JP6890399B2 - 電動リールのモータ制御装置 - Google Patents

電動リールのモータ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6890399B2
JP6890399B2 JP2016208852A JP2016208852A JP6890399B2 JP 6890399 B2 JP6890399 B2 JP 6890399B2 JP 2016208852 A JP2016208852 A JP 2016208852A JP 2016208852 A JP2016208852 A JP 2016208852A JP 6890399 B2 JP6890399 B2 JP 6890399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
output
pressing
pressing operation
operation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016208852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018014990A (ja
Inventor
敦史 川俣
敦史 川俣
林 健太郎
健太郎 林
仁志 原口
仁志 原口
聡 村山
聡 村山
山本 和人
和人 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to TW106117227A priority Critical patent/TWI731089B/zh
Priority to KR1020170070728A priority patent/KR102420826B1/ko
Priority to CN201710501793.9A priority patent/CN107616152B/zh
Publication of JP2018014990A publication Critical patent/JP2018014990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6890399B2 publication Critical patent/JP6890399B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、モータ制御装置、特に、電動リールのリール本体に装着されたスプールを回転させるモータを制御するためのモータ制御装置に関する。
一般に、釣り糸巻き上げ時のスプール回転をモータで行う電動リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータと、を備えている。この種の電動リールにおいて、スプールの巻き上げ速度を変更するための操作部材に、圧力センサを用いたものが知られている(特許文献1)。また、特許文献2には、モータの回転速度をスイッチの操作時間に応じて増速または減速させる速度調整スイッチを設けたものが開示されている。
特開平10−337138号公報 特開平10−108602号公報
特許文献1の操作部材は、押圧力の強弱によって圧力センサの出力を変化させ、その出力に応じてスプールの巻き上げ速度の変更を行うが、速度を維持するためには、操作部材を押圧し続ける必要がある。一方、特許文献2の速度調整スイッチは、スイッチ操作によって増速または減速させたモータの回転速度をそのまま維持することができるが、スイッチの操作時間に応じてモータの回転速度が変化するため、迅速かつ容易に所望する速度を得ることが難しい。
本発明の課題は、電動リールのモータ制御装置において、モータ出力を迅速かつ容易に調節できるようにすることにある。
本発明の一側面に係る電動リールのモータ制御装置は、リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、第1押圧操作部および第2押圧操作部と、モータ制御手段と、を備えている。第1押圧操作部および第2押圧操作部は、リール本体に設けられ、押圧力に応じて出力が変化する圧力センサを有している。モータ制御手段は、出力増加手段と、出力減少手段と、出力維持手段と、を有し、圧力センサの出力に応じてモータのモータ出力を制御する。出力増加手段は、第1押圧操作部が押圧されたとき、圧力センサの出力に応じてモータ出力を増加させる。出力減少手段は、第2押圧操作部が押圧されたとき、圧力センサの出力に応じてモータ出力を減少させる。出力維持手段は、第1押圧操作部または第2押圧操作部の押圧を停止したとき、押圧を停止したときのモータ出力を維持する。
この電動リールのモータ制御装置は、第1押圧操作部および第2押圧操作部の2つの押圧部材にそれぞれ圧力センサが設けられている。そして、押圧力による圧力センサの出力を変えることで、押圧力に応じてモータ出力が増加または減少する。さらに、第1押圧操作部または第2押圧操作部の押圧を停止したときは、押圧を停止したときのモータ出力が維持される。これにより、一定のモータ出力を維持したい場合は押圧操作部を押圧し続ける必要がなく、また押圧力を変えるだけで迅速かつ容易にモータ出力を調節することができる。
好ましくは、モータ出力は、前記モータの回転速度であり、出力増加手段および出力減少手段は、前記押圧力が大きくなるほど、モータの回転速度を大きく増加または大きく減少させる。この場合は、釣り人が押圧操作部を強く押せばモータの回転速度が大きく増加または大きく減速するため、釣り人の感覚とモータの回転速度とが整合するので、モータ出力の調節がより容易になる。
好ましくは、モータ出力は、モータのトルクであり、出力増加手段および出力減少手段は、押圧力が大きくなるほどモータのトルクを大きく増加または大きく減少させる。この場合は、釣り人が押圧操作部を強く押せばモータのトルクが大きく増加または大きく減少するため、釣り人の感覚とモータのトルクとが整合するので、モータ出力の調節がより容易になる。
好ましくは、第1押圧操作部および第2押圧操作部は、リール本体の上面または側面に設けられている。これにより、電動リールを把持した状態においても、把持している手の指先で押圧操作部を押圧することができるため、操作性が向上する。
本発明によれば、電動リールのモータ制御装置において、モータ出力を迅速かつ容易に調節することができる。
本発明の一実施形態が採用された電動リールの斜視図。 電動リールの制御系の構成を示すブロック図。 カウンタケースの平面図。 モータ制御部の処理の流れを示すフローチャート。 第2実施形態に係るモータ制御部の処理の流れを示すフローチャート。
本発明の一実施形態を採用した電動リールは、図1に示すように、外部電源から供給された電力によりモータ駆動される電動リールである。また、この電動リールは、糸繰り出し長さ又は糸巻き取り長さに応じて仕掛けの水深を表示する水深表示機能を有する。
電動リールは、釣竿に装着可能なリール本体1と、リール本体1の内部に配置されたスプール2と、リール本体1の側方に配置されたスプール2の回転用のハンドル3と、ハンドル3のリール本体側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ4と、水深表示用のカウンタケース5と、を主に備えている。
リール本体1は、フレーム6と、フレーム6の左右を覆う第1側カバー7a及び第2側カバー7bと、フレーム6の前部を覆う図示しない前カバーと、を有している。また、リール本体1の内部には、スプール2に連動して動作する図示しないレベルワインド機構や、ハンドル3及び後述するモータ8の回転をスプール2に伝達する図示しない回転伝達機構等が設けられている。
スプール2は、第1側カバー7aと第2側カバー7bとの間で、リール本体1に回転可能に設けられる。スプール2の内部には、スプール2を糸巻き取り方向に回転駆動するモータ8が配置されている。
ハンドル3は、第1側(右側)カバー7aの中央下部に回転自在に支持されている。また、ハンドル3の支持部分の上方には、クラッチ操作部材9が揺動自在に配置されている。クラッチ操作部材9は、ハンドル3及びモータ8とスプール2との間に設けられた図示しないクラッチをオン、オフ操作するための部材である。
カウンタケース5は、リール本体1の前側の上部に配置され、フレーム6を構成する第1側板6a及び第2側板6bに固定されている。カウンタケース5の上面部には、液晶ディスプレイを有する表示部10が設けられている。表示部10の後方側には、図1及び図3に示すように、第1押圧操作部11と、第2押圧操作部12と、カウンタケース5から上方向に突出した2つの操作スイッチ13と、が配置されている。ここでは、第1及び第2押圧操作部11,12は、左右方向の中央からハンドル3とは反対側に偏倚して配置されている。また、第1押圧操作部11と第2押圧操作部12とは、互いに隣接して配置されている。カウンタケース5の内部には、各種の制御を行う制御部14が収容されている。
第1及び第2押圧操作部11,12は、図2に示すように、それぞれ圧力センサ11a,12aを有している。圧力センサ11a,12aは、第1及び第2押圧操作部11,12を押圧する力(以下、押圧力と記す)に応じたレベルの電気信号を出力する部材であり、押圧力の大きさに応じた検出値を電気信号として後述する制御部14のモータ制御部16に出力する。第1押圧操作部11は、第1押圧操作部11を押圧している間だけ、押圧力に応じたモータ8の出力(以下モータ出力と記す)が増加(例えば、モータ8の回転速度が増加)する。第2押圧操作部12は、第2押圧操作部12を押圧している間だけ、押圧力に応じたモータ出力が減少(例えば、モータ8の回転速度が減少)する。
制御部14は、図2に示すように、機能構成としてモータ8を制御するモータ制御部16と、カウンタケース5の上面部に設けられた表示部10を制御する表示制御部17と、を有している。モータ制御部16は、モータ8をPWM制御する。
制御部14には、第1及び第2押圧操作部11,12と、操作スイッチ13と、が接続されている。また、制御部14には、表示部10と、スプール2の回転速度及び回転方向を検出するためのスプールセンサ18と、モータ8をPWM駆動するモータ駆動回路19と、が接続されている。
モータ駆動回路19は、第1及び第2押圧操作部11,12の押圧操作に応じてモータ8の駆動を制御する。
<モータ制御部の処理の流れ>
次に、電動リールの電源がオン状態のとき、制御部14のモータ制御部16によって行われるモータ制御処理の流れを、図4に示すフローチャートに従って説明する。ここでのモータ出力は、例えばモータ8の回転速度である。なお、ここでは負荷がかかってスプール2の回転速度が低下した時は、所定の回転速度を保つようにフィードバック制御されている。
まず、ステップS1で、第1押圧操作部11が押圧されたか否かを判断する。押圧されたと判断すると、ステップS2へ移行する。
ステップS2で、第1押圧操作部11の圧力センサ11aから出力されている電気信号に応じた出力でモータ出力(ここでは、モータ8の回転速度)を増加させる。
次にステップS3で、第1押圧操作部11の押圧が停止されたか否かを判断する。停止されていなければ、押圧が停止されるまでの間、圧力センサ11aから出力されている電気信号に応じたモータ出力でモータ8の回転速度を増加させる。押圧が停止されたと判断すると、ステップS8へ移行して、押圧が停止されたときのモータ出力を維持する。すなわち、ここでは、第1押圧操作部11の押圧を停止したときのモータ8の回転速度が維持される。
ステップS1で第1押圧操作部11が押圧されていないと判断すると、ステップS4へ移行する。そして、ステップS4で、第2押圧操作部12が押圧されたか否かを判断する。押圧されたと判断すると、ステップS5へ移行する。押圧されていなければ、モータ制御処理は実行されない。
次にステップS5で、モータ出力があるか否か(ここではモータ8の回転速度、すなわちモータ8が回転しているか否か)を判断する。モータ出力がなければ、モータ制御処理は実行されない。モータ出力があれば、ステップS6へ移行する。
ステップS6で、第2押圧部材12の圧力センサ12aから出力されている電気信号に応じた出力でモータ出力(ここでは、モータ8の回転速度)を減少させる。
次に、ステップS7で、第2押圧操作部12の押圧が停止されたか否かを判断する。停止されていなければ、押圧が停止されるまでの間、圧力センサ12aから出力されている電気信号に応じたモータ出力でモータ8の回転速度を減少させる。押圧が停止されたと判断すると、ステップS8へ移行して、押圧が停止されたときのモータ出力を維持する。すなわち、ここでは第2押圧操作部12の押圧を停止したときのモータ8の回転速度が維持される。
ここで、モータ制御部16は、ステップS2において、第1押圧操作部11の圧力センサ11aから出力されている電気信号に応じたモータ出力でモータ出力(ここでは、モータ8の回転速度)を増加させるとき、第1押圧操作部11の押圧力が大きくなるに従って、モータ8の回転速度を大きく増加するように制御する。また、ステップS6において、第2押圧操作部12の圧力センサ12aから出力されている電気信号に応じたモータ出力でモータ出力(ここでは、モータ8の回転速度)を減少させるとき、第2押圧操作部12の押圧力が大きくなるに従って、モータ8の回転速度が大きく減少する(例えば、強く押圧すれば瞬時にモータ8の回転を停止する)ように制御する。
これにより、釣り人が第1または第2押圧操作部11,12を強く押せばモータ8の回転速度が大きく増加または大きく減少する。このため、釣り人の感覚とモータ出力とが整合するとともに、モータ出力を迅速かつ容易に調節することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を採用した電動リールにおけるモータ制御部16によって行われるモータ制御処理の流れを、図5に示すフローチャートに従って説明する。第2実施形態のモータ制御処理の流れは、第1実施形態におけるモータ制御処理において、さらに緻密な制御処理を行うようにしたものである。なお、第1実施形態と同様の処理については、ここでは説明を省略する。第2実施形態においても、モータ出力は、例えばモータ8の回転速度であり、ここでは負荷がかかってスプール2の回転速度が低下した時は、所定の回転速度を保つようにフィードバック制御されている。
また、モータ出力は0からNmaxのNmax+1段階に制御されている。0段はモータ8の停止状態であり、Nmax段はモータ8が最大出力で駆動されている状態である。ここでは、例えばモータ8をPWM方式で制御して、最大出力はデューティ比100%である。
さらに、ここでは、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値および上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が設定されている。そして、その下限値と上限値の範囲内を任意の段階に分割(例えば、31等分)したうえで、それぞれの段階に対応するモータ出力段階の増加数および減少数が設定されている。
まず、ステップS21で、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたかどうか否かを判定する。具体的には、例えば第1押圧操作部11の圧力センサからの出力を検出することによって第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたか否かを判定する。押圧力P1が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとしてその出力を無視する。なお、ここでは、例えば抵抗フィルム型の圧力センサを用いて、出力としての電圧が押圧力と比例するように回路を構成している。
押圧力P1が30g以上であると判定された場合は、ステップS22に移行し、押圧力P1が2Kg未満かどうかを判定する。ステップS22で押圧力が2Kg以上の場合は、S31に移行して、モータ出力段階NをNmaxに変更する。そして、次のステップS29で、段階Nmaxでモータ出力が維持される。
なお、段階Nmaxのモータ出力が維持されている状態で、第1押圧操作部11が2Kg以上の押圧力P1で押された場合は、ステップS31に移行することになるが、既に段階Nmaxでモータ出力が維持されているため、結果的にモータ出力段階Nmaxでモータ出力が維持され続けることになる。
ステップS22で押圧力P1が2Kg未満であるときは、ステップS23に移行し、現在のモータ出力段階Nを読み込む。
次にステップS24で、圧力センサ11aの出力に対してあらかじめ設定された段階増加数Mをメモリから読み出し、ステップS25に移行する。
ステップS25で、現在のモータ出力段階Nに段階増加数Mを加えたものがNmax未満か否かを判定する。Nmax未満であるときは、ステップS26に移行して、N+Mを新たなモータ出力段階として設定する。具体的には、例えばモータ出力段階5のモータ出力の状態で第1押圧操作部11が300g〜400gの押圧力P1で押された場合、その押圧力P1の範囲に対応してあらかじめ設定された段階増加数2を加えて、モータ出力段階を7に設定する。その後、ステップS27に移行する。
ステップS25で、現在のモータ出力段階Nに段階増加数Mを加えたものがNmax以上のときは、ステップS30に移行して、モータ出力段階を1段階下のNmax−1に設定する。すなわち、第1押圧操作部11への押圧力P1が2Kgを超えない限りモータ出力段階はNmaxにならない。その後、ステップS27に移行する。
ステップS27では、例えば0.5秒待機してステップS28に移行する。
ステップS28では、ステップS21と同様に第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されたかどうか否かを判定する。すなわち、ここでは、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押し続けられているか否かを判定する。30g以上の押圧力P1で押圧されていれば、ステップS22へ戻る。30g以上の押圧力P1で押圧されていなければ、ステップS29に移行して、ステップS26またはステップS30で設定されたモータ出力段階でモータ出力が維持される。
ステップS21で、第1押圧操作部11が30g以上の押圧力P1で押されていないと判定されたときは、ステップS32に移行する。
ステップS32では、圧力センサ12aからの出力によって第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたかどうか否かを判定する。押圧力P2が30gに満たない程度の出力しか検出されなかった場合は、誤操作を避けるために押圧されていないものとしてその出力を無視する。
押圧力P2が30g以上であると判定された場合は、ステップS33に移行し、モータ出力段階Nが1以上、すなわちモータが駆動しているか否かを判定する。モータ出力段階Nが0であれば、出力減少のための第2押圧操作部12の操作は意味がないため、モータ制御処理は実行されない。モータ出力段階Nが1以上であれば、ステップS34に移行する。
ステップS34では、押圧力P2が2Kg未満か否かを判定する。押圧力P2が2Kg以上の場合は、ステップS42に移行して、現在のモータ出力段階Nを0に変更する。すなわち、モータ8の駆動を停止する。
ステップS34で、押圧力P2が2Kg未満である時は、ステップS35に移行して、現在のモータ出力段階Nを読み込む。
次にステップS36で、圧力センサ12aの出力に対してあらかじめ設定された段階減少数Lをメモリから読み出し、ステップS37に移行する。
ステップS37では、現在のモータ出力段階Nから段階減少数Lを減じたものが1以上か否かを判定する。1以上であればステップS38に移行し、N―Lを新たなモータ出力段階として設定してステップS39に移行する。N−Lが1未満であれば、ステップS41に移行してモータ出力段階を1にしてステップS39に移行する。
ステップS39では、例えば0.5秒待機してステップS40に移行する。
ステップS40で、ステップS32と同様に第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押されたか否かを判定する。すなわち、ここでは、第2押圧操作部12が30g以上の押圧力P2で押し続けられているか否かを判定する。30g以上の押圧力P2で押圧されていれば、ステップS34へ戻る。30g以上の押圧力P2で押圧されていなければ、S29に移行して、ステップS38またはステップS41で設定されたモータ出力段階でモータ出力が維持される。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<その他の実施形態>
(a)圧力センサ11a,12aは感圧素子のような単体部品でなく、大きなばね定数のばねで押圧された部材の微小な変位量に応じて出力するものであってもよい。
(b)前記実施形態では、モータ出力としてスプール2の回転速度を検出してフィードバック制御していたが、モータ8に供給される電流値を制御して巻き上げトルクが所定値となるようにしてもよい。このとき、例えば、釣り人が第1または第2押圧操作部11,12を強く押せばモータ8のトルクが大きく増加または大きく減少するように制御することで、釣り人の感覚とモータ出力とが整合するとともに、モータ出力を迅速かつ容易に調節することができる。あるいはスプール2の糸巻径を算出して張力が所定値になるように制御してもよい。
(c)前記実施形態における、圧力センサ11a,12aから出力されている電気信号に応じてモータ8を回転させるときの制御方法を、所定のスプール回転速度で制御するか、所定のトルク値で制御するか、の2つから任意に選択できるようにしてもよい。
(d)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、カウンタケース5から突出していてもよい。
(e)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12は、リール本体1の上面または側面に配置されていてもよい。また、第1及び第2押圧操作部11,12が配置される面は、一方が他方に対して傾斜していてもよいし、曲面上に配置されていてもよい。これらは前後に配置されることが望ましいが、親指の揺動に合わせて左右や斜め方向に配置してもよい。
(f)前記実施形態の第1及び第2押圧操作部11,12を単一の揺動操作具を用いて操作可能に構成してもよい。
(g)モータ制御部16は、図4のステップS8においてモータ出力を維持しているときに、第1及び第2押圧操作部が同時に押圧されると、モータ出力を停止するように制御してもよい。これにより、より迅速にモータ出力を停止することができる。
(h)前記実施形態において、圧力センサ11a,12aから出力される押圧力の下限値と上限値の範囲内を任意の段階で分割するときは、その範囲を均等に分割しなくてもよい。例えば、押圧力が小さいとき、すなわちモータ出力段階の増加数および減少数が低い段階に対応する押圧力の範囲を、高い段階の範囲に比べて大きくしてもよい。これにより、少しだけ回転速度を増加又は減少させたい場合等の微調整がし易くなる。
(i)前記実施形態では、圧力センサ11a,12aが検出する押圧力の下限値と上限値(例えば、下限値30グラム、上限値2キログラム)が予め設定されていたが、下限値や上限値、すなわち押圧力の閾値を釣り人が任意に設定できるようにしてもよい。このとき、モータ8が停止状態で第1及び第2押圧操作部11,12が所定以上の押圧力で操作されると押圧力の閾値を設定する押圧力設定モードに移行するようにしてもよい。
(j)前記実施形態では、第1押圧操作部11の操作の有無に続いて第2押圧操作部12の操作の有無を判定していたが、第1及び第2押圧操作部11,12の両方の圧力センサ11a,12aからの出力を比較して、出力の大きい方、すなわち押圧力の大きい方を有効な押圧操作として判断してもよい。
1 リール本体
2 スプール
8 モータ
11 第1押圧操作部
11a 圧力センサ
12 第2押圧操作部
12a 圧力センサ
14 制御部
16 モータ制御部

Claims (4)

  1. リール本体に回転自在に装着されたスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
    押圧力に応じて出力が変化する圧力センサを有し、前記リール本体に設けられた第1押圧操作部および第2押圧操作部と、
    前記圧力センサの出力に応じて前記モータのモータ出力を制御するモータ制御手段と、
    を備え、
    前記モータ制御手段は、
    前記第1押圧操作部が押圧されてから当該押圧が停止されるまでの間、前記圧力センサの出力に応じた増加度合いで前記モータ出力を増加させる出力増加手段と、
    前記第2押圧操作部が押圧されてから当該押圧が停止されるまでの間、前記圧力センサの出力に応じた減少度合いで前記モータ出力を減少させる出力減少手段と、
    前記第1押圧操作部または前記第2押圧操作部の前記押圧を停止したとき、前記押圧を停止したときの前記モータ出力を維持する出力維持手段と、
    を有する、電動リールのモータ制御装置。
  2. 前記モータ出力は、前記モータの回転速度であり、
    前記出力増加手段および前記出力減少手段は、前記押圧力が大きくなるほど、前記モータの回転速度を大きく増加または大きく減少させる、請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  3. 前記モータ出力は、前記モータのトルクであり、
    前記出力増加手段および前記出力減少手段は、前記押圧力が大きくなるほど、前記モータのトルクを大きく増加または大きく減少させる、請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
  4. 前記第1押圧操作部および前記第2押圧操作部は、リール本体の上面または側面に設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
JP2016208852A 2016-07-14 2016-10-25 電動リールのモータ制御装置 Active JP6890399B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW106117227A TWI731089B (zh) 2016-07-14 2017-05-24 電動捲線器的馬達控制裝置
KR1020170070728A KR102420826B1 (ko) 2016-07-14 2017-06-07 전동 릴의 모터 제어 장치
CN201710501793.9A CN107616152B (zh) 2016-07-14 2017-06-27 电动渔线轮的电机控制装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016139550 2016-07-14
JP2016139550 2016-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018014990A JP2018014990A (ja) 2018-02-01
JP6890399B2 true JP6890399B2 (ja) 2021-06-18

Family

ID=61076555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016208852A Active JP6890399B2 (ja) 2016-07-14 2016-10-25 電動リールのモータ制御装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6890399B2 (ja)
CN (1) CN107616152B (ja)
TW (1) TWI731089B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7113686B2 (ja) 2018-07-11 2022-08-05 株式会社シマノ 電動リール
JP7330001B2 (ja) * 2019-07-17 2023-08-21 株式会社シマノ 電動リールのモータ制御装置
JP7227877B2 (ja) * 2019-08-26 2023-02-22 株式会社シマノ モータ制御装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5397071A (en) * 1993-07-26 1995-03-14 Daiwa Seiko, Inc. Motor-operated fishing reel
JP3448439B2 (ja) * 1996-10-04 2003-09-22 株式会社シマノ 電動リールの回転速度制御装置
JPH10337138A (ja) * 1997-06-04 1998-12-22 Ryobi Ltd 釣用電動リール
JP2000125722A (ja) * 1998-10-22 2000-05-09 Shimano Inc 電動リール
JP4427126B2 (ja) * 1999-04-20 2010-03-03 株式会社シマノ 電動リール
JP2001128597A (ja) * 1999-11-05 2001-05-15 Ryobi Ltd 魚釣り用電動リール
JP2001169701A (ja) * 1999-12-16 2001-06-26 Daiwa Seiko Inc 魚釣用電動リール
JP2002125546A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Shimano Inc 電動リールのモータ制御装置
TW200520685A (en) * 2003-12-22 2005-07-01 Shimano Kk Motor controlling apparatus of electric reel
CN103213106B (zh) * 2007-01-19 2015-12-09 苏州宝时得电动工具有限公司 手持电动工具
JP2012135845A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Makita Corp 作業工具
JP2013202702A (ja) * 2012-03-27 2013-10-07 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
JP2014104541A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Hitachi Koki Co Ltd 手持ち式電動工具

Also Published As

Publication number Publication date
TW201815284A (zh) 2018-05-01
JP2018014990A (ja) 2018-02-01
TWI731089B (zh) 2021-06-21
CN107616152B (zh) 2021-08-27
CN107616152A (zh) 2018-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7330001B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP6890399B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP6758073B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP6758074B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP7065590B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2017189150A5 (ja)
KR102420826B1 (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치
JP2019080540A5 (ja)
JP6726513B2 (ja) 電動リールのモータ制御装置
JP2017189151A5 (ja)
JP2017192319A5 (ja)
TWI769276B (zh) 電動捲線器的馬達控制裝置
JP2019080539A5 (ja)
KR20230122965A (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치 및 프로그램
KR20230122966A (ko) 전동 릴의 모터 제어 장치 및 프로그램

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210511

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210525

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6890399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150