JPH08137754A - ディスクキャッシュ装置 - Google Patents

ディスクキャッシュ装置

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JPH08137754A
JPH08137754A JP6276146A JP27614694A JPH08137754A JP H08137754 A JPH08137754 A JP H08137754A JP 6276146 A JP6276146 A JP 6276146A JP 27614694 A JP27614694 A JP 27614694A JP H08137754 A JPH08137754 A JP H08137754A
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disk
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JP6276146A
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Inventor
Tetsuya Toi
哲也 戸井
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホスト装置からのファイルアクセス要求が、
シーケンシャルアクセスであるか否かを判断して、その
判断結果に応じた手順でキャッシュメモリの制御が行わ
れるディスクキャッシュ装置を提供する。 【構成】 ディスクキャッシュ装置11に、アクセス要
求がなされたアドレスの連続性を評価することによっ
て、そのアクセス要求がシーケンシャルアクセスである
か否かを判断するシーケンシャルアクセス検出装置14
を設け、その検出結果に応じて、ホスト装置41からの
読み出し要求に応じて、ディスク装置42からデータを
読み出す際のプリフェッチ量が変更されるよう、ディス
クキャッシュ装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクキャッシュ装
置に係わり、アクセス要求がシーケンシャルアクセスに
関するものか否かを判断し、その判断結果に応じて応答
手順を切り替えるディスクキャッシュ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置では、データをアクセスす
る際に、ヘッドを、記録媒体上のそのデータが記憶され
た箇所に移動させるといった処理が必要とされるため、
ディスク装置のアクセス速度は、半導体メモリに比べて
遅いものとなっている。このため、ホスト装置とディス
ク装置の間に、ディスクキャッシュ装置を設けることが
行われている。
【0003】ディスクキャッシュ装置には、ホスト装置
とディスク装置間で授受されたデータのコピーが記憶さ
れる半導体メモリ(キャッシュメモリ)が設けられてお
り、ディスクキャッシュ装置は、ホスト装置から読み出
し要求を受信した際、該当データがキャッシュメモリに
記憶されていた場合には、ディスク装置からデータを読
み出すことなく、キャッシュメモリ上のデータを用いて
その読み出し要求に応答する。そして、キャッシュメモ
リ上に記憶されていないデータの読み出し要求を受けた
場合には、ディスク装置から、そのデータを読み出して
その要求に応答するとともに、そのデータをキャッシュ
メモリ内に格納する。
【0004】また、ディスク装置からデータを読み出す
際に、そのデータに隣接して記憶されている幾つかのデ
ータをも同時に読み出す(プリフェッチする)ように構
成されたディスクキャッシュ装置も存在している。
【0005】このような形で動作するディスクキャッシ
ュ装置の読み出し要求に対する応答速度は、読み出し要
求されたデータがキャッシュメモリ上に記憶されている
場合に限り、高速化される。このため、ディスクキャッ
シュ装置では、新たなデータを格納するエントリを決定
する際、LRU(Least Recently Used )あるいはFI
FO(First In First Out)といったアルゴリズムによ
って、将来、アクセスされる可能性が低いと思われるエ
ントリが選択され、そのエントリ内のデータがキャッシ
ュメモリ上から消去されている。
【0006】なお、上記アルゴリズムのうち、FIFO
では、各エントリは、そのエントリに書き込みが行われ
た時間の前後関係によって順序付けられ、最も過去に書
き込みが行われたエントリが、新たなデータが格納され
るエントリとして選択される。また、LRUでは、各エ
ントリは、そのエントリがアクセスされていない時間の
大小関係によって順序付けられ、未使用時間の最も長い
(最も過去にアクセスが行われた)エントリが、新たな
データを記憶するためのエントリとして選択される。
【0007】しかしながら、このようなアルゴリズムに
従って動作するディスクキャッシュ装置を用いて、シー
ケンシャルアクセスを行った場合、たとえ、キャッシュ
メモリ内に再利用性の高いデータが記憶されていたとし
ても、その再利用性の高いデータがキャッシュメモリか
ら掃き出されて、再利用することが少ないシーケンシャ
ルアクセスデータが、掃き出しが行われにくい条件で格
納されてしまうことになる。
【0008】たとえば、キャッシュメモリの記憶容量を
超えるシーケンシャルアクセスを行った場合、それま
で、記憶されていたデータは、全て、キャッシュメモリ
から掃き出されて、キャッシュメモリ内には、アクセス
したデータの後半部分だけが記憶されることになる。こ
のため、その後、ディスクキャッシュ装置に対して、他
のファイルに関するデータの読み出し要求を出力して
も、そのデータの読み出しは、ディスク装置から直接に
行われることになってしまう。
【0009】また、同じ、シーケンシャルアクセスが繰
り返された場合にも、キャッシュメモリ内には、その後
半部分のデータが記憶されているものの、それらのデー
タは、ディスク装置内のブロックがシーケンシャルにア
クセスされていく際に、新たなデータで順次置換されて
いってしまうため、常に、ディスク装置からデータの読
み出しが行われることになってしまう。
【0010】このような問題を解決するために、特開平
2−62644号公報のディスクキャッシュ装置では、
シーケンシャルアクセスを行う際、キャッシュメモリが
フルになるまでは、キャッシュメモリを用いて、そのア
クセス要求に応答し、キャッシュメモリがフルになった
後は、キャッシュメモリの内容を更新することなく、デ
ィスク装置から読み出したデータを要求元に供給してい
る。
【0011】すなわち、この技術では、シーケンシャル
アクセスされるファイルのデータのうち、最初に部分の
データだけを、キャッシュメモリ内に記憶させることに
よって、再度、そのデータに対するシーケンシャルアク
セスが行われた際に、キャッシュがヒットするようにし
ている。
【0012】以上、シーケンシャルアクセスを行った際
に、生ずるキャッシュヒット率に関係する問題点につい
て説明したが、前述のプリフェッチを行うディスクキャ
ッシュ装置を用いて、シーケンシャルアクセスを行った
場合、その後のキャッシュヒット率は低下するものの、
シーケンシャルアクセスに必要とされる時間は、プリフ
ェッチを行わないディスクキャッシュ装置を用いた場合
と比べ短くなる。
【0013】図10および図11を用いて、プリフェッ
チの効果を簡単に説明する。プリフェッチを行わないデ
ィスクキャッシュ装置では、図10に模式的に示したよ
うに、アドレスAからA+4の5つのデータの読み出し
を行う場合、各読み出し要求毎に、ディスク装置が駆動
され、要求されたデータがキャッシュメモリ内に記憶さ
れる。このため、アドレスAの読み出し要求に関するハ
ンドシェークを行っている間に、ヘッドと記録媒体の位
置関係が次のブロック(アドレスA+1)の読み出しに
不適当なものとなってしまい、アドレスA+1のデータ
の読み出しを行う際に、ヘッドと記録媒体の位置関係が
適当なものとなるまで待つ必要が生ずる。
【0014】これに対し、プリフェッチを行わないディ
スクキャッシュ装置では、図11に模式的に示したよう
に、アドレスAの読み出し要求がなされた際、そのアド
レスのデータと、それに続くアドレスA+1〜A+4の
データの読み出しがディスク装置に対して要求され、そ
れらのデータが一括してキャッシュメモリ内に格納され
る。このため、プリフェッチを行った場合には、各デー
タを読み出す際に、ヘッドと記録媒体の位置関係が適当
なものとなるまで待つ必要がなくなり、アドレスAない
しA+4のデータを、ディスク装置からキャッシュメモ
リに転送するために必要とされる時間が短縮される。そ
して、その結果として、シーケンシャルアクセスに対す
る応答速度が高速化される。
【0015】このように、プリフェッチ量を大きくして
おくと、シーケンシャルアクセスに対するアクセス速度
が向上することになるが、そのような装置で、ランダム
アクセスを実行した場合には、特に、キャッシュヒット
率が低下してしまうことになる。
【0016】すなわち、プリフェッチを行うディスクキ
ャッシュ装置では、図11に示してあるように、アクセ
ス内容が、シーケンシャルアクセスであった場合には、
アドレスAの読み出し要求時に、キャッシュメモリ内に
記憶されたアドレスA+1ないしA+4のデータは、後
ほど、読み出される(キャッシュヒット)することにな
るが、アドレスAの読み出し要求がランダムアクセスで
あった場合には、不要なデータである、アドレスA+1
ないしA+4のデータがキャッシュメモリ内に格納され
てしまい、結局、キャッシュヒット率が低下することに
なってしまう。
【0017】このような問題を解消するために、特開平
2−18645号公報の技術では、キャッシュヒット回
数を計数することによって、データの連続性の度合を判
定し、その判定結果に応じて、プリフェッチ量を動的に
変化させている。
【0018】また、キャッシュメモリ内に記憶されたデ
ータをディスク装置に掃き出す際にも、読み出す時と同
じように、連続したアドレスのデータは、一括して、デ
ィスク装置に書き込むようにした方が、総合的な処理時
間が短縮されるが、このことを利用して、特開平2−4
2549号公報に記載のディスクキャッシュ装置では、
書き込み要求されているファイルがシーケンシャルアク
セスファイルであるか否かに応じて、ディスク装置への
書き込み手順を変更している。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、ディスクキャッシュ装置では、アクセス内容に応じ
て、キャッシュメモリへのデータ格納手順を変更するこ
とが望ましい。しかしながら、従来の技術では、アクセ
ス内容がシーケンシャルアクセスであるか否かの判断
を、ホスト装置から送られてくる情報を基に行っていた
ため、汎用性に乏しいものとなっていた。また、キャッ
シュヒット回数を計数することによって、プリフェッチ
量を変化させる特開平2−18645号公報の技術で
は、そのときに行われているシーケンシャルアクセスに
適当なプリフェッチ量になるまでに、何度もキャッシュ
ミスが発生することになってしまうという問題があっ
た。
【0020】さらに、複数のホスト装置によって、ディ
スクキャッシュ装置が共用される場合や、1台のホスト
装置上で複数のプロセスが実行される場合などには、シ
ーケンシャルアクセス要求とランダムアクセス要求が同
時期になされることがあるが、従来の技術では、いずれ
も、そのような場合に対処することができない。
【0021】そこで、本発明の目的は、ホスト装置から
のファイルアクセス要求が、シーケンシャルアクセスで
あるか否かを判断して、その判断結果に応じた手順でキ
ャッシュメモリの制御が行われるディスクキャッシュ装
置を提供することにある。
【0022】また、本発明の他の目的は、再利用性の高
いデータがシーケンシャルアクセスデータによって掃き
出されてしまうことがなく、かつ、シーケンシャルアク
セスに対する応答速度が速いディスクキャッシュ装置を
提供することにある。
【0023】さらに、本発明の他の目的は、複数のファ
イルに関するアクセス要求が、同時期になされても、各
アクセス要求が、シーケンシャルアクセスであるか否か
を判断して、その判断結果に応じた手順でキャッシュメ
モリの制御が行われるディスクキャッシュ装置を提供す
ることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
(イ)所定のキャッシングアルゴリズムによってその内
容の入れ替えが行われる、ディスク装置から読み出され
たデータを一時的に記憶するためのキャッシュメモリ
と、(ロ)前回の読み出し要求時にアクセスされたディ
スクアドレスを保持するディスクアドレス保持手段と、
(ハ)読み出し要求がなされているディスクアドレス
と、ディスクアドレス保持手段に保持されたディスクア
ドレスとを比較して、それぞれのディスクアドレスによ
って指定される記憶領域がディスク装置内で連続したも
のであるか否かを判定する判定手段と、(ニ)この判定
手段が所定回数連続して、ディスクアドレスによって指
定される記憶領域が連続したものであると判定したとき
に、読み出し要求によるアクセスがシーケンシャルアク
セスであるか否かを判断する判断手段と、この判定手段
の判定結果に応じて、読み出し要求によるアクセスがシ
ーケンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段
と、(ホ)この判断手段によってシーケンシャルアクセ
スでないと判断された場合には、ディスク装置からデー
タを読み出す際のデータ数を規定する情報であるプリフ
ェッチ量に第1基準値を設定し、シーケンシャルアクセ
スであると判断された場合には、プリフェッチ量とし
て、その第1基準値より大きな第2基準値を設定するプ
リフェッチ量設定手段と、(ヘ)読み出し要求がなされ
ているディスクアドレスのデータがキャッシュメモリ内
に記憶されていない場合には、そのディスクアドレスか
ら始まる、プリフェッチ量設定手段が設定したプリフェ
ッチ量に応じた数のデータを読み出してキャッシュメモ
リに記憶させるとともに、キャッシュメモリに記憶され
たデータを用いて、その読み出し要求に応答する第1応
答手段と、(ト)読み出し要求がなされているディスク
アドレスのデータがキャッシュメモリ内に記憶されてい
た場合には、そのキャッシュメモリに記憶されたデータ
を用いて、その読み出し要求に応答する第2応答手段と
を具備する。
【0025】すなわち、請求項1記載の発明では、ディ
スクキャッシュ装置に、読み出し要求がなされているデ
ィスクアドレスを前回のディスクアドレスと比較して、
それらのディスクアドレスに応じた記憶領域がディスク
装置の記録媒体上で連続したものであるか否かを判定す
る判定手段と、その判定手段が、所定回数連続して記録
媒体上で連続したものであると判定したときに、現在な
されているアクセス要求がシーケンシャルアクセスであ
ると判断する判断手段を設ける。そして、判断手段によ
ってシーケンシャルアクセスであると判断された場合
に、1回のアクセス要求に対してディスク装置から読み
出すデータ数を規定する情報であるプリフェッチ量を、
それ以外の場合に設定されている第1基準値よりも、大
きな第2基準値に変更させる。
【0026】これにより、アクセスがシーケンシャルア
クセスであるか否かを示す情報がホスト装置から通知さ
れなくとも、アクセス内容に適したように応答手順が変
更されることになる。なお、判定手段としては、たとえ
ば、ディスクアドレスが“1”だけ異なっていたとき
に、連続したものであると判定するものを用いることが
できる。また、キャッシュアルゴリズムとしては、たと
えば、LRUアルゴリズムを用いることができる。
【0027】請求項2記載の発明は、(イ)所定のキャ
ッシングアルゴリズムによってその内容の入れ替えが行
われる、ディスク装置から読み出されてデータが一時的
に記憶するためのキャッシュメモリと、(ロ)ディスク
装置から読み出されたデータを一時的に記憶するための
メモリと、(ハ)前回の読み出し要求時にアクセスされ
たディスクアドレスを保持するディスクアドレス保持手
段と、(ニ)読み出し要求がなされているディスクアド
レスと、ディスクアドレス保持手段に保持されたディス
クアドレスとを比較して、それぞれのディスクアドレス
によって指定される記憶領域がディスク装置内で連続し
たものであるか否かを判定する判定手段と、(ホ)この
判定手段が所定回数連続して、ディスクアドレスによっ
て指定される記憶領域が連続したものであると判定した
ときに、読み出し要求によるアクセスがシーケンシャル
アクセスであるか否かを判断する判断手段と、(ヘ)こ
の判断手段によってシーケンシャルアクセスでないと判
断された場合に、キャッシュメモリを使用して、その読
み出し要求に応答する第1応答手段と、(ト)判断手段
によってシーケンシャルアクセスであると判断された場
合において、要求されているディスクアドレスのデータ
がメモリ内に記憶されていないときには、要求されてい
るディスクアドレスのデータをディスク装置から読み出
してその読み出し要求に応答するとともに、そのディス
クアドレス以降の所定数のデータをディスク装置から読
み出してメモリに記憶させ、メモリに記憶されていると
きには、そのデータを用いて読み出し要求に応答する第
2応答手段とを具備する。
【0028】すなわち、請求項2記載の発明では、ディ
スクキャッシュ装置に、2種のメモリ(キャッシュメモ
リとメモリ)を設けるとともに、読み出し要求がなされ
ているディスクアドレスを前回のディスクアドレスと比
較して、それらのディスクアドレスに応じた記憶領域が
ディスク装置の記録媒体上で連続したものであるか否か
を判定する判定手段と、その判定手段が、所定回数連続
して記録媒体上で連続したものであると判定したとき
に、現在なされているアクセス要求がシーケンシャルア
クセスであると判断する判断手段を設ける。そして、判
断手段によってシーケンシャルアクセスでないと判断さ
れた場合には、第1応答手段を機能させて、キャッシュ
メモリを利用して、そのアクセス要求に応答させる。ま
た、シーケンシャルアクセスであった場合には、第2応
答手段を機能させ、メモリ内に所定数のデータを先読み
しつつ、その読み出し要求に応答させる。
【0029】請求項3記載の発明は、(イ)所定のキャ
ッシュアルゴリズムによってその内容の入れ替えが行わ
れる、ディスク装置から読み出されたデータを一時的に
記憶するためのキャッシュメモリと、(ロ)前回の読み
出し要求時にアクセスされたディスクアドレスを、アク
セス対象とされたファイルごとに保持するディスクアド
レス保持手段と、(ハ)読み出し要求がなされているデ
ィスクアドレスと、そのディスクアドレスに記憶されて
いるデータが属するファイルに関してディスクアドレス
保持手段に保持されているディスクアドレスとを比較し
て、それぞれのディスクアドレスによって指定される記
憶領域がディスク装置内で連続したものであるか否かを
判定する判定手段と、(ニ)この判定手段が所定回数連
続して、ディスクアドレスによって指定される記憶領域
が連続したものであると判定したときに、読み出し要求
によるアクセスがシーケンシャルアクセスであるか否か
を判断する判断手段と、(ホ)この判断手段によってシ
ーケンシャルアクセスでないと判断されたときには、デ
ィスク装置からデータを読み出す際のデータ数を規定す
る情報であるプリフェッチ量に第1基準値を設定し、シ
ーケンシャルアクセスであると判断されたときには、プ
リフェッチ量として、第1基準値より大きな第2基準値
を設定するプリフェッチ量設定手段と、(ヘ)読み出し
要求がなされているディスクアドレスのデータがキャッ
シュメモリ内に記憶されていない場合に、そのディスク
アドレスから始まる、プリフェッチ量設定手段が設定し
たプリフェッチ量に応じた数のデータを読み出してキャ
ッシュメモリに記憶させるとともに、キャッシュメモリ
に記憶されたデータを用いて、その読み出し要求に応答
する第1応答手段と、(ト)読み出し要求がなされてい
るディスクアドレスのデータがキャッシュメモリ内に記
憶されている場合に、そのキャッシュメモリに記憶され
たデータを用いて、その読み出し要求に応答する第2応
答手段とを具備する。
【0030】すなわち、請求項3記載の発明では、ディ
スクキャッシュ装置に、前回アクセスされたディスクア
ドレスをファイル毎に記憶するディスクアドレス保持手
段を設け、判定手段および判断手段によって、読み出し
要求がなされているディスクアドレスと、その要求され
ているファイルに関して、ディスクアドレス保持手段に
記憶されているディスクアドレスとの比較と、その比較
結果を基に、現在なされているアクセス要求がシーケン
シャルアクセスであるか否かの判断を行わせる。そし
て、判断手段によってシーケンシャルアクセスであると
判断された場合に、プリフェッチ量を、それ以外の場合
に設定される第1基準値よりも、大きな第2基準値に変
更させ、1回のアクセス要求に対してディスク装置から
読み出されるデータ数を大きくさせる。
【0031】これにより、アクセスがシーケンシャルア
クセスであるか否かを示す情報がホスト装置から通知さ
れなくとも、アクセス内容に適したように応答手順が変
更されることになるとともに、複数のファイルに関する
アクセスが同時期に行われても、それぞれのファイルが
シーケンシャルアクセスであるか否かに応じて、最適な
キャッシュ制御が行われることになる。
【0032】請求項4記載の発明は、(イ)所定のキャ
ッシングアルゴリズムによってその内容の入れ替えが行
われる、ディスク装置から読み出されたデータを一時的
に記憶するためのキャッシュメモリと、(ロ)ディスク
装置から読み出されたデータを一時的に記憶するための
メモリと、(ハ)前回の読み出し要求時にアクセスされ
たディスクアドレスを、アクセス対象とされたファイル
ごとに保持するディスクアドレス保持手段と、(ニ)読
み出し要求がなされているディスクアドレスと、そのデ
ィスクアドレスに記憶されているデータが属するファイ
ルに関してディスクアドレス保持手段に保持されている
ディスクアドレスとを比較して、それぞれのディスクア
ドレスによって指定される記憶領域がディスク装置内で
連続したものであるか否かを判定する判定手段と、
(ホ)この判定手段が所定回数連続して、ディスクアド
レスによって指定される記憶領域が連続したものである
と判定したときに、読み出し要求によるアクセスがシー
ケンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段
と、(ヘ)この判断手段によってシーケンシャルアクセ
スでないと判断された場合に、キャッシュメモリを使用
して、その読み出し要求に応答する第1応答手段と、
(ト)判断手段によってシーケンシャルアクセスである
と判断されている場合において、要求されているディス
クアドレスのデータがメモリ内に記憶されていないとき
には、要求されているディスクアドレスのデータをディ
スク装置から読み出してその読み出し要求に応答すると
ともに、そのディスクアドレス以降の所定数のデータを
ディスク装置から読み出してメモリに記憶させ、要求さ
れているデータがメモリに記憶されているときには、そ
のメモリ内のデータを用いて読み出し要求に応答する第
2応答手段とを具備する。
【0033】すなわち、請求項4記載の発明では、ディ
スクキャッシュ装置に、2種のメモリ(キャッシュメモ
リとメモリ)を設けるとともに、読み出し要求がなされ
ているディスクアドレスを、その要求されているファイ
ルに関して記憶されている前回のディスクアドレスと比
較して、現在なされているアクセス要求がシーケンシャ
ルアクセスであるか否かを判断する手段(ディスクアド
レス保持手段、判定手段、判断手段)を設ける。そし
て、シーケンシャルアクセスでないと判断された場合に
は、第1応答手段によって、キャッシュメモリを利用し
て、そのアクセス要求に応答させる。また、シーケンシ
ャルアクセスであった場合には、第2応答手段を機能さ
せ、メモリ内に所定数のデータを先読みしつつ、その読
み出し要求に応答させる。
【0034】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0035】第1の実施例
【0036】図1に、本発明の第1の実施例におけるデ
ィスクキャッシュ装置の概略構成を示す。図示したよう
に、第1の実施例のディスクキャッシュ装置は、キャッ
シュメモリ12と制御装置13とシーケンシャルアクセ
ス検出装置14を主な構成要素として有しており、ディ
スクキャッシュ装置11は、ホストインタフェース18
を介してホスト装置41と、ディスクインタフェース1
9を介してディスク装置42と接続される。
【0037】キャッシュメモリ12は、ホスト装置41
とディスク装置42間で授受されるデータのコピー(あ
るいはオリジナル)が保存されるメモリであり、データ
を記憶するための複数のエントリが設けられている。制
御装置13は、キャッシュメモリ12の掃出制御と、デ
ィスク装置31のプリフェッチ量制御を行う装置であ
り、プリフェッチ量の制御(変更)は、シーケンシャル
アクセス検出装置14の検出結果に応じて行われる。
【0038】図2に、シーケンシャルアクセス検出装置
の概要を示す。図示したように、シーケンシャルファイ
ル検出装置は、加算器21とレジスタ22と比較器23
とカウンタ24によって構成されている。加算器21に
は、アクセス要求アドレス51が入力されており、加算
器21は、入力されたアドレスを“1”インクリメント
して、レジスタ22に供給する。この際、レジスタ22
に記憶されていたアドレス52(すなわち、前回のアク
セス要求アドレスに“1”を加算したアドレス)は、比
較器23に入力され、比較器23は、レジスタ22から
の入力と、アクセス要求アドレス51を比較して、両者
が一致している場合に、カウンタ24の内容を“1”増
加させ、両者が一致していない場合には、カウンタ24
の内容をリセットする。そして、カウンタ24は、その
カウント値が基準値を上回っているときに、所定のシー
ケンシャルアクセス検出信号53を出力するように構成
されている。
【0039】このように、第1の実施例のディスクキャ
ッシュ装置に備えられたシーケンシャルアクセス検出装
置14は、ホスト装置からのアクセス要求アドレスが、
所定回数(カウンタに対して設定されている基準値)連
続したものであった場合に、所定のシーケンシャルアク
セス検出信号を制御装置13に対して出力する。
【0040】そして、制御装置13は、シーケンシャル
アクセス検出装置14より出力されるシーケンシャルア
クセス検出信号に応じて、ディスク装置からデータを読
み出す際のプリフェッチ量を以下のように変更する。
【0041】図3を用いて、第1の実施例のディスクキ
ャッシュ装置の動作を説明する。なお、この図は、制御
装置の動作を中心とした流れ図であり、ここに示した一
連の処理は、ホスト装置から、データの読み出し要求が
なされたときに実行されるものである。
【0042】図3に示してあるように、ホスト装置か
ら、あるデータの読み出し要求を受信した際、制御装置
は、まず、キャッシュ管理テーブルの内容を基に、キャ
ッシュメモリ内に、要求されたデータのコピーが存在し
ているか否かを判断(ステップS101)する。そし
て、そのデータのコピーが存在していた場合(Y)に
は、キャッシュメモリに記憶されたデータをホスト装置
に転送(ステップS111)するとともに、キャッシュ
管理テーブルの内容(LRU順位)を更新(ステップS
112)して、処理を終了する。
【0043】キャッシュメモリ内に、要求されたデータ
が記憶されていない場合(ステップS101;N)に
は、シーケンシャルアクセス検出装置からの入力によっ
て、現在、シーケンシャルアクセスがなされているか否
かを判断(ステップS102)する。
【0044】そして、シーケンシャルアクセスでない場
合(ステップS102;N)において、空エントリがな
いとき(ステップS103;N)には、キャッシュ管理
テーブルの内容を基に、必要である場合には、その内容
をディスク装置に書き戻すといった処理を行って、最も
長くアクセスが行われていないエントリを空エントリに
する(ステップS104)。次いで、制御装置は、ディ
スク装置に対して、要求された1ブロック分のデータの
読み出しを命令(ステップS105)し、読み出したデ
ータを空エントリに書き込む(ステップS106)。そ
して、そのデータのホスト装置への転送(ステップS1
11)と、キャッシュ管理テーブルの内容更新(ステッ
プS112)を行い、処理を終了する。
【0045】また、シーケンシャルアクセスである場合
(ステップS102;Y)には、キャッシュメモリ内に
データを格納するための、N個の空エントリを用意(ス
テップS107、S108)する。なお、Nは、キャッ
シュメモリのサイズ、および、ディスク装置の仕様に応
じて、予め設定される値(プリフェッチ量)である。そ
して、ディスク装置に対して、要求されたブロックで始
まるNブロック分のデータの読み出しを命令(ステップ
S109)し、読み出したN個のデータの空エントリへ
の書き込み(ステップS110)を行った後に、要求さ
れたデータのホスト装置への転送(ステップS111)
と、キャッシュ管理テーブルの内容更新(ステップS1
12)を行い、処理を終了する。
【0046】このように、第1の実施例のディスクキャ
ッシュ装置では、シーケンシャルアクセスがなされた場
合には、プリフェッチ量が変更されて、あるアドレスの
データが要求された際に、キャッシュメモリ内に、その
アドレス以降のN個のデータが一括して、ディスク装置
から読み出されて、キャッシュメモリ内に記憶される。
このため、ディスク装置とキャッシュメモリ間のデータ
転送に要する時間が短縮され、結果として、シーケンシ
ャルアクセスに高速に応答できることになる。また、非
連続なアドレスに対するアクセスが要求された場合に
は、プリフェッチを行わずに、要求されたデータだけを
読み出すようになっているため、不必要なデータの記憶
に、キャッシュメモリが使用されることもない。
【0047】なお、第1の実施例のディスクキャッシュ
装置では、シーケンシャルアクセス検出装置として、要
求アドレスが、前回の要求アドレスより“1”大きいケ
ースが所定回数連続したときに、シーケンシャルアクセ
ス検出信号を出力するものを用いているが、以下のよう
な構成のシーケンシャルアクセス検出装置を用いること
もできる。
【0048】図4に、第1の実施例のディスクキャッシ
ュ装置で使用することができる、シーケンシャルアクセ
ス検出装置の他の構成例(変形例)を示す。図示したよ
うに、変形例のシーケンシャルアクセス検出装置は、レ
ジスタ22と比較器23とカウンタ24によって構成さ
れている。図2に示したシーケンシャルアクセス検出装
置では、アクセス要求アドレスが入力されていたが、こ
のシーケンシャルアクセス装置では、アクセス要求アド
レスのうち、最下位ビットを除いた上位アドレス51′
が、レジスタ22と比較器23に入力されており、比較
器23は、レジスタ22からの入力(すなわち、前回の
アクセス要求アドレスの上位アドレス)と、アクセス要
求アドレスの上位アドレス51′を比較して、両者が一
致している場合に、カウンタ24の内容を“1”増加さ
せ、両者が一致していない場合には、カウンタ24の内
容をリセットする。そして、カウンタ24は、そのカウ
ント値が基準値を上回っているときに、所定のシーケン
シャルアクセス検出信号53を出力する。
【0049】このような簡単な構成のシーケンシャルア
クセス検出装置によって、シーケンシャルアクセスであ
るか否かの判断を行わせるようにしても、アクセス内容
に適したようにプリフェッチ量を変更するディスクキャ
ッシュ装置を得ることができる。
【0050】第2の実施例
【0051】図5に、本発明の第2の実施例におけるデ
ィスクキャッシュ装置の概略構成を示す。図示したよう
に、第2の実施例のディスクキャッシュ装置は、キャッ
シュメモリ12と制御装置13とプリフェッチバッファ
15とライトバッファ16とアドレステーブル用メモリ
17を主な構成要素として有しており、ディスクキャッ
シュ装置11は、ホストインタフェース18を介してホ
スト装置41と、ディスクインタフェース19を介して
ディスク装置42と接続される。
【0052】キャッシュメモリ12は、ホスト装置41
とディスク装置42間で授受されるデータのコピー(あ
るいはオリジナル)が保存されるメモリであり、データ
を記憶するための複数のエントリが設けられている。制
御装置13は、各部を総合的に制御して、ホスト装置か
らのアクセス要求に応答する装置であり、キャッシュメ
モリ内の記憶されているデータを管理するためのキャッ
シュ管理テーブルも、この制御装置内に設けられてい
る。
【0053】プリフェッチバッファ16は、ディスク装
置42から読み出されたデータが一時的に記憶されるメ
モリであり、ライトバッファ17は、ディスク装置42
に対して書き込むべきデータを一時的に記憶するために
用いられる。また、アドレステーブル用メモリは、制御
装置13がアクセス要求に応答する際に参照するアドレ
ステーブルが格納されるメモリであり、アドレステーブ
ルには、以下の記すような情報が記憶される。
【0054】図6に、アドレステーブルの概要を示す。
図示してあるように、アドレステーブルには、ホスト装
置からアクセス要求のあった、それぞれのファイル識別
子31に対して、アクセスアドレス32と連続回数33
とアクセス回数34とアクセス属性35が記憶される。
これらの情報のうち、アクセス属性35は、対応するフ
ァイル識別子31によって識別されるファイルが、シー
ケンシャルアクセスされるファイル(“S”)である
か、ランダムアクセスされるファイル(“R”)である
か、未だ、どちらとも判断できないファイル(“−”)
であるかを示す情報である。アクセスアドレス32と連
続回数33とアクセス回数34は、このアクセス属性3
5を決定するために用いられる情報であり、アクセス属
性の決定は以下のような手順で行われる。
【0055】図7に、第2の実施例のディスクキャッシ
ュ装置の総合的な動作の流れを示す。このディスクキャ
ッシュ装置では、ホスト装置からアクセス要求がなされ
た場合、制御装置は、アドレステーブル内に、アクセス
要求されたデータに関するファイル識別子(ID)が登
録(記憶)されているか否かの判断(ステップS20
1)を行う。そして、ファイル識別子が登録されていな
い場合には、アドレステーブルに、そのファイルIDと
アクセスアドレスを登録(ステップS202)して、要
求されたデータをホスト装置に転送する処理である応答
処理(ステップS203)を実行する。
【0056】また、ファイル識別子が登録済みであった
場合には、アドレステーブルの内容を基に、そのファイ
ル識別子についてどのようなアクセス属性が設定されて
いるかを判別(ステップS205)し、アクセス属性と
して“R”が設定されていた場合には、ステップS20
3に進み、“S”が設定されていた場合には、ステップ
S214に進み、要求されたデータをホスト装置に転送
する。なお、ステップS203とS214における応答
処理は、
【0057】アクセス属性が未設定であった場合には、
そのファイル識別子について記憶されているアクセスア
ドレスを取得するとともに、アクセス回数を“1”増加
させる(ステップS206)。そして、取得したアクセ
スアドレスと、今回のアクセスアドレスとを比較して、
今回のアクセスアドレスが、取得したアクセスアドレス
に“1”を加えたものであった場合(ステップS20
7;Y)に限り、連続回数カウンタを“1”増加させる
(ステップS208)。そして、アドレステーブル内
の、アクセスアドレスを今回のアクセスアドレスに書き
換える(ステップS209)。
【0058】そして、そのファイル識別子に対応させて
記憶されているアクセス回数が、基準アクセス回数N
CHK 以上となっている場合(ステップS210;Y)に
は、連続回数と、基準値NSEQ の大小関係の比較を行う
(ステップS211)。そして、連続回数が基準値N
SEQ 以上となっている場合(Y)には、アクセス属性を
“S”に設定し(ステップS213)、それ以外の場合
(ステップS211;N)には、アクセス属性を“R”
に設定する(ステップS213)。
【0059】すなわち、第2の実施例のディスクキャッ
シュ装置では、アクセス要求がなされたそれぞれのファ
イルに関して、アクセスアドレスの連続性が評価され、
CH K 回以上アクセスが行われた段階で、連続したアド
レスに対するアクセスが、N SEQ 回以上行われていれ
ば、そのファイルはシーケンシャルアクセスされるファ
イルであると判断され、そのファイルに関するアクセス
要求に対しては、シーケンシャルアクセス用の応答処理
(ステップS214)が実行される。また、シーケンシ
ャルアクセスされるファイルではないとアクセス属性の
設定が行われている場合と、未だ、アクセス属性の設定
が行われていない場合には、ランダムアクセス用の応答
処理(ステップS203)が実行される。
【0060】以下、第2の実施例のディスクキャッシュ
装置で行われる2種の応答処理(図7のステップS20
3とS214)の詳細を、図8および図9を用いて説明
する。
【0061】図8に、シーケンシャルアクセス属性が与
えられていないファイルに関するアクセスが行われたと
きの応答処理の流れを示す。この場合には、制御装置
は、キャッシュメモリ内に要求されたデータが記憶され
ているか否かを判断(ステップS301)する。
【0062】そして、要求されたデータが存在した場合
(ステップS301;Y)において、そのアクセス要求
が書き込み要求であるとき(ステップS302;N)に
は、キャッシュメモリ内に、書き込みが要求されたデー
タを記憶させ(ステップS303)、アクセス要求が読
み出し要求であるとき(ステップS302;Y)には、
キャッシュメモリ内のデータをホスト装置に転送(ステ
ップS304)する。次いで、キャッシュ管理テーブル
の内容を更新(ステップS310)して、応答処理を終
了する。
【0063】また、要求されたデータがキャッシュメモ
リ内に存在してなかった場合(ステップS301;N)
において、そのアクセス要求が書き込み要求であるとき
(ステップS305;N)には、書き込みが要求された
データをディスク装置に書き込み(ステップS30
6)、応答処理を終了する。また、アクセス要求が読み
出し要求であるとき(ステップS305;Y)には、要
求されたデータをディスク装置から読み出して(ステッ
プS307)、そのデータをキャッシュメモリに格納
(ステップS308)するとともに、そのデータをホス
ト装置に転送(ステップS309)する。そして、キャ
ッシュ管理テーブルの内容を更新(ステップS310)
して、応答処理を終了する。
【0064】図9に、シーケンシャルアクセス属性が与
えられているファイルに関するアクセスが行われたとき
の応答処理(図7のステップS214)の流れを示す。
【0065】この応答処理においては、制御装置は、ま
ず、アクセス要求が、読み出し要求であるか否かの判断
(ステップS401)を行う。そして、書き込み要求で
ある場合(ステップS401;N)には、ライトバッフ
ァにホスト装置から書き込みが要求されたデータを記憶
させ(ステップS402)、ライトバッファがフルにな
っていない場合(ステップS403;N)には、応答処
理を終了する。また、ライトバッファがフルになった場
合(ステップS403;Y)には、ライトバッファに記
憶されているデータを、一括して、ディスク装置に書き
込み(ステップS404)、ライトバッファをクリア
(ステップS405)して、応答処理を終了する。
【0066】また、アクセス要求が、読み出し要求であ
った場合(ステップS401;Y)には、プリフェッチ
バッファ内を検索(ステップS407)して、そのデー
タがプリフェッチバッファ内に記憶されている否かを判
断(ステップS408)する。そして、プリフェッチバ
ッファ内に該当データが存在していない場合(ステップ
S408;N)には、要求されたデータをディスク装置
からホスト装置に転送(ステップS409)とともに、
そのブロックの次ブロックから規定数のブロックのデー
タをディスク装置から読み出して、プリフェッチバッフ
ァ内に記憶させておく(ステップS412)。
【0067】また、プリフェッチバッファ内に該当デー
タが存在していた場合(ステップS408;Y)には、
プリフェッチバッファ内のデータをホスト装置に転送
(ステップS410)し、もし、そのデータがバッファ
内に記憶されている最後のデータであった場合(ステッ
プS411;Y)には、そのブロックの次ブロックから
規定数のブロックのデータをディスク装置から読み出し
て、プリフェッチバッファ内に記憶させておく(ステッ
プS412)。
【0068】このように第2の実施例のディスクキャッ
シュ装置では、たとえば、複数のプロセスが並行動作し
ているホスト装置に接続された場合でも、ファイルごと
に、アクセス形態が判定され、そのファイル形態に応じ
てキャッシュ制御が行われることになり、シーケンシャ
ルアクセスとランダムアクセスが、共に高速化されるこ
とになる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明のように、前回のア
クセス要求時のディスクアドレスと今回のディスクアド
レスの連続性の比較結果に応じて、プリフェッチ量が変
更されるようにディスクキャッシュ装置を構成すれば、
ディスクキャッシュ装置に対してファイルの種類(アク
セスの種類)を通知することが不要となり、ホスト装置
側を何ら変更することなく、アクセス内容に適した応答
を行うディスクキャッシュ装置を得ることができること
になる。
【0070】また、請求項2記載の発明のように、ディ
スクアドレスの比較をファイル毎に行うように構成すれ
ば、たとえば、複数のプロセスが並行動作しているホス
ト装置に接続された場合でも、個々のアクセス内容に適
した手順でキャッシュメモリ制御が行われることにな
り、高い効率を有するディスクキャッシュ装置が得られ
ることになる。
【0071】請求項3記載の発明のように、シーケンシ
ャルアクセスか否かを判断する手段を設けるとともに、
シーケンシャルアクセス時に用いるメモリと、ランダム
アクセス時に用いるメモリを設け、シーケンシャルアク
セス時には、そのメモリを用いて応答するように構成し
た場合には、シーケンシャルアクセスによって、ランダ
ムアクセスによって得られた、再利用性の高いデータが
掃き出されることがなくなるため、ランダムアクセスの
応答速度がシーケンシャルアクセスの実行によって低下
することを防ぐことができる。また、シーケンシャルア
クセス用のメモリの制御は、簡単なアルゴリズムで実現
できるため、簡単な構成で、アクセス内容に適したよう
にその対応手順が変更されるディスクキャッシュ装置が
得られることになる。
【0072】また、請求項4記載の発明のように、請求
項3記載の発明に、シーケンシャルアクセスであるか否
かの判断をファイルごとに行うための手段を付加した場
合には、たとえば、複数のプロセスが並行動作している
ホスト装置に接続された場合でも、個々のアクセス内容
に適した手順でキャッシュメモリ制御が行われることに
なり、高い効率を有するディスクキャッシュ装置が得ら
れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例のディスクキャッシュ
装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 第1の実施例のディスクキャッシュ装置内に
設けられるシーケンシャルアクセス検出装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】 第1の実施例のディスクキャッシュ装置によ
る、読み出し要求に対する応答動作の流れを示した流れ
図である。
【図4】 第1の実施例のディスクキャッシュ装置で、
図2に示したシーケンシャルアクセス検出装置に代わり
に使用できるシーケンシャルアクセス検出装置の概略構
成を示したブロック図である。
【図5】 第2の実施例のディスクキャッシュ装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図6】 第2の実施例のディスクキャッシュ装置で用
いられるアドレステーブルの概要を示した模式図であ
る。
【図7】 第2の実施例のディスクキャッシュ装置にお
ける、アクセス要求に対する総合的な動作の流れを示し
た流れ図である。
【図8】 第2の実施例のディスクキャッシュ装置にお
いて、アクセス属性がシーケンシャルアクセスに設定さ
れていないファイルに関するアクセス要求に対して実行
される応答処理の流れを示した流れ図である。
【図9】 第2の実施例のディスクキャッシュ装置にお
いて、アクセス属性がシーケンシャルアクセスに設定さ
れているファイルに関するアクセス要求に対して実行さ
れる応答処理の流れを示した流れ図である。
【図10】 従来の、プリフェッチを行わないディスク
キャッシュ装置の動作内容を模式的に示した説明図であ
る。
【図11】 従来の、プリフェッチを行うディスクキャ
ッシュ装置の動作内容を模式的に示した説明図である。
【符号の説明】
11…ディスクキャッシュ装置、12…キャッシュメモ
リ、13…制御装置、14…シーケンシャルアクセス検
出装置、15…プリフェッチバッファ、16…ライトバ
ッファ、18…ホストインタフェース、19…ディスク
インタフェース、21…加算器、22…レジスタ、23
…比較器、24…カウンタ、31…ファイル識別子(フ
ァイルID)、32…アクセスアドレス、33…連続回
数、34…アクセス回数、35…アクセス属性、41…
ホスト装置、42…ディスク装置、51、52…アドレ
ス情報、53…シーケンシャルアクセス検出信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のキャッシングアルゴリズムによっ
    てその内容の入れ替えが行われる、ディスク装置から読
    み出されたデータを一時的に記憶するためのキャッシュ
    メモリと、 前回の読み出し要求時にアクセスされたディスクアドレ
    スを保持するディスクアドレス保持手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスと、前記
    ディスクアドレス保持手段に保持されたディスクアドレ
    スとを比較して、それぞれのディスクアドレスによって
    指定される記憶領域がディスク装置内で連続したもので
    あるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段が所定回数連続して、ディスクアドレスに
    よって指定される記憶領域が連続したものであると判定
    したときに、前記読み出し要求によるアクセスがシーケ
    ンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によってシーケンシャルアクセスでないと
    判断された場合には、ディスク装置からデータを読み出
    す際のデータ数を規定する情報であるプリフェッチ量に
    第1基準値を設定し、シーケンシャルアクセスであると
    判断された場合には、プリフェッチ量として、その第1
    基準値より大きな第2基準値を設定するプリフェッチ量
    設定手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスのデータ
    が前記キャッシュメモリ内に記憶されていない場合に
    は、そのディスクアドレスから始まる、前記プリフェッ
    チ量設定手段が設定したプリフェッチ量に応じた数のデ
    ータを読み出してキャッシュメモリに記憶させるととも
    に、キャッシュメモリに記憶されたデータを用いて、そ
    の読み出し要求に応答する第1応答手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスのデータ
    が前記キャッシュメモリ内に記憶されていた場合には、
    そのキャッシュメモリに記憶されたデータを用いて、そ
    の読み出し要求に応答する第2応答手段とを具備するこ
    とを特徴とするディスクキャッシュ装置。
  2. 【請求項2】 所定のキャッシングアルゴリズムによっ
    てその内容の入れ替えが行われる、ディスク装置から読
    み出されてデータが一時的に記憶するためのキャッシュ
    メモリと、 ディスク装置から読み出されたデータを一時的に記憶す
    るためのメモリと、 前回の読み出し要求時にアクセスされたディスクアドレ
    スを保持するディスクアドレス保持手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスと、前記
    ディスクアドレス保持手段に保持されたディスクアドレ
    スとを比較して、それぞれのディスクアドレスによって
    指定される記憶領域がディスク装置内で連続したもので
    あるか否かを判定する判定手段と、 この判定手段が所定回数連続して、ディスクアドレスに
    よって指定される記憶領域が連続したものであると判定
    したときに、前記読み出し要求によるアクセスがシーケ
    ンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によってシーケンシャルアクセスでないと
    判断された場合に、前記キャッシュメモリを使用して、
    その読み出し要求に応答する第1応答手段と、 前記判断手段によってシーケンシャルアクセスであると
    判断された場合において、要求されているディスクアド
    レスのデータが前記メモリ内に記憶されていないときに
    は、要求されているディスクアドレスのデータをディス
    ク装置から読み出してその読み出し要求に応答するとと
    もに、そのディスクアドレス以降の所定数のデータをデ
    ィスク装置から読み出して前記メモリに記憶させ、メモ
    リに記憶されているときには、そのデータを用いて前記
    読み出し要求に応答する第2応答手段とを具備すること
    を特徴とするディスクキャッシュ装置。
  3. 【請求項3】 所定のキャッシュアルゴリズムによって
    その内容の入れ替えが行われる、ディスク装置から読み
    出されたデータを一時的に記憶するためのキャッシュメ
    モリと、 前回の読み出し要求時にアクセスされたディスクアドレ
    スを、アクセス対象とされたファイルごとに保持するデ
    ィスクアドレス保持手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスと、その
    ディスクアドレスに記憶されているデータが属するファ
    イルに関して前記ディスクアドレス保持手段に保持され
    ているディスクアドレスとを比較して、それぞれのディ
    スクアドレスによって指定される記憶領域がディスク装
    置内で連続したものであるか否かを判定する判定手段
    と、 この判定手段が所定回数連続して、ディスクアドレスに
    よって指定される記憶領域が連続したものであると判定
    したときに、前記読み出し要求によるアクセスがシーケ
    ンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によってシーケンシャルアクセスでないと
    判断された場合には、ディスク装置からデータを読み出
    す際のデータ数を規定する情報であるプリフェッチ量に
    第1基準値を設定し、シーケンシャルアクセスであると
    判断されたときには、プリフェッチ量として、第1基準
    値より大きな第2基準値を設定するプリフェッチ量設定
    手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスのデータ
    が前記キャッシュメモリ内に記憶されていない場合に、
    そのディスクアドレスから始まる、前記プリフェッチ量
    設定手段が設定したプリフェッチ量に応じた数のデータ
    を読み出してキャッシュメモリに記憶させるとともに、
    キャッシュメモリに記憶されたデータを用いて、その読
    み出し要求に応答する第1応答手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスのデータ
    が前記キャッシュメモリ内に記憶されている場合に、そ
    のキャッシュメモリに記憶されたデータを用いて、その
    読み出し要求に応答する第2応答手段とを具備すること
    を特徴とするディスクキャッシュ装置。
  4. 【請求項4】 所定のキャッシングアルゴリズムによっ
    てその内容の入れ替えが行われる、ディスク装置から読
    み出されたデータを一時的に記憶するためのキャッシュ
    メモリと、 ディスク装置から読み出されたデータを一時的に記憶す
    るためのメモリと、 前回の読み出し要求時にアクセスされたディスクアドレ
    スを、アクセス対象とされたファイルごとに保持するデ
    ィスクアドレス保持手段と、 読み出し要求がなされているディスクアドレスと、その
    ディスクアドレスに記憶されているデータが属するファ
    イルに関して前記ディスクアドレス保持手段に保持され
    ているディスクアドレスとを比較して、それぞれのディ
    スクアドレスによって指定される記憶領域がディスク装
    置内で連続したものであるか否かを判定する判定手段
    と、 この判定手段が所定回数連続して、ディスクアドレスに
    よって指定される記憶領域が連続したものであると判定
    したときに、前記読み出し要求によるアクセスがシーケ
    ンシャルアクセスであるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によってシーケンシャルアクセスでないと
    判断された場合に、前記キャッシュメモリを使用して、
    その読み出し要求に応答する第1応答手段と、 前記判断手段によってシーケンシャルアクセスであると
    判断されている場合において、要求されているディスク
    アドレスのデータが前記メモリ内に記憶されていないと
    きには、要求されているディスクアドレスのデータをデ
    ィスク装置から読み出してその読み出し要求に応答する
    とともに、そのディスクアドレス以降の所定数のデータ
    をディスク装置から読み出して前記メモリに記憶させ、
    要求されているデータが前記メモリに記憶されていると
    きには、そのメモリ内のデータを用いて前記読み出し要
    求に応答する第2応答手段とを具備することを特徴とす
    るディスクキャッシュ装置。
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