JP7065590B2 - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

電動リールのモータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7065590B2
JP7065590B2 JP2017210883A JP2017210883A JP7065590B2 JP 7065590 B2 JP7065590 B2 JP 7065590B2 JP 2017210883 A JP2017210883 A JP 2017210883A JP 2017210883 A JP2017210883 A JP 2017210883A JP 7065590 B2 JP7065590 B2 JP 7065590B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
control
control mode
pressing
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017210883A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019080540A (ja
JP2019080540A5 (ja
Inventor
仁志 原口
健太郎 林
敦史 川俣
聡 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2017210883A priority Critical patent/JP7065590B2/ja
Priority to TW107123230A priority patent/TWI791548B/zh
Priority to CN201810891044.6A priority patent/CN109717160A/zh
Priority to KR1020180125791A priority patent/KR102638428B1/ko
Publication of JP2019080540A publication Critical patent/JP2019080540A/ja
Publication of JP2019080540A5 publication Critical patent/JP2019080540A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7065590B2 publication Critical patent/JP7065590B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/012Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line motor-driven
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool
    • A01K89/01931Spool or spool shaft details

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

本発明は、モータ制御装置、特に、リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置に関する。
一般に、釣り糸巻き上げ時のスプールの回転をモータで行う電動リールは、リール本体と、リール本体に回転自在に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータと、を備えている。この種の電動リールにおいて、スプールの巻き上げ速度を変更するための操作部に、圧力センサを用いたものが知られている。例えば、特許文献1の電動リールでは、操作部を押圧する押圧力を変化させてモータの回転速度を調節する。
特開平10-337138号公報
ところで、釣り場では、釣り上げる魚の種類や、釣り場の状況によっては、モータの回転速度を急激に変化させたい場合や、緩やかに変化させたい場合がある。しかしながら、特許文献1の電動リールのように、操作部を押圧する押圧力によってモータの回転速度を調節する場合、釣り場などの状況に適した押圧力と回転速度の変化量との関係を得ることが難しい。また、特許文献1の電動リールでは、押圧力に応じたモータの回転速度の変化パターンが一定であり、押圧力と回転速度の変化量との関係を変更することができない。
さらに、魚による急な引き込みに対して釣り人はリールを把持する手に力を込めてしまい、操作部を押圧する押圧力を増加させてしまいがちであるが、このような場合にモータの回転速度やトルクが急激に増加すると釣り糸の切断につながりやすい。
本発明の課題は、電動リールのモータ制御装置において、押圧力とモータの出力の変化量との関係を、釣り場などの状況に適した関係に変更できるようにすることにある。
本発明の一側面に係る電動リールのモータ制御装置は、リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、押圧操作部と、記憶部と、モータ制御手段と、モード切替手段と、を備えている。押圧操作部は、リール本体に設けられている。記憶部は、押圧操作部を押圧する押圧力に応じてモータの出力を制御する第1制御モード、及び押圧力に応じたモータの出力が第1制御モードと異なる第2制御モード、を含む複数の制御モードを記憶する。モータ制御手段は、複数の制御モードのうち、いずれかの制御モードで押圧力に応じてモータの出力を制御する。モード切替手段は、モータ制御手段の制御モードを、複数の制御モードの中から他の制御モードに切り替える。
この電動リールのモータ制御装置では、モード切替手段により、モータ制御手段の制御モードを、例えば第1制御モードから、押圧力に応じたモータの出力が第1制御モードと異なる第2制御モードに切り替えることができる。これにより、押圧力とモータの出力の変化量との関係を、釣り場などの状況に適した関係に変更することができる。
好ましくは、複数の制御モードは、押圧力に応じたモータの出力の増加率又は減少率が互いに異なる制御モードを含む。
好ましくは、モータの出力は、モータの回転速度である。この場合は、押圧力とモータの回転速度の変化量との関係を、釣り場などの状況に適した関係に変更することができる。
好ましくは、モータの出力は、モータのトルクである。この場合は、押圧力とモータのトルクの変化量との関係を、釣り場などの状況に適した関係に変更することができる。
好ましくは、モード切替手段は、リール本体に設けられた押圧操作部とは別の操作部の操作により、モータ制御手段の制御モードを切り替える。
好ましくは、モード切替手段は、押圧操作部及び操作部の同時操作により、モータ制御手段の制御モードを切り替える。この場合は、モータ制御手段の制御モードを迅速かつ容易に変更することができる。
本発明によれば、電動リールのモータ制御装置において、押圧力とモータの出力の変化量との関係を、釣り場などの状況に適した関係に変更することができる。
本発明の一実施形態が採用された電動リールの斜視図。 カウンタケースの平面図。 電動リールの制御系の構成を示すブロック図。 押圧力とモータ出力段階の増減数との関係を示す図。 モード切替処理の流れを示すフローチャート。 モータ制御処理の流れを示すフローチャート。
本発明の一実施形態を採用した電動リール100は、図1に示すように、外部電源から供給された電力によりモータ駆動される電動リールである。また、電動リール100は、糸繰り出し長さ又は糸巻き取り長さに応じて仕掛けの水深を表示する水深表示機能を有する。
電動リール100は、釣竿に装着可能なリール本体1と、リール本体1の内部に配置されたスプール2と、スプール2を糸巻き取り方向に回転駆動するモータ3と、リール本体1の側方に配置されたスプール2の回転用のハンドル4と、水深表示用のカウンタケース5と、を主に備えている。
リール本体1は、フレーム6と、フレーム6の一方側を覆う第1側カバー7aと、フレーム6の他方側を覆う第2側カバー7bと、フレーム6の前部を覆う図示しない前カバーと、を有している。また、リール本体1の内部には、スプール2に連動して動作する図示しないレベルワインド機構や、モータ3及びハンドル4の回転をスプール2に伝達する図示しない回転伝達機構等が設けられている。
スプール2は、第1側カバー7aと第2側カバー7bとの間で、リール本体1に回転自在に装着されている。モータ3は、スプール2の内部に配置されている。
ハンドル4は、第1側カバー7aの中央下部に回転自在に支持されている。また、ハンドル4の支持部分の上方には、クラッチ操作部材9が揺動自在に配置されている。クラッチ操作部材9は、モータ3及びハンドル4とスプール2との間に設けられた図示しないクラッチをオン、オフ操作するための部材である。
カウンタケース5は、リール本体1の前側の上部に配置され、フレーム6を構成する第1側板6a及び第2側板6bに固定されている。カウンタケース5の上面部には、液晶ディスプレイを有する表示部10が設けられている。表示部10の後方側には、図1及び図2に示すように、第1押圧操作部11と、第2押圧操作部12と、カウンタケース5から上方向に突出した3つの操作スイッチ13(操作部の一例)と、が配置されている。本実施形態では、第1及び第2押圧操作部11,12は、左右方向の中央からハンドル4とは反対側に偏倚して配置されている。また、第1押圧操作部11と第2押圧操作部12とは、上下方向に隣接して配置されている。3つの操作スイッチ13は、主に電動リール100の各種設定をする際に使用される。カウンタケース5の内部には、各種の制御を行う制御部21(図3参照)が収容されている。
第1及び第2押圧操作部11,12は、図3に示すように、それぞれ圧力センサ11a,12aを有している。圧力センサ11a,12aは、第1及び第2押圧操作部11,12を押圧する力(以下、押圧力と記す)に応じたレベルの電気信号を出力する部材であり、押圧力の大きさに応じた検出値を電気信号として後述する制御部21のモータ制御部22に出力する。
制御部21は、図3に示すように、機能構成としてモータ3を制御するモータ制御部22と、表示部10を制御する表示制御部23と、を有している。モータ制御部22は、モータ3をPWM駆動するモータ駆動回路24を介して、第1及び第2押圧操作部11,12の押圧操作に応じてモータ3の駆動を制御する。
モータ制御部22は、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12を押圧する押圧力に応じてモータ出力を制御する第1制御モード、第2制御モード、及び第3制御モード、を含む複数の制御モードのうち、いずれかの制御モードでモータ出力を制御する。モータ制御部22は、第1制御モード及び第2制御モードにおいて、第1押圧操作部11を押圧している間、押圧力に応じてモータ3の出力(以下、モータ出力と記す)を増加させ、第2押圧操作部12を押圧している間、押圧力に応じてモータ出力を減少させる。また、モータ制御部22は、第1制御モード及び第2制御モードにおいて、第1押圧操作部11又は第2押圧操作部12の押圧を停止したときのモータ出力を維持する。
第1制御モード及び第2制御モードは、押圧力が大きくなるほど、モータ出力が大きく増加、又は大きく減少する。また、第1制御モード及び第2制御モードは、押圧力に応じたモータ出力が互いに異なる。詳細には、第1制御モードと第2制御モードとは、押圧力に応じたモータ出力の増加率又は減少率が互いに異なる。
本実施形態では、モータ出力は0からNmaxのNmax+1段階に制御されており、各段階に対応するモータ出力が設定されている。モータ出力は、例えば、モータ3の回転速度やモータ3のトルクである。0段はモータ3の停止状態であり、Nmax段はモータ3が最大出力で駆動されている状態である。
例えば、図4では、縦軸がモータ出力段階の段階増加数M及び段階減少数Lを示し、横軸が押圧力Pを示している。また、1点鎖線C1が第1制御モードの特性であり、2点鎖線C2が第2制御モードの特性である。
図4に示すように、第1押圧操作部11が押圧力P1で押圧されたとき、第1制御モードにおける段階増加数M1は、第2制御モードの段階増加数M2よりも大きく設定されている。また、同様に、第2押圧操作部12が押圧力P2で押圧されたとき、第1制御モードの段階減少数L1は、第2制御モードの段階減少数L2よりも大きく設定されている。
また、第3制御モードでは、第1押圧操作部11が押圧されている間だけモータ3を駆動させる。なお、第3制御モードでは、押圧力が大きくなるほどモータ出力が増加する。
制御部21には、第1及び第2押圧操作部11,12、及び操作スイッチ13が接続されている。また、制御部21には、表示部10、スプール2の回転速度及び回転方向を検出するためのスプールセンサ25、及び記憶部26が接続されている。記憶部26は、例えば不揮発性メモリであり、棚位置の情報及び船縁停止位置の情報などの電動リール100の各種設定情報を記憶する。また、記憶部26には、第1制御モード、第2制御モード、及び第3制御モードを含む複数の制御モードが記憶されている。
モータ制御部22の制御モードを、複数の制御モードの中から他の制御モードに切り替えるには、例えば、操作スイッチ13のモード切替操作により切り替えられる。ここでの、操作スイッチ13のモード切替操作とは、例えば、操作スイッチ13の連続押しや長押し等であり、特に限定されるものではない。また、第1押圧操作部11及び第2押圧操作部12の一方と、操作スイッチ13とが同時操作されたときに、モータ制御部22の制御モードを他の制御モードに切り替えるように構成してもよい。また、制御モードが3つ以上の場合は、操作スイッチ13が操作される毎に、決まった順序で制御モードを切り替えてもよいし、複数の制御モードの中から任意に選択できるようにしてもよい。
なお、電動リール100の電源投入時におけるモータ制御部22の制御モードは、複数の制御モードの中から予め特定の制御モードが選択されるように構成してもよいし、前回の使用時に選択されていた制御モードを記憶部26に記憶して、前回選択された制御モードを引き継ぐように構成してもよい。また、第3制御モードへの切り替えは、モータ3が駆動していないとき、すなわちモータ出力が0の場合にのみ、上記の操作方法により切り替え可能である。
<モード切替処理>
次に、モータ制御部22の制御モードを複数の制御モードの中から他の制御モードに切り替えるモード切替処理について図5を参照して説明する。なお、モード切替処理は、制御部21によって実行される。
ステップS1では、モード切替操作がされたか否かを判定する。モード切替操作がされたと判定すると、ステップS2に移行する。モード切替操作がされていなければ、モード切替処理は実行されない。
ステップS2では、モード切替操作により第3制御モードが選択された否かを判定する。第3制御モードが選択されていなければ、ステップS3に移行する。ステップS3で、モータ制御部22の制御モードを、ステップS1で選択された制御モードに切り替える。なお、操作スイッチ13が操作される毎に、決まった順序で制御モードを切り替える場合は、現在の制御モードから次の制御モードに切り替える。ステップS2で、第3制御モードが選択されたと判定すると、ステップS4に移行する。
ステップS4では、モータ3が駆動しているか否かを判定する。すなわち、モータ出力が0か否かを判定する。モータ3が駆動していると判定すると、モード切替処理は実行されない。モータ3が駆動していないと判定すると、ステップS5に移行して、モータ制御部22の制御モードを第3制御モードに切り替える。
<モータ制御処理>
次に、電動リール100の電源がオン状態のとき、制御部21のモータ制御部22によって行われるモータ制御処理の流れの一例を、図6を参照して説明する。ここでは、例えばモータ8をPWM方式で制御して、最大出力はデューティ比100%である。モータ出力は、例えばモータ8の回転速度であり、ここではモータ8に負荷が作用してスプール2の回転速度が低下した時は、所定の回転速度を保つようにフィードバック制御されている。
また、ここでは、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値および上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が設定されている。そして、その下限値と上限値の範囲内を任意の段階に分割(例えば、31等分)したうえで、それぞれの段階に対応するモータ出力段階の増加数および減少数が設定されている。
ステップS11では、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧されたか否かを判定する。具体的には、例えば第1押圧操作部11の圧力センサ11aからの出力を検出することによって第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたか否かを判定する。第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたと判定すると、ステップS12に移行する。押圧力P1が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとして、その出力を無視する。なお、ここでは、例えば抵抗フィルム型の圧力センサを用いて、出力としての電圧が押圧力と比例するように回路を構成している。
ステップS12で、押圧力P1が2kg未満か否かを判定する。押圧力P1が2kg以上の場合は、ステップS21に移行して、モータ出力段階NをNmaxに設定する。その後、ステップS19に移行して、モータ出力段階Nmax、すなわちモータ出力が最大出力で維持される。ステップS12で押圧力P1が2kg未満であるときは、ステップS13に移行する。なお、モータ出力が最大出力で維持されている状態で、第1押圧操作部11が2kg以上の押圧力P1で押された場合は、ステップS21に移行することになるが、既にモータ出力が最大出力で維持されているため、結果的に最大出力でモータ出力が維持され続けることになる。
ステップS13で、現在のモータ出力段階Nを読み込み、ステップS14に移行する。
ステップS14では、現在のモータ出力段階NがNmax未満か否かを判定する。モータ出力段階NがNmax未満でないと判定すると、これ以上出力を増加させることが出来ないため、モータ制御処理は実行されない。すなわち、モータ出力段階Nmaxでモータ出力がそのまま維持される。モータ出力段階NがNmax未満であると判定すると、ステップS15に移行する。
ステップS15で、押圧力P1に対応するモータ出力段階の段階増加数Mを記憶部26から読み出して、ステップS16に移行する。ここでの段階増加数Mは、モータ制御部22の制御モードにおける押圧力P1の範囲に対応する段階増加数である。すなわち、図4に示すように、例えば現在の制御モードが第1制御モードであれば、特性C1を参照して、第2制御モードの段階増加数M2よりも大きい段階増加数M1が記憶部26から読み出される。
ステップS16で、現在のモータ出力段階Nに段階増加数Mを加えたものがNmax未満か否かを判定する。Nmax未満であるときは、ステップS17に移行する。
ステップS17で、現在のモータ出力段階Nに段階増加数Mを加えたモータ出力段階を新たなモータ出力段階Nとして設定する。具体的には、例えばモータ出力段階「5」のモータ出力の状態で第1押圧操作部11が300g~400gの押圧力P1で押された場合、現在の制御モードが第1制御モードであれば、特性C1を参照し、第1制御モードの押圧力P1の範囲に対応する段階増加数「M1」(例えば「20」)を加えて、モータ出力段階を「25」に設定する。また、現在の制御モードが第2制御モードであれば、特性C2を参照し、第2制御モードの押圧力P1の範囲に対応する段階増加数「M2」(例えば「5」)を加えて、モータ出力段階を「10」に設定する。その後、ステップS18に移行する。
ステップS18では、例えば0.5秒待機してステップS19に移行し、ステップS19で現在のモータ出力段階Nを維持する。
ステップS16で、現在のモータ出力段階Nに段階増加数Mを加えたものがNmax以上であると判定すると、ステップS20に移行して、モータ出力段階を1段階下のNmax-1に設定する。すなわち、第1押圧操作部11への押圧力P1が2kgを超えない限りモータ出力段階はNmaxにならない。その後、ステップS18に移行する。
ステップS11で、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押圧されていないと判定すると、ステップS22に移行する。
ステップS22では、第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押圧されたか否かを判定する。具体的には、第1押圧操作部11と同様に、第2押圧操作部12の圧力センサ12aからの出力を検出することによって第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたか否かを判定する。第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたと判定すると、ステップS23に移行する。押圧力P2が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとして、その出力を無視する。なお、この場合において、モータ3がモータ出力段階「1」以上で駆動している場合は、現在のモータ出力段階が維持される。
ステップS23で、現在のモータ出力段階Nが「1」以上か否かを判定する。すなわち、モータ3が駆動されているか否かを判定する。モータ出力段階Nが「0」、すなわちモータ3が駆動されていなければ、出力減少のための第2押圧操作部12の操作は意味がないため、モータ制御処理は実行されない。モータ出力段階Nが「1」以上であると判定すると、ステップS24に移行する。
ステップS24で、押圧力P2が2kg未満か否かを判定する。押圧力P2が2kg以上の場合は、ステップS31に移行して、現在のモータ出力段階Nを「0」に設定する。すなわち、モータ8の駆動を停止する。ステップS24で、押圧力P2が2kg未満であると判定すると、ステップS25に移行する。
ステップS25で、現在のモータ出力段階Nを読み込み、ステップS26に移行する。
ステップS26で、押圧力P2に対応するモータ出力段階の段階減少数Lを記憶部26から読み出して、ステップS27に移行する。ここでの段階減少数Lは、モータ制御部22の制御モードにおける押圧力P2の範囲に対応する段階減少数である。すなわち、図4に示すように、例えば現在の制御モードが第1制御モードであれば、第2制御モードの段階減少数L2よりも大きい段階減少数L1が記憶部26から読み出される。
ステップS27で、現在のモータ出力段階Nから段階減少数Lを減算したものが「1」以上か否かを判定する。「1」以上であればステップS28に移行する。「1」未満であれば、ステップS30に移行してモータ出力段階Nを「1」に設定してステップS29に移行する。
ステップS28で、モータ出力段階Nに段階減少数Lを減算したモータ出力段階を新たなモータ出力段階Nとして設定する。具体的には、例えばモータ出力段階「25」のモータ出力の状態で第2押圧操作部12が300g~400gの押圧力P2で押された場合、現在の制御モードが第1制御モードであれば、特性C1を参照し、第1制御モードの押圧力P2の範囲に対応する段階減少数L1(例えば「20」)を減算して、モータ出力段階を「5」に設定する。また、現在の制御モードが第2制御モードであれば、特性C2を参照し、第2制御モードの押圧力P2の範囲に対応する段階減少数L2(例えば「5」)を減算して、モータ出力段階を「20」に設定する。その後、ステップS29に移行する。
ステップS29で、例えば0.5秒待機してステップS19に移行し、ステップS19で現在のモータ出力段階Nを維持する。
上記構成の電動リール100では、モード切替手段により、モータ制御部22の制御モードを、例えば第1制御モードから、押圧力に応じたモータ出力が第1制御モードと異なる第2制御モードに切り替えることができる。これにより、ステップS15で読み出される段階増加数M及びステップS26で読み出される段階減少数Lが制御モードに応じて読み出される。すなわち、モード切替手段により、押圧力とモータ出力の変化量との関係を釣り場などの状況に適した関係に変更することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(a)前記実施形態では、複数の制御モードとして、第1制御モード、第2制御モード、及び第3制御モードを例示したが、複数の制御モードは、これらに限定されるものではない。例えば、押圧力に応じたモータ出力の増加率及び減少率が第2制御モードよりも低い第4制御モードを設けてもよい。
(b)前記実施形態では、第1制御モードにおいて、押圧力の範囲に対応する段階増加数と段階減少数とが一致していたが、必ずしも一致させる必要はない。すなわち、第1制御モードにおいて、押圧力の範囲に対応する段階増加数と段階減少数とを異なる設定にしてもよい。
(c)前記実施形態では、第1押圧操作部11及び第2押圧操作部12の2つの押圧操作部でモータ出力を調節していたが、例えばモータ出力が増加する出力増加モード及びモータ出力が減少する出力減少モードの2つのモードを切替可能な1つの押圧操作部を設けて、モータ出力を調節してもよい。
(d)圧力センサ11a,12aは感圧素子のような単体部品でなく、大きなばね定数のばねで押圧された部材の微小な変位量に応じて出力するものであってもよい。
(e)前記実施形態では、モータ出力としてスプール2の回転速度を検出してフィードバック制御していたが、モータ3に供給される電流値を制御して巻き上げトルクが所定値となるようにしてもよい。あるいはスプール2の糸巻径を算出して張力が所定値になるように制御してもよい。
(f)前記実施形態における、圧力センサ11a,12aから出力されている電気信号に応じてモータ3を回転させるときの制御方法を、所定のスプール回転速度で制御するか、所定のトルク値で制御するか、の2つから任意に選択できるようにしてもよい。
(g)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、カウンタケース5から突出していてもよい。
(h)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、リール本体1の上面または側面に配置されていてもよい。また、第1及び第2押圧操作部11,12が配置される面は、一方が他方に対して傾斜していてもよいし、曲面上に配置されていてもよい。これらは前後に配置されることが望ましいが、親指の揺動に合わせて左右や斜め方向に配置してもよい。
(i)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12を単一の揺動操作具を用いて操作可能に構成してもよい。
(j)前記実施形態において、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値と上限値の範囲内を任意の段階で分割するときは、その範囲を均等に分割しなくてもよい。例えば、押圧力が小さいとき、すなわちモータ出力段階の増加数及び減少数が低い段階に対応する押圧力の範囲を、高い段階の範囲に比べて大きくしてもよい。
(k)前記実施形態では、圧力センサ11a,12aが検出する押圧力の下限値と上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が予め設定されていたが、下限値や上限値、すなわち押圧力の閾値を釣り人が任意に設定できるようにしてもよい。このとき、モータ3が停止状態で第1及び第2押圧操作部11,12が所定以上の押圧力で操作されると押圧力の閾値を設定する押圧力設定モードに移行するようにしてもよい。
(l)前記実施形態では、第1押圧操作部11の操作の有無に続いて第2押圧操作部12の操作の有無を判定していたが、第1及び第2押圧操作部11,12の両方の圧力センサ11a,12aからの出力を比較して、出力の大きい方、すなわち押圧力の大きい方を有効な押圧操作として判断してもよい。
1 リール本体
2 スプール
3 モータ
11 第1押圧操作部
12 第2押圧操作部
13 操作スイッチ(操作部の一例)
100 電動リール

Claims (7)

  1. リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
    前記リール本体に設けられた押圧操作部と、
    前記押圧操作部を押圧する押圧力に応じて前記モータの出力を段階的に変化させる第1制御モード、及び前記第1制御モードとは異なる変化率で前記押圧力に応じて前記モータの出力を段階的に変化させる第2制御モード、を含む複数の制御モードを記憶する記憶部と、
    前記複数の制御モードのうち、いずれかの制御モードで前記押圧力に応じて前記モータの出力を制御するモータ制御手段と、
    前記モータ制御手段の制御モードを、前記複数の制御モードの中から他の制御モードに切り替えるモード切替手段と、
    を備えた、電動リールのモータ制御装置。
  2. 前記モータ制御手段は、前記第1制御モード及び前記第2制御モードにおいて、前記押圧操作部の押圧を停止したときの前記モータの出力を維持する、
    請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 前記モータの出力は、前記モータの回転速度である、
    請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 前記モータの出力は、前記モータのトルクである、
    請求項1又は2に記載の電動リールのモータ制御装置。
  5. 前記モード切替手段は、前記リール本体に設けられた前記押圧操作部とは別の操作部の操作により、前記モータ制御手段の制御モードを切り替える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
  6. 前記モード切替手段は、前記押圧操作部及び前記操作部の同時操作により、前記モータ制御手段の制御モードを切り替える、
    請求項5に記載の電動リールのモータ制御装置。
  7. リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
    前記リール本体に設けられた押圧操作部と、
    前記押圧操作部を押圧する押圧力に応じて前記モータの出力を制御する第1制御モード、及び前記押圧力に応じた前記モータの出力が前記第1制御モードと異なる第2制御モード、を含む複数の制御モードを記憶する記憶部と、
    前記複数の制御モードのうち、いずれかの制御モードで前記押圧力に応じて前記モータの出力を制御するモータ制御手段と、
    前記モータ制御手段の制御モードを、前記複数の制御モードの中から他の制御モードに切り替えるモード切替手段と、
    を備え、
    前記複数の制御モードは、前記押圧操作部が押圧されている間だけ前記モータを回転させる第3制御モードをさらに含み、
    前記モード切替手段は、前記モータが回転していないとき、前記モータ制御手段の制御モードを前記第3制御モードに切替可能である、
    電動リールのモータ制御装置。
JP2017210883A 2017-10-31 2017-10-31 電動リールのモータ制御装置 Active JP7065590B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017210883A JP7065590B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電動リールのモータ制御装置
TW107123230A TWI791548B (zh) 2017-10-31 2018-07-05 電動捲線器的馬達控制裝置
CN201810891044.6A CN109717160A (zh) 2017-10-31 2018-08-07 电动渔线轮的电机控制装置
KR1020180125791A KR102638428B1 (ko) 2017-10-31 2018-10-22 전동 릴의 모터 제어 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017210883A JP7065590B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電動リールのモータ制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019080540A JP2019080540A (ja) 2019-05-30
JP2019080540A5 JP2019080540A5 (ja) 2020-10-22
JP7065590B2 true JP7065590B2 (ja) 2022-05-12

Family

ID=66294586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017210883A Active JP7065590B2 (ja) 2017-10-31 2017-10-31 電動リールのモータ制御装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7065590B2 (ja)
KR (1) KR102638428B1 (ja)
CN (1) CN109717160A (ja)
TW (1) TWI791548B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7330001B2 (ja) * 2019-07-17 2023-08-21 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004236566A (ja) 2003-02-05 2004-08-26 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
JP2005176702A (ja) 2003-12-18 2005-07-07 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リール
US20130276348A1 (en) 2012-04-18 2013-10-24 Paul Lauzon Monomanuel Electric Fishing Rod and Reel
JP2017189150A (ja) 2016-04-15 2017-10-19 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02119733A (ja) * 1988-10-31 1990-05-07 Ryobi Ltd 電動リール
JP3519962B2 (ja) * 1998-11-20 2004-04-19 ダイワ精工株式会社 魚釣用電動リール
JP3809093B2 (ja) * 2001-10-30 2006-08-16 ダイワ精工株式会社 魚釣用電動リール
JP5134990B2 (ja) * 2008-01-31 2013-01-30 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置
JP5707074B2 (ja) * 2010-09-17 2015-04-22 株式会社シマノ 電動リール
JP6758074B2 (ja) * 2016-04-15 2020-09-23 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004236566A (ja) 2003-02-05 2004-08-26 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
JP2005176702A (ja) 2003-12-18 2005-07-07 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リール
US20130276348A1 (en) 2012-04-18 2013-10-24 Paul Lauzon Monomanuel Electric Fishing Rod and Reel
JP2017189150A (ja) 2016-04-15 2017-10-19 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019080540A (ja) 2019-05-30
KR20190049470A (ko) 2019-05-09
KR102638428B1 (ko) 2024-02-19
CN109717160A (zh) 2019-05-07
TW201918171A (zh) 2019-05-16
TWI791548B (zh) 2023-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7330001B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2000316437A (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP6890399B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP7065590B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2019080540A5 (ja)
CN107302905B (zh) 电动渔线轮的电机控制装置
TWI718271B (zh) 電動捲線器的馬達控制裝置
JP2017189150A5 (ja)
JP2002125540A (ja) 魚釣用リール
JP2017189151A5 (ja)
JP7149698B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP6726513B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2019080539A5 (ja)
JP2017192319A5 (ja)
KR102420826B1 (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치
JP5021589B2 (ja) 魚釣用電動リール
KR20230122965A (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치 및 프로그램
JP4420795B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2000354444A (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2004290067A (ja) 両軸受リール
JP2000300130A (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2000308446A (ja) 電動リールのモータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200910

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210914

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7065590

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150