JPH08171515A - ディスクキャッシュにおけるメモリ管理方式 - Google Patents

ディスクキャッシュにおけるメモリ管理方式

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JPH08171515A
JPH08171515A JP6334454A JP33445494A JPH08171515A JP H08171515 A JPH08171515 A JP H08171515A JP 6334454 A JP6334454 A JP 6334454A JP 33445494 A JP33445494 A JP 33445494A JP H08171515 A JPH08171515 A JP H08171515A
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JP
Japan
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area
nvs
disk cache
volatile data
data
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JP6334454A
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English (en)
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Toshinobu Kikuchi
俊伸 菊地
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揮発データに関するディスクキャッシュの有
効容量を増やし、ディスクキャッシュのヒット率の向上
を図り、ディスクキャッシュが使用される計算機システ
ムのスループットを向上させる。 【構成】 ディスクキャッシュ10は、VS領域11と
NVS領域12とを有している。メモリ管理手段20
は、ディスクキャッシュ10において、VS領域11の
空きがなくNVS領域12の空きがある場合に、新たに
書き込むべき揮発データをNVS領域12に格納する。
また、メモリ管理手段20は、ディスクキャッシュ10
において、NVS領域12の空きがなくNVS領域12
に揮発データが格納されている場合に、NVS領域12
内の揮発データを破棄して新たに書き込むべき不揮発デ
ータをNVS領域12に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク制御装置
のキャッシュ(Cache)機構におけるキャッシュメ
モリ(以下、ディスクキャッシュという)のメモリ管理
を行うディスクキャッシュにおけるメモリ管理方式に関
し、特にVS(Volatile Storage。揮
発性メモリ)領域とNVS(NonVolatile
Storage。不揮発性メモリ)領域とを有するディ
スクキャッシュのメモリ管理を行うディスクキャッシュ
におけるメモリ管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、ディスクキャッシュはVS領域の
みから構成されていたが、記憶素子に関する技術の発達
等に伴い、VS領域とNVS領域とを有するディスクキ
ャッシュが普及している。このようなVS領域とNVS
領域とを有するディスクキャッシュについての技術に関
しては、例えば、「特開昭59−13563号公報(デ
ィスク・キャッシュ装置を有する計算機システム)」が
公表されている。ちなみに、この公報に係る発明は、
「入力処理だけでなく出力処理の高速化も可能とする」
(当該公報中の第379頁右欄第17行および第18行
参照)ことを目的として、「ディスク・キャッシュ装置
を不揮発性メモリの部分と揮発性メモリの部分とより構
成したことを特徴とする」(当該公報中の第379頁左
欄第8行〜第10行参照)ものである。
【0003】従来、この種のディスクキャッシュ(VS
領域とNVS領域とを有するディスクキャッシュ)のメ
モリ管理を行うディスクキャッシュにおけるメモリ管理
方式では、VS領域は揮発性のデータ(以下、揮発デー
タという)のみを記憶し、NVS領域は不揮発性のデー
タ(以下、不揮発データという)のみを記憶するよう
に、メモリ管理が行われていた。ここで、不揮発データ
をVS領域に格納することは障害の発生による不揮発デ
ータの消失等の支障を招くので必ず避けなければならな
いが、揮発データをNVS領域に格納することは必ずし
も許容されないことではない。それにもかかわらず、従
来のディスクキャッシュにおけるメモリ管理方式では、
NVS領域に揮発データが格納されることはなかった。
【0004】したがって、VS領域が全て使用されてい
る場合(VS領域の空きがない場合)には、NVS領域
の空きがある場合にでも、新たに書き込むべき揮発デー
タがディスクキャッシュに格納されることはなく、ディ
スクキャッシュ全体の容量の大きさの割に当該ディスク
キャッシュのヒット率が低いという状況が生じていた。
【0005】なお、NVS領域は、VS領域に比べて、
ハードウェア的な構造が複雑であり、ディスクキャッシ
ュに占める容量の割合は一般的に低くなっている。しか
し、不揮発データの発生頻度は揮発データの発生頻度に
比べて低いのが一般的であるので、「VS領域の空きが
なくNVS領域の空きがある」という状況が生じる蓋然
性は高い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
クキャッシュにおけるメモリ管理方式では、NVS領域
の空きがあっても揮発データがNVS領域に格納される
ことはないので、不揮発データによるNVS領域の使用
頻度が少ない場合にもNVS領域の空きを揮発データの
ために利用することができず、ディスクキャッシュのヒ
ット率の低下や、当該ディスクキャッシュが使用される
計算機システムのスループットの低下を招くという問題
点があった。
【0007】本発明の目的は、上述の点に鑑み、揮発デ
ータに関するディスクキャッシュの有効容量を増やし、
ディスクキャッシュのヒット率の向上を図り、当該ディ
スクキャッシュが使用される計算機システムのスループ
ットを向上させることができるディスクキャッシュにお
けるメモリ管理方式を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクキャッ
シュにおけるメモリ管理方式は、VS領域とNVS領域
とを有するディスクキャッシュと、このディスクキャッ
シュにおいてVS領域の空きがなくNVS領域の空きが
ある場合に新たに書き込むべき揮発データをNVS領域
に格納し、前記ディスクキャッシュにおいてNVS領域
の空きがなくNVS領域に揮発データが格納されている
場合にNVS領域内の揮発データを破棄して新たに書き
込むべき不揮発データをNVS領域に格納するメモリ管
理手段とを有する。
【0009】
【作用】本発明のディスクキャッシュにおけるメモリ管
理方式では、メモリ管理手段が、ディスクキャッシュ
(VS領域とNVS領域とを有するディスクキャッシ
ュ)においてVS領域の空きがなくNVS領域の空きが
ある場合に新たに書き込むべき揮発データをNVS領域
に格納し、当該ディスクキャッシュにおいてNVS領域
の空きがなくNVS領域に揮発データが格納されている
場合にNVS領域内の揮発データを破棄して新たに書き
込むべき不揮発データをNVS領域に格納する。
【0010】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例に係るディスク
キャッシュにおけるメモリ管理方式の構成を示すブロッ
ク図である。
【0012】本実施例のディスクキャッシュにおけるメ
モリ管理方式は、VS領域11およびNVS領域12を
有するディスクキャッシュ10と、メモリ管理手段20
と、磁気ディスク30とを含んで構成されている。
【0013】図2は、ディスクキャッシュ10の領域使
用状況を示す図である。
【0014】ディスクキャッシュ10は、VS領域11
とNVS領域12とに物理境界により分割されている。
これらの2領域は、連続アドレスであっても、非連続ア
ドレスであっても問題はない。VS領域11に書き込ま
れているデータは電源ダウン等の障害が生じるとその内
容が保証されなくなるが、NVS領域12に書き込まれ
ているデータは障害が発生してもその内容が保証される
(先にも述べたように、NVS領域12のディスクキャ
ッシュ10に占める容量の割合はVS領域11のそれに
比べて一般的に低くなっている)。
【0015】本実施例では、ディスクキャッシュ10の
アクセスの単位(ディスクキャッシュ10に書き込まれ
るデータの書込み単位、あるいはディスクキャッシュ1
0の管理単位)は、キャッシュブロックであるものとす
る。
【0016】ディスクキャッシュ10に書き込まれるデ
ータは、その属性(書込み属性)により、揮発データと
不揮発データとに分類される。この書込み属性は、ディ
スクキャッシュ10に書き込まれる際に決定され、揮発
データは障害の発生等により消失してもかまわないが、
不揮発データは障害発生時にもその内容を保証しなけれ
ばならない。
【0017】ディスクキャッシュ10内のキャッシュブ
ロックは、そのキャッシュブロックの使用状況,そのキ
ャッシュブロックの記憶属性(VS領域11に属するか
NVS領域12に属するかの別)およびそのキャッシュ
ブロックに格納されているデータの書込み属性に基づ
き、リンク方式により管理されている。
【0018】すなわち、ディスクキャッシュ10内のキ
ャッシュブロックは、VS未使用リンク(VS Fre
e Link)101,NVS未使用リンク(NVS
Free Link)102,VS使用リンク(VS
Use Link)103およびNVS使用リンク(N
VS Use Link)104のいずれかに属する。
ここで、各リンクに属するキャッシュブロックの属性等
は以下の〜のようになる。
【0019】 VS未使用リンク101に属するキャ
ッシュブロックは、記憶属性が「VS」であり(VS領
域11に存在し)、使用状況が未使用である。
【0020】 NVS未使用リンク102に属するキ
ャッシュブロックは、記憶属性が「NVS」であり(N
VS領域12に存在し)、使用状況が未使用である。
【0021】 VS使用リンク103に属するキャッ
シュブロックは、使用状況が使用中であり、書込み属性
が「揮発データ」である(そのキャッシュブロックに揮
発データが書き込まれている)。本実施例、ひいては本
発明においては、NVS領域12内のキャッシュブロッ
ク(記憶属性がNVSであるキャッシュブロック)もV
S使用リンク103に属し得る。ここで、VS使用リン
ク103に属するNVS領域12内のキャッシュブロッ
クは、VS使用リンク103に属するとともに、NVS
補助リンク105にも重ねて属することになる。
【0022】 NVS使用リンク104に属するキャ
ッシュブロックは、記憶属性が「NVS」であり、使用
状況が使用中である。
【0023】なお、従来のディスクキャッシュにおける
メモリ管理方式でも、VS未使用リンク,NVS未使用
リンク,VS使用リンクおよびNVS使用リンクによる
リンク方式でのメモリ管理は行われていたが、NVS補
助リンクの考え方は存在しなかった。
【0024】図3は、本実施例のディスクキャッシュに
おけるメモリ管理方式の揮発データ書込み処理(揮発デ
ータ/不揮発データ判定処理を含む)を示す流れ図であ
る。この処理は、揮発データ/不揮発データ判定ステッ
プ300と、VS領域空き有無判定ステップ301と、
NVS領域空き有無判定ステップ302と、スレッシュ
ホールド以上判定ステップ303と、NVS領域格納ス
テップ304と、VS領域LRUデータ破棄ステップ3
05と、VS領域格納ステップ306とからなる。
【0025】図4は、本実施例のディスクキャッシュに
おけるメモリ管理方式の不揮発データ書込み処理を示す
流れ図である。この処理は、NVS領域空き有無判定ス
テップ401と、NVS領域内揮発データ有無判定ステ
ップ402と、磁気ディスク書込みステップ403と、
NVS領域揮発LRUデータ破棄ステップ404と、N
VS領域格納ステップ405とからなる。
【0026】次に、このように構成された本実施例のデ
ィスクキャッシュにおけるメモリ管理方式の動作につい
て説明する。
【0027】第1に、本実施例、ひいては本発明のディ
スクキャッシュにおけるメモリ管理方式の動作に関する
基本的な考え方について説明する。
【0028】ディスクキャッシュ10においては、VS
未使用リンク101とVS使用リンク103とが対にな
って動作しており、NVS未使用リンク102とNVS
使用リンク104とが対になって動作している。このこ
とは、リンク方式が採用されているディスクキャッシュ
におけるメモリ管理方式では、従来においても同様であ
る。
【0029】メモリ管理手段20は、新たに書き込むべ
きデータが発生した場合に、未使用リンク(VS未使用
リンク101またはNVS未使用リンク102)よりキ
ャッシュブロックを切り放し、そのキャッシュブロック
に当該データを書き込んだ後に、使用リンク(VS使用
リンク103またはNVS使用リンク104)のMRU
(Most Recently Used。最上位)に
そのキャッシュブロックをつなぎ込む。また、すでに書
き込まれているデータに対してアクセスが発生した場合
にも、使用リンクよりそのデータが格納されているキャ
ッシュブロックを切り放し、新たなデータを書き込んだ
後に、そのキャッシュブロックを使用リンクのMRUに
つなぎ込む。
【0030】また、もし従来のディスクキャッシュにお
けるメモリ管理方式のように「揮発データをNVS領域
12に書き込むことがない」場合には、メモリ管理手段
20は、VS領域11およびNVS領域12の別にかか
わらず、次のような処理を行う。
【0031】すなわち、メモリ管理手段20は、新たな
データの発生時に未使用リンクに属するキャッシュブロ
ックがなかった場合には、使用リンクのLRU(Lea
stRecently Used。最下位)のキャッシ
ュブロックを切り放してそのキャッシュブロック内のデ
ータを破棄(パージ)し(データの破棄が行われたキャ
ッシュブロックは使用リンクより切り放されて未使用リ
ンクにつなぎ込まれる)、その後に当該キャッシュブロ
ックに新たなデータを書き込み、当該キャッシュブロッ
クの使用リンクへのつなぎ込みを上述と同様の態様で行
う。
【0032】しかし、本実施例、ひいては本発明のディ
スクキャッシュにおけるメモリ管理方式では、新たな揮
発データの発生時に、VS未使用リンク101に属する
キャッシュブロックがなく、かつNVS未使用リンク1
02に属するキャッシュブロックがある場合に、NVS
未使用リンク102よりキャッシュブロックが切り放さ
れ、新たな揮発データがその切り放されたキャッシュブ
ロックに書き込まれる(後述する図3の処理を参照のこ
と)。
【0033】この書込みの際には、メモリ管理手段20
は、揮発データが格納されたNVS領域12内のキャッ
シュブロックを、VS使用リンク103に属するように
設定すると同時に、NVS補助リンク105にも属する
ように設定する。これは、NVS領域12において、揮
発データが格納されたキャッシュブロックを不揮発デー
タが格納されたキャッシュブロックと区別するためであ
る。
【0034】第2に、新たな揮発データを書き込む場合
のメモリ管理手段20の動作について説明する。この場
合には、メモリ管理手段20は次のような処理を行う
(図3参照)。
【0035】新たに書き込むデータが揮発データである
か否かを判定し(ステップ300)、この判定で「揮発
データである」と認識する。
【0036】ディスクキャッシュ10内のVS領域11
の空きがあるか否か(VS未使用リンク101に属する
キャッシュブロックが存在するか否か)を判定する(ス
テップ301)。
【0037】ステップ301で「VS領域11の空きが
ない」と判定した場合には、NVS領域12の空きがあ
るか否か(NVS未使用リンク102に属するキャッシ
ュブロックが存在するか否か)を判定する(ステップ3
02)。
【0038】ステップ302で「NVS領域12の空き
がある」と判定した場合には、その空きがスレッシュホ
ールド(しきい値)以上あるか否か(NVS未使用リン
ク102に属するキャッシュブロックの数がスレッシュ
ホールド以上であるか否か)を判定する(ステップ30
3)。
【0039】ステップ303で「NVS領域12の空き
がスレッシュホールド以上ある」と判定した場合には、
新たに書き込むべき揮発データをNVS領域12に書き
込む(格納する)(ステップ304)。すなわち、NV
S未使用リンク102に属するキャッシュブロックの1
つを切り放し、そのキャッシュブロックに当該揮発デー
タを格納し、そのキャッシュブロックをVS使用リンク
103およびNVS補助リンク105につなぎ込む。
【0040】このように、「VS領域11の空きがな
く、NVS領域12の空きがあり、その空きがスレッシ
ュホールド以上ある」という場合にのみ、新たな揮発デ
ータがNVS領域12に書き込まれる(それ以外の場合
にはステップ306でVS領域11に当該揮発データが
書き込まれる)。
【0041】ところで、ステップ303に示すように、
メモリ管理手段20は、NVS領域12の空き容量をス
レッシュホールドで管理している。スレッシュホールド
の値は、「NVS領域12に不揮発データを書き込む際
にNVS領域12内の揮発データを破棄する処理と、N
VS領域12に揮発データを書き込む処理とが、頻繁に
発生しないように」という方針によって設定される。上
述のような2つの処理(NVS領域12内の揮発データ
を破棄する処理およびNVS領域12に揮発データを書
き込む処理)は、VS領域11およびNVS領域12に
ともに空きがなく、揮発データと不揮発データとの発生
が交互に発生する状態またはそれに近い状態になった場
合に、頻繁に発生する。このような処理が頻繁に発生す
ることは、本発明を採用しない場合に比べて、かえって
処理時間の長大化を招き、計算機システムのスループッ
トの低下を招来する。スレッシュホールドによる管理
は、そのような不都合の発生を防止するために有益であ
る。なお、スレッシュホールドによる管理は本発明に必
須のものではない。上述のような2つの処理が頻繁には
発生しないという保証がある場合等には、スレッシュホ
ールドによる管理を行わずに本発明を実現することに問
題はない。
【0042】ステップ302で「NVS領域12の空き
がない」と判定した場合またはステップ303で「NV
S領域12の空きがスレッシュホールド以上ない」と判
定した場合には、VS領域11のデータを破棄(パー
ジ)する(ステップ305)。この場合に、データの破
棄の制御手法としては、LRU制御が採用される。すな
わち、VS使用リンク103のLRUのキャッシュブロ
ックのデータ(LRUデータ。最も前にアクセスされた
データ)を破棄すべきデータとして選択する。なお、ス
テップ305におけるデータの破棄の制御手法は、LR
U制御に限定されるものではない。ただし、ディスクキ
ャッシュ10における効率的な領域の利用という観点か
らは、LRU制御が望ましいものと考えられる。
【0043】ステップ301で「VS領域11の空きが
ある」と判定した場合またはステップ305の破棄処理
が終了した場合には、VS領域11に当該揮発データを
書き込む(ステップ306)。
【0044】第3に、新たな不揮発データを書き込む場
合のメモリ管理手段20の動作について説明する。この
場合には、メモリ管理手段20は次のような処理を行う
(図4参照)。
【0045】新たに書き込むデータが不揮発データであ
るか否かを判定し(図3中のステップ300)、この判
定で「不揮発データである」と認識する(図4中の
「*」参照)。
【0046】ディスクキャッシュ10内のNVS領域1
2の空きがあるか否か(NVS未使用リンク102に属
するキャッシュブロックが存在するか否か)を判定する
(ステップ401)。
【0047】ステップ401で「NVS領域12の空き
がない」と判定した場合には、NVS領域12に揮発デ
ータがある(格納されている)か否か(NVS補助リン
ク105に属するキャッシュブロックが存在するか否
か)を判定する(ステップ402)。
【0048】ステップ402で「NVS領域12に揮発
データがない」と判定した場合には、ディスクキャッシ
ュ10を使用せずに磁気ディスク30に直接、その不揮
発データ(新たに書き込むべき不揮発データ)を書き込
む(ステップ403)。
【0049】ステップ402で「NVS領域12に揮発
データがある」と判定した場合には、NVS領域12内
の揮発データを破棄し(ステップ404)、当該新たな
不揮発データをNVS領域12(ステップ404で揮発
データが破棄されたNVS領域12内のキャッシュブロ
ック)に書き込む(このキャッシュブロックはNVS使
用リンク104のMRUにつなぎ込まれる)(ステップ
405)。この場合に、ステップ404におけるデータ
の破棄の制御手法としては、LRU制御が採用される。
すなわち、NVS補助リンク105のLRUのキャッシ
ュブロックのデータ(揮発LRUデータ)を破棄すべき
データとして選択する。なお、ステップ404における
データの破棄の制御手法は、LRU制御に限定されるも
のではない。ただし、ディスクキャッシュ10における
効率的な領域の利用という観点からは、LRU制御が望
ましいものと考えられる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、NVS領
域の空きがある場合に揮発データをNVS領域に格納す
ることを可能にすることにより、揮発データに関するデ
ィスクキャッシュの有効容量を増やすことができ、ディ
スクキャッシュのヒット率を向上させることができ、当
該ディスクキャッシュが使用される計算機システムのス
ループットを向上させることが可能になるという効果を
有する。
【0051】ここで、NVS領域への揮発データの書込
みの可否をスレッシュホールドによって管理することに
より、上述の効果を達成しつつ、無制限な「NVS領域
への揮発データの書込み」を防止することができる(本
発明を採用することによりかえってスループットが低下
するという事態の発生を防ぐことができる)という効果
がある。
【0052】なお、NVS領域に格納されている揮発デ
ータを破棄する際に、LRU制御により当該破棄の制御
を行うことで、上述の効果を達成しつつ、ディスクキャ
ッシュにおける効率的な領域の利用を実現することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスクキャッシュに
おけるメモリ管理方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のディスクキャッシュの領域使用状況を
示す図である。
【図3】図1に示すディスクキャッシュにおけるメモリ
管理方式の揮発データ書込み処理(揮発データ/不揮発
データ判定処理を含む)を示す流れ図である。
【図4】図1に示すディスクキャッシュにおけるメモリ
管理方式の不揮発データ書込み処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
10 ディスクキャッシュ 11 VS領域 12 NVS領域 20 メモリ管理手段 30 磁気ディスク 101 VS未使用リンク 102 NVS未使用リンク 103 VS使用リンク 104 NVS使用リンク 105 NVS補助リンク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 VS領域とNVS領域とを有するディス
    クキャッシュと、 このディスクキャッシュにおいてVS領域の空きがなく
    NVS領域の空きがある場合に新たに書き込むべき揮発
    データをNVS領域に格納し、前記ディスクキャッシュ
    においてNVS領域の空きがなくNVS領域に揮発デー
    タが格納されている場合にNVS領域内の揮発データを
    破棄して新たに書き込むべき不揮発データをNVS領域
    に格納するメモリ管理手段とを有することを特徴とする
    ディスクキャッシュにおけるメモリ管理方式。
  2. 【請求項2】 ディスクキャッシュ内のNVS領域の空
    き容量をスレッシュホールドにより管理し、前記ディス
    クキャッシュにおいてVS領域の空きがなくNVS領域
    の空き容量がスレッシュホールド以上である場合に新た
    に書き込むべき揮発データをNVS領域に格納するメモ
    リ管理手段を有することを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクキャッシュにおけるメモリ管理方式。
  3. 【請求項3】 NVS領域に格納されている揮発データ
    を破棄する際に、破棄すべき揮発データをLRU制御に
    よって選択するメモリ管理手段を有することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のディスクキャッシュに
    おけるメモリ管理方式。
  4. 【請求項4】 ディスクキャッシュにおけるVS領域お
    よびNVS領域内のキャッシュブロックがVS未使用リ
    ンク,NVS未使用リンク,NVS補助リンクを重ねて
    包含するVS使用リンク,およびNVS使用リンクによ
    って管理されていることを特徴とする請求項1,請求項
    2または請求項3記載のディスクキャッシュにおけるメ
    モリ管理方式。
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