を停止する制御を行うモータ制御手段と、
    を備えた電動リールのモータ制御装置。
  2. 前記回転検出手段は、前記スプール及び前記スプールに連動して回転する回転部材のいずれかに設けられた磁石と対向する位置に回転方向に沿って設けられ、前記磁石が近接するとパルスを発するパルス発生手段を有している、請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 前記パルス発生手段は、前記パルスを発生可能なホール素子である、請求項2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 前記パルス発生手段から発せられた前記パルスを計数する回転数計数手段をさらに備えている、請求項2又は3に記載の電動リールのモータ制御装置。
  5. 前記パルス発生手段は、前記スプールのパルス幅が重なるように前記スプールの回転方向に沿って2箇所に配置されている、請求項2から4のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  6. 前記パルス発生手段は、前記スプールの回転方向に沿って3箇所に配置されている、請求項2から4のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  7. 前記駆動検出手段は、前記モータに供給される電流を検出することにより、前記モータの駆動を検出する、請求項1から6のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  8. 前記駆動検出手段により前記モータの駆動を検出し、前記複数の回転検出手段のうち全ての前記回転検出手段から前記スプールの回転を検出しないとき、前記スプールの回転状態を釣人に報知する回転報知手段をさらに備えている、請求項1から7のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  9. 前記モータ制御手段は、前記駆動検出手段により前記モータの駆動を検出し、前記複数の回転検出手段のうち全ての前記回転検出手段から前記スプールの回転を検出しないとき、前記モータの駆動を停止する制御を行う、請求項8に記載の電動リールのモータ制御装置。
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