JP4305778B2 - メモリ装置、キャッシュ制御方法、およびキャッシュ制御プログラム - Google Patents

メモリ装置、キャッシュ制御方法、およびキャッシュ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、補助記憶装置に格納されるデータをキャッシュするキャッシュメモリを備えたメモリ装置、そのメモリ装置に使用されるキャッシュ制御方法、および、情報処理装置に使用されるキャッシュ制御プログラムに関する。
ハードディスクドライブ(HDD;Hard Disk Drive)などの補助記憶装置は、主記憶装置(メインメモリ)などに比べてアクセス速度が遅いため、通常は高速アクセスが可能なディスクキャッシュ(キャッシュメモリ)を介してアクセスされる。この補助記憶装置に用いられる一般的なディスクキャッシュには、ライトスルー(Write through)方式とライトバック(Write back)方式がある。
図10(A)に示すように、ライトスルー方式は、ハードディスクドライブ200に書き込むデータをライトスルーキャッシュ201に書き込んだ直後に、ライトスルーキャッシュ201のデータをハードディスクドライブ200に書き込み(矢印Da)、ハードディスクドライブ200への書き込みが終了したら上位に制御を返す(矢印Db)。そのため、上位はハードディスクドライブへの書き込みが終了するまで待たされることになるが、ディスクキャッシュの内容とハードディスクドライブの内容が異なる期間は短くなり、予期せぬ電源断が発生しても、ハードディスクドライブのデータが不完全な状態になることは少ない。
図10(B)に示すように、ライトバック方式は、ハードディスクドライブ200に書き込むデータをライトバックキャッシュ202に書き込んだ時点で上位に制御を返し(矢印Dc)、ライトバックキャッシュ202からハードディスクドライブ200への書き込みは(矢印Dd)、別のタイミングで行われる。たとえば、所定の周期で定期的に書き込む、あるいは、ディスクキャッシュ上に使用可能な領域がなくなった時点で書き込みを行う。そのため、上位はハードディスクドライブへの書き込みが終了するまで待たされることはないが、ディスクキャッシュの内容とハードディスクドライブの内容が異なる期間は長くなり、電源断が発生すると、ハードディスクドライブのデータが不完全な状態になる可能性が高まる。
このようなディスクキャッシュを介する補助記憶装置を利用した画像処理では、補助記憶装置のアクセス速度が装置全体のパフォーマンスに大きな影響を与えることから、パフォーマンスを向上させるために、ディスクキャッシュにライトバック方式を用いて補助記憶装置へのアクセス回数を低減し、ディスクキャッシュ上のデータをできるだけ補助記憶装置に逃がさないようにすることが有効である。ただし、ディスクキャッシュ上のデータは、通常は電源オフで消去されるため、ディスクキャッシュ上のデータを補助記憶装置に逃がさない期間が長くなると、上述したように、電源断(電源オフ/オン)によるデータの矛盾が発生する可能性が高くなる。
これに対し、電源断時にバックアップ電源を起動して、キャッシュメモリのデータを補助記憶装置に書き込む、または、不揮発性メモリに退避させることにより、ライトバック方式のキャッシュメモリでありながら、電源断に対するデータの安全性を確保するようにした技術がある(たとえば、特許文献1参照)。
また、同一の記憶媒体に対して構成の異なる複数のキャッシュメモリを設け、データの内容に応じて、キャッシュメモリの論理的な構成(たとえば、ブロックサイズやWAY数など)を切り替えることにより、アクセスそのもののパフォーマンスを向上させるようにした技術がある(たとえば、特許文献2参照)。
特開平7−44982号公報 特開2002−7213号公報
画像処理装置が扱うデータには、画像データと管理データがあり、この2種類のデータは扱われ方が大きく異なる。そのため、同一のキャッシュメモリを介してアクセスを行うと、キャッシュ効果が十分に得られなくなる。
たとえば、画像データは、画像のビットマップデータ、または、ビットマップを所定のアルゴリズムで圧縮したデータである。管理データは、画像処理を行う上で記憶しておく必要がある画像以外のデータであり、管理データには、たとえば以下のものが含まれる。
(A)ファイルシステム内部の管理データ
◇ FAT
◇ ディレクトリファイル
(B)画像処理装置のプログラムが使用する管理データ
◇ 画像データを管理するための情報
(画像データの格納場所、画像パラメータなど)
◇ 実行中のジョブに関する情報
◇ 各種設定情報
◇ アドレス帳
◇ ユーザアカウント情報
◇ ジョブの履歴情報
そしてこの画像データと管理データは、図11に示すように、アクセスされる形態が大きく異なる。
詳細には、画像データの場合、連続アクセスするデータ量が数KByte〜数十MByteであり、アクセス頻度が連続であり、同一ブロックへの繰り返しアクセス頻度が小さくなり、キャッシュがヒットしたときの効果が小さい(期待していない)。また、予期せぬ電源断に対するデータの保障は、管理データ側で電源断対応されるため、画像データとしては不要である。
これに対して、管理データの場合、連続アクセスするデータ量が数Byte〜数十KByteであり、アクセス頻度が不規則、散漫であり、同一ブロックへの繰り返しアクセス頻度が大きくなり、キャッシュがヒットしたときの効果が大きい。また、予期せぬ電源断に対するデータの保障は必要である。
このようなアクセス形態の異なる2種類のデータに対し、上述した特許文献1のようにキャッシュメモリが単一の構成では、単一(同一)のキャッシュメモリを通してアクセスが同時に発生すると、以下のような問題が発生する。
管理データは、同一ブロックへの繰り返しアクセスが多いため、キャッシュがヒットしたときの効果が大きい。しかし、同時に画像データのアクセスが行われると、キャッシュメモリの殆どの領域が画像データに消費されることとなり、管理データのキャッシュヒット率は極端に低下する。管理データのキャッシュヒット率が低下すると、連続した画像データのアクセス中に、管理データのアクセスが非同期に発生し、ハードディスクドライブの場合は、ヘッドのシークによるパフォーマンスの低下が発生する。
これらの問題を、単純にキャッシュサイズを大きくすることで対処しようとすると、不揮発性メモリへ退避可能なキャッシュメモリ容量の大幅な増大が求められ、コストアップを招く。また、異なる補助記憶装置に画像データと管理データをそれぞれ保存することも可能ではあるが、補助記憶装置の台数が増えるため、コストアップにつながる。
また、特許文献2の技術では、複数の情報処理に対し、複数のキャッシュメモリを選択してアクセスすることで、パフォーマンスの向上を図ってはいるものの、電源断によるデータの保護については考慮されていない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、補助記憶装置へのアクセス低減による処理の高速化と、電源断に対するデータ保護を図ることができるメモリ装置、キャッシュ制御方法、およびキャッシュ制御プログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する
ことを特徴とするメモリ装置。
]補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する
ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
11]補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する、
機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
上記発明では、補助記憶装置に格納されるデータが、たとえば、電源断に対する保障性が低くてもよいデータなどであれば、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリを用いてアクセスする。逆に、電源断に対する保障性を高めたいデータなどであれば、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリを用いてライトバック方式でアクセスする。
このように、補助記憶装置に格納するデータの種類や特性などに応じて、揮発性キャッシュメモリ、または、不揮発性キャッシュメモリを用いてアクセスすることにより、たとえば、2種類のデータが同一のキャッシュメモリを消費し、互いに干渉するようなことを防止できる。これにより、上記2種類のデータを同時にアクセスしたときの、一方のデータのキャッシュヒット率の低下が抑えられるようになり、他方のデータのアクセス中における一方のデータの補助記憶装置に関するアクセスを軽減できるようになる。したがって、装置全体のアクセス処理を高速化することができる。
また、不揮発性キャッシュメモリを用いたアクセスでは、電源断に対するデータの保障性が高められると共に、キャッシュメモリをライトバック方式とすることで、補助記憶装置へのアクセス低減により処理の高速化が図れる。
さらに、同一の補助記憶装置に対して、揮発性/不揮発性の2種類のキャッシュメモリを設けることにより、たとえば、2種類のデータを異なる補助記憶装置に個別に格納する構成と同様に、各データのアクセスで互いに干渉しないキャッシュメモリを実現できる。したがって、処理速度の低下を招くことなく、補助記憶装置の個数増加によるコストアップを抑制できる。
また、アクセスするファイルのオープン時に揮発性/不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定することで、アプリケーションがファイルにアクセスし、ファイルをオープンする際に、揮発性/不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかが選択できるようになる。たとえば、画像データを処理するアプリケーション(画像データ処理部)がファイルをオープンする際は、揮発性キャッシュメモリを指定し、管理データを扱うアプリケーションがファイルをオープンする際は、不揮発性キャッシュメモリを指定する。また、この設定情報(キャッシュメモリ選択情報)は、ファイルがクローズされるのに伴い消滅する。
このように、アクセスするファイルのオープン時に揮発性/不揮発性のいずれのキャッシュメモリを用いるかを選択することで、ファイルのオープンからクローズまでの間に行う設定が1回で済むようになり、アクセス毎に設定するような場合に比べて、アプリケーション側の負担が軽減し、処理を簡素化することができる。
補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
ことを特徴とするメモリ装置。
補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
12補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
上記発明では、たとえば、アプリケーションがファイルシステムに対して指定する1回のアクセスサイズに対して、ファイルシステム側で所定の閾値(たとえば数百Byte)を設け、閾値以上なら画像ファイルと判断して揮発性キャッシュメモリを使用し、閾値未満なら管理データと判断して不揮発性キャッシュメモリを使用する。
このように、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて、揮発性/不揮発性のいずれのキャッシュメモリを用いるかを選択することにより、アプリケーション側の負担を軽減することができる。また、設定処理が不要であるため、操作が簡単になる。
補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
ことを特徴とするメモリ装置。
補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
13補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
上記発明では、たとえば、ファイルシステム側で、ファイルサイズに対して所定の閾値(たとえば数KByte)を設け、アクセス時に、ファイルサイズが閾値以上なら画像ファイルと判断して揮発性キャッシュメモリを使用し、閾値未満なら管理データと判断して不揮発性キャッシュメモリを使用する。
このように、アクセスするファイルのサイズに基づいて、揮発性/不揮発性のいずれのキャッシュメモリを用いるかを選択することにより、ファイルサイズに応じた適切な選択が可能となる。さらに、現在の情報のみで選択できるようになるため、アプリケーション側の処理を軽減することができる。また、設定処理が不要であるため、操作が簡単になる。
補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
ことを特徴とするメモリ装置。
補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
14補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
上記発明では、たとえば、ファイルシステムの特定のディレクトリを画像ファイル用として、そのディレクトリ以下のファイルをアクセスするときは揮発性キャッシュメモリを使用し、その他のファイルをアクセスするときは不揮発性キャッシュメモリを使用する。もしくは、ファイルシステムの特定のディレクトリを管理データ用として、そのディレクトリ以下のファイルをアクセスするときは不揮発性キャッシュメモリを使用し、その他のファイルをアクセスするときは揮発性キャッシュメモリを使用する。
このように、揮発性/不揮発性のいずれのキャッシュメモリを用いるかの選択に、ファイルシステムのディレクトリを利用することで、設定が簡単に行えるようになる。
[5]前記揮発性キャッシュメモリは画像データのアクセスに用いられ、前記不揮発性キャッシュメモリは管理データのアクセスに用いられる
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか一項に記載のメモリ装置。
[10]前記揮発性キャッシュメモリを画像データのアクセスに用い、前記不揮発性キャッシュメモリを管理データのアクセスに用いる
ことを特徴とする[6]乃至[9]のいずれか一項に記載のキャッシュ制御方法。
[15]前記揮発性キャッシュメモリを画像データのアクセスに用い、前記不揮発性キャッシュメモリを管理データのアクセスに用いる機能を実現させる
ことを特徴とする[11]乃至[14]のいずれか一項に記載のキャッシュ制御プログラム。
上記発明では、たとえば、画像データと管理データを扱う画像処理装置などに適用する場合、電源断に対する保障性が低くてもよい画像データは、揮発性キャッシュメモリを用いてアクセスし、逆に、電源断に対する保障性を高めたい管理データは、不揮発性キャッシュメモリを用いてアクセスする。これにより、管理データに対して高いデータ保障性が得られるようになり好適である。
本発明に係るメモリ装置、キャッシュ制御方法、およびキャッシュ制御プログラムによれば、補助記憶装置へのアクセス低減による処理の高速化と、電源断に対するデータ保護を実現することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るメモリ装置21を含む画像形成装置10の構成を示している。画像形成装置10は、原稿を読み取って対応する画像を記録紙上に形成して出力するコピー機能のほかスキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを備えたデジタル複合機として構成されている。また、原稿を読み取って得た画像データを圧縮して保存する機能、保存している画像データを電子メールやFTP(File Transfer Protocol)を用いて外部の装置に送信する機能、保存している画像を呼び出してプリントする機能などを備えている。
このような機能を実現するために画像形成装置10は、当該装置全体の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit(中央処理装置))30と、ROM(Read Only Memory)11と、RAM(Random Access Memory)12と、NV−RAM(NonVolatile-RAM)22とを主要部とした回路で構成されている。
ROM11は、CPU30が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。
RAM12は、CPU30がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理などを施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。RAM12に格納される画像データは、画像のビットマップデータやビットマップを所定のアルゴリズムで圧縮したデータなどである。このRAM12上には、キャッシュメモリとして機能する揮発性キャッシュメモリ12Aが設けられている。
NV−RAM22は、電源がオフしても記憶内容が保持される不揮発性メモリであり、NV−RAM22には、装置固有の各種パラメータや、画像処理を実行する上で記憶しておく必要がある管理データなど、電源オフ後も保存すべき所定のデータが記憶される。管理データには、画像形成装置10のプログラムが使用する管理データ(画像データの格納場所や画像パラメータなどの画像データを管理するための情報、実行中のジョブに関する情報、各種設定情報、アドレス帳、ユーザアカウント情報、ジョブの履歴情報など)が含まれる。このNV−RAM22上には、キャッシュメモリとして機能する不揮発性キャッシュメモリ22Aが設けられている。また、NV−RAM22は、データの書き込み方式(キャッシュ方式)がライトバック方式で使用される。
読取部13は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。読取部13は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーから成る光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、さらに誤差拡散処理などによって2値化されてデジタルの画像データとして出力される。
印刷部14は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。印刷部14は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。ファクシミリ部15は、ファクシミリとしての機能を果たす部分である。画像データをファクシミリに対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ送受信のための各種通信手順を制御する機能を果たす。
表示操作部16は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチから構成され、ユーザーに各種の案内表示や状態表示を行ったり、ユーザーから各種の操作を受け付けたりする機能を有している。通信部17は、電話回線や各種のネットワークと接続して通信する機能を果たす。
圧縮手段18は、画像データを圧縮する機能を果たし、伸張手段19は、圧縮データを元の画像データに伸張する機能を果たす。
補助記憶装置20は、大容量の記憶装置であり、本実施形態ではハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)を使用している。補助記憶装置20は、圧縮された画像データの記憶や各種管理データの記憶に利用される。また、RAM12上の揮発性キャッシュメモリ12Aと、NV−RAM22上の不揮発性キャッシュメモリ22Aとは、補助記憶装置20のアクセスのためのキャッシュメモリとして機能する。
制御部としてのCPU30は、ファイルシステム31およびキャッシュ制御部32としての機能を果たす。
本実施形態のメモリ装置21は、領域の一部を揮発性キャッシュメモリ12Aとして使用しているRAM12と、領域の一部を不揮発性キャッシュメモリ22Aとして使用しているNV−RAM22と、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aを制御するキャッシュ制御部32を備えたCPU30とを含んで構成されており、このメモリ装置21の概略構成を図2に示す。
図2に示すように、メモリ装置21は、ファイルシステム31、キャッシュ制御部32、揮発性キャッシュメモリ12A、不揮発性キャッシュメモリ22Aを備えており、画像データ処理部33やその他のアプリケーション34がファイルシステム31を経由して補助記憶装置20のデータをアクセスするように構成されている。
ファイルシステム31は、補助記憶装置20に各種のデータをファイル形式で保存するための管理機能を果たす。ファイルシステム31は、補助記憶装置20にファイルやそのエントリを格納するディレクトリを作成したり、これらの移動や削除を行ったり、ファイルの属性情報を管理したりする役割を果たす。ファイルシステム31におけるファイルやディレクトリの所在は、ルートディレクトリを頂点とする木構造で管理されており、当該木構造に沿って頂点から目的のファイルやディレクトリまでの道筋がパスで、この道筋を記述したものがパス名である。
ファイルシステム31は、ファイルのオープン時にそのファイルに関する各種情報を登録するファイルディスクリプタを作成し、オープン中はそのファイルディスクリプタ内の情報を参照してファイルへのアクセス処理を実行し、クローズ時にそのファイルのファイルディスクリプタを破棄する機能を有している。
ファイルディスクリプタには、ファイル名、オープンモード、ファイルサイズ、先頭ブロック、リード位置、ライト位置、ステータス/アクセス権、ファイル所有者などの各種情報が登録される。ファイルのオープン処理で作成したファイルディスクリプタの識別情報(ファイルハンドル)は、その処理の戻り値として呼び出し元の処理に返される。以後、呼び出し元の処理は、このファイルハンドルにてファイルを特定し、ファイルへのリード・ライト処理を行う。なお、ファイルをクローズした後も不揮発に記憶すべき情報は、補助記憶装置20にファイルと関連付けて登録される。
画像データ処理部33は、ファイルシステム31を介して画像データのリード・ライト処理を行う。
アプリケーション34は、画像データを除いた各種管理データを含むデータを扱い、ファイルシステム31を介してそのデータのリード・ライト処理を行う。
キャッシュ制御部32は、揮発性キャッシュメモリ12Aと不揮発性キャッシュメモリ22Aのいずれを使用するかを選択し、不揮発性キャッシュメモリ22Aに対してはライトバック方式でアクセスする制御を実行する。
次に、上記構成のメモリ装置21を含む画像形成装置10によるキャッシュ制御の動作(揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aの選択)について説明する。
図3は、本実施形態に係る画像形成装置10にて、アプリケーションによるファイルオープン時にキャッシュメモリを選択する動作の流れを示している。
本実施形態では、画像データ処理部33またはアプリケーション34がファイルをオープンする際に、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するか、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するかを指定する。画像データ処理部33がファイルをオープンする際は、揮発性キャッシュメモリ12Aを指定し、管理データを扱うアプリケーション34がファイルをオープンする際は、不揮発性キャッシュメモリ22Aを指定する。
たとえば、図3(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、ファイル名と、オープンモードと、キャッシュ選択情報とを引数としてファイルをオープンする(ステップS101)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズとを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS102)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS103)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。
図3(B)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをオープンする処理で、引数(ファイル名、オープンモード、キャッシュ選択情報)に従って既存ファイルを検索、または、新規ファイルを生成し(ステップS104)、そのファイルに対するファイルディスクリプタを作成し(ステップS105)、ファイルディスクリプタに、画像データ処理部33がファイルをオープンする際は揮発性キャッシュメモリ12Aを指定し、管理データを扱うアプリケーション34がファイルをオープンする際は不揮発性キャッシュメモリ22Aを指定することを示すキャッシュ選択情報をセットし(ステップS106)、ファイルをオープンする処理を終了する(END)。
図3(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、引数(ファイルディスクリプタ、書き込むデータ、書き込むデータのサイズ)に従い、ファイルディスクリプタにセットされたキャッシュ選択情報に基づいて、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれかを選択し、ファイルにデータを書き込み(ステップS107)、ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。これにより、画像データ処理部33がファイルをオープンする際は揮発性キャッシュメモリ12Aに指定され、画像データは揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込まれる。また、アプリケーション34がファイルをオープンする際には不揮発性キャッシュメモリ22Aが指定され、管理データは不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込まれる。
図3(D)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをクローズする処理で、引数(ファイルディスクリプタ)に従ってファイルディスクリプタを破棄し(ステップS108)、ファイルをクローズする処理を終了する(END)。これに伴い、キャッシュ選択情報は消滅する。
以上説明したように、本実施形態に係るメモリ装置21を備えた画像形成装置10では、補助記憶装置20に格納するデータの種類(画像データ/管理データ)に応じて、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)がファイルをオープンする際に揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するか、または、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するかを設定しておくことにより、以後、クローズまでのアクセスではデータの種類に応じて揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aが使い分けされる。そして、画像データのアクセスには揮発性キャッシュメモリ12Aが使用され、管理データのアクセスには不揮発性キャッシュメモリ22Aが使用されるようになり、たとえば、画像データと管理データが同一のキャッシュメモリを消費し、互いに干渉するようなことを防止できる。これにより、管理データのキャッシュヒット率が向上し、その結果、画像データのアクセス中における管理データの補助記憶装置20に関するアクセスが軽減する。したがって、装置全体のアクセス処理を高速化することができる。
また、不揮発性キャッシュメモリ22Aを用いた管理データのアクセスでは、電源断に対する保障性が高められると共に、ライトバック方式としていることで、補助記憶装置20へのアクセス低減により処理の高速化が図れる。
さらに、同一の補助記憶装置20に対して、揮発性/不揮発性の2種類のキャッシュメモリ12A、22Aを設けていることにより、たとえば、2種類のデータを異なる補助記憶装置に個別に格納する構成と同様に、各データのアクセスで互いに干渉しないキャッシュメモリを実現できる。したがって、処理速度の低下を招くことなく、補助記憶装置の個数増加によるコストアップを抑制できる。
また、キャッシュメモリの制御(揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aの選択)では、アクセスするファイルのオープン時に揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれを用いるかを選択するようにしたことで、ファイルのオープンからクローズまでの間に行う設定が1回で済むようになり、たとえばアクセス毎に設定するような場合に比べて、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)側の負担が軽減し、処理を簡素化することができる。
[第2の実施の形態]
次に、画像形成装置10における本発明の第2の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作について説明する。
本実施形態では、ファイルの属性情報として、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するファイルか、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するファイルかを、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)から設定できるようなインターフェイスをファイルシステム31に設けておき、このインターフェイスを通して、画像ファイルに対しては揮発性キャッシュメモリ12Aを使用し、管理データに対しては不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するよう属性情報を設定しておく。
この属性情報は、ファイルの生成時にディレクトリエントリに保存され、ファイルのオープン中はファイルディスクリプタに読み出される。
属性情報の設定変更は、属性情報を変更する所定のシステムコールを実行することで任意のタイミングに行える。
そしてファイルのアクセス時に、ファイルシステム31は、ファイルディスクリプタに登録されている属性情報を参照して揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれかを選択し、ファイルにデータを書き込む。これにより、画像ファイルは揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込まれ、管理データは不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込まれる。
以上説明したように、本実施形態では、ファイルの属性情報を利用して揮発性/不揮発性のいずれのキャッシュメモリを用いるかを選択することにより、1回の設定で済むようになるため、設定回数が低減してアプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)側の処理を軽減できる。さらに、アプリケーション側が決定権を持つことで、ファイルシステム31側の処理も軽減する。
[第3の実施の形態]
図4は、画像形成装置10における本発明の第3の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作の流れを示している。
本実施形態では、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)がファイルシステム31に対して指定する1回のアクセスサイズに対して、ファイルシステム31側で所定の閾値(たとえば、数百Byte)を設け、閾値以上なら揮発性キャッシュメモリ12Aを使用し、閾値未満なら不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用する。この閾値は、ファイルシステム31の内部情報として、たとえば補助記憶装置20などの不揮発に保存され、ファイルシステム31(画像形成装置10)の起動時にその不揮発から読み出されて設定される。
たとえば、図4(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、ファイル名と、オープンモードとを引数としてファイルをオープンする(ステップS111)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズとを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS112)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS113)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。
図4(B)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをオープンする処理で、引数(ファイル名、オープンモード)に従って既存ファイルを検索、または、新規ファイルを生成し(ステップS114)、そのファイルに対するファイルディスクリプタを作成し(ステップS115)、ファイルをオープンする処理を終了する(END)。
図4(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、引数(ファイルディスクリプタ、書き込むデータ、書き込むデータのサイズ)に基づいて書き込むデータのサイズが閾値以上か否かを判定する(ステップS116)。閾値以上の場合は(ステップS116;Y)、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用してファイルにデータを書き込み(ステップS117)、閾値未満の場合は(ステップS116;N)、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用してライトバック方式でファイルにデータを書き込み(ステップS118)、ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。これにより、画像データは1回のアクセスサイズ(連続アクセスするデータ量)が数KByte〜数十MByteと大きいため、閾値以上と判断されて揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込まれる。また、管理データは1回のアクセスサイズが数Byte〜数十KByteと小さいため、閾値未満と判断されて不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込まれる。
図4(D)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをクローズする処理で、引数(ファイルディスクリプタ)に従ってファイルディスクリプタを破棄し(ステップS119)、ファイルをクローズする処理を終了する(END)。
以上説明したように、本実施形態では、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて、用いるキャッシュメモリが選択される。すなわち、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれを使用するかを判定するための閾値を、画像データのアクセスサイズ≧閾値>管理データのアクセスサイズに設定することで、画像データのアクセスには揮発性キャッシュメモリ12Aが使用され、管理データのアクセスには不揮発性キャッシュメモリ22Aが使用されるようになる。これにより、画像データと管理データが同一のキャッシュメモリを消費して、互いに干渉するようなことを防止でき、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、使用するキャッシュメモリの選択(閾値による判定)をファイルシステム31が行うことで、アプリケーション34側の負担が軽減される。また、設定処理が不要であるため、操作が簡単になる。
[第4の実施の形態]
図5は、画像形成装置10における本発明の第4の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作の流れを示している。
本実施形態では、ファイルシステム31側で、ファイルサイズに対して所定の閾値(たとえば、数KByte)を設け、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)によるファイルシステム31へのアクセス時に、ファイルサイズが閾値以上なら揮発性キャッシュメモリ12Aを使用し、閾値未満なら不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用する。この閾値は、第3の実施形態と同じく、ファイルシステム31の内部情報として、たとえば補助記憶装置20などの不揮発に保存され、ファイルシステム31(画像形成装置10)の起動時にその不揮発から読み出されて設定される。
たとえば、図5(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、ファイル名と、オープンモードとを引数としてファイルをオープンする(ステップS121)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズとを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS122)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS123)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。
図5(B)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをオープンする処理で、引数(ファイル名、オープンモード)に従って既存ファイルを検索、または、新規ファイルを生成し(ステップS124)、そのファイルに対するファイルディスクリプタを作成し(ステップS125)、ファイルをオープンする処理を終了する(END)。
図5(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、書き込む対象となるファイルのサイズが閾値以上か否かを判定する(ステップS126)。閾値以上の場合は(ステップS126;Y)、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用してファイルにデータを書き込み(ステップS127)、閾値未満の場合は(ステップS126;N)、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用してライトバック方式でファイルにデータを書き込み(ステップS128)、ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。これにより、画像データはファイルサイズが大きいため、閾値以上と判断されて揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込まれる。また、管理データはファイルサイズが小さいため、閾値未満と判断されて不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込まれる。
図5(D)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをクローズする処理で、引数(ファイルディスクリプタ)に従ってファイルディスクリプタを破棄し(ステップS129)、ファイルをクローズする処理を終了する(END)。
以上説明したように、本実施形態では、アクセスするファイルのサイズに基づいて、用いるキャッシュメモリが選択される。すなわち、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれを使用するかを判定するための閾値を、画像データのファイルサイズ≧閾値>管理データのファイルサイズに設定することで、画像データのアクセスには揮発性キャッシュメモリ12Aが使用され、管理データのアクセスには不揮発性キャッシュメモリ22Aが使用されるようになる。これにより、画像データと管理データが同一のキャッシュメモリを消費して、互いに干渉するようなことを防止でき、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、ファイルサイズに応じた適切な選択が可能となり、さらに、現在の情報のみで選択できるようになるため、アプリケーション34側の処理が軽減される。また、設定処理が不要であるため、操作が簡単になる。
[第5の実施の形態]
図6は、画像形成装置10における本発明の第5の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作の流れを示している。
本実施形態では、ファイルシステム31側で、アクセスを要求された補助記憶装置20のブロックが特定のブロックの場合は不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用し、特定のブロックでない場合は揮発性キャッシュメモリ12Aを使用する。特定のブロックは、ファイルシステム31内で決定してもよいし、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)から登録してもよい。ファイルシステム31内で決定するものとしては、たとえば、FATやディレクトリファイル(ディレクトリエントリ)など、ファイルシステム31の内部で使用する管理データがある。また、アプリケーションが登録する場合については、たとえば、ファイルシステム31に、特定ブロックを登録/解除するインターフェイスを設けてもよい。
たとえば、図6(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するブロックの設定(初期設定)を実行してから(ステップS131)、ファイル名と、オープンモードとを引数としてファイルをオープンする(ステップS132)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズとを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS133)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS134)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。
図6(B)に示すように、ファイルシステム31は、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するブロックを設定する処理で、指定された補助記憶装置20のブロックを不揮発性キャッシュメモリ使用ブロックテーブルに登録し(ステップS135)、ブロックを設定する処理を終了する(END)。
図6(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、引数(ファイルディスクリプタ、書き込むデータ、書き込むデータのサイズ)に基づき、アクセスを要求されたブロックが不揮発性キャッシュメモリ使用ブロックテーブルに登録されているか否かを判定する(ステップS136)。登録されている場合は(ステップS136;Y)、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用してライトバック方式でファイルにデータを書き込み(ステップS137)、登録されていない場合は(ステップS136;N)、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用してファイルにデータを書き込み(ステップS138)、ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。これにより、画像ファイルは揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込み、管理データは不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込むことができる。
なお、ファイルシステム31がファイルをオープンする処理と、ファイルをクローズする処理は、第3および第4の実施形態で説明した内容と同様であるため説明を省略する。また、不揮発性キャッシュメモリ使用ブロックテーブルは、第3および第4の実施形態と同様に、ファイルシステム31の内部情報として、たとえば補助記憶装置20などの不揮発に保存され、ファイルシステム31(画像形成装置10)の起動時にその不揮発から読み出されて設定される。
以上説明したように、本実施形態では、アクセスを要求されたブロックが特定のブロックである場合は不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用し、特定のブロックでない場合は揮発性キャッシュメモリ12Aを使用することにより、各キャッシュ領域を特定のブロックの割り当て量に応じてバランスよく使用することができ、処理の円滑化が図れる。また、その特定のブロックとして特定のフォルダを登録すれば、用途に応じて適切なキャッシュメモリが選択される。
[第6の実施の形態]
図7は、画像形成装置10における本発明の第6の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作の流れを示している。
本実施形態では、特定のディレクトリに対して、揮発性キャッシュメモリ12Aおよび不揮発性キャッシュメモリ22Aのいずれか一方を使用するよう設定しておくことにより、ファイルシステム31は、その特定のディレクトリ以下に存在するファイルをアクセスするときは揮発性キャッシュメモリ12Aおよび不揮発性キャッシュメモリ22Aのいずれか一方を使用し、その他のディレクトリに存在するファイルをアクセスするときは他方を使用する。特定のディレクトリについては、たとえば、ファイルシステム31に、ディレクトリの登録/解除を行うインターフェイスを設け、そのインターフェイスにより登録/解除を設定する。
ファイルシステム31では、上記のインターフェイスを通して、特定のディレクトリが任意に設定変更できる。そしてたとえば、特定のディレクトリ以下を画像ファイル用とする場合は、特定のディレクトリに対して揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するよう設定し、特定のディレクトリ以下を管理データ用とする場合は、特定のディレクトリに対して不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するよう設定する。
たとえば、図7(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するディレクトリの設定(初期設定)を実行してから(ステップS141)、ファイル名と、オープンモードとを引数としてファイルをオープンする(ステップS142)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズとを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS143)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS144)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。
図7(B)に示すように、ファイルシステム31は、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するディレクトリを設定する処理で、指定されたディレクトリ以下を管理データ用として不揮発性キャッシュメモリ使用ディレクトリテーブルに登録し(ステップS145)、ディレクトリを設定する処理を終了する(END)。
図7(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをオープンする処理で、引数(ファイル名、オープンモード)に従って既存ファイルを検索、または、新規ファイルを生成し(ステップS146)、そのファイルに対するファイルディスクリプタを作成する(ステップS147)。続いて、アクセスを要求されたディレクトリが、不揮発性キャッシュメモリ使用ディレクトリテーブルに登録されているか否かを判定する(ステップS148)。登録されている場合は(ステップS148;Y)、ファイルディスクリプタに不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するキャッシュ選択情報をセットし(ステップS149)、登録されていない場合は(ステップS148;N)、ファイルディスクリプタに揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するキャッシュ選択情報をセットし(ステップS150)、ファイルをオープンする処理を終了する(END)。
図7(D)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、引数(ファイルディスクリプタ、書き込むデータ、書き込むデータのサイズ)に従い、ファイルディスクリプタにセットされているキャッシュ選択情報に基づいて、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれかを選択し、ファイルにデータを書き込んで(ステップS151)、ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。これにより、特定のディレクトリに格納される管理データは、不揮発性キャッシュメモリ22Aに指定されライトバック方式で書き込まれる。また、その他のディレクトリに格納される画像ファイルは、揮発性キャッシュメモリ12Aに指定され書き込まれる。
なお、ファイルをクローズする処理は、第3および第4の実施形態で説明した内容と同様であるため説明を省略する。また、不揮発性キャッシュメモリ使用ディレクトリテーブルは、第3〜第5の実施形態と同様に、ファイルシステム31の内部情報として、たとえば補助記憶装置20などの不揮発に保存され、ファイルシステム31(画像形成装置10)の起動時にその不揮発から読み出されて設定される。
以上説明したように、本実施形態では、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれを用いるかの選択に、ファイルシステム31のディレクトリを利用し、特定のディレクトリを管理データ用または画像ファイル用として決めておくことで、設定が簡単に行えるようになる。
[第7の実施の形態]
図8は、画像形成装置10における本発明の第7の実施形態に係るキャッシュメモリ選択動作の流れを示している。
本実施形態では、画像データ処理部33またはアプリケーション34がファイルにアクセスする際に、揮発性キャッシュメモリ12Aを使用するか、不揮発性キャッシュメモリ22Aを使用するかを指定する。
たとえば、図8(A)に示すように、アプリケーションの処理では、画像データ処理部33/アプリケーション34は、ファイル名と、オープンモードとを引数としてファイルをオープンする(ステップS161)、ファイルディスクリプタと、書き込むデータと、書き込むデータのサイズと、キャッシュ選択情報とを引数としてファイルにデータを書き込む(ステップS162)、ファイルディスクリプタを引数としてファイルをクローズする(ステップS163)といった各処理を実行し、アプリケーションの処理を終了する(END)。ここでは、画像データ処理部33がファイルにアクセスする際は、キャッシュ選択情報により揮発性キャッシュメモリ12Aを指定し、管理データを扱うアプリケーション34がファイルにアクセスする際は、キャッシュ選択情報により不揮発性キャッシュメモリ22Aを指定するよう予め取り決めてある。
図8(B)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをオープンする処理で、引数(ファイル名、オープンモード)に従って既存ファイルを検索、または、新規ファイルを生成し(ステップS164)、そのファイルに対するファイルディスクリプタを作成し(ステップS165)、ファイルをオープンする処理を終了する(END)。
図8(C)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルにデータを書き込む処理で、引数(ファイルディスクリプタ、書き込むデータ、書き込むデータのサイズ、キャッシュ選択情報)に従い、その引数で指定されたキャッシュ選択情報に基づいて、揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれかを選択し、ファイルにデータを書き込んで(ステップS166)ファイルにデータを書き込む処理を終了する(END)。ここでは、画像データ処理部33がファイルにアクセスする際は揮発性キャッシュメモリ12Aを指定し、アプリケーション34がファイルにアクセスする際は不揮発性キャッシュメモリ22Aを指定するように取り決めてあるため、画像データは揮発性キャッシュメモリ12Aに書き込まれ、管理データは不揮発性キャッシュメモリ22Aにライトバック方式で書き込まれる。
図8(D)に示すように、ファイルシステム31は、ファイルをクローズする処理で、引数(ファイルディスクリプタ)に従ってファイルディスクリプタを破棄し(ステップS167)、ファイルをクローズする処理を終了する(END)。
以上説明したように、本実施形態では、ファイルへのアクセス時に揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aのいずれを用いるかを選択するようにしたことで、ファイルシステム31はファイルディスクリプタなどにキャッシュ選択情報を記憶する必要がない。また、アプリケーション(画像データ処理部33/アプリケーション34)は、使用するキャッシュメモリの種類をアクセス毎に切り替えることも可能となる。
なお、第1〜第7の実施形態で説明した、データの種類に応じた揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aの使い分けは結果であり、キャッシュメモリを選択する各動作は、上述した設定や各種条件(たとえば、アクセスサイズと閾値との関係など)により決定するものである。したがって、設定や条件を第1〜第7の実施形態で説明した内容にすることで、結果として、画像データのアクセスには揮発性キャッシュメモリ12Aが使用され、管理データのアクセスには不揮発性キャッシュメモリ22Aが使用されるようになり、各データが同一のキャッシュメモリに対して互いに干渉するようなことが防止されるようになる。
[第8の実施の形態]
第4の実施形態を除いて、補助記憶装置20の同一ブロックのデータが、揮発性キャッシュメモリ12A経由でアクセスされることもあれば、不揮発性キャッシュメモリ22A経由でアクセスされることもある。そのため、同一ブロックのデータが、同時に揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aの双方に重複して存在してしまうと、同一ブロックに対して異なるデータが存在してしまうことになり、データ矛盾が発生する。そこで、このようなデータ矛盾を防止するために、キャッシュメモリ上からブロックの検索を行う際には、以下に説明する処理を実行する。
図9は、画像形成装置10における本発明の第8の実施形態に係るデータ矛盾を防止する動作の流れを示している。
第4の実施形態を除くキャッシュメモリ選択の各処理では、図9に示すように、不揮発性キャッシュメモリ22Aに該当ブロックが存在するか否かを判定する(ステップS171)。不揮発性キャッシュメモリ22Aに該当ブロックが存在する場合は(ステップS171;Y)、不揮発性キャッシュメモリ22Aにて見つかったブロックを使用し(ステップS172)、処理を終了する(END)。不揮発性キャッシュメモリ22Aに該当ブロックが存在しない場合は(ステップS171;N)、揮発性キャッシュメモリ12Aに該当ブロックが存在するか否かを判定する(ステップS173)。
揮発性キャッシュメモリ12Aに該当ブロックが存在する場合は(ステップS173;Y)、不揮発性キャッシュメモリ22Aに指定されているか否かを判定する(ステップS174)。指定されていない場合は(ステップS174;N)、揮発性キャッシュメモリ12Aにて見つかったブロックを使用し(ステップS175)、処理を終了する(END)。指定されている場合は(ステップS174;Y)、不揮発性キャッシュメモリ22Aに新しいブロックを確保し、揮発性キャッシュメモリ12Aのデータを不揮発性キャッシュメモリ22Aに移動する。さらに揮発性キャッシュメモリ12Aのデータは無効化する(ステップS176)。そして、不揮発性キャッシュメモリ22Aに新しく作成されたブロックを使用し(ステップS177)、処理を終了する(END)。
また、揮発性キャッシュメモリ12Aに該当ブロックが存在しない場合は(ステップS173;N)、指定されたキャッシュに新しいブロックを確保し、そのエリアに補助記憶装置20の該当ブロックのデータを読み出す(ステップS178)。そして、揮発性キャッシュメモリ12A、または、不揮発性キャッシュメモリ22Aに新しく作成されたブロックを使用し(ステップS179)、処理を終了する(END)。
以上の処理を実行することにより、同一ブロックのデータが、同時に揮発性/不揮発性キャッシュメモリ12A、22Aの双方に重複して存在することを回避でき、データ矛盾の発生を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、第1〜第7の実施の形態で説明したキャッシュメモリ選択の各処理については、各々を単独で行うほかに、それらの2つ以上を組み合わせて行うようにしてもよい。
また、画像形成装置10が備えるNV−RAM22は、一般的なデジタル複合機に存在するものであり、実施の形態では、NV−RAM22の一部を不揮発性キャッシュメモリ22Aに使用することで、新規に不揮発性メモリを搭載するコストを省くようにしている。ただし、NV−RAM22とは別の独立した不揮発性メモリを不揮発性キャッシュメモリ用に割り当てるよう構成してもよい。また、不揮発性キャッシュメモリ22Aを直接不揮発性メモリ(NV−RAM22)上に配置する構成ではなく、電源断時にNV−RAM22へデータを退避できるRAM上に配置することで、実質的に不揮発性キャッシュメモリとしての機能が果たされるように構成してもよい。
また、実施の形態では、本発明に係るメモリ装置を画像形成装置に適用し、画像データと管理データとでキャッシュメモリを使い分けるようにしているが、メモリ装置が扱うデータはこの2種類に限定されるものではない。たとえば、電源断に対するデータの保障性の要否、データサイズ、アクセスサイズなどの特性が異なるデータ間(音声データと管理データ間、あるいは、重要度の異なる文書データ間など)でキャッシュメモリを使い分けるようにしてもよい。このように、本発明に係るメモリ装置は、画像形成装置に限らず、各種データを扱う情報処理装置などにも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るメモリ装置を備えた画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリ装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第3の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第4の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第5の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第6の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第7の実施の形態に係るキャッシュメモリ選択の動作を示す流れ図である。 本発明の第8の実施の形態に係るデータ矛盾防止の動作を示す流れ図である。 キャッシュメモリのデータ書き込み方式について、(A)はライトスルー方式を示す説明図、(B)はライトバック方式を示す説明図である。 画像データと管理データのアクセス形態を示す表図である。
符号の説明
10…画像形成装置
11…ROM
12…RAM
12A…揮発性キャッシュメモリ
13…読取部
14…印刷部
15…ファクシミリ部
16…表示操作部
17…通信部
18…圧縮手段
19…伸張手段
21…メモリ装置
20…補助記憶装置
22…NV−RAM
22A…不揮発性キャッシュメモリ
30…CPU
31…ファイルシステム
32…キャッシュ制御部
33…画像データ処理部
34…アプリケーション

Claims (15)

  1. 補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
    アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
    前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する
    ことを特徴とするメモリ装置。
  2. 補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
    ことを特徴とするメモリ装置。
  3. 補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
    ことを特徴とするメモリ装置。
  4. 補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリは、前記揮発性メモリ上に設けられた揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上に設けられた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成されると共に、前記キャッシュ制御部は前記不揮発性キャッシュメモリに対してライトバック方式でアクセスし、
    ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
    ことを特徴とするメモリ装置。
  5. 前記揮発性キャッシュメモリは画像データのアクセスに用いられ、前記不揮発性キャッシュメモリは管理データのアクセスに用いられる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のメモリ装置。
  6. 補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
    前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する
    ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  7. 補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
    ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  8. 補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
    ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  9. 補助記憶装置のキャッシュメモリを、揮発性メモリ上に設けた揮発性キャッシュメモリと、不揮発性メモリ上に設けた不揮発性キャッシュメモリと、を含んで構成すると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
    ことを特徴とするキャッシュ制御方法。
  10. 前記揮発性キャッシュメモリを画像データのアクセスに用い、前記不揮発性キャッシュメモリを管理データのアクセスに用いる
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のキャッシュ制御方法。
  11. 補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    アクセスするファイルのオープン時に前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを示すキャッシュメモリ選択情報を設定し、
    前記キャッシュメモリ選択情報に基づいて、前記ファイルへのアクセスで用いるキャッシュメモリを選択する、
    機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
  12. 補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、ファイルアクセス1回当たりのデータサイズに基づいて選択する
    機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
  13. 補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれを用いるかを、アクセスするファイルのサイズに基づいて選択する
    機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
  14. 補助記憶装置と、前記補助記憶装置のキャッシュメモリを制御するキャッシュ制御部と、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備えた情報処理装置に、
    前記補助記憶装置のキャッシュメモリとして、前記揮発性メモリ上の揮発性キャッシュメモリと、前記不揮発性メモリ上の不揮発性キャッシュメモリと、を設けると共に、前記不揮発性キャッシュメモリに対してはライトバック方式でアクセスし、
    ファイルシステムの特定のディレクトリ以下のファイルへのアクセスは、前記揮発性キャッシュメモリおよび前記不揮発性キャッシュメモリのいずれか一方を用いる
    機能を実現させるためのキャッシュ制御プログラム。
  15. 前記揮発性キャッシュメモリを画像データのアクセスに用い、前記不揮発性キャッシュメモリを管理データのアクセスに用いる機能を実現させる
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載のキャッシュ制御プログラム。
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